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落書き帳の10ページ目

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FF8:[20] とある「お月様」のお話 ③『月の涙』の発生

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*

*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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 「月」は最近、地上の事が心配で堪りません。地上から昇ってくるエネルギーが、怒りや憎しみといった「負のエネルギー」を含む事が多くなってきたのです。
 どうやら人間同士で争っているようで、その争いの際に生じる「負のエネルギー」が月に昇って来ているようです。
「同じ「星」に住む種族なのに、何で仲良く出来ないんだろう?
 もっと上手に分かり合える方法は無いのかな?」
 一度、大きな争いとなると沢山の人間が死にます。そして「負のエネルギー」が放出されます。

 そんな世界では、「月」に思いを馳せてくれる人間も減ってしまいます。誰も「月」を見てくれなくなります、忘れられてしまいます。
 忘れられてしまう・・・それは「月」にとって、とても悲しい事です。実は「月」の引力だけでは、「月」は「星」の傍にいる事が出来ません。「星」の人々が「月」を想う気持ちで引き寄せてくれないと、「月」はどんどん「星」から離れていってしまいます。「月」と「星」の引力があるから、お互いが傍に居られるのです。
「あぁ・・・そう言えば、昔はもっと近くで見てた気がする。」

 「愛のエネルギー」を引き寄せるって事は、「負のエネルギー」も引き寄せますよね、質が違うだけだから。
 昔は「負のエネルギー」が全くなかったって事は無いと思います。普通に生活していく上で大変だっただろうし・・・それこそ食べる事が出来なかったり、ちょっとした怪我・病気が切っ掛けで亡くなるって事はザラだっただろうな、と。
 でも民族・国家間の争いレベルになると・・・やっぱり桁違いだったんじゃないかなぁ。純粋に「人が死ぬ」ってだけじゃなくて、宗教を改宗させられたり、自国の言葉を奪われたり・・・生きてても「負のエネルギー」が生まれ続ける環境になってしまうと思うんですよね。

 因みに「月が地球から離れていく」って話は事実の様です。ネット情報の受け売りですが・・・今の月までの距離は約38万Kmですが、それは年間約4cmずつ遠ざかってきた結果で、「実は約2万km位に存在していた時代があるのではないか?」と言われているそうです。その頃の地上から見える「月」の大きさはもう圧巻!

 そう言えば【FF8】の「月」も、現実の月よりも大きく描かれている気がするのですが・・・現在よりも過去を意識して創られているのでしょうか?

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 たくさん居た月の住人たちも、すっかり様変わりしてしまいました。
 人間から「愛のエネルギー」を貰えなくなって存在を保てなくなった「月の神」や、文化・神話の統合などによりすっかり性質が変わってしまった「月の女神」。子供達に愛されていた、ロバや兎も姿を消しました。
 代わりに「月」に蔓延っているのは、人間達の「負のエネルギー」から生まれた「異形の魔物たち」です。
 「月」はそれらを懸命に抑え込んでいました。この「異形の魔物たち」を、大事な「星」に落とす訳にはいかなかったからです。
 しかし「月」の想いを他所に、「星」での争いは収まりません。人間たちは「進歩」という力を手に入れ、被害は益々大きくなっています。「負のエネルギー」は増すばかりで、当然「月」の「異形の魔物たち」も増え続けます・・・「月」の限界まで。
「もうこれ以上は・・・抑え込めない・・・ゴメンね。」

 可哀想なお月様・・・これが七瀬が思う『月の涙』の原理です。
 つまり地上の人間たちが、魔女戦争とか、ガルバディアのミサイル攻撃とか・・・他国・他人種といった自分とは違う相手の事を理解しようともせず、武力によって強引に決着を図る事で発生してしまった大量の「負のエネルギー」が「月」へと引き寄せられ、「月」でモンスター化(実際には善悪の違いなだけで『G.F.』と同じ原理)。「月」はそれを懸命に抑え込んでいるけど、やっぱり抑え込める限界があって・・・限界が来ると『月の涙』と言われる現象を起こす訳です。

 特に「地上に現れた『大石柱』が『月の涙』を誘発する」って言うのは、『大石柱』が原始「月」が残した「月の核(中身は空っぽ)」だからではないかと。
 七瀬は別記事で『大石柱』=『抜け殻のハイン』と仮定しています。つまり『大石柱』は本来「月の神秘の力を宿していたけど、今は抜け殻で空っぽ」って事です。なので本来の性質として「様々なエネルギー」を引き寄せる力を持っていた。しかもその力は粉々に散った破片が集まって出来ている今の「月」よりも強い(だって「月の核」だから)・・・と、考えれば、一度「月」に上がった「負のエネルギー」の産物であるモンスター達を、もう一度地上に引き戻す事が出来ても不思議はありません。

 また、モンスター達の正体が「負のエネルギーを持って死んだ人間達の魂」と考えれば、モンスター達が落ちる先=ティアーズポイントに様々な神仏が融合したような像が設置されているのにも、墓地に整然と並ぶ墓石を思わせる人工物が準備されているのにも、「負のエネルギーに侵されてしまった、可哀想な魂の救済」って意味があるのかな・・・とも思えます。
 ただ基本的に「魂を墓に閉じ込める発想は無い」と思うので・・・その「負のエネルギー」から解放されるまでの一時的な「魂の休憩所」ってイメージの方が近いかもです。最後は晴れて解放される、みたいな。

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