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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 22》
- 2025/03/09 (Sun) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【任務完了⇒帝国に帰還・・・の前に】
【神の誓約&啓示=普通に考えて怖い】
【先代主人公からの助言・・・みたいなモン?】
【「実家に帰らせて頂きます」(⇐違う意味で)】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【任務完了⇒帝国に帰還・・・の前に】
【神の誓約&啓示=普通に考えて怖い】
【先代主人公からの助言・・・みたいなモン?】
【「実家に帰らせて頂きます」(⇐違う意味で)】
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【任務完了⇒帝国に帰還・・・の前に】
そんな風に王の墓所を巡る事で、ルシス王国の「古より伝わる伝承」=「レギスがレイヴスを実子と認められなかった原因」が、
「①神凪と王は結ばれてはならない、子を成してはならないのだと信じられて来たから」
「②ルシス王家は後継者となる男系男子一人しか、子を儲ける事が許されていない一族だから」
にある事と、そのような伝承に至った、ルシス王家が「改編・改竄」した結果の「歪んだ真実」への経緯を解明した所で。
当初の目的は達成されたとして、レイヴス達はニフルハイム帝国に戻る事になります。
これは、この時点でもうルシス王国領で出来る事が無い・・・ってのと。
元々、用意していた王国領通貨が途中で尽きてしまう位、予定を越えての長期滞在をしているので。そろそろ一度戻って、宰相に報告するべきだろう・・・みたいな事情。
なんだけど。
ルシスの歴代王に関する「真実(歪んではいるけど)」が大体分かった今、次はレイヴスと六神のラインを繋げたいので。
ニフルハイム帝国に戻る前に、レイヴスが「六神の話を聞きたい」と思うキッカケ・・・つまり「六神のウチ、誰かと接触」⇒話を聞いて「世界の真実を解明する為にも、六神の話を聞かなければならない」って展開を用意しておきたい。
その場合、誰がレイヴス君に声を掛けてくれそうかって考えたら。
《水神リヴァイアサン》
第一章でレイヴスが「水神討伐の指揮」を執っている事を考えたら、一つ前の世界でそこまで親切にしてくれるかって・・・ちょっと無さそう。
第二章の六神は、第一章の六神程おっかなくは無いんだけど。リヴァイアサンは個人的に思うトコがあって、初対面時は敵対してきそうだし(そうでもなきゃ、あんな「想い出・記憶」の継承のされ方しない)。
《巨神タイタン》
第一章でノクティスに語り掛けて来るのはタイタンなので、対にするなら無くはない。
ただ、タイタンがレイヴスのトコに赴くのは無理(メテオ担いでるらしいので)&レイヴス達がタイタンのトコに立ち寄るのも無理(キッカケ程度のイベントにしては道中長過ぎ)なので。
親切心から声を掛けて来たor何か呼ばれて立ち寄った・・・みたいな展開は難しそう。
《雷神ラムウ》
おじいちゃん、なんかフラフラしてるし。本来の設定でも「比較的温厚な神様」らしいので。
六神側から「真実を追うレイヴスに助言してくれる」って立ち位置なら、一番適任かも?
《炎神イフリート》
イフリートはアーデンと三位一体だから・・・無いな。
確かに「導き手であるアーデンと同一存在なら、イフリートが導いてくれてもイイんじゃない?」って考え方も出来るけど。
それだったら、わざわざイフリート引っ張って来なくても「いつも通り、アーデンで良くない?」ってなっちゃう。
後、イフリートが助言してくれる絵がイメージ出来ない=「想い出・記憶」が設計図になるこの世界では致命的。
《氷神シヴァ》
フルーレ家との関係を考えれば、当然一番の候補。
ただ【FF15】での「氷神シヴァ=ゲンティアナ」で考えると、ルナフレーナとの繋がりは強いけど。ルナフレーナの傍に居たという事は、レイヴスの傍でもあった筈なのに、レイヴスとの繋がりがサッパリ見えて来ないので。
そもそも第二章にゲンティアナが存在したのかなぁ・・・ってトコから迷うし。
もし「第二章ではゲンティアナが存在しない」なら、それこそ氷神シヴァとレイヴスが直接繋がるか・・・って言うと、寧ろもっと違う理由で会いに来てくれる気がする。それこそ「神凪に就くキッカケ」では無く「神凪に就く事を決意するキッカケ」みたいな。
《剣神バハムート》
第一章の最後に「如何にも訳アリ&鍵を握る神様」みたいな感じで出て来たのに、第二章では「一番最初に声掛けて来る」・・・ってのは、どうだろう?
実際【エピソード・アーデン】でも「一番謎な神様(=どこで眠りに就いているのか不明)」みたいな扱いだったので、やっぱり第二章でも出番は最後じゃないかな、と。
色々考えた結果、候補はラムウかシヴァの二択なんだけど。
シヴァが接触してくるなら、やっぱり「イオスの世界の真実」云々とは別件・・・もっと個人的な用件だと思うので。
消去法でラムウにしとくかな。あんだけ歪んだ第一章でも「温厚な神様」なんだから、きっと第二章では「イオスの世界の真実」を追い求めるレイヴス君を放っておけなくて、思わず声掛けてくれるんだよ。そういう事にしておく。
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と、言いたいトコだけど、流石に其れでは薄過ぎるので。候補がラムウに至った理由・・・って程、大層なモンでもないけど、一応補足しておきます。
ここまで適当な事を書き続けている様に、大体の事は「どうなんだろ?」ってよく分からん状態のまま、頭の中で転がし想像する訳ですが。
想像しても絵が浮かばない=要するに、本編中でのレイヴスと六神の関わりが薄いんだろうな、って。
確かに、レイヴスの役割として「水神討伐」ってイベントは大きな比重を占めてると思う。ニフルハイム帝国の将軍としての任務&ルナフレーナとのイベントも絡んで来るので。
でも、そんだけ「水神討伐」のイベントにキャラ依存してる割には、結局「水神リヴァイアサン」と直接対決するドコか、会っても無い・・・って事でしょ?
氷神シヴァにしても、先に書いた様に「ゲンティアナ=幼少の頃から傍に居た存在」の筈なのに、具体的に何があったかとか、どういう繋がりがあったかとか言うと見えてこない。
そりゃ、本編(=プレイヤー)の見えないトコで何やかんやしてた可能性は否定出来ないけど。
ルナフレーナのお兄ちゃんなんだから、って言うか。
レイヴスだって神凪一族の人間なんだから「も少し構ってあげても良くない?」って思っちゃう。それこそ第一章のレイヴスなんて、下手したらルナフレーナより可哀想な立場に置かれてるんだし。
で、巨神タイタンに関しては、それこそラジオの放送で何か報告してた位か?
アレに関しては、第一章では「ラジオ放送」として流されてるけど。
第二章では、別のタイミング&意図で使われてる音声だと思っているので。
今の時点では「レイヴス君、将軍になって早速頑張ってるんだな」程度にしか思えない。彼が現場に行った頃には、タイタンもう居ないだろうから・・・そこから話を膨らませるのも難しいし。
剣神バハムートは「一番謎&鍵を握る神様」として、最後を締めて貰わなきゃならないし。
炎神イフリートは、第二章ではバハムートとは違う意味での「一番謎&鍵を握る神様」・・・「実はアーデンと炎神イフリートは、同じ炎神の魂を持つ存在だったんだよ!」ってのが、話しの肝でもあるので。そんなホイホイ序盤から顔出して貰っても、どういうキャラ付けにして良いか扱いに困る。今現在のイフリートのイメージから、アーデンみたいな性格のイフリートって・・・想像するの難しくない?
そこに関しては今のアーデン(黒)が、演技で「砕け過ぎ」てるだけな気もするけど・・・ついでに言えば、アーデンは「砕ける」って表現は嫌いそうではある。
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【神の誓約&啓示=普通に考えて怖い】
そんなこんなで斬り捨てた&消去法の結果が、雷神ラムウだった訳ですが。
ラムウに関しては「温厚な神様」云々以外にも、気になるトコがあって。それがレイヴスが作中でノクティスに言っていた、
「雷神の啓示を受けたか」
「それが 何を意味するのかもわからずに」
と言う台詞。これって実際「作中で明確に説明されてる」=「ノクティス(=プレイヤー)は、ちゃんと理解&説明出来る」の?
いや「何を今更?」って感じだけど、実際「神の誓約&啓示」の意味って何なんだろう&この「神の誓約&啓示」ってシステムが、普通のRPGではあまり聞かない気がして。
普通、RPGで主人公が神様なり何なりの超越者の力を借りようと思ったら、主人公がちゃんと誠心誠意込めて説得するでしょ?その後「貴方の力となりましょう」とか言って大人しく力を貸してくれるか、気性激しくて「ならば力を示せ!」とか言われてバトルになるかは、その時々だとしても。
若しくは、主人公が神様と直接会話する事が出来ない世界観なら、パーティーメンバーの中に神官なり巫女なりと言った神様と交渉できるキャラが居て。主人公の代わりに交渉してくれたり、神様からの要求を主人公に伝えて了承を取ったりと、それこそ直接会話出来ない主人公と神様の仲介役をしてくれそうなモンだけど。
ノクティスの場合って、神凪・ルナフレーナが先行して神様と話を付けて(誓約)。
ルナフレーナがもう話を付けてくれてる筈だから・・・って。
ノクティス自身は、目の前の神様と何の意思疎通&確認も出来ないまま、その力を借り受けてる(啓示)・・・って事でしょ?
でもそれって、本当に大丈夫なのかな?例えば、
「ノクティス様は、いずれ世界を救う「王」となる方。
その為にも、どうかその力をお授け下さい。」
って、ルナフレーナが雷神ラムウにお願いし、
「世界の救済は我らが宿願。
その者に世界を救う覚悟があるのであれば、
イオスの世界の為、我らも力を貸そう。」
って、雷神ラムウが応えた・・・って事は「お互い利害が一致した」って事で、これにて「誓約」が成立。めでたしめでたし。
で、後日「ルナフレーナが大変な思いをして誓約してくれてるんだから、行って啓示を受けなきゃな」って心持ちのノクティスがラムウのトコを訪問するも。
二人の間では何の意思確認も無く・・・若しくは、ラムウが意思確認して来てても、ノクティスには神様の言葉は分からないので。
「神の啓示を受けるという事は、
最終的には死ぬ事になるだろうけど・・・本当にそれでも良いんかの?」
ってラムウが親切に確認してくれてても理解出来ず、最初から「ルナフレーナが大変な思いをして誓約してくれてるんだから、行って啓示を受けなきゃな」ってつもりで来てるノクティスは、何の疑いも無く「啓示」を受けてしまう・・・って事にならない?
「いやいや、そこはちゃんと、
ルナフレーナが話してくれてるでしょ?!」
「そんな内容なら、ルナフレーナだって誓約せんやろ?」
って信じたいけど。でも前にも書いた様に、この世界って意思の疎通が出来てない・・・その原因を辿れば、色々な事を無理矢理帳尻合わせして来た結果、どうしても細かいトコが曖昧になってしまうので「こうです!」って自信を持って言い切れず。
無意識のウチに、自信が無いまま伝える事を避けてしまう⇒有耶無耶&曖昧に端折ったり暈したりしてしまう⇒意思の疎通が出来ない・・・の、悪循環みたいな。
だからさっき書いた「ノクティス様は、いずれ世界を救う「王」となる方。その為にも、どうかその力をお授け下さい。」ってルナフレーナの言葉も、受け取る立場によっては「世界を救うって、具体的にはどういう形で?」ってなっちゃう。
多分、雷神ラムウと接触した頃のノクティスって、まだ「最終的な決着(=世界を救う為には、自分が死ななきゃらない)」なんて事までは分かってない。せいぜい「レギスの敵討ち」「クリスタルの奪還」「託されたルシス王国」等の為に、ニフルハイム帝国と戦わなければならない。その為にも力が必要(ファントムソード+六神の力)・・・程度じゃないかな?
だとしたら、六神が力を貸してくれるのは「世界の脅威である、ニフルハイム帝国と戦う為」位にしか思って無い筈。
でも、それを通そうと思ったら、ルナフレーナはラムウに「世界の脅威である、ニフルハイム帝国と戦う為に、ノクティスに力を貸して欲しい」って頼んでる事になるんだけど。
この時点での王国vs帝国が「人間同士でドンパチしてる程度の争い」「魔導兵とかアヤシイけど、それも人間が生み出した技術」・・・つまり「アーデンの闇が・・・」とかいう人外の要素を含まない、人間同士の争いの枠を出ていないなら。
「ノクティス様は、いずれ世界を救う「王」となる方。
その為にも、どうかその力をお授け下さい。」
そう言ったトコで、神様であるラムウが「しょうがないのぉ・・・」って言うかな?
ってか、ルナフレーナはイオスの世界の人間の代表として、そんな事を神様に頼めるかな?
正直、人間同士の揉め事なら、人間同士で解決&決着付けるのが筋ってモンで。
本人でもない人間から頼まれて、本人の居ないトコで話を決めて、神様がそこに首を突っ込むって・・・神様の立場的にどうなん?
じゃあ逆に、ルナフレーナとラムウの間では、それなりに意思の疎通が出来ていたとする。つまり、
「ノクティス様は、いずれ世界を救う「王」となる方。
その為にも、どうかその力をお授け下さい。」
↓
「ノクティス様は世界を守る為、必ずや尽力して下さります。
ですからどうか、神の力をお授け下さい。」
こういう意味合いなら、ラムウも「世界を守る為に神の力を乞うという事は、最終的には死ぬ・・・位の覚悟があるんだろうな」って思った上で「それならええで」って言ってくれるかもしれない。
でもその場合は、さっき書いた様に「最終的には死ぬ・・・位の覚悟はあるんやろ?」って前提の話に、ノクティスは何の疑いも持たずにホイホイ乗ってしまっていた・・・って事になる。
長々書きすぎて、何が言いたかったのか分からなくなってきたんだけど・・・レイヴスの、
「雷神の啓示を受けたか」
「それが 何を意味するのかもわからずに」
って台詞は、そういう事じゃないかなって。
何て言うか、続けてレイヴスが言っていた様に「誰も適わなかったというのに」「選ばれし王たる男が こうも無力で愚かだとは」・・・主人公でありながら、余りに自分で解決する力も、自分で知ろうとする意欲も窺えない。
百歩譲って今現在、その力が足りなくても仕方が無い。実際、ノクティスは神様と直接会話する事は出来ない&世界の「真実」からまだ遠いトコにいるんだから。
でも「選ばれし王たる男」なら、自分の力が足りなくて当たり前、知らなくて当たり前、言われたままに自分の務めを果たせば良いんだと・・・世界の「真実」から目を逸らしたままだなんて。世界の「真実」を、世界中の誰よりも記憶に焼き付けておくべき主人公が、そんな事では困る訳で。
レイヴスはそれを「安易に雷神ラムウの啓示を受けた事」を引き合いに出して、責めてたんじゃないかな?
今はお前が選ばれし「運命の王子(=主人公)」なのだから。
託されたのだから、主人公としての自覚と責任を持て。
真実から目を逸らすな、それが主人公としての務めだ、と。
でもまぁ、今言いたい事は其処ではなくて・・・ここまでは前座(下準備)です。
長々と書いたけどココまでの事って、今回の二次創作とか《新約》の設定を必要としない・・・別に【FF15】の設定だけでも解釈出来る事だから。要は、
「ノクティスって、神様の言葉分からないんでしょ?
なのに、ルナフレーナが誓約してくれてるってだけで、
よく神様と契約(=啓示)なんか出来るよね?
どういう内容で力を貸してくれるのか・・・とか、思わないのかな?」
・・・ってだけの話。
確かにノクティスが「どんな犠牲を払っても!」みたいな覚悟を決めたキャラなら、どんな内容の契約結んでも違和感は無いんだろうけど・・・あの時点では、そこまでとは思えないし。
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【先代主人公からの助言・・・みたいなモン?】
じゃあ、ココまで長い前座を用意しといて、何が言いたかったかって言うと。
「雷神の啓示を受けたか」
「それが 何を意味するのかもわからずに」
と言っていたレイヴス自身は、その「雷神の啓示の意味」とやらを何時何処で何故知っていたのか・・・って話。
「そりゃ、レイヴスは神凪の一族だから。
六神との誓約&啓示について、
先代神凪・シルヴァから聞いてたんじゃないの?」
若しくは、神凪一族に伝わる書物か何かを読んで知ってたんじゃないの・・・ってのが、本来の解釈だと思うけど。
今回の二次創作って、ルシス王家の「改編・改竄」によって「真実が歪んでる」世界⇒「真実」と言い切れるのは自分自身が見聞きした事のみ・・・みたいなトコがあるので。
仮にレイヴスがシルヴァから、六神との誓約&啓示について伝え聞いていたとしても。その内容は既に「歪んでしまった真実」って可能性が有る。
としたら、レイヴスは既に「歪んでしまった真実」を「真実」と信じて、
「雷神の啓示を受けたか」
「それが 何を意味するのかもわからずに」
と、ノクティスに喧嘩売ってた事になる・・・それって格好付かないと言うか「お前も本当のトコ、知らんやん」ってなっちゃうので。偉そうに言いに来たヤツがそれでは、話の説得力を欠いちゃう。
じゃあ、どうするよ・・・って考えたら。
あんだけ自信満々に言ってくるって事は「レイヴス自身が、雷神の啓示を受けていた」⇒「だから雷神の啓示の意味を分かっていた」⇒「でもレイヴスは、この世界では啓示を受けられない筈(第一章では運命の王子では無いから)」⇒「じゃあ、前の世界で啓示を受けてたんじゃない?(第二章では運命の王子だから)」・・・と来て。
「啓示の意味なんてモンは、
一番最初に念を押される事だろうから。
雷神の啓示のタイミングで言って来るって事は、
第二章のレイヴスは、一番最初に雷神から啓示を受けていた。」
ってトコに落ち着く・・・と言ったトコで「何でそこに行き着くんや?」って感じだけど。
元々「候補がラムウに至った理由・・・って程、大層なモンでもないけど、一応補足しておきます。」って話をしていたので。自分的着地点としては、ココで正解だったりします。寧ろココまで掛けて、これが言いたかっただけ。
勿論、第一章のレイヴス本人は「第二章=自分が運命の王子だった頃の記憶」は持ってない・・・精々、無意識下に持ってる位のモンなんだけど。
どっちかって言うと「世界の創造主達が覚えてて、その影響を受けた夢の世界だから、そういうレイヴスになってる」って感じ。
既に別世界の物語なんだから別のモノとして考えなきゃならないのに、無意識のウチに「想い出・記憶」がくっ付いて「レイヴスなら知ってる」と思ってしまった・・・みたいな。
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結局「何が何でも、一番最初の六神は雷神ラムウにしたかった」って事以上でも以下でも無い(=これ以上、書きようが無い)ので話しを進めます。
第二章のレイヴス君が、最初に接触する六神が雷神ラムウだとした場合。
ラムウって本来、フォッシオ洞窟の石碑を三か所回ったら啓示完了・・・みたいなイベントだったと思うけど。三か所制覇するって、結構時間&手間掛かる?
イメージとしては、今はまだキッカケ程度で良いんで。ガッツリ探索ってなると重いから、入口付近で待っててくれる・・・位でイイんだけど。つまり、
ルシス王国領での調査に一通りの区切りをつけたレイヴス達が、飛空艇との合流地点に向かう道中。
フォッシオ洞窟の前に、如何にも「ファンタジーの世界のおじいちゃん(マント+杖)」が立っていて、
「このような所でまみえるとは、奇遇じゃの。」
「失礼ですが、貴方は・・・」
「ふむ、分からぬか。
未だ、真実への道半ばと見える。」
「失われし真実を求めるのであれば、
六神に啓示を求めるが良い。
そなたには、その資格がある筈じゃ。」
「・・・しかし、それは神凪の役目。
私は、神凪ではありません。」
(ワシの言葉が分かる、それが何よりの証拠。
覚悟があれば、道は開かれよう。)
(言葉が、直接?
貴方は一体・・・・・・?)
(雷神ラムウ。
イオスの人々には、そう呼ばれておる。)
「真実を希うのは、六神とて同じ。
覚悟をもって臨む者の言葉を、蔑ろになどせんよ。」
で、突然目の前で爆ぜた閃光に、反射的に目を庇うと・・・目を開けた時には既に、その老人の姿は無かった、と。
つまり「 」の中は、普通に「お爺ちゃん」と話してる会話(他のメンバーも聞こえている)。
そして( )の中は、神様の言葉が分からないノクティスで言うトコの「神様(雷神ラムウ)」が直接語り掛けて来てる会話(他のメンバーには聞こえない)。
だからアラネア達にしたら「物知りそうなお爺ちゃんが、何か急に声を掛けて来た」位のモンで。まさかお爺ちゃんの正体が雷神ラムウだなんて気付いていない。
なのでニフルハイム帝国に帰還後、アーデンに報告するにあたっても、お爺ちゃんの事は報告するに値せずって判断・・・って言うか、皆の前で「雷神ラムウに遭遇しました」なんて言える訳が無いので。
王の墓所関連で得た伝承&情報とか、ルシスの将軍(コル)と接触した事とか、彼から「王の墓所の鍵」を借り受けた事とかを報告。
後は、いっぱい預かったままで気の毒なカリゴの請求書を何とかしてあげて。
謎のお爺ちゃんについては、長期遠征後の休暇でアーデンのお屋敷に帰ってから個人的に相談するつもり・・・位で良いと思います。レイヴス君も部隊長として帝国宰相に報告&提言出来る程、自分が置かれてる状況&意味を理解してる訳では無いから。
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【「実家に帰らせて頂きます」(⇐違う意味で)】
とは言え、神凪一族のレイヴス君が、帝国宰相のアーデンに「六神」絡みの事を聞くのは、何かチグハグな感じになってしまうので。相談とは言っても、直接「六神」に関する事では無くて。
雷神ラムウが言う啓示とは何なのか・・・六神の事を調べるなら、帝国よりも実家(=テネブラエ)の方が詳しい筈なので。
ルナフレーナと顔を合わせる事になるのは気まずいけど、他に中ても無いレイヴスは「調べ物の為、一度テネブラエに戻る事は出来ないか?」と、アーデンに相談しようと思っていた・・・矢先。
「レイヴス君がルシスに向かって直ぐだったかな。
テネブラエから使者が訪ねて来てね。
二十歳の年を迎えられたレイヴス様に是非・・・ってさ。」
アーデンから手渡された大判サイズの封筒の様式を見て、レイヴスは訝し気に眉を寄せた。
イオスの世界の国家・地域の多くでは、二十歳を以て成人と見做される。
その為「二十歳の年を迎えられた~」等と言う事は「テネブラエの嫡男を取り込みたい一族」若しくは「早々に身を固めさせたい一派」からの見合い話の類かとレイヴスは思っていた。
フルーレ家は女児が生まれ、その子が神凪となる定めにある一族で。
フルーレ家の男児など、過去の記録を辿っても前例が無い・・・そんな稀少な「血統」だからこそ、この手の話はレイヴスにとって珍しい話では無かったから。
しかし汚れや皺の一つも無い真っ白な封筒には、テネブラエの紋章が描かれており。
その封蝋に押されている印璽のデザインは、神凪の花とされるジールの花・・・つまり神凪を補佐するテネブラエの公的機関からの封書である事を証明していた。
ルナフレーナとの想い出が頭を過る、ジールの花。
その封蝋が砕けてしまうのが惜しくて、ペーパーナイフで開封する。
中に収められていた用紙も書式も、テネブラエ最高位の様式に則ったもので。
このような対外向けの書類を「自分が受け取る側」だという事に、今更ながら一抹の寂しさを感じた・・・帝国に残る事を選んだのは、自分自身だというのに。
一通り書類に目を通した後、レイヴスは「今日はもう休む」と言って、自分の部屋に引っ込んでしまった。数時間前に閉ざされた扉は「今は一人にしておいて欲しい」という彼の心を代弁するかのように、固く閉ざされたまま沈黙を守っている。
「さすがに直ぐには決断出来ない、か・・・。」
レイヴスには「真実を知る王」となってもらわなければならない、アーデンはそれだけを願い彼をここまで導いて来た。
導き手として「ちゃんと『オレの後に』ついてきて」と。
でなければ、この世界はゲームオーバー・・・終わりを迎えてしまうから。
その反面、例え迷い悩み立ち止まっても諦めず、自ら「真実」を求めて進み続ける・・・そんな愚直なまでに真面目で真摯な姿勢は好ましく思っている。
とても選ばれし「運命の王子(=主人公)」らしい、と思うから。
「でもオレは、この旅には必要だと思うよ。
神サマってのは、意外と人間臭くて。
相応の覚悟を持つ人間にしか、力貸してくれないからね。」
そりゃまぁ、神サマの力を誰彼構わず貸す訳にはいかないから仕方が無いんだけど。
レイヴスへの言葉では無く、どこか自分への言い訳の様に独り言ちる。
目の前に延びた、幾つかの道・・・それらの内、どの道を選ぶかは彼次第だから。
テネブラエからの手紙には「成人を迎えたレイヴスに、神凪の任に就いてもらいたい」との旨が認められていた。
何でも「古き仕来り」とやらによると「人間世界で成人と認められても居ないような子供を
、神との交渉役たる神凪とする事は出来ない」らしい。
その場合、ルナフレーナは現在16歳・・・成人まで後四年の月日を待たなければならず。
先代神凪・シルヴァが亡くなって早四年。ここから更にルナフレーナが成人するまで待つ猶予など無い・・・テネブラエ、延いてはイオスの世界の為にも、神凪という希望の光が必要なのだ、と。だからこそ、
「俺が、神凪に・・・?」
次代の神凪には妹が・・・ルナフレーナが就くと信じて来たレイヴスにとって、それは当に青天の霹靂と言えた。
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・・・って、さすがに「このタイミングで神凪就任の話が入って来るのは、ご都合主義じゃない?」って感じなので。
ご都合主義の偶然を必然に近付ける為、順番に外堀を頑張って埋めて行きます。次回に。
【任務完了⇒帝国に帰還・・・の前に】
そんな風に王の墓所を巡る事で、ルシス王国の「古より伝わる伝承」=「レギスがレイヴスを実子と認められなかった原因」が、
「①神凪と王は結ばれてはならない、子を成してはならないのだと信じられて来たから」
「②ルシス王家は後継者となる男系男子一人しか、子を儲ける事が許されていない一族だから」
にある事と、そのような伝承に至った、ルシス王家が「改編・改竄」した結果の「歪んだ真実」への経緯を解明した所で。
当初の目的は達成されたとして、レイヴス達はニフルハイム帝国に戻る事になります。
これは、この時点でもうルシス王国領で出来る事が無い・・・ってのと。
元々、用意していた王国領通貨が途中で尽きてしまう位、予定を越えての長期滞在をしているので。そろそろ一度戻って、宰相に報告するべきだろう・・・みたいな事情。
なんだけど。
ルシスの歴代王に関する「真実(歪んではいるけど)」が大体分かった今、次はレイヴスと六神のラインを繋げたいので。
ニフルハイム帝国に戻る前に、レイヴスが「六神の話を聞きたい」と思うキッカケ・・・つまり「六神のウチ、誰かと接触」⇒話を聞いて「世界の真実を解明する為にも、六神の話を聞かなければならない」って展開を用意しておきたい。
その場合、誰がレイヴス君に声を掛けてくれそうかって考えたら。
《水神リヴァイアサン》
第一章でレイヴスが「水神討伐の指揮」を執っている事を考えたら、一つ前の世界でそこまで親切にしてくれるかって・・・ちょっと無さそう。
第二章の六神は、第一章の六神程おっかなくは無いんだけど。リヴァイアサンは個人的に思うトコがあって、初対面時は敵対してきそうだし(そうでもなきゃ、あんな「想い出・記憶」の継承のされ方しない)。
《巨神タイタン》
第一章でノクティスに語り掛けて来るのはタイタンなので、対にするなら無くはない。
ただ、タイタンがレイヴスのトコに赴くのは無理(メテオ担いでるらしいので)&レイヴス達がタイタンのトコに立ち寄るのも無理(キッカケ程度のイベントにしては道中長過ぎ)なので。
親切心から声を掛けて来たor何か呼ばれて立ち寄った・・・みたいな展開は難しそう。
《雷神ラムウ》
おじいちゃん、なんかフラフラしてるし。本来の設定でも「比較的温厚な神様」らしいので。
六神側から「真実を追うレイヴスに助言してくれる」って立ち位置なら、一番適任かも?
《炎神イフリート》
イフリートはアーデンと三位一体だから・・・無いな。
確かに「導き手であるアーデンと同一存在なら、イフリートが導いてくれてもイイんじゃない?」って考え方も出来るけど。
それだったら、わざわざイフリート引っ張って来なくても「いつも通り、アーデンで良くない?」ってなっちゃう。
後、イフリートが助言してくれる絵がイメージ出来ない=「想い出・記憶」が設計図になるこの世界では致命的。
《氷神シヴァ》
フルーレ家との関係を考えれば、当然一番の候補。
ただ【FF15】での「氷神シヴァ=ゲンティアナ」で考えると、ルナフレーナとの繋がりは強いけど。ルナフレーナの傍に居たという事は、レイヴスの傍でもあった筈なのに、レイヴスとの繋がりがサッパリ見えて来ないので。
そもそも第二章にゲンティアナが存在したのかなぁ・・・ってトコから迷うし。
もし「第二章ではゲンティアナが存在しない」なら、それこそ氷神シヴァとレイヴスが直接繋がるか・・・って言うと、寧ろもっと違う理由で会いに来てくれる気がする。それこそ「神凪に就くキッカケ」では無く「神凪に就く事を決意するキッカケ」みたいな。
《剣神バハムート》
第一章の最後に「如何にも訳アリ&鍵を握る神様」みたいな感じで出て来たのに、第二章では「一番最初に声掛けて来る」・・・ってのは、どうだろう?
実際【エピソード・アーデン】でも「一番謎な神様(=どこで眠りに就いているのか不明)」みたいな扱いだったので、やっぱり第二章でも出番は最後じゃないかな、と。
色々考えた結果、候補はラムウかシヴァの二択なんだけど。
シヴァが接触してくるなら、やっぱり「イオスの世界の真実」云々とは別件・・・もっと個人的な用件だと思うので。
消去法でラムウにしとくかな。あんだけ歪んだ第一章でも「温厚な神様」なんだから、きっと第二章では「イオスの世界の真実」を追い求めるレイヴス君を放っておけなくて、思わず声掛けてくれるんだよ。そういう事にしておく。
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と、言いたいトコだけど、流石に其れでは薄過ぎるので。候補がラムウに至った理由・・・って程、大層なモンでもないけど、一応補足しておきます。
ここまで適当な事を書き続けている様に、大体の事は「どうなんだろ?」ってよく分からん状態のまま、頭の中で転がし想像する訳ですが。
想像しても絵が浮かばない=要するに、本編中でのレイヴスと六神の関わりが薄いんだろうな、って。
確かに、レイヴスの役割として「水神討伐」ってイベントは大きな比重を占めてると思う。ニフルハイム帝国の将軍としての任務&ルナフレーナとのイベントも絡んで来るので。
でも、そんだけ「水神討伐」のイベントにキャラ依存してる割には、結局「水神リヴァイアサン」と直接対決するドコか、会っても無い・・・って事でしょ?
氷神シヴァにしても、先に書いた様に「ゲンティアナ=幼少の頃から傍に居た存在」の筈なのに、具体的に何があったかとか、どういう繋がりがあったかとか言うと見えてこない。
そりゃ、本編(=プレイヤー)の見えないトコで何やかんやしてた可能性は否定出来ないけど。
ルナフレーナのお兄ちゃんなんだから、って言うか。
レイヴスだって神凪一族の人間なんだから「も少し構ってあげても良くない?」って思っちゃう。それこそ第一章のレイヴスなんて、下手したらルナフレーナより可哀想な立場に置かれてるんだし。
で、巨神タイタンに関しては、それこそラジオの放送で何か報告してた位か?
アレに関しては、第一章では「ラジオ放送」として流されてるけど。
第二章では、別のタイミング&意図で使われてる音声だと思っているので。
今の時点では「レイヴス君、将軍になって早速頑張ってるんだな」程度にしか思えない。彼が現場に行った頃には、タイタンもう居ないだろうから・・・そこから話を膨らませるのも難しいし。
剣神バハムートは「一番謎&鍵を握る神様」として、最後を締めて貰わなきゃならないし。
炎神イフリートは、第二章ではバハムートとは違う意味での「一番謎&鍵を握る神様」・・・「実はアーデンと炎神イフリートは、同じ炎神の魂を持つ存在だったんだよ!」ってのが、話しの肝でもあるので。そんなホイホイ序盤から顔出して貰っても、どういうキャラ付けにして良いか扱いに困る。今現在のイフリートのイメージから、アーデンみたいな性格のイフリートって・・・想像するの難しくない?
そこに関しては今のアーデン(黒)が、演技で「砕け過ぎ」てるだけな気もするけど・・・ついでに言えば、アーデンは「砕ける」って表現は嫌いそうではある。
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【神の誓約&啓示=普通に考えて怖い】
そんなこんなで斬り捨てた&消去法の結果が、雷神ラムウだった訳ですが。
ラムウに関しては「温厚な神様」云々以外にも、気になるトコがあって。それがレイヴスが作中でノクティスに言っていた、
「雷神の啓示を受けたか」
「それが 何を意味するのかもわからずに」
と言う台詞。これって実際「作中で明確に説明されてる」=「ノクティス(=プレイヤー)は、ちゃんと理解&説明出来る」の?
いや「何を今更?」って感じだけど、実際「神の誓約&啓示」の意味って何なんだろう&この「神の誓約&啓示」ってシステムが、普通のRPGではあまり聞かない気がして。
普通、RPGで主人公が神様なり何なりの超越者の力を借りようと思ったら、主人公がちゃんと誠心誠意込めて説得するでしょ?その後「貴方の力となりましょう」とか言って大人しく力を貸してくれるか、気性激しくて「ならば力を示せ!」とか言われてバトルになるかは、その時々だとしても。
若しくは、主人公が神様と直接会話する事が出来ない世界観なら、パーティーメンバーの中に神官なり巫女なりと言った神様と交渉できるキャラが居て。主人公の代わりに交渉してくれたり、神様からの要求を主人公に伝えて了承を取ったりと、それこそ直接会話出来ない主人公と神様の仲介役をしてくれそうなモンだけど。
ノクティスの場合って、神凪・ルナフレーナが先行して神様と話を付けて(誓約)。
ルナフレーナがもう話を付けてくれてる筈だから・・・って。
ノクティス自身は、目の前の神様と何の意思疎通&確認も出来ないまま、その力を借り受けてる(啓示)・・・って事でしょ?
でもそれって、本当に大丈夫なのかな?例えば、
「ノクティス様は、いずれ世界を救う「王」となる方。
その為にも、どうかその力をお授け下さい。」
って、ルナフレーナが雷神ラムウにお願いし、
「世界の救済は我らが宿願。
その者に世界を救う覚悟があるのであれば、
イオスの世界の為、我らも力を貸そう。」
って、雷神ラムウが応えた・・・って事は「お互い利害が一致した」って事で、これにて「誓約」が成立。めでたしめでたし。
で、後日「ルナフレーナが大変な思いをして誓約してくれてるんだから、行って啓示を受けなきゃな」って心持ちのノクティスがラムウのトコを訪問するも。
二人の間では何の意思確認も無く・・・若しくは、ラムウが意思確認して来てても、ノクティスには神様の言葉は分からないので。
「神の啓示を受けるという事は、
最終的には死ぬ事になるだろうけど・・・本当にそれでも良いんかの?」
ってラムウが親切に確認してくれてても理解出来ず、最初から「ルナフレーナが大変な思いをして誓約してくれてるんだから、行って啓示を受けなきゃな」ってつもりで来てるノクティスは、何の疑いも無く「啓示」を受けてしまう・・・って事にならない?
「いやいや、そこはちゃんと、
ルナフレーナが話してくれてるでしょ?!」
「そんな内容なら、ルナフレーナだって誓約せんやろ?」
って信じたいけど。でも前にも書いた様に、この世界って意思の疎通が出来てない・・・その原因を辿れば、色々な事を無理矢理帳尻合わせして来た結果、どうしても細かいトコが曖昧になってしまうので「こうです!」って自信を持って言い切れず。
無意識のウチに、自信が無いまま伝える事を避けてしまう⇒有耶無耶&曖昧に端折ったり暈したりしてしまう⇒意思の疎通が出来ない・・・の、悪循環みたいな。
だからさっき書いた「ノクティス様は、いずれ世界を救う「王」となる方。その為にも、どうかその力をお授け下さい。」ってルナフレーナの言葉も、受け取る立場によっては「世界を救うって、具体的にはどういう形で?」ってなっちゃう。
多分、雷神ラムウと接触した頃のノクティスって、まだ「最終的な決着(=世界を救う為には、自分が死ななきゃらない)」なんて事までは分かってない。せいぜい「レギスの敵討ち」「クリスタルの奪還」「託されたルシス王国」等の為に、ニフルハイム帝国と戦わなければならない。その為にも力が必要(ファントムソード+六神の力)・・・程度じゃないかな?
だとしたら、六神が力を貸してくれるのは「世界の脅威である、ニフルハイム帝国と戦う為」位にしか思って無い筈。
でも、それを通そうと思ったら、ルナフレーナはラムウに「世界の脅威である、ニフルハイム帝国と戦う為に、ノクティスに力を貸して欲しい」って頼んでる事になるんだけど。
この時点での王国vs帝国が「人間同士でドンパチしてる程度の争い」「魔導兵とかアヤシイけど、それも人間が生み出した技術」・・・つまり「アーデンの闇が・・・」とかいう人外の要素を含まない、人間同士の争いの枠を出ていないなら。
「ノクティス様は、いずれ世界を救う「王」となる方。
その為にも、どうかその力をお授け下さい。」
そう言ったトコで、神様であるラムウが「しょうがないのぉ・・・」って言うかな?
ってか、ルナフレーナはイオスの世界の人間の代表として、そんな事を神様に頼めるかな?
正直、人間同士の揉め事なら、人間同士で解決&決着付けるのが筋ってモンで。
本人でもない人間から頼まれて、本人の居ないトコで話を決めて、神様がそこに首を突っ込むって・・・神様の立場的にどうなん?
じゃあ逆に、ルナフレーナとラムウの間では、それなりに意思の疎通が出来ていたとする。つまり、
「ノクティス様は、いずれ世界を救う「王」となる方。
その為にも、どうかその力をお授け下さい。」
↓
「ノクティス様は世界を守る為、必ずや尽力して下さります。
ですからどうか、神の力をお授け下さい。」
こういう意味合いなら、ラムウも「世界を守る為に神の力を乞うという事は、最終的には死ぬ・・・位の覚悟があるんだろうな」って思った上で「それならええで」って言ってくれるかもしれない。
でもその場合は、さっき書いた様に「最終的には死ぬ・・・位の覚悟はあるんやろ?」って前提の話に、ノクティスは何の疑いも持たずにホイホイ乗ってしまっていた・・・って事になる。
長々書きすぎて、何が言いたかったのか分からなくなってきたんだけど・・・レイヴスの、
「雷神の啓示を受けたか」
「それが 何を意味するのかもわからずに」
って台詞は、そういう事じゃないかなって。
何て言うか、続けてレイヴスが言っていた様に「誰も適わなかったというのに」「選ばれし王たる男が こうも無力で愚かだとは」・・・主人公でありながら、余りに自分で解決する力も、自分で知ろうとする意欲も窺えない。
百歩譲って今現在、その力が足りなくても仕方が無い。実際、ノクティスは神様と直接会話する事は出来ない&世界の「真実」からまだ遠いトコにいるんだから。
でも「選ばれし王たる男」なら、自分の力が足りなくて当たり前、知らなくて当たり前、言われたままに自分の務めを果たせば良いんだと・・・世界の「真実」から目を逸らしたままだなんて。世界の「真実」を、世界中の誰よりも記憶に焼き付けておくべき主人公が、そんな事では困る訳で。
レイヴスはそれを「安易に雷神ラムウの啓示を受けた事」を引き合いに出して、責めてたんじゃないかな?
今はお前が選ばれし「運命の王子(=主人公)」なのだから。
託されたのだから、主人公としての自覚と責任を持て。
真実から目を逸らすな、それが主人公としての務めだ、と。
でもまぁ、今言いたい事は其処ではなくて・・・ここまでは前座(下準備)です。
長々と書いたけどココまでの事って、今回の二次創作とか《新約》の設定を必要としない・・・別に【FF15】の設定だけでも解釈出来る事だから。要は、
「ノクティスって、神様の言葉分からないんでしょ?
なのに、ルナフレーナが誓約してくれてるってだけで、
よく神様と契約(=啓示)なんか出来るよね?
どういう内容で力を貸してくれるのか・・・とか、思わないのかな?」
・・・ってだけの話。
確かにノクティスが「どんな犠牲を払っても!」みたいな覚悟を決めたキャラなら、どんな内容の契約結んでも違和感は無いんだろうけど・・・あの時点では、そこまでとは思えないし。
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【先代主人公からの助言・・・みたいなモン?】
じゃあ、ココまで長い前座を用意しといて、何が言いたかったかって言うと。
「雷神の啓示を受けたか」
「それが 何を意味するのかもわからずに」
と言っていたレイヴス自身は、その「雷神の啓示の意味」とやらを何時何処で何故知っていたのか・・・って話。
「そりゃ、レイヴスは神凪の一族だから。
六神との誓約&啓示について、
先代神凪・シルヴァから聞いてたんじゃないの?」
若しくは、神凪一族に伝わる書物か何かを読んで知ってたんじゃないの・・・ってのが、本来の解釈だと思うけど。
今回の二次創作って、ルシス王家の「改編・改竄」によって「真実が歪んでる」世界⇒「真実」と言い切れるのは自分自身が見聞きした事のみ・・・みたいなトコがあるので。
仮にレイヴスがシルヴァから、六神との誓約&啓示について伝え聞いていたとしても。その内容は既に「歪んでしまった真実」って可能性が有る。
としたら、レイヴスは既に「歪んでしまった真実」を「真実」と信じて、
「雷神の啓示を受けたか」
「それが 何を意味するのかもわからずに」
と、ノクティスに喧嘩売ってた事になる・・・それって格好付かないと言うか「お前も本当のトコ、知らんやん」ってなっちゃうので。偉そうに言いに来たヤツがそれでは、話の説得力を欠いちゃう。
じゃあ、どうするよ・・・って考えたら。
あんだけ自信満々に言ってくるって事は「レイヴス自身が、雷神の啓示を受けていた」⇒「だから雷神の啓示の意味を分かっていた」⇒「でもレイヴスは、この世界では啓示を受けられない筈(第一章では運命の王子では無いから)」⇒「じゃあ、前の世界で啓示を受けてたんじゃない?(第二章では運命の王子だから)」・・・と来て。
「啓示の意味なんてモンは、
一番最初に念を押される事だろうから。
雷神の啓示のタイミングで言って来るって事は、
第二章のレイヴスは、一番最初に雷神から啓示を受けていた。」
ってトコに落ち着く・・・と言ったトコで「何でそこに行き着くんや?」って感じだけど。
元々「候補がラムウに至った理由・・・って程、大層なモンでもないけど、一応補足しておきます。」って話をしていたので。自分的着地点としては、ココで正解だったりします。寧ろココまで掛けて、これが言いたかっただけ。
勿論、第一章のレイヴス本人は「第二章=自分が運命の王子だった頃の記憶」は持ってない・・・精々、無意識下に持ってる位のモンなんだけど。
どっちかって言うと「世界の創造主達が覚えてて、その影響を受けた夢の世界だから、そういうレイヴスになってる」って感じ。
既に別世界の物語なんだから別のモノとして考えなきゃならないのに、無意識のウチに「想い出・記憶」がくっ付いて「レイヴスなら知ってる」と思ってしまった・・・みたいな。
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結局「何が何でも、一番最初の六神は雷神ラムウにしたかった」って事以上でも以下でも無い(=これ以上、書きようが無い)ので話しを進めます。
第二章のレイヴス君が、最初に接触する六神が雷神ラムウだとした場合。
ラムウって本来、フォッシオ洞窟の石碑を三か所回ったら啓示完了・・・みたいなイベントだったと思うけど。三か所制覇するって、結構時間&手間掛かる?
イメージとしては、今はまだキッカケ程度で良いんで。ガッツリ探索ってなると重いから、入口付近で待っててくれる・・・位でイイんだけど。つまり、
ルシス王国領での調査に一通りの区切りをつけたレイヴス達が、飛空艇との合流地点に向かう道中。
フォッシオ洞窟の前に、如何にも「ファンタジーの世界のおじいちゃん(マント+杖)」が立っていて、
「このような所でまみえるとは、奇遇じゃの。」
「失礼ですが、貴方は・・・」
「ふむ、分からぬか。
未だ、真実への道半ばと見える。」
「失われし真実を求めるのであれば、
六神に啓示を求めるが良い。
そなたには、その資格がある筈じゃ。」
「・・・しかし、それは神凪の役目。
私は、神凪ではありません。」
(ワシの言葉が分かる、それが何よりの証拠。
覚悟があれば、道は開かれよう。)
(言葉が、直接?
貴方は一体・・・・・・?)
(雷神ラムウ。
イオスの人々には、そう呼ばれておる。)
「真実を希うのは、六神とて同じ。
覚悟をもって臨む者の言葉を、蔑ろになどせんよ。」
で、突然目の前で爆ぜた閃光に、反射的に目を庇うと・・・目を開けた時には既に、その老人の姿は無かった、と。
つまり「 」の中は、普通に「お爺ちゃん」と話してる会話(他のメンバーも聞こえている)。
そして( )の中は、神様の言葉が分からないノクティスで言うトコの「神様(雷神ラムウ)」が直接語り掛けて来てる会話(他のメンバーには聞こえない)。
だからアラネア達にしたら「物知りそうなお爺ちゃんが、何か急に声を掛けて来た」位のモンで。まさかお爺ちゃんの正体が雷神ラムウだなんて気付いていない。
なのでニフルハイム帝国に帰還後、アーデンに報告するにあたっても、お爺ちゃんの事は報告するに値せずって判断・・・って言うか、皆の前で「雷神ラムウに遭遇しました」なんて言える訳が無いので。
王の墓所関連で得た伝承&情報とか、ルシスの将軍(コル)と接触した事とか、彼から「王の墓所の鍵」を借り受けた事とかを報告。
後は、いっぱい預かったままで気の毒なカリゴの請求書を何とかしてあげて。
謎のお爺ちゃんについては、長期遠征後の休暇でアーデンのお屋敷に帰ってから個人的に相談するつもり・・・位で良いと思います。レイヴス君も部隊長として帝国宰相に報告&提言出来る程、自分が置かれてる状況&意味を理解してる訳では無いから。
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【「実家に帰らせて頂きます」(⇐違う意味で)】
とは言え、神凪一族のレイヴス君が、帝国宰相のアーデンに「六神」絡みの事を聞くのは、何かチグハグな感じになってしまうので。相談とは言っても、直接「六神」に関する事では無くて。
雷神ラムウが言う啓示とは何なのか・・・六神の事を調べるなら、帝国よりも実家(=テネブラエ)の方が詳しい筈なので。
ルナフレーナと顔を合わせる事になるのは気まずいけど、他に中ても無いレイヴスは「調べ物の為、一度テネブラエに戻る事は出来ないか?」と、アーデンに相談しようと思っていた・・・矢先。
「レイヴス君がルシスに向かって直ぐだったかな。
テネブラエから使者が訪ねて来てね。
二十歳の年を迎えられたレイヴス様に是非・・・ってさ。」
アーデンから手渡された大判サイズの封筒の様式を見て、レイヴスは訝し気に眉を寄せた。
イオスの世界の国家・地域の多くでは、二十歳を以て成人と見做される。
その為「二十歳の年を迎えられた~」等と言う事は「テネブラエの嫡男を取り込みたい一族」若しくは「早々に身を固めさせたい一派」からの見合い話の類かとレイヴスは思っていた。
フルーレ家は女児が生まれ、その子が神凪となる定めにある一族で。
フルーレ家の男児など、過去の記録を辿っても前例が無い・・・そんな稀少な「血統」だからこそ、この手の話はレイヴスにとって珍しい話では無かったから。
しかし汚れや皺の一つも無い真っ白な封筒には、テネブラエの紋章が描かれており。
その封蝋に押されている印璽のデザインは、神凪の花とされるジールの花・・・つまり神凪を補佐するテネブラエの公的機関からの封書である事を証明していた。
ルナフレーナとの想い出が頭を過る、ジールの花。
その封蝋が砕けてしまうのが惜しくて、ペーパーナイフで開封する。
中に収められていた用紙も書式も、テネブラエ最高位の様式に則ったもので。
このような対外向けの書類を「自分が受け取る側」だという事に、今更ながら一抹の寂しさを感じた・・・帝国に残る事を選んだのは、自分自身だというのに。
一通り書類に目を通した後、レイヴスは「今日はもう休む」と言って、自分の部屋に引っ込んでしまった。数時間前に閉ざされた扉は「今は一人にしておいて欲しい」という彼の心を代弁するかのように、固く閉ざされたまま沈黙を守っている。
「さすがに直ぐには決断出来ない、か・・・。」
レイヴスには「真実を知る王」となってもらわなければならない、アーデンはそれだけを願い彼をここまで導いて来た。
導き手として「ちゃんと『オレの後に』ついてきて」と。
でなければ、この世界はゲームオーバー・・・終わりを迎えてしまうから。
その反面、例え迷い悩み立ち止まっても諦めず、自ら「真実」を求めて進み続ける・・・そんな愚直なまでに真面目で真摯な姿勢は好ましく思っている。
とても選ばれし「運命の王子(=主人公)」らしい、と思うから。
「でもオレは、この旅には必要だと思うよ。
神サマってのは、意外と人間臭くて。
相応の覚悟を持つ人間にしか、力貸してくれないからね。」
そりゃまぁ、神サマの力を誰彼構わず貸す訳にはいかないから仕方が無いんだけど。
レイヴスへの言葉では無く、どこか自分への言い訳の様に独り言ちる。
目の前に延びた、幾つかの道・・・それらの内、どの道を選ぶかは彼次第だから。
テネブラエからの手紙には「成人を迎えたレイヴスに、神凪の任に就いてもらいたい」との旨が認められていた。
何でも「古き仕来り」とやらによると「人間世界で成人と認められても居ないような子供を
、神との交渉役たる神凪とする事は出来ない」らしい。
その場合、ルナフレーナは現在16歳・・・成人まで後四年の月日を待たなければならず。
先代神凪・シルヴァが亡くなって早四年。ここから更にルナフレーナが成人するまで待つ猶予など無い・・・テネブラエ、延いてはイオスの世界の為にも、神凪という希望の光が必要なのだ、と。だからこそ、
「俺が、神凪に・・・?」
次代の神凪には妹が・・・ルナフレーナが就くと信じて来たレイヴスにとって、それは当に青天の霹靂と言えた。
■□■□■□■□■□■□■□■□
・・・って、さすがに「このタイミングで神凪就任の話が入って来るのは、ご都合主義じゃない?」って感じなので。
ご都合主義の偶然を必然に近付ける為、順番に外堀を頑張って埋めて行きます。次回に。
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