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FF8:[56] 『FF8』の世界が失いたくなかったモノ
- 2021/09/05 (Sun) |
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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*
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【七瀬の幻想による筋書き】
①世界がループ=創り直しを繰り返しているのなら、今の世界が望んだ結果、どのような世界になってもイデアは構わない(だってそれが、今の世界が望むものだから)。
②だからアルティミシアが誕生しようがしまいが、イデアはどちらでも構わない(魔女は人間の幻想に合わせて舞うだけだから)。でもエルオーネを失う事だけは避けたかった。
③エルオーネを失う事=それは『過去のFF8』と繋がる手段を失うという事だから。『真のFF8』を知るイデアは、全ての『FF8の世界』を愛していた=『過去のFF8達』を守りたかった。
気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。
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【七瀬の幻想による筋書き】
①世界がループ=創り直しを繰り返しているのなら、今の世界が望んだ結果、どのような世界になってもイデアは構わない(だってそれが、今の世界が望むものだから)。
②だからアルティミシアが誕生しようがしまいが、イデアはどちらでも構わない(魔女は人間の幻想に合わせて舞うだけだから)。でもエルオーネを失う事だけは避けたかった。
③エルオーネを失う事=それは『過去のFF8』と繋がる手段を失うという事だから。『真のFF8』を知るイデアは、全ての『FF8の世界』を愛していた=『過去のFF8達』を守りたかった。
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前回の記事の最期に「イデア自身は『遠い未来のアルティミシア誕生ルート』がどっちに分岐しようが、最大の関心事は其処では無かったんじゃないかな」と書きました。
何でか?それは「運命の時」の後の、イデアの様子。
「スコール、キスティス、セルフィ」
「アーヴァイン、ゼル」
「・・・・・・大きくなりましたね。
・・・・・・強くなりましたね」
「この日を待っていました。
この日を恐れていました」
「今日は善き日ですか?
今日は忌まわしき日ですか?」
「エルオーネは!?
私はエルオーネを守りましたか!?」
(・・・・・・わからない)
ここの台詞って今までは、アルティミシアの支配から解放されたばっかりで混乱してるのかな・・・ってスルーしてたんですが。まぁ、素直に文面通り見れば、明らかにエルオーネに対する部分だけ感情的なんですよね。
つまり「この日=解放される日」を待っていたし、恐れてもいた。それは「この日=解放される日」に色々なヴァージョンが想定されるから。
「今日は善き日」か、「忌まわしき日」か?それも場合によって変わるから、捉えようによって変わるから。
でも、どっちにしろイデアは淡々としているというか・・・イデア自身の感情が乗ってないんですよね。「・・・・・・大きくなりましたね。・・・・・・強くなりましたね」ですら事実を言っているだけで、それを喜んでいるのか感心しているのか寂しいと思っているか分からない。結局、プレイヤーの受け取り方次第の、「魔女はお前たちの望むままに」ってヤツ?
何にせよ、イデアは前半部分に関してはどんな答えが返ってこようが、それを「この世界が望んだ結果」として受け止められるって事じゃないかな?「あぁ・・・この世界は、こうなったのですね。」みたいな。
でも、どうしても譲れないモノがあった。それが『エルオーネ』だったんじゃないかな?
尤も、イデアがエルオーネを大事に匿っていたのは分かり切ってる事です。エルオーネの為に船を用意したり、エルオーネをアルティミシアから守る為に自分の意識を明け渡したり。そんなのそうそう出来る事じゃない。
イデアがそこまでして守りたかったエルオーネだけど、じゃあ何でエルオーネを守りたかったのか?
ストーリー解釈で行けば「エルオーネの力を利用されて、今よりも前の時代にアルティミシアを行かせない為に、エルオーネを守る必要があった」かなと思うんですが・・・そもそもなんですが、この時点で既にエルオーネがアルティミシアの手に落ちていたとすれば、既に世界は圧縮されている=この時点は存在しない。逆に考えれば、この時点が存在している=まだエルオーネはアルティミシアに捕まっていない・・・というのは、イデアは最初から分かってたんじゃないかな?
じゃあそこ(=エルオーネはアルティミシアに捕まっていない)が分かっていたのに、何でイデアはエルオーネの心配をしたのか?
一つは「エルオーネの生存or消滅は、未来のアルティミシアの影響を強く受けるものの、必ずしも未来のアルティミシアの誕生or消滅と一致しない」と言う事。
もう一つが「過去の世界を失いたくない&忘れられたくない『FF8の世界』は、過去と今の世界を繋いでくれるエルオーネをいう媒体を絶対に失いたくなかった」と言う事。
つまり「遠い未来にアルティミシアが存在しなくなったから、エルオーネは安心して生きていける」という訳でも、逆に「遠い未来のアルティミシアによって、エルオーネは命を奪われる」という訳でも無い。寧ろ「遠い未来にアルティミシアが存在しないという事は、エルオーネの存在意義も無くなってしまう=エルオーネも消滅してしまう」っていうルートも有り得るんじゃないかな?
遠い未来にアルティミシア(=ファンタジーの存在しない未来)が存在するからこそ、『FF8の世界』は過去の世界を失いたくない&忘れられたくない&昔はよかったなぁ・・・と、『過去のFF8の世界』を懐かしく思い、恋焦がれている。そんな『FF8の世界』に満ちている想いが、エルオーネ(に憑いてる意識体)の正体なんじゃないかな?まぁ、七瀬はエルオーネに憑いてるのは『G.F. 月(Artemisia)』だと思ってますけど。
だから「遠い未来にアルティミシアが存在しない世界」って一見ハッピーエンドだけど、それによって『FF8の世界』に満ちている想いが「今の『FF8』最高!だから古い『FF8』なんか、もう要らないよね」という風になってしまうと、エルオーネは存在意義を無くしてしまう訳で・・・。
イデアが守りたかったエルオーネという存在。それは「遠い未来にアルティミシアが存在しない世界」=つまり「今の『FF8』最高!」になったとしても、「『過去のFF8』も、あれはあれで良かったよね」と、思ってくれる人が居て。
そういう人が「過去と今の世界を繋いでくれるエルオーネをいう媒体を、ずっと大事に覚えていてくれる」=「遠い未来にアルティミシアが存在しない世界」でも、エルオーネが存在できる事・・・だったんじゃないかな?
アルティミシアって役処としては「負の存在」だろうけど・・・かと言ってアルティミシアが居なくなっても、一緒にエルオーネを失ってしまうのでは『FF8の世界』は寂しいんじゃないかな?
未来が過去を必要としない程に満ち足りているって言うのは幸せな事だと思うけど・・・だからといって割り切れない、切り捨てられない、捨てられない・・・そういう大事に持ち続けたい想いってある気がするし、そうであって欲しいと想う気持ちがあっても、それは当たり前だと思うんですよね。
それって世代交代の悲喜こもごもに、似てるんじゃないかと七瀬は思ってます。世代交代って何時かはしなきゃならないけど・・・それって嬉しい反面、やっぱりちょっと寂しいでしょ?そんな感じ。
変わりゆく世界で生き延びる為には、時代に合ったものに変化していかなければならない。
でも、あの頃は良かったなぁって・・・変わってしまう前の過去に戻りたくなる時もある。
アッチに向かって行かなきゃならない。
でも、コッチにも戻りたい。未練もある。だって大好きだったから。
本当は、自分はどうするべきなのか?
自分の魂の居場所は、どこなのか?
そんな反するベクトルのジレンマみたいな?上手く言い表せないけど、何か人間の感情の深いトコを見てるような複雑な気分です。
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