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FF15:レガリア(TYPE-F)で1000年の時を超える話《旧約 4》

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《今回の御品書き (FF15・二次創作モドキです) 》
 【インソムニア脱出と、王都陥落】
 【インソムニア脱出・・・も、当然筒抜けです】
 【イズニアの思惑は、どこにある?】




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【インソムニア脱出と、王都陥落】
 この後はホテルに泊まって、例の『王都陥落』の流れな訳ですが・・・ノクト&ルーナの事を除けば、ほぼ違和感無く使い回せそう。要するに、

グラディオ
「昨日の夜 調印式の席で騒ぎがあった
 帝国軍は王都周辺を爆撃
 国王陛下がーー死亡」

 レギスとの謁見後。ノクト達は翌日には旅立つつもりだったけど、ルシス王国側からの要請で「滞在期間を延ばされていた(=足止め)」。
 何日間足止めされていたかは分からないけど、その理由が「帝国からの追加停戦条件=ノクトの身柄引き渡し要求」の為だとすると。
 レギスが出発許可を出すまで「ノクトを帝国に引き渡す手配」になっていた・・・という事。

 この辺りの事は旧約 2に書きましたが・・・レギスは最初から「ノクトの身柄引き渡し要求」には反対だった。
 でもルシス王国の重鎮たちは「ここに来て事を荒立てる事は無い=大人しく要求に応じるべき」が大多数だった。
 レギスも一国を統べる国王なので彼らの言い分も分かるし、今までこの国を支えてきた重鎮たちの意見を蔑ろにする事は出来ない(・・・裏切者も居るけど)。
 だから一度は「ノクトの身柄引き渡し要求」に応じる・・・苦渋の決断を下したんだと思います。だからこそノクト達は、理由も告げられずに滞在期間を延ばされていた。

 でも・・・やっぱりレギスは、ノクトを犠牲にする事が出来なかった。
 国王であるレギスが背負っている物は大きく重いもので、情に流されるべきではないんだけど。
 偶然、迷い込んできただけのノクトには、何の責任も義務もない。
 それを果たすのは、この国の王である自分なのだから・・・当初の予定通り、自分の手で決着をつける。
 勿論「帝国からの追加停戦条件=ノクトの身柄引き渡し要求」を拒否する事が、調停協定の決裂の口実となり、その場で戦闘が勃発する可能性が高くなる事も分かっていた。
 そこまで分かっていながら、最高責任者である自分が全ての責任を負う覚悟のうえで、最終決定権を持つ者として独断で「ノクト引き渡し要求には応じない事」を決断し、見咎める人間の居ない隙に「ノクト達をインソムニアから脱出」させた。

 何も知らされていなかったノクト達はそんな事、思ってもいなかっただろうけど・・・あれは本当は「インソムニア出発」ではなく「インソムニア脱出」だった訳です。
 だって、あのまま足止めされていたら・・・レギスが出発許可を出してくれなかったら「帝国に引き渡される」という事だったんだから。

 まぁ・・・その後、王国の重鎮たちは大慌てだったでしょう。
 だって、引き渡し要求に応じる手配になっていた筈なのに、肝心のノクトが居なくなっていたって事なので。
 でも最高責任者であり最終決定権を持つレギスがそう決断したなら、今更異議を申し立てても仕方がない&時間が勿体ない。
 最悪、その場で調停協定決裂⇒戦闘勃発・・・それに備えて早急に戦力を整えなきゃならない。

 つまり王国側は「まさか裏切られるとは思っていなかったから、戦う準備をしていませんでした」なんてマヌケな心持ちで調印式に臨んだのではなく。
 最悪の事態を想定して、考えが及ぶ限りの城内戦の準備を整えていた。
 だからあの戦いは本当に「騙し討ち」された訳では無く、想定出来ていた「戦闘」だった訳で。
 その「戦闘」に読み負けたという事は・・・純粋に「力が及ばなかった」という事。
 そもそも情に流されて「ノクトを逃した」事が国の最高責任者としては甘かった、と言えばそれまでですが。
 考えが及ぶ限りの手は打っていたのだから。レギスが王として愚かだった訳では無く「力が及ばなかった」・・・後日のシドが言っていたように、本当にそれだけの事だったんだと思います。

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【インソムニア脱出・・・も、当然筒抜けです】
 昨日の夜が調印式だったという事は。
 ガーディナ渡船場で出会ったイズニアは、この時点で「ルシス王国側が追加調停条件を飲まない」という事を知っていた&「知った上で、ノクト達に接触していた」と。
 そりゃ、あの人が脱出の時にレギスに付き従ってたんだから・・・速攻で密告済みでしょう。「例の王家の血を引く青年が、インソムニアを脱出しました。現在、停戦協定決裂時の戦闘に備え、ルシス王国は城内戦準備を整えています。」とか言って。

 そういう意味では、帝国側も最初から心置きなく「戦争」するつもりでインソムニアに赴いたのかもしれない・・・と言うか。王国側が万全の城内戦準備を整えているなら、帝国側も相応の戦力を持って行かなきゃ、返り討ちにあったら目も当てられない。
 まぁ、最初から停戦協定は反故するつもりだったとしても、その理由が「ルシス王国側が停戦条件を飲まなかった」って口実があるなら都合がイイ訳で。
 それは当に「引き渡し要求に応じない事が、停戦協定決裂の口実になる」・・・レギスが予測した通りになったという事。

 経緯をまとめると、レギスはニフルハイム帝国の事だから最初から停戦協定を反故する可能性は考えていた⇒ノクト引き渡しを拒否する事で、更に停戦協定決裂の口実を与えてしまう⇒そのまま戦闘が勃発する可能性が高くなった・・・という現状を把握していた。
 とは言え、停戦協定の為の調印式という名目がある以上、相手国領内に戦争をするような大部隊を連れて来る事は出来ない=その戦力は身辺警護だ何だと理由を付けて連れて来ている精鋭部隊+αと想定。
 だからこそ、戦闘が勃発してもその場での戦闘行為or精々、城内戦に及ぶ程度と想定⇒戦力を分散させずに城内に集中させる⇒事前準備さえ万端であれば、侵攻側である帝国側よりも、防衛側となる王国側の方が有利であると判断した。
 つまりレギスは騙されたのでも、負け戦に自ら挑んだのではなく。ちゃんと勝機のある戦いと踏んで「城の中で戦争=城内戦」の準備を進めていた・・・という事。

 でも実際には、ニフルハイム帝国はインソムニア周辺地域に「戦争規模」の部隊・戦力を待機⇒「調印式の席で騒ぎがあった」事を口実に、インソムニア市街地に攻め込んだ。
 いくらニフルハイム帝国とは言え、この状況下で一般市民・市街地にまで被害が及ぶような大規模軍事行為を目論んでいるとは思っていなかったレギスにすれば、それは完全に想定外の事態だった訳で・・・。
 そうなってしまっては、戦力差どうこういう問題以前にルシス王国側が不利な訳です。
 だって防衛側のルシス王国は市民を守りながら戦わなくてはならない=遠慮なく蹂躙出来るニフルハイム帝国よりも、圧倒的不利な戦いを強いられてしまうという事だから。

 先にも書いたように、レギスは負け戦ではなく勝機のある戦いと踏んで、城内戦の準備を進めていた。
 情に流されて無責任にノクト達を逃がしたのではなく、最高責任者として「その結果、戦闘になっても勝てる」と想定出来ていたからこそ、最終決定権を持つレギスはノクト達を逃がす決断を下した訳です。
 そしてその作戦計画は、彼の想定通りなら勝率の高いモノだった。

 ただ一つの誤算が・・・その情報が事前に帝国宰相に伝わっていた=帝国は最初から成り行きの「戦闘」では無く、ルシス王国全総力を相手にしても勝てるだけの徹底した「戦争」をするつもりだった事。

 そこがレギスが「力が及ばなかった」理由・・・相手の方が一枚上手だった、という事だったんじゃないかな。

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【イズニアの思惑は、どこにある?】
◎イズニアは何で「ノクトの身柄引き渡しを要求」をしたのか? ①
 旧約 2に「ノクトをどうするつもりだったかまでは特に考えていません」と書きましたが・・・これは「イズニア自身が考えていない」と「七瀬が考えていない」の両方の意味だったりします。
 つまりイズニア的には「ルシス王国から身柄を引き取ったノクトを、自分の手元に置いておく理由は無い=どうするつもりかは特に考えていなかった」「だったら七瀬も、考える必要は無い」という事です。

 じゃあ「別に目的がないなら、ノクトの身柄引き渡し要求しなくてイイやん?」って感じですが・・・いや、目的はちゃんとあるんですよ、「身柄を確保する事が目的」って目的が。
 要するに「面倒事の芽は、早めに積んでおく」ってだけかも?でも何を考えているか分からん人なので「何を面倒事」って捉えているかは不明・・・とも書きましたが。
 確かに帝国宰相としての立場から言えば「停戦協定相手国に突如、王家の血を引く男子が現れる⇒後々、反旗を翻す&プロパガンダに利用されるなど、面倒な事になる可能性が有る」という意味の「面倒事」なんですが。
 イズニアの個人的な視点で言えば「王家の血を引くノクトが戦闘に巻き込まれて、死にでもしたら困る」という「面倒事」なんです。

 これは【FF15】でもノクト達を助けてくれた、意味不明なアーデンの行動指向に寄せてるんですが。
 イズニアにとっても「ノクトにその辺で死んでもらっては困る」ので・・・停戦協定決裂後、インソムニアでの戦争になる事は分かっていたイズニアは、ルシス王国に匿われているノクトが戦火に巻き込まれて死亡なんて事が無いように、「ノクトの身柄確保⇒安全な場所に移送⇒その上で停戦協定決裂⇒戦闘開始」という計画を立てていた。主人公に対するラスボスの対応とは思えない、とても手厚い待遇ですね。

 それって結局「ノクトの身の安全を確保する事が目的」だったって事なので、極端な話「安全なトコに移送して、即解放」でも良かったんじゃないかな・・・って思ってます。
 だから引き渡しに応じず、どこかに匿われてると面倒ではあったと思うんですね。居場所を内通者に探らせておかなきゃならないorそれが出来なかった場合は迂闊に戦争始められないんで。
 でも、ノクト達が事前にインソムニアを脱出してくれているなら、別にイズニアとしては結果オーライ=大事なレガリアも運んであげなきゃならない事を考えると、寧ろ手間が省けて助かる位だった。
 だからこそ「ノクト達がインソムニアを脱出した」旨の連絡を受けた際に、「それならそれで構わない」と、追手を差し向ける事もしなかった・・・という訳です。
 そもそもイズニアが、調停追加条件に加えてまで「ノクトを確保したい」のなら、ガーディナ渡船場であんなにアッサリ引き下がるのはオカシイってなっちゃうから。

◎イズニアは何で「ノクトの身柄引き渡しを要求」をしたのか? ②
 だとすると・・・元々「ノクト達は翌日にはインソムニアを出発する予定だった」ので、イズニアがわざわざ「ノクトの身柄引き渡し要求」を出してまで、インソムニアから引き離す必要は無かった訳です。ノクト達はイズニアが手を回さなくても勝手に出て行く予定だった・・・って事だから。
 でもまぁそれは、イズニアの知った事では無い・・・いや、知ってたとは思うんですね。ノクト達の心情がどうであれ「タイムトラベル世界共通規定」を絶対に遵守しなきゃならない以上、ルシス王国には深く関われないって事は。
 だから分かってはいたんだけど、それでも「ノクトの身柄引き渡し要求」を出したかったんじゃないかな?分かってても、事の成り行きを待つのイヤだったんでしょう。
 だってあの人、ガーディナ渡船場で会った時に言ってたじゃないですか・・・「待つのイヤなんだよねー」って。

 多分、物事に対して、相手の出方を待つのはイヤ&自分の計画通りに進めたい自己中心的タイプ・・・なんだろうけど。それって何て言うか、単純に「イヤ」というよりも「相手の気持ちを読む事が苦手=だから相手の出方を待つ事がイヤ(心情に由来する行動が分からないから)」みたいな。
 断っておくと、物証とか状況から相手の出方を読む事は、寧ろ得意なんです。でも心情が絡んでくると苦手。
 例えば、意識して一度「相手」を「自分」に置き換えた上で「自分ならこうするだろうな、こう思うだろうな」って「自分」として考える事が出来る事なら、なんとか理解出来るし行動も読める(それすら「意識して~」の事)。
 でも置き換えても「自分」としての答えすら出ない事は、「相手」の立場に立った想像で補う事が出来ない=理解出来ないし行動も読めない。
 自己中心的っていうのも「自分が良ければ、他人がどうなってもイイ」みたいな「自分」と「他人」の関係性がそもそも無くて「自分」しかない。「自分」しかないから、良心の呵責なんか感じる事が出来ない・・・って意味の、自己中心的タイプ。

 ・・・って、ここまで詰めるとイズニアさん、かなり精神的な問題抱えてそうなんですが。
 余りこういう単語を簡単に用いるべきではないのかもしれないですけど・・・やっぱりサイコパスの性質があるのかなぁ、と。
 でも七瀬は「イズニア=サイコパス」と先に設定を決めて、彼の言動・設定を決めて来た訳では無い⇒ここまでの言動・設定を決めて来て「これってサイコパスっぽくない?」と思って調べたら、その特徴と合致してた・・・って流れなんで。
 だから七瀬は「イズニア=サイコパス」とは思ってないんです、そう思って彼の言動・設定を決めて来た訳では無いんで。あくまでも後から「サイコパスっぽい?」と思っただけ。
 ただ勘違いしないで頂きたいのが「サイコパス=残忍性」では無い&「サイコパスの性質上、その結果、残忍性に出る場合もある」みたいな感じ。
 だからイズニアも「サイコパスだから残忍」って意味では決して無いんだけど・・・これ位に振り切っておかないと、この二次創作では彼の行動にリアリティを持たせられないっていうか。
 まぁ【FF15】でのアーデンも、ある意味これ位に振り切れてそうなんで・・・結果的には、どっちも「どこか狂ってる印象」みたいなトコに着地出来るのかなぁ、と。

 因みに、書き忘れてたんですが・・・追加調停条件としてノクトの身柄引き渡しを要求⇒レギスはノクトを差し出す事が出来ない⇒事前にノクト達はインソムニアを脱出⇒ルシス王国側が追加調停条件を拒否⇒停戦協定決裂の口実になる⇒調停協定決裂により大規模戦闘に突入・・・イズニアがここまで先を読んでいたのなら、レギスの一枚どころか何枚も上手なので。そりゃ、相手が悪かったとしか言いようがない。
 まぁ・・・イズニアさん。さっき書いたように、他人の心情に関してはちょっとアレなんで。二番目の心理は読めない&理解出来ない気もしますけど。

◎ガーディナ渡船場でノクト達に接触した理由は?
 昼間にガーディナ渡船場で出会ったイズニアは、この時点で「翌日朝刊で、残念なお知らせです」が、ある事も知っていた訳ですが。
 まぁ・・・全然「今晩、ルシス王国に戦争仕掛けます」みたいな雰囲気は無いので。
 単純に今は「未来から来たとか言う、王家の血を引く人間がどんなモンか見に来た」だけなんじゃないかな。イズニアからしたら、密告情報もらってても詳細な情報は分かっていない訳だし。

 今後の「複雑なお付き合い」を考えたら、予めご挨拶のひとつでもって感じ?
 だって何するにしても、信用がある方が動きやすい&動かしやすいじゃないですか・・・見るからにうさんくさい、変な中年のオッサンより。
 取りあえず「自分もノクト達と同様、未来から来た人間である事」「タイムマシン事業に携わる人間である事」「職業=考古学者(自称)」・・・こんだけ証明しておけば、「自分達を助けてくれるのは、同じ未来から来た人間だから?」「タイムマシンに詳しいのは、その筋の関係者だから?」「過去の世界&神話に詳しいのは、考古学者だから?」ってなるので。
 自分がその立場=1000年の時を超えて迷子だとしたら、ちょっと頼りたくならない?

 因みに「王家の血を引くノクトが、未来に戻ってしまう事は考慮してないのか?」って話ですが・・・その心配はしてないですね、イズニアは「ノクト達が、元の時代に戻れない事を知っている」ので。
 実際にレガリアのタイムワープ機構は故障中(修理出来る見込みはない)&そもそも1000年の時を超えるスペックを持っていないので、今のままでは詰んでる状態。
 そしてタイムマシン関連に関しては、イズニアは例の記念硬貨を持ってる位なので、所詮は研究室レベル&初タイムトラベルのノクト達よりもよっぽど詳しい=彼はノクト達が知らない事実「ランデブーポイントの『ハンマーヘッド』に辿り着いたとしても、この時代(1000年も過去)に救援に来れる手段は確立されていない」事も知っている。

 だからノクト達が気楽に旅をしてるのは「『ハンマーヘッド』に辿り着いたら、何とかなる」と思っての事なので・・・実際は事態はもっと深刻なんですけど。
 その事実を知ってチームの空気が悪くなる&気楽に旅が出来なくなるのも嫌気なので。
 あえて「地図と合ってないのかな?」「未来に戻るのは、片を付けてからだ」みたいに、その事実には触れずに話を進めるのもアリなのかな・・・って思ってます。

 まぁ、イズニアはその他ホイホイ言えないような、諸々のトップシークレット情報も持ってるだろうから・・・今は「かわいい子には旅をさせろ」ってなモンで、「死なない程度に、自由に放し飼い」でイイんじゃないでしょうか?

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