落書き帳の10ページ目
◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/
FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 65》
- 2026/01/05 (Mon) |
- ゲーム語り |
- Edit |
- ▲Top
■□■□■□■□■□■□■□■□
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【あるイオスの世界の、最期の日 ⑥】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【あるイオスの世界の、最期の日 ⑥】
■□■□■□■□■□■□■□■□
⑥戦いの最中。レギスからレイヴスに、光耀の指輪と父王の剣が託される。この父子イベントを以って、レギスは死亡。
で、本来一番の山場になる筈なのがココ。だって何やかんやで話は大きくなってしまったけど・・・元々レイヴス君が「真実を知らなければならない」と思った理由は、
愛した女性を見捨てる・・・その時、どんな気持ちだったのか?
ルシスに逃げ帰った今、見捨てた母の死を、どう思っているのか?
愛した男に見捨てられる・・・その時の母の胸の内を思えば。
レイヴスはレギスの真意を聞かなければならないと思った、どうしても知りたいと思った、彼の口から「真実」を聞きたかった《新約 11》。
誰も教えてくれなかった世界の「真実」を自ら解明し、その上で彼の「真実」を確かめたい・・・そう思ったから。
なので「レイヴスとレギスの親子イベント」は、この最初で最後の数分間・・・ここで完了させるしかない。この展開で二人がすれ違ったまま、それこそレギスが先に死んじゃうなんて事には出来ないから。
そして上に書いたように、絶対に避けられないルートとして「レギスは死亡」は確定している。何でかって言うとこの世界は最初から、
<6>王の剣の一部が、調印式の間に乱入⇒衝突⇒戦闘行為に。
王の剣が何でそういう行動を取るのか・・・って言うのは前回書いた通り、イオスの世界に残っている「想い出・記憶」の影響としか言いようがないんだけど。
その辺りの、イオスの世界の都合を一旦置いておいて。
具体的に「第二章」の設定&現状だけをベースに、王の剣の分裂を考えるのなら。
王の剣が内部分裂する事になった原因は、偏に「レギスの説明不足」に他ならない。
まず最初、王の剣の中でもドラットーは別扱いで。彼に関しては早い段階《新約 7》&《新約 8》から、アーデンと繋がっていた事からも分かる通り。
ドラットーは「レギスの私的な使い」としてニフルハイム帝国・イドラ皇帝とのパイプ役を任されていたので、帝国宰相・アーデンとも顔を合わせる機会があり。
その繫がりの中で、過去のイオスの世界「王剣の一族の長」だった頃の「想い出・記憶」に引き寄せられるように「アーデンが、自分が仕えるべき主である事」「自分の祖国(故郷)のルーツが、ニフルハイム帝国にある事」「光耀の指輪とクリスタルは、ニフルハイム帝国に返還すべき物である事」と言った「真実」に近い位置に辿り着いていた。
そんなドラットーだったからこそ、今回の調印式の内容は「当然の事」と・・・当たり前に捉える事が出来た。
確かにドラットーは現状「レギスの腹心」と言った位置に居たかもしれないけど。それはレギスがルシスの王で、そのルシスの初代王・・・つまりソムヌスが「この国の真の王は、ルシス(=アーデンの真の名)である」と「主が戻るその日まで、この国を守る」と「来たるべき日まで、三種の神器は守り通す」と約束してくれたからで。
特に今回「第二章」での「指輪とクリスタルの譲渡」は、帝国による強奪では無い。ルシスの王・レギスが正式に、ニフルハイム帝国への譲渡を決めたのだから、
あるべき物を、あるべき場所へ・・・あるかもしれない、いつかどこかの世界の為にも。
何百年と言う時と、幾つものイオスの世界を経て、漸く果たされた悲願・・・ドラットーにしたら異議なんて在る筈も無かった。
でもそれは「ルシスの禁忌とは?」では、王剣の一族の長をして、ルシス側(=東の大陸の民)とソルハイム側(=王剣の一族の者達)の、橋渡し役として尽力していた。
そしてこの「第二章」でも、ルシス王国側(=レギス)とニフルハイム帝国側(=イドラ)の、パイプ役として尽力していたドラットーだったからこそであって。
その他の王の剣のメンバーは、この調印式の内容「指輪とクリスタルの譲渡」を知らされていなかった。
何でそんな事になっているかと言うと「第二章」の場合、色々理由はあると思うんだけど・・・そもそもこの世界の王の剣は「ルシス王国内の反ノクティス派から、ノクティスを守る為に設立された《新約 6》」組織で。
しかもこの世界のルシス王国とニフルハイム帝国は敵対関係に無く、寧ろ国のトップ同士が私的に繋がっている(パイプ役・ドラットー)ような親密な関係なので。
その両国が正式な調印式を執り行うにあたって、必要以上に兵を配置する必要なんて無い。
そしてこの「必要」というのは、あくまでも式典における「要人警護」の範疇なので・・・そういう人選なら「辺境出身の人間」と虐げられている王の剣のメンバーより、ルシスの中枢に近い王都警護隊の方に話が行っている筈。
でも?だからこそ?と、言うべきか・・・王の剣のメンバー自身、今回の調印式に関して何の指示も出ていない事を疑問に思わなかった。彼らは「自分達のような余所者が、煌びやかな式典の場の警備を任される筈が無い」「自分達の任務は、ルシスの王位継承者・ノクティスを守る事」と立場を弁えていた・・・というか、別にルシス王国での立場云々に興味なんて無かったから。
ルシス、ニフルハイム、アコルド、テネブラエ・・・この世界を治める四つの地域の代表が集まるという事で「一体、何事だろうか・・・?」と王都警護隊の兵が警備に就く中、王の剣のメンバー達は蚊帳の外。いつも通り王の剣の詰め所に待機し、ノクティス外交デビュー(カメリア代表の送迎)の話でもしていたんじゃないかな?
因みに彼らがノクティスを守る立ち位置に居るのも「ノクティスがルシスの王位継承者」で「ルシスの王には、嘗ての約束を果たしてもらわなければならない」という、過去から連綿と続く「想い出・記憶」に引っ張られている・・・という側面もある。これに関しては、実際にはどういう物語に落とし込むかは別問題として。
そして一番の問題が「レギス自身が今回の調印式の内容を、極々一部の人間にしか伝えていなかった」と言う事。
これに関しては確かに「事が事だけに・・・」ってのもあるんだけど。
レギスは「テネブラエの悲劇」を忘れていなかった。事を急ぎ、一度に多くの人間に全ての真実を打ち明けようとしたばかりに。真実を打ち明ける筈だった場は、誰が敵で誰が味方なのかも分からず、その疑心から争いは人の命を奪うまでとなり・・・愛した人を、失う事になってしまった。大切な息子を、手放す事になってしまった。
だからこそレギスは、同じ過ちを犯すまいと慎重にならざるを得なかった。
でもルシス王家が「ルシスの民の為になるのなら・・・」と、何百年と言う時、幾つものイオスの世界で、都合良く歴史を「改編・改竄」し続けたツケは、そんなレギスの思い程度では最早どうしようも出来なくなっていた。
彼が悔い改め、最善と決断した一手ですら、終焉へと傾き続ける世界を持ち直す事など出来なかった。
■□■□■□■□■□■□■□■□
まず最初に調印式の【IN・OUT】を、まとめると。
調印式の場に居たのは、各国の代表のレギス、イドラ、ルナフレーナ、カメリアで。
後はアーデン、レイヴス、本来の役職は分からないけどクレイラス(王都警護隊・隊長)、ドラットー(王の剣・隊長)かな。直接協定を結ぶルシスとニフルハイムからは、代表の他に各二名。協定の承認国(&自国の協力表明)のテネブラエとアコルドからは、人目を忍んでの隠密行動だったので代表のみ・・・ってイメージ。
で、各国の代表を迎えての式典と言う事で、形式的に衛兵(=王都警護隊)を10人程、部屋の端の方に立たせておいて(内容が漏れ聞こえないように)。
先に書いたように、王の剣は詰め所に待機(=まぁ、普段通りって事)。
ノクティスはカメリアの送迎に対応する為、城前に着けたレガリアで待機していた(短時間で済む事が分かっていたので、そのまま待機)。
その様な面子での調印式自体は「実務的」な遣り取りとした事もあって、30分程で閉式。
役割を終えたカメリアを送り出し、彼女は早々にアコルドに帰国(ガーディナ渡船場までノクティス一行が送り届ける)。
この時点で調印式自体は正式に締結・・・という事は、アーデン的には「指輪とクリスタルは、もう貰って帰ってよい」って事なので。後の国同士の決定事項なんかは両国の代表(レギスとイドラ)に任せておいて、待つのが嫌なアーデンさんは早速クリスタルを持ち帰る手配へ。
その現場指示の為、レイヴスは自主的にアーデンについて行った・・・んかな?何かアーデンは「え?指輪貰ってきて欲しいんだけど?」位、思っていても不思議では無いんで(とんだ人でなし)。彼の方からレイヴスに対して「クリスタル搬出の手伝いに、付いて来て」とは言わなさそう。
ってなると、ニフルハイム帝国の人間はイドラしか残って無い・・・って事になっちゃうけど。それも偏に「それだけ親密な関係(友好国)だから」って事にしといて。
レギスとイドラにルナフレーナを交えた話し合いを終えた後は、彼女には控えに用意した部屋で待っててもらい(帰路もニフルハイム帝国が飛空艇で、テネブラエまで送って行く事になっていた為)。
いよいよレギスとイドラの二者間で、細部まで詰めの話し合い(クレイラスとドラットーは、側に控えたまま)。
・・・をしている最中に、アーデン&レイヴスの「クリスタル搬出作業」が、外を巡回していた王の剣の目に留まり。王の剣の半数が事態の把握の為にレギスの元へ。残り半数は「クリスタル搬出作業」を食い止める為にアーデン&レイヴスの元へ。
そのような形で二手に分かれ、レギスの元に向かった王の剣は「クリスタルを帝国に譲り渡すなど・・・どういうつもりか!?」と、レギスを問い詰め。事情を知るドラッドーが説得するも、王の剣には聞き入れられず(この先に突入した王の剣は「実際にアーデンを見ていない」ので、ドラットーが説得しても話の通りが悪く、うまく説得出来なかった面々)。彼らの一方的な乱入をキッカケに、その場の任に就いていた王都警護隊と衝突。最初は口論程度だったのが次第にエスカレートし、実力行使から武力衝突に。
そこにアーデン&レイヴスの元へ行っていた、もう半数の王の剣が合流(こっちの王の剣は「実際にアーデンを見ている」ので、ドラットーの説得に心揺らぎやすかった面々)。
・・・と同時に、騒ぎを聞きつけた王都警護隊も増援に駆け付け。
この合流時には既に武力衝突に発展していたので。説得を聞き入れる事が出来なかった王の剣に同調した者達は勿論、本来なら戦う必要が無い者たちまで巻き添えとなり。自分の大切なモノを守る為には、戦わざるを得ない状況に陥ってしまった。
だから、確かに争いのキッカケは「国王に対して王の剣が、クリスタル譲渡を糾弾した事」だったんだろうけど。争いの本質は、長い時間と幾つもの世界の間で歪んでしまった「王の剣(王剣の一族)」と「王都警護隊(臣下)」の関係にあったのかもしれない。もし普段から王都警護隊の隊員達が、王の剣のメンバー達を「辺境の地から拾われてきた、所詮は移民の集まり(=代々ルシス王家に仕えて来た家柄出身の自分達の方が格上)」としか見れなくなっていたのなら。そりゃ、こんな場に王の剣が「クリスタルを帝国に譲り渡すなど・・・どういうつもりか!?」なんて乱入して来たら。王都警護隊としては自国と自身のプライドに掛けて、武力行使に踏み切ってでも王の剣に対処せざるを得なかった・・・んじゃないかな、と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
で、ここまでが今回の「インソムニア陥落」に代わる「インソムニアの争乱」の舞台・・・ってトコかな?
だとしたら、本来みたいに戦争を仕掛けられたのでも無ければ、王都陥落にまで追い込まれてのでもない・・・あくまでも「クリスタルを守りたかった王の剣は、それを食い止めたかった」だから「何としてでも、レギスに思い止まらせようとした」だけなので。戦いの場は「調印式の席(=場所)」であって、王都城全体や城下町にまで広がる事は無い。
でもそうなると、そんなワチャワチャした状態の現場にレイヴス君を投入したトコで、感動の親子イベントもへったくれの無いので・・・何とかして「レイヴスとレギスの親子イベントに相応しい舞台・状況」を用意してあげたい。
じゃあ仮に「どういう理由があれば、本来なら一番この場を収めるべき立場にあるレギスを逃がす(=移動させる)事が出来るか?」ってトコから考えてみたんだけど。
王の剣と王都警護隊・・・つまり自国の組織同士の争いに、ニフルハイム帝国皇帝・イドラを巻き込む事が、今の状況で一番マズイ展開なので「クレイラスとレギスが先導&護衛する形で、イドラも自分の身を守りながら調印式の間から脱出する事を選んだ」・・・としても、
「いや、責任持ってレギスは場を収めるべきやろ?」
やっぱりココを覆すにはパンチが足りないし、国の最高指導者が二人揃って逃げるってのは格好がつかない。しかもレギスに至っては「自国の組織同士の戦闘&自分の城(王都城)」から逃げるって事になるので・・・それは「王様」として、ホントにどうなのかと?
なのでレギスの面目を保つ為「やっぱりレギスは残して、クレイラスを護衛に就けイドラだけ逃がす(=国の最高指導者として、双方「レギスが残るのは大前提」と考えている)」って方向で考え直してみたんだけど。
それはそれで、レギスだけを残して逃げるのは心許ないのか?
「この場を捨て逃げる事など許されん。
しかし今、ここで死ぬ事も許されん。
それは、お前が一番分かっている筈だ・・・違うか?」
イドラも「レギスが残るのは大前提」と考えているので「お前も逃げろ」とは言わない。
けど「レギスはこの場に残り、クレイラスを護衛に就け、イドラだけでも逃がす」事に関しては、何やら不服な様で・・・脳内でダメ出しを喰らいました。どうにもこの状況から、イドラだけが逃げるイメージが浮かばない。
なのでイメージを広げる為、今のレギスの状況をおさらいしてみると。
もしもの話。ここでレギスが死ぬような事にでもなったら・・・調印式自体は済んでいるので効力は発揮するだろうけど、本当に協定内容の行使が可能かは疑わしい。だって実行する最高責任者が死亡って事になるので。そんな協定内容に則って「ルシス王国の象徴である、光耀の指輪とクリスタルの譲渡」が果たされるのか?
それにレギスの死亡後に「実はレイヴスは、レギスの長子」だったので「レイヴスこそが、ルシス王国・王位継承権第一位」なんて事を公表したトコで。それってクリスタルの件と合わせて、随分と都合が良い話・・・本当にそれをルシスの国民が信じてくれるのか?
そして何より・・・漸く会えた、会いに来てくれた息子に。
真実を語る事も、詫びる事も、思いの丈を伝える事も・・・何も出来ていない、抱き締めてやる事すらも。だから・・・だからこそ、
「今は、生き残ってこそだ。
息子の言葉に応えてやる事もせず、父親だなど。
そんな自分勝手は許さん・・・ふざけるな!」
テネブラエの惨劇以降のレイヴスの後見人は、帝国宰相・アーデンだったけど。
そのテネブラエの王子を保護し、国を挙げて神凪・レイヴスの後ろ盾となり。父親だと告げてもやれない自分に代わり、今まで息子を守り育ててくれたのは、紛れもなくニフルハイム帝国皇帝・イドラの恩情があっての事で。
勿論、同じ最高指導者という立場にあるイドラが、レギスに求めるのは「ルシス王国・国王」としての責務を全うする事が第一で。レギスがルシス王国の王である以上、今この状況で「お前(=レギス)も逃げろ」なんて言える筈が無かった・・・だってそれは、最高指導者としての責務を放棄するに等しい行為で。
同じ立場にあるイドラだからこそ、皇帝としてその選択を勧める事は出来なかったし。
同じ立場にあるレギスなら、王としてその選択を選ぶべきでは無いと確信していた。
自国の組織の小競り合いも収められず、尻尾を撒いて逃げるなど・・・王として許される筈が無い、と。
でもイドラはレイヴスの事を思えば、レギスに「王として」の役割だけを強いる事は出来なかった、それだけに全振りする事は出来なかった。それに考え無しに首を突っ込まれた挙句、レイヴスの到着を待たずしてレギス死亡・・・という最悪の結末は避けねばならない、とも。
ルシスの王だから、だけではない・・・レイヴスの父親としても、生き延びて欲しいと。生き延びるべきだと考えていた。
そんなイドラだからこそ「自分を逃がし、レギスはこの場に残る(=自分の為に最善策を捨てる)」という、彼の選択が許せなかった。
彼が「王として、この場に残り場を収める」道を選ぶのであれば、それを選ばせるなら。彼を生かす為の「最善」を考え尽くすべきであって「王都警護隊の隊長であるクレイラスを、自分を逃がす為の護衛に就ける」なんて愚策・・・イドラにすればそんな大きなお世話など、願い下げでしかなく。
「護衛を就けてまで逃がしてもらわずとも、
降りかかる火の粉くらい、自分で何とか出来る。
お前は王として、そして父親として、
自分が成せる最善を選ぶべきではないのか?!」
レギスが「王」である為・・・そして「父親」である為にも、イドラは「お前の生き様を見せてみろ!」と、自分もその場に残る事を選んだ。
と言うようなイメージを経て・・・イドラの言葉を優先した結果「レギスはクレイラスをイドラの護衛に就けて逃がそうとした」んだけど「イドラはクレイラスを残す為、自らもこの場に残る事を選んだ」って事になりました。
だから前にも「前回のイドラの計らいが男前だったので「やっぱりここは、ちゃんと”見える”ようにしときたいな」と思って《新約 34》」って書いてたけど。イドラは本当は格好イイんだよ、多分。
尤も「自分で何とか出来るなら、単騎で逃げろよ?」って感じがしないでもないけど。
王の剣が「光耀の指輪とクリスタルの譲渡」を「何らかの理由を付け、半ば強引に奪われた」と思い込んでいるのなら。当然、その怒りの矛先は譲渡先であるニフルハイム帝国、その皇帝イドラに向く可能性も有るので。ターゲットに為り得るイドラが、勝手の分からない王都城での単独行動を選ぶ・・・ってのも迂闊かなって思うし。
言っても「第二章」での、この「インソムニアの争乱」は・・・双方合わせて20~30人程度の小競り合いなので。争いの場である事は確かなんだけど、何て言うか・・・標的にされるレギスは兎に角、皆が皆「一瞬の油断で」「次から次へと」「息つく暇も無く」みたいな戦況では無いイメージ。そもそも戦ってんのが自国の組織同士だもん、本来なら「王様orそれぞれの隊長の一喝で静まれよ」って話やん?
そういった状況を前提に、天秤に掛けた結果でしかないんだけど。
今回のニフルハイム帝国皇帝・イドラなら「危険ですので、お逃げ下さい!」って言われて、案内も無い他所様の城内を一人そそくさと逃げるよりも。
そこまで危険では無い(=自分の身は守れる)状況である事を確信&多少の危険は承知の上で「レギスに付き合ってやる」ってスタンスの方が、イメージした時にしっくり来ると言うか。
それに「第二章」の時点で「イドラが調印式の席で戦っていた」って「想い出・記憶」が残っていなかったら、「第一章」のインソムニア陥落でのイドラ(=自らも銃を突きつける)のイメージでは再生されないと思うので。
後のイオスの世界「第一章」で、ああいうイドラになってたって事は。
手前のイオスの世界「第二章」で「何らかの形でイドラも戦いに加わっていた(=速攻逃げた訳では無かった)」んだろうな・・・って考える事にしときます。
■□■□■□■□■□■□■□■□
<5>レイヴス到着後はスムーズに鎮圧⇒王の剣と王都警護隊は撤収。
<4>戦いの最中、致命傷を負っていたレギスが倒れる⇒他三人は退出。
このインソムニアの争乱は「双方合わせて20~30人程度」と、規模自体は大きなモノではなかったし。元々自国の組織同士の小競り合いのようなモノであって、本来なら人死が出る様な争いにはならない筈だった・・・んだけど「目的が明確ではない」「既に何の為に戦っているのかも分からない」程に混乱した場を鎮圧する事は難しく。常日頃からそりが合わない両組織だった事もあり、どちらも引くに引けない状況にまで追い込まれていた。
加え、同じ王の剣のメンバーでも「実際にアーデンを見ているか?」どうかで、ドラットーの言葉「アーデンが、自分が仕えるべき主である事」「自分の祖国(故郷)のルーツが、ニフルハイム帝国にある事」「光耀の指輪とクリスタルは、ニフルハイム帝国に返還すべき物である事」・・・つまり「指輪とクリスタルが帝国に譲渡される事こそ、自分達の悲願達成」と信じられるか、信じられないかで二分してしまい。
信じる事が出来なかった王の剣の怒りの矛先は「指輪とクリスタルを守ると約束したにも拘らず、勝手に他国に譲り渡そうとしたレギス」へと向けられる事となった。
なので・・・どこと、どこが、どう戦っているのか陣営分けをすると。
明確にレギスを狙っているのは「(ドラットーの言葉を信じる事が出来なかった)王の剣」で。
王都警護隊は「王の剣から、レギス陛下を守る為」との大義名分を掲げながらも、日頃からの関係の悪さ&プライドもあって「こちらから引き下がる事(=負けを認める)など出来ない!」みたいな感じでエスカレート。
その両方に挟まれる形で「(ドラットーの言葉を信じる事が出来た)王の剣」は、王都警護隊からは「王の剣から、レギス陛下を守る為」と剣を向けられながらも。今まで仲間として共に戦ってきた「(ドラットーの言葉を信じる事が出来なかった)王の剣」を思い留まらせようと奮戦・・・彼ら双方を相手に戦う事となってしまった。
結果、この「(ドラットーの言葉を信じる事が出来た)王の剣」と「(ドラットーの言葉を信じる事が出来なかった)王の剣」の対立が、後のイオスの世界「第一章」では「王の剣の裏切り」として再生されてしまった、と。
尤も、王都警護隊の関与を意図的に外した結果、王の剣だけが悪者に・・・インソムニアの争乱の戦犯にされてしまったのかもしれないけど。
だから何度も書くけど。このインソムニアの争乱は「自国の組織同士による、双方合わせて20~30人程度の小競り合い」であって、本来なら人死が出る様な争いになる筈がなかった。本人達だってそれ位は弁えていて、人死が出る様な争いにまでするつもりはなかったんだから。
でも「その程度の小競り合い」の筈が、国の最高指導者である国王・レギスの言葉をもってしても止められず・・・結果、人が死ぬような事態になるまで、争いを収める事が出来なかった。
それが何でかって言えば・・・やっぱり王都警護隊にしたら、レギスが辺境出身の移民風情を「王の剣」と取り立て、由緒ある家柄の自分達と同列に扱う事に対し不満を持っていたので。このような状況になっても王の剣を庇うレギスに対し、素直にその命令を聞き入れる事が出来なかった。
「何故・・・何故、奴らを庇うのですか?!
先祖代々王家に仕えて来た我らよりも、
全てを捧げて来た我らよりも、奴らを選ぶと・・・?!」
全ては 我らが 王の為に
彼らが「ルシス王家に忠実な臣下達」であったからこそ、王に剣を向ける・・・そのような大罪を犯して尚、王の寵愛を与えられる王の剣が許せなかった。
王を思えばこそ、例え王の言葉であっても聞き入れる事が出来ない程に、どうしても。
そんな王様でも止められない状況なんだから。レギスとイドラの護衛を優先したドラッドーとクレイラスでは、それぞれの隊員の暴走を止められる筈が無かった。
■□■□■□■□■□■□■□■□
つまり、ここまでの展開上、この争いを止める為には「人が死ぬような事態になるまで、争いを収める事が出来なかった」・・・のなら「人が死ぬような事態になってもらわなきゃならない」って事で。
誰にその大役を引き受けてもらうかって考えたら・・・これは今後の話の展開的にも、このような状況にしてしまった責任を取る意味でも、やっぱりレギスに引き受けてもらうしかないかな、と。
でも本来「第一章」のレギスは「グラウカ将軍(=ドラットー)」と戦って戦死・・・なんだろうけど、今回「第二章」のレギスは「グラウカ将軍(=ドラットー)」と戦うなんて事は有り得ないので。
ここまで積んできた「第二章」の設定をこねくり回して、この世界に相応しい「レギス死亡」までの展開を演出するとしたら、
騒ぎを聞きつけたレイヴスが調印式の間に駆け付けた時には、場は既に混乱を極めており。
突然駆け込んで来たレイヴスに驚いたルシスの兵達が、反射的にレイヴスに斬り掛かり。
それを遅れて確認したルシスの兵達は、味方を援護しようとレイヴスに剣を向けた。
けど、剣術に秀でていたレイヴスだったから、それらを斬り伏せる事は簡単だった。
けど、相手が「ルシスの兵」である事が、レイヴスの判断を鈍らせ。
その一瞬一瞬の判断の遅れが、命取りとなり・・・、
「レイヴス・・・!!!」
周囲の制止を振り切って駆け付けたレギスが、剣戟の間に割って入り。
あの時と同じ・・・だった。結局「レイヴスに斬りかかった王都警護隊の人間」だったのか「レギスを狙って追って来た王の剣」だったのかは、もう分からない。
でもレイヴスを守り、彼は致命傷を負った・・・あの時の、母と同じように。
・・・ってなると、さすがに自国の王が致命傷負って一大事(しかも自分達の争いのせい)って時に、小競り合い継続してる場合では無いだろうから。
辺りは「・・・えっ?」って、沈黙の後。
一瞬で我に返ったドラットーとクレイラスにどやされ、救護班を呼びに行ったり何だかんだと全員退場(勿論、全員後で事情聴取)。
国の最高指導者であるレギスが倒れた今、クレイラスは各所対応の総監督を請け負う為。断腸の思いで、この場を後にして(断腸←この単語も字面だけ見たら「腸を断つ=腹を切られる」って勘違いを誘発しそうで危険ではある)。
そんな王の延命を信じ、己の役割を全うしようと駆けて行ったクレイラスを見送り。
最後、残されたイドラとドラットーは、
「グラウカ将軍・・・いや、ここではドラットーか。
儂らも行くとしよう・・・飛空艇まで送ってくれ。」
レギスは持たないだろう、と・・・そう分かっていたから、その場を後にする事を選んだ。
レギスに残された最期の時間を・・・息子と二人で過ごせるように、と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
<3>2人になったトコで、レイヴスとレギスの「親子イベント」発生。
⑥戦いの最中。レギスからレイヴスに、光耀の指輪と父王の剣が託される。この父子イベントを以って、レギスは死亡。
で、本来一番の山場になる筈なのがココ。だって何やかんやで話は大きくなってしまったけど・・・元々レイヴス君が「真実を知らなければならない」と思った理由は、
愛した女性を見捨てる・・・その時、どんな気持ちだったのか?
ルシスに逃げ帰った今、見捨てた母の死を、どう思っているのか?
愛した男に見捨てられる・・・その時の母の胸の内を思えば。
レイヴスはレギスの真意を聞かなければならないと思った、どうしても知りたいと思った、彼の口から「真実」を聞きたかった《新約 11》。
誰も教えてくれなかった世界の「真実」を自ら解明し、その上で彼の「真実」を確かめたい・・・そう思ったから。
なので「レイヴスとレギスの親子イベント」は、この最初で最後の数分間・・・ここで完了させるしかない。この展開で二人がすれ違ったまま、それこそレギスが先に死んじゃうなんて事には出来ないから。
そして上に書いたように、絶対に避けられないルートとして「レギスは死亡」は確定している。何でかって言うとこの世界は最初から、
③最後の最後、未完に終わった世界(=この世界で目的を達成していたら、後世の【FF15】には続かない筈だから・・・って考え方)《新約 10》。
レイヴスはSFC時代の模範的な主人公イメージなので。生き別れの父親から真実を聞き、息子がその遺志を引き継ぐ・・・物語としてはちゃんと「昔のRPGっぽい展開」みたいなトコには行き着く。
レイヴスはSFC時代の模範的な主人公イメージなので。生き別れの父親から真実を聞き、息子がその遺志を引き継ぐ・・・物語としてはちゃんと「昔のRPGっぽい展開」みたいなトコには行き着く。
でもそれって「物語(ファンタジー)」の押し付けであって、彼らにとっての「最善」ではない。だって彼らにとっての最善は「レギスが生存」して「今後は父・レギスと、実弟・ノクティスとの関係を構築して行く」だろうから。
尤も「最後の最後」と書いているように、一番の原因は別のトコにあるんだけど。こういう「心残り」「未練」っていうか・・・「この世界で出来なかった事があったから、次のイオスの世界に託された」そういう世界構造なので。
ここでレギスが生存・・・いくら主人公・レイヴスが駆け付けてくれても、本当に救われる事はない=最終の「レギスの死亡」は確定事項なので。今回も「後ろから固め&詰めて行く」物語は最後から逆算して、考えて行く感じになります。
という訳で、実際に後ろから詰めて行くと、
<1>レイヴスが光耀の指輪を嵌める。
<2>レギスから光耀の指輪と父王の剣を受け取る⇒レギス死亡。
ここでレギスが生存・・・いくら主人公・レイヴスが駆け付けてくれても、本当に救われる事はない=最終の「レギスの死亡」は確定事項なので。今回も「後ろから固め&詰めて行く」物語は最後から逆算して、考えて行く感じになります。
という訳で、実際に後ろから詰めて行くと、
<1>レイヴスが光耀の指輪を嵌める。
<2>レギスから光耀の指輪と父王の剣を受け取る⇒レギス死亡。
<3>2人になったトコで、レイヴスとレギスの「親子イベント」発生。
<4>戦いの最中、致命傷を負っていたレギスが倒れる⇒他三人は退出。
<5>レイヴス到着後はスムーズに鎮圧⇒王の剣と王都警護隊は撤収。
<6>王の剣の一部が、調印式の間に乱入⇒衝突⇒戦闘行為に。
*どこかのタイミングで、ニックスをルナフレーナの護衛に付け王都城から逃がす。
・・・こういうタイムラインになりましたので。各項目、展開していきます。
■□■□■□■□■□■□■□■□<4>戦いの最中、致命傷を負っていたレギスが倒れる⇒他三人は退出。
<5>レイヴス到着後はスムーズに鎮圧⇒王の剣と王都警護隊は撤収。
<6>王の剣の一部が、調印式の間に乱入⇒衝突⇒戦闘行為に。
*どこかのタイミングで、ニックスをルナフレーナの護衛に付け王都城から逃がす。
・・・こういうタイムラインになりましたので。各項目、展開していきます。
<6>王の剣の一部が、調印式の間に乱入⇒衝突⇒戦闘行為に。
王の剣が何でそういう行動を取るのか・・・って言うのは前回書いた通り、イオスの世界に残っている「想い出・記憶」の影響としか言いようがないんだけど。
その辺りの、イオスの世界の都合を一旦置いておいて。
具体的に「第二章」の設定&現状だけをベースに、王の剣の分裂を考えるのなら。
王の剣が内部分裂する事になった原因は、偏に「レギスの説明不足」に他ならない。
まず最初、王の剣の中でもドラットーは別扱いで。彼に関しては早い段階《新約 7》&《新約 8》から、アーデンと繋がっていた事からも分かる通り。
ドラットーは「レギスの私的な使い」としてニフルハイム帝国・イドラ皇帝とのパイプ役を任されていたので、帝国宰相・アーデンとも顔を合わせる機会があり。
その繫がりの中で、過去のイオスの世界「王剣の一族の長」だった頃の「想い出・記憶」に引き寄せられるように「アーデンが、自分が仕えるべき主である事」「自分の祖国(故郷)のルーツが、ニフルハイム帝国にある事」「光耀の指輪とクリスタルは、ニフルハイム帝国に返還すべき物である事」と言った「真実」に近い位置に辿り着いていた。
そんなドラットーだったからこそ、今回の調印式の内容は「当然の事」と・・・当たり前に捉える事が出来た。
確かにドラットーは現状「レギスの腹心」と言った位置に居たかもしれないけど。それはレギスがルシスの王で、そのルシスの初代王・・・つまりソムヌスが「この国の真の王は、ルシス(=アーデンの真の名)である」と「主が戻るその日まで、この国を守る」と「来たるべき日まで、三種の神器は守り通す」と約束してくれたからで。
特に今回「第二章」での「指輪とクリスタルの譲渡」は、帝国による強奪では無い。ルシスの王・レギスが正式に、ニフルハイム帝国への譲渡を決めたのだから、
あるべき物を、あるべき場所へ・・・あるかもしれない、いつかどこかの世界の為にも。
何百年と言う時と、幾つものイオスの世界を経て、漸く果たされた悲願・・・ドラットーにしたら異議なんて在る筈も無かった。
でもそれは「ルシスの禁忌とは?」では、王剣の一族の長をして、ルシス側(=東の大陸の民)とソルハイム側(=王剣の一族の者達)の、橋渡し役として尽力していた。
そしてこの「第二章」でも、ルシス王国側(=レギス)とニフルハイム帝国側(=イドラ)の、パイプ役として尽力していたドラットーだったからこそであって。
その他の王の剣のメンバーは、この調印式の内容「指輪とクリスタルの譲渡」を知らされていなかった。
何でそんな事になっているかと言うと「第二章」の場合、色々理由はあると思うんだけど・・・そもそもこの世界の王の剣は「ルシス王国内の反ノクティス派から、ノクティスを守る為に設立された《新約 6》」組織で。
しかもこの世界のルシス王国とニフルハイム帝国は敵対関係に無く、寧ろ国のトップ同士が私的に繋がっている(パイプ役・ドラットー)ような親密な関係なので。
その両国が正式な調印式を執り行うにあたって、必要以上に兵を配置する必要なんて無い。
そしてこの「必要」というのは、あくまでも式典における「要人警護」の範疇なので・・・そういう人選なら「辺境出身の人間」と虐げられている王の剣のメンバーより、ルシスの中枢に近い王都警護隊の方に話が行っている筈。
でも?だからこそ?と、言うべきか・・・王の剣のメンバー自身、今回の調印式に関して何の指示も出ていない事を疑問に思わなかった。彼らは「自分達のような余所者が、煌びやかな式典の場の警備を任される筈が無い」「自分達の任務は、ルシスの王位継承者・ノクティスを守る事」と立場を弁えていた・・・というか、別にルシス王国での立場云々に興味なんて無かったから。
ルシス、ニフルハイム、アコルド、テネブラエ・・・この世界を治める四つの地域の代表が集まるという事で「一体、何事だろうか・・・?」と王都警護隊の兵が警備に就く中、王の剣のメンバー達は蚊帳の外。いつも通り王の剣の詰め所に待機し、ノクティス外交デビュー(カメリア代表の送迎)の話でもしていたんじゃないかな?
因みに彼らがノクティスを守る立ち位置に居るのも「ノクティスがルシスの王位継承者」で「ルシスの王には、嘗ての約束を果たしてもらわなければならない」という、過去から連綿と続く「想い出・記憶」に引っ張られている・・・という側面もある。これに関しては、実際にはどういう物語に落とし込むかは別問題として。
そして一番の問題が「レギス自身が今回の調印式の内容を、極々一部の人間にしか伝えていなかった」と言う事。
これに関しては確かに「事が事だけに・・・」ってのもあるんだけど。
レギスは「テネブラエの悲劇」を忘れていなかった。事を急ぎ、一度に多くの人間に全ての真実を打ち明けようとしたばかりに。真実を打ち明ける筈だった場は、誰が敵で誰が味方なのかも分からず、その疑心から争いは人の命を奪うまでとなり・・・愛した人を、失う事になってしまった。大切な息子を、手放す事になってしまった。
だからこそレギスは、同じ過ちを犯すまいと慎重にならざるを得なかった。
でもルシス王家が「ルシスの民の為になるのなら・・・」と、何百年と言う時、幾つものイオスの世界で、都合良く歴史を「改編・改竄」し続けたツケは、そんなレギスの思い程度では最早どうしようも出来なくなっていた。
彼が悔い改め、最善と決断した一手ですら、終焉へと傾き続ける世界を持ち直す事など出来なかった。
■□■□■□■□■□■□■□■□
まず最初に調印式の【IN・OUT】を、まとめると。
調印式の場に居たのは、各国の代表のレギス、イドラ、ルナフレーナ、カメリアで。
後はアーデン、レイヴス、本来の役職は分からないけどクレイラス(王都警護隊・隊長)、ドラットー(王の剣・隊長)かな。直接協定を結ぶルシスとニフルハイムからは、代表の他に各二名。協定の承認国(&自国の協力表明)のテネブラエとアコルドからは、人目を忍んでの隠密行動だったので代表のみ・・・ってイメージ。
で、各国の代表を迎えての式典と言う事で、形式的に衛兵(=王都警護隊)を10人程、部屋の端の方に立たせておいて(内容が漏れ聞こえないように)。
先に書いたように、王の剣は詰め所に待機(=まぁ、普段通りって事)。
ノクティスはカメリアの送迎に対応する為、城前に着けたレガリアで待機していた(短時間で済む事が分かっていたので、そのまま待機)。
その様な面子での調印式自体は「実務的」な遣り取りとした事もあって、30分程で閉式。
役割を終えたカメリアを送り出し、彼女は早々にアコルドに帰国(ガーディナ渡船場までノクティス一行が送り届ける)。
この時点で調印式自体は正式に締結・・・という事は、アーデン的には「指輪とクリスタルは、もう貰って帰ってよい」って事なので。後の国同士の決定事項なんかは両国の代表(レギスとイドラ)に任せておいて、待つのが嫌なアーデンさんは早速クリスタルを持ち帰る手配へ。
その現場指示の為、レイヴスは自主的にアーデンについて行った・・・んかな?何かアーデンは「え?指輪貰ってきて欲しいんだけど?」位、思っていても不思議では無いんで(とんだ人でなし)。彼の方からレイヴスに対して「クリスタル搬出の手伝いに、付いて来て」とは言わなさそう。
ってなると、ニフルハイム帝国の人間はイドラしか残って無い・・・って事になっちゃうけど。それも偏に「それだけ親密な関係(友好国)だから」って事にしといて。
レギスとイドラにルナフレーナを交えた話し合いを終えた後は、彼女には控えに用意した部屋で待っててもらい(帰路もニフルハイム帝国が飛空艇で、テネブラエまで送って行く事になっていた為)。
いよいよレギスとイドラの二者間で、細部まで詰めの話し合い(クレイラスとドラットーは、側に控えたまま)。
・・・をしている最中に、アーデン&レイヴスの「クリスタル搬出作業」が、外を巡回していた王の剣の目に留まり。王の剣の半数が事態の把握の為にレギスの元へ。残り半数は「クリスタル搬出作業」を食い止める為にアーデン&レイヴスの元へ。
そのような形で二手に分かれ、レギスの元に向かった王の剣は「クリスタルを帝国に譲り渡すなど・・・どういうつもりか!?」と、レギスを問い詰め。事情を知るドラッドーが説得するも、王の剣には聞き入れられず(この先に突入した王の剣は「実際にアーデンを見ていない」ので、ドラットーが説得しても話の通りが悪く、うまく説得出来なかった面々)。彼らの一方的な乱入をキッカケに、その場の任に就いていた王都警護隊と衝突。最初は口論程度だったのが次第にエスカレートし、実力行使から武力衝突に。
そこにアーデン&レイヴスの元へ行っていた、もう半数の王の剣が合流(こっちの王の剣は「実際にアーデンを見ている」ので、ドラットーの説得に心揺らぎやすかった面々)。
・・・と同時に、騒ぎを聞きつけた王都警護隊も増援に駆け付け。
この合流時には既に武力衝突に発展していたので。説得を聞き入れる事が出来なかった王の剣に同調した者達は勿論、本来なら戦う必要が無い者たちまで巻き添えとなり。自分の大切なモノを守る為には、戦わざるを得ない状況に陥ってしまった。
だから、確かに争いのキッカケは「国王に対して王の剣が、クリスタル譲渡を糾弾した事」だったんだろうけど。争いの本質は、長い時間と幾つもの世界の間で歪んでしまった「王の剣(王剣の一族)」と「王都警護隊(臣下)」の関係にあったのかもしれない。もし普段から王都警護隊の隊員達が、王の剣のメンバー達を「辺境の地から拾われてきた、所詮は移民の集まり(=代々ルシス王家に仕えて来た家柄出身の自分達の方が格上)」としか見れなくなっていたのなら。そりゃ、こんな場に王の剣が「クリスタルを帝国に譲り渡すなど・・・どういうつもりか!?」なんて乱入して来たら。王都警護隊としては自国と自身のプライドに掛けて、武力行使に踏み切ってでも王の剣に対処せざるを得なかった・・・んじゃないかな、と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
で、ここまでが今回の「インソムニア陥落」に代わる「インソムニアの争乱」の舞台・・・ってトコかな?
だとしたら、本来みたいに戦争を仕掛けられたのでも無ければ、王都陥落にまで追い込まれてのでもない・・・あくまでも「クリスタルを守りたかった王の剣は、それを食い止めたかった」だから「何としてでも、レギスに思い止まらせようとした」だけなので。戦いの場は「調印式の席(=場所)」であって、王都城全体や城下町にまで広がる事は無い。
でもそうなると、そんなワチャワチャした状態の現場にレイヴス君を投入したトコで、感動の親子イベントもへったくれの無いので・・・何とかして「レイヴスとレギスの親子イベントに相応しい舞台・状況」を用意してあげたい。
じゃあ仮に「どういう理由があれば、本来なら一番この場を収めるべき立場にあるレギスを逃がす(=移動させる)事が出来るか?」ってトコから考えてみたんだけど。
王の剣と王都警護隊・・・つまり自国の組織同士の争いに、ニフルハイム帝国皇帝・イドラを巻き込む事が、今の状況で一番マズイ展開なので「クレイラスとレギスが先導&護衛する形で、イドラも自分の身を守りながら調印式の間から脱出する事を選んだ」・・・としても、
「いや、責任持ってレギスは場を収めるべきやろ?」
やっぱりココを覆すにはパンチが足りないし、国の最高指導者が二人揃って逃げるってのは格好がつかない。しかもレギスに至っては「自国の組織同士の戦闘&自分の城(王都城)」から逃げるって事になるので・・・それは「王様」として、ホントにどうなのかと?
なのでレギスの面目を保つ為「やっぱりレギスは残して、クレイラスを護衛に就けイドラだけ逃がす(=国の最高指導者として、双方「レギスが残るのは大前提」と考えている)」って方向で考え直してみたんだけど。
それはそれで、レギスだけを残して逃げるのは心許ないのか?
「この場を捨て逃げる事など許されん。
しかし今、ここで死ぬ事も許されん。
それは、お前が一番分かっている筈だ・・・違うか?」
イドラも「レギスが残るのは大前提」と考えているので「お前も逃げろ」とは言わない。
けど「レギスはこの場に残り、クレイラスを護衛に就け、イドラだけでも逃がす」事に関しては、何やら不服な様で・・・脳内でダメ出しを喰らいました。どうにもこの状況から、イドラだけが逃げるイメージが浮かばない。
なのでイメージを広げる為、今のレギスの状況をおさらいしてみると。
もしもの話。ここでレギスが死ぬような事にでもなったら・・・調印式自体は済んでいるので効力は発揮するだろうけど、本当に協定内容の行使が可能かは疑わしい。だって実行する最高責任者が死亡って事になるので。そんな協定内容に則って「ルシス王国の象徴である、光耀の指輪とクリスタルの譲渡」が果たされるのか?
それにレギスの死亡後に「実はレイヴスは、レギスの長子」だったので「レイヴスこそが、ルシス王国・王位継承権第一位」なんて事を公表したトコで。それってクリスタルの件と合わせて、随分と都合が良い話・・・本当にそれをルシスの国民が信じてくれるのか?
そして何より・・・漸く会えた、会いに来てくれた息子に。
真実を語る事も、詫びる事も、思いの丈を伝える事も・・・何も出来ていない、抱き締めてやる事すらも。だから・・・だからこそ、
「今は、生き残ってこそだ。
息子の言葉に応えてやる事もせず、父親だなど。
そんな自分勝手は許さん・・・ふざけるな!」
テネブラエの惨劇以降のレイヴスの後見人は、帝国宰相・アーデンだったけど。
そのテネブラエの王子を保護し、国を挙げて神凪・レイヴスの後ろ盾となり。父親だと告げてもやれない自分に代わり、今まで息子を守り育ててくれたのは、紛れもなくニフルハイム帝国皇帝・イドラの恩情があっての事で。
勿論、同じ最高指導者という立場にあるイドラが、レギスに求めるのは「ルシス王国・国王」としての責務を全うする事が第一で。レギスがルシス王国の王である以上、今この状況で「お前(=レギス)も逃げろ」なんて言える筈が無かった・・・だってそれは、最高指導者としての責務を放棄するに等しい行為で。
同じ立場にあるイドラだからこそ、皇帝としてその選択を勧める事は出来なかったし。
同じ立場にあるレギスなら、王としてその選択を選ぶべきでは無いと確信していた。
自国の組織の小競り合いも収められず、尻尾を撒いて逃げるなど・・・王として許される筈が無い、と。
でもイドラはレイヴスの事を思えば、レギスに「王として」の役割だけを強いる事は出来なかった、それだけに全振りする事は出来なかった。それに考え無しに首を突っ込まれた挙句、レイヴスの到着を待たずしてレギス死亡・・・という最悪の結末は避けねばならない、とも。
ルシスの王だから、だけではない・・・レイヴスの父親としても、生き延びて欲しいと。生き延びるべきだと考えていた。
そんなイドラだからこそ「自分を逃がし、レギスはこの場に残る(=自分の為に最善策を捨てる)」という、彼の選択が許せなかった。
彼が「王として、この場に残り場を収める」道を選ぶのであれば、それを選ばせるなら。彼を生かす為の「最善」を考え尽くすべきであって「王都警護隊の隊長であるクレイラスを、自分を逃がす為の護衛に就ける」なんて愚策・・・イドラにすればそんな大きなお世話など、願い下げでしかなく。
「護衛を就けてまで逃がしてもらわずとも、
降りかかる火の粉くらい、自分で何とか出来る。
お前は王として、そして父親として、
自分が成せる最善を選ぶべきではないのか?!」
レギスが「王」である為・・・そして「父親」である為にも、イドラは「お前の生き様を見せてみろ!」と、自分もその場に残る事を選んだ。
と言うようなイメージを経て・・・イドラの言葉を優先した結果「レギスはクレイラスをイドラの護衛に就けて逃がそうとした」んだけど「イドラはクレイラスを残す為、自らもこの場に残る事を選んだ」って事になりました。
だから前にも「前回のイドラの計らいが男前だったので「やっぱりここは、ちゃんと”見える”ようにしときたいな」と思って《新約 34》」って書いてたけど。イドラは本当は格好イイんだよ、多分。
尤も「自分で何とか出来るなら、単騎で逃げろよ?」って感じがしないでもないけど。
王の剣が「光耀の指輪とクリスタルの譲渡」を「何らかの理由を付け、半ば強引に奪われた」と思い込んでいるのなら。当然、その怒りの矛先は譲渡先であるニフルハイム帝国、その皇帝イドラに向く可能性も有るので。ターゲットに為り得るイドラが、勝手の分からない王都城での単独行動を選ぶ・・・ってのも迂闊かなって思うし。
言っても「第二章」での、この「インソムニアの争乱」は・・・双方合わせて20~30人程度の小競り合いなので。争いの場である事は確かなんだけど、何て言うか・・・標的にされるレギスは兎に角、皆が皆「一瞬の油断で」「次から次へと」「息つく暇も無く」みたいな戦況では無いイメージ。そもそも戦ってんのが自国の組織同士だもん、本来なら「王様orそれぞれの隊長の一喝で静まれよ」って話やん?
そういった状況を前提に、天秤に掛けた結果でしかないんだけど。
今回のニフルハイム帝国皇帝・イドラなら「危険ですので、お逃げ下さい!」って言われて、案内も無い他所様の城内を一人そそくさと逃げるよりも。
そこまで危険では無い(=自分の身は守れる)状況である事を確信&多少の危険は承知の上で「レギスに付き合ってやる」ってスタンスの方が、イメージした時にしっくり来ると言うか。
それに「第二章」の時点で「イドラが調印式の席で戦っていた」って「想い出・記憶」が残っていなかったら、「第一章」のインソムニア陥落でのイドラ(=自らも銃を突きつける)のイメージでは再生されないと思うので。
後のイオスの世界「第一章」で、ああいうイドラになってたって事は。
手前のイオスの世界「第二章」で「何らかの形でイドラも戦いに加わっていた(=速攻逃げた訳では無かった)」んだろうな・・・って考える事にしときます。
■□■□■□■□■□■□■□■□
<5>レイヴス到着後はスムーズに鎮圧⇒王の剣と王都警護隊は撤収。
<4>戦いの最中、致命傷を負っていたレギスが倒れる⇒他三人は退出。
このインソムニアの争乱は「双方合わせて20~30人程度」と、規模自体は大きなモノではなかったし。元々自国の組織同士の小競り合いのようなモノであって、本来なら人死が出る様な争いにはならない筈だった・・・んだけど「目的が明確ではない」「既に何の為に戦っているのかも分からない」程に混乱した場を鎮圧する事は難しく。常日頃からそりが合わない両組織だった事もあり、どちらも引くに引けない状況にまで追い込まれていた。
加え、同じ王の剣のメンバーでも「実際にアーデンを見ているか?」どうかで、ドラットーの言葉「アーデンが、自分が仕えるべき主である事」「自分の祖国(故郷)のルーツが、ニフルハイム帝国にある事」「光耀の指輪とクリスタルは、ニフルハイム帝国に返還すべき物である事」・・・つまり「指輪とクリスタルが帝国に譲渡される事こそ、自分達の悲願達成」と信じられるか、信じられないかで二分してしまい。
信じる事が出来なかった王の剣の怒りの矛先は「指輪とクリスタルを守ると約束したにも拘らず、勝手に他国に譲り渡そうとしたレギス」へと向けられる事となった。
なので・・・どこと、どこが、どう戦っているのか陣営分けをすると。
明確にレギスを狙っているのは「(ドラットーの言葉を信じる事が出来なかった)王の剣」で。
王都警護隊は「王の剣から、レギス陛下を守る為」との大義名分を掲げながらも、日頃からの関係の悪さ&プライドもあって「こちらから引き下がる事(=負けを認める)など出来ない!」みたいな感じでエスカレート。
その両方に挟まれる形で「(ドラットーの言葉を信じる事が出来た)王の剣」は、王都警護隊からは「王の剣から、レギス陛下を守る為」と剣を向けられながらも。今まで仲間として共に戦ってきた「(ドラットーの言葉を信じる事が出来なかった)王の剣」を思い留まらせようと奮戦・・・彼ら双方を相手に戦う事となってしまった。
結果、この「(ドラットーの言葉を信じる事が出来た)王の剣」と「(ドラットーの言葉を信じる事が出来なかった)王の剣」の対立が、後のイオスの世界「第一章」では「王の剣の裏切り」として再生されてしまった、と。
尤も、王都警護隊の関与を意図的に外した結果、王の剣だけが悪者に・・・インソムニアの争乱の戦犯にされてしまったのかもしれないけど。
だから何度も書くけど。このインソムニアの争乱は「自国の組織同士による、双方合わせて20~30人程度の小競り合い」であって、本来なら人死が出る様な争いになる筈がなかった。本人達だってそれ位は弁えていて、人死が出る様な争いにまでするつもりはなかったんだから。
でも「その程度の小競り合い」の筈が、国の最高指導者である国王・レギスの言葉をもってしても止められず・・・結果、人が死ぬような事態になるまで、争いを収める事が出来なかった。
それが何でかって言えば・・・やっぱり王都警護隊にしたら、レギスが辺境出身の移民風情を「王の剣」と取り立て、由緒ある家柄の自分達と同列に扱う事に対し不満を持っていたので。このような状況になっても王の剣を庇うレギスに対し、素直にその命令を聞き入れる事が出来なかった。
「何故・・・何故、奴らを庇うのですか?!
先祖代々王家に仕えて来た我らよりも、
全てを捧げて来た我らよりも、奴らを選ぶと・・・?!」
全ては 我らが 王の為に
彼らが「ルシス王家に忠実な臣下達」であったからこそ、王に剣を向ける・・・そのような大罪を犯して尚、王の寵愛を与えられる王の剣が許せなかった。
王を思えばこそ、例え王の言葉であっても聞き入れる事が出来ない程に、どうしても。
そんな王様でも止められない状況なんだから。レギスとイドラの護衛を優先したドラッドーとクレイラスでは、それぞれの隊員の暴走を止められる筈が無かった。
■□■□■□■□■□■□■□■□
つまり、ここまでの展開上、この争いを止める為には「人が死ぬような事態になるまで、争いを収める事が出来なかった」・・・のなら「人が死ぬような事態になってもらわなきゃならない」って事で。
誰にその大役を引き受けてもらうかって考えたら・・・これは今後の話の展開的にも、このような状況にしてしまった責任を取る意味でも、やっぱりレギスに引き受けてもらうしかないかな、と。
でも本来「第一章」のレギスは「グラウカ将軍(=ドラットー)」と戦って戦死・・・なんだろうけど、今回「第二章」のレギスは「グラウカ将軍(=ドラットー)」と戦うなんて事は有り得ないので。
ここまで積んできた「第二章」の設定をこねくり回して、この世界に相応しい「レギス死亡」までの展開を演出するとしたら、
騒ぎを聞きつけたレイヴスが調印式の間に駆け付けた時には、場は既に混乱を極めており。
突然駆け込んで来たレイヴスに驚いたルシスの兵達が、反射的にレイヴスに斬り掛かり。
それを遅れて確認したルシスの兵達は、味方を援護しようとレイヴスに剣を向けた。
けど、剣術に秀でていたレイヴスだったから、それらを斬り伏せる事は簡単だった。
けど、相手が「ルシスの兵」である事が、レイヴスの判断を鈍らせ。
その一瞬一瞬の判断の遅れが、命取りとなり・・・、
「レイヴス・・・!!!」
周囲の制止を振り切って駆け付けたレギスが、剣戟の間に割って入り。
あの時と同じ・・・だった。結局「レイヴスに斬りかかった王都警護隊の人間」だったのか「レギスを狙って追って来た王の剣」だったのかは、もう分からない。
でもレイヴスを守り、彼は致命傷を負った・・・あの時の、母と同じように。
・・・ってなると、さすがに自国の王が致命傷負って一大事(しかも自分達の争いのせい)って時に、小競り合い継続してる場合では無いだろうから。
辺りは「・・・えっ?」って、沈黙の後。
一瞬で我に返ったドラットーとクレイラスにどやされ、救護班を呼びに行ったり何だかんだと全員退場(勿論、全員後で事情聴取)。
国の最高指導者であるレギスが倒れた今、クレイラスは各所対応の総監督を請け負う為。断腸の思いで、この場を後にして(断腸←この単語も字面だけ見たら「腸を断つ=腹を切られる」って勘違いを誘発しそうで危険ではある)。
そんな王の延命を信じ、己の役割を全うしようと駆けて行ったクレイラスを見送り。
最後、残されたイドラとドラットーは、
「グラウカ将軍・・・いや、ここではドラットーか。
儂らも行くとしよう・・・飛空艇まで送ってくれ。」
レギスは持たないだろう、と・・・そう分かっていたから、その場を後にする事を選んだ。
レギスに残された最期の時間を・・・息子と二人で過ごせるように、と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
<3>2人になったトコで、レイヴスとレギスの「親子イベント」発生。
<2>レギスから光耀の指輪と父王の剣を受け取る⇒レギス死亡。
<1>レイヴスが光耀の指輪を嵌める。
本当はゆっくり親子の時間を取ってあげたかったけど、現実的に「時間が足りない」状況なので・・・後はこの3つがワンセット。
その上で、どうしても外せないトコを優先して厳選&詰め込んで行ったら。
「レギス陛下・・・何故、このような事を・・・?」
「貴方はルシスの王です!
国を、民を思うなら・・・私の事など、見捨てるべきだった!」
「確かに王なら、そうすべきだっただろうな。
だが私は、お前を見捨てる事など・・・出来なかった。」
「過去に見捨てておきながら、
今更、父親だから・・・など。
そのような自分勝手、言えた立場ではないが・・・。」
「それは、テネブラエでの・・・?」
「確かに、お前とシルヴァを残し逃げ帰った、
あの日の事を悔やまぬ日など、一日として無かった。
しかし・・・私の後悔は、それだけでは無い。」
「生まれて来てくれたお前を、
我が子と・・・息子と認める事が、出来なかった事。
本当はゆっくり親子の時間を取ってあげたかったけど、現実的に「時間が足りない」状況なので・・・後はこの3つがワンセット。
その上で、どうしても外せないトコを優先して厳選&詰め込んで行ったら。
「レギス陛下・・・何故、このような事を・・・?」
「貴方はルシスの王です!
国を、民を思うなら・・・私の事など、見捨てるべきだった!」
「確かに王なら、そうすべきだっただろうな。
だが私は、お前を見捨てる事など・・・出来なかった。」
「過去に見捨てておきながら、
今更、父親だから・・・など。
そのような自分勝手、言えた立場ではないが・・・。」
「それは、テネブラエでの・・・?」
「確かに、お前とシルヴァを残し逃げ帰った、
あの日の事を悔やまぬ日など、一日として無かった。
しかし・・・私の後悔は、それだけでは無い。」
「生まれて来てくれたお前を、
我が子と・・・息子と認める事が、出来なかった事。
詫びて許される事ではないが・・・本当に、すまなかった。」
「この光耀の指輪は、お前に。
そしてこの剣は・・・弟に、ノクティスに渡してやってくれ。
こんな物しか遺してやれず・・・すまない。」
「・・・そう、だったな。」
「この様な、幕引きになるとは。
だが最期に、お前と話が出来て、良かった・・・。」
「レギス、陛、下・・・・・・。」
■□■□■□■□■□■□■□■□
ある意味、お約束な展開なので・・・グダグダ書かなくても浮かぶと思うので、絵面は省略。状況&背景だけ補足しておくと。
結果として、今回のインソムニアの争乱での「レイヴスを助ける為に、父・レギスが犠牲となった」って展開は、12年前のテネブラエの惨劇での「レイヴスを助ける為に、母・シルヴァが犠牲となった」と、同じになってしまった訳ですが。
だからこそレイヴスは「国を、民を思うなら・・・私の事など、見捨てるべきだった!」・・・自分の為に、母のみならず父までも命を落とす事になるのなら。
あの時と同じように「私の事など、見捨てるべきだった」と。
そんな息子の言葉に、レギスは心当たりがあったからこそ。彼もテネブラエの惨劇・・・彼が長年抱え込み続けて来た、後悔してもしきれない過ちを語り。
そして何よりの後悔と過ち。レイヴスを息子と認めてやれなかった事を詫びた。
ここでの「確かに、お前とシルヴァを残し逃げ帰った、あの日の事を悔やまぬ日など、一日として無かった」というレギスの言葉を、レイヴスの目的「亡き母の為に、レギスの口から「真実」を知りたかった」に対する答えとし。
最後の最後・・・二人の息子への形見として。
光耀の指輪は、兄・レイヴスに。
レギスの剣(=父王の剣)は、弟・ノクティスに。
「この光耀の指輪は、お前に。
そしてこの剣は・・・弟に、ノクティスに渡してやってくれ。
こんな物しか遺してやれず・・・すまない。」
「・・・そう、だったな。」
「この様な、幕引きになるとは。
だが最期に、お前と話が出来て、良かった・・・。」
「レギス、陛、下・・・・・・。」
■□■□■□■□■□■□■□■□
ある意味、お約束な展開なので・・・グダグダ書かなくても浮かぶと思うので、絵面は省略。状況&背景だけ補足しておくと。
結果として、今回のインソムニアの争乱での「レイヴスを助ける為に、父・レギスが犠牲となった」って展開は、12年前のテネブラエの惨劇での「レイヴスを助ける為に、母・シルヴァが犠牲となった」と、同じになってしまった訳ですが。
だからこそレイヴスは「国を、民を思うなら・・・私の事など、見捨てるべきだった!」・・・自分の為に、母のみならず父までも命を落とす事になるのなら。
あの時と同じように「私の事など、見捨てるべきだった」と。
そんな息子の言葉に、レギスは心当たりがあったからこそ。彼もテネブラエの惨劇・・・彼が長年抱え込み続けて来た、後悔してもしきれない過ちを語り。
そして何よりの後悔と過ち。レイヴスを息子と認めてやれなかった事を詫びた。
ここでの「確かに、お前とシルヴァを残し逃げ帰った、あの日の事を悔やまぬ日など、一日として無かった」というレギスの言葉を、レイヴスの目的「亡き母の為に、レギスの口から「真実」を知りたかった」に対する答えとし。
最後の最後・・・二人の息子への形見として。
光耀の指輪は、兄・レイヴスに。
レギスの剣(=父王の剣)は、弟・ノクティスに。
あるべき物を、あるべき場所へ・・・あるかもしれない、いつかどこかの世界の為にも。
何故レイヴスは、光耀の指輪の所有者になろうと、なれると思ったのか?
何故レイヴスが、使いもしないレギスの剣を持ち歩いていたのか?
何故レイヴスは、最期の力を尽くしてまで、レギスの剣をノクティスに渡そうとしたのか?
次のイオスの世界にあたる「第一章」・・・本来の【FF15】に繋がる様、この様な形で「想い出・記憶」を残しておきます。
で、次の「・・・そう、だったな。」は。この一文だけではさすがに難しいと思うので、書いておくと。
レギスの「こんな物しか遺してやれず・・・すまない」という言葉に対して、レイヴスは言葉に出来ない思いを込め、佩いた剣の鞘を握り締めた。
この時に「・・・カチャ」っと音が鳴り。
何かと思ったレギスが、その音の発生源に視線をやると。
視線の先・・・レイヴスが握り締めていたのは、嘗てレギスが贈った剣の鞘で。
レイヴスは、それを大事に使い続けてくれていた・・・それをレギスからの贈り物だと思ってくれていたのなら。
自分がレイヴスに遺してやれる物は、この光耀の指輪だけではなかったのだと。そう思えたから・・・。
「・・・そう、だったな。」
レイヴスにも、父親として遺してやれる物があったのだと・・・レギスは安堵の笑みを浮かべた。
その瞼裏に浮かぶのは、16年前のある日の「秘密で特別なひと時」。
息子とは呼べなかった、それでも息子として愛していた・・・それが許された、あの美しい花畑でのひと時《新約 17》。
「この様な、幕引きになるとは。
だが最期に、お前と話が出来て、良かった・・・。」
最期まで「父上」と呼んで欲しいとは、言えなかった・・・けれど。
何時か何処かの世界では「最高の息子だ」と、言ってやれるかもしれない。
「レギス、陛、下・・・・・・。」
最期まで「父上」とは呼べなかった、言えなかった・・・けれど。
何時か何処かの世界では「レギスの息子」として、胸を張って生きられるかもしれない。
自分達が父と子であった、その「想い出・記憶」を残す事が出来たのなら。
そう夢見る事が出来る・・・だから、全て忘れ去れてしまうより上等だ、と。
そう自分に言い聞かせ、レイヴスはレギスより託された光耀の指輪を嵌めた。
指輪を嵌める資格を持つ「運命の王子」として。
全ての「真実を知る王」・・・それが、この終焉に傾き続けるイオスの世界の為の「生け贄」だとしても。
■□■□■□■□■□■□■□■□
あのギャグみたいなノリの【息子の事が可愛くて仕方が無いお実父さん(オマケ)《新約 17》】が、ここに来て活きて来るとは思わなかったです。
すっごいレイヴス君の事、考えながらデザインとか考えてたんだろうな・・・ってのは共通してるんだけど。何て言うか、それこそ「シリアスなシーン用」に改編されてそう。
何故レイヴスは、光耀の指輪の所有者になろうと、なれると思ったのか?
何故レイヴスが、使いもしないレギスの剣を持ち歩いていたのか?
何故レイヴスは、最期の力を尽くしてまで、レギスの剣をノクティスに渡そうとしたのか?
次のイオスの世界にあたる「第一章」・・・本来の【FF15】に繋がる様、この様な形で「想い出・記憶」を残しておきます。
で、次の「・・・そう、だったな。」は。この一文だけではさすがに難しいと思うので、書いておくと。
レギスの「こんな物しか遺してやれず・・・すまない」という言葉に対して、レイヴスは言葉に出来ない思いを込め、佩いた剣の鞘を握り締めた。
この時に「・・・カチャ」っと音が鳴り。
何かと思ったレギスが、その音の発生源に視線をやると。
視線の先・・・レイヴスが握り締めていたのは、嘗てレギスが贈った剣の鞘で。
レイヴスは、それを大事に使い続けてくれていた・・・それをレギスからの贈り物だと思ってくれていたのなら。
自分がレイヴスに遺してやれる物は、この光耀の指輪だけではなかったのだと。そう思えたから・・・。
「・・・そう、だったな。」
レイヴスにも、父親として遺してやれる物があったのだと・・・レギスは安堵の笑みを浮かべた。
その瞼裏に浮かぶのは、16年前のある日の「秘密で特別なひと時」。
息子とは呼べなかった、それでも息子として愛していた・・・それが許された、あの美しい花畑でのひと時《新約 17》。
「この様な、幕引きになるとは。
だが最期に、お前と話が出来て、良かった・・・。」
最期まで「父上」と呼んで欲しいとは、言えなかった・・・けれど。
何時か何処かの世界では「最高の息子だ」と、言ってやれるかもしれない。
「レギス、陛、下・・・・・・。」
最期まで「父上」とは呼べなかった、言えなかった・・・けれど。
何時か何処かの世界では「レギスの息子」として、胸を張って生きられるかもしれない。
自分達が父と子であった、その「想い出・記憶」を残す事が出来たのなら。
そう夢見る事が出来る・・・だから、全て忘れ去れてしまうより上等だ、と。
そう自分に言い聞かせ、レイヴスはレギスより託された光耀の指輪を嵌めた。
指輪を嵌める資格を持つ「運命の王子」として。
全ての「真実を知る王」・・・それが、この終焉に傾き続けるイオスの世界の為の「生け贄」だとしても。
■□■□■□■□■□■□■□■□
あのギャグみたいなノリの【息子の事が可愛くて仕方が無いお実父さん(オマケ)《新約 17》】が、ここに来て活きて来るとは思わなかったです。
すっごいレイヴス君の事、考えながらデザインとか考えてたんだろうな・・・ってのは共通してるんだけど。何て言うか、それこそ「シリアスなシーン用」に改編されてそう。
PR
