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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《偽典 14》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【このイオスの世界は、最初からおかしかった?】
 【「最初から」とは、何時からだったのか?】
 【結局「六神」とは、どういう存在だったのか?】
 【補足:イズニアさんが「人でなし」だった訳】

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【このイオスの世界は、最初からおかしかった?】
 儀典 13では《炎神の系統》を、例に書きましたが。
 もう一つの《剣神の系統》も、同じような考え方です。おさらいすると、

《剣神の系統》
  父(Father)=剣神
  子(Son、イエス・キリスト)=ソムヌス(・ルシス・チェラム)
  聖霊(Holy Spirit)=剣神バハムート

 且つ「父(Father)」とされる位を「神様」、「聖霊(Holy Spirit)」とされる位を「(FF的に言えば)幻獣」に置き換えたイメージ。

 と言われても、コッチは《炎神の系統》よりも、イメージ掴みにくいと思います。
 何でかと言うと、「炎神」と「炎神イフリート」の繋がりはイメージ出来ても。
 この「剣神」と「剣神バハムート」の繋がりって、イメージしにくいだろうから。

 だって【FF】前提に考えたら、やっぱり「バハムート=竜(の幻獣・召喚獣)」のイメージが強いと思うので。普通に考えて「何でバハムート(しかも人型)が、剣の神様やねん?」ってなって当たり前だし。
 「剣神」と「剣神バハムート」が繋がったとしても、「剣神バハムート」と「ソムヌス」の繋がりって・・・何でか知らんが、剣神バハムートがルシス王国の事に首突っ込んで来る⇒ルシス王国に関係する立場?守護神?⇒「ルシス王国を守って来た」という共通項⇒ソムヌスって事?・・・位しか繋がらないし(後、剣神バハムートの目元がイケメン)。
 仮に「剣神バハムート=ソムヌス」と納得出来ても、彼自身にそんな「怖い夢見て目が覚めて、グスグス泣きながら、また寝落ちしちゃう子供」みたいなイメージが無いだろうから。

 この既にバラバラになりつつある三位一体の関係を、もう一度結び付け直そうと思ったら、もう「このイオスの世界は、最初からおかしかった」って事にするしかない。
 いや、勿論これはスクエニ制作陣に喧嘩を売っている訳では無くて、物語としての「おかしかった」って話で。

 そもそもの話なんですけど・・・主人公の国の興りが、あんな骨肉の争いのお手本みたいな事になってるのは、やっぱり不自然だと思うんですね。
 何て言うか「アーデンを悪役・ラスボスにする為には、何らかの理由が必要」で。
 その「何らかの理由=アーデンの復讐の動機付けの為に、無理矢理そういうシナリオにした」みたいな感じになってて。
 で【FF15】では、そういう違和感が「シナリオがチグハグ」とか「説明不足で分かりにくい」って評価に繋がってしまっているのかな・・・と思うのですが。
 今回の二次創作では、その辺りの印象をそのまま逆手にとって「このイオスの世界は、最初からおかしかった」って事で片付けよう・・・という訳です。

 つまり、ここまで散々書いてきた「イオスの世界(=子要素)」の成り立ち&構図に当てはめると。
①ルシス王家が、事実&歴史の改編・改竄を繰り返してきたせいで、イオスの世界は終焉に傾いている。
②実は「兄・アーデンを世界から葬り去ってでも、弟・ソムヌスが王位を継がなければならなかった」事実も、時の「王を慕い想う臣下」達によって改編・改竄されてしまっている。
③そんな「王を慕い想う臣下」達の申し出に対し、時のルシス王家は「彼らが思うルシス王家」である為に、それを是とした(=最終的な責任は、それを是とした王家にある)。
④この「イオスの世界(=子要素)」は誕生と終焉を繰り返していて。新たな世界は、過去の世界の「記憶・想い出」の影響を受けてしまうので。事実が改編・改竄されてしまうと、新しい世界では「それが真実」となってしまう(可能性が高い)。

 ルシス王家の歴史は、建国時から既に「改編・改竄」されていたので。
 今「真実」とされる「ルシス王国建国時の記録」は、実は「本当の真実の記録」では無い。
 双方が相手を思うあまりに繰り返して来た「改編・改竄」により、「本当の真実の記録」から掛け離れてしまっているのだから。
 最初から傾き続けている「このイオスの世界は、最初からおかしくて当然」・・・というトコに着地させたい。
 だってこれなら、この「ルシス王国建国時の記録」だけでなく、
「シナリオが無理矢理で、辻褄があって無い?
 それは最初からおかしいって世界なんで、それでOKです。」
 って、シナリオ全般のチグハグ感を全部カバー出来るので・・・便利な世界観かな、と。

 で、肝心のソムヌスに話を戻すと。
①「剣神バハムート」と「ソムヌス」は、同じ「剣神の魂を持つ存在」。
②この「イオスの世界(=子要素)」は「クリスタルの中で眠る、剣神バハムートが見ている夢が、幻光虫によって実体化した世界」。
③何で剣神バハムートが、イオスの世界を憂いで、世界を誕生と終焉を繰り返しているのか?
④ルシス王国初代国王・ソムヌスが、後世のルシス王家が繰り返す事実&歴史の改編・改竄のせいで、イオスの世界が傾き続ける(真実から離れていく)のを憂い、本当の真実のイオスの世界を恋しがっているから。
 つまり今、真実とされている「ルシス王国建国時の記録」・・・後世のルシス王家の改編・改竄により、あのように捻じ曲がってしまっているソレを、真実と認めたくなかったソムヌスは。
 失われつつある「ルシス王国建国時の真実」「本当の真実のイオスの世界」をもう一度、世界に取り戻す事を夢見て、何度も何度も眠りと覚醒を繰り返している。

 何て言うか・・・【エピソード・アーデン】を経て、ちゃんと目的を達成している【FF15】では、またニュアンスが違うと思っているのですが。
 今回の二次創作は【エピソード・アーデン】の途中(イズニアさんが、炎神イフリートの力を継承したトコ)で終わってる=残念ながらそこまで辿り着けなかったので。
 今回の二次創作で辿り着けた「真実」は、ココまでとしておきます。

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【「最初から」とは、何時からだったのか?】
 という事は、暗に「今のソムヌスは、本当のソムヌスとかけ離れている」という事です。だって「ルシス王国建国時の記録」からして、捻じ曲がってるんだから。
 世界の記録に「(王位を継ぐものと思われていた)兄・アーデンが姿を消し、弟・ソムヌスが王位を継いだ」事実がある以上、時の「王を慕い想う臣下」達は「ルシス王家の為には、万人が納得出来る理由付けが必要だ」と思ってしまった。
 だからこそ、ルシス王国建国時のお家騒動を正当化するには、ソムヌスは「例え兄であろうと、国や民の事を思えば非情になれる人物」でなければならなかったし。
 アーデンにはソムヌスを正当化する為にも「国の為には、弟に討たれる事もやむを得なかった人物」になってもらわなきゃならなかった。
 そうする事で、誰も真相を知りもしない「ルシス王国建国時の記録」を、自分達の都合&解釈で正当化しようとした。
 つまりアーデン&ソムヌス兄弟は、一番最初のルシス王家の人間でありながら、ルシス王家を為を思っての「改編・改竄」の、一番最初の被害者でもあった・・・んだけど。

 ここまで来たら「ルシス王国建国時」と言わず、本当に最初から「おかしかった」って事の方が、物語としては筋が通ってイイんじゃないかな・・・って。
 要は「このイオスの世界は、最初からおかしくて当然」の「最初から」は、この「ルシス王国建国時の記録」からでは無く。
 もっと昔の神話の時代・・・つまり「創世記」「魔大戦」の記録から、実はおかしかった。
 これなら七瀬が最初に感じた、六神の違和感も解消出来るし。
 大前提の「このイオスの世界は、最初からおかしくて当然」の「最初から」が、人間の時代では無く、神様の時代を指すのであれば、ここに落とす事が出来る。

「そりゃもう、神様の時代からおかしいんだったら。
 この世界、何もかもチグハグになってても仕方ないわな。」

 ど最初からおかしいんだから、色んなトコが辻褄合わなくなってて当たり前・・・という「おかしいんだったら、おかしくなっている理由を付けてやればイイ」って逆からの発想で、強引に突破します。

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【結局「六神」とは、どういう存在だったのか?】
 七瀬が思う六神については、旧約 8旧約 22辺りで書いていて、ざっくりとしたイメージはこの頃と変わらないです。
 但し、今の考え方とは軸足が逆・・・って言えばイイかな?

 以前は「六神=神様」と思っていた。
 理由:六神の事を【FF15】のキャラ達が「神様」扱いしているから
 結論:「六神=神様」なんだけど、「召喚獣・幻獣」のイメージに引っ張られている。

 今は「六神=召喚獣・幻獣」と思っている。
 理由:六神の事を【FF15】のキャラ達が「神様」扱いしているだけ
 結論:「六神=召喚獣・幻獣」なんだけど、「神様」だと人間には勘違いされている。

 この「六神=神様」か「六神=召喚獣・幻獣」かってのは、真逆の捉え方なんですが。
 結局、イオスの世界の人々にとっては「六神=神様」なんだし。
 正真正銘の「神様」は、人間と直接係われない(=作中には登場しない)。
 だから人間の「〇〇っていう神様は、こんな感じの神様に違いない」ってイメージを元に、自身の代理として「召喚獣・幻獣」を生み出した・・・って事なので。
 本当は「六神=召喚獣・幻獣」なんだけど、イオスの世界の人々が「六神=神様」と思っている&神様自身も「六神=神様の代理」と思ってるんだから、ここはもう「神様(って扱い)」で行こうと思います・・・その方が分かりやすいので。

 じゃあ、この「六神」と呼ばれる神様達ですが。
 過去にも書いたように「六神=兄弟姉妹の神様たち」で、生まれ順に並べると「①水神 ②巨神 ③雷神 ④炎神 ⑤氷神 ⑥剣神」・・・今回の二次創作では、これを一番重要な核に置いています。
 つまり、この事実が失われてしまった為に、後の世界では真実が見えにくくなってしまった⇒その結果、歪んでしまっているだけで。
 本来の六神とは「仲の良い兄弟姉妹の神様たち」で。
 本当の「魔大戦」とは、その「仲の良い兄弟姉妹の神様たち」が引き起こした、「三男坊(炎神イフリート)と、その他の兄弟神との、人間界を巻き込む壮大な兄弟喧嘩」だった。

 でも人間には、神様の考える事なんて理解出来ない。
 何故、神様が怒っているかなんて分かる筈が無い。
 だから人間の文明を破壊しようとした炎神イフリートを見て(これも実際は、火山が噴火したとかかもしれない)、
「きっと人間が神様を蔑ろにしたから、お怒りになったに違いない。」
「神を排斥しようなどと言う傲慢さが、神の逆鱗に触れたのだ。」
 そう解釈した・・・でもそれは、人間自身にその自覚があったからこそ考え付いた、人間達の自分勝手な思い込み。 
 人間が人間である以上、人間の尺度でしか考える事が出来ないから。
 そう考える事しか出来ず、そうに違いないと思い込み、そうだと決め付けてしまった。

 何故、炎神イフリートが怒っていたのか?
 神様の考える事なんて、人間に分かる筈が無いのに。

 炎神イフリートは、剣神バハムートを守ってやりたいだけだった。
 他の兄弟と、人間と、全てと対立する事となっても。
「兄上・・・僕は、どうなってしまうの?
 僕は、皆を傷付ける様な・・・そんな怖い神様にはなりたくない・・・。」
 人間達の自分勝手な幻想から、幼い弟を守ってやりたかった。

 だって兄が弟を守るのに、理由なんて必要ないんだから。

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【補足:イズニアさんが「人でなし」だった訳】
 そう言えば。七瀬の中では当たり前の事になり過ぎてて、補足を忘れていたのですが。
 過去記事でちょいちょいイズニアさんの事を「人の心を読むのが苦手」「人でなし」と書いていた理由は、彼が「炎神の魂を持つ存在」・・・つまり「魂が神様」だったから。
「人では無い(=魂が神様)んだから、
 人の心が読めなくても仕方ないよね。」
 と、いう事でした。

 今回の二次創作のイズニアさん(=アーデン)は、「炎神イフリート(+過去のアーデン・ルシス・チェラム)」の力を継承するまでは、自分が「炎神の魂を持つ存在」だという事を忘れていた「1000年先の未来から来た考古学者」という「人間」だったので。一応それまでは「人間」として生きてきた。
 でも幼い頃から無意識の内に、創世記絵画から消されてしまった神様(=炎神イフリート)に惹かれた様に。
 彼は無意識に、自分の中に眠る「炎神の魂」を探し求めていた。
 要は、本人の自覚も無いままに「今の自分は、本当の自分では無い(何かが欠けている)」と、思いながら生きてきたって事なので・・・そりゃ、精神的に安定しないというか。
 その上、本当の自分の魂が「神様」だったら。
 それはもう「そもそも人間とは、世界の見え方が違ってても不思議では無い」って話で。
「人では無い(=魂が神様)んだから、
 人の心が読めなくても仕方ないよね。」
 先にも書きましたが、これは悪口でも何でもなく。
 事実として「神様視点で見たら、何で人間がそんな事で争っているのか分からない」・・・そういうレベルでの話として「人の心を読むのが苦手」「人でなし」という要素を持たせていました。

 ついでに書いておくと。
 六神を採用する事にした時点で「じゃあ、アーデンは炎神イフリートやん」って決まっていたので(安直)。
 イズニアさんに関する比喩とか文言に「火」に関係する言葉を多用していたのは、そこを意識しての事でした。「焚き付けるだけ」「火の番してるだけ」とか。

 後「イズニアさんは、炎神イフリートと一緒なので」という書き方も度々していましたが。
 これも「イズニアさんは、炎神イフリートと一緒(に居る)ので」ではなく、「イズニアさんは、炎神イフリートと一緒(=同じ存在)なので」と言う意味で書いていました。水神イベントの辺りだったかな?

 だから「イズニアさん=炎神イフリート(と、同じ存在)」と言うのは、実は結構早い段階から書いていたので・・・気付いてくれてた方、居られましたら嬉しいです。

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