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『Voice of Cards ドラゴンの島【体験版】』 を、プレイした感想


 『Nintendo Direct 2021.9.24』を見て自分的にコレは面白そうと思ったので、『Voice of Cards ドラゴンの島』(スクウェア・エニックス/2021年10月28日予定) の体験版をDLプレイしてみました。

 何て言うか、トレーラーを見た印象以上に「プレイヤーの想像力が試されるゲーム」って印象。
 各キャラクターの台詞くらいはキャラごとの声優さんが当てるのかと思ったら、全部1人の男性(=ゲームマスター役?)が読み上げる形式なので、七瀬的には「ゲームブック」をゲームマスターが読み上げてくれてる・・・ってのがシックリくるかな。人によって「テーブルトークRPG」だったり「カードゲーム」だったりするのかもしれないけど。

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 七瀬自身は、本屋さんにドラクエのゲームブックを取り寄せて貰ってた小学生だったので、懐かしい・・・つまり「新しくて懐かしい感覚のゲームが楽しめます」って部分がハマるタイプなんだと思います。少なくとも「懐かしい」って部分が共感できる。

 まずカードを駆使した演出は、スゴイの一言です。これはもう「カードってこんなに色々な魅せ方が出来るんだ!」ってビックリしました。カードが捲れる事でフィールドが広がっていく手法なんかは、「そこもう絶対に立入禁止(=山とか、壁)のトコやん!」ってわかってても、マッピングの要領で開かずにはいられない・・・!

 後、音楽・イラストといった演出が醸し出す雰囲気が好き。
 今日日は「表情差分」「3Dモデリング」「キャラボイス有り」みたいに、キャラを魅力的に魅せる付加価値が求められてる時代だと思うんですが、このゲームはキャラが描かれたカードそのものが動く・・・ってか、寧ろカードしか動かない!
 丁寧なお辞儀だったら、お辞儀の角度を表すようにカードが深い角度に傾く。
 困っている村人にパーティメンバーの一人が「駆け寄る」場合なら、その村人のカードの横にスライドし、別のキャラを村人のカードの下半分に被せる&村人のカードを上に押し上げるようにして「背負う」というのを表現するみたいな。本当にカード同士がシャッシャシャッシャ盤面で動いてる感じ。
 当然、カードのイラストは静止画(=表情差分とかなし)なんで、そのカードの動きを見てプレイヤーが自分の頭の中で「今、こんな感じなんだろうなぁ」って想像できないと、面白さ半減なんじゃないかなぁ・・・って気はします。

 最後になりましたが、一番のお気に入り・・・唯一のボイス「ゲームマスター」の存在が、何かツボにはまる。
 これは「どこが?」って言われると、本当に分からない。でも「何か好き」なんです。
 進行中は淡々とゲームブックを読み進めてる感じなんだけど、バトル前に一言応援の声を掛けてくれたり、体験版=進入禁止のトコに踏み込もうとしたら「体験版だから駄目」みたいなメタい事を言われたりと、意外と色んな側面が垣間見える。「この人は今、どの立場から言ってんの?」「体験談だからなんてメタいセリフを、真面目な顔して言ってるの?」みたいな想像をすると、クールな進行役だけじゃなくて人間味も感じられて親しみが持てます。
 この名前もビジュアルも分からない、まさに「声だけ」のキャラに会いたくて、製品版の購入を考える位には好きです。これはスクエニの思う壺以上の刺さりっぷりだと思います。なので前日譚(=体験版)と、ゲーム本編で「ゲームマスター」が変わってたら、かなりショックを受けると思います・・・!

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 そんな内容は満足な七瀬ですが・・・気になる点は、やっぱり演出の簡略化はあった方がイイかも(七瀬が気付いてないだけで、コンフィグかどっかで設定変更出来たの?)。
 キャラ絵が動かない&キャラボイス無しのゲームにとって、カードを配る&捲れるとか、バトルシーンのアニメーションって、動き&リアルさを表現できる重要な要素ではあると思うんですが、繰り返しプレイする程、やっぱりダレてくるというか・・・「一斉に表示されるとか、ダメージ数だけの処理でも良くない?」って思ってしまうトコはあるかな。リアル対人でカード配るとか、ダメージ計算するよりずっと速い筈なんですけどね。正直、贅沢な悩みだとは思います。

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 そんな感じで。キャラの動き&キャラボイスと言った付加要素が無いので、盤面のイメージが掴みにくいゲームではありますが、「昔のゲーム世代(想像力でカバーが慣れている)」or「小説が好き(元々、想像するのが好き)」みたいな、「自分の頭の中で世界を描くのが苦にならないタイプ」なら楽しめる・・・というか「自分の頭の中で世界を描くのが苦にならないタイプ」ほど、自分の好きな世界を広げられるゲームだと思います。
 逆を言えば「キャラは動いてナンボ」「キャラボイスが無いゲームは無理」という、「ゲームは見て聞いてを楽しむタイプ」の方は、面白いと思えるまでに壁が立ちはだかるかも?

 以上、体験版をクリアしたトコまでですが、参考になればと思います。

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