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FF8:[17] アルティミシアと「月」の関係

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*

*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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 「月」=『魔法のハイン』と言っておいてなんですが・・・七瀬は「月」はアルティミシアの正体だとも思っています。でもこの2つを同時に考えるとややこしいので、一先ず「月」=『魔法のハイン』は置いておいて下さい。

 では改めて・・・「アルティミシア=アルテミス(月の女神)=月って安直じゃない?」と思われるかもしれませんが、それは少し違います。アルテミスとアルティミシアは全く別の存在です。
 どういう事かと言うと、アルテミスは代表的な「月の女神」です。つまりアルテミスという時点で既に、人間たちが自分達の解釈で生み出した「月の女神」という「月」の幻想な訳です。
 それに対して七瀬が思うアルティミシアは「月の女神」という幻想ではなく、「月」そのものの自律エネルギー体。【FF8】の用語を用いれば『G.F. 月』という事になります。

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 分かったような、分からないような・・・だと思いますので、七瀬が思うアルティミシアと月の関係を、つらつらと書いていきたいと思います。

【アルティミシアの名前の由来】
 アルティミシアの名前の由来について、どれがイチオシかは置いておいて・・・アルティミシアと月の女神・アルテミスの名前が似ているというのは、直感的に感じる事だと思います。事実、数多い月の女神の名前の中でも、アルテミスの知名度は抜群じゃないでしょうか?最近なんかは「アルテミス合意」「アルテミス計画」って言葉になるくらいですから。
 たださっき書いたように、アルティミシアとアルテミスは全く別の存在です。七瀬が思うアルティミシアは「月そのものの意思」で、アルテミスは「月の女神」という「月から生まれた幻想です。
 だから「アルティミシアの名前の由来は、アルテミスに似ているから」ではありません。七瀬が思うアルティミシアという名前の由来は、

 Artemis(月の女神・アルテミス) + -ia(ラテン語の地名接尾辞) = Artemisia
 つまり「月の女神・アルテミスの場所=月」という解釈です。

 実際に月の地名には、ラテン語由来の物が多く存在します(主にリッチョーリが命名した地名)。
 もっとも七瀬はラテン語に詳しい訳でも、月理学に詳しい訳でも無いので、この綴りが命名法&ラテン語的に正しいのか分かりませんが・・・というか、そもそもこの説には一つネックがあります。それは【FF8(海外版)】のアルティミシアのスペルが『Ultimecia』(『DDFF』も?)という点です。
 「じゃあ、そもそも『Artemisia』じゃないやん!」と思われる方が大半だと思いますが・・・まぁ、七瀬的には「月依存の『Artemisia』が、究極の存在となった結果『Ultimecia』になった(月の多面性)」で納得なんで、『Artemisia』か『Ultimecia』かは特に問題無いです。要するに今の様なアルティミシアになる前は『Artemisia』で、今は『Ultimecia』。
 若しくは・・・月の表面『Artemisia』で、月の裏面『Ultimecia』(月の二面性)でも、幻想物語は広がるかもしれませんね。

【アルティミシアは「月の女神」ではない】
 そう考えるとアルティミシアは「人間の幻想ではない、正真正銘の月の女神」という見方も出来ますが・・・少なくとも今の時点では成り立ちません。だって今の時点では、誰もアルティミシアの事を「月の女神」と思ってくれていないからです。
 「月の女神」というのが人間が生み出す幻想の産物である以上、「月の女神・アルティミシア」と思ってくれる人間が居ないという事は、「月の女神」になりようがありません。神様とか女神様って万能の存在と思われるかもしれませんが・・・実態を持たない以上、人の心の中にあってナンボというか。「人間の想いあっての存在」「人間が記憶に留めてくれてるからこその存在」だと思うんですよね。
 つまり「人間の想い」を得られない以上、月は月そのものでしかなく、月が意識やエネルギーを持つというのなら、それは月の自律エネルギー体『G.F.  月』という事実が残るだけです。
 もしもアルティミシアが「月の女神」になれるとしたら・・・【FF8】の世界の人たちや、『FFファン』が、アルティミシアの事を『魔女』ではなく「月の女神」と呼んであげるようになったらですかね。

【世界共通のファンタジー「月」】
 もしも制作陣が【FF8】を制作するにあたって「全世界の人を対象にするには、何をモチーフにしたら良いか?」って考えたとしたら・・・そりゃ、古来より人類に様々なファンタジーを提供して来てくれた「月」っていうのは、純粋にファンタジー素材として魅力的だったんじゃないかなと思います。
 例えば、月の表裏から「二面性」を。
 新月~満月~新月という姿の変化から「多面性」や「無から有、有から無を繰り返す輪廻転生や永久ループ的発想」を。
 月の重力による潮の満ち引きから「月へ引き寄せられるという発想」を。
 常に地球の周囲を回り続けている事から「寄り添う静かな愛」を。
 今の地球があるのは月のおかげですし、これからも月が居てくれないと、地球はとんでもない事になってしまいます。つまり「地球と月は運命共同体」・・・とも言える間柄かもしれません。
 そんな月に、昔から「月の女神」「かぐや姫」「月面の兎」といったファンタジーを見てきた人類ですが・・・月のファンタジーは古い伝承だけではなく、科学の進歩によって様々な事実が明らかになる事で、新しいファンタジーが生まれ、廃れてしまった説に基づくファンタジーは忘れられてしまうという、永遠に結末を迎えない「究極のファンタジー」を生み出す可能性を秘めている訳です。
 そんな月の持つ魅力から生み出されたのが、アルティミシアというキャラ。全世界の人々を相手に「様々な顔」「変化し続ける幻想」を見せられる・・・それは【FF8】にとって、大きな意味があったんじゃないかと思うんですよね(思うだけですよ?)。

【ED最後の月面の影・・・何に見える?】
 これは逆からの発想なのですが・・・皆さんにはED最後の月面の影が何に見えますか?
 現実の月の場合、兎・ロバ・ワニ・吠えるライオン・カニ・・・など、地域によって様々ですよね。それって「その地域の文化・信仰とかが影響している」=裏を返せば「そう思わせる文化・信仰がある」って事だと思うのです。だってそう思わせる何かが無ければ、そういう風には見えないでしょ?
 そう考えた時に「月面の影=『グリーヴァ』の横顔」に見える・・・となったら、それには大きな意味があると思いませんか?それはプレイヤーの中に「月には『グリーヴァ』が居る」という発想が芽生えているという事だからです。
 正直、七瀬が見ても「『グリーヴァ』の口っぽい・・・って言えば、口っぽいかなぁ?」ってレベルですが(ガーデンの影になって全体像が見えない)。でもそれって元々そうですよね。クッキリハッキリと兎に見えたら、全世界みんな兎に見えるんだから。だから「曖昧な影」を『グリーヴァ』に押し上げる「想い」が問われてるんじゃないかな、と。
 でもって「月には『グリーヴァ』が居る」って事は、「月」が何らかの役割を担っていないと意味不明ですよね。
 可能性としては「『グリーヴァ』=スコール、「月」=魔女・リノア」を表しているのかな・・・とも思うのですが。総合的に考えると、七瀬はやっぱり「この「月」も、アルティミシアの事を示している」と思うんです。・・・まぁ、思うだけの七瀬の幻想物語ですけどね。

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