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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 29》
- 2023/10/28 (Sat) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【一連の「帝都決戦」の裏事情 ④ ⑤ ⑥】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【一連の「帝都決戦」の裏事情 ④ ⑤ ⑥】
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④「イリス救出」&「水神討伐」の為、レイヴスを「将軍」として召致する。
ここに関しては、旧約 15&旧約 16 辺りで書いた通り。
イリスの為なら拒否という選択肢が無いレイヴスに了承のサインを書かせ、帝都グラレアへお持ち帰り。
就業時間内は「レイヴス将軍」として、お勤めをしてもらい。
就業時間後は、帝国兵10人位ガッツリガードに付けて、約束を取り付けてあるカメリア議員代表のトコ(=知事公邸)まで送り届けます。
「護衛&監視に10人も要らんやろ?」って感じですが・・・イズニアさんは元々、大袈裟なトコがあるので。カメリア女史の「民間人へのポーズ」という意図を理解していたなら、気前良く10人位付けてくれるんじゃないかな、と。
だってそんだけ大層に囲まれてたら、よっぽど度胸の有る人間じゃなきゃ、レイヴスに喧嘩売れないでしょ?
⑤「水神討伐計画」の為に呼ばれた、ルシス王国からの客人ことレイヴスと対面。
自分が要請した事とは言え、まさか護衛&監視に10人も付けて寄こすとは思っていなかったので・・・客人を出迎えたカメリアは、表情には出さないモノのビックリすると同時に、やっぱり宰相の掴めなさに眉を顰めていると思います。
カメリア女史からのお願いなので、せっかく奮発したのに・・・残念ながら、誠意とは伝わらない模様(そりゃそうだ)。
で、肝心の「ルシス王国の客人=レイヴス」に関しては、予想通りと言えば予想通りだし、予想外と言えば予想外・・・という感じ。
どういう事かと言うと。前回の旧約 28で、
カメリアがこの時点で「ルシスからの客人=レイヴス」と特定しているかですが・・・コレに関しては、どっちでも良いかな、と。ルシス王国・上層部の規模感が分からない&カメリアとレギスの関係もよく分からないので。
と、書きましたが。これは「ルシス王国にレイヴス以上の適任者が居るのかもしれない」⇒「その場合、カメリアの判断を推測する事は出来ない」という話。
要は「十中八九、レイヴスだろう」とは思っていても、「イズニアがレイヴスを寄越す不自然さ」を考えると、「他に適任者が居るのであれば、レイヴスでは無いかもしれない」・・・そういう考え方。
まず「予想通り」と言うのは、今回ルシス王国から「将軍」を召致した理由が「イリス救出の為の、水神討伐」である以上、イリスに所縁のある人間が呼ばれるのが道理。
特に今回の召致云々の流れって、今まで書いてきた以上に複雑な背景があると思っていて。
いきなり話が逸れますが・・・そもそもこのタイミングで「イドラ皇帝とロキが不在という事実を、帝国がどう誤魔化しているか」という問題があって。
だってアコルド帝国の人たちからしたら、「ルシスの王女・イリス」との婚礼は政略的なモノっていうのは分かっていたとしても。それでも「未来の花嫁」を救出する為の戦いの指揮を「ロキ将軍」本人が執らないというのは・・・人の感情として、あまりに薄情じゃないですか。「本当に政略結婚なだけで、花嫁に興味無いんだね」みたいな。そんな人間が自分の国の次期皇帝って嫌じゃない?
でもロキが指揮を取れない理由として、まさか「自国の王子がルシスの将に喧嘩を売った挙句に返り討ちに合って重傷&その対応に当る為、父・イドラ皇帝も公務を離れている」なんて事情を馬鹿正直に発表する訳には行かない。
じゃあ発表しなければイイかと言えば、今回の二次創作のイドラ皇帝って「お飾りの王」ではなく、イズニアの助言を聞きつつ実務をちゃんとやっているイメージなので。帝国民+政府首脳部・軍部・研究部門といった主要機関(主に人間相手)に、二人の不在を伏せておく事も出来ない。
そうなったら、尤もらしい理由をでっち上げないといけない訳ですが。今の状況で考えられる「尤もらしい理由」は二つ。
一つは「ルシス王国との戦闘の際にイドラ皇帝が負傷⇒そちらの対応に当る為に息子・ロキが公務を離れている」・・・つまりイドラとロキの状況が逆転しているパターン。
もう一つが「ルシス王国との戦闘の際に、ロキがイドラ皇帝を庇って負傷⇒その対応に当る為、父・イドラ皇帝が公務を離れている」・・・状況は同じなんだけど、ロキの負傷の原因を捏造しているパターン。
七瀬の感覚では、二つ目の方かな・・・と思うんですが。「ロキの負傷」という事実はずっと付いて回る⇒ここを誤魔化すのは、今後の帳尻合わせが大変になる気がするので(自分の都合)。
でも「尤もらしい理由」をでっち上げ、ロキが指揮を取れない理由を捏造したところで、やっぱり「自国の皇子に率いて欲しい」「ルシスの人間に、帝国軍の指揮を任せるなんて屈辱だ」って国民感情をねじ伏せる事は出来ないので。
実際問題としてロキの代行者を立てなければならない&それらの理由にもう一押ししたい・・・そうなった時に「ルシスの将軍」というスケープゴートが必要だった。
ここに関しては、旧約 15で書いたように、
水神討伐がイリスに関係するのであれば、水神討伐の表向きの理由は「水神にさらわれた王女・イリスを救出する為に、帝国軍がルシス王国に協力する」という事にしておく。
それなら「ルシス王国からの要請なので、指揮を執るのはルシス王国の人間(=レイヴス)」にして、自分たちがイリスを幼少の頃から幽閉していた事、何らかの理由でイリスが姿を消した事をもみ消しつつ、何ならイリスが水神にさらわれたのもルシス王国側の責任に押し付け、自分達は「ルシス王国側が困ってるので、未来の花嫁の為にも国を挙げて協力します」という姿勢を帝国民にアピールする事が出来る。
という事になっていますが。
これに加えて「本当ならロキ自ら指揮を執りたかったけど、面子を守る為にルシス側がどうしてもと言うので。今後の両国の関係も考慮した上で、顔を立ててやった(=譲ってやった)」・・・つまり、ただルシス側に主導権を握らせているのではなく。強者から弱者への情けと言った恩情の意を含める事で、「あくまでも帝国側が主導権を握っている」&「敗戦国に対する恩情=ロキの次期皇帝としての器の大きさ」をアピールしておけば、帝国民のプライドもロキの地位も守られる・・・って事。
随分と補足が長くなりましたが・・・そういった事情があるとすれば。
スケープゴートとなってくれる「ルシスの将軍」に能力の見合わない&不釣り合いな人間を立ててしまうと、逆に話の信憑性が低くなってしまい一連の「尤もらしい理由」全てが疑われかねない。
だから帝国としても「ルシスの将軍」には、帝国に対して「王女&ルシス王国の為に、そこまで無理を言える人間」であり、「言える立場&能力を持った人間」でなければ都合が悪い訳です。
そういった条件をクリア出来る人間・・・となると。
やっぱりイリスが絡んでいる以上、彼女の後見人扱いであるレイヴスに白羽の矢が立つのが、当然と言えば当然。
だからカメリアとしても「ルシスの将軍=レイヴス」というのは、予想通りと言えば予想通りだった。
でも、それを素直に「予想通り」とは言い切れない懸念もあった。
最初の方で「イズニアがレイヴスを寄越す不自然さ」と書きましたが・・・今、カメリア(グラレア評議会)は、ルシス王国の『クリスタル』を預かっています。
そして今回の二次創作のレイヴスは『ルシス王国』の「神凪(=クリスタル信仰の神職)」兼「王の剣」の一族。つまり奪われた『クリスタル』に、一番所縁深い&取り戻したい人間という事なので。
普通に考えれば、『クリスタル』と「神凪・レイヴス」を一緒の場所に配するのは「不自然」なんです。正直、部外者には何が起きるかも、レイヴスが何を仕掛けるかも分からないんだから・・・一緒にしない方がイイに決まってる。
にも拘らず、イズニアはカメリアの下に、何故か『クリスタル』と「神凪・レイヴス」を寄越した。
その意味・真意は何なのか・・・?
カメリアはイズニアとやり合う位のやり手なので、薄々その答えは見えていたんだけど・・・イズニアの次の手がまだ読めない。
でも今、手元には『クリスタル』と「神凪・レイヴス」という手札が二枚揃っている・・・それは事実なので。
イズニアの二手三手先を警戒しながら、カメリアは目的達成の為の最善手=今自分の手元にあるカードを、最も効果的に活かせる盤面を組み上げていく事になります。
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⑥イズニアから預かっているクリスタルを交渉材料に、レイヴスに取引を持ち掛ける(首脳会談)。
イズニアさんの真意は分からないけど・・・彼がご丁寧に『クリスタル』と「神凪・レイヴス」をセットで預けてくれたなら、その意味は「クリスタルがあれば、ルシスの神凪とも良い関係が築けるでしょ?」って事。
なのでカメリアは、ノクトではなくレイヴスと『首脳会議』を取り持つ事になります。
旧約 14にも書いたように、カメリアは当初ノクトの事を「ルシス王国王子(=王位継承者)」とは認めていなかった。それは「ルシス王国が王位継承者と認めていないのであれば、事実がどうであろうとノクトの事をルシス王国王子としては扱えない」から。
当然「ルシス王国王子(=王位継承者)」でもない&クリスタルの価値が分かっていないノクトに対して『クリスタル』という強カードを切っても勿体ないだけで、猫に小判もイイとこです。
それに対してレイヴスは『ルシス王国』の「神凪」兼「王の剣」の一族・・・つまり王位継承者では無いものの「ルシス王国内でも有数のお家柄&名実ともに交渉相手として信用出来る人間」であり、「クリスタルというカードが、最大限に効果を発揮する人間」でもある訳です。
だって「神凪(=クリスタル信仰の神職)」なんだもん、誰よりも一番返して欲しいと思ってる筈だよ。
という訳で、【FF15】のノクトとカメリアの『首脳会議』は、レイヴスとカメリアに差し替え。
つまり【FF15】で、ウィスカムの店にやって来たカメリアが言っていたセリフ、
「アコルド政府は今 神凪を保護しているんだけれど」
「帝国が身柄を引き渡せとうるさくてね」
「でも うちもタダで動くつもりはない
どう 取引をしない? ルシスの『王様』」
を、知事公邸にやって来たレイヴスに対するカメリアのセリフ、
「グラレア評議会は今 クリスタルを保管しているんだけれど」
「皇帝がクリスタルを返せとうるさくてね」
「でも うちもタダで動くつもりはない
どう 取引をしない? ルシスの『神凪』」
・・・くらいに改変する。まぁ、イメージの話。
グラレア評議会がクリスタルを保管している~云々は、旧約 28に書いたように、「クリスタルを近くに置いておくと魔導兵に影響が出るので、グラレア議員評議会の方で預かって欲しい」旨の要請はイズニアの勝手では無く、イドラ皇帝の使者としての正式なモノ・・・でした。
でもその要請は「ロキがコル将軍との戦闘で重傷を負う前」の時点での話であって。
ロキのシガイ化を食い止める為に、寧ろ『クリスタル』が必要になった。だから「皇帝がクリスタルを返せとうるさくてね」=「皇帝自身が預けた『クリスタル』を、やっぱり返せと皇帝(の使者)が言っている」・・・そういう事。
となれば「グラレア評議会」である以上、皇帝の意向には逆らえない・・・筈なんだけど。
多分、今のイドラ皇帝って「あの調子」なので、「クリスタルを我が手に・・・(ナントカカントカ)」言ってるだけで、正式なルートを通していないというか。最初の「グラレア評議会にクリスタルを保管する」旨の取決めの方が、効力が強いんじゃないかなと。
要は、こっち(グラレア評議会で保管)は、ちゃんとした正式な手続きを経て締結してるんだけど。そっち(クリスタルを返せ)は、イドラ皇帝がうわ言みたいに言ってるだけ・・・みたいな。
だから、最初はクリスタルの保管を渋ってたカメリアだったけど・・・返せと言われれば、返さないですよね。
だって何らかの理由で「帝国・皇帝」が欲しがっている物って事なので。「今後、敵対(=クーデター)する相手が欲しがっている物」⇒「何かの際には、交渉・取引に仕えるかもしれない」って考えたら、ここで無償で返すのは勿体無い&自分が握っておいて損は無いんだから。
そう判断したカメリアは「クリスタルを返却しろと言うのなら、正式な手続きを踏んでからでないと応じる事は出来ない」=「元の話は宰相が持って来たんだから、そちらを覆すのであれば、改めて宰相が書類持って来い」みたいな事を言って突っぱねてる。そんなイメージ。
一見強気ではあるけど・・・「口頭では信憑性に欠ける」&「正式な手続き」と言う意味では当然の主張なので(=口頭の命令で、正式な要請を覆す事は出来ない)。
お使いから帰ってきた帝国兵は「グラレア評議会側は、そう言ってます」って報告するんだけど・・・実務を熟せる心理状態では無い皇帝は、何を言っても無駄&同じ事を繰り返すだけだし。
宰相に泣きついたトコで「皇帝が復帰している以上、既に自分にはそこまでの権限は無い」=「先の要請は皇帝が出したモノなので。新たに皇帝からの指示がない以上、宰相の自分にそれを覆す要請は出せない」みたいな尤もらしい事を言って、煙に巻いていると思うので。
お使いの帝国兵は「今回もダメだろうな・・・」って思いながら、何回も何回も「皇帝がクリスタルの返却を要請しています」って、カメリアに伝えに行っている、と・・・可哀想に。
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