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FF8:[23] 『SeeD』の本当の役目とは?
- 2021/02/06 (Sat) |
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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*
*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*
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前提を読んで頂ければ一目瞭然だと思いますが・・・七瀬が思う『SeeD』の本当の役目は「武力介入による多国間の紛争解決」ではなく、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」です。
お互いの国がお互いの国を理解せず、武力行使という憎悪・怒りを生み出す方法を用いた為、大量の「負のエネルギー」が「月」へと昇り、「月」の自律エネルギー体は『Artemisia』から『Ultimecia』になってしまいました。
という事は、残念ながら本編中のスコール達は、この行為に加担していた事になります。対話の無い武力行使による「負のエネルギー」の連鎖・・・『Ultimecia』が生まれる元凶の一部だったという事です。
もしもスコール達『SeeD』が武力行使ではなく、対話による問題解決を実行出来たら・・・「月」に昇る「負のエネルギー」が減ります。
「負のエネルギー」が減るという事は月のモンスターの発生が減り、『月の涙』も発生しなくなります。
『月の涙』を繰り返す事が無くなれば、「星」の人々の「月」への「負のエネルギー」も減る。つまり「月」は『Artemisia』のままで、『Ultimecia』に変質しない。
それが『SeeD』の本当の役目だった、『SeeD』は「魔女」を倒す・・・という事です。
何が間違いだったのか?
一つ確かなのは、スコール達が『SeeD』=「世界に誇る傭兵のコード・ネーム」「SeeDは戦闘のスペシャリスト」と思っている時点で、「『SeeD』は誤った方向に向かっている」という事です。
何でこんな事になったのか?
それは『ノーグ(農具)』が正しく『ガーデン(庭園)』を「導かなかった(耕さなかった)」から。『ガーデン(庭園)』が腐っていたので、『SeeD(希望の種)』も「間違った理念を信じた(腐ってしまった)」・・・と、いう訳です。
ズルズル行ってしまったのは、シド学園長本人が言っている様に「ハッキリした態度を示さなかった 私が一番悪いのですから・・・・・・」かもしれません。
SeeD達が「学生が傭兵派遣業務なんてオカシイ」と、気付けなかったからかもしれません。
スコールが「どうせ自分の心は、自分にしか理解できない」「何を言っても、どうせ理解してもらえない」と、他者と対話する事を諦めてしまっていたからかもしれません。
でも『ガーデン』の全てが間違っていた訳ではありません。
再会したリノアにダンスの件を誉められた時、スコールは「任務に役立つ技術なら なんでも身につけるのがSeeDだ」と言っていましたが、この「なんでも身につけるのがSeeD」というのは「『和平交渉の仲介人』を担うには、色々な国の文化・習慣などを理解しておく必要がある」という点で、SeeDには必須の能力です。スコールは茶道だって出来るかもしれません。
そして必ずしも「武力行使」の全てが「悪」だった訳ではありません。F.H.でのガルバディア兵とドープ駅長のように、片方が対話による解決を望んでも、片方が武力行使に出た場合。SeeDは最終手段として「武力行使」も解決の手段の一つとして持っていなければなりません。でないと力を持たない国は、力を持つ国の言いなりになる他ないからです。
「SeeDの本来の役目」が「SeeDは戦闘のスペシャリスト」でも「物理的に魔女を倒す」でもなく、『和平交渉の仲介人』であれば・・・魔女・イデア(Ultimecia)が、サイファーにスコールを尋問させてまで「SeeDの本来の役目」を聞き出そうとしたのも当然かもしれません。だって魔女を倒す事と『和平交渉の仲介人』が繋がらないでしょう、Ultimeciaは。
それに、ノーグ戦の少し前。シド学園長がノーグに「SeeDはなあ、未来のためにまかれたタネだ! その未来が今なんだよ! それはあんただってわかってるだろうが!」と言っていましたよね?
魔女・イデアが表舞台に出てきた事、その魔女がガルバディアについた事で、恐らく世界は混乱に陥ります。世界各国はどちらかの道を選ぶ事になるでしょう。
ガルバディアに服従するなら人的被害は最小限で済むかもしれませんが、精神的な蹂躙(服従関係)が「負のエネルギー」を生み続けます。
ガルバディアと戦う事を選べば、大勢の犠牲者を出す事になるでしょう。勿論、大量の「負のエネルギー」が生み出されます。
だからシド学園長は「今こそがSeeDが本当の役目を果たす時だ」とノーグに詰め寄った訳です。「武力行使を助長してはいけない。今こそ『和平交渉の仲介人』として、平和的解決へと世界を導く時だ!」と。
話は前後しますが・・・そう考えれば、学園長派vsマスター派の最中「ほとんどのSeeDは学園長が 『SeeDの本当の戦い』だかに 出してしまったんだ」という話も、「今こそがSeeDが本当の役目を果たす時だ」とシド学園長が判断して、SeeD達を『和平交渉の仲介人』として混乱している世界中へ派遣した。その事をノーグを言い争っていた・・・というように繋がります。
それに「『SeeDの本当の戦い』って・・・SeeD達はどこに行ったの?どこで戦ってるの?」と疑問に思った事はありませんか?
もしもシド学園長が『和平交渉の仲介人』としてSeeD達を派遣したなら、SeeD達が戦場で戦う事は無い=ゲーム中に戦っているSeeD達や、拡大する戦火に遭遇する事は無くて当たり前という事になります。
また「ガーデンを作ってシードSeeDを育てるとイデアが言い出した」時の事を、シドはこのように振り返っています。
「その計画に私は夢中になりましたが
SeeDの目的だけが気がかりでした。
イデアとSeeDが戦うことにならないか、と」
「イデアは笑って言いました。
それは絶対にない、と」
「それなのに・・・・・・」
当時のイデアは「SeeDは魔女を倒す」にも関わらず、魔女である自分とSeeDが戦う事になるかもしれない未来を否定しています。
単純に考えた場合「子供の頃から魔女だったイデアは、今後も自分が悪い魔女になる筈がないと思っていて、SeeDと戦う未来を否定した」という事になります。
もう少し深読みする場合は「もしかしたらSeeDと戦う事になるかもしれない、自分が犠牲になるかもしれないけど・・・世界の為にガーデンを作りSeeDを育てる事を選んだ」という自己犠牲の精神といった感じでしょうか?
でも七瀬は「この時点のイデアは、本当にSeeDと戦う事は無いと思っていた」んだと思います。だってイデアが育てたかったSeeDは「戦闘のスペシャリスト」ではなく、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」だった筈だから。
正直、あのスコールの台詞から「魔女を倒すために、対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』となるSeeDを育てる『ガーデン』を建設する」という発想は普通出てこないと思います。
でもイデアは「全ての真実を知っていた」のだと思います。SeeDが成すべき事も、魔女の正体も、魔女を倒すにはどうすればイイのかも・・・そしてエルオーネの正体も。
だってそれは彼女が『FF8のイデア』・・・つまり本来あるべき「完全な【FF8】」を知る存在だから。
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前提を読んで頂ければ一目瞭然だと思いますが・・・七瀬が思う『SeeD』の本当の役目は「武力介入による多国間の紛争解決」ではなく、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」です。
お互いの国がお互いの国を理解せず、武力行使という憎悪・怒りを生み出す方法を用いた為、大量の「負のエネルギー」が「月」へと昇り、「月」の自律エネルギー体は『Artemisia』から『Ultimecia』になってしまいました。
という事は、残念ながら本編中のスコール達は、この行為に加担していた事になります。対話の無い武力行使による「負のエネルギー」の連鎖・・・『Ultimecia』が生まれる元凶の一部だったという事です。
もしもスコール達『SeeD』が武力行使ではなく、対話による問題解決を実行出来たら・・・「月」に昇る「負のエネルギー」が減ります。
「負のエネルギー」が減るという事は月のモンスターの発生が減り、『月の涙』も発生しなくなります。
『月の涙』を繰り返す事が無くなれば、「星」の人々の「月」への「負のエネルギー」も減る。つまり「月」は『Artemisia』のままで、『Ultimecia』に変質しない。
それが『SeeD』の本当の役目だった、『SeeD』は「魔女」を倒す・・・という事です。
何が間違いだったのか?
一つ確かなのは、スコール達が『SeeD』=「世界に誇る傭兵のコード・ネーム」「SeeDは戦闘のスペシャリスト」と思っている時点で、「『SeeD』は誤った方向に向かっている」という事です。
何でこんな事になったのか?
それは『ノーグ(農具)』が正しく『ガーデン(庭園)』を「導かなかった(耕さなかった)」から。『ガーデン(庭園)』が腐っていたので、『SeeD(希望の種)』も「間違った理念を信じた(腐ってしまった)」・・・と、いう訳です。
ズルズル行ってしまったのは、シド学園長本人が言っている様に「ハッキリした態度を示さなかった 私が一番悪いのですから・・・・・・」かもしれません。
SeeD達が「学生が傭兵派遣業務なんてオカシイ」と、気付けなかったからかもしれません。
スコールが「どうせ自分の心は、自分にしか理解できない」「何を言っても、どうせ理解してもらえない」と、他者と対話する事を諦めてしまっていたからかもしれません。
でも『ガーデン』の全てが間違っていた訳ではありません。
再会したリノアにダンスの件を誉められた時、スコールは「任務に役立つ技術なら なんでも身につけるのがSeeDだ」と言っていましたが、この「なんでも身につけるのがSeeD」というのは「『和平交渉の仲介人』を担うには、色々な国の文化・習慣などを理解しておく必要がある」という点で、SeeDには必須の能力です。スコールは茶道だって出来るかもしれません。
そして必ずしも「武力行使」の全てが「悪」だった訳ではありません。F.H.でのガルバディア兵とドープ駅長のように、片方が対話による解決を望んでも、片方が武力行使に出た場合。SeeDは最終手段として「武力行使」も解決の手段の一つとして持っていなければなりません。でないと力を持たない国は、力を持つ国の言いなりになる他ないからです。
「SeeDの本来の役目」が「SeeDは戦闘のスペシャリスト」でも「物理的に魔女を倒す」でもなく、『和平交渉の仲介人』であれば・・・魔女・イデア(Ultimecia)が、サイファーにスコールを尋問させてまで「SeeDの本来の役目」を聞き出そうとしたのも当然かもしれません。だって魔女を倒す事と『和平交渉の仲介人』が繋がらないでしょう、Ultimeciaは。
それに、ノーグ戦の少し前。シド学園長がノーグに「SeeDはなあ、未来のためにまかれたタネだ! その未来が今なんだよ! それはあんただってわかってるだろうが!」と言っていましたよね?
魔女・イデアが表舞台に出てきた事、その魔女がガルバディアについた事で、恐らく世界は混乱に陥ります。世界各国はどちらかの道を選ぶ事になるでしょう。
ガルバディアに服従するなら人的被害は最小限で済むかもしれませんが、精神的な蹂躙(服従関係)が「負のエネルギー」を生み続けます。
ガルバディアと戦う事を選べば、大勢の犠牲者を出す事になるでしょう。勿論、大量の「負のエネルギー」が生み出されます。
だからシド学園長は「今こそがSeeDが本当の役目を果たす時だ」とノーグに詰め寄った訳です。「武力行使を助長してはいけない。今こそ『和平交渉の仲介人』として、平和的解決へと世界を導く時だ!」と。
話は前後しますが・・・そう考えれば、学園長派vsマスター派の最中「ほとんどのSeeDは学園長が 『SeeDの本当の戦い』だかに 出してしまったんだ」という話も、「今こそがSeeDが本当の役目を果たす時だ」とシド学園長が判断して、SeeD達を『和平交渉の仲介人』として混乱している世界中へ派遣した。その事をノーグを言い争っていた・・・というように繋がります。
それに「『SeeDの本当の戦い』って・・・SeeD達はどこに行ったの?どこで戦ってるの?」と疑問に思った事はありませんか?
もしもシド学園長が『和平交渉の仲介人』としてSeeD達を派遣したなら、SeeD達が戦場で戦う事は無い=ゲーム中に戦っているSeeD達や、拡大する戦火に遭遇する事は無くて当たり前という事になります。
また「ガーデンを作ってシードSeeDを育てるとイデアが言い出した」時の事を、シドはこのように振り返っています。
「その計画に私は夢中になりましたが
SeeDの目的だけが気がかりでした。
イデアとSeeDが戦うことにならないか、と」
「イデアは笑って言いました。
それは絶対にない、と」
「それなのに・・・・・・」
当時のイデアは「SeeDは魔女を倒す」にも関わらず、魔女である自分とSeeDが戦う事になるかもしれない未来を否定しています。
単純に考えた場合「子供の頃から魔女だったイデアは、今後も自分が悪い魔女になる筈がないと思っていて、SeeDと戦う未来を否定した」という事になります。
もう少し深読みする場合は「もしかしたらSeeDと戦う事になるかもしれない、自分が犠牲になるかもしれないけど・・・世界の為にガーデンを作りSeeDを育てる事を選んだ」という自己犠牲の精神といった感じでしょうか?
でも七瀬は「この時点のイデアは、本当にSeeDと戦う事は無いと思っていた」んだと思います。だってイデアが育てたかったSeeDは「戦闘のスペシャリスト」ではなく、「対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』」だった筈だから。
正直、あのスコールの台詞から「魔女を倒すために、対話による多国間の問題解決へと導く『和平交渉の仲介人』となるSeeDを育てる『ガーデン』を建設する」という発想は普通出てこないと思います。
でもイデアは「全ての真実を知っていた」のだと思います。SeeDが成すべき事も、魔女の正体も、魔女を倒すにはどうすればイイのかも・・・そしてエルオーネの正体も。
だってそれは彼女が『FF8のイデア』・・・つまり本来あるべき「完全な【FF8】」を知る存在だから。
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