落書き帳の10ページ目
◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/
FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 57》
- 2024/02/12 (Mon) |
- ゲーム語り |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
■□■□■□■□■□■□■□■□
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【「大事なパートナー・レガリア嬢」のおさらい】
【病める時も健やかなる時も・・・二人一緒なら】
【ステラは本当に「ヒロイン」なのか?】
【兄妹揃って可哀想な「フルーレ家」】
【ステラはステラであって、ルーナにはなれない】
【実はノクトは「貴方」に会いたかったのかも?】
【見た目じゃなくて、大事なのは中身】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【「大事なパートナー・レガリア嬢」のおさらい】
【病める時も健やかなる時も・・・二人一緒なら】
【ステラは本当に「ヒロイン」なのか?】
【兄妹揃って可哀想な「フルーレ家」】
【ステラはステラであって、ルーナにはなれない】
【実はノクトは「貴方」に会いたかったのかも?】
【見た目じゃなくて、大事なのは中身】
■□■□■□■□■□■□■□■□
以前「話の腰を折っちゃう」という理由で後回しにした、ここまでの補足。
別に知らないままでも終わる「こういう事を考えて書きました」的な内容ばっかりですが・・・「何かモヤッとするな」って方は、少しは解消されるかもしれないので、読んで頂ければ嬉しいです。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【「大事なパートナー・レガリア嬢」のおさらい】
ノクト達は「自分達の時代に戻れない」事に関しては、「結局、戻れないんか」「ノクト達って諦めてなかったの?」「元の世界に戻りたかったんだ・・・」みたいな、あやふやな感じになってしまったので。最後に改めて、まとめておきます。
①ノクト達が「1000年前のイオスの世界」に来てしまった理由は「レガリア(=タイムマシン)のトラブルによる、想定外の不時着」なので、ノクト達は「最初から1000年前に設定していた訳では無かった」&「本来レガリアは、1000年の時を超えるスペックを持っていない(精々300~500年程度)」・・・つまりこの時点で「完全に修理出来たとしても、自力での帰還は不可能」という状態に。
②不時着後のノクト達は「タイムトラベル世界共通規定」に則り、「ランデブーポイントまで行けば、救援が来るだろう(=ちゃんとそういう仕組みが出来ている)」という考えだったので「然程深刻な状態とは思っていなかった」。
③「ハンマーヘッド(=今回の二次創作ではランデブーポイントの地名)」を目指す途中で「飛行大型モンスターに襲われる⇒ステラにインソムニアに連行」される。
④インソムニアでレギスに謁見。ノクト達がインソムニア滞在中に色々あったんだけど、彼らは知る由も無く・・・レギスが認めてくれた紹介状を持って「シド&シドニーの整備工場」へ。そのおかげで「レガリアは通常走行できる程度には修理完了」。
⑤「ガーディナ渡船場⇒王都陥落⇒再度シドに会う」流れから、「ミスリル鉱石を利用した修理を提案され、スチリフの杜へ」⇒「ミスリル回収後、レスタルムの技師に預けておく」。
⑥ステラと歴代王の墓で合流し、王都陥落の詳細を聞く。ノクトは「レギスの無念を晴らす&弔い合戦」+ステラから「国の為に協力して欲しい」と頼まれ、ここで旅の当面の目的が「自分達の時代へ帰還」から「ルシスの正統後継者と認めてもらう為の、歴代王の墓巡り」に変更。
⑦カーテスの大皿での「巨神・タイタン」戦後、停めておいたレガリアがイズニアさんに誘拐される。
⑧アラケオル基地で、誘拐前よりも綺麗になったレガリア(手洗い洗車して、タイヤの空気圧チェックして、ガソリン給油して返してくれそう)を、奪還。
⑨レイヴスの援護の為、オルティシエ(今回の二次創作では、グラレア)に渡る。その間、レガリアはカエムの岬でお留守番。
⑩留守番中に、⑤で預けておいたミスリル鉱石の加工が完了⇒シドニーに連絡が入り、レガリア修理の為にレスタルムへ。
⑪「帝都決戦」を制したノクト達が、レイヴスと合流する為にレスタルムへ⇒ちょうど修理が終わったレガリアを受け取る。この時点で「アンブラちゃんの時空移動の代わりになる程度の、タイムワープは可能になる(但しまだ空を飛ぶ事は出来ない)」。
⑫「インソムニア突入」時。モンスターに追い掛けられ、ギリギリ検問所&城門を抜けるも、最後の最後で接触。【FF15】と同じ様に大破してしまったので、ここで一旦お別れ(後でシドニーに連絡して取りに来てもらうつもり)に。でも破損状況から「おそらくもう、タイムマシンとしては使えないだろう」という状態・・・つまりこの時点で「自分達の時代に戻る事は絶望的」になった。
と言う訳で・・・⑤までは「自分達の時代」に戻る事を念頭に動いていたんだけど、⑥で旅の目的が「レギスの無念を晴らす&弔い合戦」に変更に。
ただこの時点では「あくまでも優先順位が変わっただけ」で、「自分達の時代」に戻る事を諦めた訳では無かった。旅を続けながら「自分達の時代に戻る方法も探そう&見付かったらイイな」みたいな感じ。
で、⑪程度にはタイムワープ出来るようになって「ちょっと希望も見えてた」んだけど。
⑫で「タイムワープ機構を積んでるフロント部分を大破」してしまったので、修理したとしてもタイムマシン利用は不可能&救難シグナルが出せないのでは、ランデブーポイントに着いたとしても救援要請を出せない(此方の所在年代・場所が伝えられないので)・・・つまり「自力で戻る事は勿論、救援要請を出して戻る事も不可能」になった。
んだけど・・・それでもやっぱり帰りたかったし、諦めたくなかった。
もしかしたら、ランデブーポイントで待っていれば「自分達の時代」から探しに来てくれるかもしれない。
このファンタジーな世界で探し求めれば、何か奇跡を起こせるようなモノが見付かるかもしれない。
諦めなければ・・・いつか「自分達の時代」に戻れるかもしれない。
例えそれが限りなく0に近い確率だとしても・・・ノクト達は「あるかもしれない希望」を捨てる事が出来ないでいた。
でも、イリスの提案を受け入れる・・・つまり「ノクトがルシス王になる」のなら。
そんな「あるかもしれない希望」なんて、捨てなければならない・・・だって、そんな浮ついた気持ちで引き受ける様な事じゃないから。
「ノクトがルシス王になる」のなら、もうこの世界の王として、この世界の人達の為に生きて行かなきゃならないし。
グラディオ達も「ルシスの王となったノクト」を支えるのなら、「本当は帰りたい」なんて言ってられない。
目の前に延びた二つの道、両方を選ぶ事は出来ない・・・どちらかを選ばなきゃならない今。
彼らが「ノクトがルシス王になる」という道を選んだという事は、「自分達の時代に戻りたい」というもう一つの道は諦めたという事。
本当は、最後の最後まで「自分達の時代」に戻りたかった。
でも「ノクトがルシス王になる」というのなら・・・もう一つの道は諦めなきゃならないし、覚悟を決めなきゃならなかった。
多分ノクト達は「ノクトがルシス王になる」という分岐点が無ければ、こんな状況でもまだ「戻る方法を探し求める旅を、再開するつもりだった」・・・それ位、本当は帰りたかったんだろうなって思って書いてます。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【病める時も健やかなる時も・・・二人一緒なら】
イリスに関しては「インソムニアの受け入れ態勢が整ったら、レイヴスが迎えに行く」という事になっていたので、ラストバトル一週間後にはお迎えに行って欲しい。
「一週間後って早過ぎない?」って感じですが、「帝都決戦後、レイヴスが普通にインソムニアに帰還出来ている」&「既にカメリアからクリスタルも返却されている」上に、何度か書いているように「インソムニアは意外と平和を取り戻している状態だった」⇒「一週間程、ラストバトルの兼ね合いでバタバタしていただけ」なので。
寧ろイリスの帰還は「本当はもっと早くても良かった」⇒「ラストバトル関連が割り込んだせいで延期に」⇒「そこの片が付いたので、改めて迎えに行く手筈になった」位でもイイのかなって。
実際のトコは、ここはイリス側の都合というよりも、ノクト側の都合で。
イリスの帰還が遅くなると、ED部分での「ノクト達とイリスの再会タイミング」が遅くなり、中だるみしてしまうので・・・「ラストバトルから10日後には、ステラがお使いでやって来る」よう逆算した結果「イリスの帰還=ラストバトル一週間後」って事にしています。
で「お迎えに上がりました」って、すんなり行くかと言うと・・・実はそうでもない。
何でかって言うとレイヴスは、イリスを帝国から救出した後「王都陥落&レギスの死」を彼女に告げないまま、先行してインソムニアに帰還しているので。
イリスを想っての事ではあっても、その事を詫びるトコから始めなきゃならない。
とは言っても、そこはもうイリスも分かってくれているので、今更揉める事にはならないんだけど。
「でも・・・みんな私の事、受け入れてくれるかな?」
「王」不在のインソムニアに「王女」である自分が帰還するという事は、自分が王位を継がなきゃならない・・・そこはやっぱり不安だろうから。
「イリス様のことは、私が一生をかけてお守りします。」
ってレイヴスが誓うトコまで持って行くのが王道というか・・・「まぁ、そう言うよね」と、何なら「ここで言わない甲斐性無しなら張っ倒す」まである。
勿論、プロポーズの言葉では無いんですけど。「王と臣下」としてだけではなく「イリスの全て」を守る覚悟あっての言葉だと思うので。
レイヴスに対して「淡い恋心」を抱くイリスとしては、若干複雑な想いかもしれないけど。
「ありがとう・・・これからもよろしくね。」
その言葉を信じて・・・病める時も健やかなる時も二人寄り添って、これからの人生一緒に歩んで欲しいと思います。
何にせよ「一生かけて守る」ってなら、まずはレイヴスには長生きしてもらわなきゃならない訳ですが・・・何か彼は早死にしそうで心配ではある。
ただでも「公式設定上:年の差13歳(七瀬は「作中直ぐに16歳になる15歳」位で見てますけど)
」なので、よっぽどの事が無い限りレイヴスの方が先に逝っちゃうだろうから・・・ズルズルしてないで、出来るなら早よ結婚したらイイと思います。イリスがお相手ならステラちゃんも・・・お祝いしてくれるだろうし。
でも結婚するとしたら、年齢的にも国内情勢的にも最速で「イリス16歳(幼な妻)」&「レイヴス29歳」だろうから・・・何かもう、どうしてイイのか困惑しかない。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【ステラは本当に「ヒロイン」なのか?】
EDでまだ、ステラの中で「ノクトに会える事 < レイヴスからの頼み」ってのは、本当にヒロインと言えるのかアヤシイ事この上ないですが。
ブラコン拗らせてるステラにとって、レイヴスは「別格扱い」だと思うので。
ステラ自身、内心「ノクトの事が気になってるかも?」って自覚していても、「いいえっ!これは、お兄様の為なんだから!」ってブンブン首を横に振って一生懸命否定してそう(メンドイな)。
だって、今まで「お兄様が一番」だったステラにしたら、ノクトなんて真逆側の人間なので。そんな自分の価値観がひっくり返っちゃう様な現状、なかなか認められなくても仕方がないんじゃないかなって。
でもそれは、本当は価値観がひっくり返るんじゃなくて、彼女が広い視野で見られる様に人間として成長したって事で。
勿論、レイヴスの事は大好きなんだけど(多分これは一生変わらない)。
今まで大事にしてきたモノに加えて、より多くの大事なモノを抱えられるようになったって事。
ノクトも今は、その「多くの大事なモノ」の一人でしかないかもしれないけど。
だからこそ、この先の未来でノクトが「唯一の存在」になるのかも・・・って期待が出来るし。
ルーナに負けず劣らず出番が少ないヒロインではあったけど、それでも今回の二次創作のヒロインはステラだと思うので(だってノクトが他の女子と結ばれる絵が見えない)。
この世界にだけでも「ヒロイン・ステラ」と「記憶・想い出」を残しておく事が出来たのなら・・・例えステラが「後の世界」に継承されないとしても、「ステラとルーナは別人」「ステラが転じてルーナになる事は無い」って分かってもらえるだろうから。
ステラの魂は迷子にならなくて済むので・・・それが少しでも救いになればイイなって思ってます。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【兄妹揃って可哀想な「フルーレ家」】
気丈なイメージで来たステラを最後の最後で泣かせてしまうのは「ズルい」「急に嘘くさい」「シナリオの都合」って感じもしますが・・・実はステラは「ノクト達が知らなかっただけ」で、あの状況なら泣いても仕方ない設定になっています(兄妹揃って可哀想だった)。
じゃあ「ノクト達が知らなかっただけ」で、どういう事になっていたかというと。
まずは「ノクト達をインソムニアに連行したのはステラだった」と言う事。
ステラとしては「ルシス王家しか持ちえない能力を、ノクトが持っている事」を不審(見た目がアレだし)に思って、インソムニアに連行した訳ですが。
帝国からの「停戦協定の追加条件=ノクトの引渡要請」を拒否・・・つまりノクトが原因(口実に過ぎないけど)で「王都陥落」の流れになった事を思えば。
結果論ではあるんだけど・・・ルシスの重鎮連中からすれば「ステラが余計な事をしたせい」と陰で言われていても仕方が無いし。
そもそも、こういった古参層からすれば「状況的にレギスの隠し子」を思わせる様なノクトの存在はもっと繊細に扱うべきで・・・ステラが勝手に話を進めた事を「たかが小娘の分際で、出過ぎた真似」と思われていても仕方がない(本当に隠し子だったら、トンデモナイ事なので)。
それに加え、元々ステラは「名門フルーレ家にあって、無能な娘と思われていた」事。
これはステラが国の為に頑張っているので、あまり印象に無いかもしれませんが「フルーレ家」が、ルシス重鎮連中から何を求められているかと言うと、「フルーレ家」の人間にしか務まらない役割・・・つまり優れた『神凪』を輩出する事。
確かに「フルーレ家」は「王の剣の一族」も担っているんだけど、こっちは他にも「剣の名を冠する一族」が11~12あるイメージなので、極論「フルーレ家」の当主が無能だったとしても何とかなる。
でも『神凪』は「フルーレ家」からしか生まれないので、本来『神凪』を継承する「フルーレ家の女性」には大きな期待が掛かるんだけど・・・。
今回の二次創作では、旧約 5にも書いたように「見た目の神聖さ(白=神の使い的な)から、男性であるレイヴスが『神凪』に選ばれた」という経緯があり。
「フルーレ家の女性」に生まれながらも『神凪』の役目が果たせないステラは、伝統や風習を重んじる一部の古い層からは「フルーレ家の娘である価値が無い」と思われていた。
という事は・・・そんな立場の弱いステラが、ノクト達の為にルシスの重鎮を説得したとしても「あんな素性の知れん人間を連れ込んだばっかりに・・・」「本来の役割も果たせん娘が、余計な口出しをするな」みたいな酷い扱いをされ、そうそう相手にしてもらえるものではなかった。
それでも「ノクト達が知らなかっただけ」で、ステラは1人「ノクトの為に頑張っていた&ノクトの事を本当に想っていた」・・・その事実は確かにあった訳で。
心の支えとなっているレイヴスも不在の中「自分の我儘で、ノクト達は頑張ってくれてるんだから」と・・・人知れず毎日毎日辛い思いをしながらも頑張って来たんだから。
その努力を認めて貰えたら、「ありがとう」って言ってもらえたら・・・そりゃ、今まで堪えてた涙が溢れちゃっても仕方ないかな、と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【ステラはステラであって、ルーナにはなれない】
後・・・ステラに関しては、メタい見方をすれば「ルーナの前任者」という立ち位置に居るので、基本ルーナを意識していて(出番少ないとか)。
【FF15】でルーナが「ノクトの知らないトコで、ノクトの為に頑張っていた&ノクトの事を本当に想っていた」のと同じで、ステラも「ノクトの知らないトコで、ノクトの為に頑張っていた&ノクトの事を本当に想っていた」・・・その事実は同じ。
一緒には居なかった&居られなかったから、二人が「どう頑張っていたのか?」「ノクトの事をどう思っていたのか?」をノクトは知らなかったんだけど。
ルーナもステラも「ノクトの知らないトコで、ノクトの為に頑張っていた&ノクトの事を本当に想っていた」・・・それは紛れもない事実なので、ヒロインとしてその共通項は継承しておかなきゃなと思ったのと。
誕生と終焉を繰り返す『イオスの世界』の世界で、ステラからルーナにキャスティング変更になる。
つまり「ステラというキャラが継承されない」状況を創り出す為には、「彼女の記憶・想い出を、この世界に極力残さない必要があった」ので。
ヒロインという立場にあるんだけど、ステラの出番は意図的に少なくしてありました。
それに何て言うか・・・ルーナが「レイヴスの妹」要素は継いでるのに、ステラの過剰な「ブラコン」要素を継いで無いってなると。
世界の人々の「記憶・想い出」の思い違いで、ステラがルーナに変更になると言うよりも。
ステラの場合は特殊で「世界の都合」で変更された上に、そもそもステラに関する「記憶・想い出」が希薄な状態だったので、ステラがルーナに差し変わっても「世界中の誰も、違和感を覚えなかった」と言うか・・・。
だからこそ「後の世界」では「ステラ」とは別の、その世界に相応しい「ルーナ」って新規キャラに移行出来たんだろうなって・・・いや、今回の二次創作での話なんですけど。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【実はノクトは「貴方」に会いたかったのかも?】
旧約 56にも書いたように一番理想なのは、ノクトの原点となったゲームが【キングスナイト(初代)】だった・・・って展開なんですけど。
七瀬は【キングスナイト】のEDがどうなるのか知らないので、まぁ、ざっくりイメージの話でイイです。
で、順を追って書くと・・・ノクトの時代って最初の方に書いたように、技術が進み過ぎた結果「ゲームがゲームでなくなっている」「限りなくリアルに近いゲームの世界」になっているので、【キングスナイト(初代)】みたいなゲームがあるとすれば、それは「ゲーム史における考古学発見」レベルの話だと思うんですよね。「制作会社の人間ですら、誰も知らなかったバックルームから発見された」とか、「元社員の遠い子孫の貯蔵品の中から発見された」みたいな。
それが「ゲーム史における考古学発見」として話題になり、色々なメディアで取り上げられ。そういうエンターテイメント&イベントの一環として【キングスナイト(初代)】の「復刻版」が制作された。
要は遊ぶ事を目的とした実用性のある「復刻版」ではなくて、あくまでも歴史的価値を全面に押し出した、エンタメ要素が強い「復刻版」だったので。当然、遊びやすいように・・・なんて親切な修正はされていない。だってコレは「当時のまま」である事に意味があるんだから。
と言う事は・・・普通に考えたら「全然面白くない」訳です。だってガタガタのドット絵だし、操作も判定もシビアだし、ストーリーもあって無い様なモン(取説読まなきゃ分からん)だし。
当然、今(2024年)よりも更に未来の世界に住むノクトにしたら、ゲームとしては「全然面白くない」・・・子供時代の話だから尚更。
でも「自分の時代」と違うからこそ惹かれたと言うか・・・ストーリーも1から10まで親切に創り込まれている訳では無い。
何なら【キングスナイト(初代)】のEDを見て幼いノクトが「自分も王様になりたい!」って思ったのも、実際にそういうEDだった訳では無く・・・ストーリーが1から10まで親切に創り込まれていないからこその「ノクトが自分で想像した【キングスナイト】のEDだった」のかもしれない。
完璧に創られたモノでは無いからこそ、その余白に「自分が思う物語を夢見る事が出来た」みたいな。
そんな今と比べれば色々と足りていないレトロゲームに触れるウチに、
「昔はゲームって、どんなジャンルが人気だったんだろ?」
「当時なら、この程度のゲームを作るのでも大変だったんだろうなぁ・・・」
「何でこんなゲームが面白いって思えたんだろう・・・?」
このゲームが生まれた時代は、どんな時代だったのか?
どういう背景で、このゲームが生まれたのか?
その頃のプレイヤー達は、どんな風にゲームを楽しんでいたのか?
もしかしたら「ゲームそのもの」だけじゃなく、
そのゲームが「生きた時代そのもの」にも興味があった・・・って言うか。
「この時代に行って、
一緒にゲームしたり、色々な話してみたいな」って。
極論を言えば、ノクトはタイムマシンを造ってまで、嘗ての【キングスナイト】ファン・・・そこから転じて「色々な時代のゲームファン」に会いに行きたかったんじゃないかな。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【見た目じゃなくて、大事なのは中身】
要するに・・・イケメンが黒服着てるイメージが先行して「ホスト集団みたい」に見えるだけで。
実はノクトは「ゲームの歴史とか背景を解明する為に、タイムマシン造ろうなんて思う程のゲームオタク」なだけじゃないかな、と。
確かに【キングスナイト】関連の部分はつい先日考えた要素なので「昔のゲーマーに会う為&ゲームの歴史背景を知る為に、ノクトはタイムマシン開発に携わっていた」って設定は完全に後付けなんですけど(だから初期の頃の設定には出て来なかった)。
この「イケメンが黒服着てるからホストに見えるだけで、コイツら単にゲームオタクなんじゃないか?」ってのは、最初からあったイメージで。
これは何でかって言うと、七瀬が【FF15】の予備知識無く【シアトリズム~】から入ったからだろうな・・・って自己分析してます。
だっていくら黒服集団でも、あのシアトリズムモデルのキャラ達が黒服着たトコでホストには見えないんだモン。
で、ノクト達のゲーム中の掛け合い(吹き出し)って、やたら「友達とゲームしてる時に言っちゃう台詞」「協力プレイ中によく言う台詞」っぽいし。
それに加えて、七瀬が唯一持っていた【FF15】の情報が、【FF15】発売当時に主人から聞いていた「【FF15】って、男4人で車乗り回して旅するゲームらしいで」「へ~、現代風なんかな?(じゃあ、興味無いな)」だったので。
その結果、ここまでをまとめると「【FF15】=オシャレとは無縁でタンスの中は黒い服ばっかりのゲームオタク4人組が、学生時代最後にリアルな思い出を作ろうぜ!みたいなノリで、車で旅をする物語?」・・・と言う解釈になってしまい。
【シアトリズム~】って思い出補正が掛かるので、やってないゲームタイトルは後回しに⇒誤った解釈のまま、しばらく放置(ノクトは強キャラ&プロンプトは便利なので、使うのは使ってた)。
【FF15】の『【EMS】APOCALYPSIS NOCTIS』で初めてムービーを見て、「あれ・・・何か、思ってたんと違うな」ってなったと(違うドコの話では無い)。
・・・と言う経緯があるので。
普通に考えると「何でノクト達がゲーマーって発想になるの?」「この世界観で、ゲーマーな訳が無い」ってなるのが当然だと思うんですが。
別に「変わった事を言ってみよう」とか「普通とは違う主張をしてみたい」って訳では無く。
七瀬には「ノクト達は、最初からゲーマー集団にしか見えなかった」という事で・・・こればっかりは「本当です!信用して下さい!」としか言いようが無いのですが、そのようにご理解頂ければ幸いです。
以前「話の腰を折っちゃう」という理由で後回しにした、ここまでの補足。
別に知らないままでも終わる「こういう事を考えて書きました」的な内容ばっかりですが・・・「何かモヤッとするな」って方は、少しは解消されるかもしれないので、読んで頂ければ嬉しいです。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【「大事なパートナー・レガリア嬢」のおさらい】
ノクト達は「自分達の時代に戻れない」事に関しては、「結局、戻れないんか」「ノクト達って諦めてなかったの?」「元の世界に戻りたかったんだ・・・」みたいな、あやふやな感じになってしまったので。最後に改めて、まとめておきます。
①ノクト達が「1000年前のイオスの世界」に来てしまった理由は「レガリア(=タイムマシン)のトラブルによる、想定外の不時着」なので、ノクト達は「最初から1000年前に設定していた訳では無かった」&「本来レガリアは、1000年の時を超えるスペックを持っていない(精々300~500年程度)」・・・つまりこの時点で「完全に修理出来たとしても、自力での帰還は不可能」という状態に。
②不時着後のノクト達は「タイムトラベル世界共通規定」に則り、「ランデブーポイントまで行けば、救援が来るだろう(=ちゃんとそういう仕組みが出来ている)」という考えだったので「然程深刻な状態とは思っていなかった」。
③「ハンマーヘッド(=今回の二次創作ではランデブーポイントの地名)」を目指す途中で「飛行大型モンスターに襲われる⇒ステラにインソムニアに連行」される。
④インソムニアでレギスに謁見。ノクト達がインソムニア滞在中に色々あったんだけど、彼らは知る由も無く・・・レギスが認めてくれた紹介状を持って「シド&シドニーの整備工場」へ。そのおかげで「レガリアは通常走行できる程度には修理完了」。
⑤「ガーディナ渡船場⇒王都陥落⇒再度シドに会う」流れから、「ミスリル鉱石を利用した修理を提案され、スチリフの杜へ」⇒「ミスリル回収後、レスタルムの技師に預けておく」。
⑥ステラと歴代王の墓で合流し、王都陥落の詳細を聞く。ノクトは「レギスの無念を晴らす&弔い合戦」+ステラから「国の為に協力して欲しい」と頼まれ、ここで旅の当面の目的が「自分達の時代へ帰還」から「ルシスの正統後継者と認めてもらう為の、歴代王の墓巡り」に変更。
⑦カーテスの大皿での「巨神・タイタン」戦後、停めておいたレガリアがイズニアさんに誘拐される。
⑧アラケオル基地で、誘拐前よりも綺麗になったレガリア(手洗い洗車して、タイヤの空気圧チェックして、ガソリン給油して返してくれそう)を、奪還。
⑨レイヴスの援護の為、オルティシエ(今回の二次創作では、グラレア)に渡る。その間、レガリアはカエムの岬でお留守番。
⑩留守番中に、⑤で預けておいたミスリル鉱石の加工が完了⇒シドニーに連絡が入り、レガリア修理の為にレスタルムへ。
⑪「帝都決戦」を制したノクト達が、レイヴスと合流する為にレスタルムへ⇒ちょうど修理が終わったレガリアを受け取る。この時点で「アンブラちゃんの時空移動の代わりになる程度の、タイムワープは可能になる(但しまだ空を飛ぶ事は出来ない)」。
⑫「インソムニア突入」時。モンスターに追い掛けられ、ギリギリ検問所&城門を抜けるも、最後の最後で接触。【FF15】と同じ様に大破してしまったので、ここで一旦お別れ(後でシドニーに連絡して取りに来てもらうつもり)に。でも破損状況から「おそらくもう、タイムマシンとしては使えないだろう」という状態・・・つまりこの時点で「自分達の時代に戻る事は絶望的」になった。
と言う訳で・・・⑤までは「自分達の時代」に戻る事を念頭に動いていたんだけど、⑥で旅の目的が「レギスの無念を晴らす&弔い合戦」に変更に。
ただこの時点では「あくまでも優先順位が変わっただけ」で、「自分達の時代」に戻る事を諦めた訳では無かった。旅を続けながら「自分達の時代に戻る方法も探そう&見付かったらイイな」みたいな感じ。
で、⑪程度にはタイムワープ出来るようになって「ちょっと希望も見えてた」んだけど。
⑫で「タイムワープ機構を積んでるフロント部分を大破」してしまったので、修理したとしてもタイムマシン利用は不可能&救難シグナルが出せないのでは、ランデブーポイントに着いたとしても救援要請を出せない(此方の所在年代・場所が伝えられないので)・・・つまり「自力で戻る事は勿論、救援要請を出して戻る事も不可能」になった。
んだけど・・・それでもやっぱり帰りたかったし、諦めたくなかった。
もしかしたら、ランデブーポイントで待っていれば「自分達の時代」から探しに来てくれるかもしれない。
このファンタジーな世界で探し求めれば、何か奇跡を起こせるようなモノが見付かるかもしれない。
諦めなければ・・・いつか「自分達の時代」に戻れるかもしれない。
例えそれが限りなく0に近い確率だとしても・・・ノクト達は「あるかもしれない希望」を捨てる事が出来ないでいた。
でも、イリスの提案を受け入れる・・・つまり「ノクトがルシス王になる」のなら。
そんな「あるかもしれない希望」なんて、捨てなければならない・・・だって、そんな浮ついた気持ちで引き受ける様な事じゃないから。
「ノクトがルシス王になる」のなら、もうこの世界の王として、この世界の人達の為に生きて行かなきゃならないし。
グラディオ達も「ルシスの王となったノクト」を支えるのなら、「本当は帰りたい」なんて言ってられない。
目の前に延びた二つの道、両方を選ぶ事は出来ない・・・どちらかを選ばなきゃならない今。
彼らが「ノクトがルシス王になる」という道を選んだという事は、「自分達の時代に戻りたい」というもう一つの道は諦めたという事。
本当は、最後の最後まで「自分達の時代」に戻りたかった。
でも「ノクトがルシス王になる」というのなら・・・もう一つの道は諦めなきゃならないし、覚悟を決めなきゃならなかった。
多分ノクト達は「ノクトがルシス王になる」という分岐点が無ければ、こんな状況でもまだ「戻る方法を探し求める旅を、再開するつもりだった」・・・それ位、本当は帰りたかったんだろうなって思って書いてます。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【病める時も健やかなる時も・・・二人一緒なら】
イリスに関しては「インソムニアの受け入れ態勢が整ったら、レイヴスが迎えに行く」という事になっていたので、ラストバトル一週間後にはお迎えに行って欲しい。
「一週間後って早過ぎない?」って感じですが、「帝都決戦後、レイヴスが普通にインソムニアに帰還出来ている」&「既にカメリアからクリスタルも返却されている」上に、何度か書いているように「インソムニアは意外と平和を取り戻している状態だった」⇒「一週間程、ラストバトルの兼ね合いでバタバタしていただけ」なので。
寧ろイリスの帰還は「本当はもっと早くても良かった」⇒「ラストバトル関連が割り込んだせいで延期に」⇒「そこの片が付いたので、改めて迎えに行く手筈になった」位でもイイのかなって。
実際のトコは、ここはイリス側の都合というよりも、ノクト側の都合で。
イリスの帰還が遅くなると、ED部分での「ノクト達とイリスの再会タイミング」が遅くなり、中だるみしてしまうので・・・「ラストバトルから10日後には、ステラがお使いでやって来る」よう逆算した結果「イリスの帰還=ラストバトル一週間後」って事にしています。
で「お迎えに上がりました」って、すんなり行くかと言うと・・・実はそうでもない。
何でかって言うとレイヴスは、イリスを帝国から救出した後「王都陥落&レギスの死」を彼女に告げないまま、先行してインソムニアに帰還しているので。
イリスを想っての事ではあっても、その事を詫びるトコから始めなきゃならない。
とは言っても、そこはもうイリスも分かってくれているので、今更揉める事にはならないんだけど。
「でも・・・みんな私の事、受け入れてくれるかな?」
「王」不在のインソムニアに「王女」である自分が帰還するという事は、自分が王位を継がなきゃならない・・・そこはやっぱり不安だろうから。
「イリス様のことは、私が一生をかけてお守りします。」
ってレイヴスが誓うトコまで持って行くのが王道というか・・・「まぁ、そう言うよね」と、何なら「ここで言わない甲斐性無しなら張っ倒す」まである。
勿論、プロポーズの言葉では無いんですけど。「王と臣下」としてだけではなく「イリスの全て」を守る覚悟あっての言葉だと思うので。
レイヴスに対して「淡い恋心」を抱くイリスとしては、若干複雑な想いかもしれないけど。
「ありがとう・・・これからもよろしくね。」
その言葉を信じて・・・病める時も健やかなる時も二人寄り添って、これからの人生一緒に歩んで欲しいと思います。
何にせよ「一生かけて守る」ってなら、まずはレイヴスには長生きしてもらわなきゃならない訳ですが・・・何か彼は早死にしそうで心配ではある。
ただでも「公式設定上:年の差13歳(七瀬は「作中直ぐに16歳になる15歳」位で見てますけど)
」なので、よっぽどの事が無い限りレイヴスの方が先に逝っちゃうだろうから・・・ズルズルしてないで、出来るなら早よ結婚したらイイと思います。イリスがお相手ならステラちゃんも・・・お祝いしてくれるだろうし。
でも結婚するとしたら、年齢的にも国内情勢的にも最速で「イリス16歳(幼な妻)」&「レイヴス29歳」だろうから・・・何かもう、どうしてイイのか困惑しかない。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【ステラは本当に「ヒロイン」なのか?】
EDでまだ、ステラの中で「ノクトに会える事 < レイヴスからの頼み」ってのは、本当にヒロインと言えるのかアヤシイ事この上ないですが。
ブラコン拗らせてるステラにとって、レイヴスは「別格扱い」だと思うので。
ステラ自身、内心「ノクトの事が気になってるかも?」って自覚していても、「いいえっ!これは、お兄様の為なんだから!」ってブンブン首を横に振って一生懸命否定してそう(メンドイな)。
だって、今まで「お兄様が一番」だったステラにしたら、ノクトなんて真逆側の人間なので。そんな自分の価値観がひっくり返っちゃう様な現状、なかなか認められなくても仕方がないんじゃないかなって。
でもそれは、本当は価値観がひっくり返るんじゃなくて、彼女が広い視野で見られる様に人間として成長したって事で。
勿論、レイヴスの事は大好きなんだけど(多分これは一生変わらない)。
今まで大事にしてきたモノに加えて、より多くの大事なモノを抱えられるようになったって事。
ノクトも今は、その「多くの大事なモノ」の一人でしかないかもしれないけど。
だからこそ、この先の未来でノクトが「唯一の存在」になるのかも・・・って期待が出来るし。
ルーナに負けず劣らず出番が少ないヒロインではあったけど、それでも今回の二次創作のヒロインはステラだと思うので(だってノクトが他の女子と結ばれる絵が見えない)。
この世界にだけでも「ヒロイン・ステラ」と「記憶・想い出」を残しておく事が出来たのなら・・・例えステラが「後の世界」に継承されないとしても、「ステラとルーナは別人」「ステラが転じてルーナになる事は無い」って分かってもらえるだろうから。
ステラの魂は迷子にならなくて済むので・・・それが少しでも救いになればイイなって思ってます。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【兄妹揃って可哀想な「フルーレ家」】
気丈なイメージで来たステラを最後の最後で泣かせてしまうのは「ズルい」「急に嘘くさい」「シナリオの都合」って感じもしますが・・・実はステラは「ノクト達が知らなかっただけ」で、あの状況なら泣いても仕方ない設定になっています(兄妹揃って可哀想だった)。
じゃあ「ノクト達が知らなかっただけ」で、どういう事になっていたかというと。
まずは「ノクト達をインソムニアに連行したのはステラだった」と言う事。
ステラとしては「ルシス王家しか持ちえない能力を、ノクトが持っている事」を不審(見た目がアレだし)に思って、インソムニアに連行した訳ですが。
帝国からの「停戦協定の追加条件=ノクトの引渡要請」を拒否・・・つまりノクトが原因(口実に過ぎないけど)で「王都陥落」の流れになった事を思えば。
結果論ではあるんだけど・・・ルシスの重鎮連中からすれば「ステラが余計な事をしたせい」と陰で言われていても仕方が無いし。
そもそも、こういった古参層からすれば「状況的にレギスの隠し子」を思わせる様なノクトの存在はもっと繊細に扱うべきで・・・ステラが勝手に話を進めた事を「たかが小娘の分際で、出過ぎた真似」と思われていても仕方がない(本当に隠し子だったら、トンデモナイ事なので)。
それに加え、元々ステラは「名門フルーレ家にあって、無能な娘と思われていた」事。
これはステラが国の為に頑張っているので、あまり印象に無いかもしれませんが「フルーレ家」が、ルシス重鎮連中から何を求められているかと言うと、「フルーレ家」の人間にしか務まらない役割・・・つまり優れた『神凪』を輩出する事。
確かに「フルーレ家」は「王の剣の一族」も担っているんだけど、こっちは他にも「剣の名を冠する一族」が11~12あるイメージなので、極論「フルーレ家」の当主が無能だったとしても何とかなる。
でも『神凪』は「フルーレ家」からしか生まれないので、本来『神凪』を継承する「フルーレ家の女性」には大きな期待が掛かるんだけど・・・。
今回の二次創作では、旧約 5にも書いたように「見た目の神聖さ(白=神の使い的な)から、男性であるレイヴスが『神凪』に選ばれた」という経緯があり。
「フルーレ家の女性」に生まれながらも『神凪』の役目が果たせないステラは、伝統や風習を重んじる一部の古い層からは「フルーレ家の娘である価値が無い」と思われていた。
という事は・・・そんな立場の弱いステラが、ノクト達の為にルシスの重鎮を説得したとしても「あんな素性の知れん人間を連れ込んだばっかりに・・・」「本来の役割も果たせん娘が、余計な口出しをするな」みたいな酷い扱いをされ、そうそう相手にしてもらえるものではなかった。
それでも「ノクト達が知らなかっただけ」で、ステラは1人「ノクトの為に頑張っていた&ノクトの事を本当に想っていた」・・・その事実は確かにあった訳で。
心の支えとなっているレイヴスも不在の中「自分の我儘で、ノクト達は頑張ってくれてるんだから」と・・・人知れず毎日毎日辛い思いをしながらも頑張って来たんだから。
その努力を認めて貰えたら、「ありがとう」って言ってもらえたら・・・そりゃ、今まで堪えてた涙が溢れちゃっても仕方ないかな、と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【ステラはステラであって、ルーナにはなれない】
後・・・ステラに関しては、メタい見方をすれば「ルーナの前任者」という立ち位置に居るので、基本ルーナを意識していて(出番少ないとか)。
【FF15】でルーナが「ノクトの知らないトコで、ノクトの為に頑張っていた&ノクトの事を本当に想っていた」のと同じで、ステラも「ノクトの知らないトコで、ノクトの為に頑張っていた&ノクトの事を本当に想っていた」・・・その事実は同じ。
一緒には居なかった&居られなかったから、二人が「どう頑張っていたのか?」「ノクトの事をどう思っていたのか?」をノクトは知らなかったんだけど。
ルーナもステラも「ノクトの知らないトコで、ノクトの為に頑張っていた&ノクトの事を本当に想っていた」・・・それは紛れもない事実なので、ヒロインとしてその共通項は継承しておかなきゃなと思ったのと。
誕生と終焉を繰り返す『イオスの世界』の世界で、ステラからルーナにキャスティング変更になる。
つまり「ステラというキャラが継承されない」状況を創り出す為には、「彼女の記憶・想い出を、この世界に極力残さない必要があった」ので。
ヒロインという立場にあるんだけど、ステラの出番は意図的に少なくしてありました。
それに何て言うか・・・ルーナが「レイヴスの妹」要素は継いでるのに、ステラの過剰な「ブラコン」要素を継いで無いってなると。
世界の人々の「記憶・想い出」の思い違いで、ステラがルーナに変更になると言うよりも。
ステラの場合は特殊で「世界の都合」で変更された上に、そもそもステラに関する「記憶・想い出」が希薄な状態だったので、ステラがルーナに差し変わっても「世界中の誰も、違和感を覚えなかった」と言うか・・・。
だからこそ「後の世界」では「ステラ」とは別の、その世界に相応しい「ルーナ」って新規キャラに移行出来たんだろうなって・・・いや、今回の二次創作での話なんですけど。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【実はノクトは「貴方」に会いたかったのかも?】
旧約 56にも書いたように一番理想なのは、ノクトの原点となったゲームが【キングスナイト(初代)】だった・・・って展開なんですけど。
七瀬は【キングスナイト】のEDがどうなるのか知らないので、まぁ、ざっくりイメージの話でイイです。
で、順を追って書くと・・・ノクトの時代って最初の方に書いたように、技術が進み過ぎた結果「ゲームがゲームでなくなっている」「限りなくリアルに近いゲームの世界」になっているので、【キングスナイト(初代)】みたいなゲームがあるとすれば、それは「ゲーム史における考古学発見」レベルの話だと思うんですよね。「制作会社の人間ですら、誰も知らなかったバックルームから発見された」とか、「元社員の遠い子孫の貯蔵品の中から発見された」みたいな。
それが「ゲーム史における考古学発見」として話題になり、色々なメディアで取り上げられ。そういうエンターテイメント&イベントの一環として【キングスナイト(初代)】の「復刻版」が制作された。
要は遊ぶ事を目的とした実用性のある「復刻版」ではなくて、あくまでも歴史的価値を全面に押し出した、エンタメ要素が強い「復刻版」だったので。当然、遊びやすいように・・・なんて親切な修正はされていない。だってコレは「当時のまま」である事に意味があるんだから。
と言う事は・・・普通に考えたら「全然面白くない」訳です。だってガタガタのドット絵だし、操作も判定もシビアだし、ストーリーもあって無い様なモン(取説読まなきゃ分からん)だし。
当然、今(2024年)よりも更に未来の世界に住むノクトにしたら、ゲームとしては「全然面白くない」・・・子供時代の話だから尚更。
でも「自分の時代」と違うからこそ惹かれたと言うか・・・ストーリーも1から10まで親切に創り込まれている訳では無い。
何なら【キングスナイト(初代)】のEDを見て幼いノクトが「自分も王様になりたい!」って思ったのも、実際にそういうEDだった訳では無く・・・ストーリーが1から10まで親切に創り込まれていないからこその「ノクトが自分で想像した【キングスナイト】のEDだった」のかもしれない。
完璧に創られたモノでは無いからこそ、その余白に「自分が思う物語を夢見る事が出来た」みたいな。
そんな今と比べれば色々と足りていないレトロゲームに触れるウチに、
「昔はゲームって、どんなジャンルが人気だったんだろ?」
「当時なら、この程度のゲームを作るのでも大変だったんだろうなぁ・・・」
「何でこんなゲームが面白いって思えたんだろう・・・?」
このゲームが生まれた時代は、どんな時代だったのか?
どういう背景で、このゲームが生まれたのか?
その頃のプレイヤー達は、どんな風にゲームを楽しんでいたのか?
もしかしたら「ゲームそのもの」だけじゃなく、
そのゲームが「生きた時代そのもの」にも興味があった・・・って言うか。
「この時代に行って、
一緒にゲームしたり、色々な話してみたいな」って。
極論を言えば、ノクトはタイムマシンを造ってまで、嘗ての【キングスナイト】ファン・・・そこから転じて「色々な時代のゲームファン」に会いに行きたかったんじゃないかな。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【見た目じゃなくて、大事なのは中身】
要するに・・・イケメンが黒服着てるイメージが先行して「ホスト集団みたい」に見えるだけで。
実はノクトは「ゲームの歴史とか背景を解明する為に、タイムマシン造ろうなんて思う程のゲームオタク」なだけじゃないかな、と。
確かに【キングスナイト】関連の部分はつい先日考えた要素なので「昔のゲーマーに会う為&ゲームの歴史背景を知る為に、ノクトはタイムマシン開発に携わっていた」って設定は完全に後付けなんですけど(だから初期の頃の設定には出て来なかった)。
この「イケメンが黒服着てるからホストに見えるだけで、コイツら単にゲームオタクなんじゃないか?」ってのは、最初からあったイメージで。
これは何でかって言うと、七瀬が【FF15】の予備知識無く【シアトリズム~】から入ったからだろうな・・・って自己分析してます。
だっていくら黒服集団でも、あのシアトリズムモデルのキャラ達が黒服着たトコでホストには見えないんだモン。
で、ノクト達のゲーム中の掛け合い(吹き出し)って、やたら「友達とゲームしてる時に言っちゃう台詞」「協力プレイ中によく言う台詞」っぽいし。
それに加えて、七瀬が唯一持っていた【FF15】の情報が、【FF15】発売当時に主人から聞いていた「【FF15】って、男4人で車乗り回して旅するゲームらしいで」「へ~、現代風なんかな?(じゃあ、興味無いな)」だったので。
その結果、ここまでをまとめると「【FF15】=オシャレとは無縁でタンスの中は黒い服ばっかりのゲームオタク4人組が、学生時代最後にリアルな思い出を作ろうぜ!みたいなノリで、車で旅をする物語?」・・・と言う解釈になってしまい。
【シアトリズム~】って思い出補正が掛かるので、やってないゲームタイトルは後回しに⇒誤った解釈のまま、しばらく放置(ノクトは強キャラ&プロンプトは便利なので、使うのは使ってた)。
【FF15】の『【EMS】APOCALYPSIS NOCTIS』で初めてムービーを見て、「あれ・・・何か、思ってたんと違うな」ってなったと(違うドコの話では無い)。
・・・と言う経緯があるので。
普通に考えると「何でノクト達がゲーマーって発想になるの?」「この世界観で、ゲーマーな訳が無い」ってなるのが当然だと思うんですが。
別に「変わった事を言ってみよう」とか「普通とは違う主張をしてみたい」って訳では無く。
七瀬には「ノクト達は、最初からゲーマー集団にしか見えなかった」という事で・・・こればっかりは「本当です!信用して下さい!」としか言いようが無いのですが、そのようにご理解頂ければ幸いです。
PR
COMMENT