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落書き帳の10ページ目

◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/

FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約 1》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【まずは「引き継ぎ設定」を、おさらい】
 【ある意味、一番壮大な二次創作です】
 【「全ての実を知る」に必要だったモノ】

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 前回の記事で儀典は終わり・・・という事で、長々と感謝の気持ち&今後の方針を書かせて頂いた訳ですが。
 自分としてはやっぱりケジメとして、ちゃんと感謝&謝罪の言葉を認めておきたい。
 まだ道半ばなので「もし宜しければ、今後もお付き合いください」と言う意味を込めての、今後の方針を説明させて頂きました。
 でもそれって、究極の自分語り&自己満足なので。
 あの記事だけ押し付けて「今回はココまで」って終わりってのも、キモチワルイだろうなぁ・・・っと思ったので。

 これからの新シリーズ?
 新約をどういう方向性で考えているか・・・ザックリですが書いておきますので。
 今回の記事を読んで頂いて、もし何か興味を惹く部分があれば。
 勝手気ままな二次創作ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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【まずは「引き継ぎ設定」を、おさらい】
 まずは大前提として、今まで書いてきた「イオスの世界(親要素)」は継承しますが。
 その中身・・・つまり「レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約》」として書いてきた「イオスの世界(子要素)」は継承しません。あれは、
 大枠である「イオスの世界(親要素)」の中に、ああいう「イオスの世界(子要素)」もあった。
 パラレルワールドとか平行世界の一種として存在した「イオスの世界(子要素)」の中の一つ。
 なので、可能であればスッパリバッサリ忘れてもらった方が、頭の中が混乱しなくて済んで分かり易いと。

 でも「一度頭の中に入った事柄を、頭の中から追い出すのは難しい」と思いますので。
 大枠である「イオスの世界(親要素)」の中に、ああいう「イオスの世界(子要素)」もあって。
 パラレルワールドとか平行世界の一種として存在した「イオスの世界(子要素)」の中の一つなので、今回の新約の「イオスの世界(子要素)」とは違うんだけど。
 同じ「イオスの世界(親要素)」に属しているので、何かしら干渉し合って存在している。
 ・・・位のニュアンスで捉えて頂ければと、思います。

*追記(2024/10/26):「剣神バハムート」って書いてますが、キャストとしては「剣神=剣神バハムート=ソムヌス」と解釈して下さい。
 で、もう少し補足。具体的に継承する「イオスの世界(親要素)」が何かと言うと。
①【FF15】で言う『寄生虫』とは、【FF10】で言う『幻光虫』が寄生するよう変異したから『寄生虫』と言っているのであって、その本質は『幻光虫』と同じ・・・つまり万物の物質を構成する「微小生命エネルギー体」に過ぎないので、寄生虫そのものが悪さをするモノでは無い。
②この「イオスの世界(子要素)」自体が、クリスタルの中で眠る剣神バハムートが見ている夢が幻光虫によって具現化した世界(【FF10】の「夢のザナルカンド」みたいな存在)。
③「イオスの世界(子要素)」が再生と終焉を繰り返しているのは、剣神バハムートが悪夢を見て目覚め&嘗ての「イオスの世界(子要素)」を夢見て再び眠りに就くから。
④あくまでも「剣神バハムートの夢」なので、創造主の彼にもどの様な夢(=世界)になるかは決められないし、分からない。
⑤彼の夢に影響を与えるのが、イオスの世界の住人達の「想い出・記憶」・・・世界終焉時にはイオスの世界の住人達を構成していた幻光虫は「スフィアの海」に還り。その幻光虫が記録していた「想い出・記憶」が剣神バハムートに届く事で、彼の夢の内容に影響を与えている。
⑥つまり再生と終焉を繰り返す「イオスの世界(子要素)」にとっては、世界の終焉は終わりでは無く。次の「イオスの世界(子要素)」へと希望を繋ぐ為の犠牲であり礎となる世界。

⑦世界自体が「剣神バハムートの夢が、幻光虫によって具現化した世界」なので。当然、世界の中身も幻光虫で構成されている。
⑧これは生物や物質だけでなく、人間達が「神様」と信じている「六神=神様(幻獣・召喚獣)」ですら、人間達の「想い出・記憶」を設計図&「幻光虫」を素材に構成された存在に過ぎない(本当の神様は絶対的存在として別に存在する)。
⑨この世界の存在は全て「想い出・記憶」を宿した「幻光虫」で出来ているという事で、「ルシス王が神から授かったとされる力」とは、
⑩人間の身で「想い出・記憶」を設計図&「幻光虫」を素材に、物体を生み出す事が出来る(ファントムソードや魔法障壁の生成など)。
⑪反対に、物体に触れる事で設計図となっている「想い出・記憶」を読み取る事が出来る(コル:亡き王の魂に触れる事で 力が新王に与えられる=ファントムソードに触れ「想い出・記憶」を読み取る事で、「の王」に必要な実を得る事が出来るなど)。

⑫つまり、人間達の「想い出・記憶」が次の「イオスの世界(子要素)」の設計図となるので、人間達の「想い出・記憶」というのが非常に大事なんだけど。
⑬このイオスの世界は「皆が皆、相手の事を想うあまり。皆が皆、少しずつ間違ってしまった」「その結果、世界が傾き続け。今やひっくり返ってしまう直前」まで追い込まれてしまっている。
⑭具体的には「全ては 我らが王のために」との想いで、ルシス王家に忠実な臣下達は「王家にとって不都合な事実の改編・改竄」を繰り返し。
⑮ルシス王家は「それが国や民の為ならば・・・」と、彼らの「改編・改竄」を是としてしまった。
⑯だからアーデンが「王家を未来ごと潰せる」と言ったのは、「改編・改竄を繰り返すルシス王家を絶つ(=真実を継承させる)事で、本当の終焉の未来を断とうとした」という意味で。
⑰アーデンが「ラスボス・世界の闇」を引き受けてまで、失われた&歪められた真実を世界に取り戻させようとしたのは、彼が「全て自分から始まった事」だと思っているから。

⑱また、寄生虫の本質が幻光虫という事は、寄生するようになっただけでモノとしては無害。
⑲寄生した幻光虫が宿主のネガティブな「想い出・記憶」といったイメージに引き摺られる事で、恐ろしい「シガイ化」という現象を引き起こしているだけ。
⑳ルナフレーナや過去のアーデンがやっていた寄生虫の治療は「良くなると信じれば、良くなりますよ」って励ます事で、「尊い御方が、そうおっしゃるなら」と、宿主のネガティブをポジティブに転換させている・・・要は「究極の病は気から」でしかない。
㉑そう信じ込ませる為にも、ルナフレーナも過去のアーデンも「聖者」でなければならなかった(特に最年少で『神凪』を継承したルナフレーナは、ただの小娘と思われては宿主のネガティブをポジティブに転換出来ない⇒癒す事が出来ないから・・・って考え方)。

㉒ここまでに加え「六神」関係の設定&物語と。
㉓「炎神&炎神イフリート&アーデン」と言った「同じ魂」で繋がる関係。
㉔元々、アーデン・イズニアは「Ardyn is near=アーデンに近い存在」であって、アーデン・ルシス・チェラムとは別人・・・だったけど。
㉕人間達の「想い出・記憶」によって、後の「イオスの世界(子要素)」では同一人物になってしまった人物(【エピソード・アーデン】の過去のアーデン以外にも、そういうのがたくさん居る=アーデンが多くの記憶を持っているのはそのせい)。

 こういった内容は「イオスの世界(親要素)」で定められた「イオスの世界(子要素)」共通の設定&概念として「レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約》」にも継承します。

 で「レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約》」で考えた、「ノクト達は1000年先の未来から来た」「レギスの実子&正統後継者はイリス」「レイヴスはルシス側の人間で、神凪と王の剣の両方を務めていた」といった「イオスの世界(子要素)」での設定&話は、全部無かった事に。
 ただ例外として。「イオスの世界(親要素)」と「イオスの世界(子要素)」両方に跨って存在しているアーデンは、上記の様な「イオスの世界(親要素)」での設定は引き継ぐけど、「1000年未来から来た考古学者」といった「イオスの世界(子要素)」での設定は引き継ぎません。

 まぁ、全部無かった事と言うか・・・【FF15】の同人誌を創ってた同人作家さんが居て。その本が完結後。同じ【FF15】なんだけど、別設定で次の同人誌を創った。そういう関係性?
 基本として【FF15】の世界があるんだけど、同人誌=二次創作なので当然公式程の影響力は無い。
 でも「作家さんの思考が自分に近いから」「絵が好きだから」「自分が好きなキャラを扱ってるから」と言った理由で、その作家さんの世界を「お気に入り」にしている人にとっては、作家さん自身が「現代パロディです」「〇〇設定の話」「もしも〇〇だったらの話」など異なる世界だとコメントしても、それらを含め全部が「その作家さんが描く【FF15】」の世界なので。
 異なる世界と宣言されていても、無意識の内に作品&設定&思い出補正が干渉し合ってしまう場合もある。
 だけど同人誌=二次創作なので、興味が無い人にとっては当然縁の無い話であり世界に過ぎず。
 世界のどこかにはその世界を重んじる人達が居るとしても、その人に興味が無く知らない世界なんだったら、それはその人にとっては存在しない世界に等しい。
 そういう「人によって距離感が違う」と言うか・・・「レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約》」として書いた以上、在るにはあるんだけど。
 それを「近い世界」として、存在を意識し続けるか。
 全く別の「遠い世界」として、存在を切り離して考えるか。
 勿論考えてる自分自身は、ごちゃ混ぜになってる位に「近い世界」なのを、照らし合わせたり擦り合わせたり切り離したりして「別の世界」を形作っているんですけど。
 一つの「レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約》」という話を読んで頂く分には、どっちでも構わないんじゃないかな・・・くらいの感覚。
 だから難しく考えず「お好きなように」とか「どっちでも」程度でOKです。

 でもこの「世界のどこかにはその世界を重んじる人達が居るとしても、その人に興味が無く知らない世界なんだったら、それはその人にとっては存在しない世界に等しい」と言った「原作と二次創作の在り方」ってのは、常に話を考える時の下敷きになっている部分でもあるので。
 そこのトコ頭の片隅にでも置いといて頂けると、七瀬が【FF15】というゲームをプレイもせずに、その奥に何を勝手に重ねて見ているのかが透けて見えるかもしれません。

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 という訳で「レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《新約》」として「イオスの世界(子要素)」を再構築する訳ですが。
 今までと違って「新約=【FF15】ベースの二次創作」を目指すんだけど。
 七瀬は【FF15】をプレイしていないので、肝心の【FF15】の事が分かっていません。
 具体的に言うと・・・YouTubeのムービー集+wiki頼りなので、大筋のイベントとかシナリオが何となく分かっている程度で。
 プレイした人なら当たり前に分かる、システム関係が全然分からない。未だに「武器が店売りなのか」「例のレベルアップシステム」「敵を倒した時、どういう風に消滅するのか」「魔法の使い方」みたいな事が分かっていないレベル。
 いやまぁ「グダグダ言わずに、出直して来い!」って感じですけど・・・【FF15】レベルの内容を端から端まで見る程の時間は無いので(見ずにここまで時間掛かっている位なので)。
 今、頭の中に在る情報とイメージで「新約=【FF15】ベースの二次創作」を目指します。

 という事情から【FF15】本編は、ほぼそのまま変更を加えず残します。
 だって【FF15】が分かっていないんだったら、下手に変更の掛けようが無いから仕方ない。
 そうなってくると「それって二次創作なの?」って感じですが。
 新約では変更を掛けずに、圧縮された部分を展開する・・・そういう切り口の二次創作を目指そうと思っています。
 で、この「圧縮された部分を展開」って部分は、実は偽典 15で詳しく書いていて。
 この時に書いていた「本来ちゃんと描きたかったんだけど、諸事情により詳しく描けなかった部分」「内容を詰め込む余裕が無かったので、ギュッと圧縮せざるを得なかった部分」を勝手に展開して行こうかと。

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【ある意味、一番壮大な二次創作です】
 じゃあ、どこを展開するかと言うと・・・つらつらと根拠のないイメージの話になりますが、七瀬の頭の中の流れはこんな感じ。

 まず出発点として【FF15】の前身はナンバリングでは無い【ヴェルサス13】から始まっていて。
 この【ヴェルサス13】は【FF15】に名残があるように、「新規女性層を取り込む為の、女性(もっと言えば腐女子)受けを狙ったスピンオフ作品」として制作されていた(この辺りの事は、コチラの記事参照下さい)。
 でも諸事情により【ヴェルサス13】の発売タイミングを見失ってしまい、「新規女性層向けスピンオフ作品」として世に送り出す事が出来なくなってしまった。
 で、しばらくは「【ヴェルサス13】どうする?」って停滞しながらも、ほぼほぼ形は出来上がっていたので、それらを無かった事にするのも勿体無い(廃棄損スゴイ事になりそう)。
 そういった経緯で、ほぼほぼ完成していた【ヴェルサス13】を「既存のFFファンが納得してくれるナンバリング作品」として【FF15】に方向転換&大幅修正する事に。
 とは言っても「新規女性層向けスピンオフ作品」に、いくら「既存のFFファンが納得してくれるナンバリング作品」っぽいシナリオ&システム追加した所で「既存のFFファンが納得してくれるナンバリング作品」になる訳が無い。言ったらベースの方向性が真逆なんだから。
 だから完成している【ヴェルサス13】部分を修正して【FF15】に仕立て直すのではなく。
 一度【ヴェルサス13】の世界をバラバラに解体して【FF15】に組み立て直す事にした。
 そう方向性は決まったんだけど・・・当然、完成していた世界を分解して組み立て直すなんて、そうそう簡単に出来る事では無い。だって流用しなきゃならな元素材があるという事は、それだけで表現に制限が掛かるという事だから。
 勿論ここまで全部、七瀬の勝手な妄想なんですけど・・・もしそうだと想定するなら。
 素人のおばちゃんに突かれるまでも無く、ゲーム制作のプロ集団だったら分かる筈じゃないですか。
「こんな無理矢理、辻褄合わせたって。
 違和感のあるオカシイ世界にしかならない。」って。
 だから現実問題「違和感のあるオカシイ世界」しか創れないから「違和感のあるオカシイ世界になってしまった世界」を創るしかなかった。

 でも「違和感のあるオカシイ世界になってしまった世界」を創るしかなかったとは言え、それで終わらせれば批判を受けるのは目に見えているので(今の【FF15】評価みたいなモン)。
 だから本当は【ヴェルサス13】を再構築して創った「違和感のあるオカシイ世界になってしまった章(【FF15】部分)」と「そうなってしまった原因を解明する章」「真実を知った後、ノクティス自身が全ての真実を解明する章」の三章構成にして、
「【FF15】の世界は違和感のあるオカシイ世界になっているけど、
 実はこういう真実が捻じ曲がってしまったせいで。
 その真実を知ったノクティスが、自らの手で真実を解き明かし。
 最終、世界を在るべき方向へと導いてくれる。」
 好きな具材ごちゃ混ぜにした結果、何か素材が喧嘩して微妙になっちゃったのを。
 絶妙の調味料で整えて、極上のパン生地で包んで、イイ感じの包装で包んで、美味しいパンに作り直そう・・・そんな感じ。
 現実問題「違和感のあるオカシイ世界になってしまった世界」しか創れないのなら、その理由を付けてやる事で、その世界丸ごと覆い込み・・・誤魔化そうじゃないけど「そこまで含めて一つの世界」として【FF15】という物語を成立させようとした。

 でも三章構成にしようと思ったら、PS3ドコかPS4規格でも円盤一枚では厳しい。
 だから本当は、一章1枚(3枚組)か、最低でも2枚組での制作にして。
 【ヴェルサス13】から組み立て直した「違和感のあるオカシイ世界になってしまった世界(【FF15】部分)」は、第一章(承)。
 その承の後「オカシイ世界になってしまった原因を探求する世界」を、第二章(起)。
 その起の後「その真実を知ったノクティスが、自らの手で真実を解き明かす世界」を、第三章(転)・・・と言う様なシナリオ構成にしたかったんだけど。
 「【FF15】は1枚で創って欲しい」という会社の方針に従い、何とかして1枚に「伝えなきゃならない事、全部」を詰め込まなきゃならなくなった(連作念頭だったのが1枚で・・・の件はwikiに書いてある)。

 じゃあ、どう詰め込むか・・・ってなった時に。
 普通ならゲーム全編を通して重要度の高いシナリオ&イベントに加え、三章平等に優先順位の高いシナリオ&イベントから採用していけば良かったかもしれないけど。
 でも今回の場合は勝手が違う。だって第一章(承)「違和感のあるオカシイ世界になってしまった世界(【FF15】部分)」だけは、もうほぼ完成しているんだから。
 円盤一枚の貴重な残り容量を、第二章(起)と第三章(転)で分け合わなきゃならない。
 だから第二章(起)と第三章(転)に当たる部分を、ギュ~ッと圧縮して何とか捻じ込む事しか現状できなかった。

 たとえ今は、その意味が伝わらなくても。
 10年20年後「実はアレ、そういう意味だったんだよ」って、リメイクでは明かせるかもしれない。
 その時には、真実を知った【FF15(起承転)】から続く【FF15R(結)】の世界も、世に送り出せるかもしれない。そう信じて、
「【FF15】は色々言われてはいるみたいけど。
 押さえておくべきトコは、何とか頑張って捻じ込んだんだろうな。」
 と、七瀬は勝手に思っています。

 なので、自分が書いてる事ってゲーム的根拠はほとんど無い訳です。勝手に「こういう事情があったんじゃないかな?」って裏事情を想像して、勝手に「それだったら、こう言う事じゃないか?」って話を書いている・・・というか、その妄想話を含めた二次創作なので。
 そういう下地を許容できる方、若しくは全く気にしないという方でないと、「イラッ!」とするだけだと思います。申し訳ないです、スミマセン。

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【「全ての実を知る」に必要だったモノ】
 ココで終わるのもモヤモヤするので。
 最後に「じゃあ、どういう三章構成にするか?」「どこがギュ~ッっと圧縮された、二章&三章だったのか」だけ押さえておきます。

 まずは第一章。これは現行の【FF15】ほぼそのままです。
 つまり逆から見れば、現行の【FF15】は第一章で。
 既に「違和感のあるオカシイ世界になってしまった世界」なので、起承転結で言えば「承」・・・の部分でしかなかったという事になります。
 だから今回の二次創作では「見方を変える」程度であって、イベントを足したり削ったりする事はありません。

 で、次に第二章。
 第一章がほぼ【FF15】通りに進んだ後、途中でこの二章に移ります。
 それが何処のタイミングかと言うと「ノクティスがクリスタルに飲み込まれる」トコ。
 つまり【FF15】では「ノクティスは真の王となる力を蓄える為に、クリスタルの中で10年間の時を過ごした」みたいなニュアンスだったと思いますが。
 実はココ・・・眠って力を蓄えて準備完了じゃなくて。
 本当はちゃんと「第二章」として展開したかったんだけど、諸事情で創り込む事が出来なかったので。仕方なく「そう言う事」に置き換えた・・・んじゃないかなってのが、今回の二次創作の見方。
 だから本当のイメージとしては【FF8】でスコールが眠っている間に、ラグナを通して過去の世界を見ていた感じで。
 今回の場合も、ノクティス自身ではなく「他の誰か」を通して過去の世界を見る・・・んだけど「第二章」として区切る位なので、【FF8】のジャンクションとは違ってガッツリ尺を取り。
 その過去の世界を「他の誰か」として体験する事で、今の世界・・・つまり第一章が「違和感のあるオカシイ世界になってしまった」原因・真実をノクティスは知る。
 それがこそがノクティスが「真の王」となるのに必要な力・・・世界から失われた「真実の一つ」だった、と。

 そして第三章。
 ココは第二章みたいにズボッと嵌り込むんじゃなくて「そうする事が出来なかったから、別のタイミング&方法で補完している」って感じ。
 じゃあ、それが何かと言うと第二章・・・つまりクリスタルの中で世界から失われた「真実の一つ」を知ったノクティスは、眠りから目覚めて直ぐインソムニアに直行するのではなく、ちゃんと「世界から失われた真実」を調べ上げてからインソムニアに赴く展開にしたかった。
 でも諸事情で創り込む事が出来なかったので、第二章同様仕方なく「別の何か」に置き換える事で、実はノクティスは「世界から失われた真実」を知った状態まで導かれていた。
 この「導かれていた」ってトコからも分かる通り、その「置き換えられた何か」っていうのはラストバトルでのアーデン・・・のファントムソード。
 今回詳しくは省きますが、アーデンの赤いファントムソードとノクティスの青いファントムソードが対の関係にあるとしたら。
 歴代王の墓に大事に大事に守られ、後の王へと継承される事を望まれた「青いファントムソード」は、人々の歴代王に対するポジティブな「想い出・記憶」を宿した記憶媒体で。
 対のアーデンが持つ「赤いファントムソード」は、人々の歴代王に対するネガティブな「想い出・記憶」を宿した記憶媒体でもある、という事。
 つまりノクティスが「全ての真実を知る王」となるには、ポジティブな「想い出・記憶」だけでなく、世界が無かった事にしたネガティブな「想い出・記憶」も必要なので。
 ノクティスが自分で「世界から失われた真実」を調べ上げてからインソムニアに赴く事が出来ないと言うのなら。
 その代替えとしてアーデンが持つ赤いファントムソードから、世界から失われた真実=人々の歴代王に対するネガティブな「想い出・記憶」を読み取る事が必要だった、と。

 そして「全ての真実を知る王」となるのに必要な「最後の真実」も、諸事情で創り込む事が出来ない上に、神凪を失っているノクティスでは知る事が出来ないので。
 EDで歴代王たちが自らの武器をグッサグサ刺してくる事で代替されている・・・だって自らの武器って事は、そこに宿っているのは「人々の歴代王に対する想い出・記憶」では無く、「歴代王自身の想い出・記憶」という事だから。
 最後の最後に漸く、
「人々からは、こういう王様だって、
 良くも悪くも色々好き勝手言われているけど。
 本当の自分はこういう人間だったんだ。」
 世界が傾いてるせいで物騒な表現になってるだけで・・・あれは「全ての真実」に欠かせない、本人自らの答え合わせ&自主申告だった。

 最終、ザックリまとめると。
 現行【FF15】では、諸事情により第二章&第三章が創り込めなかったので。
 ノクティスが「真の王=全ての真実を知る王」となるのに必要な「真実」を、
 人々の歴代王に対するポジティブな「想い出・記憶」=青いファントムソード。
 人々の歴代王に対するネガティブな「想い出・記憶」=赤いファントムソード。
 歴代王自身の「想い出・記憶」=EDでノクティスに刺してくる歴代王自身の武器。
 から得る事で、何とかノクティスを「真の王=全ての真実を知る王」に育て上げた・・・というのがメインとなる考え方で。
 そこにクリスタルの中で体験する筈だった「他の誰か」の物語・・・ダブル主人公という要素が噛んで来る。
 この辺りがギュ~ッと圧縮された部分で。
 そこを展開して行くのが、今回の二次創作の目指すトコ・・・となって行きます。

 これって自分自身としては凄く挑み甲斐があるというか、楽しい作業なんですが・・・本当、好き勝手で申し訳ない。

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