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FF8:[47] 《FF8開発室》・・・もう一つの可能性
- 2021/07/25 (Sun) |
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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*
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以前【《FF8開発室》は、どこにある?】&【《FF8開発室》番外編】という記事を書きましたが、実は書いた当時から気になっている可能性がもう一つあります。
それは「《FF8開発室》は『F.H.・シュミ族の村・エスタ・ドール』など特定の場所で定まっているのではなく、【FF8】の世界全てで当時のスクウェアの内情を訴えている」&「特定の場所ではなく、釣りじいさん&オダイン博士=坂口博信氏が軸になっている」という可能性です。
つまり以前の記事では「スクウェアに対して好印象を持っている人は、釣りじいさんが坂口氏に見え、坂口氏をスクウェア終焉の戦犯だと思っている人は、オダイン博士が坂口氏に見える」と書きましたが、今回の可能性は「全く印象が違うオダイン博士も釣りじいさんも、どちらも坂口氏」という事。
ここまででも分かると思いますが・・・この幻想を語ろうと思うと、ゲーム内容やスクウェアという企業に対してではなく、坂口博信氏という個人への勝手な幻想になってしまう訳です。だからこの可能性は胸の内に留めておこうと思って当時書きませんでした。
でもやっぱりこの部分を素通りしては《七瀬のFF8幻想》はモヤモヤしたままになってしまうので・・・ここまで七瀬の幻想に付き合って下さった方には、この七瀬の頭の中のモヤモヤをお話ししておこうと思います。
気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。
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以前【《FF8開発室》は、どこにある?】&【《FF8開発室》番外編】という記事を書きましたが、実は書いた当時から気になっている可能性がもう一つあります。
それは「《FF8開発室》は『F.H.・シュミ族の村・エスタ・ドール』など特定の場所で定まっているのではなく、【FF8】の世界全てで当時のスクウェアの内情を訴えている」&「特定の場所ではなく、釣りじいさん&オダイン博士=坂口博信氏が軸になっている」という可能性です。
つまり以前の記事では「スクウェアに対して好印象を持っている人は、釣りじいさんが坂口氏に見え、坂口氏をスクウェア終焉の戦犯だと思っている人は、オダイン博士が坂口氏に見える」と書きましたが、今回の可能性は「全く印象が違うオダイン博士も釣りじいさんも、どちらも坂口氏」という事。
ここまででも分かると思いますが・・・この幻想を語ろうと思うと、ゲーム内容やスクウェアという企業に対してではなく、坂口博信氏という個人への勝手な幻想になってしまう訳です。だからこの可能性は胸の内に留めておこうと思って当時書きませんでした。
でもやっぱりこの部分を素通りしては《七瀬のFF8幻想》はモヤモヤしたままになってしまうので・・・ここまで七瀬の幻想に付き合って下さった方には、この七瀬の頭の中のモヤモヤをお話ししておこうと思います。
気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。
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とはいえ、やはり個人の事をとやかく推測するのはマナー違反だと思いますので。差し障りのなさそうな範囲で書いて行こうと思います。
では「特定の場所ではなく、釣りじいさん&オダイン博士=坂口博信氏が軸になっている」という風にシフトした場合の、以前の記事からの変更点&気になる点。
①『バラム・ガーデン』=「制御不能な状態で、釣りじいさんの仕事場に突っ込んできた」「元々、交友関係はある」「後に共同作業(『セルフィ・バンド』に場所提供&場所を貸したから曲の使用権アリとの主張)」は、一体何を現していたのか?
当時のスクウェアの勢いを考えると「内部の意見もまとまらないままにスクウェアに接触してきて、尚且つマウントが取れるor対等に渡り合える組織」・・・なんて、そうそう無さそうですが(誤解の無いように言っておきますが、『エニックス』ではないと思います)。
②スクウェア開発陣は、『F.H.』(上の世界)では「全世界の人々を対象とした【FF8】」を創っていた。では『シュミ族の村』(下の世界)で「かつてのFFのイメージ(=ラグナ像)を造り、それを完成させるだけの熱意を持ったプレイヤー(=スコール)の、最後の仕上げを待っていたシュミ族のツクリテたち」は、一体誰なのか?
以前の場所に拘った記事では、七瀬は《シュミ族の村=《FF8開発室》の関連部署》と書きました。
ただ、釣りじいさんに焦点を置いて考えた場合 シュミ族の村は先程書いた通り、表向きには「全世界の人々を対象とした【FF8】」を造らざるを得なかったスタッフが、水面下で「かつてのFFらしさ」を、仕込んでいたという事だったんじゃないかと。
坂口氏は経営側の立場として最終的には「全世界の人々を対象とした【FF8】」を推した。
ただ、北瀬氏を始めとした現場の想いも、痛い程分かっていた。
だから、こう指示したんじゃないですかね?
「やるなら奥深く・・・生半可な事では分からないように仕込め。」と。
そう考えると、釣りじいさんがシュミ族の村に技術提供していた事も、名誉村民である事も、ラグナ像完成の時の長老の感謝の言葉も、筋が通りませんかね?
③ラグナ像完成時の「F.H.には帰らないのか?心配しているはずだ・・・・・・」というスコールに返した、釣りじいさんの言葉に込められた意味は?
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・こういう事があるからのー
わしにはまだ己自身にある好奇心を抑えられんのよ」
「ちっこいのにこのじじいに負けるようでは話にならん
ほんとに強くなって欲しければ、まずその子を歩かせんと」
「そうやって、皆大きくなるのよ」
「『いつかどこかで』があれば
誰だってどこにだって飛び出せるであろな」
「わしはその『足かせ』だけには、なりたくないのお」
釣りじいさんの有難いお話を抜粋してみました、如何でしょうか?
強調されている『足かせ』という言葉ですが、流れをみても「老いぼれた自分が、後進の足を引っ張る」ではなく、「これからの世代の為に、自ら身を引く」という意味が強いと、七瀬は感じました。
つまり、釣りじいさん=坂口氏と重ねた場合「まだまだ色々な創造物を創りたい」「ゲームも創りたい(池=仕事場を借りる)」「でもF.H.(スクウェア開発陣)を育てる為には、自分の存在が妨げになるから、F.H.には帰らない」という幻想。
「流石に持ち上げすぎじゃない?」って感じですが・・・でも実際、社会ってそんな感じじゃないですかね?
【FF8】では坂口氏はエグゼクティブプロデューサーという立場で、実質的な現場のトップは北瀬氏だったんじゃないかと思います。
でも坂口氏の影響力が強過ぎると、対外関係者から「ホントにこれで行くの?坂口さんは、どう言ってるの?」とか、「君じゃ話にならない・・・坂口さん呼んできてよ!」とか言われて、正直やり難いと思うんですよね。現場事情を理解してない人ほど言いそう。
そういう風に考えると、「究極(ULTIMATE)のマニア(MANIA)」の為の分厚い攻略本に、坂口氏のインタビューページが無いのも、
高橋氏「部長(北瀬氏)に怒られましたけど。」
中谷氏「部長に知れたら、たぶん怒られる(笑)」
神崎氏「途中で部長に説教部屋へ呼ばれて、「ちゃんとやれ」と言われて変えた」
インタビュアー「みなさん北瀬さんに怒られてるんですね(笑)」
と、やたらスタッフが「北瀬氏に怒られた(笑)アピール」をしてるのも、「既に【FF8】では、北瀬氏が坂口氏の後を継いでいた」という意思表明みたいなモンだったのかなぁ・・・と、重箱の隅を突きたいタイプの七瀬は思ってしまいます。
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さて、ここまでは《釣りじいさん=坂口氏》という幻想を追ってきた訳ですが・・・問題は《オダイン博士=坂口氏》という幻想です。
別に《釣りじいさん=坂口氏》と《オダイン博士=坂口氏》を切り離しても良いとは思うんです。その方が穏便に話が済みますしね。でも七瀬はやっぱり《オダイン博士=坂口氏》だと思うんです。
先に断っておきますが、そう書くと作中のオダイン博士はあんなキャラだし、以前七瀬が書いたように「ルナサイド・ベース建築予算=【映画・ファイナルファンタジー】予算」「女の子狩り=ゲームクリエイター引き抜き」だと仮定すると、「開発陣の中に反・坂口派がいるのか?」って見方になってしまうと思うのですが・・・そうではないと七瀬は思っています。そもそもこの時点で「【映画・ファイナルファンタジー】がコケる」なんて、誰も思ってないと思うし。
勿論、事実なんて分からないんですが。結局のトコ、一見「坂口氏の道楽&スクウェアの暴走」に見えた【映画・ファイナルファンタジー】も、『ゲームクリエイター引き抜き』も、「ヒットを飛ばしてイイ気になったスクウェアが、他のジャンル・映画にも手を出した」というよりも、「スクウェアがこれから世界のゲーム業界で生き残っていく道を模索するのに、どうしても必要な事だった」んじゃないかな、と。
これは七瀬が「この頃のスクウェアは既に、J-RPGだけでは世界を相手に出来ないって危機感を持っていたんじゃないか?」って思うから。その一点だけなので、全然ただの幻想です。幻想であるかすら怪しい。
仮にそうなると「自社の為に他社を滅茶苦茶にしたのか?」って話ですが。それは「一企業としてはそうかもしれない(=それでも正解)」し、長い目で見れば世界と向き合える人材を育成するという意味で「ゲーム業界全体の為」だったかもしれない。綺麗事にしか聞こえないと思いますが。
でも、オダイン博士はこうも言っていました。「研究の役に立てば、親も喜ぶでおじゃる!」と。その場合「女の子狩りで連れてこられる女の子=ゲームクリエイター」だとすれば、「研究の役に立って喜ぶ親=そのゲームクリエイターが所属していた元会社・元上司」って構図にならないかな?
その後、スクウェア自身がガタガタになってしまったんで、全然説得力無しですが。この時点なら、まだあり得ないかな?
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ここまで書いておいて何ですが。七瀬も自分で「こうに違いない!」と思って書いている訳では無いんです。「こういう可能性もあるかもね」程度の幻想。
こじ付け&無理矢理にでも真逆の考え方をすれば、思い込みの反対側の世界が見える気がするんです。その世界から改めて眺めた上で「これは無いな」って思うか、「これもアリかな」って思うか。つまり、まずは反対側のスタート地点に辿り着く事が、『ファンタジー』には大事なんじゃないか・・・そう思って色々な幻想を描いている七瀬だったりします。
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