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落書き帳の10ページ目

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FF15:『♪ Somnus』と、創世の儀《雑記 11》

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 前回、儀典 28で書いた「クリスタルの中で眠るソムヌスが見ている夢が、幻光虫によって具現化した世界」のイメージ。
 読んで「ん?」って気付いて下さった方もおられるかもしれませんが、これは「日本書紀の国産み」のイメージが混じっています。
 ・・・とは言っても、今回の二次創作では「国」ではなく、主に「人間」の創造(=再生)なので、あくまでもイメージですが。

 じゃあ、この「日本書紀の国産み」のイメージがどこから来ているかというと、BGMの方の『♪ Somnus』がキッカケ。

 という訳で、今回は「『♪ Somnus』を聞いて想う事」を、ツラツラと書き連ねておこうと思います。

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 この曲は【FF15】を知るキッカケになった【TFBL】に収録されていたので、知ってるんですが。
 そっち経由で知ってるものの、肝心の【FF15】をプレイしてないので、どのようなシーンで流れていたかも分からず(=聞いてもゲーム内のイメージが浮かばない)。
 楽曲としてのインパクトはやっぱり『APOCALYPSIS NOCTIS』や『銀紅閃舞』のパンチが強いので・・・正直最初の頃は、たくさんの楽曲の中の一曲でした。

 でも【FF15】の事を調べたり、今回の二次創作を書くようになってから改めて聞いたら、突然「日本書紀の、国産みっぽいなぁ・・・?」って。

 思考の流れとしては、
①サビの部分が、どうしようもない力で翻弄されるよう⇒竜巻?
②でも【FF15】は、風要素ってあまり無い?
③竜巻以外で、グルグル翻弄される様な状況⇒洗濯機?渦?鳴門の渦潮?
④確かに【FF15】は、風より水要素の方が強そう。
⑤渦潮と言えば「日本書紀の国産み」=「イザナギ(男神)&イザナミ(女神)」の二神+『天沼矛(あめのぬぼこ)』。
⑥【FF15】なら「ソムヌス&エイラ」or「剣神バハムート&氷神シヴァ」+お誂え向きに『神凪の逆鉾』・・・「あれ?これで良くない?」って、そんな感じ。
 だから列挙してみれば、その程度の事でしかない軽いノリなんだけど。

 そう思って聞くと、そう聞こえる・・・んじゃないかな?どうだろ?

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 因みに・・・七瀬の頭の中では、どういう映像が流れてるかと言うと。

【シーン・1】
 ソムヌスが永い眠りから目を覚ますと、
 眼下のイオスの世界は、スフィアの海に満たされていて。
 かつて「人間」を構成していた幻光虫たちが、
 彼らの「想い出・記憶」を宿したまま、原初の海に揺蕩っている。

 その水面に降り立ち、待ち人を求め見渡すも。
 そこに探し求める姿は無い。
 ・・・今世でも、兄が還る事は無かった。

 無数の幻光虫が宿す「想い出・記憶」・・・それは煌めく「魂」の欠片。
 スフィアの海は、たくさんの「想い出・記憶」で満ち溢れているのに。
 見付からない、見付けられない・・・彼の「魂」はどこに?

 水面を踏む小さな足音に振り返れば、
 沈痛な面持ちのエイラが、ひっそりと控えていた。
 その手に『神凪の逆鉾』を、携えて。

 還らぬ兄を待ち続ける、姉の心持ちは如何ほどか?
 掛ける言葉もなく、彼女の傍に歩み寄り、二人寄り添って。
 水面に構えた逆鉾で、足元の混沌を掻き混ぜる。

 彼の「魂」はどこに?
 丁寧に丁寧に・・・探る様に、緩やかに、大きく、深く。

【シーン・2】
 逆鉾に「撹拌」され、渦巻くスフィアの海。
 途方も無い力が働き、その流れに抗う事など出来ない。
 想い出も記憶も魂も翻弄される・・・何もかも、思い通りにはならない。

 でも・・・それでも、例えそれが一縷の望みであっても。

 一人還れぬ兄を想い、何度も何度も繰り返している。
 二人の望みは、ただ一つ。
 三人でまた・・・あの頃の様に、肩を寄せ合って眠りたい。

 凪いだ水面より、逆鉾を引き抜けば。
 矛先から・・・彼女の涙のように、零れ落ちる一滴。

 その想いを受け止め、世界を覆う海が引いて行き。
 幻光虫たちは「魂の引力」に引かれ、
 抱え込んだ「想い出・記憶」を頼りに、再び「自分」へと還る。

【シーン・3】
 潮が引き、再びイオスの世界が目を覚ます。
 その大地を行くのは、新たに生まれた人間たち。

 迷いの無い、逞しい足取りは。
 時に踏鞴を踏み、時に二の足を踏んだとしても。
 立ち止まる事なく、前へ前へと。
 一歩、二歩、三歩と大地を踏み締め、跳躍する。
 例えそれで無様に転んだとしても、
 前へ進み続ける・・・その為なら構わない。

 何度、世界が繰り返されても。
 人間たちは変わらない・・・諦める事を知らない。
 与えられた世界で、再び「自分」として生きて行く為に。
 未来を見据えて、前へ前へと歩み続ける。

 そんな人間たちの中に、求める兄の背を見付け。
 安堵すると同時に、この世界での彼の人生を憂う。
 再び、人間としての生を受け。
 再び、辛く長い道のりを歩む事になるだろう兄。
 でも今の自分は、
 彼を信じ、その背を見送る事しか出来ない。

 願わくば・・・この世界が終焉を迎え、目覚めた時には。
 貴方が隣りに、居てくれますように。

 再び旅立つ兄の背を、目に、心に焼き付け。
 そっと目を閉じる・・・夢の中での、兄の行く末を想って。

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 と、いうイメージ映像が流れています(因みに歌詞は何て言ってるのか分からないので、考慮されていません)。

 正直なトコ、七瀬は小学校の頃にエレクトーン習ってはいたけど。
 基本、弾く方ばっかり=知識的な方面はサッパリな、
「4分の3拍子と8分の6拍子って、何が違うん?」
 って言うレベルの人なんで、詳しくは書けないんですけども。

 【シーン・2】の「逆鉾で撹拌されスフィアの海が渦を巻く」は、三拍子(円舞・ワルツ)の円を描くような「・2・3・・2・3・・・・」のカウントから。
 そこに乗っかっている「途方も無い力で翻弄される」は、ワルツの一拍目がグッと踏み込むように重いと言うか、強いと言うか・・・何せ一拍目で「グィン!」と、ぶん回される様な勢いを感じたから。
 一般的にワルツって言うと「優雅に舞う」イメージだけど。
 「お上品に優雅に混ぜる」では無く、「力強く大きく掻き混ぜる」・・・ってイメージになったのかな、と。
 実際にこの拍でワルツ踊ったら、「グィン!」ってぶん回しちゃって、相手の手首脱臼しそう・・・みたいな。

 【シーン・3】は・・・それこそ何拍子なのか?
 そっから分からないんですけど・・・聞いていて気になったのが「何かリズムに乗りにくいな」と。
 さっき書いた【シーン・2】は、確かにワルツにしては荒々しいというか・・・一般的な優雅さとは違うかもしれないけど、それでもやっぱり「・2・3・・2・3・・・・」のカウントに合わせて自然と体が揺れる感じ。
 でもこの【シーン・3】は、それこそダンスで踊るとしたら、何か足がもつれる様な感じがして・・・「何でかな?」って。

 で、色々考えた結果が「副旋律の主張が強い?」のかな、と。
 主旋律の後ろの拍に、副旋律で連符を重ねてると言うか・・・それが、
「一拍に、タ・タ・タ」=勢いあまって先まで行っちゃう=踏鞴を踏む
「二拍に、タン・タン・タン」=勢いが付きすぎたから踏みとどまる=二の足を踏む
「タ・タ・タ・タン 、タンッ!」=助走を付けて、踏み込んで、着地。
 っていう風に聞こえるから、足がもつれると言うか・・・その拍取りが「新しい世界を、逞しく踏み締め前に進む人間たちの足取り」に重なって聞こえるのかな、って。

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 ・・・って、言うか。
「自分の頭の中の話やのに、何でそんな疑問形やねん?」
 って感じだと思いますが・・・自分でも上手く纏められないので、そこはご容赦願いたいです。

 これは、説明するのに必要な音楽知識が自分に足りてない・・・ってのが一番の問題ではあるだろうけど。
 そもそも「音楽」の感覚・印象を言語化して伝えるって、難しくないかな?
 何か無意識の内に「格好イイ」「神秘的」「元気な感じ」「しんみり」とかって割り振るけど、「じゃあ、何でそう感じるの?」って言われたら上手く説明できない・・・そんな感じ。

 例えば【FFシリーズ】で「格好イイ曲」って言ったら、『ビッグブリッジの死闘』が上位に入って来るだろうけど。
 あの曲「何で格好イイって思うの?」って改めて聞かれたら・・・自分の知識量と表現力では、具体的には説明出来ないと思う。
 アルペジオが「格好イイ」かと言ったら、『プレリュード』は「格好イイ」とは違うと思うし。
 テンポが早けりゃ「格好イイ」のか?⇒じゃあ、早ければ早い程「格好イイ」の?
 音源のセレクトが「格好イイ」のか?⇒ピアノで弾いても「格好イイ」やん?
 ってなっちゃうので。

 何気無く聞いてるけど「音楽」ってのは、どこで仕入れたか自分でも分からないような「感覚」を総動員して、自分でも分からないウチに「無意識」に処理してる・・・物凄く「感覚的」なモノなんじゃないかな、って。
 だって、突き詰めて行ったら「何で、ハ長調は「陽気で勇壮」なイメージで、イ短調は「優しさや悲しさを表す」イメージなの?教えて、シャルパンティエ?」ってなっちゃう。

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 その辺りの音楽的な事は、さて置き。

 『♪ Somnus』の曲を聞いて、上記の様なイメージが思い浮かぶのは「感覚」でしかなく。
 その「感覚」を何とが言語化しようと思ったら、上記のような自己分析&解釈になった・・・と言うだけの話でした。

 でもこれならちゃんと『神凪の逆鉾』を、逆鉾として使えるし。
 世界再生の為に『神凪の逆鉾』を用いるなら、当然「男神&女神」の二神が必要で。
 それが「王&神凪」だったら、ゲンティアナが言ってた「神凪と王は 常にともにあるべき二人」「この世界を守るという使命のために」にも通じる。

 つまり、世界が再生と終焉を繰り返す限りは「王と神凪は、この世界を守るという使命のために、ともにあるべき二人」であって、恋人や伴侶として結ばれる事は許されず。
 王と神凪が、本当の意味で二人一緒になれるのは。
 この世界を守るという使命を果たしてから・・・って事なのかも?

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