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落書き帳の10ページ目

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FF8:[80] 【FF8】のロゴ・・・どう解釈してますか? ②

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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【七瀬の幻想による筋書き】
①【FF8】のロゴは2つ(もしくはそれ以上)の見方が出来、「リノア奪還作戦」を境にロゴの意味が切り替わって見える。
②「リノア奪還作戦」を見た後のスコールが険しい顔で見ているのはリノアではなく、その背後・・・リノアに対して「悪い魔女」というイメージを向けている「周囲」に対して。
③そんな「周囲のイメージ」は、本当に「魔女・リノア」を「悪い魔女」に仕立て上げてしまう。
④だからこそスコールは「リノアの魔女の騎士」として、それらに向き合わなければならなかった。

 気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。


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 さて①の続きですが。
 この解釈は「ロゴのスコールが険しい顔をしてる理由=最初の頃のスコールは不愛想男子&リノアは積極的女子だったから、ベタベタしてなくて当たり前」という、ゲーム諸々の事情を理解しつつも、「やっぱり【FF8】は愛の物語なんだし・・・二人の想いを知った後から見ると違和感を感じてしまうな(パターン③)」という人向けの解釈です。つまり、
 そもそも「当たり前」と思えている人。
 「違和感を感じる」けど、「そういう事情だから当たり前か」と思えている人。
 そういう人には無用な解釈です。だってその人にはその人の幻想が見えているという事だから。その人が謎にも疑問にも思っていない部分の解釈を、わざわざ押し付けても迷惑でしょ?
 なので、こちらの解釈の方が「真相」という訳では無く、あくまで「別の解釈」です。そこのトコ、よろしくお願いいたします。

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 そもそもの大前提として、このパターン③って「スコールとリノアが相思相愛になっている(それを好意的に思っている)」というイメージを持っていないと、そうは思わない筈です。だって「【FF8】買ったけど、リノアが嫌で途中で売った」って人は、そうは思わないでしょ?
 つまり作中で「抱き合ったら見つめ合う位の親密さを期待するようになる時点」を見ているのが条件=その時点と言えば、やっぱりOPの流れを踏襲している「リノア奪還作戦」じゃないかな?
 確かに「スコールもリノアが好きなんだな」って思わせるシーンはもっと手前からありますけど、リノアが昏睡状態だったり意識を乗っ取られていたりでそれどころではなく。
 ラグナロク艦内ではイイ感じではあるけど、まだスコールはリノアを真っ直ぐ見つめる程には吹っ切れていない(あんだけ頑張っておいて)。
 せっかく地上に戻って来たのにリノアを見送ってしまう段階なんかは、リノアの為とは言え熱量が足りない(キスティスに怒られなさい)。

 そう考えれば「リノア奪還作戦」を見るまで=OPのスコールはまだリノアとの関係に単純に戸惑っているから、あの表情な訳で(その戸惑いは無愛想からだったり、自分の気持ちに対してだったり)。
 「リノア奪還作戦」を見た後=OPの二人は相思相愛なんだから、本来なら「見つめ合うロゴ」なのが自然(無意識の内にそれを期待してしまう)・・・なのに、あの表情のままなのでモヤモヤする。そういう事じゃないかな?

 OPと「リノア奪還作戦」で同じようなシーンが流れる理由=「リノア奪還作戦」をポイントにロゴの意味を切り替えている・・・そう思うと、ちょっとおもしろいと思いませんか?

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 とはいうモノの。ロゴの意味が切り替わったところで、ロゴの絵・デザインが変わっていないのでは違和感が増すだけです。だって「リノア奪還作戦」後で相思相愛の筈なのに、抱き着いてきたリノアに対してあんなにスコールが険しい顔をしてたら、それこそ「何で?」ってなるでしょ?

 じゃあ、それをどう解釈するか?
 七瀬は自分的前提として「OPで舞っている黒い羽根」=「リノア(対象)に対する周囲のイメージ」であり、「周囲がリノアに対して黒い羽根のイメージ」=「悪い魔女のイメージ」を向けて来るからこそ、その結果として「周囲のイメージにより、リノアは悪い魔女にされてしまう」と思っています。

 要するにあのOPのリノアは「既に悪い魔女になっていて、自身の黒い羽根を舞い散らせながらスコールに駆け寄って来ているリノア」では無く。
 イデアが言っていたように「魔女は幻想とともに永遠に!」・・・そしてその「幻想」は「お前達が望むままに」だから。
 本人の意志に関係無く、魔女は周囲の「幻想」によって仕立て上げられる存在だから。
 周囲から向けられる「あいつも悪い魔女になるに違いない」「何をするか分からない恐ろしい魔女」といった、自身を「悪い魔女」に仕立ててしまう「周囲の悪い魔女のイメージ=黒い羽根」から必死に逃げて来ている。
「助けて、スコール!
 このままじゃ私・・・本当に悪い魔女になっちゃうよ!!」
 あの駆け寄って来るリノアは、そう訴えていたんじゃないかな?

 試しにそう思って、一度あのロゴを見てみて下さい。そしたらこう見えないかな?
 ロゴのスコールが険しい顔をしていたのは、リノアに対するものではなく。
 リノアの背後にある、彼女をこんな状況に追い込んでいる存在・・・周囲の「リノア=悪い魔女」というイメージに対するもの。
 リノアの事を「悪い魔女」「恐ろしい魔女」と思う周囲の感情は、力尽くでどうこうできるものではありません。だって人の想い・感情なんだから、ある意味どうしようもないし仕方がない。
 そんな周囲のイメージに対して、どう向き合うか?どうすれば分かってもらえるのか?・・・それはとても難しい問題だと思います。
 だからこそスコールは毅然とそれらを正面から受け止め、見据え、どうするべきなのかを考えなければならなかった。
 ただ優しく受け止めるだけでも、慰めるだけでもなく・・・「魔女の騎士・スコール」としての役目を果たさなければならなかった。
 つまりあのスコールの横顔から窺えるのは、スコールの中に芽生えた「リノアの魔女の騎士としての自覚」と、どんなに困難な道でも必ずリノアを守るという「魔女の騎士・スコールとしての誓い」だったんじゃないかな?

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 最後にまとめると。
 【FF8】のロゴは「リノア奪還作戦」を見る前と見た後で、見え方が切り替わっている。

①ゲーム発売前の情報段階&「OP~リノア奪還作戦」までの印象。
 最初の頃のスコールは不愛想男子&リノアは積極的女子だから、ベタベタしてなくて当たり前だし。
 確かに途中からはリノアの事を意識してはいるけど、それでも「リノア奪還作戦」まではスコールの中で吹っ切れていない印象なので、まだスコールが険しい顔をしていても不思議ではない。

②「リノア奪還作戦」を見た後の印象。
 リノアに対する険しい顔ではなく、その背後・・・彼女に対して「悪い魔女」というイメージを向けている(=本当にリノアを悪い魔女にしてしまう)、周囲に対するもの。
 そういった「負のイメージ」と、どう向き合っていくのか?
 そういった「負のイメージ」から、どうすればリノアを守れるのか?
 そこに描かれていたのは正しく「【FF8】という物語」であり、「魔女・リノア」と「魔女の騎士・スコール」の姿だったんじゃないかな?

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