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FF8:[25] 遠い未来という「時間のからくり」
- 2021/02/07 (Sun) |
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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*
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七瀬が思う『SeeD』の本当の役目は「武力介入による多国間の紛争解決」ではなく、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」と、以前他の記事で書きました。
そう仮定した場合、EDでスコールが「魔女の力の継承に立ち会った事」「イデアがガーデンを作りSeeDを育てる」と言った事は、直接的な「負のループ」の始まりでは無かったという事になります。
だってこの時点で『FF8のイデア』であるイデアは、正しくSeeDの役目を理解していました。このイデアの正しい理念(SeeD=『和平交渉の仲介人』)が引き継がれていたら、世界に「負のエネルギー」が満ちる事も無く、遠い遠い未来に月が闇に染まる事も・・・つまり『Ultimecia』も生まれなかった。大事な子供達に武力を強いる事も無く「SeeDは『魔女』を倒せた」訳です。
世界が「負のループ」を繰り返しているというのなら、それは「13年前の出来事が原因」ではなく、「人間達が同じ過ちを繰り返しているから」です。
民族・国家間など・・・様々な問題を解決するのに、対話ではなく武力と言う手段に頼ってしまった人間達が引き起こした結果です。
「だとしたら、【FF8】の結末は変えようがないじゃないか?
だって、そういうストーリーなんだから。
すっと、この【FF8】の世界がループしてるって事?」
確かに「そういうストーリー」である以上、プレイヤーがスコール達の行動を変える事は出来ません。シド学園長からの指示って、拒否権が無かったですよね?それに二週目だからと言って、選択肢が増えるわけでもありません。つまり本編中のスコール達は、どう足掻いたって同じ道を辿る訳です。
でもイデアの魔女の力の継承に立ち会った後。スコール達は無事ハッピーエンドを迎えますよね?
あの後、SeeD達が真の役目を果たし、世界の人々が対話による解決・多様性を受け入れ合って生きていく事が出来れば・・・二度と「負のループ」は起きない。13年前の『魔女の力の継承』シーンが繰り返される事は無いでしょう。
「本編中のスコール達は、どう足掻いたって同じ道(負のループ)を辿る」のに、無事ハッピーエンドを迎えているというのはどういう事か?実はここに「時間のからくり」があるんじゃないかと、七瀬は思っています。
つまり、スコール達の今の時代を仮に1200年とします。
でもって、「今の月」って結構大きく描かれてますよね?という事は、『月の涙』のせいで恐ろしいという印象を持たれつつも、まだ「月」は「星」の近くに居て正気を保っている・・・つまり「1200年時点の月」は『Artemisia』という事です。
ティンバーの街頭テレビに「私を星の傍へ連れ戻して!」というメッセージを送っていた『Artemisia』は、かなり『Ultimecia』化が進んでいます。これを一先ず「1300年時点の月」は『Artemisia』だけど、『Ultimecia』化が進んだ状態と仮定します。
で、その5年(仮)後。「月」は完全に『Ultimecia』になり、現代のイデアにジャンクションしてくるようになります。という事は「1305年時点の月」が『Ultimecia』となり、イデアにジャンクションして来ているという事です。
そして更に数年後。スコール達は時間圧縮を利用して、遠い未来の『Ultimecia』と対峙します。その時『Ultimecia』の背後に輝く月は、とてもとても小さくなっていますよね?
う~ん、上手く伝わったかな?
要するに、スコール達の時代の「月」はまだ『Artemisia』であって、『Ultimecia』は存在すらしていない。『Artemisia』が『Ultimecia』になってしまうかどうかは、今後に掛かっている・・・という事です。
エルオーネの言うところの「過去は変えられない」。メタい事を言えば、それは「ラグナ編は変えられないけど、スコール達の行動なら変えられるかもしれない」ではなく、「【FF8】という本編全てが変えられない過去」という事。ゲーム開始から『Ultimecia』を倒すまで・・・全部ひっくるめて「変えられない過去」という事です。
だってプレイヤーの中でも「過去の事」でしょう?既にプレイ済みなんだから。そのプレイを覆す事は出来ません。低レベルクリアの為にサイファー稼ぎでガルバディア兵を狩りまくった過去は変えられないのです(七瀬は大分、負のエネルギーを撒き散らかしました・・・)。
「知らなかった過去を知ることはできる」
「過去を知ることで それまでとはちがった今が見えてくる」
「変わるのは自分。 過去の出来事ではないの・・・・・・」
つまり、今ならまだ間に合う。【FF8】というのは「未来の為に、過去を知る事が目的だったゲーム」・・・というのが七瀬の捉え方です。
バラムとガルバディア、ミサイル攻撃・・・今現在、スコール達の世界には色々な混乱・遺恨が残っています。それらの過去の出来事を変える事は出来ないけど、この後、SeeD達が『和平交渉の仲介人』として平和的解決に導く事が出来たら・・・「負のエネルギー」を押さえる事が出来たら、遠い未来に『Ultimecia』は生まれない。今回戦った『Ultimecia』でさえ、その時代には存在しない未来を創ることが出来るかもしれないんです。
今回スコール達は無事にハッピーエンドを迎えられましたが。寧ろ『Ultimecia』が生まれるかどうかは、ここからが正念場。今後のSeeD達や世界中の人々次第という事です。
でもこれもまぁ、よくあるファンタジーの王道ですよね。
「お前たちが争いを続ける限り、闇は消える事は無い。
我々は、何度でも蘇る・・・お前たちの中に闇の心がある限り!」
って高笑いと共に散っていくラスボスの台詞。
でもやっぱり、ラスボスは復活しない方がイイですよね・・・「お月様」には心穏やかに見守っていて欲しいと思う七瀬です。
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七瀬が思う『SeeD』の本当の役目は「武力介入による多国間の紛争解決」ではなく、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」と、以前他の記事で書きました。
そう仮定した場合、EDでスコールが「魔女の力の継承に立ち会った事」「イデアがガーデンを作りSeeDを育てる」と言った事は、直接的な「負のループ」の始まりでは無かったという事になります。
だってこの時点で『FF8のイデア』であるイデアは、正しくSeeDの役目を理解していました。このイデアの正しい理念(SeeD=『和平交渉の仲介人』)が引き継がれていたら、世界に「負のエネルギー」が満ちる事も無く、遠い遠い未来に月が闇に染まる事も・・・つまり『Ultimecia』も生まれなかった。大事な子供達に武力を強いる事も無く「SeeDは『魔女』を倒せた」訳です。
世界が「負のループ」を繰り返しているというのなら、それは「13年前の出来事が原因」ではなく、「人間達が同じ過ちを繰り返しているから」です。
民族・国家間など・・・様々な問題を解決するのに、対話ではなく武力と言う手段に頼ってしまった人間達が引き起こした結果です。
「だとしたら、【FF8】の結末は変えようがないじゃないか?
だって、そういうストーリーなんだから。
すっと、この【FF8】の世界がループしてるって事?」
確かに「そういうストーリー」である以上、プレイヤーがスコール達の行動を変える事は出来ません。シド学園長からの指示って、拒否権が無かったですよね?それに二週目だからと言って、選択肢が増えるわけでもありません。つまり本編中のスコール達は、どう足掻いたって同じ道を辿る訳です。
でもイデアの魔女の力の継承に立ち会った後。スコール達は無事ハッピーエンドを迎えますよね?
あの後、SeeD達が真の役目を果たし、世界の人々が対話による解決・多様性を受け入れ合って生きていく事が出来れば・・・二度と「負のループ」は起きない。13年前の『魔女の力の継承』シーンが繰り返される事は無いでしょう。
「本編中のスコール達は、どう足掻いたって同じ道(負のループ)を辿る」のに、無事ハッピーエンドを迎えているというのはどういう事か?実はここに「時間のからくり」があるんじゃないかと、七瀬は思っています。
つまり、スコール達の今の時代を仮に1200年とします。
でもって、「今の月」って結構大きく描かれてますよね?という事は、『月の涙』のせいで恐ろしいという印象を持たれつつも、まだ「月」は「星」の近くに居て正気を保っている・・・つまり「1200年時点の月」は『Artemisia』という事です。
ティンバーの街頭テレビに「私を星の傍へ連れ戻して!」というメッセージを送っていた『Artemisia』は、かなり『Ultimecia』化が進んでいます。これを一先ず「1300年時点の月」は『Artemisia』だけど、『Ultimecia』化が進んだ状態と仮定します。
で、その5年(仮)後。「月」は完全に『Ultimecia』になり、現代のイデアにジャンクションしてくるようになります。という事は「1305年時点の月」が『Ultimecia』となり、イデアにジャンクションして来ているという事です。
そして更に数年後。スコール達は時間圧縮を利用して、遠い未来の『Ultimecia』と対峙します。その時『Ultimecia』の背後に輝く月は、とてもとても小さくなっていますよね?
う~ん、上手く伝わったかな?
要するに、スコール達の時代の「月」はまだ『Artemisia』であって、『Ultimecia』は存在すらしていない。『Artemisia』が『Ultimecia』になってしまうかどうかは、今後に掛かっている・・・という事です。
エルオーネの言うところの「過去は変えられない」。メタい事を言えば、それは「ラグナ編は変えられないけど、スコール達の行動なら変えられるかもしれない」ではなく、「【FF8】という本編全てが変えられない過去」という事。ゲーム開始から『Ultimecia』を倒すまで・・・全部ひっくるめて「変えられない過去」という事です。
だってプレイヤーの中でも「過去の事」でしょう?既にプレイ済みなんだから。そのプレイを覆す事は出来ません。低レベルクリアの為にサイファー稼ぎでガルバディア兵を狩りまくった過去は変えられないのです(七瀬は大分、負のエネルギーを撒き散らかしました・・・)。
「知らなかった過去を知ることはできる」
「過去を知ることで それまでとはちがった今が見えてくる」
「変わるのは自分。 過去の出来事ではないの・・・・・・」
つまり、今ならまだ間に合う。【FF8】というのは「未来の為に、過去を知る事が目的だったゲーム」・・・というのが七瀬の捉え方です。
バラムとガルバディア、ミサイル攻撃・・・今現在、スコール達の世界には色々な混乱・遺恨が残っています。それらの過去の出来事を変える事は出来ないけど、この後、SeeD達が『和平交渉の仲介人』として平和的解決に導く事が出来たら・・・「負のエネルギー」を押さえる事が出来たら、遠い未来に『Ultimecia』は生まれない。今回戦った『Ultimecia』でさえ、その時代には存在しない未来を創ることが出来るかもしれないんです。
今回スコール達は無事にハッピーエンドを迎えられましたが。寧ろ『Ultimecia』が生まれるかどうかは、ここからが正念場。今後のSeeD達や世界中の人々次第という事です。
でもこれもまぁ、よくあるファンタジーの王道ですよね。
「お前たちが争いを続ける限り、闇は消える事は無い。
我々は、何度でも蘇る・・・お前たちの中に闇の心がある限り!」
って高笑いと共に散っていくラスボスの台詞。
でもやっぱり、ラスボスは復活しない方がイイですよね・・・「お月様」には心穏やかに見守っていて欲しいと思う七瀬です。
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