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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 73》
- 2026/03/10 (Tue) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【「世界の理を知る者達」が望む、イオスの世界】
《世界の理を知る者:アーデンの場合》
《世界の理を知る者:神・神様(=創り手)の場合》
《世界の理を知る者:レイヴスの場合》
【「真の王」にはなれなかった「哀れな神凪」】
【【FF15(無印)】=一番「真実」に近かった世界】
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前回《新約 72》の最後に、
「何でレイヴスはバグを起こしてまで、アーデンとの決着を付けに行ったのか」
「【FF15(無印)】バージョンを走り抜いたレイヴスは、以降どういう立ち位置になったのか?」
については次回補足予定・・・と書いていたので、そこら辺を順繰りに補足する回。
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【「世界の理を知る者達」が望む、イオスの世界】
そもそもの【FF15】の設定&世界観だと、お世辞にも「お互い協力して、仲良くやってる」ようには見えない三者ですが。
この《新約》の場合は「道中の過程は違うけど、目指す最終地点は同じ」なので。完全に相容れない&敵対している訳では無く「やり方は気に食わないけど、理解出来ない事は無い・・・けど、やっぱり見過ごせない」位の関係です。
で、肝心の「目指す最終地点」が何処かと言うと、
イオスの世界に「真実」を取り戻し、過去と今の融合・・・リアルで言えば「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」と思ってもらえる世界となる事を望んでいて。
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《世界の理を知る者:アーデンの場合》
このイオスの世界は「剣神バハムートの夢が、幻光虫によって具現化した世界」で「その夢は、イオスの世界の住人達の「想い出・記憶」の影響を受ける(=設計図)」ので。
今の世界で「全ての真実」を思い出させれば。
次の世界は、その「全ての真実」を設計図に再構成されるので。
次の世界は、時の意志(=時代)を取り込みながらも、過去の「全ての真実」も盛り込んだ「今時だけど、過去も大事にした。新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」を取り戻す事が出来る。
だからアーデンは「運命の王子(=主人公)」に「真実を知る王」となる事を望み。
自身も「真実の探求者」として、世界が忘れてしまった「全ての真実」の開示に努めた。
ただアーデンの場合。彼が言う「全ての真実」には、単純に「時の流れで忘れられてしまった真実」だけでは無く。神が意図して封印した、ルシスの禁忌のような「今更掘り返されたくない真実(闇・黒歴史)」も含まれていて。
次の世界の為に、今の世界に「全ての真実」を思い出させるという事は「都合が悪い真実もも、真実であって。過去を思い出す為には、それを無かった事にする事は出来ない」・・・つまり膿となって身を蝕んでいるそれらも、出し切らなければならない。綺麗事では済まない、当に痛みを伴うもので。
その痛みを伴うのは、今までのツケを払わされるのは、今の世界。
つまり「目指す最終地点」は同じでも、次の世界を「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」にする為なら、今の世界での犠牲は厭わない・・・これがアーデンの行動原理。
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そうなると「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい神」とは、当然足並みが揃う筈も無く。
だからアーデンは神が示す「運命に抗う」・・・「目指す最終地点」は同じでも、自分は自分の意志を捨てない(=バグの修正を受け入れない)。
「神の導きも、庇護も必要ない」=
「バグった状態で、この物語でのアーデン
(=自分に課せられた役割)を演じきってみせる《新約 70》」
バグによって取り込んだ「自己チェック&修復プログラム」の役目を果たしながらも、ちゃんと「アーデンというキャラの役割」も果たす・・・という道を選んだ。
んだけど、アーデンだって自分が神の意に背き「全ての真実」を・・・神が意図して封印した「今更掘り返されたくない真実(闇・黒歴史)」まで開示する。闇を解放し広める事による、今の世界への影響を考えない訳では無かった。
だってそういった闇を突き付ける事で、今の世界が立ち行かなくなってしまったら。
今の世界に幻滅して、誰も次の世界を夢見てくれなくなってしまったら。
アーデンが望む次の世界「今時だけど、過去も大事にした。新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」なんて・・・夢のまた夢、にすらならなくなってしまう。
だから自分が解放した「封じられていた真実(=闇)」が干渉する事によって、辻褄が合わなくなった世界を、何も知らない「運命の王子」が最後まで・・・闇の根源たる自分の元まで、迷わず辿り着けるように。アーデンは自身で闇を広めながらも「ノクティスを導く事」を、自身の使命とした。
ちゃんと「真実を知る王(=主人公)」として「偽りの王(=ラスボス)」を殺す。
次の世界の為に・・・今の世界を、物語を終わらせられるように。
つまりアーデンと神の関係を、リアル寄りでイメージすると。
ゲームのキャラでありながら、バグによって「自己チェック&修復プログラム」の役目も取り込んでいるアーデンの目的は「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」と思ってもらえる世界を取り戻す事で。
其の為に自身が「全ての真実」を広めた結果、今の世界【FF15】に矛盾が生じ変な事になってしまったとしても、それは仕方が無いと考えている(=既に次の世界【FF15R(リメイク)】を見据えている)。ここが「【FF15】も成功させなきゃならない神(=創り手)」との大きな違い&アーデンが「運命に抗う(=創り手に従わない)」理由。
とは言え、自分のやり方を押し通したせいで【FF15】がポシャってしまったら【FF15R】どころの話では無くなってしまうので。
「目指す世界の為、自分は自分のやり方でやらせてもらう。
その代わり、主人公は責任を持ってEDまで導くし。
与えられた自分の役割・・・ラスボスとしてのキャラも演じてみせる。」
ルシス王家を名乗るチェラム一族に対する遺恨や、闇に葬られた自身の救済の為では無く。
アーデンは「【FF】らしい【FF】」って思ってもらえる世界を取り戻す為、敵役を演じながら立ち回っていた・・・という事。
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そしてアーデンとレイヴスの関係は・・・アーデンが「【FF】らしい【FF】」を望むなら「前作主人公を、主人公のお手本(サポート)に付ける」という構図は「好ましい=アリ」なんじゃないかな、と。
だから前提として「アーデンが、バグったレイヴスに手を差し伸べた」というのがあって。
レイヴスは今度こそ「自分が主人公だった頃の使命」を果す為、今回もその手を取った・・・という事。
なので気まぐれと言えば、気まぐれかもしれないし。
意味があっての事と言えば、意味があっての事かもしれない・・・けど。
アーデンにしたら「レイヴスもバグを抱えている=神が定めた運命に従いつつも、心底従っている訳では無い」そういう「アーデンにも神にも予測不可能な所」が、面白いんだけど。
今の世界の「運命の王子」はノクティス・・・ここは変えられないので。
ノクティスをEDまで完走させる事を使命としているアーデンにしたら、いくら「実際に力を持っているのはレイヴス」だとしても、ノクティスの「王への道」を邪魔してもらっては困るし。
彼に期待する役割は、嘗ての自分と同じ「導き手」であって・・・あまり出過ぎた事をしないよう、そこは弁えて欲しいので。
「オレの目的の妨げにならないなら、
別に何してても構わないよ。」
で・・・実際、アーデンとレイヴスの「バグ」としての力量を考えたら、レイヴス君には「アーデンの妨げ、と認識される」程の事、そうそう出来ないので。基本、レイヴスの目論見&やる事に干渉する事は無い。
んだけど、例のアラケオル基地での行為は「アーデンの妨げ、と認識された」ので。念の為、わざわざアーデンが仲裁にやって来た・・・と、こういう感じ。
だってノクティスをEDまで導かなきゃならないアーデンにしたら「レイヴス:ここで死ぬなら それが世界の運命だ」なんて・・・彼には「そこまで世界に干渉する力は無い」って分かってはいても、予測不可能なバグの力で本当にノクティスを蹴落とされちゃ堪ったもんじゃないから。
後、書いとくなら。アーデンにしたら「レイヴス君が運命の王子だったら、良かったのになぁ・・・」って思ってる、かもしれない。
これは勿論、アーデンの個人的贔屓では無くて(贔屓とか無縁)。
アーデンが「【FF】らしい【FF】」を望むなら、前の世界《新約・第二章》で「RPGのお手本のような主人公」だった&実際「ED一歩手前まで完走済み」のレイヴスの方が、ちょっと変な事になってるこの世界でも、EDまで導き易かっただろうなって・・・そういう実務的な考え方。
その反面、確かにレイヴスは「ED一歩手前まで完走済み」だったけど「最後の最後で、自分を殺せなかった」事を、アーデンは事実として知っているので。
レイヴスがレイヴスである以上「自分を殺せなかったレイヴスには、運命の王子は務まらない」・・・これが今のイオスの世界での、レイヴスに対するアーデンの見解。
という事は、アーデンにとっては唯一人「運命の王子」だけが特別なので。
レイヴスが、自分の過去「《新約・第二章》で、レイヴスの導き手を務めたアーデン」や「《ルシスの禁忌とは》で、王として神として世界の為に尽くしたアーデン」を知る・・・覚えてくれている唯一の存在だとしても。
全ては「運命の王子」と「運命の王子以外」・・・で、レイヴスも後者の一人でしかない。これ位の関係性で調度良いんじゃないかな、って思ってます。
何て言うか「アーデンにとってのレイヴス=自分の過去を知る、唯一の存在」って重い設定に重きを置かない事で、その分の錘を「イオスの世界の為の「全ての真実」の一部として思い出して欲しい・・・とは思っても「自分の過去」を思い出して欲しい訳では無い」=それ位に「アーデン自身、自分の過去に拘りが無い」って方向にスライドさせたいな、と。
だって自分の過去を知る、唯一の存在であるレイヴスを特別視しながら「「自分の過去」を思い出して欲しい訳では無い(=自分の過去に拘りが無い)」ってのは、ちょっと説得力が無くなっちゃうと言うか・・・ぶっちゃけ、これくらい相殺しとかないと、この二人の関係はもったりし過ぎる。
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《世界の理を知る者:神・神様(=創り手)の場合》
何か普通に「神」とか「神様」って言ってるけど。実は「レガリア(TYPE-F)で~」での「神様」という存在は凄く曖昧というか、
イオスの世界の人々が「神様」と思っている「〇神〇〇〇」という存在は、「人間の神様に対するイメージから生み出された幻獣」であって、実は「神様」そのものではない。
人間は「神様」の姿を見る事も、声を聞く事も出来ないので。
どのような「神様」なのかは分からないし、実際のトコ「存在を感じるなら存在する」と信じるしかない存在(なので作中では、その存在を確認する事は出来ない)《偽典 13》。
と書いていたので・・・設定として「ちゃんと、よく分からない存在」です。
なので「ちゃんと、よく分からない存在」前提で話を書いてもややこしいので、最初から「神・神様(=創り手)」とイメージして進めると。
そんな神(=イオスの世界の外側)視点で、イオスの世界【FF15】を見た場合。
アーデン同様、神も「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」つまり「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」って思ってもらえる【FF15】を創りたい、と思っている・・・んだけど。
この【FF15】で、全ての膿を出し切ってでも「全ての真実」を開示して。
次の【FF15R】に希望を繋ぐ・・・次の世界こそ「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」って思ってもらえる【FF15】を取り戻そう。
・・・って言うアーデンの意見に、賛同する事は出来なかった。
だって神が創り手である以上「今のイオスの世界にも責任を持たなければならない=【FF15】も、皆が満足できる形で終わらせたい」ので。
アーデンの言う「全ての真実」・・・時代に合わなくなった、不都合だからと自分達が無かった事にして来た「改編・改竄」してきた「闇・黒歴史」まで開示する事で、今の世界が見放され日の目を見る事なく終焉を迎える・・・なんて事は絶対に避けなければならない。
真実を取り戻したいと言いつつ、都合の悪い真実は隠しておきたいなど・・・神々の手前勝手でしかないと分かっていても。
本当は誰よりも「【FF】らしい世界」を取り戻したいと、夢見ていても。
次の世界で「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」世界を取り戻す為・・・なんて理由で、今の世界を、今の世界に生きる人々を、生贄に捧げるなんて事は出来ないんだから。
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だから神は、アーデンを説得したかった「人は運命に従い生きるもの それは変えられない」「運命に抗うなど無駄なこと」だと・・・ゲームのキャラとして、自分達の命令(=プログラム)に従ってくれ、と。
でもバグにより、ゲームのキャラでありながら「自己チェック&修復プログラム」の役割も使命とするアーデンは、
「目指す世界の為、自分は自分のやり方でやらせてもらう。
その代わり、主人公は責任を持ってEDまで導くし。
与えられた自分の役割・・・ラスボスとしてのキャラも演じてみせる。」
と・・・神の加護無く自身で歩む道が、茨の道である事を覚悟の上で。神が定める「運命に抗う」道を選んだ。
「愚かな 人(ゲームのキャラ)が神(プログラマー)に逆らうか?」
「人(ゲームのキャラ)だと? 違う 化け物(バグ)さ」
バグによって取り込んでしまっただけで「自己チェック&修復プログラム」なんて、望んで得た力では無かったけれど・・・数多の真実が失われている事を知ってしまった以上、見過ごす事なんて出来なかった。
だから「バグ=神に唯一、対抗出来る力」と成り得るなら、どこまでも利用してやろうと・・・自分の身すら蝕む力と分かっていても、それを手放すつもりなど無かった。今更、都合良くプログラム通りに動くゲームのキャラになるなんて、願い下げでしかなかった。
尤も、そんな思考こそ「お前は狂っているのだ」と・・・神は愚かだと蔑み、哀れと嘆くかもしれないけれど。
今の自分を「狂っている」と言うのなら、きっと全てが「狂っている」のだろう。
だったら「オレはオレの道を生きる 血と闇にまみれようとも」・・・自分が信じる道を進むまでだ。
と・・・これがアーデンと神(=創り手)の関係のイメージ。
って書くと、創り手はバグを修正したいのに、アーデンが拒否している・・・という構図になるので「創り手側が、一方的に迷惑を被っている」ようにも見えるけど。
本当に何とかしたいなら、バグったアーデンを消去後、新しいアーデンを創って差し替える事も出来た筈なので。
それをしなかったって事は「自分達には出来ない奇跡を、アーデンに託した」って風に考える事が出来たら、それこそ夢があってイイんじゃないかな・・・って思います。
何時もの如く、全部妄想を伝える為のイメージの話でしかないんですが。
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そして神にとってのもう一人の問題児・レイヴス君・・・ですが。
レイヴスの「目指す最終地点」も、神と同じ「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」を取り戻す事だし。
バグはバグでもレイヴスは「世界を直接変える程の力を持たない(=頑張っても勝手にフラグを立る程度)」なので。アーデン程、常に何をやらかすかヒヤヒヤ監視してなきゃならない訳では無いんだけど。
何せ前の世界《新約・第二章》で「最後の最後、主人公がコマンドを受け付けず。ラスボスに一方的に攻撃されて、ゲームオーバーになってしまう」というバグを起こした結果、その世界は丸々お蔵入りになってしまった・・・という前科持ちなので。
普段は大人しく従ってくれているけど、いつ何時どんなバグを引き起こすか分からない。
・・・って意味では、バグっているとは言え明確な目的が分かっているアーデンよりも、レイヴス君の方が厄介。
なので当然、レイヴスのバグも修正出来るものなら修正したいんだけど。
バグったレイヴスを今の世界に引き込んだのはアーデン=「バグの根源と紐付いている」ので、下手に触る事も出来ず。
「現状、これといったバグも起こしてないし。
取り敢えず、様子見でイイんじゃないかな?」
(本当に都合が悪い展開になったら、
アーデンが責任もって何とかするだろう・・・。)
勿論、アーデンにはレイヴスを守ってる気なんて、更々無い無いんだけど。
アーデンの庇護下にあるから、神も迂闊に手出し出来ない・・・とまでは言わないけど、あまり手を出したくない。まぁ、そんな感じで放免されている、そういうイメージの話。
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《世界の理を知る者:レイヴスの場合》*但し【FF15(無印)】=バグってた頃・限定
此処まで書いて来た中で、重複する部分も多いのですが。
アーデンや神同様、レイヴスも「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」つまり「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」って思ってもらえる【FF15】を望んでいる・・・ので、この点に関しては三者共通しているんだけど。
アーデンのトコで、レイヴスがレイヴスである以上「自分を殺せなかったレイヴスには、運命の王子は務まらない」と書いていたように。
レイヴスは《新約・第二章》で「最後の最後、ラスボス・アーデンを倒せなかった」・・・つまり彼は、世界を守るという「運命の王子」「真の王」としての使命より、命を救うという「神凪」としての使命を選んだ。
「オレには できない
オレの使命は命を救うこと」
これは本来【エピソード・アーデン】でアーデンが言っていた台詞を、レイヴスの最期の台詞に引っ張って来たモノですが。
例え世界を守る為だと言われても、アーデン一人の命すら奪えなかった・・・そのせいで自分が命を落とす事になった、レイヴスはそんな「哀れな神凪」だったから。
次の世界を「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」にする為なら、今の世界での犠牲は厭わない・・・というアーデンの考えを、受け入れられる訳が無かった。
という理由から。個々の関係性としては、アーデンとの結び付きの方が強いんだけど。今の世界に対する考え方「今の世界での犠牲は厭わない」部分で相反していて。
寧ろ「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界を取り戻したい」けど「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」という、神(=創り手)側に近い考え方・・・という事になります。
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但し、レイヴスと神の思考も「近い考え方」であって、完全一致している訳では無く。
双方同じ「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界を取り戻したい」けど「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」という目的で一致していたので、レイヴスは「神によって定められた運命に従いつつも、自身の意志を持つイレギュラーな存在」で居る事が出来た。
神(=創り手)が「今の世界【FF15】も、皆が満足できる世界(=ゲーム)にしたい」と思って創ってくれているんだから。同じく「今の世界も、皆が満足できる世界にしたい」と願っているレイヴスは、それに従っていればいい訳で。アーデンのように「運命に抗う」必要は無く、神の采配を妨げる(=プログラムに干渉する)必要も無かったから・・・まぁ、レイヴス君には「そこまでの力が無い」ってのもあるけど。
なのに「近い考え方」であって、完全一致している訳では無い。
大人しく神に従っていればよい筈のレイヴスが「神によって定められた運命に従いつつも、自身の意志(バグ=神に対抗出来る、唯一の力)を捨てなかった」のは何故かというと。
確かにレイヴスと神は、双方「今の世界も、皆が満足できる世界」を望んでいたけれど。
レイヴスは心優しい「神凪」だったから、厳密には「皆が満足できる世界=今の世界に生きる人々が救われる世界」と考えていた。
つまりリアルでイメージすると。神(=創り手)は、ゲームとしての「満足=システム&シナリオとしての面白さ」を追及しなきゃならないので。当然、主人公が大きな壁にぶち当たったり、ヒロインがピンチに陥ったり、最後は大どんでん返しからのハッピーエンド・・・みたいな、山あり谷ありを演出したい。だってそれが「面白いゲームに必要な要素」だから。
それに対しレイヴスは「満足=今の世界に生きる人々が救われる」事なので。わざわざ苦しい道を選んだり、誰かが犠牲になったり、騙し騙されたり・・・なんて、神の都合で人々を苦しめたくはない。それが「面白いゲームに必要な要素」だから・・・って言われても、レイヴスは「その世界に生きる人々を救いたい」んだから。
と・・・双方「近い考え方」ではあるけど、そういう意味では「真っ向から反している」ので。
バグによって未だ「ルシス王家(レギス)」&「神凪(シルヴァ)」の力を持ったままのレイヴスにしたら。
ゲームとしての面白さの為に、力を継承出来なかったノクティスやルナフレーナに「運命の王子」「神凪」としての務めを強いる神(=創り手)のやり方が、どうしても納得出来なかった。
力を持たないノクティスとルナフレーナに無理をさせなくても。
力を持つ自分が、その務めを果たせば良いだけの話じゃないか?
そうすれば、二人が無暗に傷付く事も、苦しむ事も、悲しむ事も無く。
きっと世界だって、速やかに救われる・・・その世界に住まう人々も。
でもそれって、既に前の世界で「ED一歩手前まで完走済み」&「ルシス王家」と「神凪」のハイブリッド・レイヴス君が、主人公&ヒロインの代わりに大変なイベント・・・啓示も誓約も何でもかんでも代行してくれるって事なので。
それって神(=創り手)としては、具合が悪い訳です・・・だってそんな「完璧なお助けキャラが、主人公の役割を食っちゃうゲーム」なんて面白くないやん?戦闘面だけじゃなくて、シナリオ自体が平坦になっちゃうって事だから。山も谷も無ければ、オチも意味も付け難い。
と言った理由から、双方「近い考え方」であって、完全一致している訳では無い・・・って関係になります。
が、神がちゃんと「皆が満足できる世界」を「今の世界に生きる人々が救われる世界」として構築してくれてる分には、レイヴスは異を唱える(=バグを起こす)必要は無いので。
現状は「神によって定められた運命に従いつつも、自身の意志を持つイレギュラーな存在」に留まっていて。
でも、度が越す様なら「自身の意志(バグ=神に対抗出来る、唯一の力)で、運命を変える」つまり「世界の為であっても、神の意志であっても、誰も死なせない(=命を救う事が使命)」その為の力として、レイヴスは「自身の意志(=バグ)を、捨てなかった」・・・ってトコに、今は着地させておきます。
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そして問題のレイヴス&アーデンですが。
考えの近い神のやり方にさえ、眉間に皺寄せて様子を窺っているレイヴス君なので。
アーデンの、次の世界を「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」にする為なら、今の世界での犠牲は厭わない・・・という、やり方に賛同する事なんで出来る筈も無く。
常にアーデンの凶行を食い止めたいと思っているんだけど、レイヴス自身にはそこまでの力は無く。
そもそも今の世界に、バグったレイヴスを引き入れたのがアーデンで。
そのバグったレイヴスは、過去の世界の記憶「《新約・第二章》で、レイヴスの導き手を務めたアーデン」や「《ルシスの禁忌とは》で、王として神として世界の為に尽くしたアーデン」を、イメージではなく事実として知っている・・・覚えているから。
今の世界の現実として、故郷を焼かれ、母を殺され、自身も利用され、妹まで自由を奪われたとしても・・・どうしたって憎い筈なのに、どうしても最後の最後アーデンを憎み切る事が出来なかった。
過去の「想い出・記憶」など、最早まやかしだと捨てられれば良かった。
目の前の男こそが、今を生きる人々の脅威なのだと・・・討つべき相手だと思えれば良かった。
憎しみに駆られ、衝動のままに剣を振り下ろす事が出来たら良かったのに。
でも、どんなに憎くても、どうしてもアーデンを憎み切る事が出来なかった。
だって過去の「想い出・記憶」を知るレイヴスは、知っていたから。
アーデンは決してイオスの世界を裏切りはしない、仇成す事は無い、と。
だって彼は、幾年幾個のイオスの世界を守る為、自身の全てを捧げてきた・・・聖者、献身者と呼ばれた「アーデン(=王の呼称)」なのだから。
どれ程の仕打ちを受けても・・・故郷を焼かれ、母を殺され、自身も利用され、妹まで自由を奪われたとしても。アーデンがそうする事を選んだのなら、それはイオスの世界の為には必要な事だったのだろう。
と・・・そう思えてしまうレイヴスに、アーデンを憎める筈が・・・殺せる筈が無かった。
だから《新約・第二章》で「後見人(=導き手)として、育ててもらった恩」とか。
その時に知った「ソルハイムの王として一生を捧げた、アーデンの生き様に対する情」・・・も、あるだろうけど。レイヴス君は心優しい「神凪」なので。
何よりそれ以上に、どんなに酷い事をしようが「アーデンが、悪意で世界を傷付ける事は無い」何故なら「彼は何時だって、イオスの世界の為に生きた献身者だったのだから」と、レイヴスの中に、アーデンに対する信頼が「想い出・記憶」と共に残っている以上。
今の自分にとっては、それこそ殺したい位に憎い・・・憎むべき相手だと、自身に言い聞かせても尚、どうしても憎み切る事が出来なかった。
全部全部振り切って憎む事が出来たら、余程楽になれただろうに・・・って言う、相変わらず可哀想なレイヴス君。
に対して、アーデンは通常運転。レイヴスの葛藤とか全然理解出来ない・・・というか、葛藤に苦しんでる事にすら気付いてなさそう。
・・・って具合に、お互いにお互いが「自分の過去を知る、唯一の存在」の筈なんだけど、温度差がエグイ、のが良いと思います。この二人は意図して離しておく位で、ちょうど良い。
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【「真の王」にはなれなかった「哀れな神凪」】
そして、ここまで書いてやっと辿り着く「何でレイヴスはバグを起こしてまで、アーデンとの決着を付けに行ったのか」の答えは。
大筋では利害&目的が一致していたので、レイヴスは神が敷いた道筋(=プログラム)に従って動いていたんだけど。
アーデンは、闇(=バグ)の力で世界に干渉し「ルナフレーナを殺す」という、本来とは違う道筋(=プログラム)に変えてしまった。
それは「いくらアーデンの力が強大であっても、神の力には逆らえない」と思っていたレイヴスにとって、想定外の出来事で。
聖者と呼ばれた過去のアーデンを知るが故に、心の何処かで「そこまでの事はしないだろう」との信頼・・・否、甘えがあったのも事実で。
最愛の妹を・・・何よりも「本来なら死ぬ事は無かった命(=過去の世界では生存)」をも、手に掛け奪う。その様な凶行を現実を突き付けられ「今の世界に生きる人々が救われる世界」を望むレイヴスが、黙っていられる筈が無く。
神ですら御し切れないと言うのであれば、自分の力で以ってアーデンを止めるしかない。
創り手ですら制御出来ないと言うのであれば、自分のバグを利用し道を変えてでも、アーデンの挙動を食い止めるしかない。
これ以上、このイオスの世界の人々が苦しみ傷付き悲しまない為に。
「命を救う事・・・それがオレの使命。」
レイヴスはバグの力を奇跡とし、過去の世界「《新約・第二章》=嘗て自分が「運命の王子(=主人公)」だった頃の挙動」を再現(バグによって、残ったままになっていた「過去の世界の自分のプログラム」に飛ぶフラグを立てるイメージ)。
混乱収まらぬオルティシエを後にし、嘗ての最終地点「ジグナタス要塞・クリスタルルーム」を目指した。
どの様な理由であれ、アーデンが「今の世界に生きる人々」の敵となるのなら。
「今度こそ、お前を殺してやる・・・。」
「今度こそ、ねぇ・・・結果は同じだと思うけど?」
世界を越え、アーデンとの・・・そして過去の自分との決着を付ける為に。
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【【FF15(無印)】=一番「真実」に近かった世界】
と、言うのが「世界の理を知る者達」の思惑で。
ノクティスが見ていない所で繰り広げられていた・・・故に、誰にも知られる事なく本編ではスルーされた、嘗ての主人公の物語。
なんですが・・・先に《レイヴスの場合(【FF15(無印)】=バグってた頃・限定)》と書いていたように、ここまでの内容は追加DLCは勿論、アップデートも入っていない【FF15(無印)】限定での話で。
だからこそココが「【FF15(無印)】バージョンを走り抜いたレイヴスは、以降どういう立ち位置になったのか?」に繋がる。
つまりココで言う「【FF15(無印)】バージョンを走り抜いたレイヴス」と言うのは、大筋で目的&利害が一致していたから、神の定めた運命(=命令・プログラム)に従いつつ様子を窺っていたんだけど。
アーデンが「本来なら死ぬ事は無かった命」にまで手を掛けた事、それを神が止められなかった事が引き金となり。
バグの力を利用してでも「自分がアーデンを止める」と決断・・・過去の世界で付けられなかったアーデンとの決着を付ける為、単身ジグナタス要塞へと向かった。
でも「今ある過去は変えられない」様に、事実【FF15】であのような最期を迎えたという事は、やっぱりレイヴスにはアーデンを殺せなかった。今の世界を救う事は出来なかった・・・と言う事で。
なら「【FF15(無印)】バージョンを走り抜いたレイヴスは、以降どういう立ち位置になったのか?」の答えは「アーデンにシガイにされて、ノクティス一行に退治されたんでしょ?」では無く、その後の話。
残念ながら「最後まで走り抜いたレイヴス」=己の信念に基づき、出来る限りの事をやり尽くしてもアーデンを止める事は出来ず。自身が引き起こしたバグの暴走に飲み込まれ、自我を失ってしまった。
でも自我を失って尚、自身がイオスの世界の災い・・・バグを広める存在とならぬように、と。
彼は僅かに残る意識で以って、世界の為に「真の王・ノクティス」に討たれる事を望み願った。
つまり、責任感が強く、途中で投げ出さず、奇跡をも味方に付け全てを解決する・・・そんな如何にも「SFC時代の模範的な主人公」のレイヴス君が、絶望を突き付けられる「自分の力程度では、世界を救う事は出来ない」って諦めてしまうとしたら、このタイミングだったんじゃないかな、と。
そして「世界の為であっても、神の意志であっても、誰も死なせない(=命を救う事が使命)」その為の力として、レイヴスは「自身の意志(=バグ)を、捨てなかった」・・・この力があれば、神にもアーデンにも対抗出来るかもしれない。
そんな奇跡を信じていた、けど。
そんな奇跡は起きなかった、残ったのは「自分の力程度では、世界を救う事は出来ない」という現実だけで。
今の世界(=【FF15(無印)】バージョン)では、己の信念を貫き通したレイヴスだったけど。
新たな世界(=アップデート後のバージョン)では、彼は神の定める運命に従う事を選んだ。
つまりそれは、バグの修正を受け入れ、奇跡の力「バグ=神に唯一、対抗出来る力」を手離す道を選ぶ、という事で。
プログラムに従い、創り手の望む「レイヴスの役割」を果たす・・・普通の「ゲームの登場人物」になる、という事。
それと同時に、過去の世界の「想い出・記憶」・・・嘗ての自分が何者だったのか、忘れる事になっても。
男の過去を、生き様を、信念を、本当の名を、本来の姿を・・・たった一つの望みを、忘れる事になっても。例え道を違え、敵対する事となっても。
「オレは、神の定める運命に従う。
イオスの世界の人々を救う為には、これが最善の方法なのだ。」
選ばれなかった自分には、選べる道など無かったのだと・・・そんな言い訳で過去を捨てた自分を。
そうでもしなければ今の世界を、今を生きる人々を救えない・・・神の言い成りになる事を選んだ自分を。
一人、神に抗い続ける男は嘲笑するだろうか・・・所詮はお前も「神の傀儡」か、と。
・・・って言うか、レイヴスの性格だったら。バグりにバグにまくって、バグの修正を受け入れる他ない状況にまで追いやられていた・・・んだろうなって。
で、アップデート以降の、神の言い成り&お利口さんになったレイヴス君を見て、アーデンは「つまんないなぁ・・・」と。
彼にしたら「途中まで=神にも自分にも阿らず、何をしでかすか予測不能なレイヴス【FF15(無印)】バージョン」の方が、見ててそれなりに面白かったんじゃないかな。
尚、レイヴス君が過去の「想い出・記憶」を忘れてしまった事で、誰も「アーデン(王)・ルシス(真の名)・チェラム(氏族名)」の過去を知る者は居なくなってしまった訳ですが。
それに関しては「また世界から真実が失われてしまった」事を嘆きこそすれ、別に「自分の過去」という部分には拘りないと思います。アーデンにとっての「真実」は、そんな感じ。
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【「世界の理を知る者達」が望む、イオスの世界】
《世界の理を知る者:アーデンの場合》
《世界の理を知る者:神・神様(=創り手)の場合》
《世界の理を知る者:レイヴスの場合》
【「真の王」にはなれなかった「哀れな神凪」】
【【FF15(無印)】=一番「真実」に近かった世界】
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前回《新約 72》の最後に、
「何でレイヴスはバグを起こしてまで、アーデンとの決着を付けに行ったのか」
「【FF15(無印)】バージョンを走り抜いたレイヴスは、以降どういう立ち位置になったのか?」
については次回補足予定・・・と書いていたので、そこら辺を順繰りに補足する回。
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【「世界の理を知る者達」が望む、イオスの世界】
そもそもの【FF15】の設定&世界観だと、お世辞にも「お互い協力して、仲良くやってる」ようには見えない三者ですが。
この《新約》の場合は「道中の過程は違うけど、目指す最終地点は同じ」なので。完全に相容れない&敵対している訳では無く「やり方は気に食わないけど、理解出来ない事は無い・・・けど、やっぱり見過ごせない」位の関係です。
で、肝心の「目指す最終地点」が何処かと言うと、
イオスの世界に「真実」を取り戻し、過去と今の融合・・・リアルで言えば「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」と思ってもらえる世界となる事を望んでいて。
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《世界の理を知る者:アーデンの場合》
このイオスの世界は「剣神バハムートの夢が、幻光虫によって具現化した世界」で「その夢は、イオスの世界の住人達の「想い出・記憶」の影響を受ける(=設計図)」ので。
今の世界で「全ての真実」を思い出させれば。
次の世界は、その「全ての真実」を設計図に再構成されるので。
次の世界は、時の意志(=時代)を取り込みながらも、過去の「全ての真実」も盛り込んだ「今時だけど、過去も大事にした。新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」を取り戻す事が出来る。
だからアーデンは「運命の王子(=主人公)」に「真実を知る王」となる事を望み。
自身も「真実の探求者」として、世界が忘れてしまった「全ての真実」の開示に努めた。
ただアーデンの場合。彼が言う「全ての真実」には、単純に「時の流れで忘れられてしまった真実」だけでは無く。神が意図して封印した、ルシスの禁忌のような「今更掘り返されたくない真実(闇・黒歴史)」も含まれていて。
次の世界の為に、今の世界に「全ての真実」を思い出させるという事は「都合が悪い真実もも、真実であって。過去を思い出す為には、それを無かった事にする事は出来ない」・・・つまり膿となって身を蝕んでいるそれらも、出し切らなければならない。綺麗事では済まない、当に痛みを伴うもので。
その痛みを伴うのは、今までのツケを払わされるのは、今の世界。
つまり「目指す最終地点」は同じでも、次の世界を「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」にする為なら、今の世界での犠牲は厭わない・・・これがアーデンの行動原理。
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そうなると「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい神」とは、当然足並みが揃う筈も無く。
だからアーデンは神が示す「運命に抗う」・・・「目指す最終地点」は同じでも、自分は自分の意志を捨てない(=バグの修正を受け入れない)。
「神の導きも、庇護も必要ない」=
「バグった状態で、この物語でのアーデン
(=自分に課せられた役割)を演じきってみせる《新約 70》」
バグによって取り込んだ「自己チェック&修復プログラム」の役目を果たしながらも、ちゃんと「アーデンというキャラの役割」も果たす・・・という道を選んだ。
んだけど、アーデンだって自分が神の意に背き「全ての真実」を・・・神が意図して封印した「今更掘り返されたくない真実(闇・黒歴史)」まで開示する。闇を解放し広める事による、今の世界への影響を考えない訳では無かった。
だってそういった闇を突き付ける事で、今の世界が立ち行かなくなってしまったら。
今の世界に幻滅して、誰も次の世界を夢見てくれなくなってしまったら。
アーデンが望む次の世界「今時だけど、過去も大事にした。新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」なんて・・・夢のまた夢、にすらならなくなってしまう。
だから自分が解放した「封じられていた真実(=闇)」が干渉する事によって、辻褄が合わなくなった世界を、何も知らない「運命の王子」が最後まで・・・闇の根源たる自分の元まで、迷わず辿り着けるように。アーデンは自身で闇を広めながらも「ノクティスを導く事」を、自身の使命とした。
ちゃんと「真実を知る王(=主人公)」として「偽りの王(=ラスボス)」を殺す。
次の世界の為に・・・今の世界を、物語を終わらせられるように。
つまりアーデンと神の関係を、リアル寄りでイメージすると。
ゲームのキャラでありながら、バグによって「自己チェック&修復プログラム」の役目も取り込んでいるアーデンの目的は「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」と思ってもらえる世界を取り戻す事で。
其の為に自身が「全ての真実」を広めた結果、今の世界【FF15】に矛盾が生じ変な事になってしまったとしても、それは仕方が無いと考えている(=既に次の世界【FF15R(リメイク)】を見据えている)。ここが「【FF15】も成功させなきゃならない神(=創り手)」との大きな違い&アーデンが「運命に抗う(=創り手に従わない)」理由。
とは言え、自分のやり方を押し通したせいで【FF15】がポシャってしまったら【FF15R】どころの話では無くなってしまうので。
「目指す世界の為、自分は自分のやり方でやらせてもらう。
その代わり、主人公は責任を持ってEDまで導くし。
与えられた自分の役割・・・ラスボスとしてのキャラも演じてみせる。」
ルシス王家を名乗るチェラム一族に対する遺恨や、闇に葬られた自身の救済の為では無く。
アーデンは「【FF】らしい【FF】」って思ってもらえる世界を取り戻す為、敵役を演じながら立ち回っていた・・・という事。
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そしてアーデンとレイヴスの関係は・・・アーデンが「【FF】らしい【FF】」を望むなら「前作主人公を、主人公のお手本(サポート)に付ける」という構図は「好ましい=アリ」なんじゃないかな、と。
だから前提として「アーデンが、バグったレイヴスに手を差し伸べた」というのがあって。
レイヴスは今度こそ「自分が主人公だった頃の使命」を果す為、今回もその手を取った・・・という事。
なので気まぐれと言えば、気まぐれかもしれないし。
意味があっての事と言えば、意味があっての事かもしれない・・・けど。
アーデンにしたら「レイヴスもバグを抱えている=神が定めた運命に従いつつも、心底従っている訳では無い」そういう「アーデンにも神にも予測不可能な所」が、面白いんだけど。
今の世界の「運命の王子」はノクティス・・・ここは変えられないので。
ノクティスをEDまで完走させる事を使命としているアーデンにしたら、いくら「実際に力を持っているのはレイヴス」だとしても、ノクティスの「王への道」を邪魔してもらっては困るし。
彼に期待する役割は、嘗ての自分と同じ「導き手」であって・・・あまり出過ぎた事をしないよう、そこは弁えて欲しいので。
「オレの目的の妨げにならないなら、
別に何してても構わないよ。」
で・・・実際、アーデンとレイヴスの「バグ」としての力量を考えたら、レイヴス君には「アーデンの妨げ、と認識される」程の事、そうそう出来ないので。基本、レイヴスの目論見&やる事に干渉する事は無い。
んだけど、例のアラケオル基地での行為は「アーデンの妨げ、と認識された」ので。念の為、わざわざアーデンが仲裁にやって来た・・・と、こういう感じ。
だってノクティスをEDまで導かなきゃならないアーデンにしたら「レイヴス:ここで死ぬなら それが世界の運命だ」なんて・・・彼には「そこまで世界に干渉する力は無い」って分かってはいても、予測不可能なバグの力で本当にノクティスを蹴落とされちゃ堪ったもんじゃないから。
後、書いとくなら。アーデンにしたら「レイヴス君が運命の王子だったら、良かったのになぁ・・・」って思ってる、かもしれない。
これは勿論、アーデンの個人的贔屓では無くて(贔屓とか無縁)。
アーデンが「【FF】らしい【FF】」を望むなら、前の世界《新約・第二章》で「RPGのお手本のような主人公」だった&実際「ED一歩手前まで完走済み」のレイヴスの方が、ちょっと変な事になってるこの世界でも、EDまで導き易かっただろうなって・・・そういう実務的な考え方。
その反面、確かにレイヴスは「ED一歩手前まで完走済み」だったけど「最後の最後で、自分を殺せなかった」事を、アーデンは事実として知っているので。
レイヴスがレイヴスである以上「自分を殺せなかったレイヴスには、運命の王子は務まらない」・・・これが今のイオスの世界での、レイヴスに対するアーデンの見解。
という事は、アーデンにとっては唯一人「運命の王子」だけが特別なので。
レイヴスが、自分の過去「《新約・第二章》で、レイヴスの導き手を務めたアーデン」や「《ルシスの禁忌とは》で、王として神として世界の為に尽くしたアーデン」を知る・・・覚えてくれている唯一の存在だとしても。
全ては「運命の王子」と「運命の王子以外」・・・で、レイヴスも後者の一人でしかない。これ位の関係性で調度良いんじゃないかな、って思ってます。
何て言うか「アーデンにとってのレイヴス=自分の過去を知る、唯一の存在」って重い設定に重きを置かない事で、その分の錘を「イオスの世界の為の「全ての真実」の一部として思い出して欲しい・・・とは思っても「自分の過去」を思い出して欲しい訳では無い」=それ位に「アーデン自身、自分の過去に拘りが無い」って方向にスライドさせたいな、と。
だって自分の過去を知る、唯一の存在であるレイヴスを特別視しながら「「自分の過去」を思い出して欲しい訳では無い(=自分の過去に拘りが無い)」ってのは、ちょっと説得力が無くなっちゃうと言うか・・・ぶっちゃけ、これくらい相殺しとかないと、この二人の関係はもったりし過ぎる。
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《世界の理を知る者:神・神様(=創り手)の場合》
何か普通に「神」とか「神様」って言ってるけど。実は「レガリア(TYPE-F)で~」での「神様」という存在は凄く曖昧というか、
イオスの世界の人々が「神様」と思っている「〇神〇〇〇」という存在は、「人間の神様に対するイメージから生み出された幻獣」であって、実は「神様」そのものではない。
人間は「神様」の姿を見る事も、声を聞く事も出来ないので。
どのような「神様」なのかは分からないし、実際のトコ「存在を感じるなら存在する」と信じるしかない存在(なので作中では、その存在を確認する事は出来ない)《偽典 13》。
と書いていたので・・・設定として「ちゃんと、よく分からない存在」です。
なので「ちゃんと、よく分からない存在」前提で話を書いてもややこしいので、最初から「神・神様(=創り手)」とイメージして進めると。
そんな神(=イオスの世界の外側)視点で、イオスの世界【FF15】を見た場合。
アーデン同様、神も「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」つまり「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」って思ってもらえる【FF15】を創りたい、と思っている・・・んだけど。
この【FF15】で、全ての膿を出し切ってでも「全ての真実」を開示して。
次の【FF15R】に希望を繋ぐ・・・次の世界こそ「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」って思ってもらえる【FF15】を取り戻そう。
・・・って言うアーデンの意見に、賛同する事は出来なかった。
だって神が創り手である以上「今のイオスの世界にも責任を持たなければならない=【FF15】も、皆が満足できる形で終わらせたい」ので。
アーデンの言う「全ての真実」・・・時代に合わなくなった、不都合だからと自分達が無かった事にして来た「改編・改竄」してきた「闇・黒歴史」まで開示する事で、今の世界が見放され日の目を見る事なく終焉を迎える・・・なんて事は絶対に避けなければならない。
真実を取り戻したいと言いつつ、都合の悪い真実は隠しておきたいなど・・・神々の手前勝手でしかないと分かっていても。
本当は誰よりも「【FF】らしい世界」を取り戻したいと、夢見ていても。
次の世界で「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」世界を取り戻す為・・・なんて理由で、今の世界を、今の世界に生きる人々を、生贄に捧げるなんて事は出来ないんだから。
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だから神は、アーデンを説得したかった「人は運命に従い生きるもの それは変えられない」「運命に抗うなど無駄なこと」だと・・・ゲームのキャラとして、自分達の命令(=プログラム)に従ってくれ、と。
でもバグにより、ゲームのキャラでありながら「自己チェック&修復プログラム」の役割も使命とするアーデンは、
「目指す世界の為、自分は自分のやり方でやらせてもらう。
その代わり、主人公は責任を持ってEDまで導くし。
与えられた自分の役割・・・ラスボスとしてのキャラも演じてみせる。」
と・・・神の加護無く自身で歩む道が、茨の道である事を覚悟の上で。神が定める「運命に抗う」道を選んだ。
「愚かな 人(ゲームのキャラ)が神(プログラマー)に逆らうか?」
「人(ゲームのキャラ)だと? 違う 化け物(バグ)さ」
バグによって取り込んでしまっただけで「自己チェック&修復プログラム」なんて、望んで得た力では無かったけれど・・・数多の真実が失われている事を知ってしまった以上、見過ごす事なんて出来なかった。
だから「バグ=神に唯一、対抗出来る力」と成り得るなら、どこまでも利用してやろうと・・・自分の身すら蝕む力と分かっていても、それを手放すつもりなど無かった。今更、都合良くプログラム通りに動くゲームのキャラになるなんて、願い下げでしかなかった。
尤も、そんな思考こそ「お前は狂っているのだ」と・・・神は愚かだと蔑み、哀れと嘆くかもしれないけれど。
今の自分を「狂っている」と言うのなら、きっと全てが「狂っている」のだろう。
だったら「オレはオレの道を生きる 血と闇にまみれようとも」・・・自分が信じる道を進むまでだ。
と・・・これがアーデンと神(=創り手)の関係のイメージ。
って書くと、創り手はバグを修正したいのに、アーデンが拒否している・・・という構図になるので「創り手側が、一方的に迷惑を被っている」ようにも見えるけど。
本当に何とかしたいなら、バグったアーデンを消去後、新しいアーデンを創って差し替える事も出来た筈なので。
それをしなかったって事は「自分達には出来ない奇跡を、アーデンに託した」って風に考える事が出来たら、それこそ夢があってイイんじゃないかな・・・って思います。
何時もの如く、全部妄想を伝える為のイメージの話でしかないんですが。
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そして神にとってのもう一人の問題児・レイヴス君・・・ですが。
レイヴスの「目指す最終地点」も、神と同じ「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」を取り戻す事だし。
バグはバグでもレイヴスは「世界を直接変える程の力を持たない(=頑張っても勝手にフラグを立る程度)」なので。アーデン程、常に何をやらかすかヒヤヒヤ監視してなきゃならない訳では無いんだけど。
何せ前の世界《新約・第二章》で「最後の最後、主人公がコマンドを受け付けず。ラスボスに一方的に攻撃されて、ゲームオーバーになってしまう」というバグを起こした結果、その世界は丸々お蔵入りになってしまった・・・という前科持ちなので。
普段は大人しく従ってくれているけど、いつ何時どんなバグを引き起こすか分からない。
・・・って意味では、バグっているとは言え明確な目的が分かっているアーデンよりも、レイヴス君の方が厄介。
なので当然、レイヴスのバグも修正出来るものなら修正したいんだけど。
バグったレイヴスを今の世界に引き込んだのはアーデン=「バグの根源と紐付いている」ので、下手に触る事も出来ず。
「現状、これといったバグも起こしてないし。
取り敢えず、様子見でイイんじゃないかな?」
(本当に都合が悪い展開になったら、
アーデンが責任もって何とかするだろう・・・。)
勿論、アーデンにはレイヴスを守ってる気なんて、更々無い無いんだけど。
アーデンの庇護下にあるから、神も迂闊に手出し出来ない・・・とまでは言わないけど、あまり手を出したくない。まぁ、そんな感じで放免されている、そういうイメージの話。
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《世界の理を知る者:レイヴスの場合》*但し【FF15(無印)】=バグってた頃・限定
此処まで書いて来た中で、重複する部分も多いのですが。
アーデンや神同様、レイヴスも「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」つまり「今時だけど、ちゃんと【FF】らしい」って思ってもらえる【FF15】を望んでいる・・・ので、この点に関しては三者共通しているんだけど。
アーデンのトコで、レイヴスがレイヴスである以上「自分を殺せなかったレイヴスには、運命の王子は務まらない」と書いていたように。
レイヴスは《新約・第二章》で「最後の最後、ラスボス・アーデンを倒せなかった」・・・つまり彼は、世界を守るという「運命の王子」「真の王」としての使命より、命を救うという「神凪」としての使命を選んだ。
「オレには できない
オレの使命は命を救うこと」
これは本来【エピソード・アーデン】でアーデンが言っていた台詞を、レイヴスの最期の台詞に引っ張って来たモノですが。
例え世界を守る為だと言われても、アーデン一人の命すら奪えなかった・・・そのせいで自分が命を落とす事になった、レイヴスはそんな「哀れな神凪」だったから。
次の世界を「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」にする為なら、今の世界での犠牲は厭わない・・・というアーデンの考えを、受け入れられる訳が無かった。
という理由から。個々の関係性としては、アーデンとの結び付きの方が強いんだけど。今の世界に対する考え方「今の世界での犠牲は厭わない」部分で相反していて。
寧ろ「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界を取り戻したい」けど「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」という、神(=創り手)側に近い考え方・・・という事になります。
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但し、レイヴスと神の思考も「近い考え方」であって、完全一致している訳では無く。
双方同じ「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界を取り戻したい」けど「今の世界も、皆が満足できる形で終わらせたい」という目的で一致していたので、レイヴスは「神によって定められた運命に従いつつも、自身の意志を持つイレギュラーな存在」で居る事が出来た。
神(=創り手)が「今の世界【FF15】も、皆が満足できる世界(=ゲーム)にしたい」と思って創ってくれているんだから。同じく「今の世界も、皆が満足できる世界にしたい」と願っているレイヴスは、それに従っていればいい訳で。アーデンのように「運命に抗う」必要は無く、神の采配を妨げる(=プログラムに干渉する)必要も無かったから・・・まぁ、レイヴス君には「そこまでの力が無い」ってのもあるけど。
なのに「近い考え方」であって、完全一致している訳では無い。
大人しく神に従っていればよい筈のレイヴスが「神によって定められた運命に従いつつも、自身の意志(バグ=神に対抗出来る、唯一の力)を捨てなかった」のは何故かというと。
確かにレイヴスと神は、双方「今の世界も、皆が満足できる世界」を望んでいたけれど。
レイヴスは心優しい「神凪」だったから、厳密には「皆が満足できる世界=今の世界に生きる人々が救われる世界」と考えていた。
つまりリアルでイメージすると。神(=創り手)は、ゲームとしての「満足=システム&シナリオとしての面白さ」を追及しなきゃならないので。当然、主人公が大きな壁にぶち当たったり、ヒロインがピンチに陥ったり、最後は大どんでん返しからのハッピーエンド・・・みたいな、山あり谷ありを演出したい。だってそれが「面白いゲームに必要な要素」だから。
それに対しレイヴスは「満足=今の世界に生きる人々が救われる」事なので。わざわざ苦しい道を選んだり、誰かが犠牲になったり、騙し騙されたり・・・なんて、神の都合で人々を苦しめたくはない。それが「面白いゲームに必要な要素」だから・・・って言われても、レイヴスは「その世界に生きる人々を救いたい」んだから。
と・・・双方「近い考え方」ではあるけど、そういう意味では「真っ向から反している」ので。
バグによって未だ「ルシス王家(レギス)」&「神凪(シルヴァ)」の力を持ったままのレイヴスにしたら。
ゲームとしての面白さの為に、力を継承出来なかったノクティスやルナフレーナに「運命の王子」「神凪」としての務めを強いる神(=創り手)のやり方が、どうしても納得出来なかった。
力を持たないノクティスとルナフレーナに無理をさせなくても。
力を持つ自分が、その務めを果たせば良いだけの話じゃないか?
そうすれば、二人が無暗に傷付く事も、苦しむ事も、悲しむ事も無く。
きっと世界だって、速やかに救われる・・・その世界に住まう人々も。
でもそれって、既に前の世界で「ED一歩手前まで完走済み」&「ルシス王家」と「神凪」のハイブリッド・レイヴス君が、主人公&ヒロインの代わりに大変なイベント・・・啓示も誓約も何でもかんでも代行してくれるって事なので。
それって神(=創り手)としては、具合が悪い訳です・・・だってそんな「完璧なお助けキャラが、主人公の役割を食っちゃうゲーム」なんて面白くないやん?戦闘面だけじゃなくて、シナリオ自体が平坦になっちゃうって事だから。山も谷も無ければ、オチも意味も付け難い。
と言った理由から、双方「近い考え方」であって、完全一致している訳では無い・・・って関係になります。
が、神がちゃんと「皆が満足できる世界」を「今の世界に生きる人々が救われる世界」として構築してくれてる分には、レイヴスは異を唱える(=バグを起こす)必要は無いので。
現状は「神によって定められた運命に従いつつも、自身の意志を持つイレギュラーな存在」に留まっていて。
でも、度が越す様なら「自身の意志(バグ=神に対抗出来る、唯一の力)で、運命を変える」つまり「世界の為であっても、神の意志であっても、誰も死なせない(=命を救う事が使命)」その為の力として、レイヴスは「自身の意志(=バグ)を、捨てなかった」・・・ってトコに、今は着地させておきます。
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そして問題のレイヴス&アーデンですが。
考えの近い神のやり方にさえ、眉間に皺寄せて様子を窺っているレイヴス君なので。
アーデンの、次の世界を「新しくも懐かしい、真実に基づくイオスの世界」にする為なら、今の世界での犠牲は厭わない・・・という、やり方に賛同する事なんで出来る筈も無く。
常にアーデンの凶行を食い止めたいと思っているんだけど、レイヴス自身にはそこまでの力は無く。
そもそも今の世界に、バグったレイヴスを引き入れたのがアーデンで。
そのバグったレイヴスは、過去の世界の記憶「《新約・第二章》で、レイヴスの導き手を務めたアーデン」や「《ルシスの禁忌とは》で、王として神として世界の為に尽くしたアーデン」を、イメージではなく事実として知っている・・・覚えているから。
今の世界の現実として、故郷を焼かれ、母を殺され、自身も利用され、妹まで自由を奪われたとしても・・・どうしたって憎い筈なのに、どうしても最後の最後アーデンを憎み切る事が出来なかった。
過去の「想い出・記憶」など、最早まやかしだと捨てられれば良かった。
目の前の男こそが、今を生きる人々の脅威なのだと・・・討つべき相手だと思えれば良かった。
憎しみに駆られ、衝動のままに剣を振り下ろす事が出来たら良かったのに。
でも、どんなに憎くても、どうしてもアーデンを憎み切る事が出来なかった。
だって過去の「想い出・記憶」を知るレイヴスは、知っていたから。
アーデンは決してイオスの世界を裏切りはしない、仇成す事は無い、と。
だって彼は、幾年幾個のイオスの世界を守る為、自身の全てを捧げてきた・・・聖者、献身者と呼ばれた「アーデン(=王の呼称)」なのだから。
どれ程の仕打ちを受けても・・・故郷を焼かれ、母を殺され、自身も利用され、妹まで自由を奪われたとしても。アーデンがそうする事を選んだのなら、それはイオスの世界の為には必要な事だったのだろう。
と・・・そう思えてしまうレイヴスに、アーデンを憎める筈が・・・殺せる筈が無かった。
だから《新約・第二章》で「後見人(=導き手)として、育ててもらった恩」とか。
その時に知った「ソルハイムの王として一生を捧げた、アーデンの生き様に対する情」・・・も、あるだろうけど。レイヴス君は心優しい「神凪」なので。
何よりそれ以上に、どんなに酷い事をしようが「アーデンが、悪意で世界を傷付ける事は無い」何故なら「彼は何時だって、イオスの世界の為に生きた献身者だったのだから」と、レイヴスの中に、アーデンに対する信頼が「想い出・記憶」と共に残っている以上。
今の自分にとっては、それこそ殺したい位に憎い・・・憎むべき相手だと、自身に言い聞かせても尚、どうしても憎み切る事が出来なかった。
全部全部振り切って憎む事が出来たら、余程楽になれただろうに・・・って言う、相変わらず可哀想なレイヴス君。
に対して、アーデンは通常運転。レイヴスの葛藤とか全然理解出来ない・・・というか、葛藤に苦しんでる事にすら気付いてなさそう。
・・・って具合に、お互いにお互いが「自分の過去を知る、唯一の存在」の筈なんだけど、温度差がエグイ、のが良いと思います。この二人は意図して離しておく位で、ちょうど良い。
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【「真の王」にはなれなかった「哀れな神凪」】
そして、ここまで書いてやっと辿り着く「何でレイヴスはバグを起こしてまで、アーデンとの決着を付けに行ったのか」の答えは。
大筋では利害&目的が一致していたので、レイヴスは神が敷いた道筋(=プログラム)に従って動いていたんだけど。
アーデンは、闇(=バグ)の力で世界に干渉し「ルナフレーナを殺す」という、本来とは違う道筋(=プログラム)に変えてしまった。
それは「いくらアーデンの力が強大であっても、神の力には逆らえない」と思っていたレイヴスにとって、想定外の出来事で。
聖者と呼ばれた過去のアーデンを知るが故に、心の何処かで「そこまでの事はしないだろう」との信頼・・・否、甘えがあったのも事実で。
最愛の妹を・・・何よりも「本来なら死ぬ事は無かった命(=過去の世界では生存)」をも、手に掛け奪う。その様な凶行を現実を突き付けられ「今の世界に生きる人々が救われる世界」を望むレイヴスが、黙っていられる筈が無く。
神ですら御し切れないと言うのであれば、自分の力で以ってアーデンを止めるしかない。
創り手ですら制御出来ないと言うのであれば、自分のバグを利用し道を変えてでも、アーデンの挙動を食い止めるしかない。
これ以上、このイオスの世界の人々が苦しみ傷付き悲しまない為に。
「命を救う事・・・それがオレの使命。」
レイヴスはバグの力を奇跡とし、過去の世界「《新約・第二章》=嘗て自分が「運命の王子(=主人公)」だった頃の挙動」を再現(バグによって、残ったままになっていた「過去の世界の自分のプログラム」に飛ぶフラグを立てるイメージ)。
混乱収まらぬオルティシエを後にし、嘗ての最終地点「ジグナタス要塞・クリスタルルーム」を目指した。
どの様な理由であれ、アーデンが「今の世界に生きる人々」の敵となるのなら。
「今度こそ、お前を殺してやる・・・。」
「今度こそ、ねぇ・・・結果は同じだと思うけど?」
世界を越え、アーデンとの・・・そして過去の自分との決着を付ける為に。
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【【FF15(無印)】=一番「真実」に近かった世界】
と、言うのが「世界の理を知る者達」の思惑で。
ノクティスが見ていない所で繰り広げられていた・・・故に、誰にも知られる事なく本編ではスルーされた、嘗ての主人公の物語。
なんですが・・・先に《レイヴスの場合(【FF15(無印)】=バグってた頃・限定)》と書いていたように、ここまでの内容は追加DLCは勿論、アップデートも入っていない【FF15(無印)】限定での話で。
だからこそココが「【FF15(無印)】バージョンを走り抜いたレイヴスは、以降どういう立ち位置になったのか?」に繋がる。
つまりココで言う「【FF15(無印)】バージョンを走り抜いたレイヴス」と言うのは、大筋で目的&利害が一致していたから、神の定めた運命(=命令・プログラム)に従いつつ様子を窺っていたんだけど。
アーデンが「本来なら死ぬ事は無かった命」にまで手を掛けた事、それを神が止められなかった事が引き金となり。
バグの力を利用してでも「自分がアーデンを止める」と決断・・・過去の世界で付けられなかったアーデンとの決着を付ける為、単身ジグナタス要塞へと向かった。
でも「今ある過去は変えられない」様に、事実【FF15】であのような最期を迎えたという事は、やっぱりレイヴスにはアーデンを殺せなかった。今の世界を救う事は出来なかった・・・と言う事で。
なら「【FF15(無印)】バージョンを走り抜いたレイヴスは、以降どういう立ち位置になったのか?」の答えは「アーデンにシガイにされて、ノクティス一行に退治されたんでしょ?」では無く、その後の話。
残念ながら「最後まで走り抜いたレイヴス」=己の信念に基づき、出来る限りの事をやり尽くしてもアーデンを止める事は出来ず。自身が引き起こしたバグの暴走に飲み込まれ、自我を失ってしまった。
でも自我を失って尚、自身がイオスの世界の災い・・・バグを広める存在とならぬように、と。
彼は僅かに残る意識で以って、世界の為に「真の王・ノクティス」に討たれる事を望み願った。
つまり、責任感が強く、途中で投げ出さず、奇跡をも味方に付け全てを解決する・・・そんな如何にも「SFC時代の模範的な主人公」のレイヴス君が、絶望を突き付けられる「自分の力程度では、世界を救う事は出来ない」って諦めてしまうとしたら、このタイミングだったんじゃないかな、と。
そして「世界の為であっても、神の意志であっても、誰も死なせない(=命を救う事が使命)」その為の力として、レイヴスは「自身の意志(=バグ)を、捨てなかった」・・・この力があれば、神にもアーデンにも対抗出来るかもしれない。
そんな奇跡を信じていた、けど。
そんな奇跡は起きなかった、残ったのは「自分の力程度では、世界を救う事は出来ない」という現実だけで。
今の世界(=【FF15(無印)】バージョン)では、己の信念を貫き通したレイヴスだったけど。
新たな世界(=アップデート後のバージョン)では、彼は神の定める運命に従う事を選んだ。
つまりそれは、バグの修正を受け入れ、奇跡の力「バグ=神に唯一、対抗出来る力」を手離す道を選ぶ、という事で。
プログラムに従い、創り手の望む「レイヴスの役割」を果たす・・・普通の「ゲームの登場人物」になる、という事。
それと同時に、過去の世界の「想い出・記憶」・・・嘗ての自分が何者だったのか、忘れる事になっても。
男の過去を、生き様を、信念を、本当の名を、本来の姿を・・・たった一つの望みを、忘れる事になっても。例え道を違え、敵対する事となっても。
「オレは、神の定める運命に従う。
イオスの世界の人々を救う為には、これが最善の方法なのだ。」
選ばれなかった自分には、選べる道など無かったのだと・・・そんな言い訳で過去を捨てた自分を。
そうでもしなければ今の世界を、今を生きる人々を救えない・・・神の言い成りになる事を選んだ自分を。
一人、神に抗い続ける男は嘲笑するだろうか・・・所詮はお前も「神の傀儡」か、と。
・・・って言うか、レイヴスの性格だったら。バグりにバグにまくって、バグの修正を受け入れる他ない状況にまで追いやられていた・・・んだろうなって。
で、アップデート以降の、神の言い成り&お利口さんになったレイヴス君を見て、アーデンは「つまんないなぁ・・・」と。
彼にしたら「途中まで=神にも自分にも阿らず、何をしでかすか予測不能なレイヴス【FF15(無印)】バージョン」の方が、見ててそれなりに面白かったんじゃないかな。
尚、レイヴス君が過去の「想い出・記憶」を忘れてしまった事で、誰も「アーデン(王)・ルシス(真の名)・チェラム(氏族名)」の過去を知る者は居なくなってしまった訳ですが。
それに関しては「また世界から真実が失われてしまった」事を嘆きこそすれ、別に「自分の過去」という部分には拘りないと思います。アーデンにとっての「真実」は、そんな感じ。
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