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FF8:[37] シュミ族の長老と、スクウェアの誓い?

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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【七瀬の幻想による筋書き】
①シュミ族の村の『5つの石集め』には「本当に【FF8】を遊び・研究し・理解してくれた人だけ「開発者たちの手の内(秘密・隠し事)」を見る事が出来る。何となくプレイしただけとか、サブイベントとか別に興味ないってプレイヤーには「開発者たちの手の内(秘密・隠し事)」は隠されたまま=開発者がそれを教える事は無い」っていう、スクウェア開発陣の誓い&プレイヤーへのメッセージが込められている。
②スクウェア開発陣がその誓いを破る事は無い。だってその誓いを破るという事は「シュミ族の長老ではなく、ノーグになってしまう」って事だから。
③でも「本編のノーグは何に変身したか分からないまま行方不明」=「ネタバレをした開発スタッフが、ファンからどのように評価されるかまでは分からない」という所まで織り込み済み。

 気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。


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 七瀬は【FF8】はプレイヤーに対して秘密・隠し事をしていると思っています。
 その隠し事が本編中で明らかになっていないからこそ、様々な幻想が生まれる訳ですが・・・じゃあ、その「秘密・隠し事」の答え合わせを、スクウェアは何時になったらするのか?
 七瀬の結論は【スクウェアが【FF8】に込めた想い?】に書いたように、幻想の種を投下する事は有っても、スクエニが特定の説を支持したり否定したりする事は今後も無いと、思っています。何故かと言うと、「秘密・隠し事の答え合わせ」はしていないけど、「そのメッセージ」はちゃんとゲーム中に込められていると、思えるからです。

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 その理由は、サブイベント・シュミ族の村の『5つの石集め』。あの一連のイベントを七瀬流に紐解くと、次のようになります。

【ラグナ像の建設の意味】
 ラグナ像=ストーリー的な意味では、ラグナのイメージを形にしている。
 だけど今回の場合、彼らは「【FF8】のイメージ」を作っている。既に「像を造る者(=開発者)」が仕上げ前まで造っている=大体の【FF8】は出来ているが、プレイヤーによる仕上げがまだという段階。
【仕上げに必要な、5つの石】
 「【FF8】のイメージ」を完成させる為に必要な研究材料。このイベントが発生した時点で既に1つ目があったという事は、『シュミ族のイベント』そのものが1つ目の研究材料。
 つまり「ラグナ像完成には、5つの石が必要」というのは、「【FF8】のイメージ」を研究・理解する為には、5つのサブイベントを攻略し研究・理解する事が必要という事(因みに5つのサブイベントを理解するには、更なるミニイベントの研究が必要・・・と、実は終わりがない)。
【長老の言葉の意味】
 「せっかく来て頂いたのだから 贈り物がしたいのですが・・・・・・」=「せっかくサブイベントまでやってくれてるんだから、教えてあげたいのですが・・・・・・」
 「我々シュミ族は何もしない者には 何も与えない風習になっております」=「我々スクウェアは素通りするプレイヤーには、何も教えない決まりになっています」
 「『工房』にいる者の手伝いをして頂いたら お贈りする事にしましょう」=「「【FF8】のイメージ」作りに協力してくれたら それに見合ったお返しをしましょう」

 では実際に「お手伝い」を完了させた後、何が貰えたか?・・・貰えたのは「長老の手のひらの謁見+どうしようもなく見劣りするという記念品・フェニックスの羽」です。
 この多くのプレイヤー&パーティメンバーに、謎と混乱を与えた「贈り物」ですが。それについて長老の家を出た後、スコールはこう分析しています。

「・・・・・・本当の事だろう
 会った時から 手のひらは隠していたしな」
「ただ、これだけの技術を持ってるんだ。
 彼らだって、外の人間が『長老の手』に 興味ない事くらいわかってるさ」
「心よりラグナを敬愛しているからこそ
 我々を歓待したい・・・・・・が
 表現者としてその気持ちに見合う物がない」
「そんな感じでたどり着いた結論・・・・・・
 彼らなりの心からの『気持ち』なんだろう
 まぁ、多少の遊びは加えてあるだろうが・・・・・・」

「・・・・・・本当の事だろう
 ゲームを始めた時から、手の内(秘密・隠し事)は隠していたしな」
「ただ、これだけの技術を持ってるんだ。
 スクウェアだって、プレイヤーが『開発者の手の内』に
 興味ない事くらいわかってるさ
 (=そんなものより、ゲーム内容で結果を出して欲しい)」
「心より【FF8】を愛しているからこそ
 プレイヤーをもてなしたい・・・・・・が
 開発者としてその気持ちに見合う物が創れない
 (=『過去のFF要素』や『新規層に受けない要素』を盛り込めないので、
 ゲーム内容でプレイヤーの期待に答える事が出来ない)」
「そんな感じでたどり着いた結論・・・・・・
 彼らなりの心からの『気持ち』なんだろう
 まぁ、多少の遊びは加えてあるだろうが・・・・・・」

 つまり「長老の手のひらの謁見」というのは、本当に【FF8】を遊び・研究し・理解してくれた人だけ「開発者たちの手の内(秘密・隠し事)」を見る事が出来る。何となくプレイしただけとか、サブイベントとか別に興味ないってプレイヤーには「開発者たちの手の内(秘密・隠し事)」は隠されたまま=開発者がそれを教える事は無い・・・と、いうプレイヤーへのメッセージ&スクウェア制作陣の誓いが込められていた。これが七瀬の解釈です(具体的には『大海のよどみ』の『G.F. エデン』&『アビリティ:食べる』の事とかかな)。

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 とは言え【FF8】発売から20年以上。「20年以上も秘密にしとけるかなぁ?」って思った時に頭を過ったのが、先程の台詞の後にスコールが付け足したセリフ。

「思えば・・・・・・ノーグは手を誇示していたな・・・・・・
 対照的にな・・・・・・」

 突然出て来て訳が分からないまま終了になった、バラム・ガーデンのマスター・ノーグ。彼が金儲けの為に、戦場への派遣業務を拡大した・・・『SeeD』が本来の『SeeD』の役目を果たせなくなったキッカケを作ったキャラであり、自己保身の為に『SeeD』を差し出そうとしたキャラであり、ご丁寧に自分の弱点=ネタバレを披露してくれるキャラです。曰く「ガーデンは自分のモノ」だしね。

 では「シュミ族の長老とは対照的に、ノーグは手を誇示していた」というのは、どういう事か?
 それはそのままです。開発者のプライドを捨て、金儲けや地位の為に「実は〇〇の正体は・・・」とか言い出したヤツは、ノーグの様なヤツに成り下がってしまう。【FF8】というゲームを、本来あるべき姿から滅茶苦茶に捻じ曲げてしまう。

 そういうヤツにはなりたくない、なってはいけない。
 【FF8】に携わった開発者にとって、これほど鮮明なイメージを伴う戒めは無いと思うんです。だって「〇〇さん、ノーグみたい」って思われるのは嫌でしょ?開発者の誇りが許さないでしょ?

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 でも、そこで終わらないのが、スクウェアの巧いトコだと思うんです。
 ノーグを倒した後、スコールは一旦は「気にするな。 わけのわからないことが増えただけだ」と言い捨てますが、話を続けようとするメンバーに対して、「どうして俺に聞くんだ! わからないのは俺だって同じだ!」「俺、なにも知らないんだ。 なにも・・・・・・知らないんだ」「だから・・・・・・だまされる。 だから・・・・・・利用される」と、語ります。
 実はこの台詞に「開発者が「【FF8】の真相」をバラしたら、プレイヤーはこういう心境になるだろうな・・・」って幻想が込められてるんじゃないかな?一応、そこまで用意周到に織り込まれてたんじゃないかな、と。

 そして『F.H.』の住人の「ノーグはどんなヤツに変身するんだろ。怖えけど楽しみだな」=「ネタバレをした開発者をプレイヤーがどう評価するかは、自分達には分からない。だからノーグが何に変身したかは分からないままにしてある」と言う事。
 開発陣からすれば、ネタバレ=【FF8】の幻想を終わらせてしまうという罪深い事ですが。
 プレイヤーからすれば「【FF8】の真エンド公式発表!」「【FF8】は本当はそういうストーリーだったのか。納得!」っていう風に、歓迎される可能性もある訳ですよね。
 だから「怖えけど楽しみ」=ネタバレして戦犯となるか、英雄となるかは・・・プレイヤー次第って事じゃないかな?

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