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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 76》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【美し過ぎる「青」・・・それは究極の幻想の色】
 【真・ファントムソード=「王家の力」の継承】
 【「レギスの息子として― 常に 胸を張れ」】
 【「狂う=バグる」正気で居られなかった賢帝】
 【「レイヴス君と、ゆかいな仲間達?《新約 14》」の今】



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 いい加減おさらいがクドイ気もしますが・・・一応、押さえておくと。
 《新約》とは【FF15】本編そのまま、何も変更を加えず。
 「ノクティスが、クリスタルに取り込まれていた区間」に「レイヴスが主人公だった、過去のイオスの世界の物語(レイヴスの視点を通して、過去のイオスの世界を知る)」だけを加えた、二次創作。

 なので、話の順序としては、
*第一章「主人公・ノクティス(20歳)」=OP~Chapter 13。
*第二章「主人公・レイヴス(20~28歳)」=ノクティスが、クリスタルに取り込まれていた区間。
*第三章「主人公・ノクティス(30歳?)」=Chapter 14~ED。
 となりますが。
 世界の順序としては、過去のイオスの世界「第二章・レイヴスが主人公の物語」があって。
 その世界が終焉を迎えた後、再生されたのが、
 今のイオスの世界「第一章&第三章・ノクティスが主人公の物語」という流れになるので。

 ゲームに当て嵌めてイメージすると。
 第一章は、普通に【FF15】を「Chapter 13」まで進めた場合と同じ様に進む。だってまだ、何の変更も加えていないから。
 でも「Chapter 13」の最後、つまり「ノクティスが、クリスタルに取り込まれていた区間」に「第二章・レイヴスが主人公の物語(レイヴスの視点を通して、過去のイオスの世界を知る)」が挿入されるので。
「過去を知ることで
 それまでとはちがった今が見えてくる」
 第二章を終えた、第三章冒頭の時点で「過去の世界の影響で、この世界も変な事になってるのかも?」って思えれば、
「変わるのは自分。
 過去の出来事ではないの」
 第二章という過去を知っても、既に過ぎ去った第一章は変えられないし、第三章も【FF15】本編そのまま進んでしまうんだけど。
 過去を知り、自分の見方が変わる事で「今まで見えていた世界とは違う世界」が見えるようになるんじゃないかな・・・って、そういう趣旨の妄想話。

 なので前回「ノクティスが主人公の「第一章」&「第三章」の補足」と書きましたが。
 第一章&第三章は【FF15】本編そのまま何の変更箇所も無い=第二章が足されたからと言って、何かイベントが増えるとか減るとか変更になる部分はありません。ここに関しては「過去を知る事で、見方が変わる」事にこそ意味があるので、全く一切そのまま手を付けません。
 だから第二章を経る事で、過去の世界からの影響を知っても。
 第一章で起きてしまった過去を変える事は出来ず、既に亡くなってしまった人達を救う事は出来ない。
 だって第三章は第一章の延長線上・・・既に確定している世界なので、死んでしまった人を都合良く生き返らせるなんて事は出来ないから。
 ただ「本当は、こういう事だったのかも?」って、見方が変わるだけ。

 でもこの世界は「想い出・記憶」を正しく継承する・・・「真実」を伝える事で、次のイオスの世界に希望を繋ぐ事が出来る世界だから。
 例え今は、過ぎ去ってしまった・・・確定してしまった部分を変える事は出来なくても。
 イオスの世界の住人が、失われていた「真実」を思い出してくれれば。
 次の世界では「真実」に基づいた、イオスの世界を取り戻す事が出来るかもしれない。

 だから、過去の世界「第二章・レイヴスが主人公の物語」は、今の世界に「失われてしまった真実」を伝える為の世界で。
 今の世界「第一章&第三章・ノクティスが主人公の物語」は、次の世界に「取り戻した真実」を伝える為の世界。

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【美し過ぎる「青」・・・それは究極の幻想の色】
 とは言っても「第二章を挟む事で、どういう風に印象・物語が変わるかは、皆さまのご想像にお任せします」っていうのは、あまりに「アーデン&レイヴスに対して、ノクティスへのフォローが薄過ぎない?」って感じなので、要所だけ押さえておくと。

 第一章に関しては、何だかんだでチョイチョイ書いてた気がするんですが。第二章からの大きな影響って言うと、過去《新約 35》でも書いたように、
①バグにより「ルシス王家」と「神凪」の力はレイヴスが持ったままで、ノクティス&ルナフレーナは本来の役割を果たせる程の力を持っていない(力を持っていないのに、レイヴスからお鉢が回って来ただけ)。
②第二章ではノクティスとルナフレーナは、立場上公には出来なかったけど「お互い好きあっている仲」だった(何年も会っていない&ワンちゃん経由で文通・・・なんて関係では無かった)。
 位かな・・・その他「何か変じゃない?」ってトコも、何かしらの影響を受けた結果って見てるけど。例えば「ノクティス一行=黒服ホスト集団」みたい・・・になった経緯とか《新約 36》。

 だとすると第二章を経て、第一章を振り返ると「ノクティスとルナフレーナは、役目が回って来ただけで、本来の力を持っていなかった」「それなのに王子・神凪として振舞わなきゃならなかったなら。そりゃ、大変だっただろうな」「本当は普通の恋人同士って関係に、憧れていたのかもしれない」・・・でも、

 イオスの世界が、住人たちが「そう」である事を夢見たから、ノクティスとルナフレーナは「普通の恋人同士」を、望めなかった。
 彼らにとってノクティスは、世界を救う「運命の王子」で。
 ルナフレーナは、王を支える「神凪」だったから。
 二人は「イオスの世界の為に、共にある」事を強いられた。

 ノクティスの瞳の色も、彼が纏う力(=ファントムソード)の色も。
 ルナフレーナを・・・テネブラエを象徴する、ジールの花も。
 青い青い、美し過ぎる「青」・・・それは究極の幻想の色。
 そこには、誰かが夢見た「夢」が揺蕩っていて。
 否、誰かが「夢見た部分」だからこそ、幻想の「青」に染まっていて。
 そしてこの世界は「夢」が「現実」になる世界だから、
 その美しい「青い夢」の影響を受けてしまう。
 青色越しに見る世界・・・例えそれが「生も死も甘美な夢」であっても。
 青色に染まった世界・・・彼らにとって、優しくはない「現実」であっても。

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 ただ、この①に関しては、ちょっと修正しておこうかと思って。
 と言うのも、ずっと「① バグにより「ルシス王家」と「神凪」の力はレイヴスが持ったままで、ノクティス&ルナフレーナは本来の役割を果たせる程の力を持っていなかった」って思って書き進めて来たんだけど。前回《新約 75》で、
 【FF15(無印)】のみ=「神に唯一、対抗出来る力(バグ)」を持ち「神によって定められた運命に従いつつも、自身の意志を持つイレギュラーな存在」だったレイヴス。
 【FF15(ROYAL+DLC)】以降=バグが修正され「ゲームの登場人物の一人」となったレイヴス。
 と、明確に「レイヴスがバグの修正を受け入れたタイミング」を、定めてしまったので。だったら、
 【FF15(無印)】のみ=「① バグにより「ルシス王家」と「神凪」の力はレイヴスが持ったままで、ノクティス&ルナフレーナは本来の役割を果たせる程の力を持っていなかった」で。
 【FF15(ROYAL+DLC)】以降=「レイヴスのバグが修正された」という事は、バグの修正に伴い彼が持っていた「「ルシス王家」と「神凪」の力は、ノクティス&ルナフレーナに引き継がれた」って考えるのがスムーズかなって。
 でないと「レイヴスから取り上げた「ルシス王家」と「神凪」の力は、どこに行っちゃったの?」ってなるので。

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 とは言え当然【FF15(無印)】と【FF15(ROYAL+DLC)】は、大筋のシナリオは変わっていない・・・筈です。いや、プレイしてないので知らないけど・・・シナリオ補足とかシステム追加ってだけで「メインシナリオが、ガラッと変わってしまった」なんて事は無いんでしょ?

 じゃあ、ここをどう誤魔化すか・・・って言うと。

 何のアップデートも入っていない【FF15(無印)】では、バグにより「ルシス王家」と「神凪」の力はレイヴスが持ったままで、ノクティス&ルナフレーナは本来の役割を果たせる程の力を持っていなかった。
 でも主人公&ヒロインの役が回って来た二人は、力を持っていなくても「主人公&ヒロイン」でなければならなかった。皆が夢見る「主人公&ヒロイン」である事を、そのように振舞う事を求められたから。
 そんな二人だったから・・・当然「主人公&ヒロイン」の役割を熟す事は難しく。
 しかも既に転覆直前まで傾いているイオスの世界は、色々な意味で「オカシナ事」になっていて。
 どれだけ力を尽くしても「力」を持たないのだから、出来る事には限界があり。
 二人は「あのような形=【FF15】」でしか、イオスの世界を救う事が出来なかった。

 少なくとも初回の世界【FF15(無印)】のノクティスとルナフレーナは「ゲームの登場人物」であって、神様サイドの事情なんて知る由もないので。そんなメタい理由「自分には力が無い(=プログラム的な話)」なんて、知らなかった筈で。
 つまり二人は「力を持っていないのだから、どれだけ頑張っても無理(=真の役割を果たす事は出来ない)」と、諦め半分で「主人公&ヒロイン」を演じていた訳では無かった。
 誰に言われるまでも無い・・・力が足りないのは、自分自身が一番よく分かっていた。
 それでも、ルシス王家に生まれた王子なんだから、と。今は力に乏しくても、旅を経験を努力を重ねれば、何時かは「ルシスの王子・王」に相応しい人間になれる、力を備える事が出来る筈・・・そう信じてノクティスは頑張っていた。それはルナフレーナも同様だった。
 例えそれが「そう信じるしかなかった」からだとしても・・・二人は世界が思い描く「運命の王子」と「神凪」である事を選んだ。

 でもゲームにおいてプログラムが無いというのは致命的で、それは「ゲームの登場人物」に過ぎない二人にどうこう出来る問題では無い。
 人は、神が定める運命に従うしかない・・・「ゲームの登場人物」は「創り手」が組む「プログラム」に従うしかない、のだから。
 その肝心の「神(=創り手)」と言えば、神に抗う「アーデン&レイヴス」という、イレギュラーな存在(=バグ)に干渉されながらプログラムを組まなきゃならない・・・創造主である彼らの思い通りにすらならない「イオスの世界(=FF15)」だったから。
 そんな神が定める運命に、創り手が組むプログラムに従った所で「設定が矛盾している」「説明不足で話が分かりにくい」・・・そんな色々な意味で「オカシイ」世界になってしまうのも、仕方が無い事だった。

 ノクティスもルナフレーナも、自分に出来る全てを尽くした。
 それでも世界が、そんなだったから。
 それはもう・・・二人には「どうする事も出来ない世界の話」だった。

 ・・・その結果の世界が、正史【FF15】の本編という考え方。
 だからノクティスが王子らしくないのも、頼りないのも、指輪嵌めるのを躊躇ったのも。
 ルナフレーナが誓約で弱って行くのも、出番数分で死んじゃうのも、全然恋人らしくないのも。
 そういう世界なんだから、そういう物語に纏め上げるしかなかった・・・って事。

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【真・ファントムソード=「王家の力」の継承】
 ・・・って前提を敷いた上で、
 【FF15(ROYAL+DLC)】以降は「レイヴスのバグが修正された」=「「ルシス王家」と「神凪」の力は、ノクティス&ルナフレーナに引き継がれた」という、大きな変更があったにも関わらず。
 【FF15(無印)】と【FF15(ROYAL+DLC)】以降で「大筋のシナリオが変わらない(変わるのはシナリオ補足&システム追加であって、メインシナリオは変わらない)」のをどう考えるか・・・って言うと、これは「現実(=ゲーム)」に当て嵌める方が分かり易い。

 つまり【FF15(無印)】では、レイヴスが「王家の力」を持ったままだった。
 で【FF15(ROYAL~)】=例の「イドラ皇帝との謁見~」が追加されたアップデートの際に、そのバグもサイレント修正。レイヴスが持ったままだった「王家の力」は、ノクティスに引継がれた。
 でも、プログラム(=内部処理)としては「王家の力」をノクティスが引継いでいた。過去【FF15(無印)】の頃と違って、ノクティスは「王家の力」を持っているんだから。ちゃんと「ルシスの王子」に相応しい振る舞いが出来た・・・かもしれなくても。
 だからと言って、既にあるメインシナリオを変えてしまう事は出来なかった。
 だって発売当時から【FF15】を知る皆の中には、既に「【FF15】は、こういう物語だ」って「想い出・記憶」があるから。
 いくらアップデートに伴い、内部的には大きな変更=「ノクティスが「王家の力」を引継ぐ」があっても。
 皆が持っている「【FF15】は、こういう物語だ」って「想い出・記憶」を無かった事にして、物語を完全に創り変えてしまう事は出来ない。

 要は【FF15(無印)】から【FF15(ROYAL+DLC)】以降とアップデートを重ねる中、内部的にはノクティスが新しい力を手に入れていたとしても。
 ノクティスは【FF15(無印)】と、同じ様に振舞わなきゃならなかった・・・って事。
 だって新しい力「王家の力」を手に入れたからって「この力があったら勝てる!」って「初戦から真の力を発揮⇒【FF15(無印)】では一度敗退していた水神リヴァイアサン戦を一発クリア⇒アーデンもぶっ飛ばして⇒無事、ルナフレーナと合流」って、メインシナリオが変更になる・・・なんて事、有り得ないでしょ?
 それをやりたかったら、それこそ「IFルート」って新しい「イオスの世界」を創りでもしない限り。メインシナリオでそんな、皆の「想い出・記憶」を上書き修正・・・無かった事になんて出来ないだろうから。

 だから、そんな世界の理に従い・・・ノクティスも「王家の力」を引継いでも。
 物語としては「王家の力」を持っていなかった頃と、同じ様に振舞う道を敷かれ。
 結局、その得た「王家の力」でルナフレーナを・・・世界を救う事は出来なかった。

 これが【FF15(無印)】と【FF15(ROYAL+DLC)】以降で「王家の力を得たにも関わらず、大筋のシナリオが変わらない」・・・【FF15(無印)】だろうが【FF15(ROYAL+DLC)】だろうが、表向きには【FF15】とメインシナリオは同じ、な理由。

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 でも「力を持っていたのに、力を発揮出来ないままだった」ってのは、流石に可哀想なので。
 ノクティスが「王家の力」を引継いだ【FF15(ROYAL+DLC)】のタイミングで、借り物では無いノクティスの力「真・ファントムソード」ってシステムが追加された・・・ってトコまで引っ張っておいたら。
 ちゃんと見える形でレイヴスからノクティスへと「王家の力」の引継ぎが出来た・・・って感じがして良いんじゃないかな、と。自分的には勝手に思っています。
 《新約》では、水神リヴァイアサン戦(後半戦)での「歴代王のバフ」を掛けてくれたのは、元を辿れば「レイヴスが、貸し与えてくれた力だった」って事になっているので《新約 74》。

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【「レギスの息子として― 常に 胸を張れ」】
 後、第二章を経る事で、第一章の見方が大きく変わるかもしれない部分と言えば・・・やっぱりレギスかな。
 《新約》のレギスは「第二章(過去):シルヴァとの子・レイヴスを、実子と認める事が出来なかった(=結局最後まで、公には出来なかった)」&そもそも「第二章が無かった事にされた」せいで、イオスの世界に「想い出・記憶」が残らず。結果「第一章(今):レイヴスはレギスの子では、無くなってしまった」し。
 先に書いていた《旧約》・・・は、また別の世界線なので、直接《新約》とは繋がっていないんですが。あっちの世界でも「レギスの実子は、ノクティスではなくイリスだったけど。帝国との取引で、彼女は幼少の頃から賓客扱い(実質、軟禁状態)」となっていた。
 つまりレギスは《新約》でも《旧約》でも「実の子を、手元で育てる事が出来なかった」という共通の「過去のイメージ」があって。
 だとしたら、レギスは「世界・時代を越えても、その事を悔いていた」・・・自身の罪と後悔を、無意識下で覚えていたからこそ。

 一国を担う「王」としては、褒められた物では無いと分かっていても。
 過去「我が子」として、愛してやれなかった二人が居たからこそ。
 レギスはノクティスを「我が子」として・・・今度こそ「父と子」として守り、愛してやりたかった。だから、
「ルシス王家の人間として このレギスの息子として― 常に 胸を張れ」
 ノクティスにも、世界にも「ノクティスは、レギスの息子だった」と、覚えていて欲しかった。何よりもこの「想い出・記憶」を繋いで欲しかった・・・次の世界でも「父と子」として、巡り合えるように。

 とは言え《旧約》も《新約》も、自作二次創作⇒当然レギスに「そんな過去」があった訳では無いので。
 過去云々ではなく、実際【FF15】のレギスから「実の子を、手元で育てる事が出来なかった?」ってオーラを漠然と感じたから・・・なんだろうな、と。
 でなきゃ別々の二次創作で、毎回我が子を手放してる父親・・・なんてイメージにはならないだろう、と。

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【「狂う=バグる」正気で居られなかった賢帝】
 で、過去の世界「第二章の主人公・レイヴス」が、イオスの世界の傾きにより転がり落ちてしまった影響で、嘗て彼と共にあった帝国サイドの皆さんは軒並み「可哀想&気の毒な事」になっていて。
 アーデン&レイヴスに関しては、書くとまた総まとめ(=長くなる)ので、今更クドクド書きませんが。他のキャラに関して書いておくとすれば、

《イドラの場合》
 過去《新約 15》でも「【第二章】⇒【第一章】の流れで、一番可哀想なのはこの人かもしれない」と書いていたように。第二章を振り返っての第一章で、一番可哀想な事になってたのはイドラ皇帝だと自分的には思っています。
 いやだって、ルシス王家が「改編・改竄」を繰り返してきたせいで、イオスの世界は傾き続け。その際に生じた傾きを歪みを矛盾を・・・何とか帳尻を合わせた結果「ニフルハイム帝国は、悪側を押し付けられてしまった」に過ぎず。当然そのトップである「皇帝・イドラ」も悪者にされてしまった。
 と・・・ある意味、一番とばっちりを食らっている訳で。
 第二章のイドラは、稀に見る名君だったと信じてる・・・まぁ、帝国で「主人公・レイヴス」を真っ当に育てる&環境を用意しようと思ったら「国のトップであるイドラが真っ当でないと無理=外堀を埋めて行った結果の設定(そういうキャラにしざるを得なかった)」ってのもあるんだけど。

 クリスタル譲渡までの経緯《新約 33》、
「協力は惜しまぬ、と言った。
 必要であれば、どのような交渉にも応じる。
 余計な事は気にするな。
 お前の考えや想いを、レギスに伝えてやれ。」
「もし彼奴に父親としての気概が有るのなら、
 息子の言葉に心も動かされよう。
 帝国の役目はその後だ・・・良いな、アーデン。」

 インソムニア調印式の場での、王の剣による襲撃騒ぎ《新約 65》、
「今は、生き残ってこそだ。
 息子の言葉に応えてやる事もせず、父親だなど。
 そんな自分勝手は許さん・・・ふざけるな!」
「護衛を就けてまで逃がしてもらわずとも、
 降りかかる火の粉くらい、自分で何とか出来る。
 お前は王として、そして父親として、
 自分が成せる最善を選ぶべきではないのか?!」

 等々・・・皇帝でありながら、同じ最高指導者という立場にあるレギスに「王としての在り方・責務」だけを求めたのではなく。
 ちゃんと「レギスとレイヴスの親子関係」も気遣ってやれる、そんな一人の人間として情にも厚い人物だったんじゃないかな。

 でも、だからこそ【FF15(ROYAL+DLC)】以降の第一章では、あそこまで「狂う(=バグる)」事になってしまった(=イドラ皇帝の御前イベントはアップデートで追加)。
 世界が、レイヴス自身が「運命の王子」「神凪」だった事を・・・過去の「想い出・記憶」を忘れてしまっても。
 それでもイドラは、嘗てレイヴスが「運命の王子」だったと覚えていた。
 クリスタルは「神凪」である彼の元・・・つまりニフルハイム帝国が正式に、ルシス王国より譲り受ける事になっていると未だ信じていたからこそ。

「聖石は我が手に 真なる王は―」

 イドラは、第二章の「想い出・記憶」が歪んで伝わってしまった世界(=第一章)でも、ずっと「真なる王」となる「運命の王子」は、レイヴスだと信じてた。
 でも今の世界にとってイドラは「敵国の皇帝」・・・悪役であってもらわなければならなかったから。悪役に相応しい、そのような言葉で「真実」の欠片を繋ぐ事しか出来なかった。
 勿論、二次創作での話ですが。

 でもイドラがやたらと、レイヴス&レギスに肩入れしているイメージ自体は「《旧約》では、イドラの実子が、ロキ(=ニフルハイム帝国の皇子&正統後継者)だった」トコから来てるのかなぁ・・・とも思っていて。
 つまり《旧約》の更に前。一つのイメージとして書いていた可能性の世界では「皇子であるロキに対し、皇帝としては厳しいイドラだったけど。厳しいながらも、ちゃんとロキを息子として大事にしていた」・・・あくまでも息子・ロキの事を想っての、父親・イドラだった。
 でも《旧約》の世界では「皇子であるロキに対し、イドラは後継者としてしか見ていなかった。全ては帝国の為と、ロキの意思など鑑みず。それでもロキは父の期待に応えようと、自身の身心を犠牲にしてまで、皇子としての務めを果たそうとした」・・・そこに息子・ロキに対する、親子の情なんてものは無かった。
 そして【FF15】そのままの世界《新約》の世界では、イドラとロキは親子では無くなってしまった・・・世界が「想い出・記憶」を忘れてしまったから。彼らには「今の世界の住人が、今の世界に相応しい」と夢見た、別の役割が割り振られた。

 要するに「《新約》での、レイヴス&レギスの親子関係」の、一~二歩先を歩んでる・・・って言ったらよいのかな?尤も「一~二歩先を歩んでる」とは言っても、傾き続けてるイオスの世界の「一~二歩先」は、当に何時ずり落ちてもおかしく無い瀬戸際なので、全然良い意味の表現ではないんだけど。
 先ほどレギスのトコで、過去「実の子を、手元で育てる事が出来なかった」事をレギスは無意識下で覚えていて「世界・時代を越えても、その事を悔いていた」・・・からこそ殊更、ノクティスを息子として愛し。次の世界でも「父と子」であれるよう、ノクティスにも世界にも「ノクティスは、レギスの息子だった」と、覚えていて欲しかった。
 と、言うような事を書きましたが。
 イドラの場合は、残念ながら《新約》の時点で「イドラとロキは、親子では無くなってしまっていた」・・・からこそ、同じ道を辿ろうとしているレギスが許せなかった。
 今ならまだ、間に合うかもしれないのに・・・と。
 そう無意識下に思っていたからこそ・・・その「想い出・記憶」を残しておかなければならないと、イドラは知っていたからこそ。彼はレギスに「レイヴスの父親」である事を諦めて欲しくはなかった。

 同じ立場にあるレギスに、自分と同じ過ちを・・・不幸を繰り返してほしくは無かったから。

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【「レイヴス君と、ゆかいな仲間達?《新約 14》」の今】
《ロキの場合》
 そんなイドラの流れからの、ロキはと言うと《新約》第二章の設定では。
「トルムト家のご子息の噂は聞き及んでるよ。
 今更、士官学校に通わせるのが勿体無い程の逸材だとか・・・。
 だったらさ、ウチに預けてみない?
 テネブラエの王子の部隊なら、
 彼の将来にとっても、悪くない話だと思うんだけど?」
 宰相・アーデンからの提案で、士官学校を免除&16歳でレイヴス小隊に異例の配属。
 レイヴスが神凪の任に就いてからは「神凪・レイヴスの盾」・・・【FF10】でいう「召喚士・ユウナのガード」の様な役割を果たしつつ。最年少らしいムードメーカーとして、決して楽では無い「神凪の旅」を守り支え共に有り続けた。
 ・・・のが、第一章ではあんな感じ(=【FF15】の通り)になっちゃって。

《カリゴの場合》
 カリゴにしたって《新約》第二章の設定では。
 誰よりも現場に赴き、人々の声を聞き・・・汗水垂らして「帝国の為」に尽くしても。軍部の上層部にすれば、余計な面倒事を持ち込んで来る厄介者。
 だから貴族出身の士官学校卒・・・本来ならエリートコースと言える彼の階級は「准将」止まりで。何年経っても、どれだけ武勲を重ねても、彼の階級が「将官」位に上がる事は無かった。
 そんな状況にあっても「出来る事は僅かでも、何もしないよりは帝国の為になるだろう」と、私財を投げ打ってまで孤軍奮闘を続けるカリゴに声を掛けたのが、
「今度、訳アリの特務小隊を編成するんだけど。
 君を引き抜けないかと思ってさ・・・興味有る?」
 今現在、帝国の最高指導者・イドラ皇帝に最も近い男。彼の近くに収まる事が出来れば、何れイドラ皇帝に進言する機会を得られるかもしれない。
 帝国の現状を変えたかったカリゴは、その様な思惑から。
 時には「汚い手」と言われるような手段を取ってでも、部隊の為の最善手を選ぶ・・・隊長・レイヴスの補佐&隊員達のお目付け役として。年若い隊員たちに無い視点&経験でもって「レイヴス小隊」そして「神凪の旅」を守り支え共に有り続けた。
 ・・・のが、第一章ではあんな感じ(=【FF15】の通り)になっちゃって。

 っていうか【FF15】では、カリゴの方がロキより出番多かったと思うんだけど。その「出番の多い」トコが見事に「悪い方に傾いている」と言うか。
 ジャレッド殺した上に、レイヴスに刺し殺される・・・事になってるんだもん。どういう事?
 でも【エピソード・イグニス】で、レイヴスがカリゴを刺殺したシーンって。状況からカリゴを刺したのは明らかにレイヴスだけど、その過程のレイヴスの表情(カットイン)って全然描かれていない・・・それって唯一の救いかなと思ってて。
 つまり、過去の「想い出・記憶」との帳尻を合わせた結果の今の世界を「レイヴスがカリゴを殺した」と・・・「レイヴスの事だから、それなりの理由があっての事に違いない」「アイツ、色んなトコで悪い事しまくってたから。自業自得だろ?」「レイヴスはよっぽど、腹に据えかねていたんだろうな」と、今の世界の住人たちは考えた。
 でも肝心の「カリゴを刺殺したレイヴスの表情(カットイン)が、全然描かれていない」って事は。世界には「レイヴスがカリゴを殺すイメージが無かった(=想像できなかった)」と言う事・・・だってこの世界は、過去の「想い出・記憶」を設計図に再構築される世界だから。
 いくら今の世界が「そうだろう」と判断しても「イメージ出来ない事象」は再現できない。

 因みにこれは「音声だけで表現されている部分(ラジオ放送とか、ジグナタス要塞でのアーデンの声とか)」にも共通する考え方で。
 こう言う事を言ってたって「音声としては残っている」けど、どういう状況で言っていた言葉か「イメージ出来なかった」から。音声だけでも使える(=絵が無いのを誤魔化せる)採用方法が「ラジオ放送」って形だった・・・ってだけで。
 あぁいうトコの台詞は、今の世界では無くなってしまった・・・本来「然るべきイベントで使われていた台詞だった」んじゃないかな、って。今回の二次創作では、そういうイメージ。

《アラネアの場合》
 そんな元・同僚ロキ&カリゴを他所に、正史【FF15】でも《旧約》でも《新約》でも何なら「ルシスの禁忌とは?」でも、あまりキャラ&立ち位置が変わらないアラネア姐さんですが・・・彼女に関しては《旧約 53》で、

 アラネアに関しては、繰り返される世界の途中で「真面目な軍人」から「傭兵みたいなもん」に代わってしまった訳では無く、実はずっと「上官の命令に忠実な傭兵(みたいな軍人)」で。
 それは『イオスの世界』が何度再生と終焉を繰り返しても、ずっと変わってない。
 だからこそアーデンは「人間的に信頼できる」と評価していたんじゃないかな?

 つまり、この『イオスの世界』は、世界に残る「記憶・想い出」で、その世界の都合の良い方に傾いてしまう。
 でもアラネアは、何時の世界でも「人間的に信頼できる」・・・自分に偽りなく、他人から誤解される事の無い生き方をしてきた。

 それに加えて「傭兵」という職業は「雇い主の命令だから」という名目さえあれば、広い仕事内容をカバー出来る=極端な話し、本来あり得ない様なトコで任務に就いていても「傭兵だから、雇い主からの命令だったんじゃない?」で済ませられる(所属が固定されてるキャラだと難しい)。
 だからこそ・・・他の登場人物のキャラ設定が、長い時間・沢山の人の「記憶・想い出」によって、その世界にとって都合の良いキャラ設定に変わってしまう中。
 アラネアのキャラ設定は、世界を跨いでも変わる事は無かった・・・と。

 こういう解釈から「アラネア姐さんは、アラネア姐さん」ってキャラを貫いています。
 実際《旧約 53》って2024年1月の記事なので、既に2年前・・・のイメージが2年間全く変わらず来れてるってのは、よっぽど自分の中で「アラネア姐さんは、アラネア姐さん」なんだろうな、って。イオスの世界、唯一の希望?

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