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FF8:[10] 「大いなるハイン」は、本当に酷い神様だったのか? ②

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*カテゴリー【ゲーム語り】は、ネタバレを含みます。ご注意ください*

*本ブログは『個人の妄想設定』を基に、勝手に妄想物語を夢見て踊らされているだけです。公式や既存の説を否定するつもりはありませんので、そっとしておいて下さい*

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【七瀬の妄想による筋書き】
①「偉大なる賢者バスカリューンの記」は『ハイン』に批判的な人間が書いた創造物。
②だとすれば「偉大なる賢者バスカリューンの記」を、書かれているまま全て事実と受け取るのはフェアじゃない。
③もし『ハイン』に悪意は無かったのに、「偉大なる賢者バスカリューンの記」でこんな風に書かれているのを知ったら・・・『ハイン』は悲しいんじゃないかな?

 気になる方は【・・・続きを読む】から、お願いします。

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 引き続き【「大いなるハイン」は、本当に酷い神様だったのか?】について、「偉大なる賢者バスカリューンの記」を読み解いていきたいと思います。ただ、全部抜粋していくと大変な量になりますので、気になる部分を重点的に拾い上げていきます。

 『ハイン』は自分のイスに座ったまま、ずっと遠くまで見通したいと思った。
 ところが『ハイン』のイスの場所からでは山が邪魔で東の海が見えなかった。

 「長い戦いで疲れていた自身の代わりに山を切り崩してもらう為、『ハイン』が作り出した道具が人間」という事でしたが、何故「山を切り崩したかったのか?」という理由部分がココになります。
 ・・・どうですか?七瀬は上手く表現できませんが、何か「よく分からない」感じがします。どうしても「人間が産み出された理由としては、しょうもなくない?」と、頭から疑ってしまう部分があるのかもしれません。
 確かに自分のイスに座ったまま、ずっと遠くまで見通したいと思った。という部分に関しては、「ラスボス戦前のアルティミシアは、高い位置にあるゴツイ椅子に座ってたなぁ」という印象はあります。しかもアルティミシアの椅子の位置からは、周囲がグルっと吹き抜けorガラス張りになって、お望み通り遠くまで見通せそうな造りです。
 そういう意味では、もしも『ハイン』とアルティミシアがつながっているなら、共通の印象としては当てはまるかもしれません。
 時間圧縮ループにおいてアルティミシア城が消滅せずに存在し続けるなら、当に「偉大なる賢者バスカリューンの記」で書かれていた『ハイン』の椅子は、作中のアルティミシア城の椅子そのものという可能性も出てきます。

 でも、どれだけ考えても
何故「ずっと遠くまで見通したいと思った。かは、分からないですよね・・・ってかホント、「何でお前(=筆者)が、そんな事まで分かるんだよ?」って言ってやりたい。
 所説あると思いますが「日本の神話において、東西南北+北西/北東/南西/南東の8方位をもって全世界とするので、8は特別な数字」というのを読んだ事があった気がします(あやふやですが)。だとすれば、東側を制覇出来ていなかった事がよっぽど嫌だったんでしょうか?
 「東の海」と言えば、月に「東の海」という地名がありますが・・・よっぽどの月マニアでない限りはそんなピンポイントで「月の
東の海」が見たい!」って事は無いだろうしなぁ(因みに地球からは観測しにくい位置らしい)。
 もう一つの可能性としては、
東の海」から連想されるもの=日の出(太陽&月)。冒頭では
まだ昼と夜が混じりあっていたころ。でしたが、この時点では「太陽&月」が存在している=「昼&夜」が分かれていたなら、「理由は分からないけど、『ハイン』は日の出&月の出が見たかったのかなぁ?(太陽&月が恋しかった?)」という気もします。
 もしくは、まだ「昼と夜が混じりあっていた」場合。『ハイン』が「遠くまで見渡したいのに山が邪魔で東の海が見えない。よし、自分は疲れてるから道具(=人間)を作って、ソレに切り崩させよう!」と思った訳では無く、「そうして山を切り崩した事で、世界に太陽&太陽が生まれた」という、太陽と月の誕生の一節だったとか?

 そうなってくると、自身の欲求の為に人間を就き使っていたのではなく、「ケモノとの戦いを制した事で、人間が生きていける世界の土台は出来上がった。なので『ハイン』は新たな世界の主として人間を作り出した。そして人間が生きていくためには太陽&月が必要なので、まずは山を切り崩し、太陽&月を迎えに行きなさいと人間達を送り出した」という、寧ろ人間ありきの行動だった可能性も無きにしも非ず?
 ・・・う~ん、神様の考えなんて分からないモンなぁ。
 素直に
「偉大なる賢者バスカリューンの記」の解釈でいけば、「人間は『ハイン』の欲求を満たす為に生み出された=つまり『ハイン』にとっては道具に過ぎなかった」となります。
 でもそれが『ハイン』に批判的な筆者の思い込みに偏っているだけで、実は『ハイン』が人間を生み出したのは自身の欲求を満たす為ではなかった場合・・・「道具に人間と名付けた」という解釈は、意味をなさなくなります(寧ろ「道具に人間と名付けた」という人を人とも思わない発想になる、筆者の考え方の方が心配)。

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 『ハイン』が目覚めたとき、あたりの様子は一変していた。
 何より驚いたのは人間たちの数だった。
 『ハイン』は人間を減らそうとして、役に立たなさそうな小さな人間を魔法で焼き尽くしてしまった。
 その小さな人間は『子供』と呼ばれる存在で、人間たちがたいそう大切にしていたものだった。

 恐らく「よりによって子供を間引くなんて、『ハイン』は酷い神様だ!」と印象付けられた部分じゃないかと思います。こう言い切ってしまうのもそれはそれで問題だとは思いますが、普通に考えれば「人として、他を犠牲にしてでも一番守りたい存在が『子供』ではないか」と思います。
 ただ、それは「人として」です。もしかしたら、神様である『ハイン』はそう考えなかったのかもしれません。そう考えないことが「酷い神様」と言われればそうですが、神様になったつもりで考えてみて下さい。
 『ハイン』が驚いた人間の数が、何となくイメージするような多さではなく、「根本的に数を減らさなくては世界が崩壊してしまうレベルの多さ」だったとします。それこそ月の表面にいたモンスター並に。
 本来、全ての世代が同じ割合という事は有り得ないと思いますが考えやすくする為に、0~9歳までが100万人、以降10代~50代が各100万人ずつの合計600万人&大昔と想定しているので、60歳位が寿命だとします。
 さて200万人を間引く事で、一番効率よく人間の数を減らすことが出来るのは、どの世代でしょうか?
 人間たちに選択権を与えれば、40代&50代となるでしょう。本当に誰かが犠牲にならないといけないなら、それは子供や孫の為にと・・・既に暗黙の了解のようなモノです。
 もしかしたら、平等に全部の世代から平均して間引くという選択もありえるかもしれませんが・・・自分の子供・孫が選ばれてしまった場合、結局は40代&50代のじいちゃんばあちゃんが身代わりとなる事になりそうです。
 でも神様である『ハイン』にとっては、全ての世代の命の重みが平等だったとします。「まだ子供だから死なせたくない」「長く生きたから、孫の為なら死んでもイイ」、そんな人間の思いは、全ての世代の命の重みが平等である『ハイン』の前では無意味です。『ハイン』にすれば皆、平等な命な訳です。
 その平等な命という条件の元、200万人という命を狩る事で効率よく人間の数を減らす方法を考えれば・・・放っておいても10~20年後には死んでいく40代&50代よりも、既に子供を産み終えている20代&30代よりも、これから大人になり『人間』を増やしていく事になる0代&10代を間引く事が、苦渋の決断で同じ200万人間引くなら一番効率がイイ。人間には理解できないけど、神様が全てを平等な命と見ていれば、そういう視点もありえるんじゃないかな。
 勿論、そうであった場合。『ハイン』は子供を焼き尽くした事を酷い事とは思っていない筈です。世界と400万人の命を守る為、最も効率の良い200万人を間引いたと思っているんですから。いくら人間たちが抗議しようと、理解できなくて当然です。

 もしくは例によって「実は焼き殺した訳では無く、どこかへ子供達を避難させていただけだった」のに、「子供が居なくなった=『ハイン』が殺したに違いない!」と、筆者が思い込んだという可能性もある訳ですが・・・どうだろうなぁ。神様なりの考えがあったとしても、やっぱり子供を焼き尽くしすというのは過剰演出な気もするんですよね。実際に世界の神話でそういう神様がいたなら、アリかもしれませんが。

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