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落書き帳の10ページ目

◆無断転載 禁止(ご確認下さい)◆ https://xxaoixx.blog.shinobi.jp/Entry/73/

FF8:[55] スコール達は「真実の庭」を見付けられたのか?

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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【七瀬の幻想による筋書き】
①七瀬の幻想総決算なので、前提からして仮説というのに価値を感じない方には、全く意味不明な文章です。
②「この人は自分とは違うゲームを『FF8』だと思ってるんだろうか?」位の異次元感覚を推奨しております。

 気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。


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 目覚めなさい 私の子供たち
 ゆりかごはもうありません
 目覚めなさい 運命の子供たち
 やすらかな眠りはもう終わりました
 
 立ち上がりなさい
 真実の庭を見つけなさい
 
 燃えるような真実で世界の嘘を焼き尽くしなさい
 燃えるような真実で世界の闇を照らしなさい
 
 さようなら 私の子供たち
 また会う時は 運命の時

 『Liberi Fatali』の訳は、色々と参考にさせて頂いている【ファイナルファンタジー用語辞典wiki】様から、勝手ながら抜粋させて頂きました。
 この訳が公式のモノなのか、有志の方の努力の賜物なのかは分からないので、「そもそも訳が違うよ」というツッコミは考慮しておりません。七瀬には信じるしかない、何故ならラテン語なんて全く分からないから!
 『FF8』の事を書き出して、そろそろ1年位になりそうですが。まだまだ初めて知る事も多く、今回のその中の一つ『Liberi Fatali』の歌詞を読んでの幻想を膨らませていきたいと思います。

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 まず全体像として感じるのが、ストーリー的な見方からすると「イデアが魔女アルティミシアに心を明け渡した時の想い」を歌にしてるのかなって印象です。
 イデアは作中で
「エルオーネを守る為には、自分自身の心をアルティミシアに明け渡すしかなかった」みたいな事を言ってましたよね?つまりママ先生であるイデアが、アルティミシアに乗っ取られてしまう=スコール達を守ってくれる存在(=ゆりかご)が無くなってしまう&母代わりであるイデアを失ったスコール達は安らかな眠りから目覚め、自分たちで運命を切り開かなくてはいけなくなった。

 で、途中色々あるけど一先ず飛ばして・・・最後のまた会う時が、素の自分を取り戻した時=「イデアが魔女アルティミシアから解放された時」を指してるんじゃないかな?
 以前【全ての真実を知る『FF8のイデア』】に書いたように、七瀬は「イデアは『FF8』の真実を知る存在なんじゃないか?」と思っています。因みにこれは、何が起きるかみたいな詳細まで知っているんじゃなくて、「『FF8』の世界ってのは、こういう世界構造なんだ」みたいなのを知ってる感じ。
 だからこの『FF8』の世界が、途中どんなイベントや運命を進むかまでは分からないけど、「分岐点として定められている運命の時」が存在する事は知っていた。その一つが「イデアが魔女アルティミシアから解放される時」(=バラム・ガーデンvsガルバディア・ガーデン戦の後の、イデア戦前後)だったんじゃないかって七瀬は思う訳です。

 仮にそう考えると真ん中の部分って、「真実の庭を見付け、運命の時までに、その真実で世界の嘘世界の闇を払い除けなさい」っていう、イデアからの助言って事だと思うんです。運命の時の結末を左右する、重要なポイントみたいな。

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 では、全体像を書き殴ったところで、突然ですが問題です。
 ゲーム中のスコール達、肝心の
「真実の庭」を見付けられたんでしょうか?

 イデア本人が用意したんだから、「庭」は【(バラム)ガーデン】でイイと思います。
 歌詞を見ても、具体的な世界の嘘とか世界の闇
が何だったのか分からないけど、燃えるような真実で」
とかSeeDっぽい&世界観にも合っているので、一見すると「真実の庭」=【(バラム)ガーデン】で正解って思える。

 でも今の【(バラム)ガーデン】って、本当に「真実の庭」って言えるかな?

 パレードの時、魔女イデア(=アルティミシア)は「・・・・・・腐った庭にまかれた種か。」と、言っていました。
 また、シド学園長もマスター・ノーグとの言い合いの時に「SeeDはなあ、未来のためにまかれたタネだ! その未来が今なんだよ! それはあんただってわかってるだろうが!」と言っていました。
 ・・・それ以外にも、シド学園長の態度からは「今のガーデン&SeeDは本来の姿ではない」「あるべき本来の姿に戻したい」みたいな印象を受けませんでしたか?「ノーグは金儲けのために、軍事産業の一環としてSeeD達を利用しているだけだ」みたいな。

 七瀬の結論から言うと、作中のスコール達は「真実の庭」を見付けられなかったんだと思います。
 現状、大人の都合に振り回された感が強いですが、自分達で「こんなのはオカシイ!」と声を上げなかった・上げる思考に至らなかったSeeD達にも非はあると思うので、丸々シド学園長たちの責任にしてしまうのも違うと思いますが・・・何にせよ彼らが育ったのは「腐った庭」だった訳で、運命の時から先の未来は負の方向へと傾いた。
 だから、この時点で『遠い未来のアルティミシア』を「遠い未来に存在しない存在」にする事が出来なかった(=倒せなかった)。
 イデアはアルティミシアから解放はされたけど、新たな犠牲者・リノアを生む事になってしまった。

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 じゃあ、「真実の庭」は何だったのか?
 ここからは七瀬の幻想大盛りになります。それでもOKな方は、お付き合いくださいませ。
 まず一つ目。七瀬が思う『SeeD』の本当の役目は「武力介入による多国間の紛争解決」ではなく、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」だったと思っています。
 そして二つ目。世界が問題解決に武力行使という憎悪・怒りを生み出す方法を用いた為、大量の「負のエネルギー」が「月」へと昇り、遠い未来には「月」の自律エネルギー体が『未来のアルティミシア』となってしまった。
 とんでもない話ですが、仮にこの2点を軸に考えると『Liberi Fatali』の解釈はこうなります。

 立ち上がりなさい
 真実の庭を見つけなさい

 スコール達が見付けるべき「真実の庭」とは、対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人・SeeD』を育てる場所だった。

 燃えるような真実で世界の嘘を焼き尽くしなさい
 燃えるような真実で世界の闇を照らしなさい

 なにもそれは、武力でなくてもイイ筈。「燃えるような真実」という強い想いさえあれば、剣でなくても、言葉でも世界を変えられる・・・ジャーナリストだって世界の嘘世界の闇を払えます、人の心を動かす事が出来ます。ラグナがそうであったように。

 もしもスコール達がそんな
「真実の庭」を見付けていたら、運命の時はどうなっていたかな?
 少なくとも
運命の時の直前の『バラム・ガーデンvsガルバディア・ガーデン戦』は、あんな様相にはなっていなかった筈です。お互いにあの
SeeDの敬礼を交わし、
 例え武力をもって攻めてきたガルバディア兵が相手であっても、解決方法として即、武力行使に出るのではなく。SeeDの敬礼・・・つまり結婚相手に対するように誠心誠意をもって対話で問題解決に臨んでいた筈。そういう組織に育っていた筈です。
 つまり運命の時にSeeDが正しく育っていれば、ガーデンが正しく機能していれば。世界が反対勢力を武力でねじ伏せるのではなく、対話で解決する方法にシフト出来ていれば。これより先の未来に「負のエネルギー」が満ち溢れる事は無く、結果「月の自律エネルギー体」が『未来のアルティミシア』に変質する事を避けられる。
 イデア戦に突入する前に『未来のアルティミシア』が存在しない未来に傾くので、遠い未来から『未来のアルティミシア』がイデアに干渉する事は無くなる。EDでの「SeeDは魔女を倒す」というスコールの言葉が、武力でなくても実現可能になる訳です。

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 とまぁ・・・本当に幻想だらけで、あり得ない話でしたが。
 以前、他の記事にも書きましたが、『SeeDの敬礼』って結婚指輪を見せるor見せ合うポーズじゃないですか?それってEDでラグナ&レインがしてた(=わざわざ作中で示している)ように「相手に最上級の愛情を持って接する心」の現れだと思うんですよね。
 つまり例え敵対関係にある交渉相手にも、愛を持って接するって事だとすれば。それが最初から決まっていた『SeeDの敬礼の意味(心)』だとすれば・・・本来の『SeeD』のあるべき姿は「武力介入による多国間の紛争解決」よりも、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」の方が夢があって良くないかな?

 「真実の庭」を見付け、「燃えるような真実」世界の嘘世界の闇を払う。

 本来、結婚相手に対して示す手の甲を見せ合うような親愛のポーズが、武力を行使する傭兵部隊の敬礼となってしまっている事。
 本来、戦いとは無縁なはずの学生たちが、当たり前のように軍事産業の一部に組み込まれてしまっている事。
  本来、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」となる筈のSeeD候補生たちさえが、武力によって相手を制圧しようと争っている事(=バラム・ガーデンvsガルバディア・ガーデン戦)。

 こういうのが実は、スコール達が払うべき「世界の嘘・闇」だったんじゃないかな?
 世界が愛した本来の『ファンタジー』から掛け離れてしまった、『作られたファンタジー』なんじゃないかな?
 確かにゲームとしては面白いかもしれない、時代が求める刺激的なシナリオかもしれない。
 でもよくよく考えれば、ファンタジーだからと言って、こんな学園生活に違和感を持たないなんて事は「変な事」だと思いませんか?スコールにとっても、プレイヤーにとっても。

 先にも運命の分岐点は「イデアが魔女アルティミシアから解放される時」(=バラム・ガーデンvsガルバディア・ガーデン戦の後の、イデア戦前後)と書きましたが。世界の理から言えば、肝心要のSeeD候補生たちが武力行使全開で相手を制圧しているようじゃ、話にならない訳で。
「ここの分岐点で正しい方向にSeeDが育ってたら、
 遠い未来にアルティミシアは誕生しなかったんだけど。
 この有様じゃあ今回の『FF8』は、アルティミシア誕生ルート確定だね。」
 ・・・そういう事だったんじゃないかな?ファンタジーの神様が居るとすれば、そりゃあんな光景絶望しか感じないと思う。

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 因みにこの幻想だと運命の時には続きがあります。それは「イデア戦の後の、イデアの様子」です。
 現状、運命の時にどっちに触れているかで『遠い未来のアルティミシア誕生ルート』が分岐する訳ですが。イデア自身は『遠い未来のアルティミシア誕生ルート』がどっちに分岐しようが、最大の関心事は其処では無かったんじゃないかな・・・と思うんです。
 長くなるので別記事にしようと思いますので。頭モヤモヤしてキモチワルイ方は、そちらにも目を通してやって頂けると嬉しいです。

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【追記 20210906】
 ゲーム中のスコール達は『真実の庭』を見付けられなかったけど、流石ラグナはちゃんと『真実の庭』を見付けたんじゃないかな?
 もしも【スコールはいつ『伝説のSeeD』になった?】に書いたような展開になっていたのなら、EDでラグナが見詰める『バラム・ガーデン』こそが本来あるべき姿・・・『真実の庭』だったんじゃないかと思います。

【追記 20230501】
 バラム・ガーデンvsガルバディア・ガーデン戦』という言葉から、両ガーデン生徒同士の戦いだったと勘違いしていましたので、修正しました。
 正しくは「ガルバディア・ガーデンで攻め込んできたのはガルバディア兵」であって、「ガルバディア・ガーデンの生徒達は追い出されてしまっている(残っていたのは、カードキーをくれる生徒以下3名のみ)」でした。

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