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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 19》
- 2023/09/22 (Fri) |
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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【「不老不死に近い体」の真相とは?】
【では「不老不死に近い体を、元に戻す研究」の真相は?】
【ロキが、コル将軍をライバル視していた理由】
《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
【「不老不死に近い体」の真相とは?】
【では「不老不死に近い体を、元に戻す研究」の真相は?】
【ロキが、コル将軍をライバル視していた理由】
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前回は「ロキに施された、シガイ研究の応用技術とはどんなモノだったのか?」を考えなきゃいけないと言いつつ、半分以上脱線しっぱなしの回でしたが・・・実はちゃんとポイントがあった事に、2日後読み直して気が付いた。
・・・という訳で、2日前の自分からバトンを受け取ります。
尚、今回の内容は「専務と課長のオフィスラブは有り得るのか?」⇒「いや、無理やろ」というノリだった前回からのバトンとは思えない程、違う意味で「メンタルに宜しくない内容」となっております。
メンタル弱い・・・というか。グロい話が苦手な方は、気分が盛り上がる楽しいBGMを掛けながら読んで頂く事を推奨します。
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【「不老不死に近い体」の真相とは?】
さて・・・前回の記事で、イズニアの帝国入国期間を短縮する為に「何で【FF15】では、34年も必要だったのか?」を考えた結果、34年のウチの20年は「ノクト&プロンプトが20歳になるまでの年月」として、絶対必要だったんだろうな・・・ってトコに行き着いた訳ですが。
20年は20年でも、引っ掛かるのは「プロンプトの20年」の方。
【FF15】の場合。ヴァーサタイルのクローンとして生み出された試験管ベビーの一体が、何かよく分からんけどルシス王国の一般家庭の養子となって育てられたのがプロンプト・・・って事でしょ?
で、だとしたら今回の二次創作では「その20年は要らない」⇒だって「ノクト達は1000年先の未来から来た人」だから・・・ってなった訳ですが。
そうなると、勿体ないよね。あの大層なクローン製造機みたいなの。だって「プロンプトが1000年先の未来から来た人」だったら20年云々関係無く、あの機械とプロンプトは無縁になっちゃうから。
勿論、本来の用途を考えれば「プロンプトの誕生の秘密」から切り離して、ヴァーサタイルのクローンを作っていても不思議では無い・・・ってか、寧ろそっちがメインなんだから、作りたきゃ作ってたらイイと思うんだけど。
ついでにロキのクローンも、一体位作っといてくれないかなぁ・・・って(ついでに造るモンじゃない)。要するに、
①ロキはイズニアのシガイ研究の応用技術によって、不老不死に近い体になっていた。
②だとしたら、ロキに施されたシガイ研究の応用技術とはどんなモノだったのか?
③「不老不死に近い体」=「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による肉体の再形成)」
④「不老不死に近い体を、元に戻す研究」=「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による接合)」+「クローン技術」
ってイメージ。
例えば、水神との戦闘で「ロキは左腕を上腕部から失ってしまった」とします。尤も、シガイ研究に頼らなきゃならない程の致命傷っていうのなら、他にも大怪我を負っている可能性が高いですが・・・今はややこしくなるので「左腕」としておきます。
で、通常の医療ではどうしようもないという事になって、救う術を求めてイドラは研究機関へロキを運び込んだ。
という事は、まず最初にロキに施された③の処置は「既に結果が出ている研究」もしくは「その応用」で対処出来る範囲のモノでなければならない。だって研究機関側にすれば前もって準備していた訳じゃなくて、瀕死の重傷のロキが急に転がり込んできたって事なので。
じゃあ、その③の処置「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による肉体の再形成)」が何かという事ですが。
七瀬の中の『寄生虫』のイメージは、雑記 9を参考にして頂きたいのですが(ココに書くと長くなるので)。
ざっくり言えば「【FF15】でいう『寄生虫』とは、【FF10】でいう『幻光虫』が、あらゆる物質に寄生するように変異した、生命エネルギーの塊」と見ています。
つまり、物質に寄生するように変異したから『寄生虫』と言っているのであって、その本質は『幻光虫』=「生命エネルギーの塊」と変わらない。
だったら「【FF10】のティーダが、夢のザナルカンドの一部=多くの祈り子たちの思い出・記憶を元に生まれた『幻光虫』の集合体」だったのと同じ理屈が通る筈。
『寄生虫』の本質が『幻光虫』と同じなら、思い出や記憶を元(=設計図)にして、仮の肉体を形成する事も可能だと。
シガイ化と寄生虫の関係が切っても切れないモノだとすれば、研究機関は当然、寄生虫の研究はしていただろうから。
その過程で「寄生虫が体内に寄生した場合、宿主の体に馴染むよう変質する事」⇒「その事自体が、宿主に悪影響を及ぼすのではなく。キャパシティーオーバーによって拒絶反応&突然変異を起こす事がシガイ化に繋がる」という結論を得ていた。
だから、この寄生虫の特性を利用した「シガイ研究の応用技術」を用いれば、ロキが失った「左腕」部分を寄生虫によって再形成させる事も可能・・・そういう考えに至った。
とは言え、普通「自分の左腕の思い出や記憶」って言われても、ピンと来ない訳ですが・・・そこは所謂「自分が覚えている思い出や記憶」というレベルのモノとは違う次元の記憶として、体か脳か魂が覚えてるんじゃないかな?
実際に、病気・怪我などが原因で手足を切断する事になってしまった方の多くに現れる症状として『幻肢痛』って言うのがあるじゃないですか。失った筈の手足がまだあるかのように感じて、実際に痛みを感じる・・・って症状。
勿論、七瀬は詳しいメカニズムは分からないんですけど。それって「自分のどこかが、失った手足の事を覚えている」⇒「忘れられないからこそ、傷む手足が有るように感じる」って事じゃないかと思っていて。
だとしたらロキも、ロキ自身が「自分の左腕の思い出や記憶」なんてモノを意識して持っていなくても、「ロキのどこかが、自分の左腕の思い出や記憶」を持ち続けている。
だからそれを「設計図」として、生命エネルギー体である寄生虫を「材料」として、失った左腕を再形成する事が出来た。
でもこれって、本来はそんなホイホイ簡単に出来る事では無い訳です。
だって『寄生虫』にしても『幻光虫』にしても、濃度の濃さこそあれ「大気中に浮遊している生命エネルギー体」なので。
誰でも「思い出や記憶」を設計図する事が出来れば、大気中の『寄生虫』or『幻光虫』を材料にして、思い描くモノを実体化出来る・・・ってなると、世界は滅茶苦茶になっちゃう。だってそれはもう、神の所業だから。
だからその力は「神に由来する力を持つ者=ルシス王家の人間」にしか、扱う事が許されていない・・・というのが、この世界の理。
つまり普通の人間には、そこまで膨大な生命エネルギー体を扱うだけのキャパシティーがないので、いくら「思い出や記憶」があっても、生命エネルギー体から物質を生み出す事は出来ない仕組みになってるし。
だからこそ『ファントムソード』や『光耀の指輪』といった、恐らく「膨大な王家の思い出・記憶」を設計図にして、膨大な量の生命エネルギー体から形成されているモノを、普通の人間は扱う事が出来ない=生命エネルギー体のキャパシティーオーバーに自身の体が耐えられないから。
でも研究機関は、その神の領域に手を掛けた⇒人為的にそれを可能としたという事。
今回の二次創作ではイズニアが「ルシス王家の人間」かと言うと、そこは今の段階では黙秘したいトコではあるんですが・・・まぁ、研究機関も「魔導兵の量産体制」を目指していたなら、イズニアの手を借りなくても量産できる事を最終目的としていた筈だと思うので。
研究機関という組織があって、設備があって、そしてイズニアなりヴァーサタイルが居たからこそ、ロキは「失った左腕」を取り戻す事が出来た。
失っても「自分のどこかが覚えている、思い出や記憶」を設計図に、『寄生虫(=生命エネルギー体)』で再形成する事が出来るなら、老いる事も死ぬ事も無い。これが今回の二次創作でいう「不老不死に近い体」の真相。
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【では「不老不死に近い体を、元に戻す研究」の真相は?】
でもこれってイドラが、④「不老不死に近い体を、元に戻す研究」をイズニアに指示した通り、最終着地点ではない訳です。
どうしてかっていうと「左腕一本分の寄生虫」は、実体として安定しない&寄生虫のキャパシティーオーバーを考えた場合、ロキの体に対する割合が高過ぎる・・・という事。
まぁ、これって感覚的なモノでしかないんですけど。やっぱり『寄生虫(=生命エネルギー体)』なんてフワッとしたモノを材料&「思い出や記憶」なんて掴みどころのないモノを設計図にしている時点で、安定感に欠けるイメージがあって。
それが「左腕一本分」なんて結構な割合になってくると、何かの拍子・・・つまり「思い出や記憶」が維持出来なくなった時に、その形(=実体)を維持出来なくなるんじゃないかなぁって。例えるなら【FF15】でアーデンが、シガイ化(?)した姿になってたヤツみたいな感じ。
そして失った「左腕一本分」を、寄生虫で補うのは体に対する割合が高い⇒キャパシティーオーバーによってロキ自身の体が拒絶反応&突然変異を起こし、結果シガイ化を進める事になってしまう。
だからここで、④「不老不死に近い体を、元に戻す研究」=「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による接合)」+「クローン技術」って話が出て来る訳です。
これは真面目に想像するとグロい話になってしまうんだけど。
ここまでで書いたように、失った「左腕一本分」を、寄生虫で補うのは安定性に欠ける&体に対する割合が高くキャパシティーオーバーによってシガイ化が進む可能性が有る・・・と言うのであれば、出来るだけ「寄生虫に依存する部分」を少なくしたいって話になる訳で。
じゃあ、どうすれば「寄生虫に依存する部分」を少なくする事が出来るかってなった時に、「クローン技術」との併用という考えに至った。
つまり使い物にならなくなった自分の「左腕」を切断し、自身のクローンから切断した「左腕」を接合する。
勿論、内臓移植じゃないんだから、普通に考えれば不可能です。いくら自分のクローンであっても切断した「左腕」を接合するなんて、皮膚から筋肉から神経から何から何まで上手くくっ付く訳が無い。
だからそこに「シガイ研究の応用技術」=「切断面のみを、寄生虫で補い接合する」処置を施した。
自分のどこかが覚えている「切断面の先には左腕があったという思い出・記憶」から、自身のクローンから切断した「左腕」へと繋ぐ「接着剤」のような役目を、寄生虫で再形成した「仮の肉体」が果たすという訳。
分かりやすく言えば「ロキの本体(肉体)」+「思い出・記憶から作った、接着剤程度の腕(寄生虫)」+「クローンの左腕(肉体)」って感じ。これなら寄生させる寄生虫の量は「左腕一本分」よりも、全然少なくて済む=シガイ化のリスクを最小限まで減らす事が出来る。
また、そうした場合。【FF10】設定で言えば「幻光虫は元々、全てのモノに含まれている生命エネルギーの様な物」らしいので、「幻光虫が寄生するように変異したから寄生虫と呼んでいるだけ」で、その本質が変わらないのなら。
寄生虫(=幻光虫)を体内に取り込んでも、少量であればシガイ化のリスクは低いだけではなく。自身の肉体の自己再生力が勝れば、肉体の再生も可能⇒仮の肉体の材料となっていた寄生虫は体内に散らされる(=元々、体内に含まれる生命エネルギーの一種なのでキャパシティー内であれば無害)。もしくは「再生された肉体」に弾き出され、大気中に再放出される。
要は「寄生虫による切断面の接合」⇒「本来の自己再生力による肉体の再生」さえ完了してしまえば、寄生虫は体内に散らされるor大気中に再放出されるので、人体に対する悪影響はほとんど残らないという事になります。
だから応急処置として、一先ず今現在出来る③の処置をし。
そこからロキのクローンを造り、成長促進剤ダバダバ浸して代替えパーツとして使えるようになった時点で④の処置を行う。
ここまでを「イリスを保護下に置き、結婚相手を選ぶ」までに完了させていたのなら。
イズニアが「8~9年前にはシガイ研究の応用技術(③⇒④)により、不老不死に近い体」となっていたロキを、「7年前にイリスの結婚相手に選んだ」としても不思議では無いのかな、と。
う~ん、毎度の事ながら、首の皮一枚で繋がってる&綱渡り状態ですが・・・これならイズニアさんの計画を無駄にせず続けられそうかな?
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【ロキが、コル将軍をライバル視していた理由】
因みに【FF15】ではコル将軍を一方的にライバル視して、キュイラスで爆散したロキ准将ですが(一応、生きてはいるんだっけ?)。
今回の二次創作の場合で言えば、ロキがコル将軍をライバル視した理由は、彼が持つ『不死将軍』という肩書きに固執していた・・・って解釈になります。
だってロキは「『不死将軍』の肩書きは、自分の方が相応しい」って思ってそうじゃない?
多分だけど、ロキが④の「不老不死に近い体を、元に戻す研究」の処置を行ったのって、初回の1回だけでは無いと思っていて。
つまり④の処置技術があったから、ロキは戦場で到底不可能と思われるような戦い方をする事が出来た⇒その戦果により20代前半という若さで「帝国の軍部最高位(=将軍)」という地位まで上り詰めた。
だとしたら彼は「帝国皇子」という身分や、「親の七光り」だけで将軍位に就いていた訳では無かったって事か・・・。
得体の知れない「シガイ研究の応用技術」を利用したやり方が、褒められたモノかは考えんなんトコですけど。
前回は「ロキに施された、シガイ研究の応用技術とはどんなモノだったのか?」を考えなきゃいけないと言いつつ、半分以上脱線しっぱなしの回でしたが・・・実はちゃんとポイントがあった事に、2日後読み直して気が付いた。
・・・という訳で、2日前の自分からバトンを受け取ります。
尚、今回の内容は「専務と課長のオフィスラブは有り得るのか?」⇒「いや、無理やろ」というノリだった前回からのバトンとは思えない程、違う意味で「メンタルに宜しくない内容」となっております。
メンタル弱い・・・というか。グロい話が苦手な方は、気分が盛り上がる楽しいBGMを掛けながら読んで頂く事を推奨します。
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【「不老不死に近い体」の真相とは?】
さて・・・前回の記事で、イズニアの帝国入国期間を短縮する為に「何で【FF15】では、34年も必要だったのか?」を考えた結果、34年のウチの20年は「ノクト&プロンプトが20歳になるまでの年月」として、絶対必要だったんだろうな・・・ってトコに行き着いた訳ですが。
20年は20年でも、引っ掛かるのは「プロンプトの20年」の方。
【FF15】の場合。ヴァーサタイルのクローンとして生み出された試験管ベビーの一体が、何かよく分からんけどルシス王国の一般家庭の養子となって育てられたのがプロンプト・・・って事でしょ?
で、だとしたら今回の二次創作では「その20年は要らない」⇒だって「ノクト達は1000年先の未来から来た人」だから・・・ってなった訳ですが。
そうなると、勿体ないよね。あの大層なクローン製造機みたいなの。だって「プロンプトが1000年先の未来から来た人」だったら20年云々関係無く、あの機械とプロンプトは無縁になっちゃうから。
勿論、本来の用途を考えれば「プロンプトの誕生の秘密」から切り離して、ヴァーサタイルのクローンを作っていても不思議では無い・・・ってか、寧ろそっちがメインなんだから、作りたきゃ作ってたらイイと思うんだけど。
ついでにロキのクローンも、一体位作っといてくれないかなぁ・・・って(ついでに造るモンじゃない)。要するに、
①ロキはイズニアのシガイ研究の応用技術によって、不老不死に近い体になっていた。
②だとしたら、ロキに施されたシガイ研究の応用技術とはどんなモノだったのか?
③「不老不死に近い体」=「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による肉体の再形成)」
④「不老不死に近い体を、元に戻す研究」=「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による接合)」+「クローン技術」
ってイメージ。
例えば、水神との戦闘で「ロキは左腕を上腕部から失ってしまった」とします。尤も、シガイ研究に頼らなきゃならない程の致命傷っていうのなら、他にも大怪我を負っている可能性が高いですが・・・今はややこしくなるので「左腕」としておきます。
で、通常の医療ではどうしようもないという事になって、救う術を求めてイドラは研究機関へロキを運び込んだ。
という事は、まず最初にロキに施された③の処置は「既に結果が出ている研究」もしくは「その応用」で対処出来る範囲のモノでなければならない。だって研究機関側にすれば前もって準備していた訳じゃなくて、瀕死の重傷のロキが急に転がり込んできたって事なので。
じゃあ、その③の処置「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による肉体の再形成)」が何かという事ですが。
七瀬の中の『寄生虫』のイメージは、雑記 9を参考にして頂きたいのですが(ココに書くと長くなるので)。
ざっくり言えば「【FF15】でいう『寄生虫』とは、【FF10】でいう『幻光虫』が、あらゆる物質に寄生するように変異した、生命エネルギーの塊」と見ています。
つまり、物質に寄生するように変異したから『寄生虫』と言っているのであって、その本質は『幻光虫』=「生命エネルギーの塊」と変わらない。
だったら「【FF10】のティーダが、夢のザナルカンドの一部=多くの祈り子たちの思い出・記憶を元に生まれた『幻光虫』の集合体」だったのと同じ理屈が通る筈。
『寄生虫』の本質が『幻光虫』と同じなら、思い出や記憶を元(=設計図)にして、仮の肉体を形成する事も可能だと。
シガイ化と寄生虫の関係が切っても切れないモノだとすれば、研究機関は当然、寄生虫の研究はしていただろうから。
その過程で「寄生虫が体内に寄生した場合、宿主の体に馴染むよう変質する事」⇒「その事自体が、宿主に悪影響を及ぼすのではなく。キャパシティーオーバーによって拒絶反応&突然変異を起こす事がシガイ化に繋がる」という結論を得ていた。
だから、この寄生虫の特性を利用した「シガイ研究の応用技術」を用いれば、ロキが失った「左腕」部分を寄生虫によって再形成させる事も可能・・・そういう考えに至った。
とは言え、普通「自分の左腕の思い出や記憶」って言われても、ピンと来ない訳ですが・・・そこは所謂「自分が覚えている思い出や記憶」というレベルのモノとは違う次元の記憶として、体か脳か魂が覚えてるんじゃないかな?
実際に、病気・怪我などが原因で手足を切断する事になってしまった方の多くに現れる症状として『幻肢痛』って言うのがあるじゃないですか。失った筈の手足がまだあるかのように感じて、実際に痛みを感じる・・・って症状。
勿論、七瀬は詳しいメカニズムは分からないんですけど。それって「自分のどこかが、失った手足の事を覚えている」⇒「忘れられないからこそ、傷む手足が有るように感じる」って事じゃないかと思っていて。
だとしたらロキも、ロキ自身が「自分の左腕の思い出や記憶」なんてモノを意識して持っていなくても、「ロキのどこかが、自分の左腕の思い出や記憶」を持ち続けている。
だからそれを「設計図」として、生命エネルギー体である寄生虫を「材料」として、失った左腕を再形成する事が出来た。
でもこれって、本来はそんなホイホイ簡単に出来る事では無い訳です。
だって『寄生虫』にしても『幻光虫』にしても、濃度の濃さこそあれ「大気中に浮遊している生命エネルギー体」なので。
誰でも「思い出や記憶」を設計図する事が出来れば、大気中の『寄生虫』or『幻光虫』を材料にして、思い描くモノを実体化出来る・・・ってなると、世界は滅茶苦茶になっちゃう。だってそれはもう、神の所業だから。
だからその力は「神に由来する力を持つ者=ルシス王家の人間」にしか、扱う事が許されていない・・・というのが、この世界の理。
つまり普通の人間には、そこまで膨大な生命エネルギー体を扱うだけのキャパシティーがないので、いくら「思い出や記憶」があっても、生命エネルギー体から物質を生み出す事は出来ない仕組みになってるし。
だからこそ『ファントムソード』や『光耀の指輪』といった、恐らく「膨大な王家の思い出・記憶」を設計図にして、膨大な量の生命エネルギー体から形成されているモノを、普通の人間は扱う事が出来ない=生命エネルギー体のキャパシティーオーバーに自身の体が耐えられないから。
でも研究機関は、その神の領域に手を掛けた⇒人為的にそれを可能としたという事。
今回の二次創作ではイズニアが「ルシス王家の人間」かと言うと、そこは今の段階では黙秘したいトコではあるんですが・・・まぁ、研究機関も「魔導兵の量産体制」を目指していたなら、イズニアの手を借りなくても量産できる事を最終目的としていた筈だと思うので。
研究機関という組織があって、設備があって、そしてイズニアなりヴァーサタイルが居たからこそ、ロキは「失った左腕」を取り戻す事が出来た。
失っても「自分のどこかが覚えている、思い出や記憶」を設計図に、『寄生虫(=生命エネルギー体)』で再形成する事が出来るなら、老いる事も死ぬ事も無い。これが今回の二次創作でいう「不老不死に近い体」の真相。
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【では「不老不死に近い体を、元に戻す研究」の真相は?】
でもこれってイドラが、④「不老不死に近い体を、元に戻す研究」をイズニアに指示した通り、最終着地点ではない訳です。
どうしてかっていうと「左腕一本分の寄生虫」は、実体として安定しない&寄生虫のキャパシティーオーバーを考えた場合、ロキの体に対する割合が高過ぎる・・・という事。
まぁ、これって感覚的なモノでしかないんですけど。やっぱり『寄生虫(=生命エネルギー体)』なんてフワッとしたモノを材料&「思い出や記憶」なんて掴みどころのないモノを設計図にしている時点で、安定感に欠けるイメージがあって。
それが「左腕一本分」なんて結構な割合になってくると、何かの拍子・・・つまり「思い出や記憶」が維持出来なくなった時に、その形(=実体)を維持出来なくなるんじゃないかなぁって。例えるなら【FF15】でアーデンが、シガイ化(?)した姿になってたヤツみたいな感じ。
そして失った「左腕一本分」を、寄生虫で補うのは体に対する割合が高い⇒キャパシティーオーバーによってロキ自身の体が拒絶反応&突然変異を起こし、結果シガイ化を進める事になってしまう。
だからここで、④「不老不死に近い体を、元に戻す研究」=「シガイ研究の応用技術(=寄生虫による接合)」+「クローン技術」って話が出て来る訳です。
これは真面目に想像するとグロい話になってしまうんだけど。
ここまでで書いたように、失った「左腕一本分」を、寄生虫で補うのは安定性に欠ける&体に対する割合が高くキャパシティーオーバーによってシガイ化が進む可能性が有る・・・と言うのであれば、出来るだけ「寄生虫に依存する部分」を少なくしたいって話になる訳で。
じゃあ、どうすれば「寄生虫に依存する部分」を少なくする事が出来るかってなった時に、「クローン技術」との併用という考えに至った。
つまり使い物にならなくなった自分の「左腕」を切断し、自身のクローンから切断した「左腕」を接合する。
勿論、内臓移植じゃないんだから、普通に考えれば不可能です。いくら自分のクローンであっても切断した「左腕」を接合するなんて、皮膚から筋肉から神経から何から何まで上手くくっ付く訳が無い。
だからそこに「シガイ研究の応用技術」=「切断面のみを、寄生虫で補い接合する」処置を施した。
自分のどこかが覚えている「切断面の先には左腕があったという思い出・記憶」から、自身のクローンから切断した「左腕」へと繋ぐ「接着剤」のような役目を、寄生虫で再形成した「仮の肉体」が果たすという訳。
分かりやすく言えば「ロキの本体(肉体)」+「思い出・記憶から作った、接着剤程度の腕(寄生虫)」+「クローンの左腕(肉体)」って感じ。これなら寄生させる寄生虫の量は「左腕一本分」よりも、全然少なくて済む=シガイ化のリスクを最小限まで減らす事が出来る。
また、そうした場合。【FF10】設定で言えば「幻光虫は元々、全てのモノに含まれている生命エネルギーの様な物」らしいので、「幻光虫が寄生するように変異したから寄生虫と呼んでいるだけ」で、その本質が変わらないのなら。
寄生虫(=幻光虫)を体内に取り込んでも、少量であればシガイ化のリスクは低いだけではなく。自身の肉体の自己再生力が勝れば、肉体の再生も可能⇒仮の肉体の材料となっていた寄生虫は体内に散らされる(=元々、体内に含まれる生命エネルギーの一種なのでキャパシティー内であれば無害)。もしくは「再生された肉体」に弾き出され、大気中に再放出される。
要は「寄生虫による切断面の接合」⇒「本来の自己再生力による肉体の再生」さえ完了してしまえば、寄生虫は体内に散らされるor大気中に再放出されるので、人体に対する悪影響はほとんど残らないという事になります。
だから応急処置として、一先ず今現在出来る③の処置をし。
そこからロキのクローンを造り、成長促進剤ダバダバ浸して代替えパーツとして使えるようになった時点で④の処置を行う。
ここまでを「イリスを保護下に置き、結婚相手を選ぶ」までに完了させていたのなら。
イズニアが「8~9年前にはシガイ研究の応用技術(③⇒④)により、不老不死に近い体」となっていたロキを、「7年前にイリスの結婚相手に選んだ」としても不思議では無いのかな、と。
う~ん、毎度の事ながら、首の皮一枚で繋がってる&綱渡り状態ですが・・・これならイズニアさんの計画を無駄にせず続けられそうかな?
■□■□■□■□■□■□■□■□
【ロキが、コル将軍をライバル視していた理由】
因みに【FF15】ではコル将軍を一方的にライバル視して、キュイラスで爆散したロキ准将ですが(一応、生きてはいるんだっけ?)。
今回の二次創作の場合で言えば、ロキがコル将軍をライバル視した理由は、彼が持つ『不死将軍』という肩書きに固執していた・・・って解釈になります。
だってロキは「『不死将軍』の肩書きは、自分の方が相応しい」って思ってそうじゃない?
多分だけど、ロキが④の「不老不死に近い体を、元に戻す研究」の処置を行ったのって、初回の1回だけでは無いと思っていて。
つまり④の処置技術があったから、ロキは戦場で到底不可能と思われるような戦い方をする事が出来た⇒その戦果により20代前半という若さで「帝国の軍部最高位(=将軍)」という地位まで上り詰めた。
だとしたら彼は「帝国皇子」という身分や、「親の七光り」だけで将軍位に就いていた訳では無かったって事か・・・。
得体の知れない「シガイ研究の応用技術」を利用したやり方が、褒められたモノかは考えんなんトコですけど。
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