忍者ブログ

落書き帳の10ページ目

◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/

FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 50》

■□■□■□■□■□■□■□■□

《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【ついでに「レイヴスの左腕」問題を解決します】
 【「奇跡」とは、結局何だったのか?】
 【「レイヴスの義手」のカラクリは?】
 【イズニアさんは「人でなし」なのに「人たらし」?】


■□■□■□■□■□■□■□■□

【ついでに「レイヴスの左腕」問題を解決します】
 実はこの「シガイ研究の応用技術による不老不死」と同じような理屈を適応したい人物がもう一人居て。
 誰かと言うと「レイヴスの左腕」・・・アレも似たような設定で乗り切れないかな、って。

 【FF15】ではレイヴスの左腕って「『王都陥落』の際に、資格がないのに『光耀の指輪』を嵌めて、左腕を焼かれた(死ななかっただけ儲けモン)」⇒「アラケオル基地で因縁付けて来る時には、もう義手になってる」じゃないですか。
 あれって【FF15】のレイヴスが「帝国所属の将軍」で、帝国は魔導兵・魔導アーマーを製造する程の技術力を持っていたとしても、「ちょっと時間段取り、良過ぎない?」って思ってしまって。
 まぁ、そこはファンタジーなので【FF15】が「そうです!」って言うのなら、そうなんだけど・・・今回の二次創作としては、かなり都合が悪い。

 って言うのも、今回の二次創作のレイヴスって「ルシス王国」の人間なので。本来「帝国がレイヴスの義手を用意してくれる」なんて事にはならない。
 せいぜい、帝国がレイヴスを「イリス救出&水神討伐の為の、ルシス王国からの将軍」として呼び寄せた際に、大けがを負っているレイヴスの左腕を見て、任務に支障が出ると判断し、帝国製義手を用意した・・・位にしかならない筈なんだけど、実はそれも難しい。

 何でかって言うと、今回の二次創作では「レイヴス将軍として召致する為に、イズニアさんが正式な書状を持ってルシス王国を訪問」⇒「その翌日には、アラケオル基地でイズニアさんとレイヴスが合流(このタイミングでノクトと接触)し、帝都に戻る」って流れにしてしまったので。
 アラケオル基地の時点でレイヴスが帝国製の義手を付けているのは「最初からイズニアさんが用意していた」とかでもない限り無理って事に。
 それに・・・仮に本当にイズニアさんが、ご丁寧にレイヴスの足防具と同じようなデザインの義手を用意してあげていたとしても。そんな得体の知れない変な義手嵌めて生きて行くの、レイヴスは 気持ち悪い 嫌だろうし。

 だとすると、レイヴスの義手は『王都陥落』~「アラケオル基地まで」のどこかで、解決しておかなきゃならないんだけど。
 そうなって来ると「帝国製の義手」というのは、時期&期間的に難しくなるし。
 かと言って、ルシス王国にそんな機械技術があるってイメージは無い。

 じゃあ、どうする?・・・ってなったら、もう一点突破しかなくて。
 それが「レイヴス将軍として召致する為に、イズニアさんが正式な書状を持ってルシス王国を訪問」⇒「大けがを負っているレイヴスの左腕を見て、任務に支障が出ると判断」⇒「帰り際に、レイヴスの為になるかもしれない昔話」をした。
 何故突然昔話って感じですが・・・まぁ、以下の様な内容。

■□■□■□■□■□■□■□■□

 昔々、ある村に。旅の途中で左足に大怪我を負った男がやって来た。
 その男は傷の具合を見て欲しいと村の人間に頼んだが、貧しい村には医療に詳しい人間なんて居なかった。
 そこで村人たちは、森に住む羊飼いの元を訪ねるよう男に勧めた。
 森や野原で生活を営む羊飼いは、薬草といった自然の知識に優れていたから。村人たちも病気や怪我をしたら、彼を頼っていたんだ。

 旅人は、そんな村人たちの話に半信半疑ながらも、羊飼いの元を訪れた。
 すると羊飼いは、様々な薬草や軟膏を傷口に塗り、貴重であろう布を裂いて作った包帯を巻いて、最後にこう言った。
「今、出来る限りの事はした。
 後は、怪我を負う前の左足を思い描きながら、
 どうか元の左足に戻してくださいと、神に祈りなさい。」
 すぐには無理でも、思い描き続ければきっと元通りに戻るから・・・と。

 旅人は神なんて信じていなかったけど。
 自分の為にここまでしてくれた羊飼いが言うのならと、毎日神に「どうか元の左足に戻してください」と祈りながら村で数日を過ごした・・・大怪我を負った足では、どうせ旅なんて続けられなかったからね。
 するとある朝、交換の為に包帯を外してみたら。驚いた事に、壊死の可能性も覚悟した左足が、元通りに戻っていたんだ。

 喜んだ旅人は早速、世話になった村人たちにその事を報告した。
 すると皆、驚き互いに顔を見合わせた後・・・我が事のように喜び、こう言った。
「アンタ、運が良かったよ。
 アイツは羊連れて、色々なトコを移動するモンだから。
 運が悪かったら、会えなかったかもしれない。」

 旅人は村を発つ前に、感謝を伝えようと森の羊飼いの元も訪れたが・・・村人の言葉通り、そこに羊飼いの姿も羊たちの姿も無く。
 そこには、ただ一人。少女が黙々と花冠を編んでいた。
 仕方なく旅人が「羊飼いに会うことがあったら、感謝していたと伝えて欲しい」・・・そう頼むと、彼女は雀斑だらけの顔を綻ばせ、
「羊飼いさんはね、本当は神様なんだよ。だから何でも治せるの。
 私もね、真っ直ぐで真っ黒な髪にしてってお願いしてるんだ!」
 そして、三つ編みで結わえた長い髪の毛先を夕日の赤に透かしながら。少女は無邪気に、こうも言い足した。
「でも、こうすると羊飼いさんと同じ色なの。
 だから、今はこの色も好きなんだ!」と。

■□■□■□■□■□■□■□■□

「碌に医療が発達してない時代に、
 壊死の可能性がある大怪我が、十日やそこらで元通りって凄いよね。
 ねぇ・・・羊飼いは本当に神様だったのかな、どう思う?」
「神凪ってさ、神様に一番近い存在なんでしょ?
 だったら、神の慈悲って言う位だし。
 日々、頑張ってくれてる神凪のお願いなら、
 その左腕、元通りに戻してくれるんじゃないかな?」
「誰かの為とか、国の為とかじゃなくて。
 自分の為に、自分の事を想って、一生懸命お願いしてみたら?
 左腕を元通りに戻してください・・・ってさ。」

■□■□■□■□■□■□■□■□

【「奇跡」とは、結局何だったのか?】
 いや「長いよ!」・・・ってのはご尤もなんですが、イズニアさんは「神話に詳しい、昔話大好きおじさん」なので、こういう形にしました(公園で子供相手にして通報されそう)。
 勿論、この昔話は、七瀬が考えた即席捏造昔話なんですけど。
 結局「この羊飼いの奇跡」も「シガイ研究の応用技術による不老不死」も「過去のアーデン&ルーナの不思議な力による奇跡(治療)」も、全部同じ原理「宿主(人間)のイメージや、記憶・想い出によって、寄生虫(=幻光虫)が変化しているだけ」なんじゃないかな、と。

 羊飼いの場合は「怪我を負う前の左足を思い描きながら、どうか元の左足に戻してくださいと、神様に祈りなさい」と言う事で、旅人の「大怪我をしている左足」に対するイメージを、「壊死の可能性も覚悟する様な大怪我」から「怪我を負う前の左足」に修正。
 イメージが書き換えられた事で、寄生虫(=幻光虫)がそのイメージに合わせて変化し、本当に「怪我を負う前の左足」に戻った。

 シガイ研究の応用技術の場合は「ロキの体が持つ、無意識下の記憶」「ロキ自身の強い思い込み(彼はシステムを理解しているので)」を引き出す事で、ロキの「寄生虫・継ぎ接ぎだらけの仮の肉体」を、寄生虫に「本来あるべき、五体満足の体」と思い込ませ、その結果「不老不死に近い体」を実現している。

 過去のアーデン&ルーナの場合は、寄生虫に寄生された人間が、勝手に「もう年だから病気になっても仕方がない」「このまま怪我が治らず動けなくなるに違いない」と思い込んだ結果、本当に病気・怪我が長引く事に(悪いイメージが作用しただけ)。
 逆に、過去のアーデン&ルーナに触れられた人間が、勝手に「尊い御方のお力を授かったのだから、きっとこの病・怪我も良くなるに違いない」と思い込んだ結果、本当に病気・怪我が治る事に(良いイメージが作用しただけ)・・・要は「究極の病は気からシステム」だった、と。

 全部同じ原理「宿主(人間)のイメージや、記憶・想い出によって、寄生虫(=幻光虫)が変化しているだけ」で。
 違うトコと言えば、宿主となる人間が取り込んでいる素材(=寄生虫or幻光虫)が、
①日常生活の中で、感染症の様に「幻光虫が寄生(だから寄生虫)」したモノなのか?
②人為的な処置によって、寄生虫or幻光虫を寄生させたモノなのか?
③幻光虫を扱える存在によって、与えられたモノなのか?
 の、違いだけ・・・結局は全部、人間の「イメージ・記憶・想い出」という「思い込み」でしかないんじゃないかなって。

■□■□■□■□■□■□■□■□

【「レイヴスの義手」のカラクリは?】
 話が大きく逸れましたが「レイヴスの左腕」に話を戻します。
 初めの第一歩として「イズニアさんの長話に、レイヴスが真面目に付き合うのか?」ってトコからなんですが・・・これは「ちゃんと真面目に付き合う」と思います。
 何でかって言うと、前にも書きましたが「イズニアが何者なのかを、レイヴスは探っている」という背景があって。しかもこの頃なら「アーデン・イズニア=アーデン・ルシス・チェラム?」という真相に近いトコまで来ている筈。
 その反面「ルシス王国の初代国王になる筈だった男が、今の時代に存在する」という事に対しては未だ懐疑的なので。
 単純にレイヴスは「イズニア本人から引き出せる話は全部、彼の素性を探る為の情報として聞いている」という事になります。
 なので彼は真面目に情報収集しているだけであって、お伽話を聞くような心境&状況で聞いている訳ではありません・・・彼の名誉を守る為に書き足しておきます。

 で、結論から言えば・・・「レイヴスの左腕」は、神に「左腕を元通りに戻して欲しい」と祈る事で、「支障無く動かせる程度には元通りに戻った」と。
 でもこれは、勿論「神の奇跡」では無く。
 神に「左腕を元通りに戻して欲しい」と祈る事で、元通りとはどんな状態だったのか等、様々な「記憶・想い出」が蘇り。
 その結果「設計図=焼かれる前の左腕のイメージ」が、鮮明に描けるようになり。
 レイヴスの体に宿っていた幻光虫が、その「設計図=焼かれる前の左腕のイメージ」を基に変化。
 幻光虫が実体化する事で「焼かれる前の左腕に戻った(=元通り)」というカラクリ。

 だから本当は、別に「神」に祈る必要は無いんだけど・・・人知を超えた困難・不幸に見舞われると、人間は神に縋ると言うか。
 困った時の神頼みじゃないけど、やっぱり「願い・祈り」って「強い想い」と、神っていうのは、イメージとして結び付きやすいんじゃないかなって。

 特に今回の二次創作のレイヴスは、イズニアさんが言っていたように、神に仕える『神凪』の立場にあるので。
 常時胡散臭いイズニアの言葉自体は疑っているとしても、「そんな事、出来る筈が無い」と神を疑う事は出来ない。
 確かにレイヴスの性格からしたら、イリスやレギス、そして国の為に祈る事はあっても、自分の為に祈るという事はしなさそうなので・・・今回、こんな事になっても「左腕を元通りに戻してください」なんてお願いはしていなかった。
 でも、イズニアに言われて気付くのは、何だか癪に障るんだけど・・・『神凪』だからというよりも、寧ろ『神凪』としてではなく「一人の人間」として、神に祈ってもイイんじゃないか?
 生真面目な彼は、やっとその事に気付けたんじゃないかな?

 結局のトコ、この「究極の病は気からシステム」は、いかに相手を上手く誘導して思い込ませるか・・・みたいな側面があって、だからこそ相手からの信頼が不可欠になって来る。
 それこそ、過去のアーデン&ルーナは「尊い御方」と思われていたからこそ、「奇跡」を起こす事が出来たのであって。
 例え本当に奇跡を起こす力を持っていたとしても、「胡散臭い中年のおっさん」とか「ただの小娘」と思われてしまえば「奇跡」は起こせないし(相手のネガティブを覆せないから)。
 逆に、なんの力も無いおっさん&小娘でも、相手が「尊い御方」だと信じて疑わなければ「奇跡」は起こせるかもしれない(相手がポジティブに転じるので)。

 だから「レイヴスを上手く誘導して思い込ませる」という点においては、今回の「具体的な昔話をした上で、自身の言葉を足す」という方法が一番効果的だったんじゃないかなって。
 今のレイヴスにイズニアさんに対する信頼が1mmも無い以上、普通に「一生懸命お願いしたら、きっと治るよ」って言ったトコで、彼の言葉だけでは「怪訝な眼差しで一瞥⇒相手にもしてもらえない」だろうし(それならそれでイイんだろうけど)。

 ただ「奇跡の仕組み」によって「支障無く動かせる程度には元通りに戻った」のなら、「何でレイヴスは治った後も、義手(ガントレット)を嵌めていたのか?」って事になりますが・・・ココが「ロキが全身鎧を身に付けていたのと同じ理由」に繋がります。
 但し、レイヴスは「奇跡の仕組み」まで理解している訳では無いので。
 左腕は支障無く動かせる程度には元通りに戻ったんだけど、完全に治った訳では無い&何の拍子にまた悪化するか分からないので、「今も保護の為に、ガントレットを嵌めている」⇒その結果、ロキと同じように「幻光虫に影響を与える、日の光・水との接触・クリスタルの力」から左腕を守る事が出来ている・・・という事になります。
 後、すっかり忘れ気味ですが・・・今回の二次創作のレイヴスは「ルシス王家との度重なる混血・近親婚による影響から遺伝子疾患(アルビノ)を患っている」という設定がある⇒元々、紫外線には弱い体=アーデンと同じで「肌をなるべく隠すか」って傾向の人なので。その辺りも、この「奇跡の仕組み」とは相性が良かったのかも(上手く繋がったな・・・的なメタい意味で)。

 と言う訳で・・・「レイヴスの義手」のカラクリは、「奇跡の仕組み」により左腕自体は支障無く動かせる程度には元通りに戻っているんだけど「保護の為に、ガントレットを嵌めている」&その結果「幻光虫に影響を与える、日の光・水との接触・クリスタルの力」からも守られている。
 なのでアレは「保護の為のガントレット」であって「帝国製の機械義手」ではない・・・って事になります。

 そもそもの話、今回の二次創作のレイヴスは上に書いたように「遺伝子疾患として出る程に、ルシス王家の血が濃い」という設定があるので、実は「欠損する程の大怪我では無かった」・・・つまり最初から「左腕の一部が、重度の火傷を負った」位でも誤魔化せるには誤魔化せる。
 だって、義手のせいで見えないんだから・・・実際にレイヴスの義手の中身が、機械なのか火傷を負った生身なのか幻光虫が実体化した物かなんて分からないなって。それこそ「想像でしかない」と言うか。
 何なら「レイヴスの義手」については、何も触れずにすっ呆けようと思ってた位なので・・・この辺りは結構適当です。

■□■□■□■□■□■□■□■□

【イズニアさんは「人でなし」なのに「人たらし」?】
 今回、レイヴスを上手く誘導したイズニアさんだけど。
 七瀬は「この人は、人の心があまり理解出来ない」という設定を付けているので・・・一見「レイヴスを思い遣って」みたいな態度に見えるけど、そうではないと思って書いてます。
 何て言うか「親身になって」って訳では無い・・・だって「相手の気持ちが分からない=寄り添えない」から。相手の話を聞いて「あぁ、分かる分かる!」とか「自分も、そういう事あった」とか「それは大変だったね・・・」みたいなアプローチで、信頼を得て行くタイプではない。

 どっちかっていうと、色々なシチュエーションで活かせる話の引出しを沢山持っていて。
 相手の状況に合わせて、経験上から「参考になりそうな話」をチョイスしている。
 現実で言えば、牧師さんとか和尚さんの「説法」みたいな印象かな・・・法事の後の、有難いお話。
 例えば「この地域の人には、何でこの宗派が広まったか」という話から、この地域の過去・歴史にまつわる話を。
 小さい子が居る場合なら「達磨大師の七転び八起き」の話から、たとえ何度転んでも起き上がる不屈の心を・・・みたいな。

 まずは「自分の話(世界)」を、展開しておいてから。
 一方的に話すだけでなく「どうかな?」「どう思う?」って、相手を「自分の話(世界)」に引き込む。
 そこまで圧倒的有利な状況を整えた後に「自分は、こう思う」「こうじゃないかな?」って、自分の考えを添えるんだけど。
 締めは「どうかな?」「してみたら?」・・・押し付けでは無くて「自分の思うように」「道は自分で選べばいい」と、あくまでも決定権は相手に委ねる。
 更に付け足せば、話の途中途中で「ポイントとなる、刷り込みたい言葉」を繰り返し言っておけば、なお効果的(今回で言えば、治すではなく「元通りに戻す」)。
 何か「それはもう、詐欺師のやり口じゃないか?」って言うか(牧師さん&和尚さんは詐欺師ではないです)。
 一応、決定権は委ねてくれるけど、話術が巧みであれば有る程「いや・・・そうしちゃうでしょ?(=相手の思う通りになっちゃう)」みたいな。

 だから、上に書いたイズニアさんの昔話&言葉は「彼ならこういう話し&言い方をするだろうな(+すっごい目で語って来そう)」って、想像してのモノなんだけど。
 あれを読んで「あ~、確かにこんな風に言われたら。ちょっとクラって落ちるかも?」って思えて貰えたなら・・・七瀬に「彼の人心掌握術を表現するだけの感性&表現力があった」という事で、嬉しく思います(もしかしたら潜在的に詐欺師の素質があるのかもしれないので、騙されないようご注意下さい)。

 そんな事は置いておいて・・・要するに彼は「人(心情)」ではなく「状況(経験・データ)」で判断して、「誰にでも刺さる、汎用性の高い話」を「さも相手の事を思っている」様に話すのが上手&質が悪いことに「それを無意識でやってる」んじゃないかなって。
 困っている人がいるから参考になる話をしてあげただけなのに、相手が勝手に「私の為にそこまで・・・」って勘違いするパターン(胡散臭い中年のおっさんでなければ、数多の女性が高確率で落ちてそう)。

 因みにイズニアさんが「レイヴスを思い遣って」ではなく、レイヴスの状況から「誰にでも刺さる、汎用性の高い話」をしているだけなら・・・そもそも「レイヴスの左腕を元に戻してあげたい」という意図があったのかというと、別に「本人次第」だと思います。
 この人は相も変わらず「導くだけの人」なので、決定権はあくまでも相手・レイヴスにある。だから自分の話を聞いてレイヴスが信じてくれたら、それはそれだし。信じてくれなくても、それはそれ。
 確かにレイヴスが使い物にならないと物語の進行に影響が出てしまうので、演出家的な位置で言えば「治しておいた方がイイかな」だと思うけど。
 自分も演者という位置で言えば「自分がどうこうする事ではないな」だと思うし。
 どの道、彼の役目は「導き手」なので。今の「相手・世界・時代」が、どう判断するのか?どういうシナリオを望むのか?・・・それは「今」に一任するしかない、そんなイメージ。

 と言う理由から、レイヴスの体に宿っていた幻光虫は、イズニアさんが寄生させたモノでは無いです。流石に、そこまでしてあげる義理&権限は無いだろうから。
 レイヴスは『神凪』なので、元々「神orクリスタルに接する事で、知らないウチに与えられていた」or「クリスタルに引き寄せられた寄生虫が、自然感染していた」・・・って事にしておきます。

 そうでもないと「『神凪』であるレイヴスが、『闇の王』から得体の知れない力を与えられている」ってシチュエーションは、「オレの左腕に宿る、闇の力が・・・!」って、中二病全開キャラになっちゃうし(闇の力を封じておく為のガントレット)。

 「真っ白な『神凪・レイヴス』の左腕が、『闇の王』の得体の知れない力に侵されている」ってのは何かもう、新雪に墨を落とす・・・と言うか。そういうのはダメだよね、みたいな。

拍手[0回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
  

カレンダー

04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
5 6 7 8 10
12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ブログ内検索

Copyright ©  -- 落書き帳の10ページ目 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]