忍者ブログ

落書き帳の10ページ目

◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/

FF8:[77] サイファーのロ~~~マンチックな夢とは? ②

■□■□■□■□■□■□■□■□

*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*

*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

■□■□■□■□■□■□■□■□

【七瀬の幻想による筋書き】
①サイファーは『魔女の騎士』になれるなら、どんな魔女でも良かった?
②う~ん。「SFC時代のプログラム」で動いているサイファーは、「どんな魔女」かを判断する事が出来ない仕様だったのかも?
③つまりサイファーは『魔女』という器でしか判断出来ていない(=『魔女』の中身が誰なのかは見ておらず、だから関係無い)。
④その他諸々・・・「SFC時代(=自分が主人公だった頃)の【FF8】」を貫き通す事を決意したサイファーは、色々な部分でSFC時代を引き摺っている?

 前回の続きですが、今回はちょっとお茶請け感覚?
 とは言っても、相変わらず自分の幻想世界満載ですので・・・フルマラソンの給水所の水がミックスジュースでも耐えられるくらいのメンタルをご用意下さいませ。


■□■□■□■□■□■□■□■□

 現状サイファーって「『魔女の騎士』っていう夢に拘るばっかりに節操なく『魔女』に従い、なのに『魔女』にも見捨てられ、最後はどうにもならなくなって自滅した」可哀想or自業自得orバカなキャラ・・・って感じなんだと思います、残念な事に。
 でも、前回記事の様な考え方・捉え方をすれば、サイファーには同情の余地があるというか・・・サイファーがただのゲームのキャラだと思えば、そりゃサイファーにはどうしようもなかった、と思うんですよね。ゲームのキャラは、基本プログラムには逆らえない。
 むしろ「新しい【FF】に変わらなきゃならない」って中、「今までの【FF】の何が悪いってんだ!」と代弁してくれたと思えばサイファーの事、ちょっと応援してあげたい。
 そんな想いから、前回に引き続きサイファーの「ロ~~~マンチックな夢」の続きを追い掛けていこうと思います。

■□■□■□■□■□■□■□■□

 さて、自分以外の全てが「プレステ時代の新しい【FF8】」に代わってしまった今。そんな中でも「SFC時代(=自分が主人公だった頃)の【FF8】」を貫き通す事を決意したサイファー・・・つまり、それって異世界転生?
 でも感覚的には、そんな感じなんじゃないかと。

 現行作【FF8】では主に「イデア(in Ultimecia)」の『魔女の騎士』だったせいで、主人公側とは敵対関係になってしまったサイファーですが。別に好き好んで主人公側と敵対関係になった訳では無いと思うんですよね。
 あくまでもサイファーは『魔女の騎士』になりたかっただけ。
 で、最初に接触した魔女「イデア(in Ultimecia)」の『魔女の騎士』になった。
 でも残念な事に「イデア(in Ultimecia)」は、主人公側と敵対関係にある魔女だった。
 だからサイファーも『魔女の騎士』として、主人公側と敵対する事になった。
 ・・・まぁ、それだけの事なんだと。要するにサイファーは「今まで通り(=SFC時代)のプログラム」で動いているんだけど、「シナリオ・設定の方が新しく(=プレステ時代)変更」されてしまった。
 それって「いや、魔女なら誰でもイイんかい?!」って感じですが・・・サイファーはそこまで見てないというか、見る事が出来ないんだと思います。
 七瀬のイメージだと、サイファーが主人公だった頃の【FF8(SFC時代)】は、魔女=エルオーネだった。つまり『魔女=ヒロイン』であって、そもそも「魔女が悪役」とか「魔女が同時に複数人」って発想が無かったんじゃないかな?
 つまり『魔女=ヒロイン』って事は、難しいプログラムを書き足さなくても、『魔女』は主人公側でヒロインだし・・・って事は『魔女の騎士』が悪者側になるなんて状況も、起こりようがなかった(そもそも自分が主人公だし)。
 だから『魔女』がエルオーネでほぼ固定だし、SFC時代で容量も節約したいしで、考えた結果。「SFC時代のプログラム」で動いているサイファーの判断基準は、こういう風になってるんじゃないかな?

 *【変数「魔女」】に「キャラクター:エルオーネID」を代入。

 *条件分岐:【変数「魔女」】のHPが50%以下の場合。
   ⇒「魔女」に「ポーション」を使用する。
   ⇒条件に当てはまらない場合は「攻撃」をする。

 『魔女』がエルオーネでほぼ固定なので、エルオーネが登場or魔女になったタイミングで【変数「魔女」】という器に「キャラクター:エルオーネID」という中身を放り込んでおく。
 で、分岐のタイミングで条件分岐プログラムを書いて、条件によってサイファーの行動を振り分ける。
 イメージの話ですけど「SFC時代のサイファー」ならこれで動けたんだと思います。条件分岐の対象に【変数「魔女」】とだけ書いておけば、その中身は「キャラクター:エルオーネID」に決まっているので、余計な条件を足す必要が無い。
 この条件分岐だけで、自分が守るべき「魔女・エルオーネ」がHPが50%以下のピンチになったらポーションを使用する。それ以外の場合は、攻撃に徹する。
 要するに、サイファーのプログラムは「変数の名前で判断している」⇒「変数の中身が何なのかは見ていない(=見る必要が無かったから確認するプログラムが組まれていない)」⇒「魔女の中身が誰でも構わない」⇒「だって魔女っていう器でしか判断出来ないから」という事。
 だから本来なら、上記の条件分岐の前提条件として、

 *条件分岐①:【変数「魔女」】が「キャラクター:エルオーネID」の場合。
   ⇒条件分岐②へ。
   ⇒条件に当てはまらない場合は「攻撃」をする。
 *条件分岐②:【変数「魔女」】のHPが50%以下の場合。
   ⇒「魔女」に「ポーション」を使用する。
   ⇒条件に当てはまらない場合は「攻撃」をする。

 赤文字のトコみたいに、そもそも【変数「魔女」】がエルオーネかどうかという条件分岐に掛けないといけないのを、「魔女はエルオーネ以外は有り得ないから」という理由で、容量削減の為にすっ飛ばしている・・・そういうイメージ。サイファーがおバカなんじゃなくて、そういうプログラムって事。
 だから極端な話し。「【変数「魔女」】に「キャラクター:〇〇」を代入。」ってプログラムで中身が入れ替わっても、サイファー自身は疑問に思わないだろうし。
 その【変数「魔女」】の中身が「イデア(in Ultimecia)」でもリノアでもアデルでもアルティミシアでも何でも良かったんじゃないかな?基本サイファーは、個々のキャラクターではなく「器=【変数】」の方でしか見えていないんだから仕方がない。
 「お前、魔女なら誰でもイイんかい?」と思われようが。サイファーはプログラムに従って動いているだけなので、【変数「魔女」】に「キャラクター:イデア」を代入。」って書かれてしまったら、「いやいや、俺の魔女はイデアじゃなくてエルオーネだから!」って判断出来ないんです。だって判断するプログラムが無いんだから仕方ない。

 でもってこのサイファーの、個々のキャラクターではなく「器=【変数】」の方でしか見えていないって状況。これは『魔女』に関わらず、他のキャラに関しても同じ様な見方をしているんじゃないかな?
 サイファーって『チキン野郎』とか『伝令の女』みたいに、キャラ名ではなく「あだ名」で呼ぶ&自分が認めた相手(?)は「ホネのあるやつリスト」に書く・・・って事をしてたじゃないですか。
 要するにあれも『チキン野郎』とか『伝令の女』の名前に興味が無い=中身が誰かでは判断してない。
 でも自分が「こいつの事は覚えてやってもイイかな」って思った相手は、ちゃんとキャラクター名をプログラムに書き足して、キャラクター名で判断したいと思っている・・・って事だったんじゃないかな?本当に出来るかどうかは別としても、その辺りは一応努力しようと思ってたのかも?

■□■□■□■□■□■□■□■□

 他にサイファーのプログラムに関して思うのが・・・サイファーの特殊攻撃(始末剣)って、何か変じゃないですか?いや、変って言うと語弊があるんですが。何て言うか、技名と攻撃アニメーションが合っていないというか。
 サイファーの特殊攻撃って『雑魚散らし』『鬼斬り』『血祭り』など、「ちょっと悪目の主人公のライバル」っぽい、何だか物騒な名前が付いている訳ですが。その割には攻撃モーションは・・・う~ん、そこまで悪そうじゃないというか。ぶっちゃけ「そのモーションで『鬼斬り』って、どういうセンス?!」って感じしません?
 だからあれも「SFC時代(=自分が主人公だった頃)の【FF8】」を引き摺ってるんじゃないかな?
 どういう事かと言うと。幻となった「サイファー編(SFC時代)」の頃、サイファーはあのモーションの必殺技を「別の技名」で使っていたんだと思います。「〇〇円舞」とか「〇〇クロス」みたいな主人公っぽい技名。
 で、途中まで創っていた夢の「サイファー編(プレステ時代)」でも、その必殺技を使うつもりで攻撃アニメーションを創っていた。ドット絵だったアニメーションを3Dモデルに創り直していた。
 でも折角創ったのに、それ自体が途中で中止になってしまった。【FF8】は「サイファー編(SFC時代)」のような王道ファンタジーではなく、「スコール編(プレステ時代)」という今までとは違うファンタジーへと舵を切った。
 そんな訳で現行作【FF8】では「王道ファンタジーの主人公」ではなく、「ちょっと悪目の主人公のライバル」という立ち位置になってしまったサイファー。
 じゃあ、折角創った攻撃アニメーションをどうするか・・・今から『雑魚散らし』『鬼斬り』『血祭り』の攻撃アニメーションを創る余裕もない。
 ・・・って訳で。もともと創っていた攻撃アニメーションに、『雑魚散らし』『鬼斬り』『血祭り』って名前を当てがったんじゃないかな?

 だからサイファーは、至って真面目にグルグル回ってる訳です。だってそれが自分が長年使ってきた自慢の必殺技だから。
 でもそんなサイファーを見て「ギャグにしか見えない」「名前に反して面白い」「何であんなモーション?」と思うのであれば、それはやっぱり「新しい【FF8】では、古い【FF8】は通用しなかった」という事なんです。
 だって、実際のSFC時代に・・・【FF6】でグルグル飛び回るマッシュの『夢幻闘舞』を見て、本気で「ギャグにしか見えない」「名前に反して面白い」「何であんなモーション?」とツッコんだプレイヤーって、そう居なかったんじゃないかと思うんですよね。いや、多分の想像の話ですけども。
 何でかって言うと、当時はそれが当たり前だったから。「何かよく分からないけど、凄い事になってるんだろうな」位のモノで、そこまでドット絵の攻撃アニメーションを真剣に受け取る事も無ければ、違和感を感じる事も無かったんじゃないかと。
 でもそれは勿論、可愛らしいドット絵の「SFC時代」だから許されたのであって、リアルな3Dモデルになった「プレステ時代」では通用しないんです。ご存知の通り、リアルなサイファーが真顔でグルグル回りながら『鬼斬り』とか言ってたら、「何かおかしくない(色んな意味で)?」ってなっても仕方がない。

■□■□■□■□■□■□■□■□

 後、ついでみたいなモノだけど。
 サイファーの戦闘シーンで印象深いのが、乱入してきたオーディンを『斬鉄剣返し』で返り討ち後、更にギルガメッシュが乱入して来てサイファーが吹っ飛ばされるアレ。
 あのギルガメッシュってサイファーを見て、「4本目をくれたのは、アンタ・・・・・・」「ん? オマエなのか・・・・・・ バ・・・・・・」って言うけど、どう見てもバッツじゃないだろって話。
 まぁ、普通に考えれば、あそこでギルガメッシュが乱入してくるのって、当にギルガメッシュファンに対するファンサービス(=ギルガメッシュファンの想いによって召喚された『G.F.(乱入型):ギルガメッシュ』)だろうから。「ファンが思い描くギルガメッシュ像」+「それっぽい事を言ったら、ファンが喜ぶだろうな」って理由も分からんでもない。
 でもそれであれば、上の台詞までで終わらせておく方が正解だと思うんです。だってこの後の「もしそうなら、オレの剣をかわせるはず!」「行くぜ!」まで行くと、「冗談ではなく本当にギルガメッシュは、サイファー=バッツなのか判断に迷っている」ってニュアンスが強くなるじゃないですか。もしかわせてたらアレがバッツでイイのか、ギルガメッシュ?
 だから単なるファンサービスではなく。もしも本当に、ギルガメッシュが初対面のサイファーを見て、バッツなのかと思ったのだとしたら・・・それはサイファーの中に「SFC時代の主人公の面影」みたいなモノを感じたからじゃないかな?
 もしかしたら彼らはゲームの世界の住人を、「外見&服装」とか「声&セリフ」で判断してるのではないのかもしれない。

■□■□■□■□■□■□■□■□

 とまぁ、今回は「サイファーって、SFC時代を引き摺ってない?」というような事を拾ってみた訳ですが・・・パンチは弱かったかな、と反省中。
 なので次回はサイファーの「ロ~~~マンチックな夢」の最終章。
 プレステ時代を走り続けた、SFC時代の主人公・サイファー。
 彼の夢のゴールが何だったのかを書いて、最後を締める事が出来ればと思います。

拍手[0回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
  

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
7 8 9 10 11 12
13 15 16 17 18 19
21 22 24 26
27 28 29 30

ブログ内検索

Copyright ©  -- 落書き帳の10ページ目 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]