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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 23》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【ノクトが水神のお眼鏡に適わなかった理由】
 【レイヴスに対して演出家の要求がキツ過ぎる件】
 【本来の『奥義・黄泉送り』とは?】
 【人には理解出来ない、イズニアさんの優しさ?】




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【ノクトが水神のお眼鏡に適わなかった理由】
 では水神の設定が定まったトコで、やっと「水神イベント」を最初から順を追ってまとめます(全然、巻きじゃない)。

 まずは「何故、水神はノクトを問答無用でボコボコにしたのか?」ですが・・・これは純粋に「ノクトの事が、気にくわなかったから」かな。
 と書くと【FF15】の「水神イベント」に近いイメージになってしまいますが、そうじゃない。だってこの水神は「イリスに同情して匿ってあげる、心優しい女性の心を持った神様」なので、人間だからと言って一方的に格下と見たり、敵対してくるような神様では無い筈。

 これは実際にその通りの筈で。
 だって今回の二次創作では、水神は過去に帝国軍に自身の神殿を荒らされた&拘束されそうになったにも関わらず。以降、人間達は勿論、帝国軍に対してすら報復処置を行っていない。
 確かに、傷を癒す為に眠りに就いていた可能性も有るけど・・・七瀬自身としては、ここまで立てた設定を思えば「水神は、人間達に対して無暗に敵対するような気性の荒い神様ではない」と見ています。
 勿論、異論はあると思いますが・・・これは七瀬が考えている二次創作なので、そういう前提となります。ご了承ください。

 じゃあ、そんな心優しい筈の水神なのに、何でノクトの事が気にくわなかったのかと言うと「ノクトがイリスを守る者として、頼りないから」です。つまり水神は、
「ルシス王国の王というのなら、王らしい資質と力を示せ!」
 と、言っているのではなくて、
「自国の王女も守れずして、何が王か?!
 そんな不甲斐ない人間に、イリスを返すつもりもない!」
 と、怒っている訳です。
 どっかの誰かさんも同じ様な事を言っていた気がしますが・・・まぁ、やっぱり王女は守るべき存在であって欲しいので(最近はそういう風潮でも無いけど)。
 
 要するに、今回のイリスの問題って「ルシスの王」という力がなければ解決しないモノなので、解決手段として「ルシスの王」である事が必要なんだけど。
 別に水神は「イリスを助け守ってやれる力」を持っているのなら、「ルシスの王」でなくてもイイ=「ルシスの王」である事には拘っていない訳です。
 極端な話し・・・国も身分も何もかも捨てて、駆け落ちしてでも「イリスを助け守ってくれるなら、それでもイイ」くらいに考えてそう。ロ~~~マンティックだね、お姉様。
 だから水神は女性として、ノクトが「王として頼りない」事ではなく、「イリスを守る力を持たない人間」である事を怒っている=「ルシス王国の王という立場ではなく、イリスを守れる人間かどうか?」に重点を置いて見た場合「ノクトがイリスを守る者として、頼りないから」怒っている・・・それだけの事。

 という事は・・・ノクトからしたら、とんだとばっちりな訳です。
 だってノクトはイリスには会った事も無いし、わざわざ帝都グラレアまで来たのもレイヴスの「イリス救出作戦」の援護の為だし、今ココに来たのも「水神が仲間になってくれたら助かる=見返りが大きい高難易度ミッションにチャレンジするゲーマー感覚」なだけで、自分自身が「イリスを守る&助ける」なんて事は、全く予定に入っていないミッションなんだから。
 仲間になって欲しいなと思って「アンタの助けが必要なんだ!」って言ったら、「イリスを守る者として頼りない!」って怒られるんだモン。しかも何を言われてるか分からない&一方的に門前払いって・・・何、この主人公に優しくないゲーム展開?
 
 でもまぁ・・・そうでもして、水神が重視しているのは「ルシス王国の王という立場ではなく、イリスを守れる人間かどうか?」って事にしておかないと、「ルシスの王ではないレイヴス」にイリスを返してくれなくなっちゃうので。
 ノクトには悪いけどゲーマー感覚では無く、そろそろ「王となる人間としての自覚」を持ってもらうキッカケになればイイな・・・って事にしておきます。

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【レイヴスに対して演出家の要求がキツ過ぎる件】
 で、レイヴスの到着ですが。イメージとしては到着後、直ぐに「ルーナが膝をつく⇒アーデンが現れる」の展開に持って行きたいので。ノクトが水神に吹っ飛ばされると同時位に、若干弱った状態で到着して頂きたい(注文が細かい)。
 理想を言えば、今回のレイヴスは「長年に渡る近親婚の影響で、生来無理が出来ない体」って設定なので、純粋に「ここまでの道中の戦い(イグニスとの共闘部分)で、体力的に無理をしてる」って意味で、片膝付いちゃう位に弱ってくれてるのが理想。
 更に欲を言えば、あの白い礼服も汚さずキレイなままで来て欲しい。その方が水神との絡みが様になる&刺された時の血の赤が映えるから。

 実際、今のレイヴスは帝国軍を率いる将軍なので「イグニスと共闘していた事がバレてなければ、この場に敵対する勢力は無い筈」だし。「バレていたとしてもレイヴスを攻撃対象にするには、更に上の権限を持つ人間の指示を仰ぐ必要がある」ので、追手を差し向けられるまで、それなりに時間は稼げている筈。
 だから状況的にも今後の展開的にも、追手を掻い潜って満身創痍ってレベルまでボロボロになってもらう必要は無い訳です。

 という訳で。水神はレイヴスではなくノクトが呼び寄せた為、彼が祭壇に辿り着いた時には、既にノクトvs水神バトル(前半戦)の直後という事になります。
 で、体力消耗状態で片膝付いて呼吸を整えてるトコに、悠々とイズニア登場。
 レイヴスには気の毒ですが、本編同様「指輪 出しなよ」の展開から、流れるように短剣で刺されてもらいます。
 目的地に到着早々で「えぇ、もう?!」って感じですが・・・イズニアさんは「あの子、早く来ないかなぁ」って思いながら待ってたと思うので、テンポとしてはこんなモンかと。

 で、ここのイベントは以前旧約 21にも書いたように、
 ルーナの場合は「今現在ルーナが所持&ルーナがノクトに渡すので、アーデンには渡さない」という展開で良かったんだけど。
 レイヴスの場合は「既に持っていない&レイヴスがイグニスに託した後なので、イズニアの手には渡らない」って展開の方がイイんじゃないかと思って。
 というイメージに寄せて行きます。
 まずは前提として【FF15】のアーデンは「『光耀の指輪』をノクトに持たせる為」に、指輪をルーナから奪おうとしたんだけど。
 今回の二次創作のイズニアは「自分が『光耀の指輪』を手に入れる事を、目的の一つとしている」ので、そもそもルーナの場合とは目的が一致しない=同じように進める訳にはいかない。
 そうなって来ると、イズニアは「レイヴスに『光耀の指輪』をノクトに渡して欲しい訳では無い」ので、ただセリフの言い回しを変えるのではなく、内容・ニュアンスを変える必要が出て来る訳で。

 じゃあ、どういう風に変更するかというと、
①「指輪 出しなよ
②「じゃあ いいや 君が渡しなさい
  ⇒「言っとくけどコレは 本気だから」
③「クリスタルも取り戻すよう言って?
  ⇒「クリスタルの力も 解放して」
④「早く来いよ 『ノクティス様』
  ⇒「早く起きなよ 『ノクティス様』」
⑤「指輪は わたしが 王に届けます
  ⇒「指輪もクリスタルも 貴様に渡すものなど 何一つ無い」
 ・・・う~ん、こんなニュアンスかなぁ?あくまでもニュアンスって事で。

 ①は【FF15】そのままですが。
 ②は、イズニアってここまでレイヴスに対しても飄々としたというか・・・掴みどころのない対応をしていたと思うんですね。味方のように振る舞ったり、胡散臭い程に親切だったりと、本気なのか揶揄っているのか何を企んでいるのか・・・全く真意が掴めない。
 しかもこれが「ここ最近」じゃなくて、イリスを人質にとられた「7年前」からだからね。よくレイヴスは篭絡されなかったと思うよ(プロンプトなら速攻落ちてそう)。
 と言っても、レイヴスがイリスに会いに行くのは月一程度&イズニアはグラレアに居ない事も多そうなので、毎月律儀に顔を合わせていた訳では無いだろうけど。「レイヴス21歳」の頃からの付き合いって考えると・・・ある意味、感覚がマヒしてても仕方がなくないかな?
 だから今も真意を掴みかねるレイヴスに対して、「指輪 出しなよ」って言葉はいい加減な気持ちで言っているのではなく、「今までとは違う行動=刺す(危害を与える)」事で、「今までと違って、コレ(=指輪が欲しい)は本気」だと分からせようとした。
 まだ理由は書きませんが、七瀬は「イズニアは本気の本気で『光耀の指輪』を手に入れたい筈」と、思っているので(入手⇒目的達成後、ノクトに渡すって余地はあるかもしれないけど)。
 危険思考過ぎて「いや、そんな事で刺す?」って感じですが・・・逆に考えれば「刺す=本気という意思表示をしてでも欲しい」って事にしておきます、今は。

 で、③ですが。そこまで指輪に固執するなら「早く渡した方が 良いと思うけど?」みたいに、「指輪を渡せ」って方向性にガン振りしてもイイんですが・・・そうするとレイヴスの⑤が全然思い浮かばなくて。そんなこと言われても、指輪もう持ってないんだもんなぁ。何て言い返せばイイのか?
 という訳で⑤を優先して、「クリスタルの力も 解放して」の意味は分からないけど、イズニアさんには、そう言ってもらう事にしておきます。これはもうその場のノリなので、深くは突っ込まない。
 今回の神凪は、六神よりもクリスタル信仰の方に振ってるので。神凪のレイヴスはクリスタルに対して、イズニアが期待する何かしらのアクションを起こせるんでしょう・・・多分(自信は無い)。一先ず今の時点では「『クリスタル』って言葉を言ってくれればイイ」程度の話で置いておきます。

 次の④は、この後の展開を考えると、ノクトに起きててもらわなきゃならないんで。
「早く起きなよ 『ノクティス様』
 起きてくれないと、先に進めないでしょ」
 って、進行&演出的な意味。
 相変わらず自分の計画通りに進めたいイズニアさんなので。他の演者さん(=ノクト役のノクティス様)が筋書き通りにやってくれないとイライラするんかな・・・演技指導が厳しい演出家みたい。

 そこまでして優先した⑤「指輪もクリスタルも 貴様に渡すものなど 何一つ無い」ですが。
 レイヴスって、そりゃ指輪もクリスタルもイズニアには渡したくないだろうけど。今、彼が一番渡したくないモノって「ルシス王国の王女・イリス」だと思うんですね。今を逃したらアコルド帝国に嫁入りしちゃうんだから。
 でもレイヴスはイリスの事を言われてもないのに「王女は渡さない」的な事は、言わないだろうと思って。
 何て言うか。彼のキャラを考えたら、ちょっと先走り過ぎって言うか。そんな必死さが滲み出てるレイヴスは嫌だなぁ・・・って。どうせなら言葉にはせずに、心の内に秘めておいて欲しい。
 だから「指輪もクリスタルも」って挙げた上で、更に「何一つ無い」って続ける事で、言外に「勿論、王女も渡さない」って意味を持たせられれば・・・レイヴスらしくて良くないかなって。

 いや、レイヴスには幸せになって欲しいんですけども・・・「幸せになって欲しい」ってキャラへの想いと、「物語としての演出を優先した場合」のキャラへの要求って、必ずしも一致しないので。
 だからレイヴスは、どんどん不幸になって行くんだろうな、と。
 何て言うか・・・レイヴスを見てると「損な役回りの、優等生の子供」を見てる気持ちになる。
 ちゃんと自分の要求とか想いを言わせてもらえないから、周囲の勝手な解釈&都合で、色々な不都合がどんどん流れ込んで来る。
 でも根が真面目&そんな状況でも何とか出来るだけのポテンシャルがあるばっかりに、押し付けられた役割を頑張って熟しちゃう&「嫌だ」とか「違う」って、ちゃんと言えてれば事態は変わってたかもしれないのにって・・・まぁ、全部自分の自作自演な訳ですが。

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【本来の『奥義・黄泉送り』とは?】
 そうなって来ると、その後。
 本来ルーナがアーデンの腕に手を添えて「闇から遣わされた者たちは ようやく安らかに眠れますね」と言っている部分が、どうなるかですが・・・結論から言えば、

 レイヴスは『異界送り【FF10】』と似た力を持つ『奥義・黄泉送り』で、
 『死人【FF10】』に近い存在のイズニアを、
 「黄泉(=魂が行き着く世界)」へ、送ろうとした。

 いや、まぁ・・・「は?何の話してんの?」ってのが、正しい反応だと思います。
 七瀬は【FF15】の『奥義・黄泉送り』の攻撃モーションが、どんなかは知らないんですけど(知らないからこそ、いつも適当な事を書いてます)。
 最近始めた【FFRK】の『奥義・黄泉送り』の攻撃モーションを見る限り、ガンガンに攻撃技(雷&闇属性)=物理的に「あの世に送る技」になっているので。優雅に舞ってたユウナの『異界送り』とは似ても似つかない。

 でも、ユウナ=レイヴスではなく、ユウナ=ルーナ⇒レイヴスってルーナを噛ませた場合、元々七瀬は、ユウナとルーナってキャラの立ち位置が似てると思っているので、

 本来『奥義・黄泉送り』というのは、
 寄生虫に侵されシガイ化してしまったモノの魂を、
 神凪が「黄泉(=魂が行き着く世界)」へと送る為の儀式だった。

 っていうルーツがあってもイイんじゃないかと思っていて。
 要は、治療ではどうしようもない=完全にシガイ化してしまったモノの魂を「黄泉(=魂が行き着く世界)」へ送る事で救済する、神凪の一族に伝わる究極奥義・・・みたいな。
 だから本来の『奥義・黄泉送り』っていうのはレイヴスの攻撃技ではなくて、神凪の儀式の一つなのでルーナも扱える力だし。今回の二次創作での神凪はレイヴスなので、勿論レイヴスも扱える力。
 だからルーナはアーデンを、レイヴスはイズニアを。
 死ぬ事が出来ない存在の彼らを、その力で「黄泉(=魂が行き着く世界)」へ送ろうとした。

 そう考えれば。神凪の手が添えられた腕から、幻光虫の様な光が舞っている時。
 彼がいつもとは違う表情を見せたのは、少なからず「安らかな眠りという、物語の終わり」に心惹かれるモノがあったから。
 でも自身が成すべき目的・使命が頭を過り、我に返った彼は神凪を「唯一、自分を送る事が出来る人間の手」を、自ら拒み振り払った。
 そのまま身を委ねてしまえば、安らかに眠れたかもしれないのに・・・血と闇にまみれた己の道を行く事を選んだ。
 前後と切り離してあのワンカットだけを切り取れば、そういう風にも見えるなって。

 だからルーナ⇒レイヴスに置き換えた今回の二次創作の場合も、大体の部分に関してはそのまま置き換えたので良いと思うのですが。レイヴスがイズニアの魂を送ろうとした「動機」に関しては、ちょっと違うと思っていて。
 これはルーナの場合もですが、「指輪もクリスタルも 貴様に渡すものなど 何一つ無い」の部分は、呟くように言った&周囲の騒音に紛れてイズニアに聞こえていなかった⇒だから促す為に強引に顎を掴んだ⇒この後、黄泉送りされそうになる・・・ってイメージなんですけど。
 この時のイズニアの「手」の動きが、ずっと気になってて。
 普通、顎を掴んでいた手を離すのなら、そのまま手を下ろすので良さそうなモノを。わざわざ掌を上に開いて、手を差し出すような形にしてるのは何でかなって。
 そこを突き詰めて行くと、イズニアがレイヴスの顎を掴む⇒レイヴスが右手を持ち上げる⇒イズニアはレイヴスが「指輪 出しなよ」って要求に応じたと思って、指輪を受け取る為に手を開いた⇒実はそうではなくて、レイヴスは『奥義・黄泉送り』によりイズニアを送ろうとしていた。
 要は「指輪もクリスタルも 貴様に渡すものなど 何一つ無い」って言葉の裏にある真意が「今ここで、貴様を黄泉に送るから(=だから渡さない・渡らない)」だったって事なので。
 同じ『奥義・黄泉送り』でも、若干の同情とか哀れみが滲むルーナの場合とは違って、レイヴスの場合は普通に殺意高めな気はします。

 まぁ「腐女子・女性受け」を狙うにしても、この二人はギャグとかほのぼの路線でもない限り、どう転んでも甘い関係にはならないと思うので。それ位、殺伐としてても良いんじゃないかと思ってます。
 何て言うか・・・精々「相手の命を摘み取る時」&「相手に命を狩られる時」位しか、お互い相手の事なんか見て無さそう。

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【人には理解出来ない、イズニアさんの優しさ?】
 最期に一つ補足しておくと、このイズニアの「短剣で刺す」という行為ですが。
 ルーナの場合は、あれが致命傷だったんだろうけど。
 今回のイズニアにしたら、レイヴスにはまだ死んでもらっては困るので、致命傷になる様な刺し方はしてないです・・・というか、あれは寧ろ「演出」の一つ。
 つまり、ルーナの場合は「刺した後、横に引いている」ので、致命傷になった。
 でも、レイヴスの場合は「切っ先を当てた後、横に引いている」ので、実は「刺す」というより「切傷」=あの礼服の生地+下に着込んでいる分の厚みを考えると、それなりに力は掛かっていているだろうけど、傷の具合という意味では軽傷・・・というイメージ。

 先にも書きましたが、この二人って付き合いだけで言えば長い訳です・・・付き合いの内容に関しては濃いとも薄いとも、何とも言い難いトコですが。
 つまりレイヴスが21歳の頃から7年も観察してきたイズニアさんは「レイヴスは苦境にあっても無理をする性格」というのを、イメージではなく事実として知ってる。
 だってレイヴスは大事なお姫様奪われても、7年も我慢して来たんだもん。イズニアさんにしたら「そんなに大事なら、奪い返せばイイのに」って思ってそう・・・渡すかと言えば、勿論渡さないんだろうけど。

 だから今の状況でも、レイヴスは放っておいたら一人で無理を重ねてしまう・・・そう思ったイズニアさんは、レイヴスの腹を切る事で「あの白い礼服に血が滲んでいる」=「誰の目から見てもレイヴスが怪我を負っていると一目瞭然」⇒「レイヴスが言えなくても、周囲が気が付いて気遣ってくれる」という状況を準備してあげた・・・って事。
 尤も、この状況を準備したのは、自分の都合優先だと思います。
 この後の展開を考えると「イリスと再会&脱出」「ノクト達と接触」など、誰かしらに会う機会がある訳ですが。その度に、
「怪我は無い?」
「大丈夫です・・・ッ」
「レイヴス?!やっぱり、どこか怪我してるの?」
 なんて、ダラダラ遣り取りしてもらうのが嫌なんじゃないかな?
 どうせレイヴスは大丈夫じゃなくても「大丈夫」しか言わないし・・・余計な尺も食うし。
 だから演出の一つとして「見ただけで、分かるようにしておいてあげるよ」的な、考え方。

 ・・・そんな理由で、人の腹を切るなって感じですが(ケチャップで代用したげてよ)。
 つまりは「イズニアさんの優しさ」ってのは、「見ただけで、分かるようにしておいてあげるよ」の方では無く(これは自分の都合なので)。
 この後、イリスを連れて逃げなきゃならないレイヴスの為に、必要以上に傷付けないよう「イイ感じに出血する程度に、上手に切ってあげる事」の方なんじゃないかなぁ。
 確かに結果として見たら、周囲が気遣ってくれる事で、レイヴスの体への負担は軽くなるのかもしれないけど・・・やっぱり、あまり一般的な考え方ではない気はします。
 そもそもそれが本当に「優しさ」なのかもアヤシイし・・・「イリスを連れて逃げなきゃならないレイヴスの為」って理由が先に立つなら、結局それもイズニアさんのシナリオの都合だろうから。

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