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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《偽典 13》
- 2024/05/20 (Mon) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【そもそも「同じ魂を持つ存在」とは、何ぞや?】
【「似た者同士」が多過ぎるのは、物語的に困ります】
【「アーデン・イズニア」という人間は、存在したのか?】
【もう一つの可能性の世界(*こうして世界は増えていく)】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【そもそも「同じ魂を持つ存在」とは、何ぞや?】
【「似た者同士」が多過ぎるのは、物語的に困ります】
【「アーデン・イズニア」という人間は、存在したのか?】
【もう一つの可能性の世界(*こうして世界は増えていく)】
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前回の記事では、唐突にヌルっと物語の核心部分が出て来た訳ですが。ざっくりまとめると、
「炎神の魂を持つ存在」=兄「炎神イフリート」&「イズニアさん」で、
「剣神の魂を持つ存在」=弟「剣神バハムート」&「ソムヌス」とした上で。
「イオスの世界(=子要素)」=クリスタルの中で眠る「剣神バハムート(=ソムヌス)」が見ている夢が、幻光虫(【FF15】では寄生虫とも呼ばれる、生命エネルギー体)により、実体化した世界で。
その世界は、あくまでも「夢」なので、彼の思うようには生成出来る訳では無く。
彼自身の「想い出・記憶」を基盤にしながらも、
過去のイオスの世界の「想い出・記憶」の影響を、強く受けてしまう。
だからこそイズニアさんは、ノクティスが「真の王」となるよう導いていた。
ノクティスが「真の王(=全ての真実を知る王)」となり、クリスタルの中で眠る弟「剣神バハムート(=ソムヌス)」に、ルシス王家が「改編・改竄」する前の「本当の真実のイオスの世界の想い出・記憶」を届けてくれれば。
恐らく「剣神バハムート(=ソムヌス)」は、もう悪夢で目覚める事は無い・・・穏やかに眠り続ける事が出来るだろうから。
ここに辿り着くまでの、長い長い孤独な旅。
イズニアさんは泣く事も許されず、闇に塗れながらも「真実」を探し求めた。
イオスの世界が、ルシス王家が・・・そしてノクティス自身が、次のイオスの世界では救われる事を願って。
となります・・・今回の二次創作では。
とは言っても、「同じ魂を持つ存在」という前提からして意味不明だと思いますので。
今回はどこをどう捻ったら、そんな事になったのか・・・辺りの補足メインで書いて行きます。
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【そもそも「同じ魂を持つ存在」とは、何ぞや?】
まずは「同じ魂を持つ存在」についてですが。
結論から言えば「キリスト教の三位一体論に近い考え方」です。
これに関しては、にわかの七瀬には説明出来ないので、「キリスト教 三位一体とは」と検索した所。
キリスト教の三位一体論は、キリスト教の中心的な教義の一つで、一つの神が三つの異なる「位格」または「人格」、すなわち父(Father)、子(Son、イエス・キリスト)、聖霊(Holy Spirit)として存在するという信念です。この教義は、キリスト教の神の性質と関係を理解するために用いられています。
と、答えが返ってきました・・・やっぱり便利ですね、ネット検索は。
勿論、キリスト教の教義というのは、キリスト教を信仰する方々にとって唯一無二の大切に
されている物なので。普段まじめに信仰していない人間が、ほいほい安易に扱う物では無いとは思うのですが。
イメージ的に一番シックリくるので、あくまでも「キリスト教の三位一体論に近い考え方」として、引用させて頂きました。
実際のトコ、近い考え方であって、全く同じという事では無いので。
見えない頭の中のイメージを共有しやすくする為の、見えやすいイメージ像としての「キリスト教の三位一体論」・・・みたいな感じで捉えて頂ければと思います。
じゃあ、その「キリスト教の三位一体論」のそれぞれの位に、どう当てはめるかと言うと。
《炎神の系統》
父(Father)=炎神
子(Son、イエス・キリスト)=アーデン(・ルシス・チェラム)
聖霊(Holy Spirit)=炎神イフリート
《剣神の系統》
父(Father)=剣神
子(Son、イエス・キリスト)=ソムヌス(・ルシス・チェラム)
聖霊(Holy Spirit)=剣神バハムート
という感じで。
且つ「父(Father)」とされる位を「神様」、「聖霊(Holy Spirit)」とされる位を「(FF的に言えば)幻獣」に置き換えたイメージで見ています(勝手に変えて御免なさい)。
つまり根本的な考え方の違いとして、イオスの世界の人々が「神様」と思っている「〇神〇〇〇」という存在は、「人間の神様に対するイメージから生み出された幻獣」であって、実は「神様」そのものではない。
じゃあ「神様」は、何処にいるのか?どんな存在なのか?・・・と言うと。
人間は「神様」の姿を見る事も、声を聞く事も出来ないので。
どのような「神様」なのかは分からないし、実際のトコ「存在を感じるなら存在する」と信じるしかない存在(なので作中では、その存在を確認する事は出来ない)。
だったら、そんな「作中では、その存在を確認する事は出来ない」存在である「神様」を、わざわざ「神様」と設定付ける必要があるのか・・・って話ですが。
確かにこれは「神様」だけに、「信じてない人」にとっては必要無い設定だと思います。極論、神様を信じてない人は、神様居なくても困らない人だと思うので。
でも「信じる人」には必要と言うか・・・「貴方がそう思うのなら、きっとそうなんですよ」ってその信心に応える為には、やっぱり「神様」って設定は必要なのかなって。
今のトコは、そんな感じで捉えておいてもらえればと思います。
そうは言っても「・・・どういう事?」って感じだと思うので、《炎神の系統》を例に今回の二次創作的に補足すると。
イオスの世界の人達の「炎神っていう神様は、こんな感じの神様に違いない」ってイメージを設計図&幻光虫を素材に生み出されたのが、作中に登場する炎神イフリート。
つまり【FF15】の炎神イフリートが、従来のイフリートとは違う姿形をしているのは「人類に知恵の炎を授けた」と言う知的なイメージがあるから、何時もの獣の様な姿形ではなく、人型に近い姿形をしている。
また、時代・世界が流れるにつれ「人類に知恵の炎を授けた」という部分が希薄&魔大戦を引き起こした「裏切者」というイメージが濃厚となってしまった結果。原初の様な人型が保てなくなってきている。
じゃあ、「神様」そのものに当たる炎神はというと・・・炎神は登場しません。
いやイオスの世界の人々が「炎神という神様の存在を感じる・信じる」のであれば、そこに「炎神」は存在するんだけど。
彼らが「炎神っていう神様は、こんな感じの神様に違いない」って想像した「炎神」は全て、人間のイメージがら生み出された「幻獣」の位となるので、彼らは正確には「神様」そのものではない。
要は、人間が人間である以上、偉大なる「神様」そのものの存在を捉える事は出来ない・・・という事。
そして最後。恐れ多くもキリスト教におけるイエス・キリストの位・・・つまり「神の子」に位置する「アーデン(・ルシス・チェラム)」ですが。
彼は「炎神」自らの魂を設計図&幻光虫を素材に創られた「人間」・・・みたいなニュアンスです。
この辺り七瀬自身も、ややこしいんですが。
人間を知る為には、人間でなければそれを理解する事は出来ない。
いくら強大な力を持っていたとしても「神様」や「幻獣」では、真に人間を理解する事は出来ないから。
人間を救う為にも「神様」はあえて「人間としての自身」を生み出した・・・それが「アーデン(・ルシス・チェラム)」みたいな感じ。
なので、世界の人々を救って回っていた過去のアーデンは「神の力を与えられた人間」ではなく、「人間としての炎神」だったという事。
尚「幻光虫を素材に創られた人間」が果たして本当に「人間」なのか・・・という問題ですが。
これに関しては「そもそもイオスの世界が幻光虫で出来ている=当然人間も幻光虫で出来ている」ので、「炎神」自らの魂を設計図&幻光虫を素材に創られた「アーデン(・ルシス・チェラム)」の器は人間・・・という事になります。だって同じ素材で出来てるんだから。
但し、魂(=設計図)は「炎神(=神様)」なので、「器は人間&魂は神様」である「アーデン(・ルシス・チェラム)」が人間なのか神様なのか・・・っていうのはもう「そういう存在なんです」としか言いようがない、多分。
つまり「三位一体」の関係にある「炎神」「アーデン(・ルシス・チェラム)」「炎神イフリート」は、個としては別の存在な訳です(だから炎神イフリートとアーデンが同時に存在出来る)。
「炎神」は、今回の二次創作で言うと「神様」そのものだし。
「アーデン(・ルシス・チェラム)」は、「炎神」自らの魂を設計図&幻光虫を素材に創られた「人間」だし。
「炎神イフリート」は、イオスの世界の人達の「炎神っていう神様は、こんな感じの神様に違いない」ってイメージを設計図&幻光虫を素材に生み出された「幻獣」だから。
でも「魂(設計図)」は「炎神」と繋がっている、だから「炎神の魂を持つ存在」・・・「個としては別々の存在なんだけど、魂は炎神由来」=「器が違えど魂が同じって事は、神様と同じ存在って事でしょ」という考え方になる、と。
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【「似た者同士」が多過ぎるのは、物語的に困ります】
じゃあ、何でこんな事になっているのか・・・と言うメタい話を挟むと。
そもそも七瀬は「ルーナが居ないなら、六神(召喚獣)も要らなくない?」=「六神(召喚獣)は、ルーナが追加された【FF15】のタイミングで追加された」と考えていたので、途中までは「六神(召喚獣)」を出さないつもりで話を書き進めていました。
だからその頃は「炎神」も「炎神イフリート」も頭の中には存在せず、「アーデン・ルシス・チェラム」と「アーデン・イズニア」の二者間の関係を考えれば良かったので。
「アーデン・ルシス・チェラム(本体)」と「アーデン・イズニア(弾かれた魂)」・・・という、神道の「分霊(わけみたま)」の方に近いイメージで見ていた。
でも途中から「イズニアさんに折角「職業:考古学者(自称)」って肩書持たせてるし、後日「オレ 神話に詳しくてね」の決めセリフは言って頂きたいので、何とか捻じ込めないか考えてみた」結果、「六神(召喚獣)」を採用する事にしたら・・・上記のイメージが、見えにくくなってしまった。
だって、設定が似ているキャラが「炎神イフリート」「アーデン・ルシス・チェラム」「アーデン・イズニア」の時点で3者。
しかも七瀬は、やっぱりどうにも最初から「〇神〇〇〇」と「神様」が同一とは思えなかったので、「炎神イフリート」から「炎神」を切り離すと4者。
更に個人的趣味で「アーデン・ルシス・チェラム」を、「2000年前のアーデン・ルシス・チェラム」と、「1000年未来から来た考古学者のイズニアさん」に切り離してしまったせいで5者。
確かに2者なら設定が「似ている」でもイイんだろうけど、さすがに5者の設定が「似ている」のは捌ききれない。
だって「似ている」っていうのは、暗に「レアケースだからこその特別感」があるから成立するのであって。「似ている」ヤツが4人も5人もいたら「似ている」事の特別感が無くなっちゃう。
だから結局、違うくっ付け方が必要になってしまい。
「2000年前のアーデン・ルシス・チェラム」と「炎神イフリート」を習合した上で。
神道の「分霊(わけみたま)」から、キリスト教の「三位一体に近い考え方」に変更になった・・・と。
なのでこの辺りに関しては、話から詰めて行ったというよりも。
設定を考えたら、そうするしか捌く方法が無かった・・・というメタい理由だったりします。
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【「アーデン・イズニア」という人間は、存在したのか?】
そうこうして何とか《炎神の系統》の皆様には、ギュッと1つの「炎神の魂を持つ存在」にまとまって頂いた訳ですが。
この《炎神の系統》に混じり込んでいるんだけど、本当は「炎神の系統の輪の外」の存在が一人混じっています・・・それが「アーデン・イズニア」という存在。
先にも書いたように「炎神の系統(炎神の魂を持つ存在)」は、「炎神」「アーデン・ルシス・チェラム」「炎神イフリート」です。
つまり、七瀬が今回の二次創作で「イズニアさん」と呼んでいる「アーデン・イズニア」の事ではなく(この呼び方、実は失敗したな・・・って思ってる)。
【FF15】本来の「アーデン・イズニア」で見た場合の彼は、この「炎神の系統(炎神の魂を持つ存在)」には含まれていないという事。
と書くと「いやでも、【FF15】本来のアーデン・イズニアと、アーデン・ルシス・チェラムは、姓を使い分けてただけで同一人物でしょ?」って、当然なりますが。
今回の二次創作では「今は同一人物になっているけど、元々は別人」と見ています。
もう少し詳しく書くと・・・昔々ある所に「アーデン・イズニア」とされる「アーデンに近い人物(名前が同じで存命した年代が近く、しかも偶々容姿・境遇が似ていた人間)」が、暮らしていた。
勿論、その「アーデン・イズニア」は、存在がそっくりさんなだけ・・・つまり全く関係の無い、赤の他人だったんだけど。
二人の存在・記録が似ている故に、後世では様々な誤解や勘違いが芋づる式に起きてしまい。
結果、後のイオスの世界では、その「アーデン・イズニア」によって、「アーデン・ルシス・チェラム」の存在・記録の方が、弾き出されてしまった。
つまり今「アーデン・ルシス・チェラム」の記録として伝わってるのは、「アーデン・イズニア」の方に傾いてしまっている・・・という事なので。
作中のアーデン自身は「アーデン・ルシス・チェラム」なんだけど。
語り継がれている記録は、実は赤の他人の「アーデン・イズニア」の記録なので。
今のアーデンの在り方は「アーデン・ルシス・チェラム」とは言えない&今の記録の本当の持ち主は「アーデン・イズニア」なので、「アーデン・イズニア」の方を「本名」として扱っていた・・・ってニュアンス(説明が難しい)。
そしてアーデンが「誰の姓だったか」も覚えていない「イズニア姓」を名乗っていたのは。
混濁する程の記憶の中に、微かに「アーデンイズニア」と扱われていた記憶が混じっていて。
よくは思い出せないけど「何時か何処かの時代・世界では、アーデン・イズニアという名前だった」「恐らく、その人物によって弾き出された=今の記録の本当の持ち主」と解釈し、その名前を名乗っていた・・・んだけど。
アーデンに「イズニア」という姓に心当たりが無いのは当たり前だった。
だって「イズニア」というのは姓ではなく。
実は「Ardyn is near」=「アーデンに近い」を指す、言葉だったから。
元々、彼の記憶の中に「イズニア」という姓のアーデンは存在しない=いくら記憶を浚っても「誰の姓だったか」思い出せなくて当然・・・という事。
因みにこの「イズニアは、実は姓では無いんじゃないか?」ってのは、今回の二次創作よりも前の記事で書いていたネタだったりします。
尤も、当時とは大分ニュアンスは変わってしまっていますが。
今でも、やっぱりこの「イズニア」は姓ではなく、「Ardyn is near」=「アーデンに近い」とか「アーデンの近く」・・・って意味なんじゃないかなとは思っているので。
この時の感覚を信じて、今回の二次創作にも取り込んでみました。
とは言っても勿論、何か確証がある訳では無くて。
この人、本名とか正式名とか愛称とか、妙に名前に拘るなぁ⇒何か名前に意味があるのかも?
でも「イズニア姓」って聞き覚えが無い&由来がある様な格好良い姓を貰ってるキャラが多い中、「イズニア」はローマ字表記⇒元々スペルのある単語ではない・・・つまり造語?
造語で無理矢理ローマ字表記にしているのなら、音(読み)は正確に残っている筈⇒「イズニア」って発音になるのは何がある?
「イズニア」⇒「イズ ニア」⇒「is near」・・・って「Ardyn is near」か?
ってなっただけなので・・・発想自体は単純&いつも通り適当な事を言ってるだけだったりします(通常運転)。
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【もう一つの可能性の世界(*こうして世界は増えていく)】
最後に補足しておくと・・・一応、逆の可能性も考えてみました。
つまり作中のアーデン自身は、後のルシス王家の改編・改竄によって「アーデン・ルシス・チェラム(人間)」にされてしまった、存在そっくりさんの「アーデン・イズニア(神の子)」だった・・・という逆の考え方。
確かに考え方としては、コッチの方がスムーズではあるかも。だって「アーデン・イズニア」が本名扱いなんだもん。
あくまでもイメージでの話ですが・・・作中のアーデンが「炎神」自らの魂を設計図&幻光虫を素材に創られた「人間」である「神の子」だった場合。
かつて彼が世界の人々を救う為に旅して回っていた時は、名前を名乗っていなかった・・・って言うか、そもそも名前を持っていなかった可能性が有る。
何て言うか・・・神様が、自分が生み出した「人間としての自分」に対して、「じゃあ、お前は今日からアーデンって名前な」って名前を用意するかというと「う~ん、何で?」って。
いやその場合「何で神様は、アーデンって名前にしたの?」って疑問にぶち当たっちゃうから、その疑問を解消できない以上、ちょっとイメージしにくいなって。
だから前提を置いた上での話になりますが・・・どこかの土地に長居するのではなく、行きづりの人々を癒してたのなら、
「有難うございます。
・・・あの、お名前は?」
「いえ、名乗る程の者ではありません。」(←テンプレ対応)
って名前も名乗らず、素性も不明なまま立ち去る旅人・・・の方が「神の子」っぽいし。
彼が名前を名乗らなかったのは「最初から名前を持っていなかった」からであり、何故名前を持っていなかったのかというと「彼が神の子だったら」って繋げる事が出来る。
で、そんな謎に包まれた彼の事が「年の頃30歳~40歳、赤髪で長身、眉目秀麗な男が、不思議な力で村人たちの病を治療してくれた」って市井の噂とかで広がったり、ちょっとした村の記録なんかに残された。
まぁ、狭いコミュニティーでそんな珍しい出来事があったら、あっという間に噂になったり、村の役人が日誌にでも残してたりしそうだし。
で、同じ様な年代(考古学的な時間感覚なので±100年位のズレは許容範囲内)に、後のルシス王族に連なる「アーデン・ルシス・チェラム」という人間が居て。
この人も彼と同じ様に「病や困窮に苦しむ人々を救う為に世界を旅していた」・・・という記録が残されていた(但し、この人は人間なので、出来る事は人間での範囲内)。
そして後年・・・そんな2人の記録から「後の時代の考古学者達」は、
「この謎の旅人って、アーデン・ルシス・チェラムに似てない?」
そんな気付きから「Ardyn is near(=アーデンに近い)」という、彼を示す言葉が生まれ。
「名前を聞いても答えなかったという、謎の旅人。
きっと身分を隠して救済の旅に回っていた、
アーデン・ルシス・チェラムだったに違いない・・・!」と言う勘違いが起こってしまった。
まぁ、その勘違いをしたのは「後の時代の考古学者達」なので、それが「ルシス王国建国前の話なのか、後の話なのか?」みたいな、時間&タイミングの帳尻は結構緩めな可能性は有るけど。
記録に残る2人の見た目・行いが酷似していたので、同一視され。
同じ人物の行いとして、2人の記録が一緒くたに混同されてしまい。
その上で、より情報が詳しく残っている・・・つまり信憑性が高い方が優先され。
しかも「Ardyn is near(=アーデンに近い)」という言葉が、「アーデン・イズニア」という名前と勘違いされた挙句。
その「アーデン・イズニアという名前は、身分を隠して旅をしていた時のアーデン・ルシス・チェラムが使っていた名前だった」って事にされてしまった、と。
だからこの「後の時代の考古学者達」の解釈で行くと、「アーデン・イズニア(偽名)」「アーデン・ルシス・チェラム(正式名)」なんだけど。
彼自身の解釈で行くと、「Ardyn is near(=アーデンに近い)」と呼ばれていた自分の方が本当の自分なので「アーデン・イズニア(本名)」と思っている。
でも、人間達がそう言うので「アーデン・ルシス・チェラム(正式名)」とし。
しかも、人間達がそうである事を望んでいるので「アーデン・ルシス・チェラム」を演じている・・・って事。
彼の魂が「神様(炎神)」であるが故に、人間達の思い望みに応えようとした・・・って事だったのかな?
って、ここまで一応考えてはみたモノの、やっぱり今回の二次創作的には逆かなぁ・・・と。
何て言うか、全体的な空気感とかパワーバランスを考えた場合、
「アーデンって、実はアーデン・ルシス・チェラムじゃなくて。
本当はアーデン・イズニアで・・・その正体は神様(炎神)だったんだ!」
って展開になっても多分自分、嬉しくないだろうなって。
これは「アーデン・ルシス・チェラム」に当たる部分が、もっと要素として弱かったら成立したかもしれないけど。
この「アーデン・ルシス・チェラム」って部分はアーデンの肝だし、ルシス王国、延いては主人公との絡み的な意味でも重要なウェイトを占めてる部分なので。
例え、上書きする情報・・・つまり「その正体は神様(炎神)だった」とか「アーデン・イズニアの方が位としては上位(神様なので)」だったとしても、ここまでで培ってきた「アーデン・ルシス・チェラム」って要素に勝てないだろうなって。
それに、作中「アーデン・ルシス・チェラム」として振る舞って来た彼が、実は「アーデン・ルシス・チェラム」を演じているだけの「アーデン・イズニア(神様)」だったってなると、
「あんだけ大層にアーデン・ルシス・チェラムって言ってたのに、
アーデン・ルシス・チェラムと違うんかい。」
って、思ってしまうだろうから。
ここに関しては純粋に「アーデン・ルシス・チェラムであって欲しい」という、自分の感覚とか感性を尊重する事にしました。
なので、ここに書いたように逆の可能性も有るとは思います。
でも、自分の二次創作なので、自分の好きなようにする事にしました・・・その程度の采配となっております。
前回の記事では、唐突にヌルっと物語の核心部分が出て来た訳ですが。ざっくりまとめると、
「炎神の魂を持つ存在」=兄「炎神イフリート」&「イズニアさん」で、
「剣神の魂を持つ存在」=弟「剣神バハムート」&「ソムヌス」とした上で。
「イオスの世界(=子要素)」=クリスタルの中で眠る「剣神バハムート(=ソムヌス)」が見ている夢が、幻光虫(【FF15】では寄生虫とも呼ばれる、生命エネルギー体)により、実体化した世界で。
その世界は、あくまでも「夢」なので、彼の思うようには生成出来る訳では無く。
彼自身の「想い出・記憶」を基盤にしながらも、
過去のイオスの世界の「想い出・記憶」の影響を、強く受けてしまう。
だからこそイズニアさんは、ノクティスが「真の王」となるよう導いていた。
ノクティスが「真の王(=全ての真実を知る王)」となり、クリスタルの中で眠る弟「剣神バハムート(=ソムヌス)」に、ルシス王家が「改編・改竄」する前の「本当の真実のイオスの世界の想い出・記憶」を届けてくれれば。
恐らく「剣神バハムート(=ソムヌス)」は、もう悪夢で目覚める事は無い・・・穏やかに眠り続ける事が出来るだろうから。
ここに辿り着くまでの、長い長い孤独な旅。
イズニアさんは泣く事も許されず、闇に塗れながらも「真実」を探し求めた。
イオスの世界が、ルシス王家が・・・そしてノクティス自身が、次のイオスの世界では救われる事を願って。
となります・・・今回の二次創作では。
とは言っても、「同じ魂を持つ存在」という前提からして意味不明だと思いますので。
今回はどこをどう捻ったら、そんな事になったのか・・・辺りの補足メインで書いて行きます。
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【そもそも「同じ魂を持つ存在」とは、何ぞや?】
まずは「同じ魂を持つ存在」についてですが。
結論から言えば「キリスト教の三位一体論に近い考え方」です。
これに関しては、にわかの七瀬には説明出来ないので、「キリスト教 三位一体とは」と検索した所。
キリスト教の三位一体論は、キリスト教の中心的な教義の一つで、一つの神が三つの異なる「位格」または「人格」、すなわち父(Father)、子(Son、イエス・キリスト)、聖霊(Holy Spirit)として存在するという信念です。この教義は、キリスト教の神の性質と関係を理解するために用いられています。
と、答えが返ってきました・・・やっぱり便利ですね、ネット検索は。
勿論、キリスト教の教義というのは、キリスト教を信仰する方々にとって唯一無二の大切に
されている物なので。普段まじめに信仰していない人間が、ほいほい安易に扱う物では無いとは思うのですが。
イメージ的に一番シックリくるので、あくまでも「キリスト教の三位一体論に近い考え方」として、引用させて頂きました。
実際のトコ、近い考え方であって、全く同じという事では無いので。
見えない頭の中のイメージを共有しやすくする為の、見えやすいイメージ像としての「キリスト教の三位一体論」・・・みたいな感じで捉えて頂ければと思います。
じゃあ、その「キリスト教の三位一体論」のそれぞれの位に、どう当てはめるかと言うと。
《炎神の系統》
父(Father)=炎神
子(Son、イエス・キリスト)=アーデン(・ルシス・チェラム)
聖霊(Holy Spirit)=炎神イフリート
《剣神の系統》
父(Father)=剣神
子(Son、イエス・キリスト)=ソムヌス(・ルシス・チェラム)
聖霊(Holy Spirit)=剣神バハムート
という感じで。
且つ「父(Father)」とされる位を「神様」、「聖霊(Holy Spirit)」とされる位を「(FF的に言えば)幻獣」に置き換えたイメージで見ています(勝手に変えて御免なさい)。
つまり根本的な考え方の違いとして、イオスの世界の人々が「神様」と思っている「〇神〇〇〇」という存在は、「人間の神様に対するイメージから生み出された幻獣」であって、実は「神様」そのものではない。
じゃあ「神様」は、何処にいるのか?どんな存在なのか?・・・と言うと。
人間は「神様」の姿を見る事も、声を聞く事も出来ないので。
どのような「神様」なのかは分からないし、実際のトコ「存在を感じるなら存在する」と信じるしかない存在(なので作中では、その存在を確認する事は出来ない)。
だったら、そんな「作中では、その存在を確認する事は出来ない」存在である「神様」を、わざわざ「神様」と設定付ける必要があるのか・・・って話ですが。
確かにこれは「神様」だけに、「信じてない人」にとっては必要無い設定だと思います。極論、神様を信じてない人は、神様居なくても困らない人だと思うので。
でも「信じる人」には必要と言うか・・・「貴方がそう思うのなら、きっとそうなんですよ」ってその信心に応える為には、やっぱり「神様」って設定は必要なのかなって。
今のトコは、そんな感じで捉えておいてもらえればと思います。
そうは言っても「・・・どういう事?」って感じだと思うので、《炎神の系統》を例に今回の二次創作的に補足すると。
イオスの世界の人達の「炎神っていう神様は、こんな感じの神様に違いない」ってイメージを設計図&幻光虫を素材に生み出されたのが、作中に登場する炎神イフリート。
つまり【FF15】の炎神イフリートが、従来のイフリートとは違う姿形をしているのは「人類に知恵の炎を授けた」と言う知的なイメージがあるから、何時もの獣の様な姿形ではなく、人型に近い姿形をしている。
また、時代・世界が流れるにつれ「人類に知恵の炎を授けた」という部分が希薄&魔大戦を引き起こした「裏切者」というイメージが濃厚となってしまった結果。原初の様な人型が保てなくなってきている。
じゃあ、「神様」そのものに当たる炎神はというと・・・炎神は登場しません。
いやイオスの世界の人々が「炎神という神様の存在を感じる・信じる」のであれば、そこに「炎神」は存在するんだけど。
彼らが「炎神っていう神様は、こんな感じの神様に違いない」って想像した「炎神」は全て、人間のイメージがら生み出された「幻獣」の位となるので、彼らは正確には「神様」そのものではない。
要は、人間が人間である以上、偉大なる「神様」そのものの存在を捉える事は出来ない・・・という事。
そして最後。恐れ多くもキリスト教におけるイエス・キリストの位・・・つまり「神の子」に位置する「アーデン(・ルシス・チェラム)」ですが。
彼は「炎神」自らの魂を設計図&幻光虫を素材に創られた「人間」・・・みたいなニュアンスです。
この辺り七瀬自身も、ややこしいんですが。
人間を知る為には、人間でなければそれを理解する事は出来ない。
いくら強大な力を持っていたとしても「神様」や「幻獣」では、真に人間を理解する事は出来ないから。
人間を救う為にも「神様」はあえて「人間としての自身」を生み出した・・・それが「アーデン(・ルシス・チェラム)」みたいな感じ。
なので、世界の人々を救って回っていた過去のアーデンは「神の力を与えられた人間」ではなく、「人間としての炎神」だったという事。
尚「幻光虫を素材に創られた人間」が果たして本当に「人間」なのか・・・という問題ですが。
これに関しては「そもそもイオスの世界が幻光虫で出来ている=当然人間も幻光虫で出来ている」ので、「炎神」自らの魂を設計図&幻光虫を素材に創られた「アーデン(・ルシス・チェラム)」の器は人間・・・という事になります。だって同じ素材で出来てるんだから。
但し、魂(=設計図)は「炎神(=神様)」なので、「器は人間&魂は神様」である「アーデン(・ルシス・チェラム)」が人間なのか神様なのか・・・っていうのはもう「そういう存在なんです」としか言いようがない、多分。
つまり「三位一体」の関係にある「炎神」「アーデン(・ルシス・チェラム)」「炎神イフリート」は、個としては別の存在な訳です(だから炎神イフリートとアーデンが同時に存在出来る)。
「炎神」は、今回の二次創作で言うと「神様」そのものだし。
「アーデン(・ルシス・チェラム)」は、「炎神」自らの魂を設計図&幻光虫を素材に創られた「人間」だし。
「炎神イフリート」は、イオスの世界の人達の「炎神っていう神様は、こんな感じの神様に違いない」ってイメージを設計図&幻光虫を素材に生み出された「幻獣」だから。
でも「魂(設計図)」は「炎神」と繋がっている、だから「炎神の魂を持つ存在」・・・「個としては別々の存在なんだけど、魂は炎神由来」=「器が違えど魂が同じって事は、神様と同じ存在って事でしょ」という考え方になる、と。
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【「似た者同士」が多過ぎるのは、物語的に困ります】
じゃあ、何でこんな事になっているのか・・・と言うメタい話を挟むと。
そもそも七瀬は「ルーナが居ないなら、六神(召喚獣)も要らなくない?」=「六神(召喚獣)は、ルーナが追加された【FF15】のタイミングで追加された」と考えていたので、途中までは「六神(召喚獣)」を出さないつもりで話を書き進めていました。
だからその頃は「炎神」も「炎神イフリート」も頭の中には存在せず、「アーデン・ルシス・チェラム」と「アーデン・イズニア」の二者間の関係を考えれば良かったので。
「アーデン・ルシス・チェラム(本体)」と「アーデン・イズニア(弾かれた魂)」・・・という、神道の「分霊(わけみたま)」の方に近いイメージで見ていた。
でも途中から「イズニアさんに折角「職業:考古学者(自称)」って肩書持たせてるし、後日「オレ 神話に詳しくてね」の決めセリフは言って頂きたいので、何とか捻じ込めないか考えてみた」結果、「六神(召喚獣)」を採用する事にしたら・・・上記のイメージが、見えにくくなってしまった。
だって、設定が似ているキャラが「炎神イフリート」「アーデン・ルシス・チェラム」「アーデン・イズニア」の時点で3者。
しかも七瀬は、やっぱりどうにも最初から「〇神〇〇〇」と「神様」が同一とは思えなかったので、「炎神イフリート」から「炎神」を切り離すと4者。
更に個人的趣味で「アーデン・ルシス・チェラム」を、「2000年前のアーデン・ルシス・チェラム」と、「1000年未来から来た考古学者のイズニアさん」に切り離してしまったせいで5者。
確かに2者なら設定が「似ている」でもイイんだろうけど、さすがに5者の設定が「似ている」のは捌ききれない。
だって「似ている」っていうのは、暗に「レアケースだからこその特別感」があるから成立するのであって。「似ている」ヤツが4人も5人もいたら「似ている」事の特別感が無くなっちゃう。
だから結局、違うくっ付け方が必要になってしまい。
「2000年前のアーデン・ルシス・チェラム」と「炎神イフリート」を習合した上で。
神道の「分霊(わけみたま)」から、キリスト教の「三位一体に近い考え方」に変更になった・・・と。
なのでこの辺りに関しては、話から詰めて行ったというよりも。
設定を考えたら、そうするしか捌く方法が無かった・・・というメタい理由だったりします。
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【「アーデン・イズニア」という人間は、存在したのか?】
そうこうして何とか《炎神の系統》の皆様には、ギュッと1つの「炎神の魂を持つ存在」にまとまって頂いた訳ですが。
この《炎神の系統》に混じり込んでいるんだけど、本当は「炎神の系統の輪の外」の存在が一人混じっています・・・それが「アーデン・イズニア」という存在。
先にも書いたように「炎神の系統(炎神の魂を持つ存在)」は、「炎神」「アーデン・ルシス・チェラム」「炎神イフリート」です。
つまり、七瀬が今回の二次創作で「イズニアさん」と呼んでいる「アーデン・イズニア」の事ではなく(この呼び方、実は失敗したな・・・って思ってる)。
【FF15】本来の「アーデン・イズニア」で見た場合の彼は、この「炎神の系統(炎神の魂を持つ存在)」には含まれていないという事。
と書くと「いやでも、【FF15】本来のアーデン・イズニアと、アーデン・ルシス・チェラムは、姓を使い分けてただけで同一人物でしょ?」って、当然なりますが。
今回の二次創作では「今は同一人物になっているけど、元々は別人」と見ています。
もう少し詳しく書くと・・・昔々ある所に「アーデン・イズニア」とされる「アーデンに近い人物(名前が同じで存命した年代が近く、しかも偶々容姿・境遇が似ていた人間)」が、暮らしていた。
勿論、その「アーデン・イズニア」は、存在がそっくりさんなだけ・・・つまり全く関係の無い、赤の他人だったんだけど。
二人の存在・記録が似ている故に、後世では様々な誤解や勘違いが芋づる式に起きてしまい。
結果、後のイオスの世界では、その「アーデン・イズニア」によって、「アーデン・ルシス・チェラム」の存在・記録の方が、弾き出されてしまった。
つまり今「アーデン・ルシス・チェラム」の記録として伝わってるのは、「アーデン・イズニア」の方に傾いてしまっている・・・という事なので。
作中のアーデン自身は「アーデン・ルシス・チェラム」なんだけど。
語り継がれている記録は、実は赤の他人の「アーデン・イズニア」の記録なので。
今のアーデンの在り方は「アーデン・ルシス・チェラム」とは言えない&今の記録の本当の持ち主は「アーデン・イズニア」なので、「アーデン・イズニア」の方を「本名」として扱っていた・・・ってニュアンス(説明が難しい)。
そしてアーデンが「誰の姓だったか」も覚えていない「イズニア姓」を名乗っていたのは。
混濁する程の記憶の中に、微かに「アーデンイズニア」と扱われていた記憶が混じっていて。
よくは思い出せないけど「何時か何処かの時代・世界では、アーデン・イズニアという名前だった」「恐らく、その人物によって弾き出された=今の記録の本当の持ち主」と解釈し、その名前を名乗っていた・・・んだけど。
アーデンに「イズニア」という姓に心当たりが無いのは当たり前だった。
だって「イズニア」というのは姓ではなく。
実は「Ardyn is near」=「アーデンに近い」を指す、言葉だったから。
元々、彼の記憶の中に「イズニア」という姓のアーデンは存在しない=いくら記憶を浚っても「誰の姓だったか」思い出せなくて当然・・・という事。
因みにこの「イズニアは、実は姓では無いんじゃないか?」ってのは、今回の二次創作よりも前の記事で書いていたネタだったりします。
尤も、当時とは大分ニュアンスは変わってしまっていますが。
今でも、やっぱりこの「イズニア」は姓ではなく、「Ardyn is near」=「アーデンに近い」とか「アーデンの近く」・・・って意味なんじゃないかなとは思っているので。
この時の感覚を信じて、今回の二次創作にも取り込んでみました。
とは言っても勿論、何か確証がある訳では無くて。
この人、本名とか正式名とか愛称とか、妙に名前に拘るなぁ⇒何か名前に意味があるのかも?
でも「イズニア姓」って聞き覚えが無い&由来がある様な格好良い姓を貰ってるキャラが多い中、「イズニア」はローマ字表記⇒元々スペルのある単語ではない・・・つまり造語?
造語で無理矢理ローマ字表記にしているのなら、音(読み)は正確に残っている筈⇒「イズニア」って発音になるのは何がある?
「イズニア」⇒「イズ ニア」⇒「is near」・・・って「Ardyn is near」か?
ってなっただけなので・・・発想自体は単純&いつも通り適当な事を言ってるだけだったりします(通常運転)。
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【もう一つの可能性の世界(*こうして世界は増えていく)】
最後に補足しておくと・・・一応、逆の可能性も考えてみました。
つまり作中のアーデン自身は、後のルシス王家の改編・改竄によって「アーデン・ルシス・チェラム(人間)」にされてしまった、存在そっくりさんの「アーデン・イズニア(神の子)」だった・・・という逆の考え方。
確かに考え方としては、コッチの方がスムーズではあるかも。だって「アーデン・イズニア」が本名扱いなんだもん。
あくまでもイメージでの話ですが・・・作中のアーデンが「炎神」自らの魂を設計図&幻光虫を素材に創られた「人間」である「神の子」だった場合。
かつて彼が世界の人々を救う為に旅して回っていた時は、名前を名乗っていなかった・・・って言うか、そもそも名前を持っていなかった可能性が有る。
何て言うか・・・神様が、自分が生み出した「人間としての自分」に対して、「じゃあ、お前は今日からアーデンって名前な」って名前を用意するかというと「う~ん、何で?」って。
いやその場合「何で神様は、アーデンって名前にしたの?」って疑問にぶち当たっちゃうから、その疑問を解消できない以上、ちょっとイメージしにくいなって。
だから前提を置いた上での話になりますが・・・どこかの土地に長居するのではなく、行きづりの人々を癒してたのなら、
「有難うございます。
・・・あの、お名前は?」
「いえ、名乗る程の者ではありません。」(←テンプレ対応)
って名前も名乗らず、素性も不明なまま立ち去る旅人・・・の方が「神の子」っぽいし。
彼が名前を名乗らなかったのは「最初から名前を持っていなかった」からであり、何故名前を持っていなかったのかというと「彼が神の子だったら」って繋げる事が出来る。
で、そんな謎に包まれた彼の事が「年の頃30歳~40歳、赤髪で長身、眉目秀麗な男が、不思議な力で村人たちの病を治療してくれた」って市井の噂とかで広がったり、ちょっとした村の記録なんかに残された。
まぁ、狭いコミュニティーでそんな珍しい出来事があったら、あっという間に噂になったり、村の役人が日誌にでも残してたりしそうだし。
で、同じ様な年代(考古学的な時間感覚なので±100年位のズレは許容範囲内)に、後のルシス王族に連なる「アーデン・ルシス・チェラム」という人間が居て。
この人も彼と同じ様に「病や困窮に苦しむ人々を救う為に世界を旅していた」・・・という記録が残されていた(但し、この人は人間なので、出来る事は人間での範囲内)。
そして後年・・・そんな2人の記録から「後の時代の考古学者達」は、
「この謎の旅人って、アーデン・ルシス・チェラムに似てない?」
そんな気付きから「Ardyn is near(=アーデンに近い)」という、彼を示す言葉が生まれ。
「名前を聞いても答えなかったという、謎の旅人。
きっと身分を隠して救済の旅に回っていた、
アーデン・ルシス・チェラムだったに違いない・・・!」と言う勘違いが起こってしまった。
まぁ、その勘違いをしたのは「後の時代の考古学者達」なので、それが「ルシス王国建国前の話なのか、後の話なのか?」みたいな、時間&タイミングの帳尻は結構緩めな可能性は有るけど。
記録に残る2人の見た目・行いが酷似していたので、同一視され。
同じ人物の行いとして、2人の記録が一緒くたに混同されてしまい。
その上で、より情報が詳しく残っている・・・つまり信憑性が高い方が優先され。
しかも「Ardyn is near(=アーデンに近い)」という言葉が、「アーデン・イズニア」という名前と勘違いされた挙句。
その「アーデン・イズニアという名前は、身分を隠して旅をしていた時のアーデン・ルシス・チェラムが使っていた名前だった」って事にされてしまった、と。
だからこの「後の時代の考古学者達」の解釈で行くと、「アーデン・イズニア(偽名)」「アーデン・ルシス・チェラム(正式名)」なんだけど。
彼自身の解釈で行くと、「Ardyn is near(=アーデンに近い)」と呼ばれていた自分の方が本当の自分なので「アーデン・イズニア(本名)」と思っている。
でも、人間達がそう言うので「アーデン・ルシス・チェラム(正式名)」とし。
しかも、人間達がそうである事を望んでいるので「アーデン・ルシス・チェラム」を演じている・・・って事。
彼の魂が「神様(炎神)」であるが故に、人間達の思い望みに応えようとした・・・って事だったのかな?
って、ここまで一応考えてはみたモノの、やっぱり今回の二次創作的には逆かなぁ・・・と。
何て言うか、全体的な空気感とかパワーバランスを考えた場合、
「アーデンって、実はアーデン・ルシス・チェラムじゃなくて。
本当はアーデン・イズニアで・・・その正体は神様(炎神)だったんだ!」
って展開になっても多分自分、嬉しくないだろうなって。
これは「アーデン・ルシス・チェラム」に当たる部分が、もっと要素として弱かったら成立したかもしれないけど。
この「アーデン・ルシス・チェラム」って部分はアーデンの肝だし、ルシス王国、延いては主人公との絡み的な意味でも重要なウェイトを占めてる部分なので。
例え、上書きする情報・・・つまり「その正体は神様(炎神)だった」とか「アーデン・イズニアの方が位としては上位(神様なので)」だったとしても、ここまでで培ってきた「アーデン・ルシス・チェラム」って要素に勝てないだろうなって。
それに、作中「アーデン・ルシス・チェラム」として振る舞って来た彼が、実は「アーデン・ルシス・チェラム」を演じているだけの「アーデン・イズニア(神様)」だったってなると、
「あんだけ大層にアーデン・ルシス・チェラムって言ってたのに、
アーデン・ルシス・チェラムと違うんかい。」
って、思ってしまうだろうから。
ここに関しては純粋に「アーデン・ルシス・チェラムであって欲しい」という、自分の感覚とか感性を尊重する事にしました。
なので、ここに書いたように逆の可能性も有るとは思います。
でも、自分の二次創作なので、自分の好きなようにする事にしました・・・その程度の采配となっております。
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