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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 54》
- 2024/01/31 (Wed) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【「何かオカシイ」原因を考えてみた結果・・・】
【大きな忘れ物を、回収して周ります】
【シガイと化しても、自らの責務を貫き通したロキ】
【アラネア姐さんに「傭兵要素」を足しておきます】
【ロキがシガイ化してしまった、悲しい理由】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【「何かオカシイ」原因を考えてみた結果・・・】
【大きな忘れ物を、回収して周ります】
【シガイと化しても、自らの責務を貫き通したロキ】
【アラネア姐さんに「傭兵要素」を足しておきます】
【ロキがシガイ化してしまった、悲しい理由】
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【「何かオカシイ」原因を考えてみた結果・・・】
《旧約 51~53》にかけて、アラネア達のジグナタス要塞での足取りを追い掛けてきた訳ですが。
本来、帝国側であるアラネア達が「あのような形で、ジグナタス要塞を脱出」&「【FF15】通り、帝国軍を脱退&除隊」という展開に持って行く為の流れとして、
「モニター越しにイドラとヴァーサタイルの遣り取りを見ていたアラネア達が、今の帝国にこれ以上、付き合う事は出来ないと判断して脱退&除隊した」のなら、人間的に信頼出来る&人情派のアラネア姐さんですら「イドラを見限るような、帝国の背景・設定」にしなきゃならない。
という理由を付け、それを軸に考えて来たんですけど。前回の記事を書いた後「何か、オカシイな・・・」と思って。
と言うのも、人間的に信頼出来る&人情派のアラネア姐さんですら「イドラを見限るような、帝国の背景・設定」にしなきゃならない・・・ので、イドラの設定を「帝国の為に、後継者であるロキに無理を強いてきた」って事にした訳ですが。
そもそも「人間的に信頼出来る&人情派のアラネア姐さん」を前提に置くのなら、「イドラを見限ったとしても、帝国皇子であるロキごと見捨てるかな?」と。
今回の二次創作って「ロキ=シガイ化&不老不死」といったイメージが付きすぎて、七瀬自身
も思い違いをしそうなんですが・・・ロキに施された「シガイ化の応用技術を利用した不老不死」って、処置に携わっていた極一部の人間しか知らないし。
ロキは処置後の不安定な時期は「シガイ化した姿を晒さないよう全身鎧を身に付け、グラウカ将軍として任務に当たっていた」ので。
シガイ化の影響で「様子がおかしい」と思う人間は居たとしても、シガイ化の影響が出たロキの姿を見た事がある人間は、その極一部の人間に限られる(他は「帝都決戦」最後のカメリアの私兵だけ)。
つまりアラネア達が「帝国&皇帝の期待に応える為に、無茶を重ねるロキ」に、日頃から同情の念を持っていたとしても。その「無茶」っていうのは「シガイ化」なんて得体の知れない力の事では無く、純粋に「頑張り過ぎじゃないかなぁ・・・」って思ってた位だろうから。
だとしたらアラネアは「帝国を滅亡に導くイドラ皇帝は見限っても、帝国の未来を担うロキ皇子は助け出したかった」んじゃないかな・・・何故なら「ロキ皇子ならきっと、帝国を建て直す事が出来る」と信じていたから。
アラネアは帝国准将なので、イドラの為では無く「帝国」の為を想って従事して来た。
だからこそ「帝国の敵に堕ちたイドラ」を見限りはしても、「帝国の希望となるロキ」を見捨てるような事は出来なかった。
何て言うか・・・旧約 51&旧約 52を書いていた時は、特に何も思ってなかったんですけど。
旧約 53で、アラネア達とロキの最期を書いていたら「思った以上に、アラネアとロキの関係が強い」ように思えて来て。
前回書いたような最期に持って行くのなら・・・その手前に「イドラは見限ったけど、帝国皇子であるロキは連れ出そうとした」みたいなイベントを経由しないと、流れとして不自然じゃないかなって。
じゃあ、実際に「ジグナタス要塞~帝都脱出(+脱退&除隊)」の流れのどこに、「アラネア達は、帝国皇子であるロキは連れ出そうとした」というイベントを捻じ込む事が出来るかって考えてみて・・・ふと気が付いた。
「そう言えば・・・父ちゃん(=イドラ)と、決着付けてないやん」と。
これに関しては、多分「【FF15】でのイドラの最期の印象が薄い」&「ヴァーサタイル⇒ロキの流れがスムーズだった」せいだと思うんですけど。
何度も「イドラを見限るような、帝国の背景・設定」にしなきゃならないと書き続けて来た通り、頭の中には「ヴァーサタイルの最期をモニターで確認」⇒「今の帝国にこれ以上、付き合う事は出来ないと判断」⇒「イドラ皇帝を見限り、ジグナタス要塞を脱出」⇒「帝都市街地でイズニアさんと遭遇」⇒「3人揃って脱退&除隊」っていうイメージがあった。
要は「見限る=戦って決着を付ける」訳では無く、寧ろ「見限る=接触を避け、脱出を優先」ってイメージだったので、これは本当に当たり前に「イドラとの決着を書き忘れていたのではなく、イドラと決着を付けなきゃならないって事を忘れていた」という事(酷い)。
って事は「アラネア達は、帝国皇子であるロキは連れ出そうとした」に加え、「ジグナタス要塞内で、イドラ皇帝(シガイ)と決着を付ける」というイベントも捻じ込まなきゃならなくなった訳ですが・・・それならそれで都合がイイというか、実はその方が話は簡単で助かる。
と言う訳で・・・上記2点を新たに捻じ込みつつ、ジグナタス要塞での一連のイベントがスムーズに流れるよう、以下の様に修正します。
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【大きな忘れ物を、回収して周ります】
まず、旧約 51の部分ですが、
*ノクトの代わりに主人公をする訳ではないので、基本「ジグナタス要塞での、【FF15】のノクト」とは違うシナリオになる。
*アラネア達がジグナタス要塞に駐留している理由は「旧帝都・テネブラエから、イドラ達をジグナタス要塞へ護送する任務を終えた後」だったから。
*アラネアはイズニアから「信頼出来る人間と評価されていた」⇒帝国がこんな状態になっても帝国を見限るのではなく、帝国の将として『ジグナタス要塞』に残っていた。
*特に軍務命令は出ていなかったが、自分達の判断で『ジグナタス要塞』内の警備に当たっていた。
・・・ここまでは特に変更しません。但し、
*不法侵入のノクト達とは状況が違うので、あんな風に要塞内で魔導兵とかとバトルにはならない⇒戦う経緯は「システムの誤操作で制御不能な魔導兵」「要塞内に侵入したモンスター」が暴れている⇒「それを制圧する為に3人で戦う」って感じ。
は、修正。この時点での戦う経緯の一つ=「システムの誤操作で制御不能な魔導兵」を削ります。
つまり、この時点でのアラネアの帝国への忠誠心ってまだ高いので(イドラも精神的ショックでヤバくなってる・・・程度の認識)。「特に軍務命令は出ていなかったが、自分達の判断で『ジグナタス要塞』内の警備に当たっていた」彼女達が、帝国を守る為に「要塞内に侵入したモンスター」を退治するのは筋が通る。
でも「システムの誤操作で制御不能な魔導兵」ってのは無いとは言い切れないけど、やっぱり「【FF15】での事実に寄せた解釈感」が否めない(実際にそうだし)。
そんな「無理矢理な理由付けをしなきゃ、魔導兵達と戦う理由が見付からない」のなら、それは「この時点で扱う話では無かった」と割り切って、然るべきタイミングまで後送りします。
で、その続きが、
*モニター越しに今起きている状況=「イドラ皇帝とヴァーサタイルの遣り取り」&「ヴァーサタイルの最期」を確認。
*この2人の遣り取りから「今の帝国にこれ以上、付き合う事は出来ない」と判断。
*3人揃っての退役&除隊⇒ジグナタス要塞からの脱出を決意。
ここは変更しなくてイイんだけど、ちょっと補足します。
多分なんですけど・・・今の段階での「イドラ皇帝とヴァーサタイルの遣り取り」のイメージって、「ロキのシガイ化の影響を具体的に話し合った結果、2人の意見が対立・決裂」⇒「イドラの考えに反したヴァーサタイルは、死を言い渡された」って感じではないかと。
それを、アラネア達が「今の帝国にこれ以上、付き合う事は出来ないと判断する程、帝国&ロキにとって酷い内容」なんだけど。それに「2人の話を聞いていても、ロキ=シガイ化という事実は分からない」って制限を付けます。
要するにヴァーサタイルが「しかし・・・これ以上処置を続ければ、ロキ皇子は完全にシガイとなってしまいます」じゃなくて、「ロキ皇子の体が持ちません」「取り返しが付かない事になります」みたいな言い方をしているので。
まさか実の子にそんな処置をしているとは思ってもいないアラネア達からすれば、「イドラ皇帝が実の子に、体が持たない&取り返しが付かなくなるような事をしようとしている」事は伝わっても、その原因である「ロキ=シガイ化」という事実は伝わらない。
そういう流れを作っておく事で、人間的に信頼出来る&人情派のアラネア姐さんですら「(イドラ皇帝が治める)今の帝国にこれ以上、付き合う事は出来ない」って言う、「イドラを見限るような、イドラの背景・設定」を持たせつつ。
人間的に信頼出来る&人情派のアラネア姐さんだからこそ「(帝国の為に頑張って来たロキ皇子なら)今後の帝国を、建て直す事が出来るだろう」って言う、「ロキは助け出したいと思うような、ロキの背景・設定」を持たせておく。
これなら大前提として置いている「人間的に信頼出来る&人情派のアラネア姐さん」のイメージもブレない&全体のシナリオもスムーズに流れるので、一石二鳥かなって。
で、その後セットになっている「ヴァーサタイルの最期を確認(イズニアさんとの遣り取り)」については、以前書いた内容を放り込むのでOK。
その次は「3人揃っての退役&除隊⇒ジグナタス要塞からの脱出を決意」となる訳ですが。
修正したシナリオに則るなら「3人揃っての退役&除隊」とは言っても、どういう意味で「退役&除隊しようと思っていたかは分からない」ってニュアンスになります。
大まかなニュアンスとして、アラネア達は「イドラが治める、今の帝国から抜けようと思っただけ」なので、「イドラを排する事で、帝国は帝国でなくなる」のなら、実際に退役&除隊する必要は無い訳だし。
腐っても「皇帝であるイドラを討つ事は出来ない」という判断の結果、今の帝国から抜ける決断をしたとしても。それとは別に「ロキが新たな皇帝となり、新たな帝国を興す」ビジョンを見据えているのなら・・・彼女達はロキに付き従うだろうから、実際に帝国を退役&除隊する訳では無いって事になる。
だから明確に「さっさと退役&除隊届を出して、こんな帝国とはおさらばする」と言うよりも、兎に角「今の帝国にこれ以上、付き合う事は出来ない」と判断して動いている・・・そんなイメージ。
それに加えて、ここで大きく修正します。
以前のイメージでは「3人揃っての退役&除隊⇒ジグナタス要塞からの脱出を決意」としていましたが。
修正後のイメージでは「今の帝国にこれ以上、付き合う事は出来ない」と判断したアラネア達は「ロキを見付け出し、共にジグナタス要塞からの脱出を計画」となります。
つまり「イドラ皇帝とヴァーサタイルの遣り取り」から「イドラ皇帝が実の子に、体が持たない&取り返しが付かなくなるような事をしようとしている」という事を知ったアラネア達は、「イドラ皇帝は既に、正常な判断が出来ない状況にある(=皇帝不適格)」ので、「イドラが何をしでかすか分からない以上、ロキをイドラの元に置いておく事は出来ない」と判断。
まずは「ジグナタス要塞内に居る筈のロキを捜し出す」⇒「ロキを見つけ次第、説得」⇒「彼を連れて、共にジグナタス要塞を脱出する」という計画を立てていた。
で、その途中でイドラ皇帝と接触。
イメージとしては、1回目の接触ではまだ人間の姿・意識を保っていたので、辛うじて会話は成立(モニターで見てたのと、同じ程度でしかないけど)。
その会話の中で「ロキを連れて来い」⇒「今のイドラ皇帝には会わせられない」⇒「自分に逆らうのなら、お前達も死ね」みたいな流れになってしまい。
アラネア達は「イドラに歯向かった事で裏切者・反逆者扱いとなり、魔導兵達を嗾けられる事に」⇒結果「アラネア達は、本来味方である筈の魔導兵達と戦わざるを得なくなった」・・・つまり、先程後送りにした「帝国軍人であるアラネア達が、魔導兵達と戦う理由」をココに持って来ます。
正直「vsイドラ」に関しては、存在を忘れる程印象に無い&理解していないので、具体的にどういう流れになるのかまでは見えないんですけど。
アラネア達を見て自国の兵と判断し、ロキを連れて来るよう命令。
それに逆らった事で「裏切者・反逆者」と判断し、実際に「魔導兵達を嗾けている(=魔導兵達を起動するシステムを理解している)」のなら、そこそこ人間性を残していないと不可能だと思うので。この辺りはまだ「完全にシガイ化していないイドラ(1戦目)」ってイメージ。
で、最終3戦目は「イドラが完全にシガイ化してしまい、帝国を守る為にはイドラを討つしかなかった」みたいな感じに落ち着くんだろうけど・・・その最終地点が見えているだけで、どういったタイミングで2戦3戦目をするのか?どういう流れでイドラのシガイ化が進むのか?2戦目で既に完全にシガイ化して追っかけて来るのか?それとも1~3戦目に掛けて徐々にシガイ化が進むのか?・・・「vsイドラ(1~3戦)」の、細かいイベント配分までは分かりません。
だた【FF15】のニュアンスを反映させるなら「アラネア達が、自分からロキを奪おうとしていると思ったイドラはそれを防ぐ為、アラネア達の前に何度も立ち塞がった」ってのはあるかな、と。
だから話の流れとしては「イドラ&魔導兵達に追っかけられながら、どこかに居る筈のロキを捜索」⇒「何としてもロキを見付けだしたいんだけど、イドラ&魔導兵達のせいで思うように捜索出来ない」⇒「イドラ(3戦目)を討伐」⇒「それでも大量の魔導兵達は止まらない」⇒「ロキを見付けられないまま、格納庫・搬入口前に到着」となり。
3人が「ロキ皇子はどうするんだ?」「でも今は、脱出が優先っす!」とか言っているトコに、何者かの気配を感じ。
視線を向けた3人は、探し求めたその姿を見て安心したんじゃないかな?
「ロキ皇子なのか?」「シガイじゃないか」・・・その想いは、非情な事実を突き付けられるまでの、ほんの一瞬でしかなかっただろうけど。
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【シガイと化しても、自らの責務を貫き通したロキ】
ココから先は、旧約 53に書いた「ジグナタス要塞からの脱出を決意した3人が、脱出直前の格納庫で「完全にシガイ化してしまったロキ」と遭遇⇒討伐」の流れに合流する感じ。
で、この時にも書いていた「そこまで人情派って言うなら・・・アラネア達がそんなアッサリ、自国の皇子を殺すだろうか?」⇒「帝国皇子・将軍であるロキが「殺せ オレを」と言ったという事は、アラネア達への、帝国皇子・将軍の命令とも取れる」⇒「アラネア達は帝国軍人として、上官の「殺せ オレを」という命令に従った」ですが。
ここまでの修正により、この時よりも「ロキとアラネア達の関係」が強いというか、濃いというか・・・具体的なビジョンが見やすくなったので、そこのトコを詰めて行きます。
上記の流れで、捜していたロキと合流する事が出来たアラネア達ですが。
見ての通り、ロキは目に見えて分かる程にシガイ化が進んでいる状態に(【FF15】のレイヴスと同程度)。
それでも今、その現実を目にするまでロキの事を「帝国皇子・将軍」として信頼していたアラネア達は「お嬢、どうする?」「でも、ロキ皇子なんスよね・・・?」と・・・そんなロキを見ても「シガイだから始末する」とは思えなかった。
だからこそロキは、戸惑うアラネア達に対して「殺せ オレを」と、「帝国皇子・将軍」としての最後の命令を言い渡し。
アラネア達は「帝国に忠誠を誓う軍人」だからこそ、その「帝国皇子・将軍」であるロキの想いを汲み取り・・・最後の命令に従った。
【FF15】のレイヴスの時も「殺せ オレを」と、言っていますが。
【FF15】のレイヴスとノクトの間には主従・上下関係が無いので、「命令口調」なだけであって「命令」にはならない(=ノクトはレイヴスに命令される筋合いはない)。
確かに2人に共通する思いとして「自分がこの世界にとって仇成す存在となる前に殺して欲しい」「この苦しみから解放して欲しい」という思いがあったとしても、上記の理由からレイヴスの場合は「懇願」の色が強くなる。
それに対して「帝国皇子・将軍」であるロキが、「帝国軍人」であるアラネア達に対して「殺せ オレを」と言ったなら、それは「懇願」ではなく「命令」の色が強くなる(=普通に上官命令)。
つまりロキは、ここまでシガイ化が進んで尚「自分がこの世界にとって仇成す存在となる前に殺せ」と・・・「帝国皇子・将軍」としての責務を果たそうとしたという事。
そしてアラネアは、そのロキの想いを察する事が出来たからこそ、「帝国准将」として「ロキの最期の命令」を遂行した。
「帝国の為に全てを捧げて来たのに・・・気の毒でならない」
「もっと他の方法は無かったのか・・・こんなの、あんまりじゃないか?」
自分達が信じた「帝国皇子・将軍」の、あまりに惨い最期に「ロキのやり方が正解だったとは思えないけど、その想いは尊重したい」・・・ここまで「帝国」に忠誠を捧げて来た3人なら、そう思ってくれたんじゃないかな?
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【アラネア姐さんに「傭兵要素」を足しておきます】
そんな悲しい戦いを終え、しんみりムード・・・も、長くは続かない。
アラネア達は、イドラによって「裏切者・反逆者」の汚名を着せられたままなので、主を失っても終わる事の無い、魔導兵達の追跡・攻撃。
本当はロキを連れ出したかったんだけど、それは叶わず。
こうなっては逃げるしかないとなり、アラネア達は格納庫・搬入口からジグナタス要塞を脱出する事になります。
因みに今回の二次創作では、ここは「辺境の地の研究施設」位のイメージであって『帝都グラレア』ではないのですが・・・ややこしいので『帝都グラレア』をイメージしながら読んで頂ければと思います。
と言う訳で、ジグナタス要塞を脱出したアラネア達は「帝都グラレア・市街地」・・・つまり【FF15】の「ジグナタス要塞侵入前に、グラディオ&イグニスがアーデンと遭遇するシーン」と結び付けます。あったシーンをスルーするのは極力避けたいので。
そうなると・・・このタイミングで「帝国宰相・イズニアさん」と鉢合わせてしまうのは、アラネア達としては都合が悪い。何と言っても今の彼女たちは「イドラ皇帝」と「ロキ皇子」を殺した「裏切者・反逆者」なので。
なので慌てたウェッジが「さ、宰相!あの、自分達は決して帝国を裏切った訳では無く・・・」って弁明しようとするんだけど、
「さ、宰相!あの、自分達は決して帝国を・・・」
「契約は、今日までだったよね。
どうする、更新する?
それとも、お終いにする?」
ここでイズニアさんが割って入るのは、ウェッジの「裏切った」という言葉を防ぎたかったからであり。
突然の契約更新の話は「アラネア達が帝国軍を抜けるのは、裏切った訳では無く。あくまでも契約期間の終了に伴うもの」とする為。
つまりイズニアは、アラネアに「裏切者・反逆者」というイメージを付けたくなかった。
あくまでもアラネアは「傭兵(みたいなモノ)」なので、「契約終了に伴い、帝国を去っただけ」という事にしたかった、と。
常識的な話しとして。准将クラスの人間が期間付きの契約で、しかも期日当日に更新確認されるなんて事はあり得ない。期日当日に更新確認して「辞めます」なんて言われたら、普通の企業でも引継ぎとか大変な事になるんだから。
でもその「真っ当な軍隊では、あり得ない要素」を敢えて加える事で、アラネアに「傭兵(みたいなモノ)」って要素を加えている・・・そんなイメージ。
要するに、今のアラネアには「帝国軍・准将」って肩書が付いているけど。
彼女は元々、イズニア個人に雇われていた傭兵だった(ビッグス&ウェッジも)。
で、雇い主であるイズニアが帝国(最初は研究部門)に身を置く事になったので、彼女らも一緒に帝国入り。
最初は「研究の為に現地に赴く、イズニアの護衛」なんかをしていたんだけど。
彼が「帝国宰相」になる頃に、何らかの理由で「帝国軍部」に移籍。
その能力を買われ「傭兵みたいな帝国准将&優秀な部下2名」として、現在に至る。
だとすれば、あくまでも「アラネア達の雇い主は、イズニア個人」なので、彼との契約が切れれば彼女らは帝国軍を抜けても「契約違反」にも「裏切者・反逆者」にもならない・・・という事になる。
とは言っても、あれだけロキを「帝国皇子・将軍」として信頼していたので、「帝国」の為を想って任務に就いていたのは間違いないんだろうけど。
契約形態としては、そういう特例的な経緯があり。
だからこそ彼女の階級は、特殊階級と言われる「准将」だった・・・と。
この「アラネアに傭兵要素を足さなきゃならない」ってのは、前回書いた「アラネアのキャラ設定は、何回世界の誕生終焉を繰り返しても変わらない」事にするには、この世界のアラネアにも何らかの傭兵要素を足しておかなきゃならないから。
だって、ここまでのアラネア見てると、寧ろ「ものすごく帝国に忠実な軍人」のイメージに寄ってしまうので、このままでは「アラネアは帝国に忠実な軍人だった」ってイメージだけが「記憶・想い出」として継承される事になっちゃうので、それは困る・・・そんなメタい理由だったりします。
で、イズニアさんの「契約更新する?」という問い掛けに、アラネア達は「自分達は帝国を去る」事を告げ、
「今回も助かったよ。
次があったら、また宜しくね。」
アラネアの生き様ゆえに「アラネアのキャラ設定は、何回世界の誕生終焉を繰り返しても変わらない」・・・だからこそイズニアはアラネアの事を「人間的に信頼できる」「期待を裏切らない」と評価していたので。
今回の世界でも「期待を裏切らなかったアラネア」に対して「助かったよ」と、感謝を告げて。
次の世界でも「アラネアが期待を裏切らない事」を信じて「また宜しくね」と、別れの言葉を添えた。
この何度も誕生終焉を繰り返す「イオスの世界」では、継承される「記憶・想い出」によって、多くの登場人物たちのキャラ設定が変わってしまう。
この世界では「味方」であったキャラが、次の世界では「敵」になっているかもしれない。
そんな「イオスの世界」にあって、アラネアは何回世界の誕生終焉を繰り返しても変わらない。
つまりイズニアにとって、世界を跨いでも何時の世界でも「アラネアはアラネア」である事が・・・「きっと彼女は今までと同じだろう」そう思える事が「人間的に信頼できる」って事だったんじゃないかな?
そしてイズニアは、イドラ&ロキの事も追及はしないので「アラネア達が2人を殺した」という事実は有耶無耶となり。
本人達がノクトに言った事で「アラネア達は正式な手続きを経て、帝国軍を脱退&除隊した」という事実だけが「記憶・想い出」として残る事となります。
以上で「帝都グラレア方面」で起きていた、一連のイベントは終了。
立ち寄らなかったノクト達に代わり、期待通りの働きをしてくれたアラネア姐さん達に対してミッションコンプリート・・・スノーモービルで走り去る彼女らを、イズニアさんは「ファンファーレ」で見送ってあげれば良いと思います。
いや、アーデンの「ファンファーレ」勿体ないので、歌って頂きたいなと(私情)。
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【ロキがシガイ化してしまった、悲しい理由】
最後に「そこまで帝国皇子・将軍としての責務を貫き通したロキが、何故諦めてしまったのか?」ですが・・・これはさり気なく書いた「他は「帝都決戦」最後のカメリアの私兵だけ」という部分にあります。
今回の二次創作の設定として、ロキはシガイ化というリスクを負ってまで帝国の為に「帝国皇子・将軍」を担ってきた訳ですが。
それは「帝国の為に」と思う事で「既に人間では無い」という現実から目を背け。
「自分は帝国皇子・将軍なんだ」という強固なイメージを保つ事で、寄生虫に対する「自分の設計図(記憶・想い出)」を創り上げていたという事。
だからこそ旧約 48で書いたように、シガイ化の影響が出た自分の姿を見た人間に「ば、化け物?!」と言われた事で・・・ロキは心が折れてしまった。
どんなに辛くても「帝国の為」だと・・・そう思う事で「自分は帝国皇子・将軍なんだ」と誤魔化して来たんだけど。
普通の人間から見れば、どんなに崇高な志をもってしても自分は「化け物」なんだと・・・その現実を突き付けられた事で、ロキはもう「自分は帝国皇子・将軍なんだ」というイメージを保てなくなってしまった。
寄生虫に対する「自分の設計図(記憶・想い出)」が、「自分は帝国皇子・将軍なんだ」から「自分はもう人間では無い、化け物なんだ」に書き換えられてしまった。
旧約 50に書いたように「奇跡の仕組み」が、自分の思い込みという「究極の病は気からシステム」である以上、ロキ自身が「自分はもう人間では無い、化け物なんだ」と思うようになってしまっては、ロキが「化け物になってしまう」事を止める事は出来ない。
今までロキの真実を知っていたのは「身内側」の人間だけだったので、出来るだけネガティブなイメージを持たさないよう努めて来たし。
ヴァーサタイルもそうする事で、ロキに「自分は帝国皇子・将軍なんだ」と思わせてきたんだけど・・・それが意味をなさなくなった今「ロキのシガイ化を止める事は出来ない」「このままではロキの体が持たない、取り返しのつかない事になる」と。
研究者として、何よりも臣下として、ロキを一番身近で支え続けて来たヴァーサタイルだからこそ、その事が分かっていたから・・・彼はイドラ皇帝に「これ以上、ロキに無理をさせるのを辞めるべき」と直訴し。
例えそうであっても「後継者であるロキ」を失う事を拒んだイドラにより「協力出来ないと言うのなら、死だ」と、彼は無情にも処分された。
以上が「そこまで帝国皇子・将軍としての責務を貫き通したロキが、何故諦めてしまったのか?」という理由になります。
結果としては、「化け物」に成り果て帝国に、世界に仇成す存在となる位なら。ロキは「帝国皇子・将軍」として「帝国・世界の為の死」を選んだ・・・という事になる訳ですが。
今の時代、こういう自己犠牲的な「美化された死」が、どう評価されるのかは分からないけど。
昔の感性&感覚を引き摺っている七瀬としては「見えやすい」イメージ・・・って感じです。
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【補足】
因みに「何らかの理由で「帝国軍部」に移籍」の、何らかの理由っていうのは。
イズニアが「帝国宰相」になる頃って事は、ロキの「シガイ化の応用技術による不老不死」関連の出来事が加速していく頃なので。
もしかしたら「ロキの為に、アラネアを就けた」・・・って可能性もあるのかな、と。
だとしたら、ロキとアラネアの間に「予想以上の信頼関係」が出来ていたとしても、不思議では無いし。
まぁ、当人同士の関係が良好だったとしても・・・「監視の為」なのか「補佐の為」なのか、イズニアさんが何の目的で「ロキの為に、アラネアを就けた」のかは分からないですけど。
後は「積極的に世界に干渉出来ないイズニアさんが、アラネア姐さんをそこまで贔屓するか?」って問題ですが・・・正直、確かにそうなので、その点はちょっとイレギュラーというかブレてるのは自覚在り。
強いて言うなら・・・現実の舞台劇でも、主役周りは新人をその都度抜擢(=入れ替え)するけど。脇を固める名脇役は、ずっと同じ演者さん(=大御所のイメージ)にやってもらう・・・ってのと似た感じかな。
もしかしたらイズニアさんは「干渉出来る・干渉出来ない」ではなくて、演出家として舞台環境を整えてるだけかもしれない。
時代の意向を組み取る為に、新人のやる事には口を出さないけど。
全部が全部、好き勝手になっちゃうと、舞台が滅茶苦茶になってしまうので(同じ劇なのに、今回の公演と、5年前の公演で全然話が違うみたいな)。
その分、脇を固める名脇役は同じ演者を起用する事でイメージが崩れないようにし、劇としての統一感が保たれる様に気を配ってる・・・って言うか。
でもまぁ、単純に・・・ウチのイズニアさんはレイヴスにも甘いトコがあるので、銀髪フェチ・・・では無く「銀髪」である事に、何か思い入れがあるのかもしれません(エイラは金髪だけど)。
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