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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 30》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【神凪でなければ解明出来ない真実:水神リヴァイアサン】
  《前回のおさらいと、ちょっと補足》
  《ルナフレーナの「出番嵩増し計画」を考える》
  《オルティシエと言えば、頼れるあの人》
  《逆さじゃない『神凪の逆鉾』の意味》

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*六神の事は拘りがあって「〇神〇〇〇」とフルネームで書いて来ましたが。やっぱり長過ぎ&クドイので「〇〇〇」と省略する事にしました。以下のように、ご理解くださいませ。
 「〇〇〇」だけの場合は「〇神〇〇〇」=【FF15】で言う「六神」の事。
 「〇神」だけの場合は、目に見えない&声を聞く事も出来無い「本当の神様」の事。

【神凪でなければ解明出来ない真実:水神リヴァイアサン】
⑤「六神(水神リヴァイアサン)」から、ルシス王家の記憶の改編・改竄により「六神(=兄弟姉妹神)」の在り方も歪められてしまった事。彼ら六神は「嘗ての自分達を、イオスの世界に思い出して欲しい」と願っていて。その為にはルシス王家が都合の悪い事実として封印した真実「ルシスの禁忌・アダギウム」を解放しなければならない事を知る(*但し彼らは助言する事しか出来ないので、アダギウムが何なのか答えを教える事は出来ない)。

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《前回のおさらいと、ちょっと補足》
 前回《新約29》では、レイヴス君が駆け付けるまで、アーデンが場を繋いでくれた訳ですが。

 神凪では無いのに無茶をするルナフレーナに、アーデンは腹にワンパン喰らわせ「心を通わせる事が出来ない状態(=気絶)」=「傍に居るだけなら、命を削られる事は無い」状況にしてあげ。
 それでも意識が残っていたルナフレーナが、最後まで自分が差し伸べた手を取る事は無かったので、
「あなたもどうぞ安らかに ルナフレーナ様」
  ↓
「意訳:大人しく眠っていなさい ルナフレーナ様」
 無理矢理連れ帰る訳にも行かないので・・・仕方なくルナフレーナを残し、その場を後にした。

 尚、リヴァイアサンの影響で大荒れの場所に、気絶寸前のルナフレーナを置き去りにするって「それって未必の故意じゃない?」って感じですが・・・それは無い。アーデンは「このまま置いて行ったら、彼女は死ぬかもしれない」なんて、微塵も思っていないから。
 だってレイヴスは使命を果たす為に、必ずこの場に駆け付けるし(=多分「早く来いよ お兄様」って高台の方に目をやってた時点で、もうすぐ到着する事を確認してる)。
 リヴァイアサンが「六神を取り纏める長女であり、母親代わり」という女性性が強い神サマである事を、神話に詳しいアーデンは知っていたから。
 元来、六神が人間に危害を与える事などあり得ないし。
 それが兄の為と・・・己の命の危険も顧みず、この場にやって来た妹なら尚更で。
 リヴァイアサンが、彼女に危害を与える事は無い・・・寧ろ守ってくれるだろう。
 それを当たり前に確信していたからこそ、アーデンはルナフレーナをその場に残し立ち去った。

 因みに、アーデン&自分の中のリヴァイアサンのイメージが、何でそんな事になっているかですが。
 彼女は「六神を取り纏める長女であり、母親代わり」&「炎神イフリート(弟)と氷神シヴァ(妹)の悲劇を嘆いている」からこそ、レイヴスとルナフレーナの様な「麗しい兄妹愛」に弱い・・・そんなイメージ。
 この辺り詳しくは、別世界に当たる《旧約 22》《旧約23》《旧約 24》でも【水神姉さんは、ちょっとジメッと重たい系?】「ロ~~~マンティックだね、お姉様」「妹の恋愛事情に過干渉なお姉ちゃん」ってイメージ・・・等々、書いてたので。
 こっちの世界でも同じようなイメージ・・・って事です、六神の設定は基本イオスの世界共通なので。

 という様に、水神姉さんの性格&アーデンの行動をそれっぽく塗り固めたトコで。
 続きは主人公・レイヴス君に任せて、アーデンは降壇。お疲れ様でした。

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《ルナフレーナの「出番嵩増し計画」を考える》
 と言いたいトコでしたが・・・ココまで読んで、展開に無理がある事に気付いたので、ちょっと間を挟みます。
 話が前後してしまいますが・・・ここまで完成させて「本当に、その通りに動くかな?」ってイメージした結果の「ちょっと無理があるな」なので、そこはご容赦ください。

 で、何が「ちょっと無理があるな」なのかと言うと「ルナフレーナの出番が短すぎる」という事。
 尤も「ルナフレーナの出番が短すぎる」のは、原作通りだと思うのですが。今回の《第二章》では、
*リヴァイアサンとの対話が短縮されてる⇒ルナフレーナの身体が耐えられないから。
*レイヴスがリヴァイアサンと戦わない⇒レイヴスがまだ到着していない&神凪でもあるから。
*アーデンの登場タイミングが早い⇒の都合上、間が持たないから。
 ・・・の様に、元々「出番、短い!」と、言われた彼女の尺を更に削っているので。

 今までに書いて来た事だけを拾って展開すると、
オルティシエに到着したルナフレーナは、リヴァイアサンに接触するも。
神凪ではない彼女の身体は六神との対話に耐え切れず、リヴァイアサンに「命を落とす前に、退きなさい」と諭される。
それでもルナフレーナは「兄の力になりたい・・・」と無理を続け、いよいよ膝を付くほどに弱ってしまい。
見かねたアーデンが「早く 逃げ出しなよ」と言っても聞かない&無理をする彼女を大人しく待たせる為に、彼女の腹にグーパンチ喰らわせて気絶させた。
 これだけになってしまので・・・下手したら出番5分位で終わっちゃう。

 それに対してレイヴスの方は、
カーテスの大皿(巨神タイタン)イベント終了のタイミングで、飛空艇を飛ばして来たウェッジより「リヴァイアサンが、オルティシエに出現」&「現在リヴァイアサンには、ルナフレーナが対応に当たっている」との報告を受ける。
その報告を聞いて、レイヴス小隊は飛空艇で一路オルティシエに向かう。
到着後、アラネア&ロキとは直ぐに別行動。
カリゴとは暫く一緒に行動。水神とルナフレーナの動向「目下全軍で 祭壇を防衛中ですが・・・」を確認後「祭壇には私が行く。軍を後退させるよう、軍本部に伝えろ」との命令を下し、別行動に。
この後は神凪として、そして運命の王子としての「使命を果たす」為、単身ルナフレーナの待つ祭壇へ(【エピソード・イグニス】のイメージ)。
 と・・・ルナフレーナの動線と比較した場合。箇条書きの数は、然程変わりないんだけど。イベント開始「カーテスの大皿」から、最後「オルティシエの祭壇」までの道中が、どう考えたって長い=上記ルナフレーナの出番5分では絶対に間に合わない。何ならウェッジの報告を聞いた時点で、ルナフレーナはもう転がってる。

 なので何とかしてお兄様到着まで、ルナフレーナの出番を嵩増ししなきゃならない・・・って事になるんだけど。どこのタイミングに、どういう内容のイベントを挟むか?
 そのポイントになるのがの部分で。もしこの時点で既にルナフレーナが倒れているなら、レイヴスが悠長に「歩いている」という事は無い筈&実際にカリゴからの報告は「目下全軍で 祭壇を防衛中」なので。
 このの時点では、まだルナフレーナは無事&祭壇に居てもらわないと困る(=ルナフレーナを既に気絶した状況で放置・・・って訳にはいかない)。
 そしてと離す事が出来ないので(=いよいよ膝を付くほどに弱ってから、=アーデン登場までの間を開ける事は出来ない)。
 レイヴスのまでに、ルナフレーナのを「更に盛る」or「間にイベントを挟む」などして時間を稼ぐしかない・・・って事になる。

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 だとしたら、一番簡単にイベント嵩増し出来るのはのトコ。
 【FF15】にも「リヴァイアサンが暴れて祭壇が破壊」「ルナフレーナも水流に襲われ怪我を負う」ってシーンがあった=このシーンの「元」となる「想い出・記憶」が《第二章》にあるとしたら。
神凪ではない彼女の身体は六神との対話に耐え切れず、リヴァイアサンに「命を落とす前に、退きなさい」と諭される。
<追加①>六神は神様の代理者=神様同様「人を愛し、その命を何よりも大切に思っている」ので「命を落とす前に、退きなさい」と言っても聞かないルナフレーナに対し、祭壇を破壊したり、彼女に危害を与える振りをしたりと、威嚇&脅かしてでも立ち去らせようとした(=実際には傷付けてはいない)。
それでもルナフレーナは「兄の力になりたい・・・」と無理を続け、いよいよ膝を付くほどに弱ってしまった。
 ・・・っていう風に<追加①>を挟む、これならイメージもしやすいし。
 ただ<追加①>を挟んだトコで「リヴァイアサンは、ルナフレーナが大人しく引き下がらないから威嚇&脅かしているだけ」に留めなきゃならないので、大した時間は稼げない。何でかって言うと、そもそも「威嚇&脅し」ってのは瞬間的なモノだから「威嚇&脅し」で通用するのであって。長時間になるとそれは「威嚇&脅し」で済まなくなっちゃう・・・リヴァイアサン相手ともなれば尚更。
 それにここを変に長引かせると、帝国軍は「ルナフレーナのピンチを傍観してる訳にはいかない」⇒「ルナフレーナを守る為、リヴァイアサンに対し何らかのアクションを起こさなきゃならなくなる」ので・・・それはちょっと具合が悪い。だって六神を尊ぶ《第二章》の彼らにしたら、いくらルナフレーナや街を守る為とはいえ、六神に軍事力を行使するってのは最終手段に等しい覚悟が要ると思うので。
 自分のイメージとしては「帝国軍は祭壇の防衛の為の布陣を敷いている」けど「実際には六神相手に動けずにいる(=様子見)」&「万が一でも、拘束するに留めたい」って感じにしておきたい・・・そういう意味でも<追加①>を長引かせ過ぎる訳にはいかない。

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《オルティシエと言えば、頼れるあの人》
 なので<追加①>だけでは、まだ時間が足りない・・・と言う事で、他に<追加>出来る部分を考えなきゃならないんだけど。
 今回は「ルナフレーナがリヴァイアサンを起こす」のではなく「リヴァイアサンが祭壇で神凪を待ってる」状態なので。
の間を離す事は出来ない=ルナフレーナが到着したらイベントは進むから。
の間は、既に<追加①>を挿入済み=これ以上、長引かせる事は出来ない。
の間を離す事は出来ない=既に弱っているルナフレーナをアーデンが助けに来る展開上、ここの間を開ける事は出来ない。
 つまり、これ以上の間にイベントを突っ込む余地はないのなら。
オルティシエに到着したルナフレーナは、リヴァイアサンに接触。
 と、現状なっている「の前を増設」or「を増量」するしかない。

 でも「の前を増設」とは言っても前回書いた、テネブラエでの「私が神凪の代わりに、水神リヴァイアサンの元に参ります・・・!」の件を含む事は出来ません。
 何でかって言うと今回の「よーいドン!」のタイミングは、カーテスの大皿で齎された「現在、水神リヴァイアサンには、ルナフレーナ様が対応に当たられておりますが・・・(以下略)」と言うウェッジの報告からだから。
 上記テネブラエでのやり取りは、当然この報告よりも前の出来事なので。ココを以降の時間稼ぎに回す事は出来ない。

 となると増設&増量出来そうなのは「ルナフレーナ様が対応」ここの部分。
 この「現在、水神リヴァイアサンには、ルナフレーナ様が対応に当たられておりますが・・・(以下略)」の意味を「現在、リヴァイアサンに対面(=直接対峙)している」のではなく「現在、リヴァイアサンに謁見する為、各所方面との対応(=調整)に当たっている最中」位に拡張する。
 それならウェッジが報告を持って来た時点では「まだルナフレーナは、各所方面との対応追われている」のであって、まだ「リヴァイアサンに直接会いに行っている(=謁見中)では無い」って事になり、ルナフレーナのスタート時点のを後ろにずらす事が出来る。

 それを踏まえて「ルナフレーナは、どういう対応に追われていたのか?」を、時系列順に考えると。
①リヴァイアサンがオルティシエに現れる。
②その事を「テネブラエから目視(見える距離なら)」or「オルティシエからの報告」で確認。
③テネブラエ側が「直ぐに神凪を、リヴァイアサンの対応に当たらせる様に」と、ニフルハイム帝国に進言。
④それに対し「神凪不在の為、直ぐに連絡に向かわせる」が「ルシス王国領に遠征中の為、直ぐの対応は難しい」との回答を返す。
⑤そのタイミングで帝国は「オルティシエに駐留させている帝国軍(=オルティシエ駐留部隊
)」に「オルティシエの防衛及び、市民の避難誘導」に当たるよう命令を出す。
⑥本国からの命令を受け、オルティシエ駐留部隊は本部を設置&準備を開始。
⑦帝国からの「ルシス王国領に遠征中の為、直ぐの対応は難しい」との回答に、テネブラエの重鎮達から不満の声が噴出。
⑧それに対し、兄を庇いたいが為にルナフレーナが「私が神凪の代わりに、水神リヴァイアサンの元に参ります・・・!」と言い出す。
⑨当然、重鎮達は神凪ではないルナフレーナに、レイヴスの代わりは務まらないと分かっていたので始めは反対したけど・・・彼らは元々「ルナフレーナこそ神凪に相応しい」と願っていた層なので。彼女の献身に「ルナフレーナ様なら、或いは・・・」「やはりレイヴス様よりも、ルナフレーナ様の方が・・・」との希望を見出した彼らは彼女の意志を尊重、ルナフレーナがオルティシエ入り。
⑩その旨をテネブラエが帝国に報告。其れに対しルナフレーナの身を案じた帝国は、リヴァイアサンとの接触を中止するよう進言するも、テネブラエ側には聞き入れられず。
⑪アコルド政府に対し「ルナフレーナの身柄引き渡し」を要請(=リヴァイアサンに接触させない為)。万が一に備え、駐留部隊に「ルナフレーナの護衛」を追加指示。
⑫そんな事になっているとも知らず・・・オルティシエ入りしたルナフレーナは、まずはアコルド自由都市連合の首相・カメリアと対応を協議。
⑬カメリアは「帝国からルナフレーナの身柄確保の要請」が来ており、帝国の言う様に「引き渡すべきかどうか、迷っている」事を告げ。
⑭その上で、ルナフレーナの真意と目的を確認する為。神凪ではないルナフレーナがやって来た事に対し「何をするつもりなのか?」と問い掛け。其れに対し「兄が戻るまで、せめて話し相手になりたい」とルナフレーナは答えた(=彼女の望みは最初から「神凪到着までの繋ぎ」を務める事だった)。
⑮カメリアは「理由は何であれ、街に被害が出る事を心配している」=「今、リヴァイアサンが居座る事で引き起こされている被害の拡大を心配している」ので。ルナフレーナが「神凪の代わり」ではなく、あくまでも「神凪到着までの繋ぎ」であるならと、彼女に協力する姿勢を示す。
⑯アコルド政府の方針に、帝国側は「神凪到着までの繋ぎ」であっても危険には違いないとして、ルナフレーナの身柄引き渡しを繰り返し要請するも聞き入れられず。仕方なく「ルナフレーナに帝国兵の護衛を付ける事」を、儀式の条件として提示(=以降、ルナフレーナが「神凪到着までの繋ぎ」としてリヴァイアサンと対峙する事を「儀式」と表記)。
⑰カメリアもルナフレーナを利用しようという訳ではなかったので。ルナフレーナの安全確保の為にも「ルナフレーナに帝国兵の護衛を付ける事」という帝国側からの条件を了承。ルナフレーナには「帝国兵の護衛がつく事」&「オルティシエ防衛の為の駐留軍の準備が整うまでは、リヴァイアサンに会わせる訳にはいかない事」を儀式の条件として告げ、首相官邸内に待機させる。
⑱準備が整った駐留軍が、ルナフレーナの護衛の為に首相官邸に。彼らに守られ、ルナフレーナはリヴァイアサンの元(=祭壇)へ。
 ここまでを《追加②》として、
オルティシエに到着したルナフレーナは、リヴァイアサンに接触する。
 ここに繋ぐ・・・これならイイ感じに時間稼げて良いんじゃないかな?カメリア女史に拘束されてる時間で、いくらでも帳尻合わせ出来るし。

 そもそもオルティシエでの出来事なんで、オルティシエ本来のイベントを引っ張って来るのが馴染みやすい&イメージしやすい。
 例えば、アコルド政府が神凪を保護していた。帝国がルナフレーナの身柄を引き渡せと、うるさかった(=気に掛けていた)。カメリアは理由が何であれ、街で騒動が起きるのを心配していた。市民の避難に手を貸さないと儀式はさせられない&協力するなら「儀式をすることにも文句は言わない」と言っていた。
 そして水神召喚の当日。カメリアは「ああ 帝国兵の監視がつくこと お忘れなく」「気分は悪いだろうけど 儀式がしたいなら我慢することね」と言っていた。
 この辺りの遣り取りを⑪~⑱とリンクさせておけば、何となくそれっぽく繋がるんじゃないかな、と。

 でも嵩増しの為の《追加②》とは言え、【FF15】の時程、時間は掛かってない想定。
 実際【FF15】で、どれ位の日数を見ているのか分からないけど・・・ルナフレーナを保護している事をノクティスに話して。途中『水神召喚の儀式 当日』ってテロップが入るって事は、少なくとも日にちを跨いでるって事でしょ?
 でも今回の《第二章》では全行程で「レイヴスがカーテスの大皿で報告を聞く」~「飛空艇でオルティシエに向かい、祭壇のルナフレーナの元に駆け付ける」なので。逆に「ルナフレーナが首相官邸で二日も三日も足止め」されてると、その間にレイヴス君が間に合ってしまうので話の展開としては困る。
 だからイメージとしては「⑩の時点でレイヴスへの伝令が送られ」「⑪~⑱の間にレイヴスがオルティシエを目指す⇒到着」・・・その移動時間はメタい理由から「2~3時間程度」に留めたい。
 そのメタい理由って言うのは、ルナフレーナが「神凪の代理」を務める事が出来るなんて、本人は勿論、誰一人として思っていなかった。つまり「2~3時間程度の神凪到着までの繋ぎだからこそ、皆ルナフレーナがリヴァイアサンの対応に当たる事を許した」って事情。
 例えるなら「突然連絡も無しに、他国の首相がやって来た!」って時に「至急連絡はするけど、総理大臣は地方に行ってるし・・・連絡無しで来る方が悪いんだから待たせとけ」とは多分ならない。総理大臣に代わり相応の立場の人間が、繋ぎとして対応に当たる・・・そういうモンじゃない?
 だからルナフレーナに求められる役割も、その「繋ぎ」と同じ感覚で。
 尚且つ「神凪でないルナフレーナに繋ぎが務まる時間=あまり長い時間は期待出来ない」そういう理由から「2~3時間程度」が限界かな・・・と。
 それ以上の長時間になると「繋ぎであるルナフレーナに無理を強いる」ってニュアンスになってしまい。それを許可したカメリアが「オルティシエを守る為なら、ルナフレーナが犠牲になってもやむ無し」と判断するような非情な施政者になってしまうので、これまた具合が悪い。
 このイオスの世界の理として「ルシス王家の改編・改竄により、世界は悪い方へと傾き続けている」のは絶対なので。後の世界に当たる《第一章》のカメリアよりも、手前の世界に当たる《第二章》のカメリアを「悪人」にする訳にはいかない。
 まぁ《第一章》のカメリアがどういう人間かというと、それこそ「わかりづらいけど 意外と誠実な人間」・・・なので「善人」とも「悪人」とも言えないキャラだけど。
 少なくともそのカメリアより「善人」に寄せなきゃならないので、それなら分かり易く。
 オルティシエを守る事を第一とするカメリアは「ルナフレーナの想いに共感し、彼女の意志を尊重」「他の者を危険に巻き込めない・・・と拒むルナフレーナに対し、半ば強引に帝国の護衛を受け入れるよう説得」つまり「危険を伴うルナフレーナに対し、出来る限り安全に儀式を執り行えるようにと方々協力してくれた」・・・こういうキャラにしておいたら「分かり易く良い人」って印象にならないかな?
 カメリアは《第二章》では、こういう「分かり易く良い人」だった。
 でも《第一章》では、ルシス王家の改編・改竄により世界が悪い方へと傾いた結果「わかりづらいけど 意外と誠実な人間」という位置まで傾いてしまった、こういう事。
 尤も、傾き方としては全然マシではあると思うけど。

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《逆さじゃない『神凪の逆鉾』の意味》
 これで「《旧約》ではキーマンだったのに、《新約》では全然出て来ないな・・・」と、思っていたカメリア女史の出番も確保出来て一件落着・・・と言いたいトコだけど。ルナフレーナとカメリアの遣り取りで、どうにも分からないトコがあって。
 それが「神凪の逆鉾を、カメリア側が預かっていた」&「逆鉾は祭壇で受け取ります、とルナフレーナが言っていた」事。

 正直『神凪の逆鉾』自体がよく分からん・・・何て言うか「本来の使われ方をしてない」んじゃないかなって。だって「逆鉾」なのに、ルナフレーナって矛先を上に向けて持ってない?そういう問題じゃないの?
 以前【『♪ Somnus』と、創世の儀《雑記 11》】で「『♪ Somnus』の曲が「日本書紀の国産み」のイメージと被る」って書いてたけど。
 そのイメージに基づけば『神凪の逆鉾』=国産みに用いられた『天沼矛』と同じ役割を持つ=だからこそ「逆鉾」なんじゃないかな・・・と思っているので。
 終焉を迎えたイオスの世界は「想い出・記憶」を湛えたスフィアの海に還り。王と神凪が、そのスフィアの海を『神凪の逆鉾』で掻き混ぜ。滴り落ちた「想い出・記憶」により、新しいイオスの世界が再生される・・・これが自分的、本来の『神凪の逆鉾』の役割。
 でも、肝心の国産みという本来の『神凪の逆鉾』の役割が見えなくなってしまったから、無理矢理「神凪が用いる神器」として取り込まれてしまった。なので「ちょっと違う」とか「受け取り方の違い」とかいうレベルではなく「本来の使われ方をしてない」ってイメージになる。
 と言う事で・・・『神凪の逆鉾』に関しては全く分からないので、基本スルーです。
 多分、レイヴス君は神凪になって以降も『神凪の逆鉾』持ち歩いてないだろうから・・・スルーしても問題無い、と思ってる。

 因みに上記設定の延長で、逆鉾なのに矛先が上を向いている事が「誰かの「想い出・記憶」の影響を受けた事柄(=本来の有り方ではない)」事を示しているのなら。
 誰かの「想い出・記憶」の影響を受けていない「本当のルナフレーナ」だったのは、最後ノクティスに駆け寄ったあの一瞬だけだった・・・って事になる。逆鉾の矛先が下を向いてた(=正しい在り方)だったのは、自分が見た限りあのシーンだけだったから(自然な持ち方ならそうなる・・・って話でもあるけど)。

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 結局今回は、補足回になってしまいましたが。
 以前書いた様に「物語としての面白さ」では無く、「ここをこう考えたらこうなった」みたいな「普段見えない、他人の頭の中の思考の流れ」みたいなのをアウトプットする事で。
 「そんなの、ある筈が無い」と思うような事でも、話を聞いたら「そういう風に思う人も居るんだな」・・・位に思ってもらえるようになったら嬉しいな、と。
 何せ「自分はこう思う!」「こうに違いない!」って、自分の主張を共有&強要したい訳では無く。
 あくまでも「そういう風に思う人も居る」って、気付きのキッカケになれれば良いなと思って書いているだけの事なので。
 今回みたいに後から補足とか、逆に先にネタバレとか・・・物語の構成としてはグチャグチャになる事、今までもあった&ココから先もあると思いますが。
 綺麗に整えた後のソレを書き連ねたトコで、自分が伝えたい事は伝わらないと思いますので・・・そこはご理解&ご了承宜しくお願いします。

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