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落書き帳の10ページ目

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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 5》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【ステラからの連絡・・・待ち合わせ場所へ向かいます】
 【レギスとシドの、絶妙な距離感】
 【お兄様の為なら、私のちっぽけなプライドなんて・・・】
 【ルーナには無かった、ステラの弱さ】




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【ステラからの連絡・・・待ち合わせ場所へ向かいます】
 この後は、インソムニアに戻ろうとするんだけど結局戻れず⇒丘の上からインソムニアの様子を眺めている時に、コル将軍から連絡が入る・・・だったかな?
 コル将軍に関しては、七瀬は居てくれた方がイイんですけどね。やっぱり「ビシッ!」と締めてくれる中堅ドコが居ないと、若者だけでは色々な意味で突っ走ってしまうので。
 でも今回の役目は、ステラに譲ってもらいます。御免なさい。

 そもそもなんですが「1000年先の未来からやって来たノクト達に、電話を掛けて来る人って誰?」となった時に、候補となるキャラってほとんど居ない。
 インソムニアで足止めされている時に「身の回りの世話をしてくれた侍女」「世間話をしてくれた庭師」みたいなイベントでも挟んでればワンチャンあるかもしれませんが・・・それもノクト達は「タイムトラベル世界共通規定」により、現地民との接触を極力避けなければならないので期待薄。
 結局、一番最初に助けてくれたステラくらいしか「今、電話を掛けて来てくれそうな知り合い」は居ない訳です。

 と、いう訳で。コル将軍からの電話の内容を、そのままステラに転用。
 ノクトは電話越しに現状を問い質すも、詳しい事情は「シドニー&シドの整備工場」で話すので、そこまで来て欲しいと言われ・・・再び「シドニー&シドの整備工場」に向かう事になります。
 まぁ、これはノクト達が身を寄せられる場所が、現状そこしか無いので妥当かと。

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【レギスとシドの、絶妙な距離感】
 指定場所の「シドニー&シドの整備工場」に到着した物の、ステラさんなら用事があるって・・・と不在。
 仕方がないので、ステラから色々と話を聞いているらしいシドのお話を聞いておく。

 ここのシドの「力及ばなかったのが 現実だ」の件と、前回書いた【インソムニア脱出と、王都陥落】の内容を繋ぎます。
 つまりシドはこの場に居ながら、王都陥落の裏事情を察していた・・・と。
 では何故、シドはその様に判断する事が出来たのか?
 確かにシドはレギスからの紹介状を受け取っていましたが、その内容から推察した訳ではありません。あの紹介状はノクトがやった来た日の夜に書かれたモノ=帝国からの「ノクトの身柄引き渡し要求前」なので。紹介状には停戦協定決裂の可能性など、詳しい内容は書かれていなかった。

 という事は・・・シドにすれば「レギスという人間ならどうするか?」と考えて行けば、自然とその結末に行き着いたという事。
 そして、その結末がその通りだったのだとすれば・・・長年付き合いがなかったとはいえ、シドはレギスを正しく理解していたし、レギスもシドを正しく理解していたという事。

 レギスはシドの頑固な性格を思えば、堅苦しい言葉や理屈めいた文章を長々と綴るよりも、
「遠い未来から来たという、自分の血を引くこの子を。
 どうか助けてやって欲しい。」
 其れだけで十分だと・・・其れだけ伝えておけば、どんな事になってもシドは全て分かってくれるし、助けてやってくれると信じていた。

 【FF15】では、レガリアは彼らの代からの思い出の車でしたが。
 今回ノクト達が乗ってるレガリアは、当然別のレガリアです。流石に1000年前のレガリアをタイムマシンに改造するのは怖すぎる。
 でもレガリアがノクト達の物になったから、レギス達は車無しで旅していたのかと言うとそうでは無く。彼らの愛車は、ず~っと昔のタイプのレガリア・・・つまりレガリアの血統も継承されていた。
 レギス達4人の記念写真に写るレガリアを見たら、ノクト達のレガリアの面影が窺えるんじゃないかな?

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【お兄様の為なら、私のちっぽけなプライドなんて・・・】
 イリスがレギスの一人娘で、ニフルハイム帝国のイズニアさんの保護下だとすると。
 モニカとかダスティンとか、レスタルムに向かってる~云々は、一先ず保留。
 さっさと『王の墓』で待つ、ステラちゃんの元へ急ぎます。

 で、本来なら当たり前のようにコル将軍に「王の務め」とか言われて、王墓巡りをする事になるのですが・・・今回はそうは行かない。
 当たり前ですが、このノクトはルシス王家の血を引いてはいるんだけど、ルシス王国の王子ではないので「ルシス王国の為に何かをする」という義理は無い・・・と言うよりも、力を貸してあげたくてもタイムパラドックス誘発防止の為、この時代に干渉する事が出来ない人間です。

 だからまず「ノクトが協力するに至る道筋」を作らなきゃならない・・・となった時に、この役割はコル将軍ではなく、ステラじゃないといけなかった。
 いや「厳ついオッサンよりも、可愛い女の子に頼まれた方が~」って訳では無く(それも若干有るけど)。
 この王子でもないノクトに対して「ルシス王国の為に、どうか力を貸して下さい」と、頭を下げられるのはステラしかいないんです。

 どうしてかと言うと・・・大前提として、ノクトが王家の血を引く人間(=王家に継承される力を持っている)である事を知っているのが、ルシス王国の中でも極一部の人間に限られている。
 そしてそれは、ルシス王国の重鎮メンバー=昔から王国に仕えている古参連中なので。いくら王家の血を引いていようが、素性の分からないノクトに王の権限を与えるのに難色を示している。
 そして最後が・・・そもそもレギスはノクトをこの国の問題に巻き込まない為に、調停協定決裂の危険を冒してまで彼を逃がした。つまりここでノクトに協力を求めるという事は、そのレギスの想いを無駄にしてしまうという事。

 でもステラには、例えノクトの素性がどうであっても、ルシス王国重鎮メンバーを敵に回してでも、レギスの想いを踏みにじってでも、ノクトに協力を求めなければならない理由があった。
 それが彼女の兄・レイヴスの存在。
 今回の設定ではレイヴスもステラ同様、フルーレ家=『ルシス王国』の『王の剣』の一族であり、同時に『神凪』の役目も担っています。
 そして雑記 8で書いたように、レイヴスはルシス王家とフルーレ家の長年に渡る近親婚によって、遺伝子疾患(=アルビノ)を患っている⇒ルシス王家・直系男子ではないけど、自身にルシス王家の血が濃く流れている事を知っていた⇒だから正統継承者を失った光耀の指輪を、自分なら嵌める事が出来るかもしれない&嵌める事が出来れば、この混乱を鎮める事も出来るかもしれないと考えた。

 レイヴスは王都陥落の際、『王の剣』の仕来りとしてレギスより彼の剣を預かっていますが、それと同時に光耀の指輪も預かっていた。
 そして実際に光耀の指輪を嵌め・・・血の濃さ故に左腕一本で済んだものの、種としての弱さ故に指輪に認められる事は無かった。

 何となくですが。近親婚の影響としてレイヴスは「無理が出来ない体」なんだと思います。剣の腕は立つけど、長時間闘う事は出来ない。それに色素が欠乏している事から、実は視力も弱い・・・そんなイメージ。
 そして本来フルーレ家は、男子が『王の剣』として、女子が『神凪』としてルシス王家に仕えるのが慣習なんだけど、今代の『神凪』はステラではなく、アルビノ故の神聖さからレイヴスが選任され、彼が『王の剣』と『神凪』の役目を兼任している。
 それに加えて、今回の王都陥落~国王の崩御~国内の情勢不安。王を失った王国の混乱・脆さは想像に容易く、自然とルシス王国の中でも有力一族であるフルーレ家に求められる役割・責務も大きくなる。

 生来の「無理が出来ない体」で、指輪の力により左腕も失い・・・そんな無理を重ねる兄を、ステラは見ている事が出来なかった。
 兄に無理をさせている一因が自分にあるからこそ・・・これ以上、無理をさせたくなかった。少しでも兄の力になりたかった。
 そんなステラだから・・・ノクトが兄を助けてくれる力を持っているというのなら。自分のプライドなんか放り捨てて、頭を下げる事なんて何の苦でも無かった。

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【ルーナには無かった、ステラの弱さ】
 上と同じ雑記 8に書いてあったように、ステラは典型的な「お兄様第一主義・ブラコン妹」でイイと思います。ただ、自分の勝手な想いの押し付けではなく、ちゃんとそうなった原因・理由・現状が明確にある「お兄様第一主義・ブラコン妹」みたいな感じ。
 で、ルシス王国でも名門一族のご令嬢なので、当然育ちがイイ。何て言うか・・・気位は高いだろうけど、それは一族の品位を保つ為&ノブレス・オブリージュの精神が当たり前に身についているので「国や国民の為の、自発的な無私の行動」を厭わない。
 しかも「王の剣」の一族であるフルーレ家の人間として、剣の扱いは並の男連中よりも上(実際にノクト達はステラに命を救われている)。
 総合的に見ればステラも「芯の通った強い女性属性」に、分類される女性キャラだと思います。

 そんな同じ様な「芯の通った強い女性属性」の印象のステラとルーナですが、ステラにはルーナには無かった弱さがあった。
 まぁ・・・ここまでの展開でも分かるように「ステラは芯の通った強い女性なんだけど、兄・レイヴスの為なら折れてしまう」と言う事。

 もしもレイヴスがシガイ化してしまって、本人が「被害を広げない為にも、自分を殺してくれ」と言って来た場合。
 ルーナは迷いに迷った上で「それが世界の為でもあり、兄もそれを望んでいるのなら・・・」と、レイヴスを浄化(異界送り的な?)してあげる事が出来る。
 でもステラは、それが出来ない。迷いに迷った上で・・・例えそれが世界にとって最善だとしても、本人が望んでいる事だとしても、どうしてもレイヴスを見捨てる事が出来ない。土壇場で「やっぱり、私には出来ません・・・。」って膝から崩れ落ちちゃう、そんなイメージ。

 勿論、ステラの強さも、兄・レイヴスがいるからこそなんですが。それと同時に彼の存在が弱さにもなっている。
 だから【FF15】が「世界や大義、そしてノクトの為であれば、全てを犠牲に出来るような芯の通った強い女性」をヒロインに望むのなら、確かにステラはそのキャラクター像には当てはまらない。

 というのが・・・【ヴェルサス13】ステラ⇒【FF15】ルーナのヒロイン交代の背景から逆算した、今回のステラのキャラ設定になっています。
 極端な話「ステラとルーナのキャラ属性が同じなら、わざわざヒロイン交代する必要は無い」=「交代させなきゃならないような、決定的な違いがあった」って事なんだろうなぁ、と。

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