落書き帳の10ページ目
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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 28》
- 2025/04/23 (Wed) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【神凪でなければ解明出来ない真実:巨神タイタン】
《まずはレイヴス君の足取りを再確認》
《「夜叉王の墓所」を全力で回避する方法》
《神凪と、神凪を護る者達の絆》
《ロキ君は小隊のムード&トラブルメーカー?》
《「メテオ=meteor」の意味》
《舞台は整った?運命の地・オルティシエへ》
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【神凪でなければ解明出来ない真実:巨神タイタン】
《まずはレイヴス君の足取りを再確認》
《「夜叉王の墓所」を全力で回避する方法》
《神凪と、神凪を護る者達の絆》
《ロキ君は小隊のムード&トラブルメーカー?》
《「メテオ=meteor」の意味》
《舞台は整った?運命の地・オルティシエへ》
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【神凪でなければ解明出来ない真実:巨神タイタン】
④「六神(巨神タイタン)」から、このイオスの世界の理(=六神だけではなく、この世界全てが「剣神バハムート」が見ている夢+その夢はルシス王家が改編・改竄した記憶が影響する事)を知る。
《まずはレイヴス君の足取りを再確認》
前回《新約27》で、雷神ラムウに接触&雷神の啓示を受けたレイヴス君。
雷神ラムウからは「神の啓示」を受ける事の本当の意味(=実は「六神」は人間達が思い描く神様像を具現化した存在であって本当の神様ではないので、六神は人間達を直接救う力は持っておらず、自分達が知る事を助言する事しか出来ない)を、雷神の啓示として授かりました。
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行き成り話は逸れますが・・・「雷神の啓示」と言うのは「啓示=神または超越的な存在より、真理または通常では知りえない知識・認識が開示されること(Wikipediaより)」でしかないので。
雷神の啓示を受けたからと言って「戦闘中に任意で雷神ラムウを召喚出来る」ようにはなりません・・・これは【FF15】でも、そうなのかな?
正直「SFC時代のRPGのイメージ」で考えるなら「召喚獣or幻獣」として戦闘中に召喚出来そうな気もするけど。「SFC時代のRPGのイメージ」優先ではなく「啓示」の正しい意味(=知識・認識の開示)を軸に考えるなら。
イオスの世界は、どんどん歪み傾いている(過去より今の方がオカシイ)。
↓
《新約・第二章》
この頃は、まだ正しく「啓示」の意味が継承されていた。だから「神の啓示」とは、超越者たる六神自らが知る知識・認識を、神凪に語り聞かせてくれる事だった。
↓
《新約・第一章》
世界が一つ進んだ事で、イオスの世界は更に傾き。六神の声を聞く事が出来ないノクティスが啓示を受ける事になった結果「啓示」の意味も変化。「神の啓示」とは、六神達がその超越した力を貸してくれる事となってしまった。
神の啓示を受けるのが「六神の声を聞く事が出来ないノクティス」なら。
神の啓示とは「六神が知識・認識を、語り聞かせてくれる事」になる筈が無い。
だって神様の声、聞こえないんだから・・・それではノクティスが神の啓示を受ける事に、意味を見い出せない。
でも「運命の王子(主人公)」が「神の啓示(六神巡り)」を受けると言うイベントは、イオスの世界で確定していて。
そうは言っても、意味も無いのに「運命の王子(主人公)」に「神の啓示(六神巡り)」という行動をさせる訳にもいかない。
世界を納得させるには、何かしらの「意味」が必要だった。
と言うか「意味」が無い訳が無いんだから、イオスの世界は今の世界に相応しい「意味」を見出した。
六神達がノクティスに授けたのは助言ではなく、助力だったのではないか・・・と。
「亡き王の魂に触れることで 力が新王へ与えられる」
「じれは魂の棺だ
力を得ることは王の使命でもある」
ノクティスは常に力を得る事を求められ、戦う事で道を切り開く「運命の王子(主人公)」だったから。
力とは「戦う力」であり、神の啓示で与えられる力も「戦う力」なのだろう・・・と、イオスの世界は結論付けた。
「亡き王の魂に触れることで 真実が新王へ与えられる」
「それは魂の棺だ
真実を得ることは王の使命でもある」
その「力」とは「戦う力」では無く「真実」だなんて。
亡き王の魂に触れる事で得られる「力」が、亡き王の「想い出・記憶」だなんて、今のノクティスに分かる筈が無い。
あんな言い方をされたら、何も知らないノクティスは騙されたって仕方が無い。
気付けなかったノクティスを責める事は出来無い。
だって世界は彼の為に創られた、彼にとって最適な世界では無く。
彼は世界の都合で、既に歪み傾いた世界を背負わされたに過ぎないんだから。
というイメージを下敷きに敷いておいて「神の啓示」とは、
《新約・第二章》 助言「六神が知識・認識を、語り聞かせてくれる事」
↓
《新約・第一章》 助力「六神が超越した力(=戦う力)を貸してくれる事」
この様に変化してしまった・・・って事にしておきます。
とは言え「六神が超越した力(=戦う力)を貸してくれる事」ってのは、世界の都合の良い解釈に過ぎないので。
実際に「六神を意のままに使役出来る訳では無い(だから召喚コマンドが無い)」し。
六神がノクティスを助けに来てくれてるのは、本当の「神様の意志」で六神が力を貸しているのであって。六神の意志でも、勿論ノクティスの指示でも無い。
雷神ラムウの場合で例えれば。アラケオル基地でピンチに陥っていたノクティスを、雷神ラムウが「裁きの雷」を放って救ったのは。
ノクティスが「雷神の啓示を受けたんだから、雷神ラムウに手伝ってもらおう」と思って召喚した訳では無いし(それは見た感じでも分かる)。
雷神ラムウが「王子が窮地じゃから、助けてやらんと!」と思って来てくれた訳でも無い。
実のトコは、雷神の「ここで負けイベントは困るし、何とか修正しなきゃな。仕方が無い・・・雷神ラムウ、助けに行ってやって」って指示&意志に従い、雷神から干渉する許可を得た雷神ラムウが「裁きの雷」でノクティスを救った。
六神は神様の代理者なので、自身の意志で人間達に直接干渉する事は出来ない=六神が人間達に干渉するという事は、そこには「神様の意志(許可)」が存在する・・・こういう事。
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足取り確認の筈が、脱線してしまいましたが・・・話を戻して。
《新約・第二章》六神の訪問順は「雷神ラムウ⇒巨神タイタン⇒水神リヴァイアサン」と書いていたので。雷神の啓示を受けた後は、予定通り「巨神タイタン(カーテスの大皿)」に会いに行きます。
*この辺り<追記:20250417>付けで、前回の《新約27》に追記を入れています。
で、どう言う流れで「巨神タイタン(カーテスの大皿)」に繋ぐかは・・・「雷神ラムウに、会いに行ってやってくれと頼まれたから」で、良いかな。
素直に考えるなら、雷神ラムウから巨神タイタンにバトンを渡す理由は「今のワシが伝えられる事は、ここまでじゃ。そうじゃの・・・巨神タイタンの下を訪れるが良い。きっと助けとなってくれるじゃろう」・・・つまり次のステップとして、巨神の啓示を勧められる。こういう感じなんだろうけど。
これ、どこに書いたかな・・・カーテスの大皿に行く前、展望台で会ったアーデンの台詞。
「巨神がさ
隕石の下で王様を呼んでる」
「神様の言葉は人にはわからないからな
頭が痛くなる人もいるかもね」
「会いにいってみる?
何か伝えたいんだと思うよ」
これをyoutube動画で見た時「巨神は文句を言いたくて、王様を呼び付けてるんじゃなくて。助けてほしくて、呼んでるんじゃないの?」⇒「でもノクティスは、神様の声がわからない」⇒「一生懸命、助けてって王様に助けを求めてるのに、分かってもらえないって・・・巨神タイタンが可哀想じゃない?」って思ったので。
その時のイメージをそのまま引っ張って来て。
《新約・第二章》でも、巨神タイタンはカーテスの大皿で、メテオを支え続けている。
現状のメテオとは「隕石(=外部から齎される、世界の脅威)」の象徴だから、このイオスの世界に衝突させる訳にはいかない。
言い換えれば、巨神タイタンはイオスの世界を守る為に、世界の脅威を防ぎ続けている・・・人間達が思い描く、巨神タイタンらしく「隕石を支える」という幻想を具現化された形で。
人間達がそう思い描くから、巨神タイタンはそうである事を強いられている。
雷神ラムウとて、それが六神の務めである事は理解していた。
自分達は、人間達の為にと「神」より遣わされた神の代理者であって。
人間達がそう思い描くのなら、そのような形で在る事が「神」より与えられた使命なのだから。
それでも・・・それを理解して尚、今の巨神タイタンの在り方には同情せざるを得なかった。
今、このメテオが衝突すれば、イオスの世界は崩壊するかもしれない。
それ程の脅威を、巨神タイタンは支え続けている。誰にも助けを求める事も出来ずに、たった一人で世界を守り続けている。
否、そのメテオが再び光り輝く星となる世界を信じ、隕石を背負い続けている。
だって今では「隕石」と恐れられる「meteor」は、嘗ては「流れ星」・・・人々の夢や希望が込められた「希望の星」だったのだから。
例え今のメテオが「隕石=世界の脅威」となってしまっていても、嘗ての「流れ星=希望の星」を破壊するなんて・・・そんな事、出来る筈が無かった。都合が悪くなったからと言って、無かった事にしてしまうなんて出来なかった。
だから巨神タイタンは今でも「メテオを支え続けている」・・・世界とメテオ、両方を守りたいが為に。
「巨神タイタンも、神凪の誕生を待ち侘びていた筈。
きっと彼奴も、何か伝えたい事があるじゃろう。
神凪よ、会いに行ってはくれぬか?」
しかし誰にも理解されない・・・これ程、辛く悲しい事は無い。それは「神様」とされる、彼ら六神とて同じ事。
だからこそ、雷神ラムウは「神様の言葉がわかる人間=神凪」に、巨神タイタンの話を聞いてやって欲しいと願った。
世界の為に尽くすと誓ったレイヴス君なら、人間だろうか何だろうが困ってるのなら助けに行ってくれる筈。
と言う事で「巨神タイタンの助力を乞う為」では無く、逆向き「巨神タイタンの助けとなる為」というニュアンスで、レイヴス小隊は「巨神タイタン(カーテスの大皿)」を目指す・・・こういう足取りにしておきます。
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で、やっと次の目的。カーテスの大皿の巨神タイタンに会いに行く・・・訳ですが。
《新約・第一章》のノクティスは、巨神タイタンの言葉が分からないので、呼ばれてる事に気付かない(何で頭痛がするのか分からない状況)⇒だからアーデンが、巨神タイタンのトコまで案内+入口の扉を開けてあげなきゃならなかった・・・んだけど。
《新約・第二章》のレイヴスは、雷神ラムウから「巨神タイタンに会ってやってくれ」と頼まれて目指している⇒アーデンの案内が無くでも目的&道筋は分かっている+入口の扉も自分達で開けられる(多分)・・・ので。
本来入るアーデンとのドライブ&お泊りはありません・・・そもそも第二章は「自動車を乗り回す様な世界観」じゃないし、アーデンも白い方だし。
フォッシオ洞窟からカーテスの大皿までの距離感がどんなモンか知りませんが、RPGらしく必要なイベントを熟しながら、巨神タイタンが待っているカーテスの大皿を目指します。
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《「夜叉王の墓所」を全力で回避する方法》
そんなこんなで、自力でレイヴス小隊にはカーテスの大皿に到着頂いて。
そう言えば、カーテスの大皿は巨神タイタンの前に、夜叉王の墓所があるんだっけ?なので、まずはそっちを片付けておきます。
とは言え・・・夜叉王の墓所。
夜叉王って「兄を アーデンを解放してやってくれ」=「ルシス王国初代国王・ソムヌス」ってヤツ?
それが「真実」だとすると、ここで「夜叉王=ソムヌス」が噛んで来るのは変なタイミングでのネタバレになってしまうので、かなり具合が悪いんだけど。
そもそも「王の墓所巡り」は、人のウチでも出来る事として、レイヴスが神凪になる前に済ませておきたいし。
でも、神凪になる前にここ(=夜叉王の墓所)までは来てて。
神凪になってから巨神タイタンに会い行く為、再度墓所の前を通る・・・ってのもグダグダだし。
で、どうするかなぁ・・・って考えた結果が。
以前、ルシス王国遠征に来ていた時に「カーテスの大皿には、王の墓所が有る」と言う情報を得ていて、レイヴス小隊は近くの町だか村だかに立ち寄っていた。
でも住民曰く、
「立派な墓所があったのだけれど、
メテオの破片が衝突し建物は倒壊してしまっている。」
「王の墓所が倒壊したまま放置という状況を、
近隣地域の住民は皆、申し訳なく思っているが・・・。
場所が場所だけに、どうしようもない。」
「勿論、墓所を建て直したい、が。
地盤崩落の恐れが有るので、新たに墓所を建造するのも難しい。」
「せめて王の棺だけでも回収したいが、
周囲一帯が危険地域に指定され立入禁止となっているので、
それすら儘ならない状況にある。」
つまりレイヴス達は「カーテスの大皿に(夜叉)王の墓所がある」事は知っていたけれど。
既に「建物は倒壊」し、地盤の不安定さから「カーテスの大皿付近には、立ち入る事も出来ない」状況だったので。
その時は「近隣地域の住民から、その墓所に眠る王の情報(=想い出・記憶)を収集」するに留め。カーテスの大皿の王の墓所そのものに関しては、手付かずとなっていた。
確かにレイヴスは「墓所の鍵」をレギスより預かっていたので「墓所に立ち入る資格を持つ者」ではあったけど。それはレギスとレイヴスの間での「気持ち的な配慮(=息子を応援する父の想い)」の側面が強いので。
いくら「墓所の鍵を持つ、墓所に立ち入る資格を持つ者」だとしても、「立入禁止危険区域に侵入する」といった、近隣住民の決まりに反する&迷惑を掛ける様な無理はするべきではないし。危険を冒して行った所で、建物が倒壊しているのでは資料も残っていないだろう。
様々な事柄を天秤に掛けた結果、レイヴスは隊長として「隊員を危険に晒してまで、カーテスの大皿の王の墓所に行く必要は無い」と判断を下した・・・こういう事情があった事にしておく。
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《神凪と、神凪を護る者達の絆》
でも今回のカーテスの大皿の訪問は、前回とは立場も状況も大きく違う。
「カーテスの大皿で神凪を待つ、巨神タイタンに会いに行って欲しい」ってのは、雷神ラムウからの頼まれ事だし。
レイヴスにとっても「真実の解明」の為・・・傾き続けているイオスの世界を救う為にも、巨神タイタンの啓示を受ける事は必要だったし。
巨神タイタンの元を訪れる為、カーテスの大皿にやって来た「神凪・レイヴス」を、咎めたり妨害しようとする人間など居る筈も無い(神凪が六神に会いに行く事に異を唱える様な人間は、このイオスの世界には居ない)。
カーテスの大皿付近が危険なのは、以前同様変わりはない。
変わりはないけど、レイヴスを取り巻く状況は変わっていて。
「ここから先(=カーテスの大皿付近)は、今も危険立入禁止区域だ。
だが巨神の啓示を受ける事は、神凪の使命でもある。
皆も危険に晒す事になるが、許せ。」
「Roger that !(=了解!)」
これは危険を冒してでも為さねばならない使命・・・神凪としてレイヴスは、カーテスの大皿を訪ねる事に迷いはなかった。
上記「皆も危険に晒す事になるが」の後、何て言わせるかは大分悩んだんだけど。
レイヴス君の立ち位置&話の時間軸的にも、この辺りなら「すまない」「許して欲しい」よりも「許せ」の方が締まって良いかな、と。
レイヴス小隊は、アーデンが「帝国の技術革新・研究に役立つを思われる、古代遺跡などの調査を専門とする小隊」という名目で、レイヴスの為に用意した特務部隊(軍属でありながら、研究部門の管轄=実質アーデン直属)です。なので当然、隊長はレイヴス・ノックス・フルーレ少尉。
とは言え、年長且つ軍階級が上のカリゴを差し置いて、士官学校を卒業したばかりの自分が部隊を率いる・・・と言う事に、レイヴス自身は戸惑いを隠せなかった。自信が持てないからこそ、絶対の「命令」を下す事が彼の中では重荷になっていた。
それこそ初めの頃は変に気を遣ってしまい、アラネアに「命令するのに、遠慮なんて要らない」と、ぼやかれた事もあった。命令が無ければ動けない隊員達にとって、隊長の指示が「命令なのか、個人的な頼み事なのか」分からない事程、迷惑な事は無いのだと。
要するに、最初の頃はレイヴス君も、それなりに部隊の皆に遠慮してたと思う。
ちょっとニュアンスが難しいんだけど・・・確かに彼は軍人としてはまだまだ駆け出しだけど「神凪一族の人間=人の上に立つ側の人間」なので、他者に対して「指示」を出す事に抵抗はない。そんなモノは、生まれながらに求められ身に付いている資質だから。
なので「指示」は「指示」でも、皆の意見を聞いた上で「決断」は出来るけど。
他者を尊重する余りに、自分の独断での「命令」は、し辛い・・・って感じ?
でも、このカーテスの大皿イベント位まで来たら、部隊の結束も強まっている&各々の人柄も把握出来ている・・・そういう中でレイヴスも隊長として成長し「皆も危険に晒す事になるが、許せ」=「危険な事は分かっているが、オレに付いて来い」って命令も出せるようになったし。
それに対して隊員達も「Roger that !(=了解!)」・・・ごちゃごちゃ私情を混ぜずに「隊長の命令は絶対!」って、疑う事なく従える。
何かそう言うのって、ちゃんと軍部隊として機能してる感じがして良くないかな?レイヴス達の「最初~ここまで」の関係性的にも、対であるノクティス御一行との対比的にも。
言っちゃ悪いけど、ノクティス達が「王子と臣下の関係に見えない(=お友達感覚が過ぎる)」だけに、レイヴス達が「隊長と隊員の主従関係が守られている(=軍部隊として機能)」のが「あぁ・・・コッチ(レイヴス達)は、ちゃんとしてるな」って引き立つと言うか、王道感を安心して見てられると言うか。
とは言え、あまり「隊長と隊員」の関係を厳しくしてしまうと、レイヴス君が「目的の為ならどんな犠牲も厭わない」って冷たい印象になってしまうので。
「だが皆を危険に巻き込むのは本意では無い。
だからこれより先は、自身の安全確保を最優先として欲しい。」
神凪の使命として、レイヴスは巨神タイタンに会いに行かなきゃならない。
本当ならそんな危険な場所、自分一人で行ければ良かったんだけど。
今のレイヴス小隊は「神凪・レイヴスの護衛」という役目を担っている・・・つまり彼らは「危険だからと言って、レイヴスだけを行かせる事は出来ない」し。
レイヴス自身も「危険と分かっている場所に、護衛を伴わずに行く」など、イオスの世界の民らに選ばれた神凪として、そのような軽率な行動は許されない。
つまり彼らには、最初から「レイヴス一人で、カーテスの大皿に向かわせる」という選択肢は無い・・・だからレイヴスは「許せ」と命令したんだけど。
それでもやっぱり仲間を思うからこそ「自身の安全確保を最優先として欲しい」と言う「願い」を告げた。
でもまぁ、レイヴスの「皆も危険に晒す事になるが、許せ(=危険と分かった上で、付いて来い)」ってのは、自分達の実力を信用してくれてるからこその命令って・・・それは隊員達も分かってるだろうし。
その上での「自身の安全確保を最優先として欲しい」って申し出は、レイヴスの人としての優しさと言うか・・・彼の「本当は自分の為に、危険な目になど合わせたくない」って想いは伝わると思うので。それに対して、
「命令で無いのなら、従うつもりはありません。」
「その様な事をして、もし貴方に万が一の事があれば。
我々は除隊どころの話では済みませんよ。」
「神凪を見捨てた護衛・・・、
なんてレッテル貼られちゃ、傭兵業にも戻れやしない。」
・・・何だこの、ツンデレ集団?
でも「甘やかす」「可愛がる」「優しくする」ばかりが「仲間」ではないと思うので。
《新約・第二章》のレイヴス小隊での「仲間」の形としては、これ位のラインで良いんじゃないかな、と。
それに多分、このカーテスの大皿が、レイヴス小隊で動く最後の山場になるので。
ここで「レイヴス小隊も、イイ感じにやってんだな」&「レイヴスも、隊員達には本当に感謝していたんだな」って感じられるイベントを挟んでおかないと、もうその想いを伝えられるタイミングが無くなっちゃう。だから、
「あぁ・・・でも、確かにロキは、
自分の身の安全を優先した方が、良いかもしれませんね。」
「ほ~んと。
ちょこまかして、足引っ張るんじゃないよ?」
「心配されなくても、自分の身くらい自分で守れる!」
とか、皆がやいやい言ってるのを見て、レイヴス君は内心、
(皆、ありがとう・・・。)
って・・・「あれ、ここで皆とは、お別れなの?」って思わせるフラグを立てておけばよいと思います。
場合によっては離脱前に装備品、引っぺがしとかいといけないからね!
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《ロキ君は小隊のムード&トラブルメーカー?》
で、今回は危険を承知の上で、カーテスの大皿・夜叉王の墓所までやって来たレイヴス小隊。
ですが・・・例の通り、墓所は跡形もない程に倒壊&王の棺が野晒しというヒドイ有様で、とても王の墓所から何かしらの「真実(想い出・記憶)」を探し出せる様な状況では無かった。
あ!当たり前に脳内処理してたんで書いてなかったですが・・・以前《新約18》で、
第一章のイオスの世界では失われている「真実」が、第二章のイオスの世界にはまだ辛うじて残っていた・・・と書いていた様に。
《新約・第二章》では「まだ辛うじて世界に「真実」が残っている」=レイヴス君は「王の墓所に残された遺物(像や壁画など)から、失われた真実に繋がる「想い出・記憶」を調べている(普通に考古学的調査)」のであって。
ノクティスみたいに、棺に触れるだけで「王の力」とやらが具現化して「キュピィーン!」ってその「力=真実」を取り込んでいる訳では無いです。
当然、ファントムソードなんて都合の良い物も存在しないので、シフトチェンジなんてファンタジーな戦い方もしません。
義理堅いレイヴス君は「師匠=コル・リオニス」から貰った「愛剣=アルバリオニス」一振だけで、世界を渡り歩いている状況。
なので、得意な戦闘スタイルは正々堂々&一騎打ちです。礼節を重んじるフルーレ家だし、師匠も本来そういう戦い方を好みそうだから。
と言う事は、墓所が跡形もない程に倒壊してしまっていては「真実」を得る方法が無い・・・と言う事になるので。
「確かに、ここまで倒壊してちゃ、
目ぼしい資料は、見付けられないだろうね・・・。」
「相当、地盤が脆くなっている様です。
ここに長居するのは危険かと。
今は巨神タイタンの元へ・・・先を急ぎましょう。」
「あ!でも、あそこに何か・・・って?!」
安定のフラグ回収。ロキが何かを見付けて取りに行こうとしたトコで地震が発生し、足元が崩落⇒レイヴスが駆け寄り引き上げようとするも、ロキと一緒に転落。
「ほら、言わんこっちゃない・・・何やってんのよ?」
「地震はオレのせいじゃないだろ?!
それにまさか、地面ごとなんて・・・!」
「レイヴス少尉、無事ですか?!」
「特に支障は無い・・・ロキも大丈夫だな?
だが、ここからの合流は危険だ。
カリゴとアラネアは、合流出来そうな道を探してくれ。
オレとロキは、巨神タイタンを捜索する。」
「Roger that !(=了解!)」
って以降の行動を指示&確認し、2組に分かれて行動しようとしたら、突如目の前の地面が隆起し・・・、
「・・・巨神タイタン?」
「巨神タイタン・・・そうだな。
この世界の人間には、そう呼ばれておる。
待ち侘びたぞ、神凪よ。」
雷神ラムウ曰く「巨神タイタンも、神凪の誕生を待っていた筈」との事だったので、神凪の気配を感じ取った巨神タイタン自ら、神凪・レイヴス君をお出迎え。
・・・って事にして、ヌルっと自然に「夜叉王の墓所はスルー」&「巨神タイタンと接触」まで持って行きます。
なので、この辺りの流れは【FF15】に近いイメージですが。
ここを「落ちる人:ノクティス⇒レイヴス」にしちゃうと、「引っ張り上げる人:グラディオラス⇒?」・・・妥当な人選が見当たらないので。フラグ回収を兼ねて「落ちる人:ノクティス⇒ロキ」「引っ張り上げる人:グラディオラス⇒レイヴス」に変更しています。
後、細かい変更で言うと「途中まで落下したノクティスを、中腹辺りでグラディオラスが引っ張り上げる」のではなく。よくある(?)「崖から落ちそうになった人を、引っ張り上げようとする」+「足元が崩れて、引っ張り上げようとした人ごと一緒に転落」ってイメージに変更しています。
いや何か、あんだけ先に落っこちたノクティスを、途中でグラディオラスが追い付いて、身を乗り出して捕まえる・・・って一連の動きを想像してみたら「それって結構難しくない?」と思ったので。
そして最後「落下直後のノクティスは、目の前の巨神タイタンを一旦スルー」して「わざわざ危険な道を進みつつ、巨神タイタンのより近くを目指す」というような動きをしていた様にみえたけど(最初見た時は「え?どこ行くん?」って思った)。
レイヴスとロキが一緒に進んだトコで、あんな雰囲気になる事も無い&あんな力業で突破出来ない=特に見せ場がある訳でも無ければ、あんな危険な道を選ぶとは思えない。
ってか、そもそも論「落下直後、目の前に巨神タイタンが居たんだったら。レイヴス君の場合、別にそこで話すりゃ良くない?」と。
確かに巨神タイタンがデカイから目の前に居るように見えるだけで、実は思った以上に距離があるのかもしれないけど。神凪と六神の関係性で、今更「もっと近くに行かないと声が聞こえない」から、唯一無二の存在である神凪・レイヴスが、あんな命懸けの危険な道を進んでまで「もっと近付かなきゃならない」・・・なんて、ファンタジーなのかファンタジーじゃないのか?
その辺りのリアルとファンタジーを天秤に掛けたら、本来の工程を削ってでも「落下直後、巨神タイタンが目の前に居たので。レイヴスはその場で対話⇒巨神の啓示を受けた」の方が、《新約・第二章》の展開的には自然な気がしたので、そういう風に変更します。
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《「メテオ=meteor」の意味》
途中、夜叉王の墓所を挟んだので、ここまでが随分長くなりましたが・・・やっと巨神タイタンと対面と言う事で、
④「六神(巨神タイタン)」から、このイオスの世界の理(=六神だけではなく、この世界全てが「剣神バハムート」が見ている夢+その夢はルシス王家が改編・改竄した記憶が影響する事)を知る。
なんとかココに繋がる様に、今までの話を絡めつつ纏めて行きます。
まず「巨神タイタンが、メテオを支え続けていて大変な思いをしている」のなら、担がせたままは可哀想なので、それを何とかしてあげなきゃ話は進まない。
んだけど・・・何とかしてあげたくても、巨神タイタンが破壊する事も投げ出す事も出来ずに背負い続けている様な代物、人間のレイヴス君にどうこう出来る筈が無いので。
「貴方は何故、メテオを背負い続けているのですか?」
隣に居たロキ君なんかは「えっ?!」って・・・何を言い出すんですか、って感じだろうけど。勿論これは「背負い続けている=メテオを破壊するだけの力が無いのか?」って、失礼な意味では無いです。
多分、巨神タイタンは「破壊しようと思えば、破壊する事は出来た」だろうし。
それが無理でも「そっと地面に下ろす(空から直接降って来る訳では無い=衝撃を抑えられる)」事くらいは出来た筈・・・だって「本当の神様=巨神」の代理者なんだから。
六神と神凪の間に、互いを想い合う確かな絆が有るからこそ、神凪・レイヴスは「メテオが地上に衝突すると、大変な事になる」という理由以外に「何か理由があって、巨神タイタンはメテオを背負い続けているのでは?」と感じた。
で、その理由が上記で書いてた「今では「隕石」と恐れられる「meteor」は、嘗ては「流れ星」・・・人々の夢や希望が込められた「希望の星」だった」から、巨神タイタンはメテオを蔑ろにする事など出来なかった。
見え方が変わってしまったせいで「meteor」の意味は「流れ星」から「隕石」に変容した。
という事は、見え方が変われば「meteor」の意味は「隕石」から「流れ星」に変容するかもしれない・・・嘗ての様に「希望の星」は、世界を照らす輝きを取り戻すかもしれない。
世界が「失われた真実」を取り戻し、再びその様なイオスの世界が訪れる事を信じているからこそ・・・巨神タイタンは今でもメテオを支え続けている。
正直ここは、自分の頭の中でも複雑&どう表現してイイのか分からないので、詳しくは省きます。
結構、考え方がリアル寄りなんで「下手な説明で、誤解されると困るなぁ」・・・そんな事情。
要は、このイオスの世界の全ては、イオスの人々の「想い出・記憶」の影響を受ける。
それは「meteor」も例外ではなく。人々の「想い出・記憶」の影響を受ける事によって、同じ「meteor」でも「人々の思考がポジティブ寄り⇒流れ星」から「人々の思考がネガティブ寄り⇒隕石」へと見方が変わってしまった。
つまり様々なネガティブな「想い出・記憶」の影響を受け、人々の思考がネガティブ寄りとなり「見方が変わった」結果が、
「空から降って来る物体・・・って事は。
世界の脅威となる様な、外界からの飛翔物に違いない。」
「空から降って来る脅威なら、隕石って事じゃないか?」
「じゃあ、タイタンは隕石を背負ってるって事?」
「だって隕石が地表にぶつかったら、大変な事になるでしょ?
そうならない為に、タイタンはメテオを担いでるんだよ!」
ネガティブに寄った人々の思考では「空から降って来る物体」を「流れ星」と思える筈も無く「隕石」と解釈され。
その「想い出・記憶」に従い「meteor」は「隕石」という「形」で具現化され。
今の巨神タイタンは「メテオ(=世界の脅威となる隕石)を、担いでいる」とされてしまった。
・・・と言う風に思っておいて下さい。
相変わらずイオスの世界は、悪い方へ悪い方へと傾いているってイメージです。
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で、巨神タイタンと神凪・レイヴスの対話の内容が、
「貴方は何故、メテオを背負い続けているのですか?」
「確かに今のメテオは、世界の脅威・・・隕石かもしれんが。
嘗てのメテオは、希望の星・・・世界に希望を齎す流星だった。」
「メテオが、流れ星から隕石に?
何故、その様な事に・・・?」
「我ら六神は「神」ではなく、
人間達が思い描く「神」を、幻光虫によって具現化した存在。
故に人間達の幻想が変容すれば、我らの姿形在り方も変容する。
この事は既に、雷神ラムウより聞いておるな?」
「それが六神に課せられた、世界の理であると。」
「如何にも・・・。
しかしそれは六神だけではなく、イオスの世界全てに通ずる世界の理。」
「このイオスの世界は、
人間達が思い描く「夢」を具現化した世界。
故に人間達の幻想が変容すれば、世界の姿形在り方も変容する。」
「今の世界が歪み傾き続けているのも、
世界の「想い出・記憶」が歪み、真実が失われた結果だ。
だからこそ我らは「失われた真実」の解放を望む。」
「この世界が・・・夢?
・・・一体、誰の・・・・・・?」
「我ら六神の末弟・剣神バハムート。
クリスタルに守られ、目覚めと眠りを繰り返しておる。
世界の禁忌として「失われた真実」を恋しがってな。」
「剣神バハムートとルシス王家は、近しい関係にある。
故に、剣神バハムートの夢に強い影響を与える。
言わば今のイオスの世界は、
ルシス王家が歴史を改編・改竄し続けた結果の世界。
このままでは遠からず、本当の終焉を迎えるだろう。」
「そんな・・・一体どうすれば?」
「全ての「真実を知る王」となり、
夢の創造主・剣神バハムートに「真実」を届けよ。
イオスの世界に「失われた真実」を思い出させるのだ。
これが神凪に授ける、巨神の啓示。」
「それまで我は、メテオを守り続けよう。
・・・頼んだぞ、運命の王子よ。」
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この間、ロキ君は放置状態になりますが・・・まぁ、そこは仕方が無いとして。
巨神タイタン曰く「神凪に真実を伝えたかった(巨神の啓示)」+「メテオに関しては、自ら望んで背負い続けている」との事なので。
何時か再び「meteor=隕石」が「meteor=流れ星」となる世界を約束し、巨神タイタンとの対話はこれで終わりとなります。
だから当然、巨神タイタンとはバトルにならないし。
巨神タイタンが担いでいるメテオを破壊する・・・なんてミッションが発生する事もありません。
「イオスの世界の為には、
都合が悪くなってしまったモノでも、無かったモノにしてはならない。
でもルシス王家は都合が悪いからと、無かった事にした。」
イオスの世界が転覆寸前なのは「ルシス王家の罪=真実の改編・改竄」のせい・・・って設定を貫こうと思ったら。
世界の理を知る「六神」が、ルシス王家の様に都合が悪くなったからと言って「meteor=隕石」をポイする訳にはいかない・・・そういう方向からの考え方。
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《舞台は整った?運命の地・オルティシエへ》
なので巨神タイタンに見送られ、レイヴス&ロキは合流したカリゴ&アラネア(安全な脱出経路を確保)と共に、カーテスの大皿中心部から脱出。
但し【FF15】でアーデンが揚陸艇で回収してくれた地点まで、イベントでジャンプ(当然、あんな危険な道は通らない)。
やっと拓けたトコまで出て来れた・・・みたいな感じのイベント(今時ならムービー)が始まったかと思ったら、
「レ、レイヴス少尉!大変です!!」
その拓けた場所にアラネアの飛空艇が着陸&大慌てで飛び出して来るウェッジ。そのただ事ではない様子に、
「一体、どうした?」
「水神リヴァイアサンが、オルティシエに出現!
突然の事に、街は混乱状態に陥っています!」
「六神が、街に被害を与えているのですか?」
「いえ・・・故意では無いと思うのですが。
如何せん、六神の力は強大ですので・・・。」
「悪気は無いけど、大変な事になってる・・・って事か?」
「現在、水神リヴァイアサンには、
ルナフレーナ様が対応に当たられておりますが。
しかし、あの、その・・・ルナフレーナ様では・・・・・・、」
「あぁ、もう、要領を得ないね!
六神の相手は、神凪じゃなきゃ務まらないんだろ?
飛空艇なら直ぐ・・・ほら行くよ、少尉!」
「あぁ、分かっている。
これより我が隊は、一路オルティシエに向かう。
目標は、水神リヴァイアサンだ・・・!」
「Roger that !(=了解!)」
(無事でいてくれ、ルナフレーナ・・・!!)
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今回の巨神タイタンは、雷神ラムウからのバトン(=紹介)でしたが。
次回の水神リヴァイアサンを、巨神タイタンからのバトン(=紹介)にしちゃうのも同じ展開過ぎるので、こういう流れで引き継ぎます。
で!やっと「最愛の妹・ルナフレーナ」の出番です!!
いや、自分がメタい理由で出番削ってただけなんだけど・・・ってか、本当は最後の最後までルナフレーナとの接触は避けようと思ってたんだけど。
神凪就任の話ら辺で「レイヴスが神凪になるには、ルナフレーナ支持者達を納得させなきゃならない」ってなった時に、自然と「ルナフレーナが、超えなきゃならない大きな壁」になってしまった。
つまり、そのルナフレーナが全く出番&絡み無しでは「超えなきゃならない大きな壁」が見えてこない&説得力が無くなってしまうので。
レイヴス君(20歳)の、最後の最後に。
【FF15】でもルナフレーナの見せ場だったオルティシエ(水神リヴァイアサン)に、今回は「兄妹の再会」という舞台を用意します。
【神凪でなければ解明出来ない真実:巨神タイタン】
④「六神(巨神タイタン)」から、このイオスの世界の理(=六神だけではなく、この世界全てが「剣神バハムート」が見ている夢+その夢はルシス王家が改編・改竄した記憶が影響する事)を知る。
《まずはレイヴス君の足取りを再確認》
前回《新約27》で、雷神ラムウに接触&雷神の啓示を受けたレイヴス君。
雷神ラムウからは「神の啓示」を受ける事の本当の意味(=実は「六神」は人間達が思い描く神様像を具現化した存在であって本当の神様ではないので、六神は人間達を直接救う力は持っておらず、自分達が知る事を助言する事しか出来ない)を、雷神の啓示として授かりました。
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行き成り話は逸れますが・・・「雷神の啓示」と言うのは「啓示=神または超越的な存在より、真理または通常では知りえない知識・認識が開示されること(Wikipediaより)」でしかないので。
雷神の啓示を受けたからと言って「戦闘中に任意で雷神ラムウを召喚出来る」ようにはなりません・・・これは【FF15】でも、そうなのかな?
正直「SFC時代のRPGのイメージ」で考えるなら「召喚獣or幻獣」として戦闘中に召喚出来そうな気もするけど。「SFC時代のRPGのイメージ」優先ではなく「啓示」の正しい意味(=知識・認識の開示)を軸に考えるなら。
イオスの世界は、どんどん歪み傾いている(過去より今の方がオカシイ)。
↓
《新約・第二章》
この頃は、まだ正しく「啓示」の意味が継承されていた。だから「神の啓示」とは、超越者たる六神自らが知る知識・認識を、神凪に語り聞かせてくれる事だった。
↓
《新約・第一章》
世界が一つ進んだ事で、イオスの世界は更に傾き。六神の声を聞く事が出来ないノクティスが啓示を受ける事になった結果「啓示」の意味も変化。「神の啓示」とは、六神達がその超越した力を貸してくれる事となってしまった。
神の啓示を受けるのが「六神の声を聞く事が出来ないノクティス」なら。
神の啓示とは「六神が知識・認識を、語り聞かせてくれる事」になる筈が無い。
だって神様の声、聞こえないんだから・・・それではノクティスが神の啓示を受ける事に、意味を見い出せない。
でも「運命の王子(主人公)」が「神の啓示(六神巡り)」を受けると言うイベントは、イオスの世界で確定していて。
そうは言っても、意味も無いのに「運命の王子(主人公)」に「神の啓示(六神巡り)」という行動をさせる訳にもいかない。
世界を納得させるには、何かしらの「意味」が必要だった。
と言うか「意味」が無い訳が無いんだから、イオスの世界は今の世界に相応しい「意味」を見出した。
六神達がノクティスに授けたのは助言ではなく、助力だったのではないか・・・と。
「亡き王の魂に触れることで 力が新王へ与えられる」
「じれは魂の棺だ
力を得ることは王の使命でもある」
ノクティスは常に力を得る事を求められ、戦う事で道を切り開く「運命の王子(主人公)」だったから。
力とは「戦う力」であり、神の啓示で与えられる力も「戦う力」なのだろう・・・と、イオスの世界は結論付けた。
「亡き王の魂に触れることで 真実が新王へ与えられる」
「それは魂の棺だ
真実を得ることは王の使命でもある」
その「力」とは「戦う力」では無く「真実」だなんて。
亡き王の魂に触れる事で得られる「力」が、亡き王の「想い出・記憶」だなんて、今のノクティスに分かる筈が無い。
あんな言い方をされたら、何も知らないノクティスは騙されたって仕方が無い。
気付けなかったノクティスを責める事は出来無い。
だって世界は彼の為に創られた、彼にとって最適な世界では無く。
彼は世界の都合で、既に歪み傾いた世界を背負わされたに過ぎないんだから。
というイメージを下敷きに敷いておいて「神の啓示」とは、
《新約・第二章》 助言「六神が知識・認識を、語り聞かせてくれる事」
↓
《新約・第一章》 助力「六神が超越した力(=戦う力)を貸してくれる事」
この様に変化してしまった・・・って事にしておきます。
とは言え「六神が超越した力(=戦う力)を貸してくれる事」ってのは、世界の都合の良い解釈に過ぎないので。
実際に「六神を意のままに使役出来る訳では無い(だから召喚コマンドが無い)」し。
六神がノクティスを助けに来てくれてるのは、本当の「神様の意志」で六神が力を貸しているのであって。六神の意志でも、勿論ノクティスの指示でも無い。
雷神ラムウの場合で例えれば。アラケオル基地でピンチに陥っていたノクティスを、雷神ラムウが「裁きの雷」を放って救ったのは。
ノクティスが「雷神の啓示を受けたんだから、雷神ラムウに手伝ってもらおう」と思って召喚した訳では無いし(それは見た感じでも分かる)。
雷神ラムウが「王子が窮地じゃから、助けてやらんと!」と思って来てくれた訳でも無い。
実のトコは、雷神の「ここで負けイベントは困るし、何とか修正しなきゃな。仕方が無い・・・雷神ラムウ、助けに行ってやって」って指示&意志に従い、雷神から干渉する許可を得た雷神ラムウが「裁きの雷」でノクティスを救った。
六神は神様の代理者なので、自身の意志で人間達に直接干渉する事は出来ない=六神が人間達に干渉するという事は、そこには「神様の意志(許可)」が存在する・・・こういう事。
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足取り確認の筈が、脱線してしまいましたが・・・話を戻して。
《新約・第二章》六神の訪問順は「雷神ラムウ⇒巨神タイタン⇒水神リヴァイアサン」と書いていたので。雷神の啓示を受けた後は、予定通り「巨神タイタン(カーテスの大皿)」に会いに行きます。
*この辺り<追記:20250417>付けで、前回の《新約27》に追記を入れています。
で、どう言う流れで「巨神タイタン(カーテスの大皿)」に繋ぐかは・・・「雷神ラムウに、会いに行ってやってくれと頼まれたから」で、良いかな。
素直に考えるなら、雷神ラムウから巨神タイタンにバトンを渡す理由は「今のワシが伝えられる事は、ここまでじゃ。そうじゃの・・・巨神タイタンの下を訪れるが良い。きっと助けとなってくれるじゃろう」・・・つまり次のステップとして、巨神の啓示を勧められる。こういう感じなんだろうけど。
これ、どこに書いたかな・・・カーテスの大皿に行く前、展望台で会ったアーデンの台詞。
「巨神がさ
隕石の下で王様を呼んでる」
「神様の言葉は人にはわからないからな
頭が痛くなる人もいるかもね」
「会いにいってみる?
何か伝えたいんだと思うよ」
これをyoutube動画で見た時「巨神は文句を言いたくて、王様を呼び付けてるんじゃなくて。助けてほしくて、呼んでるんじゃないの?」⇒「でもノクティスは、神様の声がわからない」⇒「一生懸命、助けてって王様に助けを求めてるのに、分かってもらえないって・・・巨神タイタンが可哀想じゃない?」って思ったので。
その時のイメージをそのまま引っ張って来て。
《新約・第二章》でも、巨神タイタンはカーテスの大皿で、メテオを支え続けている。
現状のメテオとは「隕石(=外部から齎される、世界の脅威)」の象徴だから、このイオスの世界に衝突させる訳にはいかない。
言い換えれば、巨神タイタンはイオスの世界を守る為に、世界の脅威を防ぎ続けている・・・人間達が思い描く、巨神タイタンらしく「隕石を支える」という幻想を具現化された形で。
人間達がそう思い描くから、巨神タイタンはそうである事を強いられている。
雷神ラムウとて、それが六神の務めである事は理解していた。
自分達は、人間達の為にと「神」より遣わされた神の代理者であって。
人間達がそう思い描くのなら、そのような形で在る事が「神」より与えられた使命なのだから。
それでも・・・それを理解して尚、今の巨神タイタンの在り方には同情せざるを得なかった。
今、このメテオが衝突すれば、イオスの世界は崩壊するかもしれない。
それ程の脅威を、巨神タイタンは支え続けている。誰にも助けを求める事も出来ずに、たった一人で世界を守り続けている。
否、そのメテオが再び光り輝く星となる世界を信じ、隕石を背負い続けている。
だって今では「隕石」と恐れられる「meteor」は、嘗ては「流れ星」・・・人々の夢や希望が込められた「希望の星」だったのだから。
例え今のメテオが「隕石=世界の脅威」となってしまっていても、嘗ての「流れ星=希望の星」を破壊するなんて・・・そんな事、出来る筈が無かった。都合が悪くなったからと言って、無かった事にしてしまうなんて出来なかった。
だから巨神タイタンは今でも「メテオを支え続けている」・・・世界とメテオ、両方を守りたいが為に。
「巨神タイタンも、神凪の誕生を待ち侘びていた筈。
きっと彼奴も、何か伝えたい事があるじゃろう。
神凪よ、会いに行ってはくれぬか?」
しかし誰にも理解されない・・・これ程、辛く悲しい事は無い。それは「神様」とされる、彼ら六神とて同じ事。
だからこそ、雷神ラムウは「神様の言葉がわかる人間=神凪」に、巨神タイタンの話を聞いてやって欲しいと願った。
世界の為に尽くすと誓ったレイヴス君なら、人間だろうか何だろうが困ってるのなら助けに行ってくれる筈。
と言う事で「巨神タイタンの助力を乞う為」では無く、逆向き「巨神タイタンの助けとなる為」というニュアンスで、レイヴス小隊は「巨神タイタン(カーテスの大皿)」を目指す・・・こういう足取りにしておきます。
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で、やっと次の目的。カーテスの大皿の巨神タイタンに会いに行く・・・訳ですが。
《新約・第一章》のノクティスは、巨神タイタンの言葉が分からないので、呼ばれてる事に気付かない(何で頭痛がするのか分からない状況)⇒だからアーデンが、巨神タイタンのトコまで案内+入口の扉を開けてあげなきゃならなかった・・・んだけど。
《新約・第二章》のレイヴスは、雷神ラムウから「巨神タイタンに会ってやってくれ」と頼まれて目指している⇒アーデンの案内が無くでも目的&道筋は分かっている+入口の扉も自分達で開けられる(多分)・・・ので。
本来入るアーデンとのドライブ&お泊りはありません・・・そもそも第二章は「自動車を乗り回す様な世界観」じゃないし、アーデンも白い方だし。
フォッシオ洞窟からカーテスの大皿までの距離感がどんなモンか知りませんが、RPGらしく必要なイベントを熟しながら、巨神タイタンが待っているカーテスの大皿を目指します。
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《「夜叉王の墓所」を全力で回避する方法》
そんなこんなで、自力でレイヴス小隊にはカーテスの大皿に到着頂いて。
そう言えば、カーテスの大皿は巨神タイタンの前に、夜叉王の墓所があるんだっけ?なので、まずはそっちを片付けておきます。
とは言え・・・夜叉王の墓所。
夜叉王って「兄を アーデンを解放してやってくれ」=「ルシス王国初代国王・ソムヌス」ってヤツ?
それが「真実」だとすると、ここで「夜叉王=ソムヌス」が噛んで来るのは変なタイミングでのネタバレになってしまうので、かなり具合が悪いんだけど。
そもそも「王の墓所巡り」は、人のウチでも出来る事として、レイヴスが神凪になる前に済ませておきたいし。
でも、神凪になる前にここ(=夜叉王の墓所)までは来てて。
神凪になってから巨神タイタンに会い行く為、再度墓所の前を通る・・・ってのもグダグダだし。
で、どうするかなぁ・・・って考えた結果が。
以前、ルシス王国遠征に来ていた時に「カーテスの大皿には、王の墓所が有る」と言う情報を得ていて、レイヴス小隊は近くの町だか村だかに立ち寄っていた。
でも住民曰く、
「立派な墓所があったのだけれど、
メテオの破片が衝突し建物は倒壊してしまっている。」
「王の墓所が倒壊したまま放置という状況を、
近隣地域の住民は皆、申し訳なく思っているが・・・。
場所が場所だけに、どうしようもない。」
「勿論、墓所を建て直したい、が。
地盤崩落の恐れが有るので、新たに墓所を建造するのも難しい。」
「せめて王の棺だけでも回収したいが、
周囲一帯が危険地域に指定され立入禁止となっているので、
それすら儘ならない状況にある。」
つまりレイヴス達は「カーテスの大皿に(夜叉)王の墓所がある」事は知っていたけれど。
既に「建物は倒壊」し、地盤の不安定さから「カーテスの大皿付近には、立ち入る事も出来ない」状況だったので。
その時は「近隣地域の住民から、その墓所に眠る王の情報(=想い出・記憶)を収集」するに留め。カーテスの大皿の王の墓所そのものに関しては、手付かずとなっていた。
確かにレイヴスは「墓所の鍵」をレギスより預かっていたので「墓所に立ち入る資格を持つ者」ではあったけど。それはレギスとレイヴスの間での「気持ち的な配慮(=息子を応援する父の想い)」の側面が強いので。
いくら「墓所の鍵を持つ、墓所に立ち入る資格を持つ者」だとしても、「立入禁止危険区域に侵入する」といった、近隣住民の決まりに反する&迷惑を掛ける様な無理はするべきではないし。危険を冒して行った所で、建物が倒壊しているのでは資料も残っていないだろう。
様々な事柄を天秤に掛けた結果、レイヴスは隊長として「隊員を危険に晒してまで、カーテスの大皿の王の墓所に行く必要は無い」と判断を下した・・・こういう事情があった事にしておく。
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《神凪と、神凪を護る者達の絆》
でも今回のカーテスの大皿の訪問は、前回とは立場も状況も大きく違う。
「カーテスの大皿で神凪を待つ、巨神タイタンに会いに行って欲しい」ってのは、雷神ラムウからの頼まれ事だし。
レイヴスにとっても「真実の解明」の為・・・傾き続けているイオスの世界を救う為にも、巨神タイタンの啓示を受ける事は必要だったし。
巨神タイタンの元を訪れる為、カーテスの大皿にやって来た「神凪・レイヴス」を、咎めたり妨害しようとする人間など居る筈も無い(神凪が六神に会いに行く事に異を唱える様な人間は、このイオスの世界には居ない)。
カーテスの大皿付近が危険なのは、以前同様変わりはない。
変わりはないけど、レイヴスを取り巻く状況は変わっていて。
「ここから先(=カーテスの大皿付近)は、今も危険立入禁止区域だ。
だが巨神の啓示を受ける事は、神凪の使命でもある。
皆も危険に晒す事になるが、許せ。」
「Roger that !(=了解!)」
これは危険を冒してでも為さねばならない使命・・・神凪としてレイヴスは、カーテスの大皿を訪ねる事に迷いはなかった。
上記「皆も危険に晒す事になるが」の後、何て言わせるかは大分悩んだんだけど。
レイヴス君の立ち位置&話の時間軸的にも、この辺りなら「すまない」「許して欲しい」よりも「許せ」の方が締まって良いかな、と。
レイヴス小隊は、アーデンが「帝国の技術革新・研究に役立つを思われる、古代遺跡などの調査を専門とする小隊」という名目で、レイヴスの為に用意した特務部隊(軍属でありながら、研究部門の管轄=実質アーデン直属)です。なので当然、隊長はレイヴス・ノックス・フルーレ少尉。
とは言え、年長且つ軍階級が上のカリゴを差し置いて、士官学校を卒業したばかりの自分が部隊を率いる・・・と言う事に、レイヴス自身は戸惑いを隠せなかった。自信が持てないからこそ、絶対の「命令」を下す事が彼の中では重荷になっていた。
それこそ初めの頃は変に気を遣ってしまい、アラネアに「命令するのに、遠慮なんて要らない」と、ぼやかれた事もあった。命令が無ければ動けない隊員達にとって、隊長の指示が「命令なのか、個人的な頼み事なのか」分からない事程、迷惑な事は無いのだと。
要するに、最初の頃はレイヴス君も、それなりに部隊の皆に遠慮してたと思う。
ちょっとニュアンスが難しいんだけど・・・確かに彼は軍人としてはまだまだ駆け出しだけど「神凪一族の人間=人の上に立つ側の人間」なので、他者に対して「指示」を出す事に抵抗はない。そんなモノは、生まれながらに求められ身に付いている資質だから。
なので「指示」は「指示」でも、皆の意見を聞いた上で「決断」は出来るけど。
他者を尊重する余りに、自分の独断での「命令」は、し辛い・・・って感じ?
でも、このカーテスの大皿イベント位まで来たら、部隊の結束も強まっている&各々の人柄も把握出来ている・・・そういう中でレイヴスも隊長として成長し「皆も危険に晒す事になるが、許せ」=「危険な事は分かっているが、オレに付いて来い」って命令も出せるようになったし。
それに対して隊員達も「Roger that !(=了解!)」・・・ごちゃごちゃ私情を混ぜずに「隊長の命令は絶対!」って、疑う事なく従える。
何かそう言うのって、ちゃんと軍部隊として機能してる感じがして良くないかな?レイヴス達の「最初~ここまで」の関係性的にも、対であるノクティス御一行との対比的にも。
言っちゃ悪いけど、ノクティス達が「王子と臣下の関係に見えない(=お友達感覚が過ぎる)」だけに、レイヴス達が「隊長と隊員の主従関係が守られている(=軍部隊として機能)」のが「あぁ・・・コッチ(レイヴス達)は、ちゃんとしてるな」って引き立つと言うか、王道感を安心して見てられると言うか。
とは言え、あまり「隊長と隊員」の関係を厳しくしてしまうと、レイヴス君が「目的の為ならどんな犠牲も厭わない」って冷たい印象になってしまうので。
「だが皆を危険に巻き込むのは本意では無い。
だからこれより先は、自身の安全確保を最優先として欲しい。」
神凪の使命として、レイヴスは巨神タイタンに会いに行かなきゃならない。
本当ならそんな危険な場所、自分一人で行ければ良かったんだけど。
今のレイヴス小隊は「神凪・レイヴスの護衛」という役目を担っている・・・つまり彼らは「危険だからと言って、レイヴスだけを行かせる事は出来ない」し。
レイヴス自身も「危険と分かっている場所に、護衛を伴わずに行く」など、イオスの世界の民らに選ばれた神凪として、そのような軽率な行動は許されない。
つまり彼らには、最初から「レイヴス一人で、カーテスの大皿に向かわせる」という選択肢は無い・・・だからレイヴスは「許せ」と命令したんだけど。
それでもやっぱり仲間を思うからこそ「自身の安全確保を最優先として欲しい」と言う「願い」を告げた。
でもまぁ、レイヴスの「皆も危険に晒す事になるが、許せ(=危険と分かった上で、付いて来い)」ってのは、自分達の実力を信用してくれてるからこその命令って・・・それは隊員達も分かってるだろうし。
その上での「自身の安全確保を最優先として欲しい」って申し出は、レイヴスの人としての優しさと言うか・・・彼の「本当は自分の為に、危険な目になど合わせたくない」って想いは伝わると思うので。それに対して、
「命令で無いのなら、従うつもりはありません。」
「その様な事をして、もし貴方に万が一の事があれば。
我々は除隊どころの話では済みませんよ。」
「神凪を見捨てた護衛・・・、
なんてレッテル貼られちゃ、傭兵業にも戻れやしない。」
・・・何だこの、ツンデレ集団?
でも「甘やかす」「可愛がる」「優しくする」ばかりが「仲間」ではないと思うので。
《新約・第二章》のレイヴス小隊での「仲間」の形としては、これ位のラインで良いんじゃないかな、と。
それに多分、このカーテスの大皿が、レイヴス小隊で動く最後の山場になるので。
ここで「レイヴス小隊も、イイ感じにやってんだな」&「レイヴスも、隊員達には本当に感謝していたんだな」って感じられるイベントを挟んでおかないと、もうその想いを伝えられるタイミングが無くなっちゃう。だから、
「あぁ・・・でも、確かにロキは、
自分の身の安全を優先した方が、良いかもしれませんね。」
「ほ~んと。
ちょこまかして、足引っ張るんじゃないよ?」
「心配されなくても、自分の身くらい自分で守れる!」
とか、皆がやいやい言ってるのを見て、レイヴス君は内心、
(皆、ありがとう・・・。)
って・・・「あれ、ここで皆とは、お別れなの?」って思わせるフラグを立てておけばよいと思います。
場合によっては離脱前に装備品、引っぺがしとかいといけないからね!
■□■□■□■□■□■□■□■□
《ロキ君は小隊のムード&トラブルメーカー?》
で、今回は危険を承知の上で、カーテスの大皿・夜叉王の墓所までやって来たレイヴス小隊。
ですが・・・例の通り、墓所は跡形もない程に倒壊&王の棺が野晒しというヒドイ有様で、とても王の墓所から何かしらの「真実(想い出・記憶)」を探し出せる様な状況では無かった。
あ!当たり前に脳内処理してたんで書いてなかったですが・・・以前《新約18》で、
第一章のイオスの世界では失われている「真実」が、第二章のイオスの世界にはまだ辛うじて残っていた・・・と書いていた様に。
《新約・第二章》では「まだ辛うじて世界に「真実」が残っている」=レイヴス君は「王の墓所に残された遺物(像や壁画など)から、失われた真実に繋がる「想い出・記憶」を調べている(普通に考古学的調査)」のであって。
ノクティスみたいに、棺に触れるだけで「王の力」とやらが具現化して「キュピィーン!」ってその「力=真実」を取り込んでいる訳では無いです。
当然、ファントムソードなんて都合の良い物も存在しないので、シフトチェンジなんてファンタジーな戦い方もしません。
義理堅いレイヴス君は「師匠=コル・リオニス」から貰った「愛剣=アルバリオニス」一振だけで、世界を渡り歩いている状況。
なので、得意な戦闘スタイルは正々堂々&一騎打ちです。礼節を重んじるフルーレ家だし、師匠も本来そういう戦い方を好みそうだから。
と言う事は、墓所が跡形もない程に倒壊してしまっていては「真実」を得る方法が無い・・・と言う事になるので。
「確かに、ここまで倒壊してちゃ、
目ぼしい資料は、見付けられないだろうね・・・。」
「相当、地盤が脆くなっている様です。
ここに長居するのは危険かと。
今は巨神タイタンの元へ・・・先を急ぎましょう。」
「あ!でも、あそこに何か・・・って?!」
安定のフラグ回収。ロキが何かを見付けて取りに行こうとしたトコで地震が発生し、足元が崩落⇒レイヴスが駆け寄り引き上げようとするも、ロキと一緒に転落。
「ほら、言わんこっちゃない・・・何やってんのよ?」
「地震はオレのせいじゃないだろ?!
それにまさか、地面ごとなんて・・・!」
「レイヴス少尉、無事ですか?!」
「特に支障は無い・・・ロキも大丈夫だな?
だが、ここからの合流は危険だ。
カリゴとアラネアは、合流出来そうな道を探してくれ。
オレとロキは、巨神タイタンを捜索する。」
「Roger that !(=了解!)」
って以降の行動を指示&確認し、2組に分かれて行動しようとしたら、突如目の前の地面が隆起し・・・、
「・・・巨神タイタン?」
「巨神タイタン・・・そうだな。
この世界の人間には、そう呼ばれておる。
待ち侘びたぞ、神凪よ。」
雷神ラムウ曰く「巨神タイタンも、神凪の誕生を待っていた筈」との事だったので、神凪の気配を感じ取った巨神タイタン自ら、神凪・レイヴス君をお出迎え。
・・・って事にして、ヌルっと自然に「夜叉王の墓所はスルー」&「巨神タイタンと接触」まで持って行きます。
なので、この辺りの流れは【FF15】に近いイメージですが。
ここを「落ちる人:ノクティス⇒レイヴス」にしちゃうと、「引っ張り上げる人:グラディオラス⇒?」・・・妥当な人選が見当たらないので。フラグ回収を兼ねて「落ちる人:ノクティス⇒ロキ」「引っ張り上げる人:グラディオラス⇒レイヴス」に変更しています。
後、細かい変更で言うと「途中まで落下したノクティスを、中腹辺りでグラディオラスが引っ張り上げる」のではなく。よくある(?)「崖から落ちそうになった人を、引っ張り上げようとする」+「足元が崩れて、引っ張り上げようとした人ごと一緒に転落」ってイメージに変更しています。
いや何か、あんだけ先に落っこちたノクティスを、途中でグラディオラスが追い付いて、身を乗り出して捕まえる・・・って一連の動きを想像してみたら「それって結構難しくない?」と思ったので。
そして最後「落下直後のノクティスは、目の前の巨神タイタンを一旦スルー」して「わざわざ危険な道を進みつつ、巨神タイタンのより近くを目指す」というような動きをしていた様にみえたけど(最初見た時は「え?どこ行くん?」って思った)。
レイヴスとロキが一緒に進んだトコで、あんな雰囲気になる事も無い&あんな力業で突破出来ない=特に見せ場がある訳でも無ければ、あんな危険な道を選ぶとは思えない。
ってか、そもそも論「落下直後、目の前に巨神タイタンが居たんだったら。レイヴス君の場合、別にそこで話すりゃ良くない?」と。
確かに巨神タイタンがデカイから目の前に居るように見えるだけで、実は思った以上に距離があるのかもしれないけど。神凪と六神の関係性で、今更「もっと近くに行かないと声が聞こえない」から、唯一無二の存在である神凪・レイヴスが、あんな命懸けの危険な道を進んでまで「もっと近付かなきゃならない」・・・なんて、ファンタジーなのかファンタジーじゃないのか?
その辺りのリアルとファンタジーを天秤に掛けたら、本来の工程を削ってでも「落下直後、巨神タイタンが目の前に居たので。レイヴスはその場で対話⇒巨神の啓示を受けた」の方が、《新約・第二章》の展開的には自然な気がしたので、そういう風に変更します。
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《「メテオ=meteor」の意味》
途中、夜叉王の墓所を挟んだので、ここまでが随分長くなりましたが・・・やっと巨神タイタンと対面と言う事で、
④「六神(巨神タイタン)」から、このイオスの世界の理(=六神だけではなく、この世界全てが「剣神バハムート」が見ている夢+その夢はルシス王家が改編・改竄した記憶が影響する事)を知る。
なんとかココに繋がる様に、今までの話を絡めつつ纏めて行きます。
まず「巨神タイタンが、メテオを支え続けていて大変な思いをしている」のなら、担がせたままは可哀想なので、それを何とかしてあげなきゃ話は進まない。
んだけど・・・何とかしてあげたくても、巨神タイタンが破壊する事も投げ出す事も出来ずに背負い続けている様な代物、人間のレイヴス君にどうこう出来る筈が無いので。
「貴方は何故、メテオを背負い続けているのですか?」
隣に居たロキ君なんかは「えっ?!」って・・・何を言い出すんですか、って感じだろうけど。勿論これは「背負い続けている=メテオを破壊するだけの力が無いのか?」って、失礼な意味では無いです。
多分、巨神タイタンは「破壊しようと思えば、破壊する事は出来た」だろうし。
それが無理でも「そっと地面に下ろす(空から直接降って来る訳では無い=衝撃を抑えられる)」事くらいは出来た筈・・・だって「本当の神様=巨神」の代理者なんだから。
六神と神凪の間に、互いを想い合う確かな絆が有るからこそ、神凪・レイヴスは「メテオが地上に衝突すると、大変な事になる」という理由以外に「何か理由があって、巨神タイタンはメテオを背負い続けているのでは?」と感じた。
で、その理由が上記で書いてた「今では「隕石」と恐れられる「meteor」は、嘗ては「流れ星」・・・人々の夢や希望が込められた「希望の星」だった」から、巨神タイタンはメテオを蔑ろにする事など出来なかった。
見え方が変わってしまったせいで「meteor」の意味は「流れ星」から「隕石」に変容した。
という事は、見え方が変われば「meteor」の意味は「隕石」から「流れ星」に変容するかもしれない・・・嘗ての様に「希望の星」は、世界を照らす輝きを取り戻すかもしれない。
世界が「失われた真実」を取り戻し、再びその様なイオスの世界が訪れる事を信じているからこそ・・・巨神タイタンは今でもメテオを支え続けている。
正直ここは、自分の頭の中でも複雑&どう表現してイイのか分からないので、詳しくは省きます。
結構、考え方がリアル寄りなんで「下手な説明で、誤解されると困るなぁ」・・・そんな事情。
要は、このイオスの世界の全ては、イオスの人々の「想い出・記憶」の影響を受ける。
それは「meteor」も例外ではなく。人々の「想い出・記憶」の影響を受ける事によって、同じ「meteor」でも「人々の思考がポジティブ寄り⇒流れ星」から「人々の思考がネガティブ寄り⇒隕石」へと見方が変わってしまった。
つまり様々なネガティブな「想い出・記憶」の影響を受け、人々の思考がネガティブ寄りとなり「見方が変わった」結果が、
「空から降って来る物体・・・って事は。
世界の脅威となる様な、外界からの飛翔物に違いない。」
「空から降って来る脅威なら、隕石って事じゃないか?」
「じゃあ、タイタンは隕石を背負ってるって事?」
「だって隕石が地表にぶつかったら、大変な事になるでしょ?
そうならない為に、タイタンはメテオを担いでるんだよ!」
ネガティブに寄った人々の思考では「空から降って来る物体」を「流れ星」と思える筈も無く「隕石」と解釈され。
その「想い出・記憶」に従い「meteor」は「隕石」という「形」で具現化され。
今の巨神タイタンは「メテオ(=世界の脅威となる隕石)を、担いでいる」とされてしまった。
・・・と言う風に思っておいて下さい。
相変わらずイオスの世界は、悪い方へ悪い方へと傾いているってイメージです。
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で、巨神タイタンと神凪・レイヴスの対話の内容が、
「貴方は何故、メテオを背負い続けているのですか?」
「確かに今のメテオは、世界の脅威・・・隕石かもしれんが。
嘗てのメテオは、希望の星・・・世界に希望を齎す流星だった。」
「メテオが、流れ星から隕石に?
何故、その様な事に・・・?」
「我ら六神は「神」ではなく、
人間達が思い描く「神」を、幻光虫によって具現化した存在。
故に人間達の幻想が変容すれば、我らの姿形在り方も変容する。
この事は既に、雷神ラムウより聞いておるな?」
「それが六神に課せられた、世界の理であると。」
「如何にも・・・。
しかしそれは六神だけではなく、イオスの世界全てに通ずる世界の理。」
「このイオスの世界は、
人間達が思い描く「夢」を具現化した世界。
故に人間達の幻想が変容すれば、世界の姿形在り方も変容する。」
「今の世界が歪み傾き続けているのも、
世界の「想い出・記憶」が歪み、真実が失われた結果だ。
だからこそ我らは「失われた真実」の解放を望む。」
「この世界が・・・夢?
・・・一体、誰の・・・・・・?」
「我ら六神の末弟・剣神バハムート。
クリスタルに守られ、目覚めと眠りを繰り返しておる。
世界の禁忌として「失われた真実」を恋しがってな。」
「剣神バハムートとルシス王家は、近しい関係にある。
故に、剣神バハムートの夢に強い影響を与える。
言わば今のイオスの世界は、
ルシス王家が歴史を改編・改竄し続けた結果の世界。
このままでは遠からず、本当の終焉を迎えるだろう。」
「そんな・・・一体どうすれば?」
「全ての「真実を知る王」となり、
夢の創造主・剣神バハムートに「真実」を届けよ。
イオスの世界に「失われた真実」を思い出させるのだ。
これが神凪に授ける、巨神の啓示。」
「それまで我は、メテオを守り続けよう。
・・・頼んだぞ、運命の王子よ。」
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この間、ロキ君は放置状態になりますが・・・まぁ、そこは仕方が無いとして。
巨神タイタン曰く「神凪に真実を伝えたかった(巨神の啓示)」+「メテオに関しては、自ら望んで背負い続けている」との事なので。
何時か再び「meteor=隕石」が「meteor=流れ星」となる世界を約束し、巨神タイタンとの対話はこれで終わりとなります。
だから当然、巨神タイタンとはバトルにならないし。
巨神タイタンが担いでいるメテオを破壊する・・・なんてミッションが発生する事もありません。
「イオスの世界の為には、
都合が悪くなってしまったモノでも、無かったモノにしてはならない。
でもルシス王家は都合が悪いからと、無かった事にした。」
イオスの世界が転覆寸前なのは「ルシス王家の罪=真実の改編・改竄」のせい・・・って設定を貫こうと思ったら。
世界の理を知る「六神」が、ルシス王家の様に都合が悪くなったからと言って「meteor=隕石」をポイする訳にはいかない・・・そういう方向からの考え方。
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《舞台は整った?運命の地・オルティシエへ》
なので巨神タイタンに見送られ、レイヴス&ロキは合流したカリゴ&アラネア(安全な脱出経路を確保)と共に、カーテスの大皿中心部から脱出。
但し【FF15】でアーデンが揚陸艇で回収してくれた地点まで、イベントでジャンプ(当然、あんな危険な道は通らない)。
やっと拓けたトコまで出て来れた・・・みたいな感じのイベント(今時ならムービー)が始まったかと思ったら、
「レ、レイヴス少尉!大変です!!」
その拓けた場所にアラネアの飛空艇が着陸&大慌てで飛び出して来るウェッジ。そのただ事ではない様子に、
「一体、どうした?」
「水神リヴァイアサンが、オルティシエに出現!
突然の事に、街は混乱状態に陥っています!」
「六神が、街に被害を与えているのですか?」
「いえ・・・故意では無いと思うのですが。
如何せん、六神の力は強大ですので・・・。」
「悪気は無いけど、大変な事になってる・・・って事か?」
「現在、水神リヴァイアサンには、
ルナフレーナ様が対応に当たられておりますが。
しかし、あの、その・・・ルナフレーナ様では・・・・・・、」
「あぁ、もう、要領を得ないね!
六神の相手は、神凪じゃなきゃ務まらないんだろ?
飛空艇なら直ぐ・・・ほら行くよ、少尉!」
「あぁ、分かっている。
これより我が隊は、一路オルティシエに向かう。
目標は、水神リヴァイアサンだ・・・!」
「Roger that !(=了解!)」
(無事でいてくれ、ルナフレーナ・・・!!)
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今回の巨神タイタンは、雷神ラムウからのバトン(=紹介)でしたが。
次回の水神リヴァイアサンを、巨神タイタンからのバトン(=紹介)にしちゃうのも同じ展開過ぎるので、こういう流れで引き継ぎます。
で!やっと「最愛の妹・ルナフレーナ」の出番です!!
いや、自分がメタい理由で出番削ってただけなんだけど・・・ってか、本当は最後の最後までルナフレーナとの接触は避けようと思ってたんだけど。
神凪就任の話ら辺で「レイヴスが神凪になるには、ルナフレーナ支持者達を納得させなきゃならない」ってなった時に、自然と「ルナフレーナが、超えなきゃならない大きな壁」になってしまった。
つまり、そのルナフレーナが全く出番&絡み無しでは「超えなきゃならない大きな壁」が見えてこない&説得力が無くなってしまうので。
レイヴス君(20歳)の、最後の最後に。
【FF15】でもルナフレーナの見せ場だったオルティシエ(水神リヴァイアサン)に、今回は「兄妹の再会」という舞台を用意します。
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