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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 24》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【「神凪就任条件=20歳(成人)以上」に至る訳】
  《② もしもレイヴスが神凪だった世界線があるなら》
  【新聞記者・ディーノは、何を知っていた?】
  【『神凪就任記念硬貨』に秘められた真実とは?】
  《③ 歴代最年少の神凪=ルナフレーナ》

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【「神凪就任条件=20歳(成人)以上」に至る訳】
《② もしもレイヴスが神凪だった世界線があるなら》
 で、次の「② もしもレイヴスが神凪だった世界線があるなら、神凪就任は彼が20歳の時だろうな」って思っていた理由ですが。
 これは「① 神凪就任条件=20歳(成人)以上」が「人間世界で一人前(=大人)と認められていないような子供に、神様との交渉役を任せる事は出来ない」から・・・って身も蓋もない現実的な理由だったのとは正反対で。
 どっちかっていうと【FF15】の設定から見た理由になります・・・一応。

 そのキッカケが何かって言うと、初対面のアーデンがお小遣いにくれた「神凪就任記念硬貨」絡みの一件。
 過去《旧約》ではアーデンの身元を保証する証拠として採用した、この「神凪就任記念硬貨」ですが。
 何て言うか、ファンタジーの世界感とか設定云々を抜きにしても、国家より発行される「記念硬貨」って「形」を取ってる時点で、ある程度の「真実・正当性・事実」みたいなのが保証されてるんじゃないかな・・・って思ってて(偽装してたら罪に問われる代物なので)。

 そう考えた場合。この「神凪就任記念硬貨」絡みの一件から読み取れる要素は、
①ディーノから聞ける情報=「難くせつけたお詫びに情報 君らが もらった銀貨 あれ『神凪就任記念硬貨』」「あの男 他にもばらまいててさ 帝国関係者かもね」
②「神凪就任記念硬貨」自体に刻まれている内容=「神凪就任記念硬貨という名目」「神凪就任記念を象徴するデザイン」「発行年」「額面金額」
 ①は【FF15】の台詞を引っ張って来た内容なので確定。
 ②の方は「常識で考えたら、こういう内容じゃない?」って内容なので、確定では無い。

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【新聞記者・ディーノは、何を知っていた?】
 なので確定の①から詰めて行くと。①から分かるのは「アーデンに貰った銀貨は『神凪就任記念硬貨』である事」「アーデンは他にもばら撒いている=一品物では無く、ある程度の枚数を保持していた」「『神凪就任記念硬貨』をばら撒くアーデンの事を、ディーノが「帝国関係者かもね」と言っていた」の三つ。

 まずは「アーデンに貰った銀貨は『神凪就任記念硬貨』である事」だけど。
 そもそもの問題として『神凪就任記念硬貨』だったらディーノに言われなくても物をちゃんと見れば分かりそうなモノだけど・・・グラディオラスは咄嗟に「『停戦記念』にコインでも出たのか」って言ってたけど、じっくり見た後は『神凪就任記念硬貨』って分かってたのかな?つまり、
《ディーノに言われるまでも無く分かっていたパターン》
(1)あの後、じっくり見た後は『神凪就任記念硬貨』って分かってた。
《後日、ディーノに言われて分かったパターン》
(2)あの後、じっくり見なかったので『神凪就任記念硬貨』って分からないままだった。
(3)あの後、じっくり見たけど「記念硬貨に刻まれている文字様式orデザインが自分達の知らないモノだった」から『神凪就任記念硬貨』って分からないままだった。

 正直(1)の場合は、実はどっかで「イグニス(=パーティーの頭脳担当)が、それっぽい事を言ってた」みたいなのが無い限り、裏の取りようが無い。
 でも裏で「ディーノに言われるまでも無く分かっていた」としても、それが表に出て来ていないなら「プレイヤーに対する説明(=メタい事情)が必要だった」という事で・・・どっちにしても難しい事抜きで「シナリオとして、明確にしておく事が必要だった」で、いいような気がする。

 次の(2)の場合・・・ディーノの「宝石の原石取って来て」ってクエスト~上記「『神凪就任記念硬貨』の話を聞くまで」しか余裕が無い・・・って考えると「忙しくてじっくり硬貨見てる時間無かった=分からないまま」って可能性も通るのかな?
 それこそイグニスが気にしてくれなきゃ、他のメンバーはポッケに入れた傍から存在を忘れてそうor「まぁ、別に何でもいいか(=時間を割いてまで見直す気は無さそう)」だし。

 で、問題なのが(3)の場合。じっくり見たけど分からない・・・ってのは、何か理由が無けりゃそうはならない筈。だって「記念硬貨」なんてのは「記念に発行された硬貨」なんだもん。それを見て「何の記念に発行された硬貨か分からない」のでは「記念硬貨」の意味無くないかな?
 つまり「記念硬貨」である以上、必要事項『神凪就任記念硬貨』という文字、若しくはそれを表すデザイン(=神凪を示す印章など)は刻まれていた。
 でもノクティス御一行の頭脳担当・イグニスでも、その文字orデザインの意味を読み取る事が出来なかった。
 だとしたら、その理由は「記念硬貨に刻まれている文字様式orデザインが自分達の知らないモノだった」から?
 自分達が知らない文字様式=発行元であるテネブラエorニフルハイム帝国の文字?
 でもこの後、普通に旅をしている事を考えたら、彼らが「テネブラエや帝国の文字が読めなかった」って事は無さそう。
 尤も「世界統一言語=ゲームだから仕方が無い」ってのもあるけど。それ以前に、あのイオスの世界観でそれぞれが他国言語を使用しているようには思えない(幼少期のノクトが、ルーナと会話出来てるとか)。
 じゃあ「ノクティス達が知らない文字様式orデザイン」って何なんだろ?

 ・・・ってか、そもそも論になるけど。ルナフレーナの『神凪就任記念硬貨』だったら、発行されたのは8年前位の筈で。
 ノクティスにすれば文通相手のルーナの記念すべき「記念硬貨」だし。レギスにしたら息子の大事な友達&将来共に世界を守る事になる神凪の「記念硬貨」だし。イグニスなんかはノクティスの側付として当然知っておくべき事柄だろうしで・・・仮に「ノクティス達が知らない文字様式orデザイン」だったとしても、何となく心当たりがあるのが自然じゃないかな?
 逆にルナフレーナの『神凪就任記念硬貨』を、ノクティスとかイグニスが知らなかった・・・って事、あり得るのかな?

 つまりこの『神凪就任記念硬貨』は、ルナフレーナが神凪に就任した時のモノでは無く。
 打刻されている文字orデザインが現代の人間には理解出来ない程の、過去の時代or世界に発行された『神凪就任記念硬貨』だった?

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 次「アーデンは他にもばら撒いている=一品物では無く、ある程度の枚数を保持していた」件に関して。
 これに関しては単純に「一品物=アーデンの個人的な私物(趣味で作らせた物)」ではなく、国が「記念硬貨」として発行&流通してた物・・・って事で。
 加え、敢えてディーノに「他にもばらまいててさ」って言わせている・・・って考えるなら(物語の伝え方として、少量しかないモノを敢えてばらまくとは書かないだろうって意味)。
 その発行枚数&流通範囲は、かなり大規模だったって事なんだろうけど。

 だったら、それこそ何で「知ってて当たり前」そうなノクティス達ですら、その存在を知らなかったんだろう?大規模とは言っても「帝国領内(テネブラエ含む)でしか流通してなかった」=「だからルシス王国領のノクティス達は知らなかった」って事?

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 何か釈然としないけど・・・それより気になるのが、後者の「帝国関係者かもね」の部分。
 【FF15】の世界観として、本編以外に映画やら何やらがあって「その辺りまで見てないと話がよく分からない」「履修してるの前提のシナリオ」みたいな感じもするけど。
 そんな事は知ったこっちゃない・・・つまり前知識無く【FF15】を始めた人って、ここで「『神凪就任記念硬貨』を配る=帝国関係者」って繋がるのかな?
 それとも色んな事が分からない段階だから「そうなんだ~」でスルーしちゃう感じなのかな?
 自分の感覚としては、ここで「『神凪就任記念硬貨』を配る=帝国関係者」ってのは不自然・・・と言うか、展開として不親切だと思ってて。
 いやだって感覚的に考えれば『神凪就任記念硬貨』だったら発行するのは「神凪の国(=テネブラエ)」だと思ってしまうので。素で『神凪就任記念硬貨』をニフルハイム帝国が発行するとは思えないし、それを配っているアーデンを「帝国関係者かもね」とは当然思えない。
 若しくは「『神凪就任記念硬貨』を配る=帝国関係者」の方を素直に信じるなら、「帝国関係者かもしれない男が配ってるんだったら、神凪ってのは帝国の人間(役職)なんだろうな」って思わないかな?
 でも【FF15】のシナリオとして「テネブラエ=帝国の属国」&「神凪の身柄を帝国が掌握している」なら「神凪就任を含め帝国の計画」⇒「帝国が計画した事なので、記念硬貨も帝国主導で発行」⇒「帝国宰相であるアーデンも関わっていた」⇒「なのでアーデンは『神凪就任記念硬貨』をばら撒く程、所持していた」ってなり。
 その辺りのテネブラエと帝国の込み入った事情も、新聞記者のディーノにとっては常識だったからこそ、
「あの男 他にもばらまいててさ 帝国関係者かもね」
 と言う、憶測が思い浮かんだ・・・確かに、それだけの流れを辿る事が出来るなら、ディーノの話は通る気もする。

 じゃあ「それで良いやん?」と思えばそうでも無くて、一難去ってまた一難。
 そこまで考えると今度は「そこまでテネブラエと帝国の内情に詳しい新聞記者・ディーノが、アーデンを見て帝国宰相と分からなかったのか?」って問題が浮上。
 正直、新聞記者が大国ニフルハイム帝国の宰相の顔知らないって・・・どう言う事?
 確かにアーデンが三十年近くだっけ?見た目も変わらず帝国宰相を務めてる事自体、どうやって誤魔化してるのかが問題なんだけど。
 帝国宰相って、そんな顔出しNGみたいなスタンスで務まるのかな?
 イグニスも本人の申告があるまで分からなかった位だから「帝国宰相・アーデン・イズニア」って名前は表に出てても、容姿は知らなかった・・・で済ませりゃイイの?

 と、まぁ・・・ディーノから聞ける確定情報から切り崩していた筈なのに、行き着いた先が、
「そもそも、ディーノのキャラが怪しくない?」と。
 正直最初から新聞記者って設定が、取って付けた様な感じがすると言うか・・・ディーノの性格も強引だったけど、ディーノのキャラも結構強引と言うか。
 今回の《新約》の解釈で考えれば「新聞記者だったから、色々知っていた」のでは無くて。
 王族やその側付ですら知らないような事まで知っていたから「ただのアクセサリー屋が、そんな事まで知っている筈が無い」⇒「そんな事にまで詳しいって事は、余程情報分野に精通した仕事を生業としていたに違いない」⇒「アクセサリー屋だけどそれだけでは心許なく、新聞記者も兼業してたんじゃないか?」って、帳尻を合わせた結果の都合良く歪んだ「想い出・記憶」が継承されてしまい。
 第一章のディーノは「アクセサリー屋と新聞記者の二足の草鞋」を履かされる事になった・・・こういうイメージ。

 なので①ディーノから聞ける情報=「難くせつけたお詫びに情報 君らが もらった銀貨 あれ『神凪就任記念硬貨』」「あの男 他にもばらまいててさ 帝国関係者かもね」に関してまとめると。
 言ってる事は正しいんだろうけど「ディーノ自身がアヤシイ」ので。
 彼が話してくれてる内容が、いつの世界&時代の情報をベースにした話なのかは分からない。
 ・・・何かそういう「卵が先か、鶏が先か?」みたいな、行ったり来たりで出発点が分からない感じ。

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【『神凪就任記念硬貨』に秘められた真実とは?】
 確定だった筈の①が、イマイチな結果になりましたが。
 気を取り直して②「神凪就任記念硬貨」自体に刻まれている内容=「神凪就任記念硬貨という名目」「神凪就任記念を象徴するデザイン」「発行年」「額面金額」に関して。
 これに関しては最初に書いた様に「常識で考えたら、こういう内容じゃない?」って内容なので、確定ではありませんが。

 作中で硬貨を投げ寄越したアーデンが「それ お小遣い」と言っていた位なので。
 幾らの価値があるのかは分からないけど「額面金額」は打刻されてたんじゃないかな。日本で言えば「天皇陛下御即位記念500円硬貨」=骨董品的価値では無くて「普通に500円として使える」みたいな扱い。
 でないとアーデンが、イチイチ鑑定に出して換金しなきゃお金として使えない硬貨を「お小遣い」感覚で渡してくる面倒臭いオッサンになってしまうので。
 しかも「他にもばらまいてる」んでしょ?受け取った人が皆、鑑定屋に持ち込んだら在庫過多で段々価値が下がっちゃうよ。速攻で売りに行かなきゃ!

 次に「発行年」ですが・・・近代の記念硬貨だったら打刻されてるイメージなんだけど、どうだろ?日本人感覚で言えば、少なくとも日本はその辺りテンプレ的に入れてそうだし。
 実のトコ、この「発行年」が重要だと思っているので。よっぽど「発行年なんて打刻されてないだろ?」って主義主張でもない限り「発行年は打刻されていた」って事にしておいて頂けると助かります。
 因みに「発行年は打刻されていた」場合。ルナフレーナ(16歳)が神凪に就任した時の「神凪就任記念硬貨」って扱いなら、【FF15】の設定的に「M.E.748年」で確定かな。

 で、最後が上記でモタモタした「神凪就任記念硬貨という名目」「神凪就任記念を象徴するデザイン」ですが。
 発行目的が「神凪就任記念硬貨」なら両方、少なくともどちらかは打刻されてると思うんだけど。じっくり見たけど理解出来なかったとしたら、
《神凪就任記念硬貨という名目が読み取れなかった場合》
(1)ルシス王国領で使用されている文字と違ったから読めなかった⇒上記書いた様に「普通に考えて、そんな事ないやろ?」と。
(2)文字が削れていて読めなかった⇒ルナフレーナの「神凪就任記念硬貨」なら発行から8年しか経っていない筈なので。アーデンが所持していた事を考慮しても、経年劣化してた物とは考えにくい。
《神凪就任記念を象徴するデザインが理解出来なかった場合》
(1)今現在の「神凪を象徴するデザイン」と違ったから理解出来なかった⇒「神凪を象徴するデザイン」って「就任した神凪の横顔」とか「神凪を象徴する花」・・・だとしたら、今回の神凪就任記念硬貨には「表:ルナフレーナの横顔」「裏:ジールの花」になるんだろうけど。今のノクティスやイグニスが「理解出来なかった」のなら、打刻されたデザインは「それらと違った」って事になる。
(2)「神凪を象徴するデザイン」が削れていて読めなかった⇒上記同様、ルナフレーナの「神凪就任記念硬貨」なら発行から8年しか経っていない筈なので。全体像が予想出来ない程に経年劣化してたとは考えにくい(文字ではなく絵なら、多少削れてても何となく分かるだろうから)。

 って事になる筈なんだけど・・・どのパターンを考えても「そんな事ある?」って言うか。
 だからディーノの時と同様「神凪就任記念硬貨」として正しい情報を示しているんだけど。
 何故かそれを見ても、今のノクティスやイグニスには理解出来なかった。
 つまり、いつの世界&時代の「神凪就任記念硬貨」か分からない・・・そんな印象。

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 結局①も②も「いつの世界&時代の話」なのか分からない・・・ってトコに行き着いた訳ですが、だからこそ今回の《新約》的には答えは簡単になる。
 つまり「アーデンが投げ寄越した『神凪就任記念硬貨』が示す真実」は「M.E.748年に、新たな神凪が就任した」と言う「過去と現在、どちらにも共通する真実」で。
 このM.E.748年という年に注目すれば「ルナフレーナが16歳」で神凪に就任した年であると同時に、ルナフレーナの4つ年上の「レイヴスが20歳」となった年でもある。
 そして《新約》の設定として、レイヴスは20歳の時に神凪に就任している。
 なので第一章なら「ルナフレーナ(16歳)」が、第二章なら「レイヴス(20歳)」が、「M.E.748年に、新たな神凪が就任した」に相当するので。
 この「M.E.748年に、新たな神凪が就任した」事を示す『神凪就任記念硬貨』には、それぞれ「過去と現在、どちらにも共通する真実」が刻まれている事になる。

 今回の《新約》ベースで、もう少し分かり易く書くと。
 第二章ではM.E.748年に、レイヴス(20歳)が神凪に就任した。
 これを祝う・・・というか、彼なりの思惑があってアーデンは帝国に「レイヴスが神凪に就任した事を記す『神凪就任記念硬貨』の発行を進言」した。
 だから『神凪就任記念硬貨』はテネブラエではなく、レイヴスが身を置いていたニフルハイム帝国主導で計画&発行された。
 でも第一章では、レイヴスが男性である事や、レギスを恨んで帝国軍に属していた事などから「レイヴスが神凪の筈が無い」と世界に思われてしまい、彼は神凪では無くなってしまった。
 その代わりに「神凪に相応しい女性」として神凪にされたのが、ルナフレーナだった・・・んだけど。
 再生と終焉を繰り返すイオスの世界には、レイヴスが神凪だった頃の「想い出・記憶」が『神凪就任記念硬貨』という形で遺されていた。
 だから例え神凪がレイヴスからルナフレーナに移行しても、その『神凪就任記念硬貨』に残されていた「想い出・記憶」に・・・「M.E.748年に、新たな神凪が就任した」という、過去の真実に引っ張られてしまい、
「M.E.748年に、新たな神凪が就任したらしいよ。」
「神凪って女性だろうから、ルナフレーナじゃない?」
「M.E.748年って事は、ルナフレーナ16歳の時か。」
「16歳で神凪就任って、まだ子供なのに凄い!」
 要は「ルナフレーナが16歳で神凪就任」って言うのは、母を亡くして以降、一生懸命頑張って来たルナフレーナが神凪として認められたのが16歳だったから・・・ではなくて。
 単純に世界に「M.E.748年に、新たな神凪が就任した」って「想い出・記憶」があったから、辻褄を合わせた結果「ルナフレーナは16歳で神凪に就任した」事にされてしまった。
 そうでないと、世界に残る「想い出・記憶」との整合性が取れないから・・・それだけの事だった。

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 と・・・忘れた頃に後ろから襲い掛かって来るブーメランみたいな展開ですが、ここまでで「② もしもレイヴスが神凪だった世界線があるなら、神凪就任は彼が20歳の時だろうな」って思っていた理由になります。

 話の追い方としては「何でルナフレーナは、16歳で神凪に就任したんだろう?」⇒「神凪就任前後の物語が語られてるのでなければ「16歳」でなくても、別に「15歳」とか「17歳」でも良かったんじゃないかな?」⇒「16歳に決めた特別な理由が、何かあるのかな?」ってなって。
 と言っても、勿論「何となく16歳」という可能性もあるので「一応考えてみるかな」程度だったんだけど。
「ルナフレーナが16歳の時って事は、4つ上のレイヴスは20歳か。」
 って気付いた時に「レイヴスが20歳で神凪就任の方が、ルナフレーナが16歳で神凪就任より説得力&信憑性がある」⇒「先にM.E.748年にレイヴスが20歳で神凪就任した、という事実があった」⇒「その過去の設定に引っ張られて、今の世界ではルナフレーナが16歳で神凪就任した、となっているだけ」って感じた・・・そんだけの理由。

 だから、すごく感覚的な話でしかない。
 でも一年半以上前に書いた《旧約 11》で、
 2人の年齢から考えると、7年前=イリスが8歳と仮定した場合(ノクトが8歳だった筈なので)、レイヴスは21歳。つまり彼が成人しているなら『神凪』『王の剣』の一族として、普通の人間以上に多忙な日々を送っている筈。
 って書いてたくらいなので・・・自分自身のクセと言うか、そういう設定&物語が好きなんでしょう。自分でもよく分からないけど。

 後、付け足しとくと。
「その『神凪就任記念硬貨』には、
 就任した神凪の名前は入って無かったの?」
 って話ですが・・・確かに「名前」が入っていれば、レイヴスorルナフレーナで迷わなくて済んだんだろうけど。
 名前は入って無かったんじゃないかな・・・って思ってる。

 勿論「神凪就任記念」という「記録」として残すなら、情報は詰め込んでおいた方が良いんだろうけど。
 何て言うか、ここまで来ると世界の人々にしたら「神凪=個を持つ人間」という感覚が無いんじゃないかなって。本当に「神様の為の神凪」であって、神凪になると言う事は「レイヴス・ノックス・フルーレ」という個を捨てる・・・そこまで捧げる覚悟が必要って感じ。
 尤も、それは「神凪とはそういう存在」である事が求められるだけで、本当に世界の人々が「レイヴス・ノックス・フルーレ」という個を認めない訳では無い。
 当然、アラネアとか帝国兵の皆は今まで通り、神凪になってもレイヴスの事は「レイヴス・ノックス・フルーレ」として接してくれる筈だけど。
 あくまでも神凪に「そう言う在り方」が求められる以上、『神凪就任記念硬貨』において大事なのは「M.E.748年に、新しい神凪が誕生した事」であって「それが誰なのか(=名前)」は些末な事だった(神凪は神凪であって、個は尊重されない)。

 若しくは本当に『神凪就任記念硬貨』に、神凪の横顔なりが刻まれていたとしたら「それを見たら分かるでしょ?」って事で、別に名前までは要らなかったのかも。
「記録として残してるのに、
 それでは後世の人は、分からんやん?」
 ってのはご尤もですが。絶対的存在と言うか・・・その時代の人々にしたら「新しく就任した神凪⇒名前を書かなくても分かって当たり前」なのに、わざわざ名前を書くって事は「名前を書かないと分からないと思ってる⇒神凪に対して不敬」って考える可能性もあるし(こっちの場合、神凪自身も尊重してるイメージ)。

 でも一番個人的&感覚的な感触では「アーデンが名前を入れたくなかったのかも?」って。
 勿論「導き手」のアーデンが「名前は入れちゃダメ」って反対する事は無いだろうけど。
 基本的にこの人は、地名とか個人名といった「固有名詞」を避けたがると言うか・・・今在るのは「既に歪んだ真実」なので「固有名詞を使う事で確定事項にしたくない」&「確定事項になるまでは固有名詞を使いたくない」みたいな。

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【「神凪就任条件=20歳(成人)以上」に至る訳】
《③ 歴代最年少の神凪=ルナフレーナ》
 そしてオマケと書いていた「③ ルナフレーナが「この日 歴代最年少の神凪が誕生した」と言われた理由」ですが。
 これはオマケという事で、別に「絶対どうこう~」って事では無く。
 ココを固めておくと、自分で決めた「① 神凪就任条件=20歳(成人)以上」って条件が立ちやすくなる・・・ってだけの小ネタ。

 どう言う事かと言うと、ラジオから流れる「この日 歴代最年少の神凪が誕生した」というナレーションですが。引っ掛かるのがこの「歴代最年少」という言葉。
 神凪ってヴァーサタイル曰く「初代神凪エイラ・ミルス・フルーレから続くと言われる 最も古き血筋のひとつ」で。
 彼女と同じ時代を生きていたアーデン・イズニアが、wikiによると約2000歳(=2000年前の時代を生きていた人)。
 って事は「神凪は約2000年の歴史を持つ、最も古き血筋のひとつ」って事でしょ?
 単純に考えて、2000年もの間の歴代神凪の就任記録(何歳で就任したか?)なんて、ちゃんと記録として残ってるモノかな?
「いや・・・そんな細かいトコ、突っ込んでやるなよ。」
「歴代最年少って付ける事で、
 ルナフレーナ(16歳)に箔を付けたかっただけ。」
 というのはご尤も・・・と言うか、素直に考えればそうなんだろうけど。

 今回の《新約》で言うと、
 2000年間もの歴代神凪の正確な記録は残っていなかった。
 でも「 神凪とは成人を迎えた者でなければなれない決まり」だったから、歴代の神凪は「成人」を迎えた者達ばかりだった。
 だとしたら正確な記録は残っていなくても、16歳で神凪に就任したルナフレーナは無条件で「歴代最年少」だったと言い切れる・・・これだと話がスムーズで助かるなぁって。
 尤も、前にも書いた様に「成人=20歳」ってのは、余裕がある社会でないと無理だろうから。大昔の「2000年前の成人が何歳だったか?」って点が、アヤシイ事この上なかったりする。そこは自覚あり。

 たった一つの「歴代最年少」って単語だけど。
 物語の軸に「真実」を据えるなら、真実かも分からない事柄に「歴代最年少」って言葉を使うべきではないし。
 過去の歴史を「改編・改竄」して来たのは、ルシス王家の「罪」で。
 だからこそ、ルシス王家の人間が背負わなきゃならない「贖」なので。
 そこを神凪一族にまで付き合ってもらう訳にはいかない。
 自分達以外の罪までルシス王家に背負わせるのは、きっと神様だって心苦しいだろうから。

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