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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 6》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【ノクトに突き付けられた『王都陥落』の真相】
 【セーブ・ロードも、コンティニューも無い世界で・・・】
 【今は自分が正しいと思った道を選ぶしかない】
 【今までの関係は、そう簡単には変えられない】



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【ノクトに突き付けられた『王都陥落』の真相】
 話が少し前後してしまいましたが・・・この時、ステラから王都陥落時に一体何があったのかを聞き出します。
 そして彼女から告げられた事の真相は、
 実は帝国からの調停追加条件として「ノクトの身柄引き渡し要求」が提示されていた⇒レギスは一度は了承した物の、独断で「ノクト達をインソムニアから脱出」させた⇒追加条件を拒否した事で調停協定は決裂、その場で戦闘に⇒それを「調印式での騒動の鎮圧&イドラ皇帝を救助する為」とし、ニフルハイム帝国軍がインソムニアに侵攻&市街地を巻き込む大規模戦闘に⇒城内戦にてレギスは死亡⇒帝国はクリスタルを奪って撤退した。

 そりゃ、これを聞いたらノクトは怒るよ。
「なんで言わなかったんだよ
 大丈夫だって、笑って送り出しただろ・・・!」
 ・・・って。この時、初めてノクトは「レギスが自分を逃がしたせいで停戦協定は決裂し、王都は陥落。レギスも死亡した」という事を知った訳です。

 で、本来なら「父親として送り出したかった」とか、「ノクトになら国を託せると信じたから」って流れになりますが・・・当然ながらレギスは父親じゃないし、このノクトには国は託せない(王子じゃないので)。
 という訳で「レギスはノクトの為に負け戦をしたのではなく、勝算があったからこそノクトを逃がした事」を、ステラちゃんにフォローしてもらいます。でないと王様、格好つかないので。

 というか。ここは本当にちゃんと押さえておかないと、レギスが言い訳が出来ないくらいの暗愚王になってしまうので。彼の名誉の為にも、更に設定を積み上げておきます。
 だってさっき書いたように【FF15】のレギス&のノクトの状況と違って、今回の場合は「レギスが死んだら後がない=ルシス王国終了」という背水の陣な訳です。直系男子の正統後継者が居ないんだから。
 だからレギスは「絶対に勝てる自信が無いのなら、ノクトを逃がすべきでは無かった」=逆を返せえば「ノクトを逃がしたという事は、絶対に勝てる自信があった」ってトコに落とさないといけない。
 で、その上でレギスの想定をひっくり返そうと思ったら「それなら仕方がないよね」「レギスが無能だった訳じゃない」って納得できる、裏事情を用意しないといけない。
 要は「無能に負けたら、それ以下の無能」になってしまうので・・・「相手側が有能&魅力的なキャラ」であれば有る程、相対的にレギスの面目が保たれるという事。
 多分だけど・・・ドラットーって【FF15】での立ち位置はよく分からんかったけど。【KGFF15】の設定を見るに、ルシス王国の裏切者だけど「格好悪い裏切者」ではなく、祖国の為にみたいな信念の元に祖国に刃を向けた「格好イイ裏切者」ポジションだと思うんですね。
 で、イズニアは何と言ってもラスボスなので「最初から彼の手の内だった」という物語の流れ的にも、「魅力的なラスボス」というキャラ設定的にも一番収まりがイイ。
 だからその裏事情が「信用を寄せていた臣下・ドラットーの裏切り」であり、黒幕が「本編通して暗躍し続ける、ラスボスでもあるイズニア」であり。
 何となく「この二人が組んでいて騙された」で済ますのではなく、計画的に「この二人が組んでいた為に、想定が覆された」って明確なシナリオ展開を作っておいた方が。
 油断して騙されたとか、訳の分からんモブ敵の策略にハマるよりも、レギスの力が及ばなかったとしても納得&レギスのキャラにリアリティというか・・・説得力が出るんじゃないかな?

 勿論【FF15】ではレギス&ノクトが親子関係なので、「王としてでは無く、父親として」「レギスの後継者=ノクトが居る」という理由で、色々な事情をフォロー出来た訳ですが。
 ここまでの度重なる捏造設定により、今回の二次創作ではその理由が通らない以上。この部分はレギスの為にも責任を持って、徹底的に詰めておきたかった訳です。
 ぶっちゃけ、レギスが無能だと物語が締まらなくて困るし。
 ここまでの『王都陥落』の経緯&裏事情は、そういう見方からの一連の流れだったりします。

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【セーブ・ロードも、コンティニューも無い世界で・・・】
 まぁ、ココまで来たら・・・ノクトはルシス王国の為に戦わなきゃならんでしょ?

 ただ、ここまでの流れから言えば「ノクトには王子としての責任」も無ければ、「本来ならノクトが責任を感じる必要も無い」訳です。
 だって、このノクトは「王家の血を引いてはいるけど、ルシス王国の王子では無い」し。
 事の顛末は「自分の窺い知れぬトコで進んでいた話」であって、「ノクトは何も知らされていなかった」・・・ある意味、ノクトには全く責任も無ければ、非も無い。
 これでノクトに「義務と責任を感じて、ルシス王国の為に帝国と戦え」って言うのは、土台無理な話しなんです。設定的にも、ゲーム内のキャラ達の言い分としても。

 だから、この状態で「ノクトがルシス王国の為に戦わなきゃならない」って思うのなら。その理由付けは「義務・責任感」ではなく、レギスの無念を晴らすという一種の「弔い合戦」的感覚なのかなぁ、と。
 まぁ・・・ノクトを巻き込むまいと思って逃がしたレギスが、ノクトが弔い合戦に身を投じるのを望むかは別問題な訳ですが。
 ノクトとしては「王家の血を引く人間としての義務・責任」なんて、中途半端で訳の分からん理由よりも。
 そこまで自分の事を想ってくれたレギスに対するせめてもの恩返しとして、仇を討ちたかった&彼が愛したルシス王国を取り戻してあげたかった・・・至極個人的な「私情」によるトコが大きかった、みたいな。

 でもノクト達は「タイムトラベル世界共通規定」により、タイムパラドックス誘発防止の為にも、現地民との接触は出来るだけ避けるべき立場の人間です。
 そんなノクトが、ニフルハイム帝国と戦う為のルシス王国の旗頭となるなんて事は、本来なら絶対に有ってはならない事。
 当然、チーム参謀・イグニスは、反対するでしょう・・・ってか、沈着冷静キャラなら冷静に判断して引き留めて欲しい。
「自分達にとっても、世界にとっても、余りにリスクが大き過ぎる。
 これは、ゲームの弔い合戦とは違うんだ。」
 と。先ほどレギスの「弔い合戦」と表現しましたが・・・本来のノクトは「プロゲームチームのリーダー」なので、「味方の誰かがやられたら、仇を討つ」「そいつの為にも、自分が意志を引き継ぐ」みたいな思考・発想が元々強い訳です。
 そこをイグニスに「何時ものゲーム感覚の弔い合戦とは違う」と指摘された。
 何せノクト達は、この世界での初戦で全滅し掛けている過去(=ステラに助けて貰った時の事)が有ります。
 だからイグニスは戦闘一つにしても、自分達にとってのゲームがどんなにリアルに近いモノであっても、やっぱりゲームとリアルは違うという事を痛感していた。
 だからこそ、何時ものゲーム感覚で現状を見ているようなノクトに、イグニスは危機感を覚えた・・・ほんの一手の判断ミスで、自分(=ノクト)が死ぬ事になるかもしれない。その事が分かっているのか、と。
 この「セーブ・ロードも、コンティニューも無い世界」で・・・「本当の死」というリスクを背負って、戦う覚悟があるのか、と。

 でもノクトは「セーブ・ロードも、コンティニューも無い世界」だからこそ戦う訳です。
「そんなモンがあったら、とっくにやり直してる。
 やり直せないから、ここから先に進むしかないんだろ?!」
 セーブ・ロードや、コンティニューがあったら、レギスが死亡する前からやり直せばイイだけの話です。
 でも実際にはそんな都合の良いシステムは無くて、死んでしまったレギスを生き返らせる方法なんてモノは無くて・・・だったら、ここから先に進むしかない。レギスの為に自分が出来ると思う事をやるしかない。

 先にも書きましたが・・・ノクトを巻き込むまいと思って逃がしたレギスが、ノクトが弔い合戦に身を投じるのを望むかは別問題な訳です。実際のトコ、レギスはそんな事は望んでいないかもしれない。
 でも、このノクトにとっては、そんな事は関係無いんです。
 その味方が望もうが望むまいが、そいつの為に自分が出来る事をする・・・それがノクトの本質であり、そんなノクトだからチームメンバーやファンからも慕われる要因の一つとなっている。
 ・・・って感じで、リーダー的カリスマ性をノクトに持たせておけば。王としての資質を問われる場面でも活かせるんじゃないかなぁって、思ってるだけの設定だったりします。

 因みに「今の時代は、オートセーブでしょ?」ってツッコミは、聞こえないモノとします。
 まぁ、勝手にセーブされる⇒やり直しが出来ない、って意味では同じかもしれないけど・・・「オートセーブで、やり直しが出来ない世界で・・・」よりも、「セーブ・ロードも、コンティニューも無い世界で・・・」の方が字面がカッコ良くない?

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【今は自分が正しいと思った道を選ぶしかない】
 このメンバーの中で一番、冷静&客観的な判断が出来るイグニスが心配するのは当然の流れではあるんだけど・・・実際のトコは、もう引き返せないトコまで事態が進んでしまっている。
 だって「ノクトの身柄引き渡しを拒否したせいで、本来起こり得なかったルシス王・レギスの死亡」という「分岐シナリオ」が派生。
 その分岐シナリオに世界&ノクト達が進んでしまっているという事は、既に「本来、歴史が進むべき本流シナリオからは逸れてしまっている」という事。
 ノクト達が遵守すべき「タイムトラベル世界共通規定」ですが・・・指定地域が辺境の地に設定されているのも、現地民との接触が制限されているのも、「未来から来た人間によって、歴史が変わってしまうのを防ぐ為」=「本来、歴史が進むべき時代の流れを変えない為」に制定されているモノです。
 なので、ここまで歴史の流れが変わってしまっていては「タイムトラベル世界共通規定」を遵守する意味が無い・・・というか、本来の意味を考えれば「歴史の流れを戻す方向」に動かなくてはならない。

 でも「歴史の流れを戻す方向に動かす」とは言っても、それは簡単な事ではありません。だって「本来、歴史が進むべき流れ(=正解)」が分からないんだから。
 歴史の流れを戻したつもりが、どこかでは歴史の流れを変えてしまう可能性もある。
 自分達が正しいと思って取った行動が、歴史にとっては必ずしも正しいとは限らない・・・そんな「正規シナリオ」が分からない世界だから、ノクト達は自分達が選んだルートが「正解シナリオ」だと信じて進むしかない。

 まぁ、設定的にはそういうややこしい事になっている訳ですが・・・シナリオ的には、ムードメーカー・プロンプトが「戻ることは出来ないけど、旅を続ける事は出来る(=分岐シナリオ発生前に戻る事は出来ないけど、このシナリオを続ける事は出来る)」とか言って、自分達に出来る事をするしかないってトコに落ち着く展開。
 結局、考えても正解が出ないんなら「深く考え過ぎない人間の方が、感情論で身軽に動ける」=特にプロンプトは ノクト大好きっ子 リーダー絶対主義なので「リーダーの意見重視=自分の見解を挟まない」から、大体においてノクトの味方。冷静な判断で渋るイグニスは、彼に説得してもらいましょう。
 ノクトが心配だからこそ渋っているのであって、イグニスにとっても大事な「ノクト=チームリーダー」なので。「このままじゃ、未来のノクトだってどうなるか~」みたいな感じで、感情に訴えればきっと折れてくれます。

 因みに、グラディオは・・・七瀬的には「チームの父ちゃん」位のポジションで居て欲しいんですよね。言っても23歳なんで寡黙とまでは言わないけど、言うべき時に「ビシッ!」っと言って欲しい。普段は新聞・・・ではなく本でも読んでりゃイイよ。
 尤も、現状はグラディオ=父ちゃんなのに、決定権はノクト=長男にあるっていう、家庭内捩じれ構造なんですが・・・それで一家が平和に回ってるならイイんでしょう。
 という訳で、グラディオは特に異論が無ければノクトの指示に従う・・・って事で。
 その代わり、長男が聞き分け無い時は、胸倉掴んで怒鳴って鉄拳制裁も辞さない(でも次男には長男程、厳しくない模様)。
 尚、今の時代に実際の家庭でそれをやると、虐待って通報されますのでご注意下さい。

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【今までの関係は、そう簡単には変えられない】
 という訳で、チームリーダーでもあるノクトの判断の元「ルシス王国の為に、力を貸す」、その理由は「自分の事を想ってくれたレギスに対する、せめてもの恩返しとしての仇討ち&彼が愛したルシス王国を取り戻してあげたいから(=弔い合戦)」、その為には「ノクトがルシス王国王位継承者と認めさせる&その為にも力を得る必要がある」というトコに落ち着きます。

 まぁ、この辺りの詳しい事は次にして・・・今、大事なのは「そうなった場合、他の3人の立場はどうなるか?」という事。
 現状ノクトは「ルシス王国の為に、力を貸す」事を決意したモノの、この世界で味方と言えるのはステラとシドニー&シドくらいと・・・ほぼ孤立無援状態です。この時点ではステラの独断行動なので、レイヴスも味方ではありません。
 そして「ルシス王国の重鎮=古参メンバーは、王家の力を持っているとは言うものの、素性が知れないノクトに王の権限を与える事に難色を示している」という意味では、良くて中立~敵対関係です。
 勿論、訳分からん理由で助け舟を出してくれるイズニアさんは、ラスボスなので味方ではありません。あの人は自分の都合で動いているだけです。最近は「あの人、今何やってんだろう・・・?」みたいな、完全に七瀬の頭の中から離れたトコで活動してる(=理解が追い付かない)感覚&ちゃんと物語の輪の中に戻って来てくれるか心配になってきました。

 って事は「やっぱり頼りになるのは、昔からの仲間だよね!」って訳ですが・・・ここに来て問題になるのが、いくらノクトが「この世界の王子=王位継承者」という身分になったとしても、この4人は「今までの関係=気の置けない友達+プロゲームチームのリーダー&メンバー」という感覚が抜けないという事。
 基本は友達感覚なんだけど、プロゲームチーム所属の「チームリーダー&メンバー」なので、ある種の上下・主従関係は出来てる。「普通のゲーム友達4人」と違って明らかにノクトが頭一つ出てるのはその為です。遊びでやってるんじゃなくてプロとしてやってるので、その辺りの関係はシッカリしてる。「ゲームしてる時はオレがリーダーな」=「普段はイイけど、ゲーム中はオレの命令・指示に従え」ってイメージ。
 でもそれって「ゲームしてる時は」「普段はイイけど」ってあるように、ゲームをしている時にだけ発生する「チームリーダー&メンバー」っていう上下・主従関係であって。常に上下・主従関係にある「王子と従者・臣下」の関係とは明らかに違う訳です。
 この世界で言えば・・・確かに戦闘&ミッション中はノクトをリーダーとした上下・主従関係で動けるんだけど、それ以外では友達感覚に戻ってしまう。
 そういう限定的特化した関係なので「戦闘時にノクトを庇って瀕死の重傷を負う自己犠牲の精神」はあっても、「故障したレガリアをノクトの代わりに押してやる自己犠牲の精神」は無い。そういう一見、歪な上下・主従関係になってる。

 だからノクトが「オレ、今日から王子だから、お前ら従者な」と言ったトコで、そう簡単に「分かりました、王子」とはならない。
 そもそもノクトが今までの関係から変えようとしないんだから、他の3人が変わり様がないし。
 周囲の人間だって、肝心のノクトを「ルシス王国王子=王位継承者」と認めてないんだから、他の3人に「王子に絶対忠誠を誓え」とか、「従者らしく振る舞え」なんて言ってくる環境に無い。
 という訳で、今回の二次創作では【FF15】のような「王子と従者・臣下」という関係は諦めます。だって無理だもん、絶対に。「王子と従者・臣下」って関係が出来上がる頃には、物語終盤だよ。

 でも逆に捉えれば・・・彼らの関係が「今までの関係=気の置けない友達+プロゲームチームのリーダー&メンバー」を引き摺っているのなら。グラディオが、失明したイグニスを気遣えないのか~云々って怒ってたトコは、ご尤な説教になる訳です。
 だってあの時の状況をゲームに置き換えると、4人チームのオンラインゲームで、回復役が負傷してるのにチームリーダーが全然気遣ってやらない&負傷者の進捗を考えずにドンドン進んでしまうって事なので・・・そりゃ「チームリーダーだったら弱ってるヤツに気を配れ&そこに合わせて進軍しろ」ってならないかな?
 確かにノクトは上下・主従関係において上・主なんだけど。だからといって一方的に守られる側では無い&寧ろ下・従を守る為に動かなきゃならない立場な訳です。チーム全体の命運を握ってるリーダーなんだから、高難易度ミッションで回復役が負傷離脱とか有り得ない。
 でも、それが出来ていないから怒られた・・・「メンバーの事が気遣えないヤツは、チームリーダー失格だ」そういうニュアンスに持って行ければイイかなって。

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