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FF8:[60] 「SUCCESSION OF WITCHES」&「LOVE」

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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 植松氏が『FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC』に込められた、「SUCCESSION OF WITCHES」&「LOVE」(『魔女の継承』&『愛』)というアナグラム。
 前回の「【FF8】のテーマは『世代交代』なんじゃないかな?」&「【FF8】の世界は、『リメイク』を繰り返す世界?」と重ねて考えると、素敵な意味が見えてくる・・・気がしたので綴ってみたいと思います。

 気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。


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 前回からの続きになりますが、何で魔女は【魔女の力】を継承(=リメイク)し続けたのかって言うと・・・ファンタジーを絶やさない為じゃないかな?ファンタジーの存在である【FF8の住人達】にとっては、ファンタジー=世界そのものだろうし。
 本編で言えば【FF8の世界のファンタジー】は、【FF8の世界の人々】の【月(=ファンタジーの象徴)】への「意向・想い・思惑」に沿って再構築されるモノであって、魔女には「どういう世界にしたい」とかいう選択権は無いんだと思います。「魔女はお前たちの望むまま」の存在なので。
 だから「世の中の意向・想い・思惑」によってどんな世界になろうとも、善意も悪意も蓄積された【魔女の力(全ての【リメイクFF8】への人々の想い)】を継承し続けた。魔女は未来のファンタジーを、そして過去のファンタジーも絶やしたくなかった。
 でもそれすらも「良くも悪くもファンタジーを見る人々」が居るからこそ、魔女にそうさせているのであって・・・本当に誰もファンタジーを見なくなくなったら、【魔女の力】の継承は途絶えてしまうのかもしれませんけど。

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 そもそもなんですが・・・もしも【魔女の力】が「継承するのを憚る様な、終始明らかに忌むべき存在」なら、植松氏は【FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC】に、「SUCCESSION OF WITCHES」&「LOVE」(『魔女の継承』&『愛』)というアナグラムを潜ませたりはしないと思うんですよね。
 つまり【魔女の力】は「良くも悪くも成り得る『ファンタジーの魂・核』とも言える力」って位置付けだったんじゃないかな?
 そんな人々の良くも悪くも混ぜこぜのファンタジーへの想いを全部一身に引き受けて、自分を犠牲にしてでも次の代へと継承し続けている・・・それって『愛』故に成せる『魔女の継承』であり、『魔女の継承』には『愛』が込められている。

 そしてそれはイデアだけでなく、アルティミシアにも言える事で。
 エンディングのアルティミシアも悪しき歴史を繰り返す為に【魔女の力】を継承しに来た訳では無く、次の代にファンタジーを繋ぐ為だけにボロボロの身体を引き摺ってまで、【魔女の力】を継承しに来てくれたじゃないかな?
 遠い遠い未来のアルティミシアの世界は、アルティミシア城内という自分の極周囲にしかファンタジー(=世界)が存在出来なくなった未来。僅かに残った最後の城ですら、歪なファンタジーに侵蝕された世界。
 そんな世界に住む本作のアルティミシアは「遠い未来の世の中の意向・想い・思惑」によって、あんな「恐ろしい魔女」にされてしまったけど。少なくとも正気を取り戻したアルティミシアには「SUCCESSION OF WITCHES」&「LOVE」の想いがあったんじゃないかな?

 魔女達にとって、次の世界でどんなファンタジーが生まれるかや、どちらに傾くかなどは関与しようがない部分なんだと思います。何度も繰り返しますが、ファンタジーは「その時代の世の中の意向・想い・思惑」に沿って生まれるモノだから。
 でも彼女達が【魔女の力】を継承しないと、どんな世界も生まれない。続かない。世代交代出来ない訳で。
 世界を、このファンタジーを途絶えさせるわけにはいかない・・・その一心で魔女達が【魔女の力】を継承し続けているのなら。それは「SUCCESSION OF WITCHES」&「LOVE」というに相応しい、『魔女の継承』に込められた『愛』なんじゃないかな?

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 とまぁ、ここまで書いておいて何ですが。実際の所、植松氏は『アルティマニア』のインタビューで「【FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC】がアナグラムである事」は明言されていますが、その意味を訪ねる記者に対しては「それは秘密にしときましょ。ステキな言葉ですよ。」と応えておられるので。「SUCCESSION OF WITCHES」&「LOVE」が真実とは断言出来ない可能性もある訳ですよね。
 もう発売から20年以上経つので、どこか別の機会に植松氏自身が公表されているなら真実だけど。有志の方の解釈であるなら、それはファンタジーであって真実ではないかもしれない。
 でもそのファンタジーからこういう幻想が生まれ、ステキな言葉と感じることが出来るなら。例え真実とは違うファンタジーの産物であっても、植松氏はそれを受け入れてくれるんじゃないかな?
 まぁ、七瀬はゲームスタッフの素性まで詳しい人ではなく、植松氏の事もあまり存じ上げていないので。これも「そういうファンタジアンであって欲しいな」という、植松氏に対する七瀬の勝手な幻想なんですけどね。

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