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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 28》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【一連の「帝都決戦」の裏事情 ① ② ③】




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【一連の「帝都決戦」の裏事情】
 何やかんやあった「帝都決戦」の裏側を仕切っていたのは、実はカメリアだった訳ですが。
 カメリアがクーデターを計画・実行に移すよう仕向けたのは、勿論イズニアさんだった訳で。
 この辺りの裏事情は、ノクト・レイヴス・カメリア・イズニアの視点から追っていく事になります。
 文章構成力が無い&視点がコロコロ切り替わって読みにくいかと思いますが、頑張って追っかけて来て頂けると助かります。

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①ルシス王国から奪って来たクリスタルは帝都グラレアに運び込まれた後、イズニアによって「カメリアが代表を務めるグラレア議員評議会」に預けられる。

 ルシス王国から奪って来たクリスタルですが。イズニアが「クリスタルを近くに置いておくと、魔導兵に影響が出る」みたいな事を言って、「近からず遠からずな場所(=グラレア議員評議会)」に保管・管理を要請するようヴァーサタイルに進言。
 クリスタルを手元に置いておきたかったイドラは当然不服だったけど、今のグラレア帝国を支える魔導兵に影響が出る&現場トップのヴァーサタイルから言われれば、その申し出を飲むしかなかった。
 つまり「クリスタルを近くに置いておくと魔導兵に影響が出るので、グラレア議員評議会の方で預かって欲しい」旨の要請はイズニアの勝手では無く、イドラ皇帝の使者としての正式なモノだった。
 そしてその要請を受けたのが「グラレア議員評議会・カメリア議員代表」だった、と。

 で、イズニアからの要請を受けたカメリアですが・・・そりゃ、出来ればそんな面倒なモノは預かりたくない。だって人知を超えた力を宿す、他国の国宝みたいな物(+しかも侵略した国)なんて、どんな影響・災いを及ぼすか分かったモンじゃないから。
 とは言え「グラレア議員評議会」である以上、当たり前だけど国のトップ(=イドラ皇帝)からの「正式な要請」を断る事は出来ないので。
 相変わらず飄々としていて掴みどころのない帝国宰相の胸の内を探るついでに、嫌味の一つでも言っておけばイイ。
「花嫁の祖国から奪って来たクリスタル。
 余計なトラブルを呼び込まない事を祈っているわ。」
「ハハ、呼び込むのはトラブルとは限らないでしょ?
 良いご縁が舞い込んで来るかもしれないし・・・?」

 そんな経緯からクリスタルは、カメリアが責任者として「グラレア議員評議会」で保管・管理する事になった訳ですが。「グラレア議員評議会」で普通に預かるだけなら、保管場所は特には問わないと思います。置けるだけのスペースと、防犯&安全面さえ確保出来ていれば。
 確かに【FF15】の時のグラレアって、ファンタジーなクリスタル(あれはあれで物々しいけど)とは不似合いな、物々しいメカニックな場所に設置してたけど。それって結局、グラレアの都合=クリスタルの力を「抑える為」か「抽出する為」に必要な施設だった、ってだけで。普通にクリスタルとして置いておくだけなら、そんな物々しい施設・設備って必要無かったんじゃないかな、と。
 いや、ルシス王国でどういう風に管理していたかは知らないんですけど(他の作品を見れば分かるのかな?)。今回の二次創作では、そういうイメージ。

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②ロキの負傷&イドラ不在の中。全権限を委任されているイズニアが、一連の「イリスと水神イベント」を取り仕切る。

 ①の次が、この「イリスと水神イベント」なんですけど・・・発生タイミングが早過ぎるのはマズイ訳で。
 どうしてかって言うと、旧約 17にも書いたように、最初に「王女が水神に連れ去られました」って報告が上がる時には、「イドラはロキの一件で公務を外れている=イズニアに全権限を委任していた(=イドラへは事後報告)」状況でないといけない。
 って事は「①イズニアがクリスタルを奪ってグラレアへ帰還」⇒「②クリスタルをグラレア議員評議会・カメリアに預ける」⇒「③ロキがコル将軍との戦闘で瀕死の重傷を負う&ロキの対応の為、イドラが公務を外れる」⇒「④ゲンティアナがイリスの水神訪問を申し出る」⇒「⑤全権限を委任されているイズニアが許可を出す」⇒「⑥イリスが水神に連れ去られる」⇒「⑦まだイドラが復帰していないので、イズニアに報告が上がる」⇒「⑧だ~いぶ経ってから、公務復帰したイドラにイリス失踪の件が報告される」・・・っていう流れに。
 で、④は③のタイミングを見計らって&③~⑦は短期間に発生してる筈なので。
 ノクト達・主人公側が知らない間に、グラレアでは慌ただしく事態が動いてた・・・そんなイメージ。

 因みに、ゲンティアナが申し出た「イリスの水神訪問」は、イズニアが許可を出している&まだイリスを保護する理由があるなら、イズニアが彼女を見失うようなヘマをする筈が無いので。
 結論から言えば一連の「イリスと水神イベント」は、イズニアの想定内&許容範囲内の出来事だった・・・と。

 そもそもイズニアがイリスを保護していた理由は「イリス=真の王の母となる娘だから」だったので。「真の王となる資格を持つノクト」が現れた時点で、彼女を保護し続ける意味は無くなっちゃった訳だし。
 とは言え、イズニアの目的とは別に、イリスを保護している表向きの理由=「イリスはロキの婚約者」がある以上、イズニアの独断でイリスを完全に解放する事は出来ない。

 その辺りの事情を考えると、水神がイリスを連れ去ってくれるのは、ちょうど都合が良かったのかも。
 イズニア個人としては、もうイリスを保護し続ける理由は無いんだけど。
 グラレア帝国宰相としては、イドラ皇帝&ロキの手前、イリスを解放する事は出来ない。
 だから、今手元にある駒&盤面をキャスティングし直して「今後のシナリオに相応しい展開をお膳立てする」という、新たな目的達成の為のシナリオ=一連の「帝都決戦」に変更された・・・みたいな。

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③イズニアが今回の「水神討伐計画書」を持って、カメリアを訪問。その際に「ルシス王国からの客人の、滞在期間中に寝泊まりする場所の提供(知事公邸)」を依頼。

 今のイズニアさんは「イドラ皇帝から全権限を委任されている」&「軍部最高位のロキは負傷により不在」という事で。
 頭の固い連中を上手く言い包めたイズニアは「水神討伐&王女救出の為に、ルシス王国から将軍を担ぎ上げる計画」を実行に移す為。まずは足元である「グラレア議員評議会」のカメリア議員代表のトコに「水神討伐計画書」を携えて訪問。
 その「水神討伐計画書」の雑な内容に、以前から軍部&政府首脳部に不信感を募らせていたカメリアは、クーデターを計画・・・するも、彼女にとって一番の懸念は「帝国宰相が何を企んでいるか?」だった。
 と言うのも、敏腕女性政治家として数々の修羅場を潜り抜けて来た彼女をもってしても、掴みどころが無く飄々とした態度で煙に巻く・・・そのクセ全く隙を見せない「帝国宰相(=イズニア)」は、迂闊に敵対したくはない&正面衝突は避けたい相手だったから。

 今回の件に関しても「水神討伐、及び、軍施設区域の防衛の為。グラレア居住区の防衛・避難誘導に、帝国兵を配備する事は出来ない」という内容は、「帝国がグラレア居住区&帝国民の安全保障義務を放棄した」という事なので、クーデターを決起&正当化する理由としては通りが良いし。
 また平時に「グラレア議員評議会・カメリア議員代表が、多くの私兵を集めている」となると政府首脳部から目を付けられてしまうけど。「水神討伐計画書=帝国兵を配備する事は出来ない」のなら、「カメリア自らが私兵を集めているのは、居住区の防衛・避難誘導の為」という正統な理由を与える事になるので、彼女が私兵を集める口実としても都合が良い。
 しかも「ロキとイリスの婚礼」を機に、アコルド帝国領の海上封鎖が解除され(多分コレもイズニアが噛んでる)。街の酒場には他国から流れて来た「腕に自信のある人間」が、活躍の場と雇い主を求めて屯している・・・という、お誂え向きの状況。

 要するにイズニアから提示された「水神討伐計画書」は、カメリアにとってあまりに都合が良過ぎる=だからこそカメリアは「帝国宰相の真意」を図りかねていた。だってこれでは「クーデター起こすなら、絶好の機会でしょ?」って、言われているようなモノだから。
 今まで帝国宰相としてイドラ皇帝を支えてきたイズニアが、そのような計画書を持って来る・・・その真意・目的は、どこにあるのか?
 これが分からない以上、いくらうまい話を持ち掛けられても、カメリアはホイホイと飛び付く事は出来ない訳です。

 で、去り際に口頭で「ルシス王国からの客人の、滞在期間中に寝泊まりする場所の提供(知事公邸)」を依頼される訳ですが・・・これは勿論、レイヴスの事なんですけど。この時点ではまだ先方に話を通していないので、具体的な名前は伏せられています。その上で、
「そうそう・・・ルシスからの客人なんだけど。
 寝泊まりする場所、此処(=知事公邸)でお願いできないかな?
 この前まで戦争してた国の人間だからね。
 向こう(=軍施設)で、面倒事に巻き込まれても気の毒だし?」
「この前まで戦争してた国の人間を、知事公邸で預かれと?
 それこそ面倒事になりそうだけど、
 何かあった時には、宰相が責任を負ってくれるのかしら?」
「そんなに警戒しないで、仲良くしてあげてよ。
 前のルシスの王様とは、懇意にしてたんでしょ?
 昔話の一つでもしてあげたら、彼も喜ぶんじゃないかな?」
 カメリアがこの時点で「ルシスからの客人=レイヴス」と特定しているかですが・・・コレに関しては、どっちでも良いかな、と。ルシス王国・上層部の規模感が分からない&カメリアとレギスの関係もよく分からないので。
 ただ「宰相が責任を負ってくれるのか」とカマを掛けても、イズニアが撤回したり動揺を見せたりしなかった事から、カメリアは「その人間自体は問題を起こすような人物では無い」と判断。だから、
「分かったわ。
 但し、此処への往来には兵を付けてちょうだい。
 いくら手薄でも、それ位は出来るでしょ?」
 レイヴスが軍施設と知事公邸を行き来する時には、帝国兵を護衛&監視として付けるよう依頼。
 「何の為の護衛&監視?」って感じですが・・・カメリアの立場からすれば「その人間自体は問題を起こすような人物では無い」としても、彼が「長年に渡り戦争してた国の人間」である以上、「彼に対して悪感情を持つ民間人が居る可能性」を無視する事は出来ない⇒そういった民間人とのトラブルを未然回避&仲裁係として、帝国兵を護衛に付けておきたかったから。
 クーデターを目論むカメリアとしては「グラレア議員評議会が、元敵国の将を匿っている」「ルシスの中枢と通じているのではないか?」というような、ネガティブなイメージを持たれる事は避けたい⇒だから民間人へのポーズとして、レイヴスに監視を付ける事で「あくまでも一定の緊張感を保った関係」をアピールする必要があったし。
 実際にトラブルが起こった時に評議会側の人間が仲裁に入って、反ルシス派の民間人に「評議会はルシスの肩を持つのか?!」なんて騒がれても困るので。レイヴスと評議会の間に帝国兵を挟む事で、レイヴス(=ルシス)へのヘイトを、帝国兵(=帝国)に受け持たせたい・・・という狙いがあった。
 後は「此処への往来には」ってのは、「居住区に兵を回せない程、余裕が無くても・・・」って嫌味なのと同時に、四六時中見張りを付けられてはレイヴスと密談出来ないから。決して帝国に遠慮してではなく、そこはちゃんと自分の都合でモノを言ってる。 

 何て言うか・・・七瀬の頭の中では、この二人の関係って「(女)狐と狸の化かし合い」って言葉がピッタリくると思っていて。
 って事は「化かし合い」が成立する為には、お互いのレベルが同等でないとダメじゃないですか。片方がおバカで片方が賢かったら、普通に騙されて終わるんだから。
 つまりこの二人は「お互いがお互いに、高次元のレベルで相手を理解していた関係」・・・というか。
 何なら、普通が通用しないイズニアの事を、一番理解していたのはカメリアだったし。
 普通がちょっとズレてるイズニアが、一番評価していたのもカメリアだったんじゃないかなって。
 勿論それは友好的な関係からでは無くて、「こうしたら相手はどうするか?」「思うように動かすにはどうすればイイか?」って、腹の探り合いの積み重ねだと思いますけど。
 結果として、この「帝都決戦」という一連のイベントを成功させる為のパートナーとしてイズニアさんが選んだのがカメリアだった・・・そういうイメージで見ています。

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