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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 20》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【自称・学生・・・服のセンスが問われます】
 【そうだレスタルム、行こう。】
 【久し振りの再会・・・でも甘くはないです】



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 前回「フルーレ家の侍女・マリア」より「レギスがレイヴスを実子と認められなかったのは、ルシス側の「古より伝わる伝承」とやらのせいらしい」ってトコまで突き止めたレイヴス君。
 これで彼の行動範囲を「ニフルハイム帝国⇒テネブラエ⇒ルシス王国」まで広げます。
 なのでルシス王国領に踏み込む前に、第二章のニフルハイム帝国とルシス王国の関係をおさらい(毎回おさらいでスミマセン)。

 まず何度も書いている大前提ですが。
 このイオスの世界(=第二章)のニフルハイム帝国は、悪側では無く「真っ当な大国」で。
 ニフルハイム帝国とルシス王国は、敵対関係にはありません。
 利害関係からの多少の外交問題はあるとしても、国交断絶なんて事もない。
 何ならルシスの王様とニフルハイムの皇帝が、内々に直通で繋がっている(パイプ役=ドラットー)・・・それ位に親密な関係です。

 そしてレイヴスがルシス王国に赴く目的も、武力行使を伴う破壊・諜報活動などでは無く。
 自分の出生に関わるルシスの「古より伝わる伝承」とは何なのか・・・その足掛かりとして、まずは「ルシス王国領内での情報収集」をしに行くだけなので。
 ぶっちゃけ「ルシスの歴史&古代遺跡巡りが目的の観光客」と、やろうとしてる事は大差ない。なので、

 もしも道中、関所(入国手続き)みたいなのがある場合。公的手続きで嘘は吐けないから、帝国軍人である事は申請しなきゃだけど。
 手続きさえすれば一般人同様、入国自体は普通に許可下りるし。
 帝国軍人だからってルシス王国領内では監視付きとか、身分を隠して活動しなきゃならないなんて事もありません。

 つまり、ルシス王国領内でレイヴス達が普通に活動する事自体は、特に支障&問題無い。
 流石に、王の墓の鍵を物理的に破壊して侵入するとか・・・一般人がやっても罪に問われる様な事をしでかしたら、目を付けられる&問題になるだろうけど。
 感覚的には【FF15】のノクティス達が、帝国の支配下にある筈のオルティシエをウロウロ出来た位だから・・・ルシスと帝国が友好国なら、それよりも更に緩い感じかな。

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【自称・学生・・・服のセンスが問われます】
 ノクティスがウロウロ・・・と言えば。
 レイヴスは「神凪一族&テネブラエの王子」として、ルシス王国領内でも面が割れてる筈ですが。
 彼はテネブラエの惨劇以降4年間、表舞台から姿を消していた(=帝国の士官学校在籍)ので。
 ルシス国民達は「フルーレ家・侍女のマリア」ですら目を疑う程に成長していた「レイヴス・ノックス・フルーレ少尉(20歳)」を見ても、目の前の青年が「神凪一族&テネブラエの王子」だと気付かなかった・・・って事で、強引に乗り切ります。
 この時点のレイヴスは20歳なので、どのレイヴス寄りかは分かりませんが。
 実際【KGFF】のレイヴス(16歳)(28歳)、【FF15】のレイヴス(28歳)と・・・レイヴス君って「顔&雰囲気違わない?」って事、多いので。
「顔付きも雰囲気も違ってて、
 言われなきゃ、レイヴスって分からなかった。」
 ・・・って「想い出・記憶」が、この世界に混じっててもイイかな、って。

 何なら「ルシスの歴史&古代遺跡巡りが目的の観光客」に寄せて。
 考古学の勉強の為に遺跡調査にやって来た学生さん達・・・って態を装って、ルシス王国内ウロウロしてたら動き易くて良いかもしれない。
 引率のカリゴ先生(35歳)と、生徒のロキ(16)&レイヴス(20)&アラネア(22)・・・だったら大体の人間は誤魔化せるよ、多分。
 さっき書いた様に、入国時は嘘吐けないけど。
 別に入国後は軍人してる必要は無い・・・寧ろ「勉強の為に来た学生さん達」って触れ込みの方が、皆なんの疑いも無く色々な情報教えてくれそうだし。
 この辺り「騙す」って考えると、真面目なレイヴス君は抵抗感・有だろうけど。
 アーデンから「どんな時でも最善手を選べる」と評価されてるカリゴから提案&「実践経験が浅いレイヴスのフォロー」を任されてるアラネアに説得され。
 騙すようで気が進まないけど、確かに「ルシス王国領内での情報収集」が目的なら、その方が警戒されなくて良いだろう・・・って、意外と常識人(=帝国第一だけど、判断基準としては善悪のバランスが取れている)なロキが仕方なく同意。
 でも隊長のレイヴスが許可出さないと、何を言ったトコでそうはならないので。
 色々メリット&デメリットを考慮した上で、隊員達がそう言うならと彼らの意見を尊重した結果「考古学の勉強の為に遺跡調査にやって来た(学生達)」で通す事になります。
 レイヴス君としては「学生達」って部分は出来るだけ触れたくない。前半の「考古学の勉強の為に遺跡調査にやって来た」だけなら「真実」で済むので。

 でもアラネアなんかは「カリゴ先生~、お昼ご飯はどうします?」って絡んでそう。お支払いは全部カリゴ先生にお願い。
 ポケットマネーで処理するには大きい金額なので、流石にカリゴは後日請求・・・する時。レイヴス小隊は所属はあくまでも軍部だけど、実質アーデン専属(彼の指示で動いている形)なので、どこに請求するべきかスッゴイ悩んでそう・・・特に「アラネアの飲食代(主に酒代)」とか、正規ルートでは落として貰えなさそうなヤツ。
「先生と一緒じゃお酒飲ませてもらえないので、
 一人で飲んできました。
 はい、これ請求書ヨロシク~。」
 って。まぁ、アラネアも滅茶苦茶はしないだろうけど・・・ここぞとばかりに、ってのは有りそう&そんなアラネアにカリゴは手を焼いてそう。
 何か、第二章のカリゴは「一番損な役割」を引き受けてくれてるので、そういう「しょうもない貧乏籤引かされる苦労人」なイメージが付き纏う。頑張れ、カリゴ先生!

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 尤も、世界のベースとして「古き良きSFC時代の王道RPG」のイメージを敷いているので。単純に「素性を隠す」なら、それこそ【FF4】の暗黒セシルみたいに全身鎧でもイイんだろうけど。
 普通にモンスターは徘徊してるので、帯剣してるのは大目に見るとしても。
 比較的平和なイオスの世界を、全身鎧でウロウロしてたら流石に警戒されるだろうし。
 何より、全身鎧ってグラウカ将軍(ドラットー)と被っちゃうので具合が悪いな、って。
 何て言うか、レイヴスに全身鎧の要素を付けちゃうと「グラウカ将軍の正体は、ドラットーだった」のが歪んで伝わった結果「グラウカ将軍の正体は、レイヴスだった」・・・つまり「グラウカ将軍が戦死した後、レイヴスが将軍位に就いたのではなく。最初からレイヴスがグラウカ将軍だった」って風に、いつかどこかの後のイオスでは捩じれてしまいそう。そういう心配。
 なので、後世のレイヴス君の為にも、ここで全身鎧は避けたい・・・後、普通にレイヴス君(20歳)を拝みたい(私情)。

 ・・・反面《新約 》の次の世界(【FF15】⇒【FF15R】の関係)では、ルシス&テネブラエでの居場所を失い、弾かれてしまった「ルシス王国・第一王子&神凪一族の長兄=レイヴス」が「グラウカ将軍ポジション(全身鎧に身を包む、正体不明の帝国軍人)」で登場。
 肩書きは「帝国将軍」なので、行く先々でノクティス達と敵対するんだけど。
 物語中盤~終盤で、ルナフレーナに説得されて仲間(プレイアブルキャラ)入り。
 ここでやっと全身鎧「黒・レイヴス」を脱いで、お馴染みの「白・レイヴス」がお目見え・・・って展開は、それはそれで全然アリだとは思う。

 そう考えると、やっぱりキャラの在り方が【FF4】のセシルに似て来るのかな。彼も最初は暗黒騎士(黒)⇒パラディン(白)だったし。ルシス&テネブラエに居場所が無かったレイヴスを、ニフルハイムのイドラ皇帝が引き取って、素性を隠しつつ我が子同然に育ててた・・・とか?
 若しくは、あくまでも「主人公=ノクティス」って考えるなら、第二章の「想い出・記憶」として「レイヴス&ノクティス=実の兄弟」ってのがあるから「レイヴス=全身鎧=ゴルベーザ」ポジションも有りなのか。立ち位置として「全身鎧(=正体不明)+主人公の兄」ってのが成立するので。
 う~ん、ゴルベーザポジションのレイヴスか・・・夢が広がるなぁ。
 その場合のアラネアの位置取りも気になります。彼女は洗脳される様なキャラでは無いから・・・洗脳&裏切りとは違う経緯で、ノクティス側とレイヴス側の両方に関わって来そう(=彼女はどれだけ世界を繰り返しても「傭兵」属性だろうから、その辺の立ち回りは柔軟に動けそうだし)。

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【そうだレスタルム、行こう。】
 その辺は横に置いておいて・・・そんなこんなで、いざルシス王国!
 ノクティス達の足取りを逆行すると、オルティシエを経由して航路でルシス王国領(着:ガーディナ渡船場)入りになるのかな?いきなり隠れ港・・・ではないだろうし。
 でも今オルティシエに行っても、何をすべきか目的が見えてこないので。
 いきなり飛空艇でレスタルム・・・で、イイんじゃないかな。ノクティス達もスチリフの杜攻略後、アラネアが揚陸艇でレスタルムまで送ってくれたんだし。
 確かに、第二章だけで考えたら飛空艇の出番が早い気もするけど、第二章の前にノクティスの第一章丸々収まってる事を考えたらそうでもないし。
 飛空艇要員(?)のビックス&ウェッジの出番確保の為にも、移動手段としての飛空艇を確保しておきたい。
 とは言え「レガリア(regalia)」の言葉の意味を考えたら、飛空艇がレガリアの代わり・・・ってのは無理があるので。ルシス王国領まで飛空艇⇒領内では流石に目立つのでチョコボで移動、かな。
 因みに、自動車はそもそも存在してなさそう。少なくとも一家に一台とか、市民が当たり前に足として使える程には普及してない。
 第二章は「古き良きSFC時代の王道RPG」=SFC時代のファンタジーRPGイメージなので。さっきから「揚陸艇」じゃなくて「飛空艇」って書いてるのもそうだけど、基本的に文明&生活水準は【FF4~6】の範疇から外れない程度・・・ってイメージ。

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 という訳で、サクッとレスタルムに到着。
 でもルシス王国領、最初の地にレスタルムを選んだのは「アラネアがノクティス達をレスタルムに送って行ってあげるから」と言うのは、飛空艇でルシス王国領入りする事にしたついでの後付けで。
 本当の理由は、ルシスで一番最初に会いたい人が、レスタルムに居るから。

 前回はレイヴス出生の「真実」を知る為に、テネブラエの「フルーレ家の侍女・マリア」の元を訪ねました。

 そして今回は「レギスがレイヴスを実子と認められなかったのは、ルシス側の「古より伝わる伝承」とやらのせいらしい」・・・つまりルシス王国民なら誰でも知っているような「古より伝わる伝承」では無く。神話の時代より続くと言う、尊いルシスの血脈に纏わる「古より伝わる伝承」を知る人物を捜し出さなきゃならない。
 当然、そんな門外不出の最重要機密を握ってる人間は、ルシス王国内でも極一部の限られた重鎮クラスの人間で。そう言った役職の人間はインソムニアに籠っているだろうから、接触する事自体が難しい。
 じゃあ、どうするか・・・って考えた時に、都合が良い人が一人。
 それがレスタルムに避難して来ていたという、アミシティア家の執事・ジャレッド。
 【FF15】の設定に則るなら、彼はあくまでも「アミシティア家の執事」と言う立場なので、彼自身が高位の役職に有る訳では無いけど。
 彼が仕えていたのは「アミシティア家」・・・つまり主人はグラディオラスの父・クレイラスなので。
 クレイラスの立場と、立場を越えたレギスとの関係を考えれば、クレイラスはレイヴスが求める「古より伝わる伝承」を知っていて。
 それに関わる「何かしらの情報」をジャレッドが持っていても、不思議では無いかなっ・・・て。
 勿論、本当に「古より伝わる伝承」が機密事項なら、信の置ける執事と言えどクレイラスはその内容を漏らす様な事はしないだろうけど。
 レギスと話をしているのを聞いた、とか。
 その後、二人で〇〇に出掛けて行った、とか。
 長年仕えていた忠実な執事なら、物語のヒントになるような「何かしらの情報」位は知ってても・・・ってニュアンス。

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 そしたら、レスタルム⇒ジャレッドと来て、ジャレッド⇒カリゴに繋がるので。
 さすがに殺しはしないよ、第二章のカリゴは主人公側だから。
 でもまぁ、第一章にああいう形で継承されるって事は、レイヴス達の問いに「何も知らない」って言い張るジャレッドを、後から単独行動&自己判断でこっそり脅す・・・位の事はしてたのかもしれない、レイヴス達の預かり知らぬトコで。

 何が言いたいかって言うと、10年後の世界とやらで再会したタルコットの、
「街で 帝国軍の人に聞かれました
 僕が 王都の人間かどうか」
「ひとりで来たのか
 家の人はどこにいる?どうしたのか?」
「君のおじいちゃんはすごいね
 大きなお屋敷に勤めてるってことか」
「王家の人とも関わりがあるのか?
 だとしたら 本当にすごい と」
「僕は 素直に答えました」
「そのあとすぐ
 ホテルにその人が来たんです」
 って告白。これって「帝国軍の人に聞かれて」「そのあとすぐホテルにその人が来て」「ジャレッドが殺された」って流れから、素直に考えたら「あ、これカリゴか」ってなるんだけど。
 今回の第二章ではここを「幼少期のタルコットに、レイヴス一行が声を掛けた」って考える。最初「王都の人間かどうか」聞いたのがカリゴで。以降、レイヴス⇒アラネア⇒ロキの順かな、口調とか内容と擦り合わせたら。
 だから、カリゴ一人の台詞にしては、最初⇒最後で口調が違うのは。タルコットが王都の人間と知り、話を聞き出すうちに利用価値があると思ったから、次第におもねる様な口調になって行った・・・のではなく。
 レイヴス一行の四人が、タルコットに順繰りに話し掛けていたから・・・これなら最初⇒最後で口調が違うのも。シドニー曰く「賢い王都の子」であるタルコットが、何の疑いも無く「僕は 素直に答えました」ってのも納得だし。
 つまり「賢い子」と評されるタルコットが王都陥落の後、明らかに「軍人」然としてるカリゴに、調子良く持ち上げられたから「僕は 素直に答えました」のではなく。
 話し掛けて来たのが「考古学の勉強の為に遺跡調査にやって来た(学生達)」を装っているレイヴス達だったから、警戒感無く「僕は 素直に答えました」・・・って風に考える。

 けどこれって、すんなりとは行かない・・・どころか、かなり無理を通さなきゃならない。何でかって言うと、第二章って「過去のイオスの世界の、8年前の世界」だから。
 wikiによるとタルコットは7歳・・・って事は、8年前って生まれてない筈。
 レイヴス28歳の時に、タルコット7歳だったら。
 レイヴス20歳の時に、タルコットは-1歳・・・になっちゃう、そう言う計算。
 それは自分でも分かってるんだけど。
 第二章では多分、レイヴス20歳の時に、タルコット7歳。
 ついでに言うとジャレッドも8年遡らず、今の時点で【FF15】と同じ年齢・・・だったって思ってる、勝手に。
 何だけど、その理由をここで書くとまた混沌としてしまうので、一旦置いておいて。
 今はこの時点、つまり「レイヴス20歳の時に、タルコットは7歳」で。
①タルコット少年(7歳)は、ホテル(=屋敷)の前で遊んでいた時に、レスタルムを訪れたレイヴス達に声を掛けられ(上記の遣り取り)。
②孫が見覚えのない大人4人囲まれているのに気付いたジャレッドが、何事かと心配してホテルから出て来て「どうかしましたか?」と声を掛けた。
③タルコットの話から、目の前の老紳士が家の人とも関わりがある」人物だと察したレイヴスは「ルシスの「古より伝わる伝承」について」尋ねてみるも。
④ジャレッドは「私には何の事か・・・お力になれず、申し訳ございません」と、あくまでも丁寧に返答。それ以上の関わりを避ける様に、タルコットを促しホテルに戻ってしまった。
⑤その様子から「多少強引にでもココを突破口にするのが最善手」と判断したカリゴが、別行動中に単独でジャレッドに接触(=そのあとすぐ ホテルにその人が来た)。
「貴方が何も知らないと言うのなら、
 お孫さんに聞いてみましょうかね。
 随分と利発で聡明な子だ・・・何か知っているかもしれない。」
 だから剣を突き付けたり、タルコットをチラつかせて明確に脅した訳では無いです・・・文脈だけ見れば「孫(=タルコット)を褒めてるだけ」だし。カリゴは「こういうシーンでの対応力」を買われてアーデンに抜擢されてるので、明らかに「脅迫だ」と後日訴えられる様な下手な交渉はしない。ある意味、丁寧過ぎる位に丁寧&物腰柔らかな紳士。
 でも、この「孫(=タルコット)に聞く」という部分を、ジャレッドはカリゴの思惑通り「脅されている?」と勝手に判断し。
 孫の身の安全の為「この近くの滝裏に隠された『王の墓所』には、王家に纏わる秘密が隠されているらしい」と洩らした。

 だからこそ、ジャレッドもジャレッドで「脅されてる?」位では、無難な事しか言わなかった・・・って事。
 だって孫に剣を突き付けられてる様な、切羽詰まった状況なら兎に角。
 脅しかどうかも分からん程度の脅しで、めっちゃ重要機密情報漏らされても「えぇ?!そこまで言う?」って・・・何か話のパワーバランス悪いし。ジャレッドの立場的にも、話しの展開的にも、この程度のヒントで丁度かな、と。そもそも執事のジャレッドは、本当に詳しい事なんて知らないだろうし。

 あと、最後になりましたが。
 タルコットは兎に角ジャレッドは、王都から避難してきたのではなく「レスタルム在住」の方が、ご都合主義にならなくて良いかな。
 そもそも王国と帝国が交戦状態に無い以上、ジャレッドが「戦火から逃れる為にインソムニアから避難して来た」って理由が通らない。
 つまり彼が「レスタルム在住でない」なら、それが引越しでも、避暑でも、観光でも、何でもイイけど「その時、偶然レスタルムに居た」別の理由を考えなきゃならない⇒結局どんな理由をつけたトコで「偶然ジャレッドがレスタルムに居る事自体が、ご都合主義」になっちゃうし。
 それに正直、ジャレッドって執事にしては、ちょっとお爺ちゃん過ぎると言うか。
 執事って老紳士のイメージがあるのは確かだけど、執事の仕事って「主人の補助」で、その仕事内容は多岐に亘る。そんな決して楽では無い仕事を、杖付かなきゃならないお爺ちゃんに任せるのはどうなんだろう・・・って考えた結果。
 話がややこしくなるので、便宜上「ジャレッド=アミシティア家の執事」のまま書くけど。
 実際はジャレッドは「既に数年前にクレイラスの元を離れた、アミシティア家の元執事」で「今はレスタルムで隠居生活の身だった」・・・ってイメージで見ています。

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 ジャレッドの補足を挟んだトコで。
 出来る男・カリゴが得てきた情報を頼りに、滝裏の王の墓所へ・・・行きたいトコだけ準備が足りない。
 だって王の墓所って、鍵掛かってるんでしょ?
 だとしたら、わざわざ入口まで行って「鍵が掛かっていて入れない・・・」って引き返すのもダルいし(実際のゲームだと尚更ダルい展開)。
 第一、一般公開されてもいない王の墓所なんて、許可無く侵入して良いとは思えない・・・ので、
「しかし、王の墓所に立ち入る事が許されているのは、
 王家に認められた、墓所の鍵を預かる極僅かな者のみ。
 貴方がたが行った所で、中に入る事は出来ないでしょう。」
 って、予めジャレッドに重々忠告してもらって(但し昔のゲーマーは「行くなよ!」って言われても行っちゃう)。
 行っても入れないらしいから、どうしよう・・・って状態で、王の墓所についての情報収集。
 してたら、どうやら王の墓所と言うのは一か所では無く複数個所あって。中には観光資源として整備され、一般公開されている物もあるらしい・・・という情報を入手。
 この「一般公開されている王の墓所」を、ノクティス達が最初に訪れた『賢王の墓所』に繋いで。
 ジャレッドの言う王の墓所には入れそうにないから、一先ずそちらへ行ってみよう・・・って流して、レイヴス達を『賢王の墓所』方面に移動させる。

 勿論『賢王の墓所』も、一般公開とは言っても外観だけで内部には入れないんだけど。何か『賢王の墓所』って「外観がモニュメントみたい=見てもらう事前提」に見えたので。
 どの王の墓所も同じ様な造りなら「王様のお墓だから、後世まで威信&権力を示す為=見てもらう事前提だから」で済ますんだけど。
 王の墓所って扱いの差が激しいので・・・それこそ一般公開「皆さん、見て下さい!」って意味で、意図的に『賢王の墓所』は整備されてるのかな、と。

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【久し振りの再会・・・でも甘くはないです】
 と言う流れで、滞在予定日数を越えてレイヴス達は『賢王の墓所』方面へ。
 向かった!着いた!入れない!
 ・・・一般公開されているのは外観だけなので、そりゃそうだ。
 分かってはいた事だけど、これでは本当にただの観光客。滞在日数オーバーしてまで来たのに成果0では困ります。カリゴの手元に溜まった請求書が、益々提出しにくくなっちゃう。

 そんな可哀想なカリゴの為にも、自身が追い求める「真実」の為にも。
 せめて何か「真実」に繋がる様なヒントが無いかと、外観をしげしげ見てたレイヴスが背後を取られて斬り掛かられる。
 いや、まぁ・・・ちゃんと反応して斬り返すんで、斬られないけどね。アーデンが化けてたグラディオラスの一撃を受け返した時みたいな感じでも良いよ。
 で、相手を見て目を見張るレイヴスと。
 いきなり斬り掛かって来る=敵襲と判断して、剣を構え相手に向かって走るロキ。
 でも、ロキは初撃を振り下ろす間も無く、肘の一撃喰らって吹っ飛ばされる・・・いや、だってロキでは勝てないよ、相手コルだから。

 そんな可哀想な噛ませ犬役・ロキからの、
「コル将軍、何故?!」
 問答無用で刀を振るうコルに、レイヴスが応戦・・・からの、
「・・・腕を上げたようだな、安心したぞ。」
 って、久し振りに再会した師弟関係によくある展開。
 第二章では、レイヴスが「大切なものを守る強さが欲しい」と誓った12歳から、レイヴスが帝国に身を移す16歳までの剣の師匠はコルだったので。
 コルにすれば4年振りに会ったレイヴスが、どのように成長しているか試してみたかった・・・って事。
 で、実際に斬り合ってみたコルは。
 帝国軍属となったレイヴスが、自分が教えた剣術を守っていた事。
 自分が与えた剣を、今でも使い続けていた事・・・嬉しかったんじゃないかな?
 だって軍属なら「日本刀仕込みのサーベル」なんて独学を通すよりも、士官学校で習う剣術&支給される武器に流れる方が自然だろうから。
 勿論、ちゃんと強くなっている・・・その成長あっての嬉しさ&安心だろうけど。

 ちょっとバタバタしましたが・・・ここらで雑にコルとロキの絡みも噛ませておいて(本当は「vsロキ(キュイラス戦)」は、場所&タイミング違うけど)。
 このイオスの世界、鍵をくれるのはコルと相場が決まっているので(謎相場)。手合わせ後に彼から「王の墓所の鍵」を受け取る。
 ・・・って事は、ジャレッドが言っていた、
「王の墓所に立ち入る事が許されているのは、
 王家に認められた、墓所の鍵を預かる極僅かな者のみ。」
 鍵持ってるって事は「王の墓所に入っても良い=王家の許可を得た」って解釈で今後は進みます。

 なので、進捗によってはこの辺りで、
「今のって、ルシスの不死将軍だろ?
 何でアンタに王墓の鍵を・・・?」
 さすがに聡いアラネアでも「レイヴスとレギスが親子」ってぶっ飛んだトコまでは繋がらないだろうけど。レイヴスとルシス王国の関係を勘繰られても良いタイミングかもしれない。

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 尚、この一連の裏での流れが、どうなってるかと言うと。
 まず、アミシティア家の執事・ジャレッドから、主人・クレイラスの元に、先日の一件が報告される。
 ジャレッドが声を掛けた時、レイヴス君たちは「考古学の勉強の為に遺跡調査にやって来た(学生達)」を装ってはいたものの、やっぱり一般人では無いオーラと言うか・・・ジャレッドも立場上、高貴な身分の人間を見る目は肥えてるので、身なりや所作から「何か妙だな?」と警戒はしていた。
 しかも話してみれば「ルシスの「古より伝わる伝承」について」の情報を聞き出そうとしたり。
 挙句の果てには脅迫紛いの手段を取ったりと、やっぱりどうにも「勉強の為に来た(学生達)」には見えなかった。
 なので「素性の分からない4人組に、ルシスの「古より伝わる伝承」について何か知らないかと聞かれた」&「孫の安全の為。滝裏の王の墓所の事を話してしまったが、鍵を持つ者でなければ入れないと告げた」事を、クレイラスに報告していた。

 で、その話を聞いたクレイラスは「どんな特徴の4人だったのか?」をジャレッドに確認するんだけど。
 先にも書いた様にジャレッドには「考古学の勉強の為に遺跡調査にやって来た(学生達)」と言っていたけれど、身なりや所作、話の内容から「勉強の為に来た学生(=普通の一般人)」には見えなかった・・・としか答えようが無かった。
 でも、最後に彼はこう付け足した。
「ただ・・・朧気ながら、1人は顔に見覚えがあるのですが。
 何時何処での事かまでは思い出せず。申し訳ございません。」
 ジャレッドはアミシティア家に仕える執事として恥ずかしくない様、ルシス王国だけではなく、世界規模の情報を常に見聞きし知見を得ていた。
 だから当然「神凪一族&テネブラエの王子だった4年前のレイヴス」は知ってた。
 ので「言われなきゃ分からない位、別人に成長した今のレイヴス」を見てもレイヴスだとは分からなかったけど、どこかで見た気がする・・・位には、そんなぼんやりとした「想い出・記憶」を持っていた。

 なのでクレイラスは「4人組の1人がレイヴス」って事には気付いてない・・・と思う。だって情報源のジャレッド自身アヤフヤなので。
 でも「素性の分からない4人組に、ルシスの「古より伝わる伝承」について何か知らないかと聞かれた」って内容が内容だったので。
「何か手を打つべきだろうか?」
 そういう意味合いから、ジャレッドからその様な報告があった事をレギスに伝えた。
 本来、国王に報告を上げるともなれば、もっと正確な情報を得てから・・・ってなるだろうけど。
 レギスとクレイラスって立場がどうこうより普通に仲が良い・・・30年前の旅の供には含まれてないけど、関係的にはその辺りの面子に近いイメージなので。
 内容はアヤフヤだし、ただの杞憂かもしれないけど「どう思う?」位の感覚で報告出来たんじゃないかな?クレイラスだからこそであって、普通の王と臣下の関係なら、ココまでポイッとは投げ掛けれないとは思う。

 つまりジャレッド⇒クレイラス⇒レギスへと報告が上がって来て。
 ぼんやりした情報ではあったけど、直感的に「レイヴスでは?」と思ったレギスは、真偽を確かめる為&レイヴスだった場合に託すようにと「王の墓所の鍵」をコルに預け送り出した。
 時間的に余裕があるなら、一旦グラウカ将軍経由で帝国サイドの情報を仕入れても良いんだけど。レギスって結構「思い立ったら直ぐ実行」みたいな気がするので。
 自分の出自に疑問を持ったレイヴスが、自らその「真実」を調べているのかもしれない・・・って思ったら、居ても立っても居られなかったんじゃないかな?
 でも残念な事に。ここまでの展開から分かる通り「ルシス国王」って言うのは、実は世界で一番雁字搦めで身動きが出来ない。言いたい事も言えず、自分の望みすら押し殺してでも「イオスの世界が望む、ルシスの王様」で居なきゃならない存在なので。

 レイヴスがルシス王国領内に来ているのなら、直ぐにでも駆け付けたかった。
 けど・・・どんなに近くにいたとしても、どれほど助けてやりたくても。
 レギスは「ルシスの王様」なので、そんな勝手は許されなかった。

 だからレギスは自身の想いを込めて、レイヴスが求める「真実」に必要な「王の墓所の鍵」をコルに託した。
 鍵を持つという事は、物理的に入れるだけでは無く「墓所に入る資格を持つ者」の証明にもなる・・・しかもそれがレギスからともなれば「王の許しを得て、墓所に入る事が出来る」って事なので。
 レイヴス君には、器物損壊の上に墓荒らし・・・って心苦しい思いをしなくて済むし。
 レイヴスみたいなタイプの主人公に犯罪行為させるのは、話の説得力を欠いてしまうので・・・話の流れ的にも、大義名分を持たせてやれて助かる。

 尤も、王様の許可貰ったからって大っぴらに出入りして「何故、王の墓所の鍵を持っているんだ?!」って騒動になっちゃうのは困るので(主にレギスが)。
 あくまでも「鍵があるから、見つかっても大丈夫」ではなく「国王が鍵を貸してくれたって事は、調べても良いって事だろう」って意味。
 なので基本、ここからもコソコソ・・・じゃないけど。
 あまり目立たず隠密行動を心掛けつつ、新たに行けるようになった「王の墓所」を巡る事が目的になります。

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 ただ、ここまで話を転がそうと思ったら、それなりの日数が居る筈。
 だってジャレッド⇒クレイラスだって、その日のうちに・・・って程、早くはないだろうし(隠居の身なら尚更)。
 クレイラス⇒レギスだって、話しついでの「どう思う?」程度なら、他の仕事をほっぽり出して・・・って程のスピード感では無い筈だし。
 レギス⇒コルは、問答無用で早い可能性が高いけど。
 鍵を預かったコルだって、今どこに居るか分からないレイヴス達の足取りを追うor目星を付けて待ち伏せなきゃならない筈だから。
 仕事が早いレイヴス小隊が順調過ぎると、鍵(コル)の到着が間に合わなくなっちゃうので。
 ジャレッドからの話が届くまでの間と同程度、レイヴス達には足止め・・・と言う名の、時間を潰してもらわなきゃならない。

 で、何して時間潰すかって言ったら、場所的にもタイミング的にも「モンスター退治の小遣い稼ぎ」挟んだら丁度良いんじゃない?
 第一章のノクティス達の場合。同じルシス王国内なのに「王都の金が使えない」とか言う、訳分からん事になってたけど(どこが通貨発行権持ってるの?)。
 第二章のレイヴス達の場合。帝国領と王国領で通貨が違う⇒帝国出国時、王国通貨を用意して入国⇒予定より滞在日数オーバー⇒予め用意してきた王国通貨が心許なくなってきた・・・なら、抜かり無さそうなレイヴス小隊が金欠でも「それなら仕方が無い」で通せそう、そんな思惑。

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