忍者ブログ

落書き帳の10ページ目

◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/

FF8:[67] 釣りじいさんとオダイン博士のモデルは坂口氏? ②

■□■□■□■□■□■□■□■□

 前回の記事は「釣りじいさん=坂口氏」の方に焦点をあてて書きましたが、今回は「オダイン博士=坂口氏」です。
 「オダイン博士=坂口氏」に関しては、【『FF8開発室』は、どこにある? ③】にも書きましたが、「釣りじいさんとオダイン博士、両方のモデルは坂口氏」と考えた場合には、大きく意味が違ってきます。
 というか、あの取ってつけたような問答だけを取って「オダイン博士=坂口氏」って言うのは、幻想であっても失礼かと。あの「オダイン博士のモデルが坂口氏」というのなら、そんな一部分を切り取っただけではなく、オダイン博士の一連の行動に「坂口氏らしさ」を見出せないと申し訳ない。
 という訳で。「オダイン博士=坂口氏」に関しては、新しい切り口で行きたいと思います。よろしくお願いいたします。


■□■□■□■□■□■□■□■□

 作中のオダイン博士って、ラグナ君曰く「ホントに自分の研究のことしか考えないおっさんだった。」の通り、かなりハチャメチャなキャラしてる印象な訳ですが。結局、オダイン博士が何の研究をしていたかっていうと、「オダイン博士の研究の成果で疑似魔法が使えるようになった」「オダイン・バングルなどの魔法アイテムの発明」「魔女アデルの命令に従って魔女の研究」「奴はやつでいろんな発明(「魔法制御装置」もその一つ)」など。まぁ、時間軸がどうなっているのかは分からないけど、一貫して「魔法・魔女」といったものの研究に携わっていたのではないかと。
 その中で比較的、具体的&時間軸が分かっているのが「セントラ発掘現場の調査(ガルバディア兵時代のラグナとエスタ兵が遭遇していた)」「魔女アデルの後継者を探す為の女の子狩り」「その途中で見付けたエルオーネの、不思議な力の研究」「ジャンクション・マシーン・エルオーネの開発(試作段階?)」であり、これらに共通するのが「魔女の力の継承方法」なんじゃないかなと思う訳です。
 そしてこれは正直、先に結果ありきの発想な訳ですが。現実の「オダイン博士=坂口氏」に当てはめた場合、この「魔女の力の継承方法」っていうのは「【FF】というゲームの移植・リメイク先&方法」・・・つまり作中でオダイン博士が「魔女の力の継承方法」を研究していたのは、現実で坂口氏が「【FF】というゲームの移植・リメイク先&方法」を探していた、ってトコに流れ着く印象。

 ・・・普通に考えたら、そんな考えにはならないと思います。こじつけもイイとこ。なので理解して頂けるとは思いませんが、七瀬の頭の中的にはこんな感じです。

■□■□■□■□■□■□■□■□

【魔女アデルの後継者を探す為の女の子狩り】
 後継者を探していたのがアデルの意思なのか、エスタ(スクウェア・オダイン博士)の意向なのかは、この際置いておきます。大事なようで大事ではないというか・・・肝心なのは「当時のエスタが魔女アデルの後継者を選ぶべく、世界中から少女を無差別的に集めていた」という事なので。
 これを七瀬流に解釈すると、「当時のスクウェア・坂口氏が【FFシリーズ】の移植・リメイク先を選ぶべく、世界中から対応しうるソフト媒体を無差別的に集めていた」という事になります。
 つまり『アルティマニア』の『魔女』の項目には、「魔女になりうるかどうかの適性は、力を宿す為のキャパシティと相性によって決定」「身体から切り離された純粋な力のみが、次の魔女に継承」「力の授受を行う者同士が血縁関係にある必要はない」「寿命も人間と同程度」「次の継承を行うまで魔女は死ねない」というような事が書かれていますが、これらを「移植・リメイク先」と考えると、「移植・リメイク先となりうるかどうかの適性は、カセット容量と相性によって決定」「カセットから切り離された【FF(プログラム)】のみが、次のカセットに継承される」「移植元と移植先が同じ系統(任天堂系統、セガ系統など)である必要は無い」「カセットの寿命も有限」「移植・リメイクを行うまでは、どんなに古いハードのソフトでも現役でいなければならない(なので暴走したり、醜いと表現されるようになる)」と、いう訳。
 で、実際に「魔女の後継者」=「移植・リメイク先」に選ばれたのが、バンダイの携帯ゲーム機『ワンダースワンカラー(WSC)』・・・というのが、七瀬のトンデモ解釈。そう考えれば「研究の役に立てば、親も喜ぶでおじゃる!」って非情な台詞も、「移植先に選ばれれば、バンダイも喜ぶ」って事なので、それはそうかもね、と。実際に『WSC』の最高売上ソフトは【ファイナルファンタジー】だったらしいし。

【その途中で見付けたエルオーネの、不思議な力の研究】
 エルオーネの正体は、エルではなく、エミュ・・・つまり『エミュレータ(システム)』というのが、七瀬のイメージです。この辺りは実は全然関係ない【KINGDOM HEARTS Tamagotchi 20th Anniversary 発売で思う事 ②】で書いてたりします。
 エルオーネが『エミュレータ(システム)』的な役割をしていて、過去の【FF8】の世界にプレイヤーの分身であるスコールを飛ばしている。そしてこの過去というのは今のバージョンの【FF8(リメイク100)】の過去ではなく、過去の【FF8(リメイク50)】にかつてあったイベントとかに飛ばしている・・・そういうイメージ。
 そう考えれば、ラグナ編の過去の辻褄が合わない&複数パターンがあるのも納得できるし。ラグナの足がつるって現象も、本来のバージョンでの挙動とは違う事をしようとした時に起きる、バグみたいなモンなんじゃないかなぁ、と。地味なトコで言えば、エルオーネが『エミュレータ(システム)』だとすれば、そりゃ「バグ」とか「チューチュー」吸い出されるのは嫌だろうし(ラグナが心配してただけで、エル本人は大丈夫って言ってたけど)。

【ジャンクション・マシーン・エルオーネの開発(試作段階?)】
 エルオーネは参考となった『エミュレータ(システム)』であって、オダイン博士が作った物ではありません。じゃあ、オダイン博士がつくった『J.M.E.』は何だったのか?
 七瀬的には、そもそものキッカケとなった『エルオーネ=エミュレータ(システム)』を「移植・リメイク先を探していた時に見付けた」ので、それに関連するもの・・・バンダイの『ピピンアットマーク(標準でモデムを搭載&ダイヤルアップ接続でインターネットに接続可能)』に、『スクウェア公認・エミュレータ(後のバーチャルコンソールみたいなシステム)』を搭載する予定があった(要・外付け周辺機器?)or『次世代ピピンアットマーク』には搭載される予定だった・・・みたいな話があったら、夢があってイイなぁ、と思ったり(まぁ・・・これは本当に、夢の話ですけど)。
 坂口氏(オダイン博士)の目的が「【FFシリーズ】の移植・リメイク先探し」だったなら。最初は「移植・リメイク先」としてソフト媒体を探していた(=魔女の後継者探し)けど、その途中でゲーム機本体にエミュレータ(システム)を搭載するという方法に思い当たり(=エルオーネの不思議な力)。実際にそのような計画が動いていた(=『ピピンアットマーク』にスクウェア公認・エミュレータ搭載計画)というのは、それなりに筋が通らないかな?「【FFシリーズ】の移植・リメイク先探し」を探すなら、ハードの切り替わりの度に問題に直面するソフト媒体より、エミュレータ(システム)の方が都合が良くない?
 まぁ・・・プログラム&データだけって、やっぱり手元にある感が無いというか。移植から外されたバージョンとか、改変されたバージョンって、どこにも存在しなくなってしまう(=プレイ不可能、歴史から抹消)って可能性もある訳で。「ゲーム」として見た場合、本当にソフト媒体という器(=実体)を捨ててしまう事が最善かどうかは分からないけど。

【セントラ発掘現場の調査】
 さて、わざと飛ばしていた「セントラ発掘現場の調査」ですが・・・この「セントラ発掘現場」って後の「ルナティック・パンドラ」ですよね?
 という訳で、この「セントラ発掘現場(=ルナティック・パンドラ)の調査」については、触れないでおこうと思います。何故かと言うと、ファンタジー世界において「パンドラと名前が付くものは、興味本位で開けてはいけない」からです。
 何か「ここまで好き勝手書いておいて、今更?!」って感じですが。例え幻想と前置きをした上でも、七瀬にはこの箱を開ける勇気はない。

 とまぁ、以上が作中でのオダイン博士の一連の動き(=「魔女の力の継承方法」の研究)が、現実で坂口氏が「【FF】というゲームの移植・リメイク先&方法」を探していた事とリンクしているのではないか・・・と思う流れです。
 という事は、そもそも論として「本当に坂口氏が【FF】というゲームの移植・リメイク先&方法を探していたのか?」ってトコから土台はグラグラな訳です。
 でも七瀬が思うに、この頃(~1999年)って任天堂ハードがSFC(1990年)からN64(1996年)に切り替わって数年。「じゃあ過去にFCとか、SFCで出したタイトルはどうする?」ってのが問題になってても不思議ではないと思うんですよね。特にスクウェアは任天堂とゴタゴタしてた時期で、本来なら同じ血縁関係であるGBから【FFシリーズ】のリメイクを出すのが難しい状況。
 そうでなくても、元々スクウェアはパソコンゲームを作っていた時代の教訓から、ハード選択・移植・互換性といった部分には敏感だったと思うので。ハードとの二人三脚が絶たれた時(=メインハードが次世代機になった時)にどうするかってのは、切っても切れない命題というか、常に考えていたんじゃないかと七瀬は思う・・・思うからこその、この幻想な訳です。長々とお付き合いいただいたのに、その程度の事で申し訳ない。

■□■□■□■□■□■□■□■□

【オマケ:遠い未来の『J.M.E.』とは、何なのか?】
 オダイン博士が「今はまだおもちゃみたいな機械」と表現した『J.M.E.』が、日の目を見なかった『ピピンアットマーク(スクウェア公認・エミュレータシステム搭載)』だとすれば。遠い未来の『J.M.E.』は、Wii・WiiU・3DS時代のバーチャルコンソール、プレステ系のPSアーカイブスってトコかな?
 【FF8】の時代に、既にスクウェア・坂口氏は、10年以上先の上記の様なシステムを目指していた。遠い未来には改良に改良を重ねた、そういうシステムが完成していると確信していた。

 ただこの場合、注意したいのが「『J.M.E.』=VC、PSアーカイブスが悪さをする」という訳では無いって事。だって本編を思い出して下さい。『J.M.E.』は魔女アルティミシアが利用している機械であって、『J.M.E.』自体が悪さをしている訳では無い。要は「使い手が誤った使い方をしている」「古い時代のゲームに対し、ネガティブな思想を持っている」から世界の脅威となっただけです。任天堂やソニーは悪くないんだよ!
 例えるなら・・・魔女アルティミシアがVC(=『J.M.E.』)で【FF8リメイク〇〇】をしてて、何か不満に思った。で、VCでプレイできるバージョンの【FF8リメイク〇〇】は圧縮するなり、改変するなりしたけど、根本的な部分を修正するには、VCでプレイ出来るバージョンよりも前のバージョンをどうにかしないといけない⇒其の為にはVCでプレイ出来るバージョンよりも前のバージョンがプレイ出来るエミュレータシステムが必要だという考えに至った。だからVC(=『J.M.E.』)よりも前のエミュレータシステム(=エルオーネ)を探し出し、彼女の動作環境に合った古い時代の【FF8リメイク△△】にまで介入しようとした。
 何かゲームに切れてる魔女アルティミシアってちょっとほのぼのしますが、七瀬が思う魔女アルティミシアの行動思想はそういうイメージ。

 じゃあ、遠い未来から干渉していた魔女アルティミシアが何者かといえば・・・それは「受け取り手による」と思います。
 人によっては「一部の過激な規制による、過去のゲームに対する干渉」と感じる人も居るかもしれません。
 逆に「昔のゲームが好きだったからこそ、今のゲームが許せない」「それが間違いだったんだ、その誤った歴史を修正したいんだ」という、愛ゆえの行き過ぎた思想を感じる人も居るかもしれません。
 でもそれは最近のゲーム業界を取り巻く状況と同じで、どうするのが正解なのか分からない事なので(行き過ぎているだけで、一概に「悪」とは言えないかもしれない)。どの辺りで折り合いをつけるのか、ゲーム会社も匙加減が大変だろうなと勝手に思っている七瀬です。

拍手[0回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
  

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
7 8 9 10 11 12
13 15 16 17 18 19
21 22 24 26
27 28 29 30

ブログ内検索

Copyright ©  -- 落書き帳の10ページ目 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]