落書き帳の10ページ目
◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/
FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 49》
- 2024/01/17 (Wed) |
- ゲーム語り |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
■□■□■□■□■□■□■□■□
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【グラウカ将軍の正体は、誰だったのか?】
【何故、彼はグラウカ将軍を演じていたのか? ①】
【何故、彼はグラウカ将軍を演じていたのか? ②】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【グラウカ将軍の正体は、誰だったのか?】
【何故、彼はグラウカ将軍を演じていたのか? ①】
【何故、彼はグラウカ将軍を演じていたのか? ②】
■□■□■□■□■□■□■□■□
【グラウカ将軍の正体は、誰だったのか?】
前回の記事で、この世界では「帝国に協力すればルシスの王に取り立ててやると、帝国宰相が約束した」となってしまった原因を、「イズニアの言葉を取り違えた帝国役人が、誤ったニュアンスでドラットーに伝えてしまった」⇒「ロキとドラットー双方の思い込み・思い間違いが原因」というように修正しましたが。
その辺りの事を考えなおした結果、芋づる式にロキの設定を追加修正する事になりました。
というのも『王都陥落』の辺りって、まさか此処まで引っ張る事になるとは思っていなかったので、今思うと設定が大雑把で辻褄が合わなくなってしまったと言う(ロキなんて、そんなキャラが居る事も知らんかったし)。
具体的に言うと、あの頃は「イズニアさんは裏切者を誰かと共有するなんて、危ない事はしないだろう」⇒「イズニアさんと、ドラットーが直接通じている」みたいなイメージがあって。
だからこそ、旧約 2の時点で、
寧ろ、この時点でのグラウカ将軍ポジションは、アーデン・イズニア(本名)の方がシックリくると思っていて。
これは「グラウカ将軍の正体=アーデン」ではなく、設定として「アーデンが帝国宰相ではなく、アーデン将軍だった」という意味。
【FF15】では「帝国宰相には軍部への指揮権がない」みたいな事を言っていた気がしますが。インソムニア襲撃とか、アーデンが軍部を掌握する将軍最高位として割とガッツリ指揮してたんじゃないかなぁ・・・と。
なんて書いてたんだけど・・・今となっては「絶対に無いわ」と。多分あの人は焚き付けるだけで、後は成り行きを見守るだけの人(火の番みたいな言われ様)。
この「帝国宰相には軍部への指揮権がない」件は、「イドラ皇帝から全権委任されていた時のみ、軍を動かしていた」という事にしてクリアしたので。その結果「グラウカ将軍ポジション=アーデン・イズニアだから、アーデンが軍部を掌握する将軍最高位として割とガッツリ指揮してた」ってのは、そもそも必要無い設定になっちゃった=そこが必要ないのならアーデンが将軍職に就く意味は無い。
で、グラウカ将軍については「別に居なくても良くない?」って理由で、しばらく放置してたんだけど。
旧約 16の時点で、ロキを「ルシス王女・イリス」の婚約者にするなら、相応の位置に無いと格好が付かない・・・と言う理由から、ロキに「イドラの実子=アゴルド帝国皇子」「アゴルド帝国の軍部最高位(グラウカ将軍ポジション)」という役割がプレゼントされる事に。
つまり、この時点で漸く「空席だったグラウカ将軍ポジション」が埋まったんだけど。
それは「空席だったグラウカ将軍ポジションを、埋めなきゃいけない」って言うよりも、成り行きで「ロキに箔を付ける為に付けた」ってニュアンスの方が強かった。
と言うように・・・グラウカ将軍が【FF15】に登場しないのをイイ事に、終始適当な扱いだった「グラウカ将軍ポジション」なんですけど。
でも前回修正した話の流れ的に、ロキが「アゴルド帝国の軍部最高位(グラウカ将軍ポジション)」で、実は「ドラットーと直接繋がっていたのは、イズニアさんではなくロキ」だったんなら・・・「それはもうグラウカ将軍ポジションじゃなくて、ロキがグラウカ将軍だったって事で良くない?」と。
だって「ロキ=グラウカ将軍」だったら、「ドラットー=グラウカ将軍」よりかは分かりやすく無いかな?ニフルハイム帝国とルシス王国で、遠距離二拠点ダブルワークしなくてイイし。
それに「イズニアさんの入れ知恵で、ロキとドラットーが通じていた」のなら、二人の関係&距離感は近くなるので、思い違い・勘違いから「後の世界」で置き換わるような記憶の混同を起こしても、不思議では無いのかもって。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【何故、彼はグラウカ将軍を演じていたのか? ①】
ただ、その場合。「何でロキは、グラウカ将軍を演じていたのか?」って問題を解決しなきゃならなくて、これに関しては「有りな理由」&「無しな理由」双方色々あるとは思うんですが。
今回の二次創作で言えば「ロキはシガイ化の影響を隠す為に全身鎧を身に付け、グラウカ将軍を演じていた」に、絞って詰めて行こうかと。
今回の二次創作のロキは「シガイ研究の応用技術による不老不死」&「不老不死に近い体を、元に戻す研究」により、本来なら命を落としていてもおかしくないような大怪我を負っても「死ぬ事は無かった」のですが(詳しくは、旧約 17&旧約 19)。
失った体の代替パーツとして自身のクローンパーツを利用したり、それを体と接合する為に寄生虫(=幻光虫と同じ生命エネルギーの塊)を利用していたりするので、何せ安定させる事が難しい。
というのも。この「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による肉体の再形成)」って言うのは、「自分の記憶・想い出」&「自分のどこかが無意識下に覚えている、自分の体の記憶」を設計図にして寄生虫を変化させているので。自身のポテンシャルが低下すれば維持出来なくなるし、何かの折に「寄生虫によって補われている自身の体」に疑問を感じると揺らいでしまう。
そしてロキはこの技術があったからこそ、本来であれば無謀と言われるような戦いにも身を投じ。そんな事を繰り返していたからこそ、途中で「父・イドラ皇帝」が精神的に病んでしまう程に、シガイ化が深刻化してしまうのですが・・・だとすれば、ロキは処置を受ける度に「処置後、寄生虫が自身の体に定着&安定するまで、人前に出られない期間」があった筈。
つまりその「人前に出られない期間」=「ロキはシガイ化の影響を隠す為に全身鎧を身に付け、グラウカ将軍を演じていた」と。
これは、あくまでも今回の二次創作におけるイメージなんですが・・・ロキって「帝国皇子・将軍としての責務」は絶対で。だからこそ「自身の不在期間を長く設けたくなかった」し、「自分の不在期間に他の人間に実権を預ける」という事もしたくなかった。
なので処置後、まだシガイ化の影響が収まっていなくても、身体が動くようになった時点で「シガイ化の影響を隠す為の全身鎧」を身に付け「グラウカ将軍」と素性を偽ってまで、「帝国皇子・将軍としての責務」を果たしていた。
ロキってプライドが高いと言うか「帝国皇子として、誇り高くあれ」という教えの元、育てられてきたイメージもあるので、本当は「身を隠し名前も偽る」なんて事はしたくなかっただろうけど。
あの「グラウカ将軍」の格好で「ロキ」として部下の前に立つのも・・・「本当にロキ将軍なのか?」って空気になっても「顔を晒せない&声もいつもと違う」ってなると、ちょっと押し通すのは難しいだろうし。
本当にロキなのに、本人か疑われて、それを証明出来ないのも・・・ロキの性格からしたら、かなりの屈辱だろうから。
「本当にロキ本人だ!」って証明出来ない位なら、最初から「ロキ将軍は別の任務に就いている(どっかの視察とか)」って事にして、その間だけ「グラウカ将軍」という別人として振る舞う方が、まだ幾分かマシだったんじゃないかな・・・それだって本当は不本意だっただろうけど。
これなら「グラウカ将軍=帝国でもあまり姿を見掛ける事は無い&情報が少ない」でも辻褄が合わないかな?
だって、そんな時にだけ「ロキが、グラウカ将軍」してたって事だもん。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【何故、彼はグラウカ将軍を演じていたのか? ②】
でも、ここまでまとめておきて何ですが・・・上記の理由だけでは弱いと思っていて。どうせならもっと「ロキの意志がどうこう言う問題ではなく、グラウカ将軍を演じなければならない理由」を付けておきたい。
と言う訳で。その理由に「寄生虫が自身の体に定着&安定するまで、全身鎧で身を覆う必要があった」というのを追加します。
これはもう【FF15】の設定として「シガイは光が苦手&夜に活発化する」みたいな設定があった&【エピソード・アーデン】で、アーデン自身が「肌をなるべく隠すか」って言ってた位だから。
ロキに施されている処置が「シガイ研究の応用技術による不老不死」である以上、寄生虫が自身の体に完全に吸収・定着・安定でもしない限りは「日の光に弱い」だろうし。
それだけ「日の光に弱い」のなら、当然「日の光の下では吸収・定着・安定が阻害される」・・・って事で。
ロキは「シガイ化の影響を隠す為」だけではなく「寄生虫の吸収・定着・安定を阻害する、日の光を遮る為」に「全身鎧を身に付け、グラウカ将軍を演じていた」と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
他にも理由を足すなら・・・。
今回の二次創作では、先に「寄生虫(=幻光虫と同じ生命エネルギーの塊)」と書いたように、寄生虫とは「悪さをするモノが寄生虫ではなく、自ら寄生するよう変異したので寄生虫と呼ばれるようになった」だけで、「本来の性質は【FF10】の幻光虫と同じ、生命エネルギーの塊」・・・つまり「生命エネルギーの塊なので、そのモノ自体に良いも悪いもない」。
なので【FF10】の『ティーダ』や『夢のザナルカンド』が、人々の記憶・思い出を元に生まれた、幻光虫の集合体だったのと同じような理屈で、「寄生虫(=幻光虫)を素材、人々の記憶・思い出を設計図として、思い描くモノを実体化する事が出来る」・・・と、なっています(限られた存在にしか出来ないけど)。
要するに「基本、【FF10】の幻光虫と同じ考え方でイイんじゃない?」と思っているので、寄生虫には「水との親和性が高い」っていう性質が追加される。
この「水との親和性が高い」って設定は、【FF10】ではこれを利用して「スフィア=高濃度の幻光虫を含む水を詰めたもの」「人の想いや思念や映像を留める記憶装置として使用」されていたらしいけど(これはwikiの受け売り)。
単純に「水との親和性が高い」って言葉だけを取れば、やっぱり「水と混じると、実体・形を維持出来なくなる」&「記憶は水の中に溶け込むだけで、残り続ける」んじゃないかなって。
とは言え、これに関しては「じゃあ、一番最初。何でティーダは海に落ちても、幻光虫に分解=溶けなかったの?」って言われると確かに苦しいんですけど(ブリッツボールのスフィアプールとか、『素敵だね』の時の泉なんかは、もともと高濃度の幻光虫を含んでいるので、浸透圧的に溶けなかった・・・みたいなイメージはある)。
まぁ、都合の良いトコだけを掻い摘んで・・・寄生虫=幻光虫なので「寄生虫も幻光虫と同じように、水との親和性が高い」⇒「水と接触すると、水の方に溶け込んでしまう」⇒「寄生虫の吸収・定着・安定を阻害する」という事にしておきます。
なのでロキは「シガイ化の影響を隠す為」だけではなく「寄生虫の吸収・定着・安定を阻害する、水との接触を遮る為」に「全身鎧を身に付け、グラウカ将軍を演じていた」と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
最後にもう一つ、理由を足すなら・・・。
【FF15】の『王都陥落』時って、ロキはグラウカ将軍として動いていたと思うんですが。
その後の『ダスカ封鎖線』での「vsコル将軍」の時は、グラウカ将軍ではなくロキとして、キュイラスに搭乗して戦いを挑んできた。
これは別に『王都陥落』時は「シガイ化の影響が身体に出ていたので、全身鎧を着ていた(=グラウカ将軍だった)」って事でもイイんだけど・・・感覚的に「ちょっと時間的に無理がある」と言うか。
『王都陥落』時は「寄生虫の吸収・定着・安定を阻害する、日の光&水との接触を遮る為」に「全身鎧を身に付け、グラウカ将軍を演じていた」・・・つまり安定性に欠けていたロキが、『ダスカ封鎖線』での「vsコル将軍」の時には「もう平気になってて、鎧を脱いで挑んで来る」ってのも、「この頃には、度重なる処置により、シガイ化が深刻になって来ている」という設定とすり合わせた時に違和感があるなって。まぁ・・・キュイラスに搭乗してるから、ある程度、日の光は遮られてるのかもしれないけど(何か「挨拶がてらに顔見せた」程度で、直ぐ引っ込んでたイメージ)。
そうなって来ると、『王都陥落』時は「ロキはシガイ化の影響を隠す為に、全身鎧を身に付けていた」のではない・・・別の理由を考えなきゃならない。
要するに『王都陥落』時は、シガイ化の影響も出ていないし、体調も万全だったので「全身鎧を着る必要は無かった」んだけど、他の理由で「全身鎧を着なきゃならなかった」⇒『王都陥落』後は「その理由から解放」されたので、全身鎧を脱いだ⇒その状態で『ダスカ封鎖線』にてコル将軍&ノクト達に喧嘩を吹っ掛け、返り討ちにされた。
じゃあ本来「全身鎧を着る必要は無かった」のに「全身鎧を着なきゃならなかった」理由が何かと言えば・・・ルシス王国のクリスタルが原因、かな。怪しいのは。
【FF15】のクリスタルと言えば、アラネアから「宰相が皇帝にあれを奪わせたのは シガイや魔導兵に都合が悪いからなんじゃないか」って噂が研究者たちの間で流れてた・・・って話を聞いたり。
毎度アーデンが「あれはシガイに効くんだ 取り戻したらどう?」なんて、「治す方に効くのか、倒す方に効くのか、効くってどういう意味やねん?!」と問い質したくなるような言い方をするもんだから。
ジグナタス要塞で「クリスタルに執着するシガイか(イグニス)」「シガイに効くんじゃなかったのかよ(グラディオ)」なんて話がややこしい事になったり。
ノクトも当たり前に「クリスタルの力があれば、シガイを何とかできる」と思ってたみたいだったけど(まさかクリスタルに喰われるとは・・・)。
実際のトコ、クリスタルは「シガイに効果が出るのは確かだけど、どういう効果が出るかは知ったこっちゃない」・・・つまりアーデンが言っていた「あれはシガイに効く」というのは、嘘偽りない真実だったんじゃないかな、と。
どういう事かと言うと。寄生虫&シガイ関係の仕組みって、結局「人間の記憶・思い出(=設計図)」っていうファンタジーな部分が、寄生虫(=幻光虫)によって実体化されているだけであって。
寄生虫(=幻光虫)を素材に「良いイメージなら良いモノが実体化する」し、「悪いイメージなら悪いモノが実体化する」それだけの事に過ぎない。
だからアーデンが言っていた「シガイに効く」って言うのは、「クリスタルがあったら、シガイがどうこうなるorどうこう出来る」って話では無くて。
クリスタルが傍にあれば、素材となっている「寄生虫(=幻光虫)」が活性化する。
この事を「シガイに効く」・・・素材部分が活性化するんだから、シガイに何らかの影響&効果が出るのは当たり前(但し、どんな効果が出るかは、記憶・想い出がどう作用するかによる)。
そんな嘘では無いけど分かりにくい、彼特有の言い回しだったんじゃないかな?
前置きが長くなりましたが・・・そう考えたら今回のロキの場合、どうなるかと言うと。
人工的に「寄生虫(=幻光虫)」を寄生させているロキは、通常の人間よりも多量の「生命エネルギーの塊」を取り込んだ状態になっている。
で、寄生虫にしても幻光虫にしても、それは「人間の記憶・想い出」を実体化させる「生命エネルギーの塊」なので、クリスタルが「生命エネルギーの塊」である「寄生虫(=幻光虫)」を活性化させるとなると、「良い方向に出るか、悪い方向に出るかは分からない」けど、「何らかの影響&効果が出てしまう」のは避けられない。
だからロキは「シガイ化の影響を隠す為」だけではなく「寄生虫を活性化⇒意図せぬ影響&効果を与える恐れがある、クリスタルの力を遮る為」に「全身鎧を身に付け、グラウカ将軍を演じていた」と。
■□■□■□■□■□■□■□■□
まとめれば【ロキがグラウカ将軍を演じていた理由①】は、
ロキは「シガイ研究の応用技術による不老不死」の処置を受ける度に「処置後、寄生虫が自身の体に定着&安定するまで、人前に出られない期間」があったんだけど。
「帝国皇子・将軍としての責務」を果たす為、その「人前に出られない期間」にも「シガイ化の影響を隠す為に全身鎧を身に付け、グラウカ将軍として軍部を掌握」していた。
だから「グラウカ将軍=帝国でもあまり姿を見掛ける事は無い&情報が少ない人物」となった。
そして【ロキがグラウカ将軍を演じていた理由②】は、
ロキは「寄生虫の吸収・定着・安定を阻害する日の光や水との接触」や「寄生虫を活性化⇒意図せぬ影響&効果を与える恐れがあるクリスタルの力」を遮る為に、「全身鎧を身に付け、グラウカ将軍を演じていた」・・・という事になります。
長くなりましたが・・・本来あり得ない「ロキ=グラウカ将軍」にしようと思ったら、これ位のテコ入れが必要かと。
■□■□■□■□■□■□■□■□
【補足】
因みに「ロキ=グラウカ将軍」だった場合「12年前のテネブラエ襲撃の時のグラウカ将軍は、誰だったのか?」って話になりますが・・・そもそも今回の二次創作では「12年前のテネブラエ襲撃」が無いので、そこの部分は考慮していません。
いや、だって「フルーレ家がルシス王国側」&「テネブラエは帝都をオルティシエに移す前の、ニフルハイム帝国帝都」という扱いなので、テネブラエ襲撃なんて起きようがない・・・って事になります。
PR
COMMENT