落書き帳の10ページ目
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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 74》
- 2026/03/17 (Tue) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【日の目を見なかった「幻のイベント」】
【書き換え、上書きされた「オルティシエの動乱」】
【どこまでも自らの使命に殉じた、哀れな神凪】
【ルナフレーナの「真の使命」とは?】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【日の目を見なかった「幻のイベント」】
【書き換え、上書きされた「オルティシエの動乱」】
【どこまでも自らの使命に殉じた、哀れな神凪】
【ルナフレーナの「真の使命」とは?】
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今更「イドラ皇帝の御前~ノクティスに化けたアーデンに殺される」部分は、後日アップデートによって追加されたイベントだった・・・という事を知った流れで、世界に対する考え方の土台が変わってしまった訳ですが。
その辺り《新約 72&73》を踏まえた上で「オルティシエの動乱」を考えると、どんな感じになるのか?
何か「《新約・第三章》ノクティスがクリスタルから解放された、約10年後の世界」に戻すつもりだったのが、ずっと脱線しっぱなしですが。せっかくなので、イメージを追いかけておこうと思います。
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【日の目を見なかった「幻のイベント」】
まず大前提として「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」=リアルで例えると「今時だけど、ちゃんと【FF】らしいと思ってもらえる世界」を取り戻したい。この部分に関しては「世界の理を知る者達=アーデン、神様(=創り手)、レイヴス」に共通していて。
但し、今の世界に対しては「アーデン:その為なら、今の世界での犠牲は厭わない(そもそも犠牲と思ってない)」「神様:今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」「レイヴス:皆が満足できる形=今の世界に生きる人々が救われる」と、それぞれ思いを異としている。
だとしたら、あの「やっと出番が回って来た、これから(プレイアブルでは無くても)一緒に頑張って行くんだろうな」と思っていたヒロイン・ルナフレーナが、まさかの出番僅かで退場というシナリオを、誰が必要とし演出したのか・・・って考えると。
まず「今の世界に生きる人々が救われる」世界を望むレイヴスが、ルナフレーナ死亡というシナリオを望む筈が無く。
神様(=創り手)として見たら、ゲームとしての「満足=システム&シナリオとしての面白さ」を追及しなきゃならないので。ルナフレーナやノクティスが、良い感じにピンチになるシナリオにはしたいかもしれないけど。何も登場数分で「ルナフレーナ死亡=唯一のヒロインを、本当にこれだけの出番で退場させる」シナリオを望むかと言うと、ちょっと考えにくい。ヒロイン死亡は【FF7】のエアリスの前例があるので、無いとは言えないけど・・・ちょっと事情が違うと言うか。
だから、こう考える。
神様は「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」ので、紆余曲折あっても最終的には皆が救われる「オルティシエの動乱」を夢見ていた、そういう世界になる事を望んでいた。
そんな神様の「夢」に対し、基本「近い考え方」をレイヴスは持っていたので。ルナフレーナが傷付くのは不本意ではあったけど、それでも最終的にはノクティスの元に行ける。妹が幸せになれるなら・・・と、神様の定める運命(=創り手が組むプログラム)に従って動くつもりでいた。
んだけど、既に先・・・次のイオスの世界で「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」を取り戻す事を目的に動いているアーデンが、バグの力によって【FF15】に収められている「オルティシエの動乱」に書き換えてしまった。
つまり当たり前に「オルティシエの動乱」と認識している【FF15】のアレは、神様(=創り手)が望んで創ったシナリオ&イベントでは無く。アーデンが創り変えてしまった「オルティシエの動乱」だった・・・と考える。勿論、話を追い易くする為のイメージの話で。
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じゃあ、今ある「オルティシエの動乱」が、アーデンがバグで書き換えてしまったイベントだったなら。
本来組まれていた「本当は、こんなイベントになる筈だった」って、神様とレイヴスが描いていた「オルティシエの動乱」は、どういうイベントだったのか?
今、手元にある材料、
①アップデート前の【FF15(無印)】時点での「オルティシエの動乱」全体図。
②神様は「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」、その中でもレイヴスは「皆が満足できる形=今の世界に生きる人々が救われる」と考えていた。
③《新約》の設定として「ルシス王家」&「神凪」の力は、レイヴスが持ったまま。
④その結果、ノクティスとルナフレーナは、それぞれの役割を果たせるだけの力を持っていない。
⑤アーデンは「次の世界」を見据えているので、「今の世界」での犠牲は仕方が無い(=必要な痛み)だと考えている。
これだけで、神様とレイヴスが望んでいた世界「あぁ、確かに従来の【FF】っぽいな」って思ってもらえる「オルティシエの動乱」を、考えてみるとしたら。
ルナフレーナは誓約の為にオルティシエの祭壇に向かい、水神リヴァイアサンと対面するも「ルナフレーナは誓約を執り行える程の、神凪の力を持っていなかった」ので「既に人々の「想い出・記憶」によって、傲慢な神に書き換えられていた水神リヴァイアサン」の力に耐える事が出来ず。膝を付き、神凪の逆鉾を支えに持ち堪える・・・までの状態に陥り。
ルナフレーナの窮地に駆け付けたノクティスは単身、水神リヴァイアサンに挑むも。彼もまた「現状ノクティスは、王の務めを果たせるだけのルシス王家の力を持っていなかった」ので。水神リヴァイアサンに食い下がり「啓示=協力」を求めるも「力無き者」として拒絶され、強大な力により高台に叩き付けられ満身創痍。
で、正史【FF15】なら、その様子を見たルナフレーナが咄嗟に立ち上がり、駈け出そうとするも崩れ落ち・・・たトコに、アーデン登場なんだけど。実は此処が、運命の分かれ道で。
本当なら、ここでやってくるのはアーデンではなく。
妹・ルナフレーナの窮地に駆け付けた兄・レイヴスが、神凪としての力が乏しいルナフレーナに代わり「水神リヴァイアサンとの誓約」に臨む筈だった。だって、神凪の力を持っていたのはルナフレーナでは無く、レイヴスだったから。
でもそうなると、折角お膳立てしたヒロイン・ルナフレーナの見せ場を、レイヴスが横取りしてしまう事になるので。ルナフレーナを守る=「今の世界に生きる人々が救われる」事を望むレイヴス的には良くても、ゲームとしての「満足=システム&シナリオとしての面白さ」も追及しなきゃならない神様(=創り手)的には具合が悪い筈で。
その為に用意されていた「本当のルナフレーナの役割」が、このタイミングで「ノクティスに光耀の指輪を渡す事」だった。
つまり「ここはオレに任せて、お前はノクティスの元へ(行って、指輪を渡すんだ)」とレイヴスに促され、ルナフレーナは傷付いた身体に鞭打ちノクティスの元へ(演出的な都合)。
で、高台で気を失っているノクティスに、例のおでこくっ付けての「命を育みし星よ」で、ノクティス復活からの感動の再会・・・も、そこそこに「光耀の指輪をノクティスに」手渡し。
光耀の指輪を嵌める事が出来た=「王家の力を得るに相応しい者」として認められたノクティスは、その力を示し啓示を得る為。再度、水神リヴァイアサンに挑む。
でも「王家の力を得るに相応しい者」と指輪に認められただけであって、現状ノクティスは「ルシス王家の力」を完全には備えていない・・・ので。
ノクティスが「光耀の指輪を嵌める事が出来た」のを確認し、レイヴスは歴代王に働きかけ「ノクティスに、ルシス王家の力(というバフ)」を与えてやった。だって、ルシス王家の力を持っていたのはノクティスでは無く、レイヴスだったから。
そんなレイヴスの助けもあって、ノクティスは無事に水神リヴァイアサンを討伐し。
神凪・レイヴスに説得された水神リヴァイアサンと和解、約束通り「啓示=協力」してくれる事になり。
後は・・・ノクティスとルナフレーナが、無事に再会出来た事。
長く離れ離れになっていたルナフレーナとレイヴスが、兄妹として一緒に居られる事。
帝国側の人間として敵対関係にあったレイヴスが、ノクティスの力になってくれた事。
この「オルティシエの動乱」という大イベントを経て得た幸せを、素直に皆で喜べば良いと思います。
以上が「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」「満足=システム&シナリオとしての面白さ」も追及しなきゃならない神様(=創り手)も。
その中でも「皆が満足できる形=今の世界に生きる人々が救われる」事と考えていたレイヴスも、喜んでくれると良いな・・・そういうイメージで考えた。アーデンによって書き換えられてしまった、日の目を見なかった「オルティシエの動乱」になります。
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イメージの話に補足なんて必要無い気もしますが・・・一応、補足しておくと。
この「オルティシエの動乱」は、アーデンの闇の力(=バグ)によって書き換えられ、無かった事になってしまった・・・と言う事は。
大前提として「バグのせいで、無かった事になってしまった」のだから「元々のプログラムは、ちゃんと組まれていた」という事。だって元々のプログラムが組まれてなかったら、バグるも何もないだろうから。
で「元々のプログラムは、ちゃんと組まれていた」のに、アーデンがバグで換えてしまったから「元々あった台詞やグラフィック、その他諸々の要素が、バグの干渉により意図しないタイミング・用途で残ってしまっている」この不具合を解消する為。
後世「皆が納得できるよう、都合の良いシナリオに変更した」のが、正史【FF15】で描かれている「オルティシエの動乱」・・・こういう前後の世界の繫がりになっていて。
なら、どこが一番皺寄せを食っているかというと「本来、駆け付ける筈だったレイヴスが、弾かれてしまった(=来られなかった)」事による影響が大きい筈なので。
①ルナフレーナと水神リヴァイアサンの対話は、本当はレイヴスと水神リヴァイアサンの対話だった⇒ルナフレーナの口調が「男前」過ぎるのは「六神はそのような神では無いだろう?!」と知っていたレイヴスの台詞だったから。
②伸びていたノクティスに歴代王の力(?)を与えたのはルナフレーナではなく、今も「ルシス王家」の力を持つレイヴスだった⇒「神凪・ルナフレーナの求めに応じて~」だと「王家と神凪の関係性故に、力を与えてくれた」って一枚噛ませなきゃならないけど。レイヴスが「ルシス王家」の力を持っているなら、純粋に「レイヴスがルシス王家の力を持っていたから、指輪に認められたノクティスに、歴代王の力を貸し与える事が出来た」「レイヴスの力なので、ノクティスが歴代王の墓を何基回っていようが関係ない(=全部回ってないのに、ファントムソードが全部揃ってても問題無い)」って話で済む。
③水神リヴァイアサンとのバトル後。ご丁寧にノクティスが不思議な力でルナフレーナの隣りに運ばれてくるのは、ルナフレーナからノクティスに光耀の指輪が渡るルートを確保する為に必要だったから⇒本当なら「指輪は わたしが 王に届けます」というルナフレーナの言葉の通り、彼女が直接ノクティスに渡せる筈だった。けどレイヴスが来れなかったので、ルナフレーナはノクティスの元へ行く事が出来ず、ノクティスも離れた高台で伸びたままで。このままではどうあっても、光耀の指輪がルナフレーナからノクティスに渡るルートが確保出来ない。ので、多少不自然でも強引にノクティスをルナフレーナの隣に運んできて「ルナフレーナが最期の力と願いを込め、ノクティスの手に握らせた」という可能性(=ルート)を確保した。
④ルナフレーナとノクティスの、現実と深層心理が混じり合ったようなイベント(=ジールの花畑でのお別れ)は、上記③から派生した「誰かが夢見た、美しくも闇を孕んだファンタジー」⇒「どのような経緯で指輪がノクティスに渡ったのか分からない」事に対する「こうだったんじゃないかな?」「こんな悲しい物語があったに違いない」・・・そんな「美しいファンタジー」を求める誰かの「夢が現実」となったイベント。途中までなら「ノクティスの夢・深層心理」で済むけど、実際にあの様な形で指輪がノクティスの手に渡っているのなら「現実の出来事」って事になり。それが出来る「人々が願う夢を、現実に出来る」のは神様(=創り手)だけ。
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【書き換え、上書きされた「オルティシエの動乱」】
そして当然の事ながら「本来、駆け付ける筈だったレイヴスが、弾かれてしまった(=来られなかった)事による影響が大きい」のなら、アーデンがバグで干渉し変更を掛けてしまった場所も此処。
つまり「本来ならルナフレーナの元には『レイヴス』が駆け付ける筈だった。
でもアーデンがバグの力で『ノクティス様』に変更してしまったので、レイヴスはルナフレーナの元に駆け付ける事が出来なくなってしまった」こう言う事。
「早く来いよ 『ノクティス様』」
って、ルナフレーナを刺した後、アーデンが言うでしょ?
固有名詞・・・特に個人名を呼ぶ事が物語終盤まで少ないアーデンが、わざわざ『』付きでご指名してくるのが、ずっと気になってたんだけど。
このご指名がそのまま「プログラム上での指名」だった・・・って考え。
本来ここのプログラムでは『レイヴス』が指名されていたのを、アーデンが『ノクティス』に変えてしまった。
だからレイヴスは、ルナフレーナの元に駆け付ける事が出来なくなり。
本来ならルナフレーナが指輪を届けてくれる筈だったノクティスとしては、高台で伸びてるのが正しい挙動(=プログラム)だったので。突然「ルナフレーナの元に『〇〇〇』が、駆け付ける」の〇〇〇に指名されても動ける筈が無かった・・・それこそ「運命を変える奇跡」でも起こせない限り。
そして今のノクティスには、奇跡を起こす事は出来なかった・・・アーデンの期待に応える事は出来なかった。
だからアーデンは「恋人が死んだとき 疲れ切って横で伸びてたマヌケが」・・・神様が用意してくれた展開に従うしかなかったノクティスが許せなかったし、認められなかった。
勿論、普通は『』で強調する事で、揶揄ってるとか皮肉ってる・・・みたいなニュアンスになるんだろうけど。
タイミング的にも「ちょうどレイヴスが駆け付ける筈だったタイミング」なので、この《新約》では「勝手に、そういう事」と解釈しています。
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じゃあ、その場合。アーデンは何で、神様やレイヴスが「これなら良いだろう」って納得した物語・・・プログラムを書き換えてまで、レイヴスを弾いた(=来させなかった)のか?
これは単純に「主人公として、それはどうなの?」って事なのかな、と。
確かに未熟な主人公やヒロインを周りのキャラがサポートし、困難なイベント&シナリオを乗り切る・・・ってのは、普通によくある展開だと思うけど。
レイヴスがヒロイン・ルナフレーナの代わりに、神凪としての務めを果たし。
その上、主人公・ノクティスに「最強バフ・王家の力(フルセット)」を掛けて、完全サポートしてくれるって・・・さすがに「前作主人公・レイヴス」に頼り過ぎと言うか。
甘え過ぎだし、それこそ『武器も指輪も 君の力はみんな借り物だね』どころか「武器=レイヴスが歴代王から借りた力を、借りている(借り物の借り物)」な上に「指輪=指輪を預かったヒロインが、わざわざ届けてくれる」だからね。
なので、落しどころとして「ダブル主人公」にする・・・事が出来たなら、もうちょっと穏便に話は進んだのかもしれないけど。
「目指す世界の為、自分は自分のやり方でやらせてもらう。
その代わり、主人公は責任を持ってEDまで導くし。
与えられた自分の役割・・・ラスボスとしてのキャラも演じてみせる。」
アーデンの使命は、神が定めた「運命の王子」を「真実を知る王」まで導き。
その上で、ラスボス役を請け負った自分を討たせる・・・つまり「真実を知った主人公をEDまで導き、物語をちゃんと終わらせる事(=ある意味「自分の勝手を通す為」の交換条件)」なので。
二人の主人公を同時に導いてやる事は出来ない=唯一の「真実を知る王」となる「運命の王子」が二人居るという「ダブル主人公」設定は認められない。
だって「導き手・アーデン」の手は、片手を迷える者に差し伸べ、片手で行く先を示す為にある=左手も右手も「運命の王子×2」の手で埋まって、行く先を示せないから・・・って、そのまま引いてやる訳にはいかない。
例えば・・・カーテスの大皿へのドライブイベントで、誰が運転するかを決める「君!君がいいね」って選択肢があったけど。
アーデンの役目は「導く事⇒先導」であって「乗せてもらう ⇒連れて行ってやる」事でも「車を借りる⇒力を貸してやる」事でも無く。勿論「仲間に任せる⇒他人の手を借りるなんて論外」なので、選択肢4つあっても「結局、ノクティスが運転」する事になる。
「言っておくけど競争じゃないよ?
ちゃんと『オレの後に』ついてきて
ついてこられなきゃ『ゲームオーバー』だよ
あと くれぐれも オレの愛車にぶつけないように」
アーデンは何時だって「導き手」だったから・・・手を差し伸べても、その手を引いてやる事はない。
だからノクティスにも、力を貸すのではなく「自分の力で、追い掛けて来い」と、彼が目指すべき道筋を示した。
イオスの世界を救う「運命の王子・ノクティス」が、自らの力で「真実を知る王」となる・・・そうでなければ「意味が無い」と、アーデンは最初からその事を知っていたから。
そういった事情からも、アーデンとしては「選ばれし運命の王子(=主人公は一人)」であってもらわないと困る、としておきます。
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【どこまでも自らの使命に殉じた、哀れな神凪】
と言う事で「本来ならルナフレーナの元には『レイヴス』が駆け付ける筈だった」でも「アーデンがバグの力で『ノクティス様』に変更してしまった」せいで「レイヴスはルナフレーナの元に駆け付ける事が出来なくなり」結果「ルナフレーナはアーデンに刺され、祭壇にて命を落とす事となった」・・・そんなアーデンの凶行は、神ですら止められなかった。
だからこそレイヴスはバグの力を奇跡とし、過去の世界「《新約・第二章》=嘗て自分が「運命の王子(=主人公)」だった頃の挙動」を再現(バグによって、残ったままになっていた「過去の世界の自分のプログラム」に飛ぶフラグを立てるイメージ)。
混乱収まらぬオルティシエを後にし、嘗ての最終地点「ジグナタス要塞・クリスタルルーム」を目指した。
「命を救う事・・・それがオレの使命。」
心から「今の世界に生きる人々が救われる世界」を望むレイヴスだったから。
イオスの世界の為とはいえアーデンが、ルナフレーナの運命を変えてしまった事が・・・本来なら死ななくてよかった筈の妹を生贄にした事が許せなかった。
だから本当の本当に、アーデンを殺す・・・そうしてでも止めようと思った。それ程の覚悟を持って「自らの力(=バグ)」で、この先の運命を変えた。過去の世界をやり直す、そして今度こそ「アーデンを殺してやる」のだと。
でも、レイヴスはレイヴスだったから・・・やっぱりアーデンを殺せなかった。
だから今の世界でも、アーデンとの戦いの最後クリスタルが安置された階層から落下し、下層に叩き付けられ命を落とした・・・かに見えた。見下ろすアーデンの目には、過去の世界と同じように。
けれどレイヴスは最期、過去の世界には無かった・・・彼のプログラムには無い筈の挙動を取った。
それが「ノクティスに、父王の剣を渡す」・・・最後の力を振り絞り、彼はその剣を床に突き立てた。ノクティスがこの場にやって来ると信じて、彼の手に渡るように。
その様子を上層階から見下ろしていたアーデンは「あれは、もう持たないな」と思った。
レイヴスの「力(=バグ)」は、アーデンのそれと違って出来る事が限られている。精々、自身の意志でフラグを立てる程度の事しか出来ない筈だ。
なのにレイヴスは、本来のレイヴスに無い挙動を取った、つまり「自らの意思で動いた」と言う事。
それは「バグが起こした奇跡」と言えば聞こえはいいが、実際は「プログラムに無い動きを、バグによって起こしている」と言う事で。
しかも「過去の世界のレイヴスは、落下の衝撃で命を落とした」この時点で「死んでいる=プログラムが無い」・・・本当なら動く筈が無い身体を、バグを利用し無理矢理動かしていたのだから。
そのような無茶をすれば、バグが暴走するに決まっている。
その身体はバグ(虫)に喰われ、制御不能な異形と化すだろう。
ノクティスが剣を回収するまでは持ってほしいが、多分そう長くは持たない。
・・・となると問題なのは、あの頼りない王子だ。
レイヴスが「完全にダメになる」前にあの剣を回収、仲間とも合流してもらわねば。此処まで来て「狂ってしまった」レイヴスに殺されては困る。
あぁ、こんな最後まで丁寧に案内してやらなきゃならないのか?
時間が無いし、面倒だな・・多少のショートカットにはなるだろう、橋ごと落としてしまおうか?
それにしても。
「最期の最後で面倒な事を・・・どう説明すればいいの、これ?
でもまぁ・・・それなりに面白かったから、
それなりにフォローしといてあげるよ。」
互いが互いに「過去の世界の自分を知る、唯一の存在」だった・・・誰よりも「互いの手の内を知っていた」筈だったけど。
全てが神が定めた運命に従う世界で「唯一、理解出来なかった」のも、神にも自分にも阿らず、何をしでかすか予測不能な君だけだったよ。
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という事でここまでが「【FF15(無印)】限定」の「ノクティスが見ていないトコでの事だったから、本編からはスルーされたレイヴスの物語」となります。
で、もう一度念を押しておくと。この【FF15(無印)】と、以降の【FF15(ロイヤルエディション・各DLC追加後)】の違うトコは「【FF15(無印)】では「イドラ皇帝の御前~ノクティスに化けたアーデンに殺される」部分は存在しなかった」=「空白になっている「オルティシエの動乱」~「ノクティスに発見されるまで」のレイヴスと、それに付き合う形でアーデンの動きが違っていた」の、部分であって。
「オルティシエの動乱」自体は【FF15(無印)】の時点で既に書き換え&上書きされていたので【FF15】本編と同じ(「書き換え&上書き」されたのが【FF15】の「オルティシエの動乱」・・・って考え方だから)。
なので、例の「レイヴスが誓約を行い、ルナフレーナは光耀の指輪を届け、ノクティスが啓示を受ける」という、円満解決な「オルティシエの動乱」は、結局一度も実現されなかった・・・だから、日の目を見なかった「幻のイベント」みたいな位置付けになります。
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【ルナフレーナの「真の使命」とは?】
最後に「オルティシエの動乱」での「本当のルナフレーナの役割」を「誓約では無く、光耀の指輪を届ける事」にした件について。
自分としても、巨神タイタン、雷神ラムウと・・・あれだけ神凪として誓約に勤めていたルナフレーナの頑張りを蔑ろにする様で、申し訳ないなって気持ちもあるので。
それでも何で、そういう解釈にしたのか・・・勿論《新約》限定ですが、自分が思った事を書き記しておきます。
何て言うか・・・ゲンティアナが見せてくれたイメージ&マリアの回想シーンなので、どの時点での「真実」か分からないけど。レイヴスは「神凪として誓約を行う事」よりも「ノクティスに光耀の指輪を渡す事」を、ルナフレーナの使命と見ていた気がして。
ゲンティアナが見せてくれたイメージとか、基本的なスタンスとしては「これ以上は お前が命を落とすぞ」=「ルナフレーナの身を案じて動いていた」レイヴスだったけど。
マリアの回想シーンを見るに「指輪を渡し 王にその自覚をさせるまでが おまえの使命だ 倒れてはならない」=「無理を強いてでも、それだけは果たさなければならない」ってニュアンスに聞こえる。
それって、神凪として無理する事は諫める反面、一人の人間としては「ノクティスに会いに行け」って無理を言ってる訳で。
何で可愛い妹に、そんな無理を言うのかというと「レイヴスに誓約を任せ、ノクティスに光耀の指輪を届けるのが、ルナフレーナの真の使命」だと、それが神が定める運命(=プログラム)だと、レイヴスは知っていたから・・・って考える。つまり、
光耀の指輪を受け取る・・・お前の代わりに、俺がノクティスに渡す事は出来ない。
何故なら俺の役目は、水神リヴァイアサンとの誓約を行う事。
祭壇には、必ず俺が駆け付ける。だから、お前は無理をするな。
その代わりお前は「ノクティスに指輪を渡し 王にその自覚をさせる」という真の使命を果せ。例え何があっても、倒れてはならない。
自分で渡す事を・・・ノクティスに会い、お前の想いと覚悟を伝える事を絶対に諦めるな。
お前がそれを諦めてしまったら、運命が変わり世界が「想い出・記憶」を忘れてしまったら・・・その願いが叶う世界は、もう望めないのだから。
「すぐ近くで 声を聞きたかった」
その願いを叶える為にも、絶対に「お前の使命」を果たせ。
レイヴスは厳しい言葉で「ノクティスに会いに行く事を、諦めてしまいそうなルナフレーナを励ましていた」のではなく。
どうすれば良いのか「オルティシエでの動き(=プログラム)を、具体的にルナフレーナに伝えていた」・・・妹の願いが叶うよう、兄はちゃんと道を示していた。
勿論これは、レイヴスが「世界の理を知る者」側に立っていた頃=【FF15(無印)】限定の解釈になるんですが、そういう風に見たらちょっと円やかじゃないかな?
正直、あれだけ弱ってるルナフレーナにあの応対は「確かにそうだけど・・・」って、分からない事は無いんだけど、ちょっと精神論が過ぎると言うか。
でもあの言葉の本当の意味が、ただ励ましてるのではなく「オルティシエでの、具体的な助言だった」なら・・・ちゃんと「ルナフレーナの願いが叶う未来を見据えての、詳細なアドバイスだった」なら、レイヴス君の指示も納得出来る気がするな、って。
今更「イドラ皇帝の御前~ノクティスに化けたアーデンに殺される」部分は、後日アップデートによって追加されたイベントだった・・・という事を知った流れで、世界に対する考え方の土台が変わってしまった訳ですが。
その辺り《新約 72&73》を踏まえた上で「オルティシエの動乱」を考えると、どんな感じになるのか?
何か「《新約・第三章》ノクティスがクリスタルから解放された、約10年後の世界」に戻すつもりだったのが、ずっと脱線しっぱなしですが。せっかくなので、イメージを追いかけておこうと思います。
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【日の目を見なかった「幻のイベント」】
まず大前提として「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」=リアルで例えると「今時だけど、ちゃんと【FF】らしいと思ってもらえる世界」を取り戻したい。この部分に関しては「世界の理を知る者達=アーデン、神様(=創り手)、レイヴス」に共通していて。
但し、今の世界に対しては「アーデン:その為なら、今の世界での犠牲は厭わない(そもそも犠牲と思ってない)」「神様:今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」「レイヴス:皆が満足できる形=今の世界に生きる人々が救われる」と、それぞれ思いを異としている。
だとしたら、あの「やっと出番が回って来た、これから(プレイアブルでは無くても)一緒に頑張って行くんだろうな」と思っていたヒロイン・ルナフレーナが、まさかの出番僅かで退場というシナリオを、誰が必要とし演出したのか・・・って考えると。
まず「今の世界に生きる人々が救われる」世界を望むレイヴスが、ルナフレーナ死亡というシナリオを望む筈が無く。
神様(=創り手)として見たら、ゲームとしての「満足=システム&シナリオとしての面白さ」を追及しなきゃならないので。ルナフレーナやノクティスが、良い感じにピンチになるシナリオにはしたいかもしれないけど。何も登場数分で「ルナフレーナ死亡=唯一のヒロインを、本当にこれだけの出番で退場させる」シナリオを望むかと言うと、ちょっと考えにくい。ヒロイン死亡は【FF7】のエアリスの前例があるので、無いとは言えないけど・・・ちょっと事情が違うと言うか。
だから、こう考える。
神様は「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」ので、紆余曲折あっても最終的には皆が救われる「オルティシエの動乱」を夢見ていた、そういう世界になる事を望んでいた。
そんな神様の「夢」に対し、基本「近い考え方」をレイヴスは持っていたので。ルナフレーナが傷付くのは不本意ではあったけど、それでも最終的にはノクティスの元に行ける。妹が幸せになれるなら・・・と、神様の定める運命(=創り手が組むプログラム)に従って動くつもりでいた。
んだけど、既に先・・・次のイオスの世界で「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」を取り戻す事を目的に動いているアーデンが、バグの力によって【FF15】に収められている「オルティシエの動乱」に書き換えてしまった。
つまり当たり前に「オルティシエの動乱」と認識している【FF15】のアレは、神様(=創り手)が望んで創ったシナリオ&イベントでは無く。アーデンが創り変えてしまった「オルティシエの動乱」だった・・・と考える。勿論、話を追い易くする為のイメージの話で。
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じゃあ、今ある「オルティシエの動乱」が、アーデンがバグで書き換えてしまったイベントだったなら。
本来組まれていた「本当は、こんなイベントになる筈だった」って、神様とレイヴスが描いていた「オルティシエの動乱」は、どういうイベントだったのか?
今、手元にある材料、
①アップデート前の【FF15(無印)】時点での「オルティシエの動乱」全体図。
②神様は「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」、その中でもレイヴスは「皆が満足できる形=今の世界に生きる人々が救われる」と考えていた。
③《新約》の設定として「ルシス王家」&「神凪」の力は、レイヴスが持ったまま。
④その結果、ノクティスとルナフレーナは、それぞれの役割を果たせるだけの力を持っていない。
⑤アーデンは「次の世界」を見据えているので、「今の世界」での犠牲は仕方が無い(=必要な痛み)だと考えている。
これだけで、神様とレイヴスが望んでいた世界「あぁ、確かに従来の【FF】っぽいな」って思ってもらえる「オルティシエの動乱」を、考えてみるとしたら。
ルナフレーナは誓約の為にオルティシエの祭壇に向かい、水神リヴァイアサンと対面するも「ルナフレーナは誓約を執り行える程の、神凪の力を持っていなかった」ので「既に人々の「想い出・記憶」によって、傲慢な神に書き換えられていた水神リヴァイアサン」の力に耐える事が出来ず。膝を付き、神凪の逆鉾を支えに持ち堪える・・・までの状態に陥り。
ルナフレーナの窮地に駆け付けたノクティスは単身、水神リヴァイアサンに挑むも。彼もまた「現状ノクティスは、王の務めを果たせるだけのルシス王家の力を持っていなかった」ので。水神リヴァイアサンに食い下がり「啓示=協力」を求めるも「力無き者」として拒絶され、強大な力により高台に叩き付けられ満身創痍。
で、正史【FF15】なら、その様子を見たルナフレーナが咄嗟に立ち上がり、駈け出そうとするも崩れ落ち・・・たトコに、アーデン登場なんだけど。実は此処が、運命の分かれ道で。
本当なら、ここでやってくるのはアーデンではなく。
妹・ルナフレーナの窮地に駆け付けた兄・レイヴスが、神凪としての力が乏しいルナフレーナに代わり「水神リヴァイアサンとの誓約」に臨む筈だった。だって、神凪の力を持っていたのはルナフレーナでは無く、レイヴスだったから。
でもそうなると、折角お膳立てしたヒロイン・ルナフレーナの見せ場を、レイヴスが横取りしてしまう事になるので。ルナフレーナを守る=「今の世界に生きる人々が救われる」事を望むレイヴス的には良くても、ゲームとしての「満足=システム&シナリオとしての面白さ」も追及しなきゃならない神様(=創り手)的には具合が悪い筈で。
その為に用意されていた「本当のルナフレーナの役割」が、このタイミングで「ノクティスに光耀の指輪を渡す事」だった。
つまり「ここはオレに任せて、お前はノクティスの元へ(行って、指輪を渡すんだ)」とレイヴスに促され、ルナフレーナは傷付いた身体に鞭打ちノクティスの元へ(演出的な都合)。
で、高台で気を失っているノクティスに、例のおでこくっ付けての「命を育みし星よ」で、ノクティス復活からの感動の再会・・・も、そこそこに「光耀の指輪をノクティスに」手渡し。
光耀の指輪を嵌める事が出来た=「王家の力を得るに相応しい者」として認められたノクティスは、その力を示し啓示を得る為。再度、水神リヴァイアサンに挑む。
でも「王家の力を得るに相応しい者」と指輪に認められただけであって、現状ノクティスは「ルシス王家の力」を完全には備えていない・・・ので。
ノクティスが「光耀の指輪を嵌める事が出来た」のを確認し、レイヴスは歴代王に働きかけ「ノクティスに、ルシス王家の力(というバフ)」を与えてやった。だって、ルシス王家の力を持っていたのはノクティスでは無く、レイヴスだったから。
そんなレイヴスの助けもあって、ノクティスは無事に水神リヴァイアサンを討伐し。
神凪・レイヴスに説得された水神リヴァイアサンと和解、約束通り「啓示=協力」してくれる事になり。
後は・・・ノクティスとルナフレーナが、無事に再会出来た事。
長く離れ離れになっていたルナフレーナとレイヴスが、兄妹として一緒に居られる事。
帝国側の人間として敵対関係にあったレイヴスが、ノクティスの力になってくれた事。
この「オルティシエの動乱」という大イベントを経て得た幸せを、素直に皆で喜べば良いと思います。
以上が「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」「満足=システム&シナリオとしての面白さ」も追及しなきゃならない神様(=創り手)も。
その中でも「皆が満足できる形=今の世界に生きる人々が救われる」事と考えていたレイヴスも、喜んでくれると良いな・・・そういうイメージで考えた。アーデンによって書き換えられてしまった、日の目を見なかった「オルティシエの動乱」になります。
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イメージの話に補足なんて必要無い気もしますが・・・一応、補足しておくと。
この「オルティシエの動乱」は、アーデンの闇の力(=バグ)によって書き換えられ、無かった事になってしまった・・・と言う事は。
大前提として「バグのせいで、無かった事になってしまった」のだから「元々のプログラムは、ちゃんと組まれていた」という事。だって元々のプログラムが組まれてなかったら、バグるも何もないだろうから。
で「元々のプログラムは、ちゃんと組まれていた」のに、アーデンがバグで換えてしまったから「元々あった台詞やグラフィック、その他諸々の要素が、バグの干渉により意図しないタイミング・用途で残ってしまっている」この不具合を解消する為。
後世「皆が納得できるよう、都合の良いシナリオに変更した」のが、正史【FF15】で描かれている「オルティシエの動乱」・・・こういう前後の世界の繫がりになっていて。
なら、どこが一番皺寄せを食っているかというと「本来、駆け付ける筈だったレイヴスが、弾かれてしまった(=来られなかった)」事による影響が大きい筈なので。
①ルナフレーナと水神リヴァイアサンの対話は、本当はレイヴスと水神リヴァイアサンの対話だった⇒ルナフレーナの口調が「男前」過ぎるのは「六神はそのような神では無いだろう?!」と知っていたレイヴスの台詞だったから。
②伸びていたノクティスに歴代王の力(?)を与えたのはルナフレーナではなく、今も「ルシス王家」の力を持つレイヴスだった⇒「神凪・ルナフレーナの求めに応じて~」だと「王家と神凪の関係性故に、力を与えてくれた」って一枚噛ませなきゃならないけど。レイヴスが「ルシス王家」の力を持っているなら、純粋に「レイヴスがルシス王家の力を持っていたから、指輪に認められたノクティスに、歴代王の力を貸し与える事が出来た」「レイヴスの力なので、ノクティスが歴代王の墓を何基回っていようが関係ない(=全部回ってないのに、ファントムソードが全部揃ってても問題無い)」って話で済む。
③水神リヴァイアサンとのバトル後。ご丁寧にノクティスが不思議な力でルナフレーナの隣りに運ばれてくるのは、ルナフレーナからノクティスに光耀の指輪が渡るルートを確保する為に必要だったから⇒本当なら「指輪は わたしが 王に届けます」というルナフレーナの言葉の通り、彼女が直接ノクティスに渡せる筈だった。けどレイヴスが来れなかったので、ルナフレーナはノクティスの元へ行く事が出来ず、ノクティスも離れた高台で伸びたままで。このままではどうあっても、光耀の指輪がルナフレーナからノクティスに渡るルートが確保出来ない。ので、多少不自然でも強引にノクティスをルナフレーナの隣に運んできて「ルナフレーナが最期の力と願いを込め、ノクティスの手に握らせた」という可能性(=ルート)を確保した。
④ルナフレーナとノクティスの、現実と深層心理が混じり合ったようなイベント(=ジールの花畑でのお別れ)は、上記③から派生した「誰かが夢見た、美しくも闇を孕んだファンタジー」⇒「どのような経緯で指輪がノクティスに渡ったのか分からない」事に対する「こうだったんじゃないかな?」「こんな悲しい物語があったに違いない」・・・そんな「美しいファンタジー」を求める誰かの「夢が現実」となったイベント。途中までなら「ノクティスの夢・深層心理」で済むけど、実際にあの様な形で指輪がノクティスの手に渡っているのなら「現実の出来事」って事になり。それが出来る「人々が願う夢を、現実に出来る」のは神様(=創り手)だけ。
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【書き換え、上書きされた「オルティシエの動乱」】
そして当然の事ながら「本来、駆け付ける筈だったレイヴスが、弾かれてしまった(=来られなかった)事による影響が大きい」のなら、アーデンがバグで干渉し変更を掛けてしまった場所も此処。
つまり「本来ならルナフレーナの元には『レイヴス』が駆け付ける筈だった。
でもアーデンがバグの力で『ノクティス様』に変更してしまったので、レイヴスはルナフレーナの元に駆け付ける事が出来なくなってしまった」こう言う事。
「早く来いよ 『ノクティス様』」
って、ルナフレーナを刺した後、アーデンが言うでしょ?
固有名詞・・・特に個人名を呼ぶ事が物語終盤まで少ないアーデンが、わざわざ『』付きでご指名してくるのが、ずっと気になってたんだけど。
このご指名がそのまま「プログラム上での指名」だった・・・って考え。
本来ここのプログラムでは『レイヴス』が指名されていたのを、アーデンが『ノクティス』に変えてしまった。
だからレイヴスは、ルナフレーナの元に駆け付ける事が出来なくなり。
本来ならルナフレーナが指輪を届けてくれる筈だったノクティスとしては、高台で伸びてるのが正しい挙動(=プログラム)だったので。突然「ルナフレーナの元に『〇〇〇』が、駆け付ける」の〇〇〇に指名されても動ける筈が無かった・・・それこそ「運命を変える奇跡」でも起こせない限り。
そして今のノクティスには、奇跡を起こす事は出来なかった・・・アーデンの期待に応える事は出来なかった。
だからアーデンは「恋人が死んだとき 疲れ切って横で伸びてたマヌケが」・・・神様が用意してくれた展開に従うしかなかったノクティスが許せなかったし、認められなかった。
勿論、普通は『』で強調する事で、揶揄ってるとか皮肉ってる・・・みたいなニュアンスになるんだろうけど。
タイミング的にも「ちょうどレイヴスが駆け付ける筈だったタイミング」なので、この《新約》では「勝手に、そういう事」と解釈しています。
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じゃあ、その場合。アーデンは何で、神様やレイヴスが「これなら良いだろう」って納得した物語・・・プログラムを書き換えてまで、レイヴスを弾いた(=来させなかった)のか?
これは単純に「主人公として、それはどうなの?」って事なのかな、と。
確かに未熟な主人公やヒロインを周りのキャラがサポートし、困難なイベント&シナリオを乗り切る・・・ってのは、普通によくある展開だと思うけど。
レイヴスがヒロイン・ルナフレーナの代わりに、神凪としての務めを果たし。
その上、主人公・ノクティスに「最強バフ・王家の力(フルセット)」を掛けて、完全サポートしてくれるって・・・さすがに「前作主人公・レイヴス」に頼り過ぎと言うか。
甘え過ぎだし、それこそ『武器も指輪も 君の力はみんな借り物だね』どころか「武器=レイヴスが歴代王から借りた力を、借りている(借り物の借り物)」な上に「指輪=指輪を預かったヒロインが、わざわざ届けてくれる」だからね。
なので、落しどころとして「ダブル主人公」にする・・・事が出来たなら、もうちょっと穏便に話は進んだのかもしれないけど。
「目指す世界の為、自分は自分のやり方でやらせてもらう。
その代わり、主人公は責任を持ってEDまで導くし。
与えられた自分の役割・・・ラスボスとしてのキャラも演じてみせる。」
アーデンの使命は、神が定めた「運命の王子」を「真実を知る王」まで導き。
その上で、ラスボス役を請け負った自分を討たせる・・・つまり「真実を知った主人公をEDまで導き、物語をちゃんと終わらせる事(=ある意味「自分の勝手を通す為」の交換条件)」なので。
二人の主人公を同時に導いてやる事は出来ない=唯一の「真実を知る王」となる「運命の王子」が二人居るという「ダブル主人公」設定は認められない。
だって「導き手・アーデン」の手は、片手を迷える者に差し伸べ、片手で行く先を示す為にある=左手も右手も「運命の王子×2」の手で埋まって、行く先を示せないから・・・って、そのまま引いてやる訳にはいかない。
例えば・・・カーテスの大皿へのドライブイベントで、誰が運転するかを決める「君!君がいいね」って選択肢があったけど。
アーデンの役目は「導く事⇒先導」であって「乗せてもらう ⇒連れて行ってやる」事でも「車を借りる⇒力を貸してやる」事でも無く。勿論「仲間に任せる⇒他人の手を借りるなんて論外」なので、選択肢4つあっても「結局、ノクティスが運転」する事になる。
「言っておくけど競争じゃないよ?
ちゃんと『オレの後に』ついてきて
ついてこられなきゃ『ゲームオーバー』だよ
あと くれぐれも オレの愛車にぶつけないように」
アーデンは何時だって「導き手」だったから・・・手を差し伸べても、その手を引いてやる事はない。
だからノクティスにも、力を貸すのではなく「自分の力で、追い掛けて来い」と、彼が目指すべき道筋を示した。
イオスの世界を救う「運命の王子・ノクティス」が、自らの力で「真実を知る王」となる・・・そうでなければ「意味が無い」と、アーデンは最初からその事を知っていたから。
そういった事情からも、アーデンとしては「選ばれし運命の王子(=主人公は一人)」であってもらわないと困る、としておきます。
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【どこまでも自らの使命に殉じた、哀れな神凪】
と言う事で「本来ならルナフレーナの元には『レイヴス』が駆け付ける筈だった」でも「アーデンがバグの力で『ノクティス様』に変更してしまった」せいで「レイヴスはルナフレーナの元に駆け付ける事が出来なくなり」結果「ルナフレーナはアーデンに刺され、祭壇にて命を落とす事となった」・・・そんなアーデンの凶行は、神ですら止められなかった。
だからこそレイヴスはバグの力を奇跡とし、過去の世界「《新約・第二章》=嘗て自分が「運命の王子(=主人公)」だった頃の挙動」を再現(バグによって、残ったままになっていた「過去の世界の自分のプログラム」に飛ぶフラグを立てるイメージ)。
混乱収まらぬオルティシエを後にし、嘗ての最終地点「ジグナタス要塞・クリスタルルーム」を目指した。
「命を救う事・・・それがオレの使命。」
心から「今の世界に生きる人々が救われる世界」を望むレイヴスだったから。
イオスの世界の為とはいえアーデンが、ルナフレーナの運命を変えてしまった事が・・・本来なら死ななくてよかった筈の妹を生贄にした事が許せなかった。
だから本当の本当に、アーデンを殺す・・・そうしてでも止めようと思った。それ程の覚悟を持って「自らの力(=バグ)」で、この先の運命を変えた。過去の世界をやり直す、そして今度こそ「アーデンを殺してやる」のだと。
でも、レイヴスはレイヴスだったから・・・やっぱりアーデンを殺せなかった。
だから今の世界でも、アーデンとの戦いの最後クリスタルが安置された階層から落下し、下層に叩き付けられ命を落とした・・・かに見えた。見下ろすアーデンの目には、過去の世界と同じように。
けれどレイヴスは最期、過去の世界には無かった・・・彼のプログラムには無い筈の挙動を取った。
それが「ノクティスに、父王の剣を渡す」・・・最後の力を振り絞り、彼はその剣を床に突き立てた。ノクティスがこの場にやって来ると信じて、彼の手に渡るように。
その様子を上層階から見下ろしていたアーデンは「あれは、もう持たないな」と思った。
レイヴスの「力(=バグ)」は、アーデンのそれと違って出来る事が限られている。精々、自身の意志でフラグを立てる程度の事しか出来ない筈だ。
なのにレイヴスは、本来のレイヴスに無い挙動を取った、つまり「自らの意思で動いた」と言う事。
それは「バグが起こした奇跡」と言えば聞こえはいいが、実際は「プログラムに無い動きを、バグによって起こしている」と言う事で。
しかも「過去の世界のレイヴスは、落下の衝撃で命を落とした」この時点で「死んでいる=プログラムが無い」・・・本当なら動く筈が無い身体を、バグを利用し無理矢理動かしていたのだから。
そのような無茶をすれば、バグが暴走するに決まっている。
その身体はバグ(虫)に喰われ、制御不能な異形と化すだろう。
ノクティスが剣を回収するまでは持ってほしいが、多分そう長くは持たない。
・・・となると問題なのは、あの頼りない王子だ。
レイヴスが「完全にダメになる」前にあの剣を回収、仲間とも合流してもらわねば。此処まで来て「狂ってしまった」レイヴスに殺されては困る。
あぁ、こんな最後まで丁寧に案内してやらなきゃならないのか?
時間が無いし、面倒だな・・多少のショートカットにはなるだろう、橋ごと落としてしまおうか?
それにしても。
「最期の最後で面倒な事を・・・どう説明すればいいの、これ?
でもまぁ・・・それなりに面白かったから、
それなりにフォローしといてあげるよ。」
互いが互いに「過去の世界の自分を知る、唯一の存在」だった・・・誰よりも「互いの手の内を知っていた」筈だったけど。
全てが神が定めた運命に従う世界で「唯一、理解出来なかった」のも、神にも自分にも阿らず、何をしでかすか予測不能な君だけだったよ。
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という事でここまでが「【FF15(無印)】限定」の「ノクティスが見ていないトコでの事だったから、本編からはスルーされたレイヴスの物語」となります。
で、もう一度念を押しておくと。この【FF15(無印)】と、以降の【FF15(ロイヤルエディション・各DLC追加後)】の違うトコは「【FF15(無印)】では「イドラ皇帝の御前~ノクティスに化けたアーデンに殺される」部分は存在しなかった」=「空白になっている「オルティシエの動乱」~「ノクティスに発見されるまで」のレイヴスと、それに付き合う形でアーデンの動きが違っていた」の、部分であって。
「オルティシエの動乱」自体は【FF15(無印)】の時点で既に書き換え&上書きされていたので【FF15】本編と同じ(「書き換え&上書き」されたのが【FF15】の「オルティシエの動乱」・・・って考え方だから)。
なので、例の「レイヴスが誓約を行い、ルナフレーナは光耀の指輪を届け、ノクティスが啓示を受ける」という、円満解決な「オルティシエの動乱」は、結局一度も実現されなかった・・・だから、日の目を見なかった「幻のイベント」みたいな位置付けになります。
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【ルナフレーナの「真の使命」とは?】
最後に「オルティシエの動乱」での「本当のルナフレーナの役割」を「誓約では無く、光耀の指輪を届ける事」にした件について。
自分としても、巨神タイタン、雷神ラムウと・・・あれだけ神凪として誓約に勤めていたルナフレーナの頑張りを蔑ろにする様で、申し訳ないなって気持ちもあるので。
それでも何で、そういう解釈にしたのか・・・勿論《新約》限定ですが、自分が思った事を書き記しておきます。
何て言うか・・・ゲンティアナが見せてくれたイメージ&マリアの回想シーンなので、どの時点での「真実」か分からないけど。レイヴスは「神凪として誓約を行う事」よりも「ノクティスに光耀の指輪を渡す事」を、ルナフレーナの使命と見ていた気がして。
ゲンティアナが見せてくれたイメージとか、基本的なスタンスとしては「これ以上は お前が命を落とすぞ」=「ルナフレーナの身を案じて動いていた」レイヴスだったけど。
マリアの回想シーンを見るに「指輪を渡し 王にその自覚をさせるまでが おまえの使命だ 倒れてはならない」=「無理を強いてでも、それだけは果たさなければならない」ってニュアンスに聞こえる。
それって、神凪として無理する事は諫める反面、一人の人間としては「ノクティスに会いに行け」って無理を言ってる訳で。
何で可愛い妹に、そんな無理を言うのかというと「レイヴスに誓約を任せ、ノクティスに光耀の指輪を届けるのが、ルナフレーナの真の使命」だと、それが神が定める運命(=プログラム)だと、レイヴスは知っていたから・・・って考える。つまり、
光耀の指輪を受け取る・・・お前の代わりに、俺がノクティスに渡す事は出来ない。
何故なら俺の役目は、水神リヴァイアサンとの誓約を行う事。
祭壇には、必ず俺が駆け付ける。だから、お前は無理をするな。
その代わりお前は「ノクティスに指輪を渡し 王にその自覚をさせる」という真の使命を果せ。例え何があっても、倒れてはならない。
自分で渡す事を・・・ノクティスに会い、お前の想いと覚悟を伝える事を絶対に諦めるな。
お前がそれを諦めてしまったら、運命が変わり世界が「想い出・記憶」を忘れてしまったら・・・その願いが叶う世界は、もう望めないのだから。
「すぐ近くで 声を聞きたかった」
その願いを叶える為にも、絶対に「お前の使命」を果たせ。
レイヴスは厳しい言葉で「ノクティスに会いに行く事を、諦めてしまいそうなルナフレーナを励ましていた」のではなく。
どうすれば良いのか「オルティシエでの動き(=プログラム)を、具体的にルナフレーナに伝えていた」・・・妹の願いが叶うよう、兄はちゃんと道を示していた。
勿論これは、レイヴスが「世界の理を知る者」側に立っていた頃=【FF15(無印)】限定の解釈になるんですが、そういう風に見たらちょっと円やかじゃないかな?
正直、あれだけ弱ってるルナフレーナにあの応対は「確かにそうだけど・・・」って、分からない事は無いんだけど、ちょっと精神論が過ぎると言うか。
でもあの言葉の本当の意味が、ただ励ましてるのではなく「オルティシエでの、具体的な助言だった」なら・・・ちゃんと「ルナフレーナの願いが叶う未来を見据えての、詳細なアドバイスだった」なら、レイヴス君の指示も納得出来る気がするな、って。
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