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FF8:[29] 幻想の『魔女の騎士』・サイファー
- 2021/02/12 (Fri) |
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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*
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【七瀬の幻想による筋書き】
①2人は「スコール(現実):サイファー(幻想)」という、対になっている。
②幻想にだって意味はある。往年の「分かりやすいファンタジー」を見せてくれるのはサイファー?
③でも幻想に甘んじる気が無いのが、サイファーらしくてイイ。
気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。
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【七瀬の幻想による筋書き】
①2人は「スコール(現実):サイファー(幻想)」という、対になっている。
②幻想にだって意味はある。往年の「分かりやすいファンタジー」を見せてくれるのはサイファー?
③でも幻想に甘んじる気が無いのが、サイファーらしくてイイ。
気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。
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キャラの立ち位置的にも、スコールとサイファーが対になっているのは間違いないと思うんですよね・・・カードの数字の位置が対象になってる位だし。
じゃあ、どういう意味で対になっていたのか?
「もう一人の主人公」「スコールのもう一つの可能性」・・・表現の仕方は色々あるとは思いますが、七瀬は「結果としてスコールの対のようになっているだけ」であって、そもそもは「スコールの対として創られているのではない」と思います。
まず分かりやすいトコを掻い摘めば、対となっている二人の中心にあるのは『魔女の騎士』です。『SeeD』とか性格・能力とかは一先ず置いておいて、二人は『魔女の騎士』という部分で「対」になっている。
そう考えれば・・・『魔女の騎士』の現実がスコールで、『魔女の騎士』の幻想がサイファーだと、七瀬は思うんです。
結果を見れば、『魔女の騎士』の役目を見事に果たしたのはスコールです。
何故ならスコールは『魔女の騎士』の現実=「魔女の心を守る存在」だったからです。
対するサイファーは、『魔女の騎士』の役目を果たせませんでした。
何故ならサイファーは『魔女の騎士』の幻想=ラグナ主演の『魔女と騎士ゼファー』という幻想を夢見ていたからです。それが幻想だと気付きつつも、自分のロ~マンチックな夢を追い続けた・・・その結果です。
先程も書きましたが、結果を見れば『魔女の騎士』の役目を見事に果たしたのはスコールです。
でもファンタジーにおいて『魔女の騎士』と言われれば、サイファーのような『魔女の騎士』を想像する方が自然じゃないですか?
七瀬は実はリノアは登場時、既に魔女だったと思っているのですが・・・その前提で見れば、サイファーのリノアに対する行動はとても『魔女の騎士』らしいと思うんですよね。色々親身になって相談に乗ってくれたり、リノアの為に懲罰室を脱走してまで駆け付けたりと、忠実な『魔女の騎士』っぽいです。
勿論『イデアの魔女の騎士(自称?)』だったサイファーも、スコール達を相手に満身創痍になりながらも魔女を守るという『魔女の騎士の鑑』のような振る舞いです。・・・まぁ、そんな事は当のイデアからは求められていなかったようですが。
でもゲームにおいて、いくら現実(正解)がスコールで、幻想(不正解)がサイファーだったとしても、「不正解なモノは不要」「結果を出せないなら意味がない」とはならないですよね?
だって、結果だけが全てで幻想が見られないのなら、ゲームはとっても味気ないモノになってしまうと思うんです。正解だけがあればイイなんて事は無いと思うんです。
事の発端である『魔女の騎士ゼファー』の内容が、本来の魔女と『魔女の騎士』の関係ではないのは明白です。だってドラゴンと戦う魔女が騎士に「私をお守り下さい~」なんて言うはずがありません。戦闘力で言えば、絶対魔女の方が上なんだから。少なくともあの映画の「どこか」は「その通りではない幻想」の筈です。
つまり『魔女の騎士ゼファー』は幻想の産物な訳ですが、その幻想の影響でサイファーは『魔女の騎士』という夢を見ました。それは幻想にも人の心を揺さぶり、行動を起こさせる力があるという事です。
勿論、嘘だと気付いた瞬間に醒める幻想もあります。
でも幻想がキッカケになる・・・それ位だったら、身に覚えが無いですか?
そう考えるとスクウェアは、現実だけでも幻想だけでもダメ。その両方があって世界は上手く回るんだ・・・みたいな事を言いたかったんじゃないかな?実際、幻想っていう緩衝材がなかったら世の中厳しいよ?ゲームだって、プレイヤーが勝手に幻想してくれるからこそ回ってる部分ってあると思うし。
リノアが「いつでも冷静な判断で仲間の希望を否定して楽しい?」ってスコールに言ってたのも、現実を突きつけるだけでは、結果は出ても人の心が持たない・・・って事じゃないかな?
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そういう意味でサイファーは「ファンタジーの王道」を見せてくれるキャラだと思うのですが・・・どうやら「やっぱり〇〇って言ったらXXだよな~」とか、「XXじゃない〇〇は〇〇じゃない」みたいな、「過去に縋るような幻想」に付き合うつもりは無いようですね。
「俺はそんな気持ちで『魔女の騎士』になりたいんじゃない。
俺の夢だから『魔女の騎士』になりたい・・・それだけだ!」
・・・って事じゃないでしょうか?基本的に、たくさんの人の想いを預かってトップに立つキャラじゃないだろうし。そういうのは鬱陶しいんじゃないかな?
それにサイファーは「魔女の騎士という幻想を追い掛けている、リアル(現実)」。あくまでも「リアル側に生まれたサイファー」が、自分の意思で幻想側(=魔女の騎士)になりたいのであって、「生まれながらの幻想そのもの」ではない=他人の自分勝手な幻想を背負わされるのは、嫌なんじゃないかな、と。
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