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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 15》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【何故、レイヴスが帝国軍を率いる事になったのか?】
 【適当なことを言う、食わせものな女・・・とは誰なのか?】
 【時間と使えるモノはフル活用します】
 【「神話に詳しいイズニア」は、何を知っているのか?】




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 ここから先の展開を考える為に「帝都グラレアで何が起きているのか?」を押さえておきたい訳ですが・・・これは敵サイドの事情なので、主人公側から見ていても掴みようがない。
 という訳で、イズニアとレイヴス・・・つまり一番係わりが深いと思われる、当事者2人のセリフから推測します。

《オルティシエ ジュレイル広場》
①「花嫁姿 見られなくて残念だったな」
②「水神討伐の準備 ずいぶんと慎重だったね
  軍 動かすの 結構タイヘン?」
③「いらん心配だ」
④「まあ異国出身の人間なんて って
  アタマ固いのもいるからね」
⑤「ルナフレーナ様には会えた」
⑥「いや」
⑦「あの女も食わせもんだな
  適当なこと言って」
⑧「なんにせよお兄様としては
  討伐を急ぎたいだろうけど」
⑨「オレ 神話に詳しくてね」

 以上が【FF15】でのセリフを抜き出したモノになりますが。
 ここのイズニアの会話って、話しがアッチ行ったりコッチ行ったりというか・・・本来、別の筈のルーナの話と、水神討伐の為の話がごっちゃになってる感じがして、どう解釈してイイか分からない。
 という訳で。ここから先は、あくまでも「今回の二次創作」での解釈となります。

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【何故、レイヴスが帝国軍を率いる事になったのか?】
 ①「花嫁姿 見られなくて残念だったな」は、素直に「結婚式が予定通りに執り行われなかった」=「結婚式が中止or延期になった」と、解釈します。
 因みにイズニアさんは本気で「レイヴスはイリスの花嫁姿が見られなくて残念って思ってる」って思ってそうです。・・・他人の心、読むの苦手そうだから。

 でもこの①・・・実は「今回の二次創作では、明確な理由が無い」んです。
 【FF15】の場合、ルシス王国・王都陥落後のラジオ放送でノクト&ルーナの死亡情報が流れていたり、そもそも和平の象徴であった筈がこんな状況(帝国軍の攻撃により王都陥落&レギス死亡)になっているので、結婚式が中止になっても仕方がない。

 まぁ、情報統制されている可能性が有るのなら、帝国領内で「ルシス王国・王都陥落の事実」が、どう伝わっているかは分かりませんが。

 けど「今回の二次創作」の場合。帝国側が「亡国の姫となったイリスを娶る」という事は、逆にこれからの二国間の繋がりを強調出来る⇒「帝国に嫁いだイリスの為にも、ルシス王国の復興に力を貸す(=とは言っても属国扱い)」という名目が出来る訳です。
 尚、これは同じ政略結婚でも、ノクトとルーナの場合では多分そうはならない・・・だって戦勝国側のルーナが敗戦国側に嫁ぐ事になるので。
 ルーナが帝国民に愛されているのなら、ルシス王国に嫁がせる事自体に反対するだろうし。
 逆に、言ってもテネブラエ(=属国)の人間なので、そこまで思い入れが無いのなら。他国に嫁に行ったルーナの為に、国を挙げて支援しようとかどうこうとはならない。
 だからこれは、イリスが敗戦国側で、戦勝国側に嫁に行くからこその展開。

 そしてルシス王国側にすれば「王女・イリスが人質ではなく、公に嫁入り=帝国の人間になる」のなら、帝国に敵対する事は出来なくなってしまう。
 だって人質だった頃は、イリスの存在は帝国民には知られていなかった。
 でも「公に嫁入り」という事は、イリスの存在が帝国民の知るところとなる。
 その状態でルシス王国が帝国に敵対するという事は、帝国民に「自国の姫が嫁入りした国に歯向かうのか?」って悪感情を持たせてしまうので・・・単純に「帝国にイリスを握られている」という状況よりも不利な状況に陥ってしまいます。

 とは言っても、イリスの結婚話は彼女が帝国宰相の保護下に入った8歳(7年前)の頃に決められていた事。つまり本来はそのような政治利用の仕方をするつもりはなかった筈(そもそもイズニアさんの都合で言えば、政治利用という考え方があったかもアヤシイ)。
 でも現状だけ見れば「そんな都合の良い話は無い」=「帝国側にわざわざイリスの結婚式を中止する理由が無い」訳で。
 それなのに「結婚式が中止or延期になった」のなら、それは「帝国にとっても想定外の出来事により、結婚式を行う事が出来なかった」って事じゃないかな?

 じゃあ、その「帝国にとっても想定外の出来事」って言うのが、何なのか?それを②③④のセリフから拾います。
 ここの一連のセリフが「レイヴスが水神討伐の指揮を執る」云々と繋がる訳ですが・・・「帝国にとっても想定外の出来事」により「結婚式が中止or延期になった」ので、「レイヴスが水神討伐の指揮を執る事になった」というのなら。
 イリスの「結婚式が中止or延期になった」理由は、「水神」にあるんじゃないかな?

 要するに、水神が「何かしらの妨げになっている」or「イリスに危害を与える可能性が有る」という事で、帝国は水神討伐という計画を立てた。
 そして水神討伐がイリスに関係するのであれば、水神討伐の表向きの理由は「水神にさらわれた王女・イリスを救出する為に、帝国軍がルシス王国に協力する」という事にしておく。
 それなら「ルシス王国からの要請なので、指揮を執るのはルシス王国の人間(=レイヴス)」にして、自分たちがイリスを幼少の頃から幽閉していた事、何らかの理由でイリスが姿を消した事をもみ消しつつ、何ならイリスが水神にさらわれたのもルシス王国側の責任に押し付け、自分達は「ルシス王国側が困ってるので、未来の花嫁の為にも国を挙げて協力します」という姿勢を帝国民にアピールする事が出来る訳です。ズルいな。

 そして今回のレイヴスは、ルシス王国の『神凪』兼『王の剣(=戦闘部隊ではなく、守護者の墓などの管理部門)』なので、個人的な剣技は持ち合わせていても将軍職の経験は無い=②「水神討伐の準備 ずいぶんと慎重だったね 軍 動かすの 結構タイヘン?」と、イズニアに心配されても不思議では無いし(③「いらん心配だ」と言っているので、実際はそうでも無いらしい)。
 帝国に所属する将軍ではなく「イリス救出に協力してくれる帝国軍の指揮を執る、ルシス王国側の人間」という立場なので、そりゃ④「まあ異国出身の人間なんて って アタマ固いのもいるからね」って同情されても仕方がない。

 と・・・ここまでが「何故、ルシス王国の人間であるレイヴスが、帝国軍を率いて水神討伐する事になったのか?」の、流れになります。
 レイヴスからしたら屈辱でしかないだろうけど、イリスを行方不明のままにしておくという訳には勿論いかないので。帝国宰相の申し出を、大人しく飲むしかなかったんじゃないかな・・・。

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【適当なことを言う、食わせものな女・・・とは誰なのか?】
 ここの⑦に関しては、【FF15】では「適当なこと=綺麗事を言う、ルーナの事」と捉える事も出来るのかもしれませんが(お兄様の前で妹の悪口言うか疑問だけど)。
 今回の二次創作では、明らかにイリスの印象とは噛み合わない。つまり「イリスでは無い誰か」という事になります。
 だとしたら・・・イリスの傍付として使えているゲンティアナしかいない。つまり、
⑤「ゲンティアナ様には会えた」
⑥「いや」
⑦「あの女(=ゲンティアナ)も食わせもんだな 適当なこと言って」
 つまり「イリスは水神の元に居る筈なので、会う事は出来ない」のを前提に、⑤「ゲンティアナを捜した」んだけど、⑥彼女にすら「会えなかった」のは、⑦「ゲンティアナが適当なことを言っていたに過ぎなかったから」という意味。
 但し、⑥の返答の前に変な間があるので・・・レイヴスが本当の事を言っているかは謎。もしかしたら本当は、ゲンティアナには会えたのかもしれない。

 じゃあ、イズニアが言う「適当なこと」って何なのかですが。
 これってレイヴスも「適当なこと」だと分かっているからこそ、同意を求めるような口調で言えたんじゃないかと思っていて。
 つまりイズニア&レイヴスは「ゲンティアナが適当なことを言っていただけ」と分かるけど、普通の人間は「適当なことと分からない=騙される」という事なので。
 それって「神話に詳しいイズニア」と「ルシス王国の伝承に詳しいレイヴス」だから、分かる事って考えれば・・・ゲンティアナが「神話やルシス王国の伝承にそぐわない話をでっち上げて、イリスを水神の元に逃がした」って事じゃないかな?

 神の力を継ぐルシス王国の娘が他国に輿入れするという事は、
 新たに、その土地の神の娘になるという事。
 その為にはその土地の神に祈りを捧げ、
 神に「我が娘」と認められなければなりません。

 今回の場合なら、イリスはルシス王国からアゴルド帝国に嫁ぐのだから、その土地の神・水神に挨拶をして「我が娘=この土地に住んでもイイよ」って認めて貰ってから出ないと、その結婚は許されません&水神の怒りを買っても知りませんよ・・・みたいな。
 勿論、そんな事実はありません・・・まぁ、伝承なんて時代の流れで変化&廃れてしまうモノなので、もしかしたら昔は有ったのかもしれませんが。少なくとも「今」の時代、そんな話は「神話に詳しいイズニア」も「ルシス王国の伝承に詳しいレイヴス」も聞いた事が無い。だからこの二人は「ゲンティアナが適当なことを言っていただけ」と分かった。
 でも普通の人間は「まぁ・・・そういう仕来りなら仕方がない」って思っちゃったのかな?冠婚葬祭って、特に地域性が出るもんだし。
 帝国側としては、結婚式は出来るだけ穏便に滞りなく済ませたかっただろうから。もしもそれが本当で、水神の怒りを買う事になったら・・・って思えば、それもやむ無しとイリスを送り出したのかもしれない。

 ここまでの話をまとめると。
 イリスは16歳の誕生日には結婚式を挙げる事になっていた&この話自体は帝国宰相の保護下に入った8歳の頃から決められていた。

 で、いよいよイリスの誕生日間近になったある日。突然ゲンティアナが、
 イリスがグラレアに輿入れするには、水神の許可が必要。
 なのでイリスを伴い、水神の元へ挨拶に行かなければならない。
 と、言い出した。

 ルシス王国の伝承に詳しくない帝国の人間からすれば、それが本当の事かは分からなかったけど。本当の事だった時の事を考えれば、水神の許可を得ずに結婚式を執り行う=水神の怒りを買う事になるかもしれないので、イリスとゲンティアナに「水神の祭壇」へ行く事を許可するしかなかった。

 とは言っても、護衛の帝国兵たちは「ちょっと祭壇のトコで、お祈りするだけだろう」位の感じで受け止めていた。
 が、その思惑を他所に、イリスの祈りに応える様に水神が現れ・・・そのまま彼女を連れ去ってしまった。

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【時間と使えるモノはフル活用します】
 本当に水神がやって来て、王女を連れ去ってしまった・・・そんな想定外の事態に、どう対応するべきかイズニアに報告が行き(元々イリスは彼の賓客扱いなので)。
 イズニアはあくまでも外交問題として正式に持ち掛ける為、帝国宰相としてレイヴスに上記の様な申し入れをした。

 因みにこの締結文書は、変に細かく丁寧に策定されてそうです・・・帝都グラレア・カメリアへの計画書は雑だったのに。
 基本的に「帝国軍を指揮するレイヴス将軍」という立場での招致なので、任務時間内は軍部との遣り取りになります。ここに関しては、どこにどう兵を配置するか・・・とかいう軍事内容になるので、政府首脳部&研究機関が管轄のイズニアは関与出来ません。だって越権行為になっちゃうから(帝国で軍部を敵に回すのは自殺行為)。
 でも逆に返せば任務時間外・・・つまり「帝国軍を指揮するレイヴス将軍」でない時の彼の処遇は、締結文書を策定&署名した、帝国宰相・イズニアの管理下に置かれているという事。
 つまり、ココまでの経緯&書類の内容自体は一方的で無茶苦茶なんだけど。
 レイヴスの処遇は帝国宰相の名において保証されているので、任務時間外の彼に対しては軍部と言えど、彼が任務時間外に何をしようが直接関与する事は出来ない(=まずはイズニアに話を通さなければならない)と、いう事です。尤も、話を通したところで揉み消されるだろうけど・・・イズニアに不都合な事でもない限りは。
 だから軍部に対する警告の意味も込めて「サービス残業はさせません」とか「滞在期間中の寝泊まりする場所の手配」とか・・・どうでもよさそうな事まで書いてあるんじゃないかな。折角なら「退勤後の飲食接待も禁止」にしといてあげて欲しいですね。腹の探り合いしながら飲みたくもないお酒飲むのは、心身共に応えるだろうから。

 と・・・まぁ、どう考えたって明らかに「アヤシイ」交渉内容なんだけど。
 だってこれでは「任務時間内はレイヴス将軍してもらうけど。時間外は好きにしてイイよ。」って、言われているようなものなんで。
 だから尤もらしい言い分として、
「もとはと言えば、ウチの不手際だし。
 せめて任務時間外は、解放してあげたいと思ってさ。
 ・・・ずっと軍施設の方に居るの、気が滅入るでしょ?」
 とか言ってるんじゃないかな。さも「帝国側の非を認めた上で、レイヴスの事を考えて、そうしておきました」みたいな感じで・・・本心が何処にあるのかは分かりませんけど。

 勿論、レイヴスも「アヤシイ」という事には気が付いていたんだけど。
 イリス捜索&救出の為というのであれば、彼は「レイヴス将軍」として帝都グラレアに赴くしかなかった。
 それに考えようによっては「帝国宰相によって保障された、レイヴス将軍」として、本来敵地である帝都グラレア内を動けるのは、色々と都合が良かった⇒この申し出があったからこそ、レイヴスはこのタイミングでの「イリス救出作戦」を決断する事が出来たと言っても過言ではない。
 ・・・まぁ、ここまでの経緯を思えば、レイヴスはイズニアの名前に守られる&助けられるなんて、腹立たしい事この上ないと思うけど。大体の諸悪の根源だからね。

 因みに、イリスの結婚式予定日までの猶予が無い&イズニアさんが待つのが嫌いなので、
「じゃあ、明日には帝都グラレアに戻るから。
 ちゃんと準備してから、アラケオル基地まで来てね。」
 って事で・・・あのアラケオル基地でのノクト&レイヴスの初邂逅のシーンに繋がる訳です。そりゃ、ステラちゃんとゆっくり話す暇も無いわ。
 今日の明日って随分と急な話ですが・・・イズニアさんの性質を思えば「明日まで」待ってくれただけでも御の字かも。何なら「じゃあ、今から行こうか」って言っても不思議じゃない位だし。

 もしかしたら・・・この待ち時間も考慮した上で、雷神にちょっかい出してたのかもしれないけど。
①自分がレイヴスと交渉している間に、別部隊で雷神包囲網を敷く。
②交渉締結後、雷神の元へ⇒眠っている雷神に寝起きドッキリを仕掛ける。
③翌日のレイヴス合流まで時間があるので。年の離れた兄ちゃんに絡む弟の如く、しつこく絡む(起き抜け早々、可哀想な雷神・・・)。
④待ち合わせ時間になったので「今日は、ここまで」⇒レイヴスと合流する為に、アラケオル基地へ移動。
⑤やりたい放題の弟に、堪忍袋の緒が切れた兄の鉄拳制裁⇒鬱陶しい帝国軍に対する制裁として、雷神がアラケオル基地を襲撃。
 ・・・みたいな。兄弟喧嘩で例えると、ちょっとほのぼのしますね(実際の被害はそんなカワイイものじゃない)。

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【「神話に詳しいイズニア」は、何を知っているのか?】
 長くなりますが、キリの良いトコまでは書いておこうかな。
 ⑧「なんにせよお兄様としては 討伐を急ぎたいだろうけど」の「なんにせよ」は、「イリスと水神がどういう状況にあるのか関係無く、イリスの安全を確保する為には水神の討伐を急ぎたい」って意味と、「レイヴスがイリスの居場所を知っているorいないに関係無く(以下略)」の二つの意味が少なくとも掛かっていると思うのですが。
 じゃあその後の、⑨「オレ 神話に詳しくてね」は、何が言いたいのか?

 これが普通の悪役なら、実はイリスの居場所を知っていそうなレイヴスに対して「自分は神話に詳しいから、下手なウソをついても分かる」って圧を掛けているように思えるのですが・・・この人は圧を掛けてる暇が有ったら、もっと確実&直接的な方法を取りそう。
 というか・・・レイヴスに対して本気で「イリス様の花嫁姿、見れなくて残念だったね」とか言う人の心が読めない人が、わざわざ心理戦を仕掛けるとは思えない。

 だから単純に「神話に詳しいイズニア」だから知ってる事を、本当に教えてくれたんじゃないかな?
「昔々の神話時代、
 この辺りに水神を祀る神殿があったんだけど。
 今は海中に沈んでるって話・・・聞いた事ない?」って。

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