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FF8:[15] 『ハイン神話』と「月」の関係

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*

*本ブログは『個人の幻想設定』を基に、勝手に『幻想物語』を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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【【FF8】の鍵を握るのは「月」?】
①『ハイン神話』は、「月」のジャイアントインパクト説を神話化したもの。
②『魔女』は、「月」の力を授かった女性。
③『魔女アルティミシア』の正体は、遠い未来の「月」。

 七瀬自身は「月」が鍵を握っていると思うのですが・・・正直「月」が鍵となっているとしても、【FF8】を考えてもらう上での分かりやすいモチーフの一つに過ぎない気がします。
 つまり必ずしも「月」の真相を暴く事だけが目的ではないという事。今後月の研究が進み、月の印象が変われば、【FF8】の内容とそぐわなくなるかもしれませんし・・・その程度の感じでお願いします。


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 アルティマニアの「ある日のガーデンの授業風景」で、先生が生徒たちに語っているハインに関する記述。仮にこれを『ハイン神話』とします。

「まだ昼と夜が混じりあっていたころ。
 という書き出しから始まる『ハイン神話』には「ハインが大地の支配者になるまで~人間が行方不明の「魔法のハイン」を何世代にも渡って捜しつづけている事」までが書かれています。その後は「魔女と命名したテム」についてなど、授業風景が続きます。
 この『ハイン』は『大地を創世した神ハイン』『魔女の始祖とされる』といった記述から、七瀬は漠然と「ハインという人物は、(神かどうかは別にして)本当に存在した」前提で考えていたのですが・・・それも幻想の一つなんじゃないかと思うようになったんです。
 では『ハイン』というキャラクターが幻想なら、『ハイン』に幻想を重ねる前の事実は何なのか?七瀬が思うそれが「「月」のジャイアントインパクト説」です。

 月のジャイアントインパクト説というのは「月がどのように形成されたかを説明する学説で、月は原始地球と火星ほどの大きさの天体が激突した結果形成されたのではないか」というものです。
 ウィキペディア曰く「ジャイアント・インパクト説によると、地球が46億年前に形成されてから間もなく火星とほぼ同じ大きさ(直径が地球の約半分)の原始惑星が斜めに衝突したと考えられている。
 原始惑星は破壊され、その天体の破片の大部分は地球のマントルの大量の破片とともに宇宙空間へ飛び散った。破片の一部は再び地球へと落下したが、正面衝突ではなく斜めに衝突したためにかなりの量の破片が地球の周囲を回る軌道上に残った。軌道上の破片は一時的に土星の環のような円盤を形成し、やがて破片同士が合体して月が形成されたと考えられている。」との事。

 「ゲームの話をしていて、何でこんな小難しい話を読まなきゃならんのだ?」「これのどこが『ハイン神話』になるんだ?」ってご意見はご尤も。
 実は正直、七瀬自身も完全に裏が取れている訳ではありません。現在の神話だって完全に事実に基づいている訳では無い(人間が誕生した経緯とか)事を考えると「神話なんだから幻想で当然」と割り切って良いのか?もしくは七瀬の知識外の伝承・神話などが重なっているのか?それは今でも迷うところです。

 ただ「「月」のジャイアントインパクト説」と【FF8】の世界設定を重ねた時、とても素敵な幻想物語が生まれるんじゃないかなと思った訳です。
 なので根拠ではなく、あくまで幻想として読んで下さいね。でないと、本気にしたらガッカリすると思います。

①「月」には「Hayn」という名前が付いた小クレーターがある。
 とは言っても、クレーターともなると名前は1500種類を超すそうです。なので1500種類の中の「Hayn」って名前に説得力を感じるかは、正直、人それぞれですね。

②地球にぶつかった原始惑星の名前が「Theia」。
 「実はセントラクレーターだけは、月の涙が原因ではなかった」=これを「地球にぶつかった原始惑星の衝突によるクレーター」と見ると・・・「原始惑星(Theia)」と「涙(tears)」。
 通常だったら許されない聞き間違いだけど、スクウェアが文化・伝承などが国を跨ぐと別のモノになってしまう事がある理由として「単純に聞き間違いで別物になる事ってあるよね」と言いたかったならアリかも?

③アルティマニアに書かれていた『抜け殻のハイン』と地質学の関係。
 アルティマニアの『ある日のガーデンの授業風景』に書かれている、『抜け殻のハイン』についての記述には次のような文章があります。

 え? 『抜け殻のハイン』が気になりますか?

 それはつぎの授業で話します。
 これはねえ、とても興味深いですよ。
 地質学の授業で名前を聞いたことがあるでしょ?

 あはははは。
 長くなっちゃうと予定が狂うから魔女の話にもどりますね。

 『抜け殻のハイン』の話で、何で地質学なんだろう・・・って思った事はありませんか?
 でも本当に『ハイン』が「月」だった場合なら、地質学と結びつく可能性があります。因みに七瀬が考える続きは、こんな感じ。

「実はエスタの研究班がセントラクレーターの地質成分を調べたところ、
 「月」の成分と同じ物が多量に含まれている事が分かりました。
 つまりセントラクレーターは「月の涙(tears)」によるモノではなく、
 「月(=原始惑星・Theia)」が衝突した時のモノだったのです。

 斜めに掠れる様に衝突した「月」の破片の一部が、
 私たちの星の一部となった。
 でも「月」は私たちの星を離れ、再び宇宙へと昇り、
 破壊された「月」と私たちの「星」の一部を集めて、今の「月」となった。

 今の私たちの星があるのは、「月」のおかげだという事は知っていますよね?
 つまり私たちの星を創り、自身の一部を残し、再び宇宙へと消えた「月」。
 それを神格化したのが『ハイン』だったのではないか、という訳です。

 え?じゃあ、私たちの星が『抜け殻のハイン』なのかって?
 あなたがそう思うなら、そうかもしれませんね。
 事実、何年か前までは、その考え方が主流でした。

 でも今は研究が進み、
 『大石柱』の成分が、月の核に近いモノという結果から、
 『大石柱』こそが『抜け殻のハイン』ではないか・・・という説が主流です。
 「月」の核が、『魔法のハイン(月)』と、 
 『抜け殻のハイン(地上に残された大石柱)』に分かれた、という訳ですね。

 だけどこれも今の説の一つに過ぎません。
 これから色々な研究が進み、多くの伝承と照らし合わせたら・・・。
 また新しい『ハイン神話』の解釈が生まれるのではないかと、
 先生は楽しみにしています。」

 どうでしょうか?やっぱり「月」はロ~マンティックでイイですね。
 残念ながら、七瀬が提示出来る『ハイン神話』=「月」のジャイアントインパクト説という幻想は、ここまでです。
 正直、『ハイン神話』の細部(ハインが人間に山を削らせたとか、増え過ぎた子供を間引きしたとか)に関するフォローは一切ありません。負け惜しみを言いたい七瀬としては、「月」のジャイアントインパクト説の他に、どこか他の国の伝承・神話が何種類か乗っかってるんじゃないか・・・と、言っておきます。言うだけですけども。
 それに「セントラ文化は月の涙によって滅亡した」との記述があるので、「星」の創成と同時期というのは普通に考えるとまず不可能です。だって「星」が今の状態になる前にセントラ文明が存在してた・・・って事になっちゃうので。そこに別の幻想を重ねる事が出来なければ、この幻想物語はココまでって事ですね。う~ん。

 最初に書きましたが、あくまでも七瀬の幻想ですので・・・「そういう見方もあるのか」と思っていただくだけで、幸いです。

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