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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 11》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【祖国テネブラエから、ニフルハイム帝国へ】
 【第二章:レイヴス君を主人公に担ぎ上げます】
 【レイヴス少年が、レギスを許せなかった訳】
 【「運命の王子」と、献身の「導き手」】
 【ノクティスがクリスタルの中にいたのは何年間?】

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【祖国テネブラエから、ニフルハイム帝国へ】
 前回までで、所謂「テネブラエの惨劇(襲撃事件)」をまとめた訳ですが・・・最後にもう一つ押さえておきます。

 ここまでで書いた様に、ニフルハイム帝国軍は「ルシスの王族」を狙って襲撃したのではなく。
 ルシス王国&テネブラエの内乱(反勢力)から「従属国であるテネブラエの神凪及び、王子王女の身柄確保」する為、イドラ皇帝の指示の下に正式派遣された・・・と言う事になっています。

 なので帝国軍はノクティスを連れ逃走したレギスを追う必要は無く。
 混乱状態にあったテネブラエの森を制圧後。
 彼らに課せられた次の任務は「安全確保の為、保護対象を帝国に連れ帰る事(一時保護)」だった。

 帝国としては、未だ敵味方も分からない人間達が息を潜めるテネブラエに、せっかく保護した三人を返す訳にはいかない。
 だから「従属国であるテネブラエの神凪及び、王子王女の身柄確保」後は「安全確保の為、保護対象を帝国に連れ帰る事(一時保護)」と、最初から指示されていた。
 でも誤算だったのは「テネブラエの神凪・シルヴァ」が殺されてしまった・・・彼女の身柄確保が間に合わなかった事。
 シルヴァを説得する事が出来れば、子供達二人も大人しく同行しただろうけど。
 目の前で無念の死を迎えた母を残して、訳も分からず帝国に連行される・・・まだ16歳のレイヴス少年に、そんな状況受け入れられる筈が無かった。

 多分レイヴス少年は、滅茶苦茶抵抗したと思います。
 抵抗するとは言っても、彼の性格を考えると16歳でも「取り押さえようと周囲を囲む帝国兵を振り払って・・・」みたいな、毅然とした対応をしそうなイメージですが。
 実際は帝国兵二人掛かりで両腕を拘束され、押さえ付けられ動きを制限されるのを「神凪一族の誇りに掛けても、無様に跪くような事はしない」みたいな想いだけを糧に必死に抵抗していた・・・ってイメージ。

 なんですが・・・これは実際にあったワンシーンを、無理矢理引っ張って来た結果のイメージだったりします。
 どこのシーンかと言うと【エピソード・イグニス】で意識を失ってるノクティスを前に、アーデンがイグニスに対して「だからもう諦めて 旅も未来もここでおしまい」とか言ってるシーンがあったけど。
 そんな緊張感張り詰める遣り取りの後ろで、帝国兵に拘束されて 悶え 抵抗しているレイヴスの主張がやけに煩いな・・・と、初めて観た時から思ってて。
 何て言うか・・・あの辺りの遣り取りって、明らかにアーデン&イグニスが主点じゃないですか。だとしたら演出としてもアーデン&イグニスに集中したい&させたい筈なのに、話の流れとしては部外者のレイヴスの動きが煩くてソッチに意識が持って行かれるというか。
 結果として、レイヴスが投げた短剣のせいで、アーデンは動きを止めた・・・このタイミングをギリギリまで引っ張る為、レイヴスが動けなかった理由として「帝国兵に拘束されていたから」って理由を付けるのは分かるんだけど。
 それにしたって、あんだけ背後でゴソゴソ動かさなきゃならないモンかな?レイヴスのキャラだったら、拘束されてても睨み付けて機を窺う・・・位の方が自然じゃない?
 ぶっちゃけ「手前が大事な話ししてんだから、後ろは大人しくしてろよ?」って思ったモン。
 そこまで必要か?帝国兵に拘束されて、必死に抵抗してるレイヴス将軍?
 それとも何?どっかの層に対するファンサービスなの?

 と言う風に「ここでこのレイヴスって変じゃない?」ってのが「実は他のシーンのレイヴスなの?」ってなり。
 それだったら「レイヴスが帝国兵に拘束されて、抵抗していた」って、過去の世界の「想い出・記憶」が【FF15】ではあのような形になってしまっただけで。
 本当の「想い出・記憶」は、第二章のテネブラエでの出来事。つまり「レイヴス少年が帝国兵に拘束されて、抵抗していた」だったら、レイヴスもまだ16歳だし、母親が目の前で亡くなったばかりで帝国に連行って状況だしで・・・まぁ、ああいう抵抗の仕方をしても仕方が無いのかな、と。

 だから、あのシーンが無ければ16歳でもレイヴス少年は「毅然とした態度で抵抗した」ってイメージになってただろうけど。
 あのシーンがあるからこそ、少しでも相応しい方に押し付ける為に、16歳のレイヴスは「拘束されながらも、必死に抵抗した」ってイメージになった・・・自分的には「コッチの方が真実なんです」って言われる方が、まだ筋が通るから。

 という訳で、帝国は「従属国であるテネブラエの神凪及び、王子王女の身柄確保」の為にやって来て、安全確保の為に保護対象であるレイヴス&ルナフレーナを帝国に連れ帰ろうとしたんだけど。
 そんな事情を知らない&母を亡くしたばかりのレイヴス少年は、自分を連れ帰ろうとする帝国兵に対し当然抵抗した⇒レイヴスが抵抗するので、帝国兵は実力行使せざるを得なかった・・・こういう流れ。連行とは言っても、テネブラエの王子であるレイヴスを帝国軍は丁重に扱っただろうから。

 でも別働部隊の帝国兵たちがルナフレーナを護衛しながら戻って来たのを確認して、漸く納得。
 納得しつつも、未だ色々な事が理解出来ない状況に置かれているので。
 帝国が助けてくれたのは事実なんだけど、だからと言って心から「助けて下さり、有難うございました」なんてニュアンスでは無い。
 人を疑う事を知らない&元々帝国に対して警戒心が無いルナフレーナに説得されて、レイヴス少年は渋々帝国軍に付いて行く事を選んだ・・・フルーレ兄妹のニフルハイム帝国入りは、このような流れになります。

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【第二章:レイヴス君を主人公に担ぎ上げます】
 これでやっと、土台が整ったので・・・レイヴス君が主人公の第二章を展開して行きます。

 まず導入としては、
 普通に【FF15】をシナリオ通りに進め、
 ノクティスがクリスタルの中に取り込まれる。
 そこで剣神バハムートと何やかんや話をして。
 力を蓄える為に、約10年もの時をクリスタルの中で過ごす。
 つまり、ここまで【FF15】の通り、何の変更も加えずそのまま進めて来ておいて。
 この「クリスタルの中で過ごした約10年」の部分に「第二章:レイヴスが主人公の物語」を放り込む事で、レイヴス視点で「過去のイオスの世界の、過去(=失われた真実)」を知る=ノクティスは「実を知る」となるに必要な「力(=真実)」を得る・・・って展開に誘導する。

 なので【FF15】では膝抱えてクルクルしてただけで、いつの間にか10年位経ってたらしいノクティスの意識を、【FF8】のジャンクションの様に「過去のイオスの世界の、過去」のレイヴスに移します。

 じゃあ、どの時点のレイヴスに飛ばすかですが。
 レイヴスの物語の始まり・・・彼がニフルハイム帝国に身を寄せる事になった経緯を語ろうと思ったら16歳当時って事になるけど。
 この第二章はあくまでも「新約の第一章:ノクティスが主人公の物語」の対に位置する「新約の第二章:レイヴスが主人公の物語」って位置付けなので。
 ノクティスが20歳だったので、レイヴスも20歳なのが収まりが良いかと。

 でもそれをすると、彼の運命を変えたテネブラエの惨劇まで遡れなくなってしまうので。
 一番最初(冒頭)だけは、レイヴスの回想シーンに繋がる・・・って事でお茶を濁そうかと。
 つまり20歳のレイヴス君が「テネブラエの惨劇~自分がニフルハイム帝国に身を置く事にした経緯まで」を回想。
 そのレイヴスの記憶に触れる事で、ノクティスは自分が直接知る事が出来なかった「失われた真実」を得て行く・・・具体的に書くと、こんな感じ。

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 レイヴスにすれば16歳の時のテネブラエの惨劇は心を抉る傷となっていて、何年経とうが忘れる事なんて出来ず。
 この時も、ルシスの一行を歓迎する為に出迎えたはずが何故か戦闘状態となり、母・シルヴァが自分を庇って亡くなった事。
 助けを求めても、レギスは自分達を助けてくれなかった事。
 訳も分からないまま帝国軍に拘束され、ニフルハイム帝国に連れて来られた事(ここまでが前回までに書いたテネブラエ襲撃)。
 その後「今はまだ危険な状況なので、テネブラエに返してやる事は出来ない」と告げられ、暫くの間ニフルハイム帝国に妹共々身を置く事となった事・・・そんな過去の境遇を思い出していた。
 この時の帝国の対応に対し、元々ニフルハイム帝国とテネブラエは宗主国と従属国の関係&その関係は良好な物だったので、純真なルナフレーナは「お兄様と一緒なら・・・」と、特に異を唱える事は無かった。

 でもレイヴスにすれば、
(あの争いの元凶は何だったのか?
 本当の敵は、誰だったのか?どこの人間だったのか?)
 確かにテネブラエと帝国の関係は悪くは無いし、今の現状を見れば帝国の言い分は尤もだし、帝国がテネブラエの王族を助ける為に駆け付けてくれたのも事実・・・だとしても。
 自国内にそんな敵対勢力が居たなんて思いたくないし。
 古より「共に在るべき」と語り継がれてきたルシス王と神凪。帝国との関係は、それらを掲げるルシス王国とテネブラエの関係ほどのモノでは無い。
 ルシス王国とテネブラエが敵対するなんてあり得ない・・・レイヴスはそう思いたかった。
 そう思いたかったからこそ、レイヴスは何を信じて良いのか分からない・・・全ておいて疑心暗鬼になっていた。

 そんなレイヴスに、帝国の宰相と名乗る男は問い掛けた。
「ねぇ、ルシスの王サマの事、恨んでる?」
 それはレイヴスの心を震わせたけれど・・・彼は毅然と言い張った。
「一国の王であれば、当然の事。
 そう、理解しています。」
 目の前で母を失っても、助けを求め見捨てられても・・・テネブラエの王子は、ルシスの王を責めはしなかった。
 一国の王であれば、自分の命と王位後継者の命を優先するのは当然の事で。
 あのような状況であれば、自分達を見捨てても仕方がないだろう・・・そう理解している、と。
 ルシスの王としてのレギスを敬愛していたからこそ、レイヴスは王としての彼の行動を責める事なんて出来なかった。

 そう・・・王としての彼の行動を、責める事なんて出来なかった。

 でも続く彼の言葉に、レイヴスの想いは突き崩された。
「一国の王であれば、ね。
 でも一人の人間としては、どうなの?」
「・・・どういう意味でしょうか?」
「あれ、まだ知らされてなかったんだ?
 そのルシスの王サマが、君の本当のお父様・・・って事。」

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【レイヴス少年が、レギスを許せなかった訳】
 何か「それもう言っちゃうの?」って感じですが・・・言うてこの第二章って【FF15】で言えばノクティスがクリスタルに取り込まれた後。つまり物語としては大分盛り上がって来てるトコなので。
 今更ここをボカしたトコで中だるみするだけなので、突然のレイヴス視点に「え、何?どう言う展開?」ってトコに、容赦無く叩き付け畳み掛ける。無茶を通す時には勢いが大事。

 話の内容に戻すと、当初レイヴスは「母と自分を見捨てて逃げたレギスの事を恨んではいなかった」という事になります。
 だってレイヴス君はテネブラエの民を守り導く神凪一族の人間として、民の上に立つ人間の在り方は身に付いていただろうから。

 王とは、絶対に立ち止まってはならないものだ。
 どれほどの犠牲がでようとも 前に進み続けなければならない。

 当然、国や民の為なら、私情を捨てなければならない事もある。
 一国の王であれば、自分の命と王位後継者の命を優先するのは当然で。
 あのような状況であれば、自分達を見捨てても仕方がなかっただろう。

 ルシスの王としてのレギスを敬愛していたからこそ、レイヴスはそう自分自身に言い聞かせる事で一生懸命理解しようとした、レギスを信じようとした。
 レギス陛下は、王として正しい行動を取られた。
 だからあれは、仕方がなかったんだ・・・と。

 でもそれって、レギスの事を「ルシスの王」として敬愛していたからで。
 突き付けられた事実・・・つまり「レギスが自分の実父」という事を知ったと同時に、レイヴスの「王であれば仕方がない」と言う心の逃げ場は塞がれてしまった。

 だってレギスが自分の実父という事は、当然母・シルヴァとは嘗て想い合った仲である筈で。
 事実レイヴスの目から見ても、レギスが訪れた時の母の様子は一際嬉しそう・・・それこそ恋人同士の様に見える事があった程だったから。

 きっと、今でも母は彼を愛していたのだろう。
 そして、彼も母を愛していたのだろう・・・男女としてではなくても、一人の人間として。
 それなのに、今ある現実は。
 レギスは嘗て愛した女性を、そして今も愛していた女性を見捨てた・・・という事実。

 確かに実子である自分も見捨てられた・・・その事も信じたくないけど。
 これに関しては、そもそもその事実が信じられないって一面があるので、そこまで思考が追い付かない。
 だから何よりも自分の事よりも、
 
 愛した女性を見捨てる・・・その時、どんな気持ちだったのか?
 ルシスに逃げ帰った今、見捨てた母の死を、どう思っているのか?

 愛した男に見捨てられる・・・その時の母の胸の内を思えば。
 レイヴスはレギスの真意を聞かなければならないと思った、どうしても知りたいと思った、彼の口から「真実」を聞きたかった。

 思えば分からない事だらけで、
 自分は何も知らない事を思い知らされた。
 だからレイヴスは「真実」を知りたいと思った。
 今まで知らされなかった「真実」を自ら解き明かす・・・その為に、

「テネブラエに戻っても今まで通り、何も変えられない。
 世界を知りたいのなら、ウチ(=帝国)においで。
 君が求める「真実」まで・・・オレが導いてあげるよ。」

 彼が自分に何を求め、そのような提案を持ち掛けて来たのかは分からない。
 でも今のままでは変われない、世界は「真実」を教えてはくれないだろう。
 だから、
 恭しく差し伸べられたその手に、レイヴスは指先を添えた・・・躊躇いと期待を重ねて。

 長く伸ばした赤毛を束ね、白い聖衣に身を纏った帝国宰相。
 彼の宿願は、イオスの世界に「真実」を取り戻す為「運命の王子」を「実を知る」まで導く事。
 自らが選ばれた「運命の王子」という事すら知らされていなかった、無知で哀れなテネブラエの王子。
 だから彼を「真実」まで誘う「導き手」として、

「ちゃんと『オレの後に』ついてきて」

 ついてこられなきゃ『ゲームオーバー』だよ・・・「運命の王子(=主人公)」サマ。

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【「運命の王子」と、献身の「導き手」】

 ここまでがレイヴス君の回想シーンで、ここから先は「主人公=レイヴス(20歳)」を操作して物語を進めて行く・・・ってイメージになります。

 だから回想シーンの最後の最後で「アーデン、白?!」ってなる訳です。
 これはレイヴス君に取り入る為では無くて、グラウカ将軍との遣り取りの段階でも白アーデン・・・つまりボカして来たけど第二章のアーデンは最初から【FF15】の黒アーデンではなく、【DDFF】&【FFRK】の白アーデン(献身者の聖衣ver.)だったって事。

 第二章のニフルハイム帝国は悪側では無い・・・ってのは散々書いて来ましたが。
 真っ当な大国の宰相が、あんな胡散臭い中年のオッサンでは場から浮いちゃうし。
 ただでも人間不信真っただ中のレイヴス少年が、そんなオッサンに「オレに付いておいで」とか言われたって靡く訳が無いので(小学生でも分かる通報案件)。

 真っ当な大国の宰相(=SFC時代で言えば大臣キャラに相当)に、相応しい出で立ちとして。
 王道&正統派王子のレイヴスに相応しい、彼に助言を与える「導き手」として。
 そして世界が対の関係にあるのだから「黒アーデン⇒ノクティス」の対としても、「白アーデン⇒レイヴス」の方が落ち着きがイイだろう・・・って理由が八割で。
 残り二割は「単純に趣味嗜好」だったりします。
 これは半年前の【FFRK】の記事で、
 個人的には『献身者の聖衣』の方が、欲しかったりする・・・所謂ギャップ萌えってヤツで。
 それに『献身者の聖衣』を着たアーデンなら、レイヴスの横に置いてもお似合いだと思うし。
 
・・・って書いていた位なので。多分、どうしようもない何か。

 と、ここまでは「第二章での白アーデン」について補足してきましたが、彼に限らず。
 第二章のニフルハイム帝国は、主人公サイドの国に相応しい・・・主人公・レイヴス君に対して寛容で健全で清廉潔白な「真っ当な大国」です。
 だってニフルハイム帝国とルシス王国も、皇帝と国王が秘密裏に繋がっている様な「絶賛関係強化中」の仲だし。
 帝国はテネブラエを支配下に置いているとは言っても、イオスの世界の為「神と心を交わす唯一の存在」である神凪を掲げるテネブラエを尊重していたし(帝国人は「テネブラエ=属国」と見下してはいない)。
 レイヴスから見ても、ニフルハイム帝国とテネブラエは400年前から「宗主国・従属国」の関係だけど、テネブラエは神凪一族による自治を認められている&武装組織を持たないテネブラエの安全保障を担ってくれる・・・そんな良好な関係で(12歳のルナフレーナ王女が「支配下にある」なんて思っても無かった程)。
 事実としてニフルハイム帝国は、テネブラエの惨劇の際には帝国軍を派遣。
 母・シルヴァは救えなかったけど。
 幼い妹と、何も出来なかった自分を、混乱極まるテネブラエの森から救い出してくれた。
 疑う余地も無い・・・ニフルハイム帝国はレイヴスにとって「命の恩人」と言える存在、だった訳です。

 わざわざ引き合いに出す必要も無いかもしれませんが・・・本来の【FF15】レイヴスは取り巻く状況的に「属国の王子」というレッテルが付いて回るだろうし。
 そのせいで不当な扱いを受けたり、理不尽な無茶を強いられたり、正当な評価を得られなかったりと・・・色々と可哀想な事になってたのかな、と思うし。
 ニフルハイム帝国入りの経緯&動機にしても「母・シルヴァを殺したのは帝国の魔導兵orグラウカ将軍だったのに、逆恨みみたいな理由でレギスに復讐する為に帝国に就いた(それでイイのか?)」+「ルナフレーナを守る為に、自ら帝国内部に残る事を選んだ(テネブラエにしたら、寧ろ帝国に残ってるレイヴスの方が人質じゃない?)」なんて、よくよく考えたら「ん?」って理由になってたり。
 アーデンとの関係も、レイヴスが渋々従う理由に「国とかルナフレーナを盾に取られると逆らえない」とか「不本意でも属国出身のレイヴスにはアーデンの後ろ盾が必要」みたいな理由を付けてやらないと、納得出来なくなっちゃうんじゃないかな・・・って思う訳ですが(分からんけども)。

 ここに関しては「ニフルハイム帝国は悪側では無かった」という前提を置くだけで、ここまでレイヴス君を取り巻く状況は変わるという・・・何て都合が良い話。
 と・・・ご都合主義極まりないですが、第二章は「新約の第二章:レイヴスが主人公の物語」と言う位置付けなので。
 その主人公のシナリオを深掘りすればするほど、CEROが上がって行っちゃう様な設定は困る訳です。健全な精神、大事!
 それにレイヴス君は神聖なる神凪一族の王子サマなんだから、帝国兵の皆は尊敬の念を持って接してくれるんだよ。そんな「属国の人間が・・・」なんて言わないんだからね!

 と、言った具合に・・・とっても清く正しく美しいニフルハイム帝国の皆さん。
 今の【FF15】からは想像も付かない「想い出・記憶」かもしれないけど。

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【ノクティスがクリスタルの中にいたのは何年間?】
 最後に追加で。
 これは途中に書いた「どの時点のレイヴスに飛ばすか?」の補足なんですが。

 この第二章はあくまでも「新約の第一章:ノクティスが主人公の物語」の対に位置する「新約の第二章:レイヴスが主人公の物語」って位置付けなので。
 ノクティスが20歳だったので、レイヴスも20歳なのが収まりが良いかと。

 と言う事で、レイヴス(20歳)という事になっています。

 でもココを考えるにあたって躓いたのが「【FF15】での正式な設定として、ノクティスがクリスタルの中にいたのって何年間なの?」って疑問。
 あれって「約10年間」とか「凡そ10年間」とか「大体10年間」「多分10年間」「何となく10年間」じゃなくて、明確に「10年間(10年後の世界)」なの?

 何でそこに拘るかって言うと、ノクティスがクリスタルの中にいたのが明確に「10年間」なら、ノクティスがレイヴス視点で見る第二章も「10年間」・・・ってのが筋が通ると思うんだけど(ノクティスがクリスタルの中に10年間居たのに、第二章が8年間(短)or逆に12年間(長)・・・ってのは違和感があるから)。
 公式設定でレイヴスは28歳。
 って事は、そこから遡って10年だと、第二章のレイヴス君は18歳スタートって事になる。

 でもこの「レイヴス君(18歳)」って、中途半端じゃない?
 テネブラエの惨劇の16歳までは遡れないし。
 かと言って、20歳(=ノクティスの対)より2年も手前になる。
 別方向から考えても。
 テネブラエの惨劇(16歳)から10年にすると、レイヴス(26歳)までしか共有出来ない・・・第二章でもレイヴスとレギスが相対するのは【FF15】で言うトコの調印式だろうから、これだと尺が足りないし。
 ノクティスの対としてレイヴス(20歳)から始めて10年間だと、最終レイヴス(30歳)まで見れる事になっちゃう・・・公式設定でレイヴス28歳なのに、なんだそのオマケの2年間?

 そういう風に詰めていくと、今回の新約としては「ノクティスがクリスタルの中にいたのは約10年間」であって、明確に「10年間(10年後の世界)」では無く。
 実は「ノクティスがクリスタルの中にいたのは8年間」だった・・・って方が都合が良くて助かるなぁ、と。
 要するに、公式設定28歳のレイヴスから8年遡って。
 ノクティスが8年掛けて、第二章のレイヴスの20~28歳までを共有する・・・って事(実際には20歳メインで、最後だけ28歳の年代に飛ぶ)。
 6年とか7年だと「う~ん?」って感じだけど・・・8年だったら約10年って表現しても許されないかな?

 と言った理由から、今回の新約としては「ノクティスがクリスタルの中にいたのは8年間」=「ノクティスは8年掛けて、第二章のレイヴスの20~28歳までを見ていた(=共有)」って事にしておきます。
 かなり強引だけど、RPGゲームのシナリオとして考えるなら、レイヴス君(20歳)スタートが一番組みやすいだろうから。
 ノベルゲー(=一枚絵)とか、昔のRPG(=ドット絵時代)なら兎に角。
 リアルを突き詰めたモデリングの都合上、今のRPGって中途半端に数年単位進めるのって難しいんじゃないかなって・・・そういう視点。

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