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落書き帳の10ページ目

◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/

FF8:[74] 『エルオーネ』が存在する理由? ③

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*

*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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【七瀬の幻想による筋書き】
①エルオーネというキャラクターを考えた場合。「ちっちゃなエルオーネ(=ラグナ編)」「姿を持たないエルオーネ(=孤児院時代)」「大人になったエルオーネ(=スコール編)」の3キャラが存在する。
②この3キャラのエルオーネを分けて考えた場合。それぞれのエルオーネが存在する理由は異なるんじゃないかな?
③あくまでも設定としてですが。創り手がゲームキャラとして創ったエルオーネは「ちっちゃなエルオーネ(=ラグナ編)」だけで。残り2キャラのエルオーネは、本来登場させるつもりが無かった&創り手すら理解不能な存在(=だから作中でも詳しくは語られない)なんじゃないかな?

 最初に念を押しておきますが、考察ではありません。
 感覚としては二次創作小説書く時の、構想みたいな感じです。「もし〇〇がxxだったら~」みたいな何でも有りなノリ。
 そんな胡散臭い内容でも「読んであげるよ」って方は、【・・・続きを読む】から、お願いします。


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【大人になったエルオーネ(=スコール編)】
 では3キャラ最後のエルオーネですが・・・七瀬はスコール編に登場するエルオーネの正体は「バグ」じゃないかと思ってます。
 前に「エルオーネの不思議な力=過去の世界に飛ばす能力はエルオーネに紐づいているバグであって、エルオーネ自身がバグな訳では無い」と書きましたが。新世代【FF8】に登場するエルオーネは「エルオーネ自身がバグ」なんじゃないか・・・という事です。

 いつもは「ゲームの内容」的に考えた幻想を先に書いていましたが。今回は「ゲームの仕組み」「ゲームの内容」の線引きが曖昧なので、思いつくままに書いていきます。いつもより混沌としておりますがご容赦ください。

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 一先ず「ゲームの仕組み」的に考えた場合。①&②でも書いたように「創り手は、スコール編にエルオーネを出すつもりはなかった」と、七瀬は思っています(これが「基本・ベース」の話ですので、考察は期待しないで下さい)。
 元々エルオーネがリノアに「ジュリアの娘=ヒロイン」の座を譲った時点で彼女を消したかったんだけど、没キャラにしようにも彼女に紐づいているバグが解消出来なかった&キャラ人気もあるし、没キャラにするのも可哀想なので「ちっちゃなエルオーネ」を残した。

 つまり、なんやかんやで「ラグナ編」に「ちっちゃなエルオーネ」を残しただけで。1から作るスコール編に、わざわざバグを引き起こすエルオーネを登場させる必要は無く、ウィンヒルの村のおじいさんが言っていたように「天使のようなエルオーネも あの日を境に、消えてしまった」=「あの日を境に」の「あの日」がレインが亡くなった日=スコールが生まれた日=スコールに代替したタイミングで「消えてしまう」予定だった。

 でも、消せなかったんだと思います。
 イメージとしては、創り手はエルオーネに関するプログラムを組んでいなかった。だって登場させる予定が無かったから。
 でも、エルオーネは「勝手に」ゲーム画面に居て、「勝手に」過去のイベントにスコール達を飛ばしてしまう。要するにバグで「居る筈の無い没キャラが表示される」「あるイベントまで進めると、勝手に変な場所・イベント・時間に飛ばされる」そういうイメージ。創り手はエルオーネを表示するプログラムなんか組んでないのに、バグがどっからかエルオーネのキャラモデルを引っ張て来て勝手に表示しちゃう・・・みたいな(エルオーネのキャラモデルがどっから来ているのかは、また別の機会に)。
 勿論そのままの状況では、あそこまで物語を成立させる事は出来ないので。「エルオーネ出現バグ(=エルオーネ自身がバグ)」&「エルオーネ時空転送バグ(=エルオーネに紐づいているバグ)」を解消出来なかった創り手は、この2つの「バグ」と帳尻を合わせた【FF8】の物語を作る事にした。

 つまりエルオーネの不思議な力に関する情報が乏しいのは「創り手にも分からないバグだから分からない」、そもそも「エルオーネ自身が、創り手の手に負える存在ではない」から。
 まぁ、エルオーネ自身がバグで好き勝手やってるなら、ラグナ編に突入するタイミングが滅茶苦茶でも仕方がない訳で・・・普通に考えたらエスタ到着時点で倒れるとか辞めて欲しい。

 「いやいや!でもエルオーネが居なかったら、物語が成立しないだろ?」ってのはご尤もですが・・・そもそも「エルオーネが居なかったら、こんな物語にする必要は無かった」んです。もっとスコール&リノア全振りの【FF8】にすればイイんだから。
 確かにエルオーネが居なければ、ラグナ編を垣間見る事は出来ません。それにリノアの中に入って来たUltimeciaを過去のアデルの中に飛ばす事が出来ず、時間圧縮世界を引き起こして未来のアルティミシア城に行く事が出来ません。最終戦に辿り着く前に手詰まりです。
 でも逆に考えれば・・・そもそもエルオーネが居なければラグナ編を創る必要は無く、ラグナ編が無いならUltimeciaは遠い未来から今の時代に干渉してくることも無かったんです。Ultimeciaはエルオーネの不思議な力を研究して創られた『J.M.E.』を使って、遠い未来から飛んで来ていたので。
 だから考えようによっては「エルオーネが居なかったら、物語が成立しない」というのは、当たり前なんじゃないかな?だって創り手は「エルオーネという制御不能な存在から始まり、彼女の制御不能な力に振り回されながら、何とか【FF8】という物語を作っている」って事だから(あくまでも、そういう設定)。

 そしてこの「スコール編でもエルオーネを登場させる事になった」想定外の出来事によって、孤児院時代には「姿を持たないエルオーネ」を登場させる・・・というか、容量の都合でキャラモデルを用意する事も、セリフを追加する事も出来ないけど、「孤児院時代にもエルオーネが居た」事にしなくてはならなくなった。だからプレイヤー各々が想像する「夢のエルオーネ」の居場所を創った。

 現行作【FF8】の過去のラグナ編があのようなシナリオになっているのも、もしかしたら「スコール編でのエルオーネ」から逆算した結果なのかもしれません。「スコール編でのエルオーネ」がそんな挙動を起こしていたので、「ラグナ編でのエルオーネ」もそういう物語に落ち着いた。
 もしそうだとしたら・・・そういう経緯で創られた「過去(=ラグナ編)」を、エルオーネはどんな想いで見ていたのかな?

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 ここまででも、かなり滅茶苦茶な話しですが。話を進める為には一先ず上記の様に「エルオーネは、本来はゲームのキャラとして創ったのではない、創り手にとっても想定外のバグのような存在」だったとして下さい。
 と、書くと「バグ、バグ言ったらエルオーネが可哀想だろ」って感じですが・・・創り手はエルオーネという「バグ」を、「排除しなければならない不具合」ではなく、「創造主である自分達ですら予測不可能な奇跡」みたいなイメージで捉えていたんじゃないかと思っています、七瀬は勝手に。
 何を根拠にって感じですが・・・まぁ、確かに根拠は無いんですが、何となく思うんです。四六時中プログラムを駆使してCPUと融通が利かない遣り取りをしてる創り手だからこそ、ゲームで創れるファンタジーの限界を痛感してたんじゃないかなって?
 創り手・・・その中でもプログラマーさんって、創ろうと思えば大抵の事は出来る、言わば【FF8】の創造主な訳です。
 でもそれって見方を変えれば、【FF8】は全て自分達がプログラムして創った「全部知り尽くした世界」であり、プログラムで組んだ以上の事は起きない「限界のある世界」って事です。「ファイナルファンタジー(=究極の幻想)」と謳っていても、結局は全部「プログラム上の出来事」であって、突き詰めれば限界のある「創られたファンタジー」です。
 つまり創り手は、自分達がゲームとして創れる【FF8】には、限界がある事を分かっていた。
 また、七瀬が勝手に思っている事ですが・・・もしも本当に「創り手は本当はFFらしい【FF8】を作りたかったが、海外市場という未来を見据え、海外で売れる【FF8】を作らなければならなかった」とすれば。
 「【FF】のスクウェア」という肩書に憧れてその道を目指した「若い創り手達」にとって、突き付けられた現実は辛いモノだったんじゃないかな?

 だからこそ彼らは「一文字しか合っていなくても会話が通じる」「中にこもってるハートさえしっかりしてれば、なんだって大丈夫!」・・・ラグナが体現していたそんな人間の曖昧さに、そこから生まれる柔軟な発想に「プログラムでは成し得ない、限界を超える可能性」みたいなモノを感じてたんじゃないかな?
 人間が当たり前にやってのける「曖昧な処理」を、プログラムで組むのは不可能な訳で。
 勿論、プログラム上に無い処理をする事も不可能な訳で。
 そういった「プログラムで創れる限界」を超える可能性を、自分達にも制御不能なエルオーネという「バグ」に重ねていたんじゃないかな?
 エルオーネは自分達が組んだプログラムではない「バグ」なんだけど、「排除しなければならない不具合」ではなく。
 プログラムでは成し得ない「限界を超える可能性を秘めた奇跡」・・・そういう位置付けの存在だったんじゃないかな?

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 とは言っても・・・いくらそう位置付けたところで、それをちゃんとゲームの世界に落とし込まないと、ゲームの内容としては成立しない訳です。
 事実、普通に考えれば皆「エルオーネはスコール達と同じ【FF8】の住人(=創られたゲームキャラ)」と思っているのが当然で、「エルオーネは実はバグで、本来は存在しない」なんて「夢のエルオーネ」を見ているのは七瀬だけだと思います。
 じゃあ、どのように「本来はプログラム上に存在しないエルオーネ」というバグを、「【FF8】の住人」のように存在させるか?
 その伏線が孤児院時代の「姿を持たないエルオーネ」に寄せられた、「エルオーネというキャラに対する想い」だったんじゃないかな?
 孤児院時代を見て「既にエルオーネは居ない」と思ったプレイヤーも居れば、「今、居ないだけのエルオーネを捜している」と思ったプレイヤーも居たと思います。
 その比率がどうかは分からないけど、後者にすれば自分の想像力で「姿を持たないエルオーネ」が見えていた筈です。エルオーネというキャラが好きだった人ほど、当たり前に無意識に当然のように「エルオーネは居る」と思えた。「今居ないだけで、普段は皆からおねえちゃんって慕われてたんだろうな」って信じていた。
 そういう沢山沢山沢山のエルオーネ好きさんの「エルオーネへの想い」が集まった「力」が、自分で考えて自身をコントロール出来る存在になった・・・つまり【FF8】の世界に落とし込むなら、エルオーネという存在は【FF8】でいう所の「強大な自律エネルギー体=『G.F.(乱入型)』」だったんじゃないかな?

 スコール編に登場するエルオーネは、本来なら存在しない筈の「バグ」=創り手がプログラムして創ったゲームキャラではなかった。存在自体もその不思議な能力も、創り手ですら制御不能な存在だった。
 だから本当は「消してしまう」筈だった。
 でも、たくさんのプレイヤーの「エルオーネへの想い」が集まり、その「エルオーネへの想い」が「バグ」と結び付く事で、その「バグ」はプログラムの支配・制約すら受けない、自身の意志で動く『乱入型G.F.:エルオーネ(=強大な自律エネルギー体)』という存在になった。

 つまりスコール編に登場するエルオーネは、創り手ですら制御不能な「バグ」と、沢山のエルオーネ好きさんの「エルオーネへの想い」が結び付く事で産まれた、『乱入型G.F.』という「奇跡の存在」だった・・・という設定。
 これが七瀬の思う、「大人になったエルオーネ(=スコール編)」の正体であり、存在する理由です。

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 まぁ、本当に適当に思い付いた事を書いているだけなんで、胡散臭い事この上ない話です。
 そもそも、あのエルオーネの存在感で「実は『乱入型G.F.』」って言われても、「はぁ?」って感じだと思います。だって戦闘中だけとかじゃなくて、普通に存在してるんだもん。どんだけ強大なエネルギー集まってんの?
 本当に、有り得ない話です。あのエルオーネが、実は実体を持たない『乱入型G.F.』だなんて。

 でも一度、こう考えてみたらどうかな?
 エルオーネは、エルオーネの祈り子たちの想い・祈りによって召喚された、「夢のエルオーネ(=乱入型G.F.)」だった。
 ティーダは、ザナルカンドの祈り子たちの想い・祈りによって召喚された、「夢のザナルカンドの一部(=召喚獣)」だった。

 夢のザナルカンドを召喚していた祈り子たちは、ゲーム中に有る存在でしたが。
 エルオーネの場合はその役割をゲーム中のキャラだけでなく、プレイヤー・創り手など・・・沢山のエルオーネ好きさんが担っていたんじゃないかな?
 確かに【FF8】一作では、そこまでの想いが集まるとは思えません。
 でも【FF8】が実はループ(リメイク)を繰り返していて、実は100回目の【FF8】だったと仮定して創られているのなら。FC時代(ラグナ編)で愛されていたエルオーネが、プレステ(スコール編)に移行したら居なくなってたら・・・きっと沢山のエルオーネ好きさんが悲しむんじゃないかな?
 「エルオーネ、居ないの?」「エルオーネに会いたい!」・・・そんな沢山の想いが集まったからこそ、制御不能な「バグ」は「エルオーネ」として存在出来たんじゃないかな?
 「バグ」だからって消してしまうのではなく、「そういう設定(=乱入型G.F.)にしよう」って創り手の背中を押したんじゃないかな?
 つまりエルオーネとティーダの成り立ちは同じで、誰かの想いによって生まれ「自らの意志」を持った存在。

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 主人公を召喚獣の一部にしちゃう発想がある創り手なら、たった二年前にこういう発想があってもおかしくないと思うのですが・・・どうかな?
 勿論、これが真相である事は100%無いですが、そういう風に見るとEDのラグナ&エルオーネは全然違った印象に見えるので幻想が捗ります。
 これは七瀬の勝手な幻想ですが。エルオーネは本来「ラグナとジュリアの娘」という役どころだったと思っています。
 そう思って見れば、ラグナからすれば「本来は消えてしまう筈だった自分とジュリアの娘(=エルオーネ)が、沢山の人たちの想いによって存在している」「消えてしまう筈だった娘を、今でも沢山の人が想ってくれている」って事なので。
 それをラグナがどこまで知ってる設定なのかは分かりませんが・・・無意識化に記憶を持つからこその、あの表情だったんじゃないかな?

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