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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 51》
- 2024/01/23 (Tue) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【アラネア帝国准将は、何を見たのか?】
【歪に歪んだ、親と子の物語 ①】
【古い時代に好まれた、父と子の物語】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【アラネア帝国准将は、何を見たのか?】
【歪に歪んだ、親と子の物語 ①】
【古い時代に好まれた、父と子の物語】
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少し寄り道をしましたが、残るは最後『帝都グラレア方面』へ。
但し、散々言って来たように、ノクト様御一行は列車乗車拒否して『王都インソムニア』に向かってしまったので『帝都グラレア方面』なんて知らない・・・ので、ココから先は別のキャラ視点で追う事にします。
じゃあ、誰の視点で追い掛けるかと言うと、これはもうアラネア姐さんしかいない・・・真っ当な人間が。
と言う訳で【FF15】では「テネブラエ~【エピソード・プロンプト】」に、付き合ってくれる彼女ですが。
今回の二次創作では、旧約 48に書いたように、イドラ皇帝&ロキ&イズニアさんを乗せ、揚陸艇で『帝都グラレア・ジグナタス要塞』へ向かってもらい。
信頼できる部下=ビッグス&ウェッジと共に、帝国軍内部から『ジグナタス要塞』での、帝国崩壊までのシナリオを見届けて貰います。
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【アラネア帝国准将は、何を見たのか?】
まず最初に、全体の流れを先に押さえておくと・・・アラネアの視点で追い掛けるとは言っても、ノクトの代わりに主人公をする訳ではないので。基本「ジグナタス要塞での、【FF15】のノクト」とは違うシナリオになります。
具体的なイメージで言うと・・・旧約 48にも書いたように、アラネアってイズニアから「信頼出来る人間と評価されていた」と、思うので。帝国がこんな状態になっても帝国を見限るのではなく、帝国の将として『ジグナタス要塞』に残っていたんだけど。
でもまぁ、上層部があんな状態なので、特に軍務命令が出ている訳でも無く。
指示がないと動けないアラネア達は、自分達の判断で『ジグナタス要塞』内の警備に当たっていた。
因みにこれは「指示が無いと何もしない指示待ち人間」的な意味ではなく。「上層部が命令・指示を出した時に、駆け付けられないのでは本末転倒」的な意味。軍の人間として「何をしているか」が問題ではなく、「上層部の指示・命令が絶対」という考え方の結果。
という事は、不法侵入のノクト達とは状況が違うので、あんな風に要塞内で魔導兵とかとバトルにはならず。
戦う経緯は「システムの誤操作で制御不能な魔導兵」とか「要塞内に侵入したモンスター」が暴れている⇒「それを制圧する為に3人で戦う」って感じに。
で、その途中で「今現在、ジグナタス要塞で何が起きているのかを確認する為にモニターを確認」する・・・つまりここを【FF15】のグラディオ&イグニスが「1本だけ残されていたデータ」を見ていたシーンとリンクさせます。
つまり、本来の【FF15】では、ご丁寧に「イドラ皇帝とレイヴスの遣り取り」&「レイヴスの最期(+ノクトに化けたアーデン)」が1本のデータに編集されているという・・・「どういう状況?」ってか「いつの間に編集したの?」って感じでしたが。
アラネア達は「誰かが、どこかのタイミングで、わざわざ編集したデータ」を見ている訳では無く。現状を確認する為に「モニター監視システム」へ行き、3人で「リアルタイムでモニターを見ている」って事になります。
で、モニター越しに今起きている状況=「イドラ皇帝とヴァーサタイルの遣り取り」&「ヴァーサタイルの最期」を確認。
この2人の遣り取りから「今の帝国にこれ以上、付き合う事は出来ない」と判断。
3人揃っての退役&除隊⇒ジグナタス要塞からの脱出を決意。
脱出直前の格納庫で「完全にシガイ化してしまったロキ」と遭遇⇒討伐。
要塞脱出後「帝都グラレア・市街地」で、イズニアに遭遇⇒「退役&除隊の旨」を告げ許可を得る。
スノーモービルで「帝都グラレア方面」を後にし、「ルシス王国領」を目指す・・・こういう流れで見ています。
そんな訳で肝心の、アラネア姐さんが帝国を抜ける事になる原因の一つ「イドラ皇帝とヴァーサタイルの遣り取り」ですが・・・勿論、給料の値上げ交渉に来てぶっ飛ばされる訳ではありません(その場合は労働環境改善を先に何とかした方がイイ)。
この二人が揉める理由は遡る事、旧約 20・・・この辺りで「何でロキが不老不死に近い体を得るに至ったか?」みたいな事を書いていましたが。
簡単に言えば、今になって「ロキの不老不死処置に関する方向性の違いで揉めている」そんな感じ。
ロキの不老不死処置の一番最初は「8~9年前の水神との戦闘で瀕死の重傷を負ったロキを救う為、イドラ皇帝が研究施設に運び込んだ」トコから始まった。この方法に縋る事が本当に正しかったのかは分かりませんが、少なくともこの時点では「息子を助けたいという父親の愛」だった・・・と、思いたい。
で、イズニアさんの助言を受けながら、ヴァーサタイルは「敬愛する自国の皇子・ロキ」を救う為に、シガイ化の応用技術を利用⇒以降、ロキが通常医療では手に負えないような大怪我を負う度に、彼に対してシガイ化の応用技術を利用した不老不死処置を行い続けた。
のだけど・・・度重なる処置の影響でロキ自身の自然回復が追い付かず、シガイ化が深刻化。
ヴァーサタイルの進言により「これ以上はロキの体が持たない」という事になって、「それでも不老不死処置を続けるか?」それとも「自身の意志も保てず生きて行く位なら、もう終わらせるか?」というトコで、二人の意見が割れる事に。
当然、あんな状態のイドラ皇帝では話にならず・・・【FF15】での、イドラ皇帝とレイヴスの様な展開に⇒それをアラネア達は、リアルタイムでモニター越しに見ていた、と。
後、念を押しておかなきゃならない点として、今回の二次創作のヴァーサタイルは「【エピソード・アーデン】から10年後位をイメージ=35歳位」となっております。
おじいちゃんのまま想像すると、七瀬のイメージとは離れてしまいますのでご注意ください。
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【歪に歪んだ、親と子の物語 ①】
じゃあ、どういう経緯があったかと言うと・・・真っ先に思い浮かぶイメージは以下の通り。
事の始まりは、さっきも書いた通り「8~9年前の水神との戦闘で瀕死の重傷を負ったロキを救う為、イドラ皇帝が研究施設に運び込んだ」事から始まった訳ですが。
もともとイドラは「魔導兵・魔導アーマーを軍に起用するのにも慎重」だった程、その得体の知れない力に警戒心を持っていた・・・つまりロキの「シガイ化の応用技術を転用した処置」なんてモノは「ロキの命を救う為なら、仕方がない」という本当に苦渋の決断だった訳で。イドラ自身は、以降もその技術に頼り切る事になるとは考えてもいなかった。
でも、そんな父の想いとは裏腹に・・・人外の力の可能性を見出したロキは「率先して、魔導兵・魔導アーマーの軍起用を推進」し。自らもその力に頼った戦い方をする事で「帝国皇子・将軍としての自分像」を創り上げていった。
これは想像の想像でしかないんだけど・・・ロキは「帝国皇子」として生まれたんだけど、所謂「帝国皇子として相応しい子供」「いかにも帝国皇子っぽい子供」では無かったんじゃないかなって。
それこそ【エピソード・プロンプト】で、ぽっちゃり&コンプレックスの塊みたいな子供の頃のプロンプトが出て来ますが。あの「実は帝国の出身=プロンプト」を「生粋の帝国人=ロキ」に置き換えたイメージ(ぽっちゃりだったかは、分からんけど)。
つまり、子供の頃からロキは「帝国皇子として相応しくない」「父・イドラの期待に応える事が出来ない」・・・そんな自己肯定感の低い子供だった。
だからこそ、ロキは「帝国皇子・将軍に相応しい自分」を創り上げる為に。
例えそれが得体の知れない力だったとしても、その力があれば「帝国皇子・将軍に相応しい自分」になれるのなら・・・それに縋ってでも、彼は力を得る事を望んだ。
「帝国皇子・将軍」としての責務を果たす為にも、父・イドラの期待に応える為にも。
そんなロキを、父・イドラは複雑な心境で見守っていた。
ロキの命を救う為とは言え、最初に「その力」を与える事を決断したのは自分だったし。
何より「その力」を得た事で、今まで「帝国皇子」としての重圧に苦しんでいたロキが、その重圧から「解放されたようにも見えた」から。
イドラ自身も、自分の期待がロキへのプレッシャーになっている事は分かっていたからこそ、「今日は模擬戦で10人抜きしました」「次の侵攻に備え、〇〇地方の視察に行ってきました」など・・・「帝国皇子・将軍」としての責務を果たし、それを嬉しそうに報告するロキを見ていると。
そんな力に頼っても、本当の意味での「帝国皇子・将軍に相応しい自分」にはなれない。
そんな力に縋ってまで「帝国皇子・将軍に相応しい自分」になって欲しい訳では無い。
皇帝として父として、そうは思っていても。イドラは今のロキの支えとなっている「その力を禁じる」という決断が出来なかった。
そうこうしている間に、ロキは戦闘で重傷を負う度に不老不死処置を重ね。
その処置があるからこそ、戦闘で重傷を負う事を恐れなくなった・・・要は負のループに陥ってしまい。
従来の不老不死処置ではロキの体が持たない・・・つまり寄生虫のキャパシティーオーバーによる、シガイ化の影響が深刻化に。
だからこそイドラはヴァーサタイルに、これまでとは違う「不老不死化をした体を戻す処置の研究」を進めさせた。
本当は、こんな事をするべきではないとイドラは分かっていたかもしれない。人外の力によって歪んでしまったロキを、また人外の力で戻そうとするなんて。本来の世界の理に反するような事、するべきでは無いのだと。
でも、イドラはこのままではロキが人では無くなってしまう・・・父として、息子を思う気持ちから、新たな研究を進めるよう指示を出した。
例えそれが禁忌に触れるモノだとしても、「愛する息子・ロキ」を失いたくなかったから。
そんなイドラの想いを引き受けたヴァーサタイルもまた「忠誠を誓う帝国の皇子・ロキ」を失う訳には行かなかったので・・・彼は優秀な頭脳を活かして、見事「寄生虫の影響を最小限に抑えた、不老不死処置」を確立。
これ以上は「クローン技術を併用し、出来るだけ寄生虫を利用しない」⇒「寄生虫依存の部分を減らして行く」⇒「いずれ自身の治癒能力によって、寄生虫が肉体に吸収されるor空気中に解放される」事で、ロキの「不老不死化した体を戻す」事を目指した。
その「寄生虫に対するアプローチ」として、「クリスタルがシガイに効く」というアーデンの言葉から、「クリスタルがあれば、ロキのシガイ化を防げる=救う事が出来る」と考えたイドラは、ルシス王国からクリスタルを奪う事を決断⇒実行。
でもクリスタルは「アーデンによってお預け」となり。
そうこうしている間にもロキが『王都陥落・後』、無謀にも『不死将軍・コル』に喧嘩を売って瀕死の重傷を負い。これまでの努力の甲斐も空しく、更なる不老不死処置を行う事になった。
その結果、ロキは一時的には「人の姿」を取れるものの、寄生虫依存部分が多くなった為に「人の姿」を維持する事が難しくなってしまった・・・従来とは、比べ物にならない位に。
その有様を見たイドラは、変わり果てた息子の姿に絶望し精神を病み、廃人の様になって尚「クリスタルがあれば、ロキのシガイ化を防げる=救う事が出来る」・・・そんな希望だけを頼りに、クリスタルの奇跡を信じ続けた。
そんなイドラに対し、ヴァーサタイルは研究者として客観的に「これ以上はロキの体が持たない」と判断し。
ヴァーサタイルはロキの事を「研究対象ではなく、ちゃんと人間として見ていた(=敬愛する自国の皇子)」故に、これ以上の不老不死処置を重ねるべきではない。つまり「自身の意志も保てず、人外の力に縋って生きて行く位なら・・・もう眠らせてやった方が良いのではないか?」と進言。
それに対し、どうしてもロキを失いたくなかったイドラは、最後の最後までクリスタルの奇跡を信じ・・・これ以上の協力は出来ないというヴァーサタイルに「死」を言い渡した。
【FF15】でのこのシーンは、レイヴス最後の見せ場と言うか・・・何なら【エピソード・イグニス】までは唯一の見せ場だったような気もしますが。
ヴァーサタイルは研究者なので、当然レイヴスみたいに戦える筈も無く。イドラに嗾けられたシガイだか何だかにボッコボコにされた挙句、吹っ飛ばされて転落死・・・という悲しい最期になります。
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【古い時代に好まれた、父と子の物語】
とまぁ・・・ここまでが帝国サイドの「真っ先に思い浮かぶイメージ」なんですが。
残念ながら、このイメージは「今の世界のモノではない」と思っています。何て言うか、このイメージは「今の世界よりも前の世界」のモノで、「今の世界」では違うイメージに差し変わっている・・・そういう感じ。
元々の考え方として、七瀬は今回の二次創作を【ヴェルサス13】寄りのイメージで見ていて。
誤解された結果【FF15】でこういう設定になるには、【ヴェルサス13】の時にどういう設定があればそうなってしまうかという【FF15】⇒【ヴェルサス13】の流れと。
誤解された結果【ヴェルサス13】でこういう設定になるには、【ヴェルサス13以前】にどういう設定があればそうなってしまうかという【ヴェルサス13以前】⇒【ヴェルサス13】の流れ。
要は【ヴェルサス13】を中心に、【ヴェルサス13以前】⇒【ヴェルサス13】⇐【FF15】の、3つの世界を勝手に捏造⇒同時展開して考えている訳ですが。
今書いた「真っ先に思い浮かぶイメージ」は、「【ヴェルサス13】寄りの今回の二次創作」ではなく、【ヴェルサス13以前】の世界のイメージだなって・・・何でかって言うと「シナリオ・設定が古い」から。
要するにさっきの「真っ先に思い浮かぶイメージ」って、「親の期待に応えたかった息子」と「全てを犠牲にしてでも息子を救いたかった父」っていう、物語の構図としてはどの年代の共感も得やすい・・・ある意味「昔から好まれてきたシナリオ」「使い古された話」「昔どっかで読んだ物語」な訳で。
って言う事は、『イオスの世界』を【ヴェルサス13以前】⇒【ヴェルサス13】⇒【FF15】って時系列で見ている七瀬から見ると、どうしても「古い時代のシナリオ=【ヴェルサス13以前】」って思えてしまう。
だから、さっきの「真っ先に思い浮かぶイメージ」が【ヴェルサス13以前】のシナリオなら。
そこから転じた「【ヴェルサス13】寄りの今回の二次創作」のシナリオが別にあって。
更にそこから転じた結果のシナリオが、現状【FF15】でのシナリオになる・・・そういうイメージ。
この「時間&人を介すごとに記憶や感じ方に偏りが出た結果、内容がちょっとずつ変わってしまった伝言ゲーム」みたいなイメージは、今回の二次創作に共通する考え方で。
じゃあ、今回書いた「真っ先に思い浮かぶイメージ」が、あやふやな伝言ゲームの結果、どういうシナリオになってしまうのか・・・今回の二次創作での【歪に歪んだ、親と子の物語】は、今回長くなりましたので、次回に持ち越しとさせて頂きます。
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