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FF8:[62] リノアの周囲に舞う黒い羽根は、何の象徴なのか? ①

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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【七瀬の幻想による筋書き】
①リノアの周囲に舞う黒い羽根=周囲の人間がリノアに向けている「恐ろしい魔女」といった負の感情の象徴。
②つまり「悪い魔女の象徴」そのものではなく、周囲の人間がそのような負の感情を向けて来る(=黒い羽根を突き刺してくる)ので、魔女は結果として「黒い羽根を持った悪い魔女」になってしまうだけ。
③ただし「羽根=感情の象徴」は、リノアが魔女だからモロに影響を受ける&可視化されているだけで、魔女に限った事ではない(だって周囲の人間から向けられている感情ってだけだから)。

 気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。


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 七瀬の考え方としてずっと書いてますけど、悪い魔女って自分の意思でなるものではないと思ってるんですよね。
 じゃあ、何でそう思うのかですが・・・イデアは演説で「古来より我々魔女は 幻想の中に生きてきた」「おまえたちが生み出した 愚かな幻想だ」と前置きした上で、こう言ってました。

「恐ろしげな衣装に身をまとい
 残酷な儀式で善良な人間を呪い殺す魔女」
「無慈悲な魔法で緑の野を焼き払い
 温かい故郷を凍てつかせる恐ろしい魔女」
「・・・・・・くだらない」
「その幻想の中の恐ろしい魔女が
 ガルバディアの味方になると知り
 おまえたちは安堵の吐息か?」
「幻想に幻想を重ねて
 夢を見ているのは誰だ?」

 解釈の違いかもしれませんが、七瀬には「古来より我々魔女は (おまえたちが生み出した 愚かな)幻想の中に生きてきた」。その幻想中の魔女像が内容が上記のようなモノだった。
 そんな風に今まで散々「恐ろしい魔女」と幻想していたにも関わらず、今になって「恐ろしい魔女」だけど「自分たちの味方をしてくれるんだ」なんて都合の良い幻想を重ねている。その事を「・・・・・・くだらない」と言っているように思えるんですよね。
 そしてこの「・・・・・・くだらない」は幻想の内容がというよりも、魔女は所詮、人間が生み出した幻想の産物でしかなり得ないのに、その事に気付かない。他ならぬ自分達が生み出した幻想に更なる幻想を重ね、勝手に自分善がりな夢を見て踊っている「愚かな人間」を「・・・・・・くだらない」と表現しているんじゃないかな?

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 少し横に逸れましたが・・・つまり「魔女は人間の幻想の産物」というのが、七瀬の考え方なんです。だから「人間たちの幻想・イメージ」には逆らえない。
 いくら魔女自身が「今のままの魔女でいたい」と思っていても、周囲の人間から「きっと悪い事をするに違いない!」「悪い魔女だから、こんな姿だ!」という風に思われてしまうと、自分の意思に関係無くそちらに傾いてしまうファンタジーなんじゃないかな、と。

 で、そういった周囲の人間がリノアに向けている「恐ろしい魔女」といった負の感情こそが、「黒い羽根」の正体なんじゃないかな?


 周囲の人間がそのような負の感情を向けて来る(=黒い羽根を突き刺してくる)ので、魔女は結果として「黒い羽根を持った悪い魔女」になってしまうだけ。
 つまり魔女に「黒い羽根」を与えてしまうのは・・・魔女の「黒い羽根1本1本」の正体は、周囲の人間が彼女たちに向けている勝手な負の感情なんじゃないかな?

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 逆に言えば。リノアの周囲に舞う白い羽根=周囲の人間がリノアに向けている「頑張ってるリーダー」「良い魔女」といった良いイメージの象徴なのではないかと。
 リノアの周囲に白い羽根が舞っている時は、周囲はリノアという少女を「悪い魔女」と思ていない。むしろ「自分達のために頑張ってくれている」「世界を救った魔女」と、周囲の人々が好意的に思ってくれている状況にある。

 そう思うと、EDでリノアがスコールを抱きしめると花畑が広がり、無数の花弁が舞う⇒リノアがスコールを見て表情を和らげる⇒花弁から「白い羽根」が舞う演出に変わり、サイファーが釣りをしているシーン(=現在の現実世界)へ・・・というシーンの「一面に舞う白い羽根」は、今ではたくさんの人々が「リノアの味方をしてくれている」「リノアの頑張りを認めてくれた」「リノアは悪いヤツじゃないって信じてくれている」そういう想いを表している・・・とも思えないかな?


 勿論、全部七瀬の勝手な幻想なんですが。
 もしそうであれば、クリア後にリノアが魔女のままだったとしても、そんなに悲観しなくて良いのかなって・・・少し救われた気持ちになれます。

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 ちなみにこれは分かりやすく説明する為に「悪い魔女」「良い魔女」と書いただけで、魔女に限った事では無く、みんなに当てはまる事なんだと思います。リノアが魔女だから、モロに影響を受ける&可視化されているだけで。

 だって皆、周囲の視線・感情を受けながら生きてるんだから。
 その中で、見る人の都合・想いで変わってしまう「ファンタジー」なのか。
 自身を持ち続けられる・見失わない「自分」なのか。

 周囲の影響を受けるのは良いと思うけど。ちゃんと「自分」は持ち続けたいですよね。でないとアーヴァインに「あんたは何野郎なんだい?」って言われちゃう。

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