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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 29》
- 2025/04/29 (Tue) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【神凪でなければ解明出来ない真実:水神リヴァイアサン】
《まずはレイヴス君の足取りを再確認》
《レイヴス(20歳)⇒(28歳)に繋ぐ為に・・・》
《尤もらしく、レイヴス君を一人にします》
《やっぱりルナフレーナは必要だって事》
《全然悪気は無い・・・けど被害は甚大?》
《果たしてアーデンは、来てくれるのか?》
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【神凪でなければ解明出来ない真実:水神リヴァイアサン】
《まずはレイヴス君の足取りを再確認》
《レイヴス(20歳)⇒(28歳)に繋ぐ為に・・・》
《尤もらしく、レイヴス君を一人にします》
《やっぱりルナフレーナは必要だって事》
《全然悪気は無い・・・けど被害は甚大?》
《果たしてアーデンは、来てくれるのか?》
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【神凪でなければ解明出来ない真実:水神リヴァイアサン】
⑤「六神(水神リヴァイアサン)」から、ルシス王家の記憶の改編・改竄により「六神(=兄弟姉妹神)」の在り方も歪められてしまった事。彼ら六神は「嘗ての自分達を、イオスの世界に思い出して欲しい」と願っていて。その為にはルシス王家が都合の悪い事実として封印した真実「ルシスの禁忌・アダギウム」を解放しなければならない事を知る(*但し彼らは助言する事しか出来ないので、アダギウムが何なのか答えを教える事は出来ない)。
《まずはレイヴス君の足取りを再確認》
毎度の足取り確認ですが。
前回の巨神タイタンは「雷神ラムウに、会いに行って欲しいと言われた」から、危険を承知の上で、危険立入禁止区域となっているカーテスの大皿まで会いに行った訳ですが。
今回の水神リヴァイアサンは「突如オルティシエに現れた水神リヴァイアサンの対応に当たる為、急ぎオルティシエに向かわなければならない」という状況に追いやられての、水神リヴァイアサン接触となります。
なので、本来の順とは①②が入れ替わっていますが、六神接触順は予定通り「①雷神ラムウ⇒②巨神タイタン⇒③水神リヴァイアサン」の順番で確定。
因みにこれは、今回の二次創作に共通する設定として、
*「六神=兄弟姉妹の神様たち」を生まれ順に並べると「①水神 ②巨神 ③雷神 ④炎神 ⑤氷神 ⑥剣神」ってイメージ。
*②巨神&③雷神は、もしかしたら逆かもしれない。
と《旧約 22》で詳しく書いていて(但し一年半前の記事なので、変わってるトコも有る)。
その場合《新約・第二章》の六神接触順は「③雷神(次男)⇒②巨神(長男)⇒①水神(長女)」の兄弟姉妹順に相当し。
【FF15】&《新約・第一章》の六神接触順は「②巨神(長男)⇒③雷神(次男)⇒①水神(長女)」・・・こっちの世界では「②巨神&③雷神は、もしかしたら逆かもしれない」の通り「②巨神と③雷神の順番が逆」になっているって事で。
「何か偶然やけど、そう言う事にしとけ・・・!」
偶然なんですけど、何かそれっぽくなったので、そう言う事にしておきます。
【FF15】&《新約・第一章》では「六神=兄弟姉妹の神様たち」って「真実」が失われたまま(=六神からも真実を聞く事が出来なくなっている)なので、そもそも「兄弟姉妹順」って概念が存在しないんだけど。
《新約・第二章》では「六神=兄弟姉妹の神様たち」って「真実」が、まだイオスの世界に残っている(=六神から真実を聞く事が出来る)ので。
「六神=兄弟姉妹の神様たち」で、生まれ順が「①水神 ②巨神 ③雷神 ④炎神 ⑤氷神 ⑥剣神」なら、その「兄弟姉妹順」に従って話が進むのが、話の進め方としては収まりが良いんじゃないかな、と。「弟⇒お兄ちゃん⇒お姉ちゃん」の順で、どんどん話の核心部分に近付く(=年長者程、詳しい事を教えてくれる)って事だから。
尚、雷神ラムウは巨神タイタンを心配して、レイヴスに会いに行って欲しい・・・って言ってくれたのに。
何で、巨神タイタンは、水神リヴァイアサンを紹介してくれなかったのか・・・ですが。
これは、真実が失われている【FF15】&《新約・第一章》でも「雷神ラムウ=お人好しな神様」という「想い出・記憶」が残っている。ここから逆算した結果「雷神ラムウ=よっぽどの、お人好しだったんだろうな(人間に対してだけではなく、兄弟の事も思い遣れる、心優しいお爺ちゃん)」ってイメージがあるから・・・ってのと。
巨神タイタンが、水神リヴァイアサンと特別仲が悪かったという訳では無く。単純に「自分が会いに行けと助言して、神凪を向かわせたトコで、どうなるものでもない」と分かっていたから。
この辺り詳しくは後で書きますが。今この「兄弟姉妹順」というトコに焦点を当てて書くと、
*①~③と、④~⑥の間には一世代位の間隔が空いてる感じ。要は「兄弟姉妹なんだけど、①~③(親世代)&④~⑥(子世代)位の開きがある」みたいな。
*水神=「一癖も二癖のある六神を取り纏める長女であり、母親代わりでもある女性性&母性に溢れる女神」ってイメージ。
この《旧約 22》で書いてた設定を引っ張ってくるなら「②巨神&③雷神」は、親世代括り(古い神様)の「長男&次男」の関係なので、元々考え方や立ち位置が近く。
対する「①水神」は「六神を取り纏める長女であり、母親代わり」なので、同じ男神同士である「②巨神&③雷神」とは、若干考え方や立ち位置が違う。
その「考え方や立ち位置の違い」を理解しているからこそ「水神リヴァイアサンにその気が無ければ、神凪が行ったトコで話にならない」って分かっていたから。巨神タイタンは「水神リヴァイアサンの所に行くよう勧める」という、大きなお世話をしなかった。
「いや、どこの兄弟姉妹事情?!」
って感じですが・・・「六神=人間臭い神様(人間のイメージから生まれた神様って事は、人間の想像力の範疇にある=人間臭い)」ってのは今更では無く、過去色んなトコで書いてきたので。
「姉さんは、神凪がルシス王家の血を引いてる事。
多分、納得出来ないだろうな・・・。」
って、巨神タイタンがため息交じりにボヤいてても。
それに対して雷神ラムウが「確かに・・・」って、腕組んで頷いてても良いと思っています。
「彼奴だってそれが仕事なんだから、仕方ないだろ?」って思える、長男&次男(お爺ちゃん)と。
「仕事だって分かってても、やっぱり納得出来ないの!」って思っちゃう、長女(お婆ちゃん)・・・そんな関係。
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《レイヴス(20歳)⇒(28歳)に繋ぐ為に・・・》
レイヴス君の足取りを、ザックリ確認したトコで。
今回段取りを組むのに、雷神ラムウ&巨神タイタンの時と勝手が違うのが「この水神リヴァイアサン後で、レイヴスの物語を一旦区切らなきゃならない」って事。
レイヴスが主人公の物語《新約・第二章》は「レイヴス(20歳)の物語+(時間ジャンプ)+レイヴス(28歳)のインソムニアに繋ぐ」という構成を予定しているので。
この一旦の区切りのタイミングで「レイヴス(20歳)の物語」のウチに必要な要素・設定・イベントは全部終わらせて、時間ジャンプ(空白期間)後の「レイヴス(28歳)のインソムニア」にバトンを渡してやらなきゃならない。
その上で「必ず一番最後に持って来なきゃならない事項」が決まっているので。
水神リヴァイアサン関連は「押さえておかなきゃならない部分」を「ちゃんと優先順位を決めて詰め込んでいく」・・・お弁当箱の中身を詰めていく様な作業になります。
因みに「押さえておかなきゃならない部分」を優先順位順に上げると、
①一番最後に「ルシスの禁忌・アダギウム」という謎を残して、約7年間の時間ジャンプをさせる。
②水神リヴァイアサンは、ルシス王家によって歪められた「六神=本当は仲の良い兄弟姉妹の神様だった」という「失われた真実」を取り戻す事を望んでいる。
③水神リヴァイアサンは、神凪であるレイヴスがルシス王家の血を引いている事に、複雑な気持ちを抱いている。
④レイヴスが到着するまでは、ルナフレーナが水神リヴァイアサンの対応に当たっている。
⑤水神リヴァイアサンの元へは、レイヴス一人で行く。
これに「何でなのか?」「誰が関わって来るのか?」みたいな肉付けをしていく感じ。
で「優先順位順」と言う事は、物語としては逆からになるので。物語のイメージとしては以下の様になります。
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《尤もらしく、レイヴス君を一人にします》
⑤水神リヴァイアサンの元へは、レイヴス一人で行く。
これに関しては【エピソード・イグニス】に「レイヴスは単独行動をしていた」って事実が残っているので、そことの帳尻を合わせるのが目的なだけ。
だったんだけど・・・土壇場で「ルナフレーナと合流」を捻じ込む事にしたので、ソッチとの兼ね合い的にも「レイヴスは単独行動をしていた」事にしなきゃならなくなった。
そんな感じなので、明確に「こういう展開にしたい!」ってイメージがある訳では無い⇒【FF15】の展開を下敷きにしつつ、一つ前の世界《新約・第二章》を想像するなら・・・。
①ウェッジからの報告を聞き、飛空艇で一路オルティシエに向かう。
②オルティシエ到着後。水神リヴァイアサンの被害を考慮し、アラネアは何時でも移送任務に当たれるよう飛空艇で待機。
③ロキは水神リヴァイアサンの対応に追われる、現場の応援に当たる為に離脱。
④カリゴは、二人が離脱後も暫くレイヴスに同行。カリゴからの現状報告を聞いた後「祭壇には私が行く。軍を後退させるよう、軍本部に伝えろ」と、軍本部に合流し報告するよう指示。
ここまでが【FF15】の展開を下敷きにした、出来るだけ【FF15】に近付ける為の下準備で。
本来の【FF15】のシナリオで、アラネア&ロキがオルティシエ動乱に顔を見せない事から、この二人は早々の離脱。
カリゴは例の「祭壇には私が行く 軍を後退させろ」「し しかし ―」の遣り取りがあるので、暫くは一緒に行動。カリゴが本部と通信し「ルナフレーナと水神が神殿で対峙している」という情報を得た後は、
「(カリゴ)准将。
水神とルナフレーナの動向は、どうなっている?」
「はっ 目下全軍で 祭壇を防衛中ですが・・・」
「祭壇には私が行く。
軍を後退させるよう、軍本部に伝えろ。」
「し、しかし・・・」
「六神と対峙出来るのは、神凪だけだ。
水神を軍隊で抑え込むなど、意味がない。」
「承知しました」
「どうかご無事で・・・。」
「どのような立場にあろうとも、
やはり妹君の身を案じる兄・・・ですか。」
実際は、巨神タイタンが祭殿前に立ちはだかっていたり。途中レイヴスが指輪を嵌めて腕を焼かれた回想シーンが入ったりしますが。拾い上げて、良い感じに転化出来そうなのはこの辺りかな。
一応で念を押しておくと・・・変に【FF15】の展開を拾っているせいで、ごっちゃになりがちですが。今のオルティシエの動乱はレイヴスが20歳の頃の話なので、そもそも【FF15】とは別物。なので自分としては「全く同じである必要は無い」と思っています。
それを言ったら究極のご都合主義だけど。感覚としては「似た出来事があったから、くっ付いた」「似た出来事の中でも印象深い部分が、それぞれの世界に相応しい在り方で表れている」位の認識。
だから上記のレイヴスとカリゴの遣り取りも「似た出来事の中でも印象深い部分が、それぞれの世界に相応しい在り方で表れている」例の一つで。
レイヴスとカリゴが共に行動⇒現状確認して。
レイヴスが「祭壇には自分が行くから、軍を後退させる」ようカリゴに指示を出し(《新約・第二章》のレイヴスは、この時点では将軍では無いので、本部に伝えるようカリゴに指示を出した)。
その命令に、カリゴが戸惑いを見せ(このレイヴスは将軍では無く少尉⇒まずは本部に合流&指示を仰ぐべきとカリゴは考えた)。
レイヴスが「水神を鎮める事が出来るのは神凪だけ」&「軍がやっている事に意味は無い」と説服し。
上官命令に「承知しました」と従いつつも・・・唯一の存在である神凪・レイヴスの身を案じぬ訳にはいかなかった。
そして何より、どれだけ神凪と崇められようがレイヴスが「妹の身を案じる、一人の兄」である事を、年若い彼を補佐して来たカリゴは理解していた&尊重して彼を一人で祭壇に向かわせた(レイヴスが軍規約に反する様な事をする=一刻も早く妹の元に駆け付けたいという想いを尊重)。
って・・・《新約・第二章》の設定に寄せて転化したら、こんな感じになるのかな?
実際のトコ。ここの二人のやり取りって「セリフ無視&音声無し」で見てたら、そんな「悪い関係」に見えなくて。
何て言うか・・・レイヴスの表情を見るに「カリゴ=自分を蹴落とそうとする帝国軍人の一人」って思っては見て無さそうだし(それならもっと表情キツく表現するのが正解)。
カリゴもカリゴで「レイヴス=属国出身の若造が上官(将軍)」って妬んでるにしては、表情とか所作が「本当に心配している」ようにも見える。例えば「ふん 若造が 属国出身の分際で偉そうに」の部分で、顔を伏せつつも下から睨み付けて・・・とかなら、明らかに「レイヴスの事、嫌いなんだろうな」って思えただろうけど。何ならそういう「分かり易い表現」を避けてるように見えたのが気になって。
それこそ「どうせ 妹の身を案じてるんだろう」のトコで、一瞬カリゴの表情が緩むけど。
神凪という立場にあっても、妹の身を案じずにはいられない。そんなレイヴスの人としての一面を「どのような立場にあろうとも、やはり妹君の身を案じる兄・・・ですか。」と、悪い意味では無く「本来は諫めるべきかもしれないけれど、そういう一面も好ましく思っている(「仕方ないなぁ」位の笑み)」って思いから出た言葉&表情なら。
カリゴはちゃんとレイヴスの事を理解していて。
その上で、レイヴスを一人で行かせてくれたんだな・・・って。
そんな風に考えてたら、カリゴの背中に「有難う」を伝えたい。そんな気持ちになった。
勿論《新約・第一章》では、そんなカリゴの言葉&所作は「慇懃無礼」「狸親父」と言った「想い出・記憶」に塗り替えられちゃってる・・・そういう解釈になるんだけど。
だってそうでもないと「カリゴがレイヴスに対して、礼節を以て対応してた過去」と、辻褄が合わないから。
と言う事で・・・前回《新約28》で「このカーテスの大皿が、レイヴス小隊で動く最後の山場になる」と書いていた通り。
アラネア&ロキは早々、別任務の為に離脱。
カリゴも途中で「軍本部への伝令」として、離脱してしまうので。
やっぱり「レイヴス小隊も、イイ感じにやってんだな」&「レイヴスも、隊員達には本当に感謝していたんだな」って感じられるイベントは、巨神タイタンのトコでの絡みで最後だった・・・と言う事になります。
何かもっと仲良しなレイヴス小隊を見て居たかった気もしますが・・・気持ち切り替えていきます。有難う、君たちの事は忘れないよ(⇐切り替えすぎ)。
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《やっぱりルナフレーナは必要だって事》
心機一転、気持ちを切り替えていく訳ですが・・・何せルナフレーナは最後までスルーするつもりだったので、イマイチ話が見えて来ない。
・・・んだったら「やっぱり最初の予定通り、ルナフレーナ引っ張って来なくて良いんじゃない?」って話ですが。前回《新約28》で書いた様に「ルナフレーナが、超えなきゃならない大きな壁」になってしまった以上、その「超えなきゃならない大きな壁」が「見えない壁」ってのは具合が悪い。だってレイヴス君が「見えない壁の前で、シャドウボクシング状態(=傍から見たら、どんな相手と、どう戦ってるのか分からない)」になっちゃうから。
と言っても、元々は「そこまで織り込み済み」で、ルナフレーナをスルーするつもりだった。
なんでかって言うと《新約》の特殊な構成により、先に《新約・第一章》・・・つまり本来の【FF15】の部分が「想い出・記憶」として残っている事で、別に《新約・第二章》でルナフレーナを描かなくても、彼女がどの様な「超えなきゃならない大きな壁」だったかは、ある程度想像出来るだろうから。
正確には「嫌でも《新約・第一章》のルナフレーナを思い浮かべ、《新約・第二章》に放り込んでしまう」だろうから。
それなら今回のルナフレーナとは、彼女が「お兄様はテネブラエの為に、帝国に残る事を選ばれたんだ(注:帝国とテネブラエの関係は良好なので、普通に外交強化の為・・・位の話)」「あれ程、多くの帝国の民に神凪と認めて頂けるなんて・・・やはりお兄様は私の誇りです」と、当たり前に思っているので。レイヴスが帝国に渡った事や、神凪になった事で、関係がギクシャクしている訳でも無い。
つまり「何故、帝国に残る事を選ばれたのですか?!」って、本来なら一番の疑問になるこの問いを、ルナフレーナが投げかける必要が無い・・・彼女も兄の事を信じているのなら。
別に「私とルナフレーナは 一族の使命を果たすため 別々の道を歩んだ」というレイヴスの言葉通り、お互いを信じているからこそ「別々の道=接触しない」事を選んでも良いかな・・・と思っていた。
思っていたんだけど・・・よくよく考えたら、時間ジャンプ後のインソムニアでは、ルナフレーナとの接触を避ける事は出来ない。
いやだって【KGFF15】は冒頭しか見て無いので分からないんだけど・・・作中、全くレイヴスとルナフレーナが顔を合わせないって事は無いんでしょ?
だからそれこそ、どのタイミングで・・・とかまでは、分からないけど。
物語のクライマックス直前。レイヴスが「真実」に限りなく近付いている段階にもなって、未だルナフレーナが「自分の想い込みで、レイヴスの事を分かったつもりでいる」って言うのは、余りにもバランスが悪い。
そして一番都合が悪いのが「未だこのルナフレーナは、レイヴスの実父がレギス・・・つまり自分達が異父兄妹だという事を知らないまま」と言う事。レイヴスの旅の目的が「失われた真実」の解放なのに、この事実を「最後まで隠したまま」or「インソムニアの動乱の中、慌ただしく伝える」って訳にはいかないと思うので。
その状況を回避するには、やっぱり水神リヴァイアサンの時点で、ちゃんと「兄妹の意思疎通」を計っておく事が大事・・・と言うか。やっぱり他でも無いこのタイミングで「兄妹の絆イベント」を入れて解決しておいてから、時間ジャンプ後のインソムニアにバトンを渡してやるのが最適解なんだろうなって。
後は純粋に【エピソード・イグニス】でのレイヴスとルナフレーナの結末を念頭に置いたら「一つ前の世界《新約・第二章》では、ちゃんとレイヴスはルナフレーナを守ってやれてた」って・・・「今の世界《新約・第一章》では、ルナフレーナを守れなかったけど。本当はレイヴスはルナフレーナを守れてたんだよ」って「想い出・記憶」が有る方が「一つのイオスの世界」として見た時には、収まりが良いのかなって。
尤も、だからこそ「救われる」のか、寧ろ「救われない」のかは。受け取る人、それぞれの感性だろうけど。
後、最後に足すなら「一つ前の世界《新約・第二章》では、ちゃんとレイヴスはルナフレーナを守ってやれてた」って「想い出・記憶」が有る方が。
最終決戦時にアーデンが言ってた「恋人が死んだとき ―」「疲れきって横でのびてたマヌケが」って台詞の重みが増すんじゃないかなって。
つまりアーデンは、個人的主観でノクティスを責めていた訳では無かった。
同じ様な状況下にあっても。何ならレイヴスは神凪と運命の王子・・・ノクティスよりも重い重責を背負っていた、それでも彼はルナフレーナを守り切った。
一つ前の世界に、その事実があったからこそ、
「それに引き換え、お前は何をしていたんだ?」
同じ「運命の王子」・・・主人公としての不甲斐なさを問うていた。
とは言え、アーデンは「レイヴスはちゃんとルナフレーナを守れたのに・・・お前がこんなじゃ、報われないだろ?」って感情は持ち合わせてないです。
ずっと書いてるけど、自分が思うアーデンは「人の心を読むのが苦手」=それは彼が「炎神の魂を持つ存在(=魂が神様由来)」故に「神様の視点でしか、物事を捕らえられない」から。
神様の慈愛が「全ての人を等しく平等」なら、人間一人一人の感情なんて微細なモノでしかなく。極論、神様にとっては「どんな人間も愛しい子」=「人間の感情を鑑みて、与える愛の軽重を決めている訳では無い」ので。そもそも「人間の感情を鑑みるという、人間らしい感覚」が欠如していると言う事・・・だって神様だから。
なのでアーデンにしても「レイヴスはルナフレーナを守り切ったのに、ノクティスはルナフレーナを守れなかった事」に関して、誰が可哀想とか、誰に対して腹が立つとか・・・そういう感情は持ち合わせていない。
あくまでも「レイヴスはルナフレーナを守り切った」「ノクティスはルナフレーナを守れなかった」その事実に対して、神様の視点から「運命の王子なのに、何で守れなかったのか?」⇒「運命の王子として、そんな事で良いと思ってるの?」って疑問を投げ掛けている。多分、それだけの事。
以上の理由により「やっぱりレイヴス君にとって、ルナフレーナは必要」ってトコに落ち着きました・・・普通に考えたら「そりゃそうだろ」って話ですけど。
だって、ルナフレーナをスルーしちゃったら《新約・第二章》単体で「一つの物語」として成立させようと思った時、ヒロイン不在のRPGになっちゃうモン。
それこそ「古き良き時代のRPG(SFC時代)」なら、如何にもなヒロイン(恋人じゃなくて、妹だけど)が居た方が、王道&安心感があって良くないかな?
今はそういうの受けない&決め付けたら怒られる風潮なのかもしれないけど。
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《全然悪気は無い・・・けど被害は甚大?》
④レイヴスが到着するまでは、ルナフレーナが水神リヴァイアサンの対応に当たっている。
では「やっぱりレイヴス君にとって、ルナフレーナは必要なんだよ!」ってなったトコで。
まずは「ルナフレーナが水神リヴァイアサンの対応に当たる」までの経緯を考えます・・・早い話「どうやってテネブラエに居るルナフレーナを、オルティシエまで引っ張って来るか?」って話。
でも・・・まぁ、ここはそんなに込み入った事を仕込まなくてイイかなと思ってます。要するに、
①レイヴス達がルシス王国領に赴いているタイミングで、オルティシエに水神リヴァイアサンが現れ。
②突如、六神が現れた事でオルティシエは混乱。
③オルティシエからニフルハイム帝国に連絡が行くも「レイヴスはルシス王国領に赴いており不在の為、至急その旨の伝令を送る」が「それでも神凪がオルティシエに向かうには、暫くの時間が掛かるだろう」との回答を伝える。
④その間、水神リヴァイアサンは待ちぼうけ状態(⇐悪気は無くても水はザップザプのバッシャバシャで軽く自然災害レベル)。
⑤その状態を知ったテネブラエのルナフレーナが「自分が神凪の代わりに、水神リヴァイアサンの対応に当たる」と申し出て。
⑥神凪ではないルナフレーナでは無理だと説得する周囲の声を「私は神凪の血を引く者。神凪が戻るまで、名代として務めを果たしてみせます・・・!」と、強引に説得しオルティシエ入り。
⑦水神リヴァイアサンの対応にやって来たルナフレーナを不慮の事故から守る為、帝国軍は祭壇付近を防衛(帝国も六神が神凪一族に危害を加えるとは思っていないが、如何せん強大な力を持つので巻き添えを警戒して)。
で、ここからは【FF15】の「ルナフレーナと水神リヴァイアサン」の遣り取りに繋ぐ。
んだけど、今回は「水神リヴァイアサンの方から訪れた」展開なので、ルナフレーナが祭壇に辿り着いた時には、既に先方に待たれている状況(=波浪警報が出る位には大荒れ)。
でも水神リヴァイアサンは怒ってる訳では無いし、意図して海を大荒れにしている訳では無い。人間が思う「水の神様」である以上、存在するだけで「水・海水に大きな影響を与えてしまう」・・・それだけの事、全く持って全然悪気は無い。
そして「全く持って全然悪気は無い」のは、ルナフレーナに対しても同じで。
水神リヴァイアサンはルナフレーナに何らかの負の感情を持っていて、その命を削り取ろうをしている訳では無い。
その命を削り取ろうをしている訳では無い・・・けど、事実、ルナフレーナの命を削り取ってしまう。
それは「神凪の力をレイヴスが継承して生まれて来た為、ルナフレーナには神凪の力が継承されなかった」=「ルナフレーナは神凪としての務めを果たせる程の力を持っていなかった」から。
だからルナフレーナの身体は、水神リヴァイアサンの存在に耐える事が出来なかった。
「我が名はルナフレーナ 神凪の血を引く者」
「水神リヴァイアサンよ。
神凪が戻るまで、どうか今暫くお待ちください・・・。」
そう告げるだけで、既に彼女の身体は限界だった。
だから水神リヴァイアサンは、神凪の代わりを務めようとするルナフレーナにこう語り掛けた。
「神と心を通わせる事が出来るのは神凪のみ。
そなたの身は、私の力に耐える事は出来ぬ。
命を落とす前に、退きなさい。」
「しかし・・・、」
「心配せずとも、私は神凪を待っておるだけ。
人間達に危害を与えるつもりは無い。安心せよ。」
ここでルナフレーナが「はいそうですか、では失礼します」って、すたこらサッサと逃げ出せる性格なら良かったんだろうけど。
今まで兄に全て任せて来た・・・否、背負わせて来た事。
その事をずっと、心の中では悔いていた事。
本当に兄の為にしてあげられる事は無かったのかと・・・ずっとずっと想い悩んでいた事。
それらの事を想えば、そう想い続けて来たからこそ・・・、
「私は少しでも、お兄様のお力になりたい・・・。
だからせめて・・・戻られるまでは、と・・・・・・、」
例え神凪たる資格が無いと分かっていても・・・故に自分の命を削る事になる事を知って尚、ルナフレーナは水神リヴァイアサンの前にやって来た。
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《果たしてアーデンは、来てくれるのか?》
で、この後はもう膝付いて急き込みながら苦しんでるシーン(=ノクトが高台に吹っ飛ばされた後)まで飛ぶイメージで。
となると問題なのが「アーデンが来るか?来ないか?」って件なんだけど。
どうだろ・・・来ると思う?来ないと思う?
前提条件として、この世界のアーデンは白い方(=真っ当な帝国大臣ポスト)です。そしてこのルナフレーナは「指輪を持っている訳では無い」し「クリスタルはルシス王国にある」ので、本来アーデンが言う「指輪 出しなよ」~「クリスタルも取り戻すよう言って?」の件は成立しません。
また《新約・第二章》の展開的に「アーデンが、ルナフレーナを刺す」って事も無い・・・だって今のアーデンとレイヴスの関係上、わざわざ「アーデンが、ルナフレーナを刺す(=殺す)」事に意味が無いから。
寧ろそんな事をしたら、レイヴスの心が折れてしまうかもしれない=良い事なんて一つも無い。
「じゃあ、来る意味無いやん?」って話で・・・だからと言って、アーデンが来ないかって言うと、世界の構造上そうもいかない。
だって《新約・第一章》に「アーデンが来た」って「想い出・記憶」が残っている以上、その手前の世界《新約・第二章》でも同じような出来事・・・つまり「アーデンは来た」って出来事が無いと、基本そうはならない筈だから。
全く同じ状況・理由でなくても「アーデンはこの場に訪れ、ルナフレーナと接触していた」って「想い出・記憶」を、この《新約・第二章》の世界に残しておいてやらなきゃならない。
・・・って事で「早く 逃げ出しなよ」って助言してあげても、ルナフレーナが従わなかったので「じゃあ いいや 少し眠っていなさい」で、腹にワンパン喰らわせて、気絶させようとした・・・位でイイかな。
要は「神凪の力を持たないのに、心を通わせようとする(=お兄様の為に、代わりを務めようとする)」から「ルナフレーナは命を削られてしまう」状態なので。
無理にでも気を失わせて「心を通わせる事が出来ない状態(=気絶)」にしてしまえば「ルナフレーナは命を削られる事は無い」って事。
だって別に六神の傍に居るだけなら、大丈夫なんだから・・・巨神タイタンの時の、ロキがそうだったように。
つまり、この世界のアーデンは「神凪では無いのに無茶をするルナフレーナを助ける為にやって来た」何故そんな必要が有ったのかと言うと「レイヴスに使命を全うさせる為には、ルナフレーナを死なせる訳にはいかなかった」から。
・・・とは言っても、本来のアーデンの動きとは真逆なので、なかなかそうは見えない。
でも《新約・第一章》のアーデンが、わざわざノクティスが見ている前でルナフレーナを殺したのが「自分に対する憎しみを募らせる為(=確実に自分を殺させる為)」なら、その理由は「ノクティスに使命を全うさせる為には、ルナフレーナを殺す必要が有った」からで。
逆に《新約・第二章》のアーデンが、わざわざレイヴスに代わりルナフレーナの命を救おうとした理由が「レイヴスに使命を全うさせる為には、ルナフレーナを死なせる訳にはいかなかった」からなら。
一見真逆に見えるアーデンの行動「ルナフレーナを、生かすか?殺すか?」は、彼にとっては「運命の王子に使命を全うさせる為には、どうすべきか?」って考えた結果に過ぎず。
彼は常に「運命の王子に使命を全うさせる為には、どうすべきか?」だけを考え行動していた・・・って事になる。
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《兄を想うが故の、ルナフレーナの献身》
・・・の割には仕留め損なったのか、ルナフレーナは直ぐには気を失わなかった。
まぁ、本来のアーデンは「献身者」と呼ばれた「聖者」であり、その魂は「神様由来」なので。いくら目的の為とはいえ、女性に暴力を振るうのに戸惑いがあったのかもしれない。
そして「早く来いよ お兄様」と・・・「愛しの妹君が待ってるんだから、早く来てやれ」と、彼方の空(⇐飛空艇で向かっている筈なので)に向かって声を掛けるアーデンに、息も絶え絶えのルナフレーナは気力を振り絞って告げた。
「神凪としては無力でも、
お兄様の、お力になりたかった・・・。」
オルティシエに水神リヴァイアサンが現れたとの報告が、テネブラエに入った時。
日頃からルナフレーナの傍にあるテネブラエの重鎮達は、困惑・苛立ち・焦燥・・・様々な感情から、各々の主張を吐露していた。
「このような時に、レイヴス様は・・・神凪は何処に居られるのだ?」
「やはり神凪は、テネブラエの民らが選ぶべきだったのだ!」
「神凪とは、六神の為の存在。
一体どういうおつもりだ・・・?」
彼らの言葉は、神を尊ぶが余りの言葉とは分かっていても。
ルナフレーナにはレイヴスが・・・この場に居ない兄が、責められている様に聞こえた。
「神凪なのに、何故、この場に居ないのだ?!」と。だから、
「私が神凪の代わりに、
水神リヴァイアサンの元に参ります・・・!」
だから、お兄様を責めないで・・・!
私が・・・私がお兄様の代わりに、参りますから・・・!!
最初から、神凪としての務めが果たせるとは思っていなかった。
ただただルナフレーナは、レイヴスの代わりになりたかっただけだった。
自分が代わりに行く事で、少しでも兄を責める声が収まればと・・・それは、きっと今も人々の為に頑張っている、この場に居ない兄を庇いたいが為の幼い少女の献身だった。
そんなルナフレーナの献身的な言動に対して。
勿論アーデンは、神凪でないルナフレーナにレイヴスの代理が務まる筈が無い事は分かっていたし。
その様な事をしても意味が無いと分かっていたからこそ、そのような事に命を捧げるルナフレーナの覚悟が理解出来なかった。
あの子は必ず使命を果たす為、この場に駆け付ける。
それなのに・・・何故その数刻を埋める為だけに、その命を掛けねばならないのか?
でも、ルナフレーナの覚悟は変わらず・・・アーデンが差し伸べた手を取る事は無かった。
アーデンは「導き手」だから、差し伸べた救いの手を取らぬ者を救う事は出来ない。
その手を無理やりにでも掴み上げて、救い上げてやる事は出来ない・・・彼に許されるのは「導く事」だから。
なのでアーデンはルナフレーナを振り切り、その場を後にした。
レイヴスの使命の為にも、イオスの世界の為にも・・・彼女には生きていてもらいたい。
でも彼女が自分の救いを必要としないなら、それを無理強いする事は出来ない。
彼女は彼女の選んだ道を進む・・・例えそれが苦難の道だとしても、それが自分が選んだ道なのだから仕方が無い。
だからアーデンは見送る事しか出来ない・・・その道がどうか「安定した安全で安寧に満ちた安らかな道」でありますように、と。
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途中「レイヴスのテネブラエでの評価、悪過ぎてヤバくない?」って感じですが。
思い出して頂きたいのが《新約・第二章》では「神凪就任に際して、テネブラエにはルナフレーナ支持層も根強く、内心ではレイヴスを神凪と受け入れがたい層も居た」と言う事。
今まではそう言う思いを心の奥底に留めていた重鎮達が、ここぞとばかりにレイヴスを責める事が、まだ大人になり切れていないルナフレーナには辛かった。これがルナフレーナがレイヴスの名代を名乗り出た一番の理由。
つまりルナフレーナは、兄・レイヴスを庇いたい一心だった・・・それだけ。
だってレイヴス(20歳)って事は、ルナフレーナはまだ16歳・・・あのラジオ放送の時のルナフレーナ位だから、考えが幼くても仕方が無い。
でも人の心の機微を読み取れないアーデンには、そんなルナフレーナの覚悟は全く全然理解出来ない。
人間の気持ちなんて、神様には理解出来ないけれど。
そんな神の視線から見れば意味の無い、人間ならではの「無駄だと切り捨てる事が出来ぬ愛情」も、それすら大事に大切に抱え込む人間も。
愚かで哀れだと思うと同時に、だからこそ眩しく美しく愛しいと思う・・・それが人間達に対する神の慈愛。
いや、ルナフレーナがアーデンの腕に手を添えてた時、何とも言えない表情してるのが気になって・・・こういう風に盛っておく事で、人間が理解出来ないアーデンの複雑な気持ちを表現出来れば、と。
如何せん、ルナフレーナを引っ張って来た事自体が即席なので。
何とも雑ですが、今ある設定で展開出来る盤面は、これが限界だった。
って事で、一先ずはこれで様子を見つつ、都合が悪くなったら都度修正するつもりです。宜しくお願いします。
【神凪でなければ解明出来ない真実:水神リヴァイアサン】
⑤「六神(水神リヴァイアサン)」から、ルシス王家の記憶の改編・改竄により「六神(=兄弟姉妹神)」の在り方も歪められてしまった事。彼ら六神は「嘗ての自分達を、イオスの世界に思い出して欲しい」と願っていて。その為にはルシス王家が都合の悪い事実として封印した真実「ルシスの禁忌・アダギウム」を解放しなければならない事を知る(*但し彼らは助言する事しか出来ないので、アダギウムが何なのか答えを教える事は出来ない)。
《まずはレイヴス君の足取りを再確認》
毎度の足取り確認ですが。
前回の巨神タイタンは「雷神ラムウに、会いに行って欲しいと言われた」から、危険を承知の上で、危険立入禁止区域となっているカーテスの大皿まで会いに行った訳ですが。
今回の水神リヴァイアサンは「突如オルティシエに現れた水神リヴァイアサンの対応に当たる為、急ぎオルティシエに向かわなければならない」という状況に追いやられての、水神リヴァイアサン接触となります。
なので、本来の順とは①②が入れ替わっていますが、六神接触順は予定通り「①雷神ラムウ⇒②巨神タイタン⇒③水神リヴァイアサン」の順番で確定。
因みにこれは、今回の二次創作に共通する設定として、
*「六神=兄弟姉妹の神様たち」を生まれ順に並べると「①水神 ②巨神 ③雷神 ④炎神 ⑤氷神 ⑥剣神」ってイメージ。
*②巨神&③雷神は、もしかしたら逆かもしれない。
と《旧約 22》で詳しく書いていて(但し一年半前の記事なので、変わってるトコも有る)。
その場合《新約・第二章》の六神接触順は「③雷神(次男)⇒②巨神(長男)⇒①水神(長女)」の兄弟姉妹順に相当し。
【FF15】&《新約・第一章》の六神接触順は「②巨神(長男)⇒③雷神(次男)⇒①水神(長女)」・・・こっちの世界では「②巨神&③雷神は、もしかしたら逆かもしれない」の通り「②巨神と③雷神の順番が逆」になっているって事で。
「何か偶然やけど、そう言う事にしとけ・・・!」
偶然なんですけど、何かそれっぽくなったので、そう言う事にしておきます。
【FF15】&《新約・第一章》では「六神=兄弟姉妹の神様たち」って「真実」が失われたまま(=六神からも真実を聞く事が出来なくなっている)なので、そもそも「兄弟姉妹順」って概念が存在しないんだけど。
《新約・第二章》では「六神=兄弟姉妹の神様たち」って「真実」が、まだイオスの世界に残っている(=六神から真実を聞く事が出来る)ので。
「六神=兄弟姉妹の神様たち」で、生まれ順が「①水神 ②巨神 ③雷神 ④炎神 ⑤氷神 ⑥剣神」なら、その「兄弟姉妹順」に従って話が進むのが、話の進め方としては収まりが良いんじゃないかな、と。「弟⇒お兄ちゃん⇒お姉ちゃん」の順で、どんどん話の核心部分に近付く(=年長者程、詳しい事を教えてくれる)って事だから。
尚、雷神ラムウは巨神タイタンを心配して、レイヴスに会いに行って欲しい・・・って言ってくれたのに。
何で、巨神タイタンは、水神リヴァイアサンを紹介してくれなかったのか・・・ですが。
これは、真実が失われている【FF15】&《新約・第一章》でも「雷神ラムウ=お人好しな神様」という「想い出・記憶」が残っている。ここから逆算した結果「雷神ラムウ=よっぽどの、お人好しだったんだろうな(人間に対してだけではなく、兄弟の事も思い遣れる、心優しいお爺ちゃん)」ってイメージがあるから・・・ってのと。
巨神タイタンが、水神リヴァイアサンと特別仲が悪かったという訳では無く。単純に「自分が会いに行けと助言して、神凪を向かわせたトコで、どうなるものでもない」と分かっていたから。
この辺り詳しくは後で書きますが。今この「兄弟姉妹順」というトコに焦点を当てて書くと、
*①~③と、④~⑥の間には一世代位の間隔が空いてる感じ。要は「兄弟姉妹なんだけど、①~③(親世代)&④~⑥(子世代)位の開きがある」みたいな。
*水神=「一癖も二癖のある六神を取り纏める長女であり、母親代わりでもある女性性&母性に溢れる女神」ってイメージ。
この《旧約 22》で書いてた設定を引っ張ってくるなら「②巨神&③雷神」は、親世代括り(古い神様)の「長男&次男」の関係なので、元々考え方や立ち位置が近く。
対する「①水神」は「六神を取り纏める長女であり、母親代わり」なので、同じ男神同士である「②巨神&③雷神」とは、若干考え方や立ち位置が違う。
その「考え方や立ち位置の違い」を理解しているからこそ「水神リヴァイアサンにその気が無ければ、神凪が行ったトコで話にならない」って分かっていたから。巨神タイタンは「水神リヴァイアサンの所に行くよう勧める」という、大きなお世話をしなかった。
「いや、どこの兄弟姉妹事情?!」
って感じですが・・・「六神=人間臭い神様(人間のイメージから生まれた神様って事は、人間の想像力の範疇にある=人間臭い)」ってのは今更では無く、過去色んなトコで書いてきたので。
「姉さんは、神凪がルシス王家の血を引いてる事。
多分、納得出来ないだろうな・・・。」
って、巨神タイタンがため息交じりにボヤいてても。
それに対して雷神ラムウが「確かに・・・」って、腕組んで頷いてても良いと思っています。
「彼奴だってそれが仕事なんだから、仕方ないだろ?」って思える、長男&次男(お爺ちゃん)と。
「仕事だって分かってても、やっぱり納得出来ないの!」って思っちゃう、長女(お婆ちゃん)・・・そんな関係。
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《レイヴス(20歳)⇒(28歳)に繋ぐ為に・・・》
レイヴス君の足取りを、ザックリ確認したトコで。
今回段取りを組むのに、雷神ラムウ&巨神タイタンの時と勝手が違うのが「この水神リヴァイアサン後で、レイヴスの物語を一旦区切らなきゃならない」って事。
レイヴスが主人公の物語《新約・第二章》は「レイヴス(20歳)の物語+(時間ジャンプ)+レイヴス(28歳)のインソムニアに繋ぐ」という構成を予定しているので。
この一旦の区切りのタイミングで「レイヴス(20歳)の物語」のウチに必要な要素・設定・イベントは全部終わらせて、時間ジャンプ(空白期間)後の「レイヴス(28歳)のインソムニア」にバトンを渡してやらなきゃならない。
その上で「必ず一番最後に持って来なきゃならない事項」が決まっているので。
水神リヴァイアサン関連は「押さえておかなきゃならない部分」を「ちゃんと優先順位を決めて詰め込んでいく」・・・お弁当箱の中身を詰めていく様な作業になります。
因みに「押さえておかなきゃならない部分」を優先順位順に上げると、
①一番最後に「ルシスの禁忌・アダギウム」という謎を残して、約7年間の時間ジャンプをさせる。
②水神リヴァイアサンは、ルシス王家によって歪められた「六神=本当は仲の良い兄弟姉妹の神様だった」という「失われた真実」を取り戻す事を望んでいる。
③水神リヴァイアサンは、神凪であるレイヴスがルシス王家の血を引いている事に、複雑な気持ちを抱いている。
④レイヴスが到着するまでは、ルナフレーナが水神リヴァイアサンの対応に当たっている。
⑤水神リヴァイアサンの元へは、レイヴス一人で行く。
これに「何でなのか?」「誰が関わって来るのか?」みたいな肉付けをしていく感じ。
で「優先順位順」と言う事は、物語としては逆からになるので。物語のイメージとしては以下の様になります。
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《尤もらしく、レイヴス君を一人にします》
⑤水神リヴァイアサンの元へは、レイヴス一人で行く。
これに関しては【エピソード・イグニス】に「レイヴスは単独行動をしていた」って事実が残っているので、そことの帳尻を合わせるのが目的なだけ。
だったんだけど・・・土壇場で「ルナフレーナと合流」を捻じ込む事にしたので、ソッチとの兼ね合い的にも「レイヴスは単独行動をしていた」事にしなきゃならなくなった。
そんな感じなので、明確に「こういう展開にしたい!」ってイメージがある訳では無い⇒【FF15】の展開を下敷きにしつつ、一つ前の世界《新約・第二章》を想像するなら・・・。
①ウェッジからの報告を聞き、飛空艇で一路オルティシエに向かう。
②オルティシエ到着後。水神リヴァイアサンの被害を考慮し、アラネアは何時でも移送任務に当たれるよう飛空艇で待機。
③ロキは水神リヴァイアサンの対応に追われる、現場の応援に当たる為に離脱。
④カリゴは、二人が離脱後も暫くレイヴスに同行。カリゴからの現状報告を聞いた後「祭壇には私が行く。軍を後退させるよう、軍本部に伝えろ」と、軍本部に合流し報告するよう指示。
ここまでが【FF15】の展開を下敷きにした、出来るだけ【FF15】に近付ける為の下準備で。
本来の【FF15】のシナリオで、アラネア&ロキがオルティシエ動乱に顔を見せない事から、この二人は早々の離脱。
カリゴは例の「祭壇には私が行く 軍を後退させろ」「し しかし ―」の遣り取りがあるので、暫くは一緒に行動。カリゴが本部と通信し「ルナフレーナと水神が神殿で対峙している」という情報を得た後は、
「(カリゴ)准将。
水神とルナフレーナの動向は、どうなっている?」
「はっ 目下全軍で 祭壇を防衛中ですが・・・」
「祭壇には私が行く。
軍を後退させるよう、軍本部に伝えろ。」
「し、しかし・・・」
「六神と対峙出来るのは、神凪だけだ。
水神を軍隊で抑え込むなど、意味がない。」
「承知しました」
「どうかご無事で・・・。」
「どのような立場にあろうとも、
やはり妹君の身を案じる兄・・・ですか。」
実際は、巨神タイタンが祭殿前に立ちはだかっていたり。途中レイヴスが指輪を嵌めて腕を焼かれた回想シーンが入ったりしますが。拾い上げて、良い感じに転化出来そうなのはこの辺りかな。
一応で念を押しておくと・・・変に【FF15】の展開を拾っているせいで、ごっちゃになりがちですが。今のオルティシエの動乱はレイヴスが20歳の頃の話なので、そもそも【FF15】とは別物。なので自分としては「全く同じである必要は無い」と思っています。
それを言ったら究極のご都合主義だけど。感覚としては「似た出来事があったから、くっ付いた」「似た出来事の中でも印象深い部分が、それぞれの世界に相応しい在り方で表れている」位の認識。
だから上記のレイヴスとカリゴの遣り取りも「似た出来事の中でも印象深い部分が、それぞれの世界に相応しい在り方で表れている」例の一つで。
レイヴスとカリゴが共に行動⇒現状確認して。
レイヴスが「祭壇には自分が行くから、軍を後退させる」ようカリゴに指示を出し(《新約・第二章》のレイヴスは、この時点では将軍では無いので、本部に伝えるようカリゴに指示を出した)。
その命令に、カリゴが戸惑いを見せ(このレイヴスは将軍では無く少尉⇒まずは本部に合流&指示を仰ぐべきとカリゴは考えた)。
レイヴスが「水神を鎮める事が出来るのは神凪だけ」&「軍がやっている事に意味は無い」と説服し。
上官命令に「承知しました」と従いつつも・・・唯一の存在である神凪・レイヴスの身を案じぬ訳にはいかなかった。
そして何より、どれだけ神凪と崇められようがレイヴスが「妹の身を案じる、一人の兄」である事を、年若い彼を補佐して来たカリゴは理解していた&尊重して彼を一人で祭壇に向かわせた(レイヴスが軍規約に反する様な事をする=一刻も早く妹の元に駆け付けたいという想いを尊重)。
って・・・《新約・第二章》の設定に寄せて転化したら、こんな感じになるのかな?
実際のトコ。ここの二人のやり取りって「セリフ無視&音声無し」で見てたら、そんな「悪い関係」に見えなくて。
何て言うか・・・レイヴスの表情を見るに「カリゴ=自分を蹴落とそうとする帝国軍人の一人」って思っては見て無さそうだし(それならもっと表情キツく表現するのが正解)。
カリゴもカリゴで「レイヴス=属国出身の若造が上官(将軍)」って妬んでるにしては、表情とか所作が「本当に心配している」ようにも見える。例えば「ふん 若造が 属国出身の分際で偉そうに」の部分で、顔を伏せつつも下から睨み付けて・・・とかなら、明らかに「レイヴスの事、嫌いなんだろうな」って思えただろうけど。何ならそういう「分かり易い表現」を避けてるように見えたのが気になって。
それこそ「どうせ 妹の身を案じてるんだろう」のトコで、一瞬カリゴの表情が緩むけど。
神凪という立場にあっても、妹の身を案じずにはいられない。そんなレイヴスの人としての一面を「どのような立場にあろうとも、やはり妹君の身を案じる兄・・・ですか。」と、悪い意味では無く「本来は諫めるべきかもしれないけれど、そういう一面も好ましく思っている(「仕方ないなぁ」位の笑み)」って思いから出た言葉&表情なら。
カリゴはちゃんとレイヴスの事を理解していて。
その上で、レイヴスを一人で行かせてくれたんだな・・・って。
そんな風に考えてたら、カリゴの背中に「有難う」を伝えたい。そんな気持ちになった。
勿論《新約・第一章》では、そんなカリゴの言葉&所作は「慇懃無礼」「狸親父」と言った「想い出・記憶」に塗り替えられちゃってる・・・そういう解釈になるんだけど。
だってそうでもないと「カリゴがレイヴスに対して、礼節を以て対応してた過去」と、辻褄が合わないから。
と言う事で・・・前回《新約28》で「このカーテスの大皿が、レイヴス小隊で動く最後の山場になる」と書いていた通り。
アラネア&ロキは早々、別任務の為に離脱。
カリゴも途中で「軍本部への伝令」として、離脱してしまうので。
やっぱり「レイヴス小隊も、イイ感じにやってんだな」&「レイヴスも、隊員達には本当に感謝していたんだな」って感じられるイベントは、巨神タイタンのトコでの絡みで最後だった・・・と言う事になります。
何かもっと仲良しなレイヴス小隊を見て居たかった気もしますが・・・気持ち切り替えていきます。有難う、君たちの事は忘れないよ(⇐切り替えすぎ)。
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《やっぱりルナフレーナは必要だって事》
心機一転、気持ちを切り替えていく訳ですが・・・何せルナフレーナは最後までスルーするつもりだったので、イマイチ話が見えて来ない。
・・・んだったら「やっぱり最初の予定通り、ルナフレーナ引っ張って来なくて良いんじゃない?」って話ですが。前回《新約28》で書いた様に「ルナフレーナが、超えなきゃならない大きな壁」になってしまった以上、その「超えなきゃならない大きな壁」が「見えない壁」ってのは具合が悪い。だってレイヴス君が「見えない壁の前で、シャドウボクシング状態(=傍から見たら、どんな相手と、どう戦ってるのか分からない)」になっちゃうから。
と言っても、元々は「そこまで織り込み済み」で、ルナフレーナをスルーするつもりだった。
なんでかって言うと《新約》の特殊な構成により、先に《新約・第一章》・・・つまり本来の【FF15】の部分が「想い出・記憶」として残っている事で、別に《新約・第二章》でルナフレーナを描かなくても、彼女がどの様な「超えなきゃならない大きな壁」だったかは、ある程度想像出来るだろうから。
正確には「嫌でも《新約・第一章》のルナフレーナを思い浮かべ、《新約・第二章》に放り込んでしまう」だろうから。
それなら今回のルナフレーナとは、彼女が「お兄様はテネブラエの為に、帝国に残る事を選ばれたんだ(注:帝国とテネブラエの関係は良好なので、普通に外交強化の為・・・位の話)」「あれ程、多くの帝国の民に神凪と認めて頂けるなんて・・・やはりお兄様は私の誇りです」と、当たり前に思っているので。レイヴスが帝国に渡った事や、神凪になった事で、関係がギクシャクしている訳でも無い。
つまり「何故、帝国に残る事を選ばれたのですか?!」って、本来なら一番の疑問になるこの問いを、ルナフレーナが投げかける必要が無い・・・彼女も兄の事を信じているのなら。
別に「私とルナフレーナは 一族の使命を果たすため 別々の道を歩んだ」というレイヴスの言葉通り、お互いを信じているからこそ「別々の道=接触しない」事を選んでも良いかな・・・と思っていた。
思っていたんだけど・・・よくよく考えたら、時間ジャンプ後のインソムニアでは、ルナフレーナとの接触を避ける事は出来ない。
いやだって【KGFF15】は冒頭しか見て無いので分からないんだけど・・・作中、全くレイヴスとルナフレーナが顔を合わせないって事は無いんでしょ?
だからそれこそ、どのタイミングで・・・とかまでは、分からないけど。
物語のクライマックス直前。レイヴスが「真実」に限りなく近付いている段階にもなって、未だルナフレーナが「自分の想い込みで、レイヴスの事を分かったつもりでいる」って言うのは、余りにもバランスが悪い。
そして一番都合が悪いのが「未だこのルナフレーナは、レイヴスの実父がレギス・・・つまり自分達が異父兄妹だという事を知らないまま」と言う事。レイヴスの旅の目的が「失われた真実」の解放なのに、この事実を「最後まで隠したまま」or「インソムニアの動乱の中、慌ただしく伝える」って訳にはいかないと思うので。
その状況を回避するには、やっぱり水神リヴァイアサンの時点で、ちゃんと「兄妹の意思疎通」を計っておく事が大事・・・と言うか。やっぱり他でも無いこのタイミングで「兄妹の絆イベント」を入れて解決しておいてから、時間ジャンプ後のインソムニアにバトンを渡してやるのが最適解なんだろうなって。
後は純粋に【エピソード・イグニス】でのレイヴスとルナフレーナの結末を念頭に置いたら「一つ前の世界《新約・第二章》では、ちゃんとレイヴスはルナフレーナを守ってやれてた」って・・・「今の世界《新約・第一章》では、ルナフレーナを守れなかったけど。本当はレイヴスはルナフレーナを守れてたんだよ」って「想い出・記憶」が有る方が「一つのイオスの世界」として見た時には、収まりが良いのかなって。
尤も、だからこそ「救われる」のか、寧ろ「救われない」のかは。受け取る人、それぞれの感性だろうけど。
後、最後に足すなら「一つ前の世界《新約・第二章》では、ちゃんとレイヴスはルナフレーナを守ってやれてた」って「想い出・記憶」が有る方が。
最終決戦時にアーデンが言ってた「恋人が死んだとき ―」「疲れきって横でのびてたマヌケが」って台詞の重みが増すんじゃないかなって。
つまりアーデンは、個人的主観でノクティスを責めていた訳では無かった。
同じ様な状況下にあっても。何ならレイヴスは神凪と運命の王子・・・ノクティスよりも重い重責を背負っていた、それでも彼はルナフレーナを守り切った。
一つ前の世界に、その事実があったからこそ、
「それに引き換え、お前は何をしていたんだ?」
同じ「運命の王子」・・・主人公としての不甲斐なさを問うていた。
とは言え、アーデンは「レイヴスはちゃんとルナフレーナを守れたのに・・・お前がこんなじゃ、報われないだろ?」って感情は持ち合わせてないです。
ずっと書いてるけど、自分が思うアーデンは「人の心を読むのが苦手」=それは彼が「炎神の魂を持つ存在(=魂が神様由来)」故に「神様の視点でしか、物事を捕らえられない」から。
神様の慈愛が「全ての人を等しく平等」なら、人間一人一人の感情なんて微細なモノでしかなく。極論、神様にとっては「どんな人間も愛しい子」=「人間の感情を鑑みて、与える愛の軽重を決めている訳では無い」ので。そもそも「人間の感情を鑑みるという、人間らしい感覚」が欠如していると言う事・・・だって神様だから。
なのでアーデンにしても「レイヴスはルナフレーナを守り切ったのに、ノクティスはルナフレーナを守れなかった事」に関して、誰が可哀想とか、誰に対して腹が立つとか・・・そういう感情は持ち合わせていない。
あくまでも「レイヴスはルナフレーナを守り切った」「ノクティスはルナフレーナを守れなかった」その事実に対して、神様の視点から「運命の王子なのに、何で守れなかったのか?」⇒「運命の王子として、そんな事で良いと思ってるの?」って疑問を投げ掛けている。多分、それだけの事。
以上の理由により「やっぱりレイヴス君にとって、ルナフレーナは必要」ってトコに落ち着きました・・・普通に考えたら「そりゃそうだろ」って話ですけど。
だって、ルナフレーナをスルーしちゃったら《新約・第二章》単体で「一つの物語」として成立させようと思った時、ヒロイン不在のRPGになっちゃうモン。
それこそ「古き良き時代のRPG(SFC時代)」なら、如何にもなヒロイン(恋人じゃなくて、妹だけど)が居た方が、王道&安心感があって良くないかな?
今はそういうの受けない&決め付けたら怒られる風潮なのかもしれないけど。
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《全然悪気は無い・・・けど被害は甚大?》
④レイヴスが到着するまでは、ルナフレーナが水神リヴァイアサンの対応に当たっている。
では「やっぱりレイヴス君にとって、ルナフレーナは必要なんだよ!」ってなったトコで。
まずは「ルナフレーナが水神リヴァイアサンの対応に当たる」までの経緯を考えます・・・早い話「どうやってテネブラエに居るルナフレーナを、オルティシエまで引っ張って来るか?」って話。
でも・・・まぁ、ここはそんなに込み入った事を仕込まなくてイイかなと思ってます。要するに、
①レイヴス達がルシス王国領に赴いているタイミングで、オルティシエに水神リヴァイアサンが現れ。
②突如、六神が現れた事でオルティシエは混乱。
③オルティシエからニフルハイム帝国に連絡が行くも「レイヴスはルシス王国領に赴いており不在の為、至急その旨の伝令を送る」が「それでも神凪がオルティシエに向かうには、暫くの時間が掛かるだろう」との回答を伝える。
④その間、水神リヴァイアサンは待ちぼうけ状態(⇐悪気は無くても水はザップザプのバッシャバシャで軽く自然災害レベル)。
⑤その状態を知ったテネブラエのルナフレーナが「自分が神凪の代わりに、水神リヴァイアサンの対応に当たる」と申し出て。
⑥神凪ではないルナフレーナでは無理だと説得する周囲の声を「私は神凪の血を引く者。神凪が戻るまで、名代として務めを果たしてみせます・・・!」と、強引に説得しオルティシエ入り。
⑦水神リヴァイアサンの対応にやって来たルナフレーナを不慮の事故から守る為、帝国軍は祭壇付近を防衛(帝国も六神が神凪一族に危害を加えるとは思っていないが、如何せん強大な力を持つので巻き添えを警戒して)。
で、ここからは【FF15】の「ルナフレーナと水神リヴァイアサン」の遣り取りに繋ぐ。
んだけど、今回は「水神リヴァイアサンの方から訪れた」展開なので、ルナフレーナが祭壇に辿り着いた時には、既に先方に待たれている状況(=波浪警報が出る位には大荒れ)。
でも水神リヴァイアサンは怒ってる訳では無いし、意図して海を大荒れにしている訳では無い。人間が思う「水の神様」である以上、存在するだけで「水・海水に大きな影響を与えてしまう」・・・それだけの事、全く持って全然悪気は無い。
そして「全く持って全然悪気は無い」のは、ルナフレーナに対しても同じで。
水神リヴァイアサンはルナフレーナに何らかの負の感情を持っていて、その命を削り取ろうをしている訳では無い。
その命を削り取ろうをしている訳では無い・・・けど、事実、ルナフレーナの命を削り取ってしまう。
それは「神凪の力をレイヴスが継承して生まれて来た為、ルナフレーナには神凪の力が継承されなかった」=「ルナフレーナは神凪としての務めを果たせる程の力を持っていなかった」から。
だからルナフレーナの身体は、水神リヴァイアサンの存在に耐える事が出来なかった。
「我が名はルナフレーナ 神凪の血を引く者」
「水神リヴァイアサンよ。
神凪が戻るまで、どうか今暫くお待ちください・・・。」
そう告げるだけで、既に彼女の身体は限界だった。
だから水神リヴァイアサンは、神凪の代わりを務めようとするルナフレーナにこう語り掛けた。
「神と心を通わせる事が出来るのは神凪のみ。
そなたの身は、私の力に耐える事は出来ぬ。
命を落とす前に、退きなさい。」
「しかし・・・、」
「心配せずとも、私は神凪を待っておるだけ。
人間達に危害を与えるつもりは無い。安心せよ。」
ここでルナフレーナが「はいそうですか、では失礼します」って、すたこらサッサと逃げ出せる性格なら良かったんだろうけど。
今まで兄に全て任せて来た・・・否、背負わせて来た事。
その事をずっと、心の中では悔いていた事。
本当に兄の為にしてあげられる事は無かったのかと・・・ずっとずっと想い悩んでいた事。
それらの事を想えば、そう想い続けて来たからこそ・・・、
「私は少しでも、お兄様のお力になりたい・・・。
だからせめて・・・戻られるまでは、と・・・・・・、」
例え神凪たる資格が無いと分かっていても・・・故に自分の命を削る事になる事を知って尚、ルナフレーナは水神リヴァイアサンの前にやって来た。
■□■□■□■□■□■□■□■□
《果たしてアーデンは、来てくれるのか?》
で、この後はもう膝付いて急き込みながら苦しんでるシーン(=ノクトが高台に吹っ飛ばされた後)まで飛ぶイメージで。
となると問題なのが「アーデンが来るか?来ないか?」って件なんだけど。
どうだろ・・・来ると思う?来ないと思う?
前提条件として、この世界のアーデンは白い方(=真っ当な帝国大臣ポスト)です。そしてこのルナフレーナは「指輪を持っている訳では無い」し「クリスタルはルシス王国にある」ので、本来アーデンが言う「指輪 出しなよ」~「クリスタルも取り戻すよう言って?」の件は成立しません。
また《新約・第二章》の展開的に「アーデンが、ルナフレーナを刺す」って事も無い・・・だって今のアーデンとレイヴスの関係上、わざわざ「アーデンが、ルナフレーナを刺す(=殺す)」事に意味が無いから。
寧ろそんな事をしたら、レイヴスの心が折れてしまうかもしれない=良い事なんて一つも無い。
「じゃあ、来る意味無いやん?」って話で・・・だからと言って、アーデンが来ないかって言うと、世界の構造上そうもいかない。
だって《新約・第一章》に「アーデンが来た」って「想い出・記憶」が残っている以上、その手前の世界《新約・第二章》でも同じような出来事・・・つまり「アーデンは来た」って出来事が無いと、基本そうはならない筈だから。
全く同じ状況・理由でなくても「アーデンはこの場に訪れ、ルナフレーナと接触していた」って「想い出・記憶」を、この《新約・第二章》の世界に残しておいてやらなきゃならない。
・・・って事で「早く 逃げ出しなよ」って助言してあげても、ルナフレーナが従わなかったので「じゃあ いいや 少し眠っていなさい」で、腹にワンパン喰らわせて、気絶させようとした・・・位でイイかな。
要は「神凪の力を持たないのに、心を通わせようとする(=お兄様の為に、代わりを務めようとする)」から「ルナフレーナは命を削られてしまう」状態なので。
無理にでも気を失わせて「心を通わせる事が出来ない状態(=気絶)」にしてしまえば「ルナフレーナは命を削られる事は無い」って事。
だって別に六神の傍に居るだけなら、大丈夫なんだから・・・巨神タイタンの時の、ロキがそうだったように。
つまり、この世界のアーデンは「神凪では無いのに無茶をするルナフレーナを助ける為にやって来た」何故そんな必要が有ったのかと言うと「レイヴスに使命を全うさせる為には、ルナフレーナを死なせる訳にはいかなかった」から。
・・・とは言っても、本来のアーデンの動きとは真逆なので、なかなかそうは見えない。
でも《新約・第一章》のアーデンが、わざわざノクティスが見ている前でルナフレーナを殺したのが「自分に対する憎しみを募らせる為(=確実に自分を殺させる為)」なら、その理由は「ノクティスに使命を全うさせる為には、ルナフレーナを殺す必要が有った」からで。
逆に《新約・第二章》のアーデンが、わざわざレイヴスに代わりルナフレーナの命を救おうとした理由が「レイヴスに使命を全うさせる為には、ルナフレーナを死なせる訳にはいかなかった」からなら。
一見真逆に見えるアーデンの行動「ルナフレーナを、生かすか?殺すか?」は、彼にとっては「運命の王子に使命を全うさせる為には、どうすべきか?」って考えた結果に過ぎず。
彼は常に「運命の王子に使命を全うさせる為には、どうすべきか?」だけを考え行動していた・・・って事になる。
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《兄を想うが故の、ルナフレーナの献身》
・・・の割には仕留め損なったのか、ルナフレーナは直ぐには気を失わなかった。
まぁ、本来のアーデンは「献身者」と呼ばれた「聖者」であり、その魂は「神様由来」なので。いくら目的の為とはいえ、女性に暴力を振るうのに戸惑いがあったのかもしれない。
そして「早く来いよ お兄様」と・・・「愛しの妹君が待ってるんだから、早く来てやれ」と、彼方の空(⇐飛空艇で向かっている筈なので)に向かって声を掛けるアーデンに、息も絶え絶えのルナフレーナは気力を振り絞って告げた。
「神凪としては無力でも、
お兄様の、お力になりたかった・・・。」
オルティシエに水神リヴァイアサンが現れたとの報告が、テネブラエに入った時。
日頃からルナフレーナの傍にあるテネブラエの重鎮達は、困惑・苛立ち・焦燥・・・様々な感情から、各々の主張を吐露していた。
「このような時に、レイヴス様は・・・神凪は何処に居られるのだ?」
「やはり神凪は、テネブラエの民らが選ぶべきだったのだ!」
「神凪とは、六神の為の存在。
一体どういうおつもりだ・・・?」
彼らの言葉は、神を尊ぶが余りの言葉とは分かっていても。
ルナフレーナにはレイヴスが・・・この場に居ない兄が、責められている様に聞こえた。
「神凪なのに、何故、この場に居ないのだ?!」と。だから、
「私が神凪の代わりに、
水神リヴァイアサンの元に参ります・・・!」
だから、お兄様を責めないで・・・!
私が・・・私がお兄様の代わりに、参りますから・・・!!
最初から、神凪としての務めが果たせるとは思っていなかった。
ただただルナフレーナは、レイヴスの代わりになりたかっただけだった。
自分が代わりに行く事で、少しでも兄を責める声が収まればと・・・それは、きっと今も人々の為に頑張っている、この場に居ない兄を庇いたいが為の幼い少女の献身だった。
そんなルナフレーナの献身的な言動に対して。
勿論アーデンは、神凪でないルナフレーナにレイヴスの代理が務まる筈が無い事は分かっていたし。
その様な事をしても意味が無いと分かっていたからこそ、そのような事に命を捧げるルナフレーナの覚悟が理解出来なかった。
あの子は必ず使命を果たす為、この場に駆け付ける。
それなのに・・・何故その数刻を埋める為だけに、その命を掛けねばならないのか?
でも、ルナフレーナの覚悟は変わらず・・・アーデンが差し伸べた手を取る事は無かった。
アーデンは「導き手」だから、差し伸べた救いの手を取らぬ者を救う事は出来ない。
その手を無理やりにでも掴み上げて、救い上げてやる事は出来ない・・・彼に許されるのは「導く事」だから。
なのでアーデンはルナフレーナを振り切り、その場を後にした。
レイヴスの使命の為にも、イオスの世界の為にも・・・彼女には生きていてもらいたい。
でも彼女が自分の救いを必要としないなら、それを無理強いする事は出来ない。
彼女は彼女の選んだ道を進む・・・例えそれが苦難の道だとしても、それが自分が選んだ道なのだから仕方が無い。
だからアーデンは見送る事しか出来ない・・・その道がどうか「安定した安全で安寧に満ちた安らかな道」でありますように、と。
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途中「レイヴスのテネブラエでの評価、悪過ぎてヤバくない?」って感じですが。
思い出して頂きたいのが《新約・第二章》では「神凪就任に際して、テネブラエにはルナフレーナ支持層も根強く、内心ではレイヴスを神凪と受け入れがたい層も居た」と言う事。
今まではそう言う思いを心の奥底に留めていた重鎮達が、ここぞとばかりにレイヴスを責める事が、まだ大人になり切れていないルナフレーナには辛かった。これがルナフレーナがレイヴスの名代を名乗り出た一番の理由。
つまりルナフレーナは、兄・レイヴスを庇いたい一心だった・・・それだけ。
だってレイヴス(20歳)って事は、ルナフレーナはまだ16歳・・・あのラジオ放送の時のルナフレーナ位だから、考えが幼くても仕方が無い。
でも人の心の機微を読み取れないアーデンには、そんなルナフレーナの覚悟は全く全然理解出来ない。
人間の気持ちなんて、神様には理解出来ないけれど。
そんな神の視線から見れば意味の無い、人間ならではの「無駄だと切り捨てる事が出来ぬ愛情」も、それすら大事に大切に抱え込む人間も。
愚かで哀れだと思うと同時に、だからこそ眩しく美しく愛しいと思う・・・それが人間達に対する神の慈愛。
いや、ルナフレーナがアーデンの腕に手を添えてた時、何とも言えない表情してるのが気になって・・・こういう風に盛っておく事で、人間が理解出来ないアーデンの複雑な気持ちを表現出来れば、と。
如何せん、ルナフレーナを引っ張って来た事自体が即席なので。
何とも雑ですが、今ある設定で展開出来る盤面は、これが限界だった。
って事で、一先ずはこれで様子を見つつ、都合が悪くなったら都度修正するつもりです。宜しくお願いします。
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