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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 23》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【第二章=全部「尺の都合」って事で】
 【節目の年「成人年齢=20歳」】
 【「神凪就任条件=20歳(成人)以上」に至る訳】
  《① 神凪就任条件=20歳(成人)以上》



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 今回は、前回残した宿題「このタイミングで神凪就任の話が入って来るのは、ご都合主義じゃない?」を、如何に「偶然から必然に寄せるか」と言う外埋め作業が中心。
 なので、ルシス王国への遠征から「神の啓示って何だろう・・・?」って思いながら帰って来たら、お誂え向きにテネブラエから神凪就任の話が舞い込んでた・・・って状況を、
「昔のRPG(尺の都合⇒ご都合主義)あるあるだよね。」
 ・・・って思える方には、無用の駄文かもしれないし。
 そうは思えないからって読んだトコで、納得出来る訳ではないかもしれない。
 それって、誰の得にもならない気がしないでも無いけど。
 まぁ、何かのキッカケとか気付きになるかもしれない・・・程度の気持ちで記しておきます。

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【第二章=全部「尺の都合」って事で】
 まず「このタイミングで神凪就任の話が入って来る」事に関して言えば、これは「純粋に尺の都合」という事になります。
 再々「古き良きRPGの時代=尺の都合との戦い」みたいな言い方をしているように、「第二章:レイヴスが主人公」に割ける尺は主要イベントを入れるだけでカツカツです。そんな悠長に釣りとか料理してる尺も容量も無い。
 しかも「クリスタルに取り込まれたノクティスが、レイヴスにジャンクションする事で見ていた、レイヴスの物語」は、本編で「ノクティス=約十年間眠っていた」という話なので、相当年(八年を想定)ジャンクションしてた・・・と見ていますが(約十年間ってのが本当なら)。
 以前どっかにも書いた様に、物語としてイメージしているのは「20歳で士官学校を卒業したレイヴスが、帝国軍人としてイオスの世界の「真実」を追求&解明」~「インソムニアでの調印式での、レギスとの再会(レイヴス28歳)」までの8年の内、冒頭一年位が限度(時間ジャンプして、最後にインソムニア以降に繋ぐ)・・・と考えているので。
 別の言い方をすれば、第二章は「主人公:レイヴス(20歳)の物語」で。
 加え「神凪就任の条件が成人(20歳)に達している」である以上、どの道「主人公:レイヴス(20歳)の物語」の何処かでは話が来る・・・というのが「尺の都合」から考えた見方。

 尤も、ココに関しては感覚的に「そりゃそうだ」ってなると思います、多分。
 だって「主人公:レイヴス(20歳)の物語」で「レイヴス(24歳)で神凪就任」にしてしまうと、その辺りの一連のイベントが物語の外にはみ出てしまう。
 物語の見えないトコで「レイヴスは24歳の時に、神凪に就任してました」って何時の間にか事が進んでて。
 最後インソムニアに赴いたレイヴス(28歳)が、当たり前の様に神凪になっててビックリ・・・ってか「何時の間に?!」って、訳分からんモン。
 第二章が果たす役目は「失われた真実を知る為の、過去の世界の物語」なので、そこでも重要な真実がすっ飛ばされ分からないまま(=寧ろ謎が増える)ってのは困るし。

 なので肝心なのは「20歳は20歳でも、何で都合良くそのタイミングだったのか?」って方だと思うんですが。これも一種の「尺の都合」で。
 士官学校を卒業したレイヴス君(20歳)って、早速テネブラエのマリアに会いに行ったり、ルシス王国領に遠征に出たりで、そもそも「着任早々、出突っ張りでニフルハイム帝国に居なかった」状態です。第二章なので基本的なチュートリアルもさせて貰えず即現場だから・・・尺の都合で。
 対する「神凪就任」の話ですが。彼らも「成人(20歳)を迎えた者でなければ神凪にはなれない」というのが「古き仕来り」であるなら、そんな事はとっくの昔・・・それこそレイヴスが帝国に残る事を選んだ4年前からどうするか考えていた筈で。
 実際に彼らはもっと以前から「もしもレイヴスが成人を迎える年までにテネブラエに戻る事が無ければ帝国まで赴き、何とか説得して神凪の任に就いてもらおう」と考え計画を立てていた。
 まぁ「古き仕来り」なんてのは「いつも通り」である事を良しとするトコがあるので。本当はレイヴスがそれまでにテネブラエに戻って来て、ルナフレーナを交えてレイヴスを説得して、ちゃんと納得してもらった上で20歳で神凪就任・・・って運びを期待してたんじゃないかな。
 でも待てど暮らせどレイヴスがテネブラエに戻る事は無く、成人の年を迎えてしまった。
 だから、早急に神凪不在の時を終わらせたい彼らは「仕方なし」との判断で、急ぎ嘆願の書類を携え帝国を訪れた。
 前回アーデンの台詞で「レイヴス君がルシスに向かって直ぐだったかな。テネブラエから使者が訪ねて来てね。二十歳の年を迎えられたレイヴス様に是非・・・ってさ。」ってあった様に、レイヴスに会う為に大急ぎでやって来た・・・こちらも尺の都合で(第二章はみんな尺の都合で大忙し)。
 つまり、彼らも思い立ってでは無く「レイヴス様が20歳の年を迎えられたら・・・」と、ちゃんと計画はしてた。ただでも男性であるレイヴスを神凪に据えるなんて前例が無い事なんだから、今までより入念に。
 してたんだけど、上記の理由&状況から「着任早々、レイヴスは出突っ張りでニフルハイム帝国に居なかったので、使者はレイヴスに会えなかった」なので「仕方なく、帝国での後見人・アーデンに封書を預け帰って行った」という流れになります。

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【節目の年「成人年齢=20歳」】
 そうなって来ると、次に問題になって来るのが「20歳に拘るけど、そもそも何で士官学校卒業&神凪就任が20歳なのか?」って件。
 ですが、ココに関しては独自設定です・・・【FF15】本編で「ニフルハイム帝国の士官学校は20歳で卒業」とか「神凪には20歳(成人)を迎えていないとなれない」って話を、自分自身見聞きした覚えが無い&実際「ルナフレーナは最年少16歳で神凪に就任」しているので。

 でも「士官学校卒業が20歳」に関しては、今まで書いて来たように。
 物語の発端とも言える、テネブラエの惨劇時のレイヴスは16歳だけど。
 この「第二章:レイヴスが主人公の物語」が「第一章:ノクティスが主人公の物語」の対の位置付けなら、レイヴスもノクティス同様20歳の方が収まりが良い。
 なので、テネブラエの惨劇当時の出来事は、回想シーン(イベント)で済ませ。
 実際の物語の始まり(ゲームで言えば、動かせるようになるタイミング)は「士官学校を卒業し、アーデン直属の特務小隊の隊長となったレイヴス(20歳)」とし。
 今まで「特務小隊隊長 レイヴス・ノックス・フルーレ少尉」と、アラネア&カリゴ&ロキの四人編成部隊・・・というパーティー編成で話を進めて来た。
 ので今更、この「士官学校卒業が20歳」って設定を動かす事は出来ない・・・ここを動かすとか、無かった事にするってなると、今までの話&設定が破綻しちゃうから。
「ここまで来たら、そりゃ覆せないわな。」
 って「今回の二次創作での設定」として、納得して頂けると幸いです。

 因みにこの「成人年齢=20歳」という設定ですが。
 成人年齢とは言っても「飲酒・喫煙」「結婚年齢」「選挙権」等と一致するとは限らないので、一概に「成人年齢=一人前の大人」とは言えないのかもしれないけど。
「子供で居る事が許される期間が、20年間もある。」
「大人と扱われるまで、20年間の猶予が貰える。」
 そういう風に考えると。
 ニフルハイム帝国やテネブラエが「成人年齢=20歳」と定めてたなら、両国共に「それなりに余裕がある恵まれた国」だった・・・って事になるのかな、と。
 子供は子供で居られる=子供を大人の代替に回さなくて良いって事だから。
 そういう意味でも、第二章のニフルハイム帝国は「真っ当な大国」なのかもしれない。

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【「神凪就任条件=20歳(成人)以上」に至る訳】
 で問題なのが、突如降って湧いた「神凪就任条件=神凪には20歳(成人)を迎えていないとなれない」って設定。
 確かにこの「神凪就任条件=20歳(成人)以上」って設定は、今回の帳尻合わせで出て来た考え方なんですけど。
 それとは関係無しに「もしもレイヴスが神凪だった世界線があるなら、神凪就任は彼が20歳の時だろうな」ってのは、《旧約》を書いてた頃から思っていて(《旧約》のレイヴスはルシス側の人間で「神凪」と「王の剣」を兼任してたから)。
 なので、自分自身としては帳尻合わせのポッと出の設定では無く。
 寧ろ一年半近く温めて来た設定の出番「あぁ、やっとココで繋がるのか」って感じ。

 なんですが。それを一緒くたにすると、ややこしいと思うので。
 まずは今回の「① 神凪就任条件=20歳(成人)以上」って設定に思い至った理由を。
 次に、何で「② もしもレイヴスが神凪だった世界線があるなら、神凪就任は彼が20歳の時だろうな」って思ってたかって理由を。
 最後に「③ ルナフレーナが「この日 歴代最年少の神凪が誕生した」と言われた理由」をオマケで書いて行こうと思います。

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《① 神凪就任条件=20歳(成人)以上》
 これに関しては【FF】というファンタジーに水を差すようで申し訳ないですが、現実的な話として「人間世界で一人前(=大人)と認められていないような子供に、神様との交渉役を任せる事は出来ない」から。

 神凪とは【エピソード・アーデン】でのヴァーサタイルの説明によると「神と心を交わす唯一の存在」との事でしたが。
 確かに「神と心を交わす」・・・和やかムードで神様の心を癒してあげるとか、頼み事を聞いてあげる(=その後は主人公にお願い)なら、周囲のフォロー前提で「清き心を持った幼き少女」でも務まるかもしれないけど。
 今の神凪って「神と心を交わす唯一の存在」なんてファンタジーな言い回しの割に、やってる事は「神との交渉役(神との誓約&啓示)」で。
 神の言葉が分かるのは神凪だけなら、例え隣りに頼りになる大人が付いてくれてたとて
、神サマの難しい言い回し&ニュアンスを正確に汲み取り、それを助言役の大人に伝えられなきゃ意味が無いない。
 それって結局、誰かに頼らずタイマンで神サマとの交渉に臨まなきゃならないって事なので・・・やっぱり成人にも達していない子供には、荷が勝ちすぎてるんじゃないかな?

 とは言え、現実世界でも言える事だけど。
 年を重ねてるからと言って、何でも知ってるし分かる訳では無い・・・確かに長く生きてる分、知ってる事や分かってる事も多いかもしれないけど。だからといって年長者の方が、年少者より優れているとは限らない。
 ルナフレーナの場合、次期神凪として育てられてきたのなら。それこそ16歳とは思えない程の教養と見識と慈愛を兼ね備えてたかもしれない。立派に神凪の役割を全う出来る人物だったかもしれない。

 そう考えると、子供だからと言って「力不足で神凪の役割を果たせない」とは言えない・・・それだけではパンチが弱いので。
 この「人間世界で一人前(=大人)と認められていないような子供に、神様との交渉人を任せる事は出来ない」理由は、現実的な問題として「人生経験の浅い未成年には荷が重い」・・・確かにそれも原因の一つではあるんだけど。
 その心配以上にテネブラエの民達は、神様を敬う気持ちから「子供を交渉役に差し出すなど、神様に対して失礼だ」って考え「神凪就任条件=20歳(成人)以上」としたんじゃないかな・・・って考える。要は、

 成人(20歳)を迎えた事で、人間世界で一人前となった事が保証され。
 一人前の大人として覚悟と責任を持ち、民らの前で「この世界を守る為、尽力する」と宣誓する事で。
 その言葉を聞いた民らが「この世界を守る為、尽力してくださる」と、その宣誓の証人となる。
 つまり「神凪」とは、神の許しを得てなるのではなく。
 民らに「この世界を守る為に、自分は神との対話に臨むのだ」と誓いを立て。
 その覚悟を以て民らは、
「世界の為に尽力してくださる。」
「それだけの覚悟を持っておられるのです。」
「この方こそ、私たちが認めた、私たちの代弁者。」

「だから、その誓いを違える事などあり得ません。
 私たちが証人・・・私たちが認めた、
 神様への遣い「神凪」なのですから。」

 と、神様との交渉役に相応しい遣い(=自分達の代表)として送り出す。
 これが「神凪」として認められるという事。

 とは言え当然「この世界を守る為に、自分は神との対話に臨むのだ」と宣誓したトコで、民衆にその言葉を信じて認めてもらうだけの信頼と実績がなきゃ、証人になんてなってもらえない。
 だから「神凪の一族(=神と心を通わす存在)」且つ「神凪就任条件=20歳(成人)以上」という条件を前提に、本当は神凪見習いとして修業・・・じゃないけど。
 先代の下で神凪としてのお勤めを手伝ったり、それこそ市井の人の声を聞く為に自ら赴き、救いの手を差し伸べる事で「この方こそ、神凪に相応しい」と。たくさんの人々に認めてもらえるよう、日々努力し続け。
 先代が亡くなった際の神凪就任の儀には「この世界を守る為、尽力する」「この世界を守る為に、自分は神との対話に臨むのだ」と言う宣誓に対し。
 多くの民らに「この方なら、素晴らしい神凪となられるに違いない」そう信じ認められる・・・その様な「神凪に相応しい人間」になっておく為にも、神凪見習いとして精進しておくのが通例だったんじゃないかな。それこそルナフレーナ(16歳)の「必ずすべての人にお祈りをします」とか。

 なので神様側に「神凪に相応しい人間」が選ばれる訳でも、神様の許しを得て「神凪」と認められる訳でも無い。
 何百何千って民らに「この世界を守る為、尽力する」「この世界を守る為に、自分は神との対話に臨むのだ」と、誓う覚悟があり。
 何百何千って民らに「この方なら、素晴らしい神凪となられるに違いない」と、信じ認められている。
 民らにとって「神凪」とはそういう人間だからこそ、神様も「神凪」を信じる事が出来る。
 民らが証人。つまり認めた者であるから、神様は「神凪」を受け入れる・・・それだけの事。

 だから、やっぱりこっち向きから考えると、実力云々の問題では無くすごく単純に「人間世界でも半人前の子供では、民衆もここまで自信を持って神様に推せないだろうな」って。
 だって最終的に「神凪」と認めるのは民衆・・・人間達なので。
「子供が誓いを立てたトコで、
 やっぱり出来ないと言い出すかもしれない。
 そう思うと、神様との交渉相手は任せられないな。」
「気の毒に思った周囲の大人が、
 そうは言ったけど、子供なんだし仕方が無い・・・。
 そんな事を言い出したら、神様の信頼を損ねてしまう。」
 人間達自身がそう思うようなら、やっぱり神様との交渉役たる「神凪」に、「自分の言葉に責任を持てない子供を選ぶ事は出来ない」「自分の言葉の責任を問えない子供を選ぶ事は出来ない」・・・テネブラエの民らは心底「神様」を敬い尊重したからこそ「神と心を交わす唯一の存在」である神凪の条件に「神様との交渉に責任を持って臨める人間(=成人)」である事を求めた。

 まぁ、感性の問題なので何とも言えないけど・・・自分的にはそんな感じ。
 イメージするとしたら、【FF15】ではご丁寧に「世界は 期待と不安の眼差しでその成長を見守った」とラジオ放送で言われていた当時16歳・・・歴代最年少の神凪ルナフレーナですが。
 第二章の民らが、神凪とはあくまでも「神様との交渉役」「神様の為の神凪」と考えていたなら「期待と不安でその成長を見守らなきゃならないような16歳の子供に、神凪を任せなかっただろうな」・・・そういうイメージ。
 世界とか大人の都合で当たり前にそんな大任背負わされたって、ルナフレーナ(16歳)だって可哀想だし。

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 ここからは本題からズレますが。上記のような理由から「テネブラエの民は、神サマとの交渉役として神凪を立てていた(あくまでも神サマ優先)」なら。
①今まで「女性が就くもの」と思われて来た「神凪」に、何故、男性であるレイヴスが就任出来たのか?
②神様ではなくテネブラエの民が「神凪」を選出しているのなら、何故、テネブラエを離れているレイヴスが就任出来たのか?
 この問題の通りも良くなってるので、そこを補完しておきます。

 まず①の結論は「神凪を輩出するフルーレ家は、女児しか生まれない家系だった」ので「結果、女性の神凪しか存在しなかった」だけ。
 つまり「女性でなければならない、という決まりがあった訳では無い」と言う事。

 そもそも、この「女児しか生まれない家系」って前提に無理があるんだけど、今回の二次創作の上での理由はあって。
 フルーレ家の人間というのは「氷神」の生まれ変わりみたいなモンだから、女児しか生まれない・・・そういう世界の理。
 因みに、厳密に言うと生まれ変わりとは違って・・・「氷神」って神様(=本物の神様なので、どんな姿形・声なのかも分からない存在)の極一部を、餅の塊から団子に捻切りるみたいに「にゅ~、ポンッ!」って分離。
 それが「氷神の魂=想い出・記憶の設計図」となり、当代の神凪のお腹に宿る事で「氷神の魂を持つ人間」が生まれる。
 この時「氷神」自身は姿形が不明なので(不明という事はイメージ出来ない⇒「想い出・記憶」という設計図が無いと言う事)。
 人間としての姿形は「氷の神様ってのは、こういう神サマなんだろうな」って人間達の「想い出・記憶」を設計図に生まれた「氷神シヴァ」の「想い出・記憶」が設計図となる(なので女性として生まれる)。
 尚、何時の間に「氷神シヴァ」の「想い出・記憶(=設計図)」が紛れ込むのかと言うと「氷神(神)+氷神シヴァ(聖霊・幻獣)+フルーレ家(人間)」は「氷神の魂を持つ存在」・・・キリスト教で言うトコの三位一体に近い考え方なので。氷神から生み出された氷神シヴァの「想い出・記憶」は、いずれ氷神の下に還り共有される。
 なので、氷神から「氷神の魂」を捩じり切った時、ちゃんと氷神シヴァの「想い出・記憶」も含まれた状態で継承されてた・・・って仕組み。

 更に付け足すと「氷神(神)+氷神シヴァ(聖霊・幻獣)+フルーレ家(人間)」が「氷神の魂を持つ存在(三位一体)」であるが故に、レイヴス曰く「神凪は 死しても その使命から 解放されることはない」・・・神凪の使命とは「この世界を守る為、尽力する」事。
 人間としての死を迎えても、民らに誓った「この世界を守る為、尽力する」という使命から解放される事は無く。
 人間としての器を失って尚、自身が生まれながらに内包している氷神シヴァの「想い出・記憶」を設計図に再構築され、新たな「氷神シヴァ」の一柱として「この世界を守る為、尽力する」定めに有る。
 つまりこの世界の氷神シヴァは「死してもその使命から解放される事は無い」歴代の神凪達・・・だから複数体存在する。
 なので、死しても解放される事は無い神凪の使命が「この世界を守る為、尽力する」事で。
 尚且つ、今のイオスの世界の場合「神凪と王は 常にともにあるべき二人」「この世界を守るという使命のために」なら。
 人としての生を終えた神凪が氷神シヴァの一柱となり「常にともにあるべき」王の傍に侍ってる(ハーレム状態)なのも、自分的解釈では当然と言えば当然かな・・・と。

 そう言った理由から、今回の二次創作では「神凪を輩出するフルーレ家は、女児しか生まれない家系だった」ので「結果、女性の神凪しか存在しなかった」・・・って設定になっています。

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 因みにルシス王家では同じ様な事が「剣神+剣神バハムート+ルシス王家」で起きていて。
 第二章のレイヴス君は「フルーレ家(シルヴァ)と、ルシス王家(レギス)の実子」なので。
 シルヴァのお腹の中に居る時に「氷神の魂」と「剣神の魂」の両方が宿り、最終的には「剣神の魂」の方が優位に立ったので男性の特徴を持って生まれて来た。
 でも「氷神の魂」も宿しているので、本来「フルーレ家の人間が持って生まれる能力(=神凪の力)」も兼ね備えている。
 だから生前「神凪」だったからと言って、人間としての生を終えたレイヴス君が氷神シヴァの一柱になるかって言うと、そうはならない・・・そんな「想い出・記憶」が無い=設計図が無いから。
 いやまぁ、レイヴス君が氷神シヴァになった姿・・・露出高いセクシー男性版・氷神シヴァがイメージ出来るなら、それは「想い出・記憶」がある=設計図があるって事なので。別に想像出来るならそれでも良いんだけど(想像出来るなら何でもアリ⇐基本こういう考え方)。
 自分的には「氷神と剣神のハイブリッド(=イレギュラー)」だったからこそ、レイヴスは「そうはならなかった」ので。死んでしまったレイヴスをどうしてよいか分からず「ああいう最期(=シガイ化)」になっちゃったのかな・・・って。

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 話を元に戻すと。
 そう言った理由から「神凪を輩出するフルーレ家は、女児しか生まれない家系だった」ので「結果、女性の神凪しか存在しなかった」だけで「女性でなければならない、という決まりがあった訳では無い」+「神凪とは、神様ではなく民衆に選ばれる者」だった場合。
 仮に今まで「神凪=女性」で、何と無しに「神凪とは女性が就任するもの」という心理的抵抗があっても。
 今回レイヴスが「男性だから」ってだけで、神凪候補から外される理由にはならない・・・って言うか出来ない。
 何でかって言うと、神様が「神凪=神様と人間の交渉役」に望んでいるのは「神の言葉が理解出来る事」+「(責任が持てる)成人に達している事」でしかない。
 つまり一角獣みたいに「清らかな乙女じゃなきゃ嫌」って、神様側からの自主申告があった訳でも無く。 
 現実的問題として「女性でないと神の言葉が聞こえない」「過去、男性が就任して問題が起こった」って事例が有った訳でも無い(そもそもフルーレ家の男性が存在しなかった)。
 なら「神の言葉が理解出来る事」+「(責任が持てる)成人に達している」のに・・・ちゃんと神凪としての務めを果たせるのに「男性だから」という理由だけで資格が無いとするなら。
 それは人間側が「きっと神様は、男より女の方が良いだろう」と思って勝手に付け加えた条件・・・忖度って事になる。
 でもそれって、能力があっても生まれ持った条件で神様が選り好みをする「そういう風に考える事自体が、神様に対する不敬」にあたるので。
「別に神サマは、性別なんて気にしてないと思うよ?
 それとも君たちは、神サマは女好き・・・って思ってるのかな?」
 まぁ、この時のアーデンは白い方なので、こういう言い方はしないだろうけど。ニュアンスとしてはそんな感じで。
 そんな風に言われたら「きっと神様は、男より女の方が良いだろう」と思う理由なんて分からない⇒現状、言い返せない。そういう考え方。

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 で、次の②の結論は、本来「神凪の役割は神との交渉役であって、テネブラエの国家元首(施政者)では無い」+「テネブラエの民達は、神様を第一に考えている⇒ので、神様の為に神凪を立てるのが最優先」=極論「神様の為の神凪」なので、神凪の務めを果たしてくれるならテネブラエ在住には拘らない・・・って言うか、そりゃテネブラエに居てくれるのが一番嬉しいけど、そんな我儘言ってられない状況、って事。

 またまた妙な前提が出て来ますが。神凪とは「神と心を交わす唯一の存在」・・・つまり本来「神凪の役割は神との交渉役であって、テネブラエの国家元首(施政者)では無い」し。
 この世界(第二章)の住人にとっては「神凪の発言力&影響力が強い=国家元首的な立場に収まっている」事はあっても、あくまでも「神凪の役割は神との交渉役」であって。彼らは神凪に国家元首という世俗的な役割を求めてはいない・・・そんな役割は人間でも出来る事だから、神凪には神凪にしか出来ない使命に従事して欲しい「神様の為の神凪」であって欲しい。それ位、神様の事を大事に想っている世界で。

 それ程までに想ってくれる人間達を、神様達も大事に想っている。
 そんな互いが互いを想い合っている、とてもファンタジーな世界。

 だから「神様の為の神凪」を必要とするテネブラエの民にしたら、神凪の条件である「神の言葉が理解出来る事」+「(責任が持てる)成人に達している事」を満たし、民らに「この世界を守る為に、自分は神との対話に臨むのだ」と誓約する覚悟があるのなら。
 それこそ、テネブラエの民だけにではなく。
 ニフルハイム帝国、ルシス王国、その他の地域・・・このイオスの世界に住まう人々に「この世界を守る為に、自分は神との対話に臨むのだ」と誓約する覚悟があるのなら。
 それはテネブラエだけでなく、世界中の人々に選ばれた「神凪」と言う事になるので。
 世界中の人々が証人・・・これ程までに気高く高潔な「神凪」の誕生を喜びこそすれ、自分達の勝手で「神凪はテネブラエの象徴だ!」「神凪がテネブラエに居ないなどあり得ない!」なんて否定する事は無いんじゃないかな、と。

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 ただ、この補足で以て「イメージしてみて下さい」って言っても、中々難しいと思う自覚はある・・・だってあまりに【FF15】の神凪&テネブラエ(の民)や、六神のイメージとかけ離れているから。
 そこを自分自身、どう考えているかと言うと。

 今の「第一章:ノクティスが主人公」のイオスの世界の場合。
 信仰の対象である筈の六神が魔大戦以降ずっと眠りに就いているので、神凪の務めとして神事などは執り行っていたものの、実は「神と心を交わす」という神凪本来の務めを果たしたのは、作中のルナフレーナが初めてだった。
 つまり第一章では、神凪とは「神と心を交わす唯一の存在」とされながらも「神と心を交わす」機会がないまま今日に至っていた・・・って事。
 でも、過去の世界(第二章)の記憶として、神凪とは「民に選ばれ、絶対的支持を得ていた、フルーレ家の人間」という「記憶・想い出」が残っているので。
 神様が眠っている第一章では、神凪本来の役割「神様との交渉役」ではなく。別の「民らに選ばれ、絶対的支持を得ていた、フルーレ家の人間」である理由が必要だった・・・これが「テネブラエの国家元首」の様な立場に据えられてしまった理由。
 肝心の神様が寝てるので、本来の神凪としての役目は果たせないんだけど。
 世界に「民に選ばれ、絶対的支持を得ていた、フルーレ家の人間」って事は、テネブラエにとって重要な役割を持つ立場の人間だったんだろうな・・・ってなり。
 そこまで「テネブラエにとって重要な役割」って事は、神凪は「国で一番偉い人=国家元首」・・・って思われてしまった。こういう流れ。

 そして「神職としての神凪」と「施政者としての国家元首」・・・神凪への信仰が神様を超す程に高まった事で、
「尊い御方のお力を頂いたのだから、
 きっとこの病も良くなるに違いない。」
 寄生虫由来の病は、宿主のネガティブな思い込みでしかなく。
 その思い込みをポジティブに転じる事が出来れば、寄生虫は幻光虫へと戻り病は癒される・・・つまり「究極の病は気から」でしかないから。
 尊い神凪の言葉は人々の心を癒し、心を癒す事が寄生虫による病を癒す事に繋がった。
 それにより、本来の神凪の使命「神と心を交わす唯一の存在」になかった「癒し手としての聖人」という役割が加わってしまい。
 当然、その神の奇跡のような力により、神凪への信仰は更に高まって行った(実際は「良くなると信じれば、良くなりますよ」って励ましてるだけ)。

 そうなってくると「ずっと眠りに就いてて姿を現さない」&「何をしてくれてるのか目に見えて分からない」神様よりも。
 「神と心を交わす唯一の存在」であり「国民の為の政を司り」しかも「市井の人々の病を治してくれる」神凪の方が、人々に愛され尊敬され信仰されるのは道理と言えた。
 だから六神との誓約に際し、徐々に命を削られていく・・・自らの命を賭して「神凪」としての使命を全うしようとするルナフレーナを見て、世界の人々は「傲慢で慈悲の欠片も無い神のせいで、神凪は命を削らなければならない程の負担を強いられているのだ」と思い込んだ。

 神との誓約でルナフレーナが弱って行くのは、本当は「第一子であるレイヴスが神凪の力を継承して生まれた為、ルナフレーナは本来の神凪の使命を果たせるだけの力を持っていなかった」からであって、神様のせいでは無かった。
 誰かに責任があるとすれば「男性であるレイヴスが神凪の筈がない」「レギスへの復讐の為に帝国に属していたレイヴスが、神凪になっていた筈が無い」と思い込み、辻褄を合わせ。
 結果として、力を持たないルナフレーナを「神凪」とした、イオスの世界の「想い出・記憶」のせいだった。
 そのような「想い出・記憶」を残す事になった、過去のイオスの世界のせいだった。

 でも、例え継承された真実が歪んでいようが、第一章のイオスの人々にとっての真実は「神凪=ルナフレーナ」だったから。
 神凪を、ルナフレーナを愛し尊敬し信仰する人々は、まさか自分達の神凪が「必要な力を備えていない」「その役目を果たせない」「それなのに無理をしていたから弱って行った」だなんて思いもしなかった。
 だから「神凪・ルナフレーナが誓約により弱って行くのは、傲慢な神様のせいだ」と思い込んだ・・・人々にすれば自分達の神凪が「神凪の使命」によって命を削られて行く何て事はあり得ない事だったから。

 つまり見方を変えれば六神が「傲慢で慈悲の欠片も無い神」とされてしまった理由は「力を持たないルナフレーナが神凪にされ、そのせいで誓約により弱って行ってしまったから」であって。
 六神は恐ろしい神様では無かった・・・「この世界を守る為、尽力する」との覚悟と責任を持ち、民らによって選ばれた神凪と共に、彼らも世界を守る為に尽力したかった。世界を守る為に「失われた真実」を思い出して欲しかった、取り戻したかった。
 彼らだって神凪を傷付けたくなど無かった、だって神凪は自分達と人間達を繋いでくれる「唯一の存在」なんだから。

 でも世界の人々は神凪を信じる余り、神様を信じる事が出来なかった。
 ルシス王家が重ねて来た「記憶・想い出」の改編・改竄は、六神という神様の真実すら歪めてしまい。
 こうして神様は、六神は「神への遣いである神凪の命を削るような思い遣りの無い、傲慢で慈悲の欠片も無い神」とされてしまった。

 もしも神様が慈悲深くルナフレーナを迎え入れてくれるような神様なら、ルナフレーナは命を削られる様な事にはならなかった筈だから。

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 後、テネブラエの民のイメージと言う点で言えば、ちょっと迷うトコがあって。
 以前書いた「テネブラエ襲撃」~「レイヴスが帝国に身を置くまで」のテネブラエの重鎮達って、三国会議で「都合が悪いから」と真実を暈したり(実際分かってはいない)。
 もしかしたらシルヴァ殺害の実行犯はテネブラエ側の指示だったのかも・・・とも取れる様な印象グレーな感じだった訳ですが。
 ここまでテネブラエの民が神様を大事に想っていて、その神様との交渉役たる神凪を大切に思ってたなら。
「そういう風に見えてしまっただけで、
 本当にテネブラエの民らは真っ白だったのかも?」
 と。テネブラエのキャラ=みんな真っ白な格好(=潔白)だし。
 もしくは「真っ白なテネブラエの民すら、ルシス王家に引っ張られて「黒」に寄ってしまう程、既に世界が傾いてしまっている」って考えるか。

 でも過去のルシス王家が世界の「想い出・記憶」を「改編・改竄」し続けたせいで、イオスの世界は傾き続けている。だからこそ、その罪はルシス王家が背負わなきゃならない・・・ってラインに乗せるなら。
 やっぱり「第二章」の段階では、テネブラエはまだ真っ白な方が収まりが良い&テネブラエにも悪い奴がいた・・・みたいな書き方はしない方が良かったのかなって。いらん事、世界が傾いちゃいそうだし。

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