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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《偽典 6》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【何故イズニアさんは、ルシス王家を絶とうとしたのか?】
 【「真実の探求者」としての、長い長い孤独な戦い】
 【イズニアさんは、やっぱりイズニアさんだった】

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 やっと本来の設定に近付いたと思ったら、また全然違う方向に滑ってしまった訳ですが。
 今色々と説明してもややこしいので、今の段階では「イズニアさん(の魂)&「彼」は「炎神の魂」から生まれた存在だった」「魂が同じなので、二人は習合する事も分離する事も可能だった」位に思っておいて下さい。

 これに関しては、七瀬がイズニアさんを「1000年未来から来た」という設定に置き直したせいで、ややこしくなっているのが一番の原因なんですが(本来の【FF15】なら、そんな事にはならない)。
 そもそも七瀬自身、今の時点で「どう着地点まで持って行くか?」というのが見えていないので説明のしようがない・・・ってのもあります。

 そうは言っても、着地点が決まっている以上(着地点は、既に書いている「今回の二次創作のラスト」にしかならない)、今回の問題はこの「どうやって、その途中を繋げるか」なので。
 何て言うかもう「本当に、どうすんの?」って感じ満載&そんなだから今後、話も右往左往すると思いますが。
 その辺りの迷走っぷりも含めて、今後の成り行きをお楽しみ頂ければと切に願います。

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【何故イズニアさんは、ルシス王家を絶とうとしたのか?】
 では、一方的に前置きと言う名の言い訳を済ませたトコで、今後の展開。

 本来の【FF15】アーデンの場合。ヴァーサタイルによって『神影島』から連れ出された後、割と早い段階から「(自身を封印した)ルシス王家への復讐」を嗾けられていた様に見えたんですが(それに対してアーデンは乗り気では無かった)。
 今回の二次創作の場合のイズニアさんの場合。彼とルシス王家が結び付かない以上、ヴァーサタイルが彼に「ルシス王家への復讐」を嗾けるって展開がそもそもあり得ない。

 後、前回の記事にも、
 この時点のイズニアさんはまだ「(人間の)胡散臭い中年のオッサン」なので、シガイ化なんて出来ないし、ルシスの親衛隊に襲撃される覚えも無いし、あんな「ソムヌス」なんて想像も出来ないので、この辺りは全部端折ります。
 と、書いたように。
 イズニアさんとルシス王家が結び付かないとなると、当然ルシスの親衛隊なんて怪しい部隊が彼の命を狙って突如襲いかかって来るなんて展開もあり得ないし。
 「アーデン・ルシス・チェラムの魂の生まれ変わり」とは言っても、彼は彼なので。今の時点のイズニアさんは、ソムヌスという人物に対する明確なイメージを持っていない。
 これはエイラに関しても言える事で、彼はエイラという人物に対する明確なイメージも持っていない。
 そんな明確なイメージを持っていない人物達の「幻影・幻」なんて見ようがないので、「ソムヌスとエイラの、幻影やイメージが見えた」という展開もあり得ない。

 要は「ルシス王家」とは無関係のイズニアさんは、ヴァーサタイルから「ルシス王家への復讐」を唆される事も無ければ。
 本来アーデンが「ルシス王家への復讐」を決定付けるキッカケとなった、「ルシス親衛隊の襲撃」「ソムヌスの幻影」「エイラとの過去」も、あり得ない(=無かった事)となると。
 本来有るべきキッカケになる筈だったイベントがゴッソリ削られるって事になるので、現状このイズニアさんは「ルシス王家への復讐」という目的を持ちようが無い訳です。

 と言う訳で、イズニアさんにはアーデンとは別の「ルシス王家を絶とうとした理由」を用意してあげなきゃならないって事で。
 それをどこから捻出するかと言うと、これは話の流れ&タイミング的にも「「彼」から継承した記憶がキッカケ」にしかなり得ないかな、と。

 何でかって言うと、イズニアさんの場合。彼がこのイオスの世界にやって来たのは「ノクト達がやって来る10年前」でしかないので。
 【エピソード・アーデン】で、32年前*の出来事として語られていた「インソムニアに舞い戻ったアーデンが炎神イフリートを伴って大暴れ」「アーデンと、若き日のレギスの一騎打ち」「アーデンvsゴツイ格好したソムヌス」も、この二次創作の世界では無かった事になっちゃう(似た様な出来事が、捻じ曲がって後世に伝わっている可能性はある)。
 と言う事は、イズニアさんの【エピソード・アーデン】は実質、現時点の「彼」と習合するトコまでで終わり・・・って事でもあるので。
 この辺りのイベントを「ルシス王家を絶とうとした理由」に持って来る事も出来ない訳です。
 《補足*》但しこの「32年前」はゲーム開始時ではなく、ノクティスが眠りに就く⇒10年後に目覚める⇒ラストバトル(ココ)を基点にしている様なので。「ノクト達がやって来たタイミングを基点」に置き直すなら「22年前」になる・・・と思う。

 じゃあ、具体的に「「彼」から継承した記憶」の何が「ルシス王家を絶とうとした理由」になったかですが。
 大前提として。今回の二次創作で書いてきたように、そもそも「イオスの世界」と言うのは、人外の力によって「ループ(再生と終焉)」を繰り返しているような世界で。
 イズニアさんは「「彼」から継承した記憶=原初のイオスの世界」の歴史と、ヴァーサタイルなどから聞かされていた「今のイオスの世界(=何回目かのループ世界)」の歴史が、何らかの力によって「改編・改竄」されている事。
 そしてその度重なる「改編・改竄」により、繰り返される「イオスの世界」は少しずつ傾き続け。今やこれ以上「改編・改竄」が進めば「イオスの世界」はひっくり返ってしまう・・・つまり「どうしようもないトコまで来てしまっている」事。
 その「改編・改竄」の元凶となっているのが、神から特殊な力を授けられていた「ルシス王家」である事を知り。
 彼は、傾き続ける「イオスの世界」を救う為に、
「やっと 王家を未来ごと潰せる」
 その元凶となってしまっている「ルシス王家」を絶つ事で、世界の「終焉の未来」を回避しようとした。

 これが七瀬が思い描く、イズニアさんが「ルシス王家を絶とうとした理由」になります。

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【「真実の探求者」としての、長い長い孤独な戦い】
 とは言うものの・・・別にイズニアさんは最初から「打倒、ルシス王家!」とは思ってはいなかったと思います。
 これはずっと書いてますけど、彼は「1000年先の時代から来た考古学者」であって、この時代の人間では無いから。

 どう言う事かと言うと、ちょっと想像して頂きたいんですが。
 ノクト&イズニアさんが生まれ育った「1000年先の時代」では、大学の研究室レベルでタイムマシンの開発が行われている・・・そんな「今の日本・世界」よりも、よっぽど技術革新が進んでる世界です。多分、タイムマシンがそのレベルなら、宇宙開発も格段に進んでるだろうから・・・バカンス感覚で月旅行くらい行けてそう。そんな時代。
 それって勿論「技術の進化って、凄いなぁ」って話なんですけど。
 七瀬がもっと根本的に「凄いなぁ」って思うのは、「タイムマシンが完成する様な時代まで、核戦争も起こさず人類が発展を続けている」って事。
 まぁ、もしかしたら「やらかした後、反省しての世界」なのかもしれないけど・・・少なくともノクト&イズニアさんの時代は平和(=世界中が平等に平和かは不明)なんだと思います。当たり前に「国際タイムマシン機構(仮)」「世界疫学保健機関(仮)」なんて、国を跨いだ組織が存在&機能している位なんだから。
 つまり「1000年先の時代」の人間が、既に「解決方法=武力行使」から縁遠い思考に辿り着いているのだとしたら。
 そんな世界&環境で生まれ育ったイズニアさんの基本思考も、「解決方法=武力行使」って発想が無いとは言わないけど・・・かな~り希薄&優先順位は低いんじゃないかなって。
 例えるなら・・・普段戦い慣れてない人間が、喧嘩に巻き込まれたからって、割り切って容赦無く人間を殴れるかって話。多分だけど、戦いと無縁な人ってそういう状況になっても咄嗟に殴るって判断が出来ないor他の方法を模索しないかな?

 ちょっと横に逸れますが・・・そういう意味ではヴァーサタイルなんかは、モンスターとかシガイとか国家同士の争いが日常茶飯事の世界&環境なので、当たり前に「解決方法=武力行使」って発想の優先順位が高くなる。
 だからこそヴァーサタイルは当たり前の事として、「彼」の調査の邪魔となる氷神シヴァを「妨げとなるなら、武力をもって討伐するしかない」と思ったし。
 だからこそイズニアさんは当たり前の事として、「彼」の調査の邪魔となる氷神シヴァを「回収さえ出来ればイイんだから、別に討伐する必要は無いじゃないか」って思えた。
 そういう風に、思考&行動にも影響してくるイメージ。

 それに今回の二次創作のイズニアさんは、終始「武器&魔法縛り」をしていた訳ですが。これも彼のメンタルが「(戦いとは無縁な)胡散臭い中年のオッサン」だったからって思えば、そこそこ筋は通るんじゃないかな?
 このイズニアさんが終始「武器&魔法縛り」舐めプレイをしていた件は、力を得たタイミングも使わない理由も、有耶無耶にやり過ごした気がするんですが。
 結局のトコ人外の力自体は、本来の【FF15】アーデンと同じ様な経緯(=炎神イフリート経由)で得ていた事になるので。
 力を持っていなかったから「武器&魔法」が使えなかったのではなく、力は持っていたのに「武器&魔法」を使っていなかった・・・って事になる。
 じゃあ、何で力は持っていたのに「武器&魔法」を使っていなかったのか・・・ってなったら、それは彼の中では「武力(武器&魔法)で解決する」って発想が希薄で。
 彼にとっては、もっと優先順位が高い解決方法があったから・・・それが「歴史・記憶が狂っているのなら、あるべき事実を教えてやればイイんじゃないか?(但し、彼が直接教える事は出来ないので、導くという方法になる)」「ノクティスが真実を継承してくれれば、次のイオスの世界は救われるんじゃないか?」と言う、考古学者らしい発想。

 確かにイズニアさんが「1000年先の時代から来た」だけの人間だったら、実は自分は神様みたいな存在&特殊な人外の力でもって、直接的に「ルシス王家を絶とうとした」可能性はあると思います、当に「世界の為に人間を滅ぼす神=ラスボス」として。
 でもこの人は「1000年先の時代から来た考古学者」・・・つまり、ここまでもそうであったように、一貫して「真実の探求者」なので。
 物事に対するアプローチとして「ルシス王家が歴史を「改編・改竄」しているせいで、イオスの世界が終焉に傾いてしまっている」「イオスの世界を救う為には、「改編・改竄」を繰り返すルシス王家を絶たなければならない」という事に気付いたのなら。
 自分達の都合の良いよう「改編・改竄」を繰り返すルシス王家を、世界の為に直接的に絶つ(=ノクティスを殺す)のではなく。

 何で、そんな事になってしまったのか?
 何故、ルシス王家は「改編・改竄」を繰り返さなければならなかったのか?
 彼らが無かった事にした「真実」とは、一体何だったのか?
 イズニアさん本人の本質「真実の探求者」として、そういった謎を解き明かし。
 初代ルシス王国の王となる筈だった「アーデン・ルシス・チェラムの魂」を持つ者として、後世の王たちによって「改編・改竄」される前の真実まで、ノクティスを導いてやる。
 結果、ノクティスが「改編・改竄」される前の真実を知り、ルシス王家の過ちを彼の代で断ち切ってくれれば。
 「改編・改竄」を繰り返すルシス王家は絶たれ、終焉の未来も握りつぶす事が出来る。

 それって、神に匹敵する力を持っているにも関わらず、それを行使する事はせず。
 あくまでも「真実」を探求し、「真実」をもって世界を救おうとした・・・って事になるので。
 今回の「1000年先の時代から来た、考古学者のイズニアさん」としては、終始ブレない&いかにも「考古学者らしい立ち回り」じゃないかな、と。

 いや、少なくとも「1000年先の時代から来た考古学者」が、「色々な謎&途中をすっ飛ばして、怒りに任せてノクティスを殺しに来る」よりは・・・って意味で。

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【イズニアさんは、やっぱりイズニアさんだった】
 と・・・ここまで詰めて来て、今更なんですが。
 そうは言っても「1000年先の時代から来た考古学者」である彼は、過去の世界に干渉する事の危険性と言うのを、一般人よりもよっぽど理解している筈だし。
 そもそもの話し、当事者では無い彼が「イオスの世界」の為に「打倒、ルシス王家!」を掲げる必要は無い訳だし。
 寧ろ、どういう紆余曲折を経るのかは神のみぞ知るレベルの話ですが・・・結果論として「自分の本来の世界が存在している」可能性も有る以上、タイムパラドックスを引き起こすような王家への干渉なんて、そう簡単に決断出来る事では無い。
 その辺りの事を考えると「考古学者である彼は、タイムパラドックスを引き起こさない為に、この世界に干渉するつもりは無かった」って考える方が自然なので・・・一番最初に解決すべき問題はココだったりします。

 じゃあ、その一番最初の問題を、どう解決するかですが・・・イズニアさん視点に立って考えてみたら、こんな感じになる。
 つまり「真実の探求者」であるイズニアさんは、単純に「「彼」から継承した記憶(=原初のイオスの世界)と、今語り継がれている「今のイオスの世界」の記憶が、何でこんなにも違っているのか?」っていうのが知りたかっただけなんじゃないかな、と。
「そんな理由で?!」
 って感じですが、何て言うか・・・元々彼は「『創世記絵画』に描かれなかった神様」の事を調べる為に人生を捧げて来た様な人間なので、知的好奇心の側面が強いのかもって。
 尤も『創世記絵画』に執着していたのは「魂の引力(描かれていない神様というのが、自分自身の事だったから)」の影響だろうし。
 「彼」と習合して「炎神の魂」の位置に戻った事で、若干の当事者意識は出て来たのかもしれない事を考慮すると。
 イズニアさん自身ではなく、「炎神の魂」の世界を救いたいって想い・・・が無意識下にはあってもイイのかな位には思うけど。
 「彼」と習合して記憶を引き継いだ(=真実を知った)からと言って、最初から「俺がこの世界を救ってやらないと!」とは思えなかっただろう、と。イズニアさんは、イズニアさんなので。

 要は、最初はイズニアさん個人の知的好奇心だったんだけど(それなら調べ事してる程度なので、世界に大きな影響を与える事も無い)。
 色々調べる上で、事の重大さに気付いた&「炎神の魂」としての自覚が強くなってきて、傾く世界を救う為に「(改編・改竄を繰り返す)ルシス王家を絶ち、終焉の未来を潰そうとした」みたいなニュアンスで見ています。

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 今回「ルシス王家が改編・改竄を行って来たせいで、イオスの世界は終焉に傾いてしまっている」というような事を再々書いていますが。
 これに関しては早めに補足しておかないと誤解されてしまうと思うので、次回書こうと思っています。
 ので「ノクト達の方が悪いっての?!(怒)」って、お気を悪くされた方が居られましたら。
 次回、是非読んでやって頂ければと思います、ごめんなさい。

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